JPH10194183A - ケーブルガイドローラ付リアディレーラ - Google Patents
ケーブルガイドローラ付リアディレーラInfo
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- JPH10194183A JPH10194183A JP9359530A JP35953097A JPH10194183A JP H10194183 A JPH10194183 A JP H10194183A JP 9359530 A JP9359530 A JP 9359530A JP 35953097 A JP35953097 A JP 35953097A JP H10194183 A JPH10194183 A JP H10194183A
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- JP
- Japan
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- base member
- bicycle
- cable
- rear derailleur
- roller
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62M—RIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
- B62M9/00—Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like
- B62M9/04—Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio
- B62M9/06—Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio using a single chain, belt, or the like
- B62M9/10—Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio using a single chain, belt, or the like involving different-sized wheels, e.g. rear sprocket chain wheels selectively engaged by the chain, belt, or the like
- B62M9/12—Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio using a single chain, belt, or the like involving different-sized wheels, e.g. rear sprocket chain wheels selectively engaged by the chain, belt, or the like the chain, belt, or the like being laterally shiftable, e.g. using a rear derailleur
- B62M9/121—Rear derailleurs
- B62M9/127—Mounting or guiding of cables
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62M—RIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
- B62M25/00—Actuators for gearing speed-change mechanisms specially adapted for cycles
- B62M25/02—Actuators for gearing speed-change mechanisms specially adapted for cycles with mechanical transmitting systems, e.g. cables, levers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62M—RIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
- B62M9/00—Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like
- B62M9/16—Tensioning or adjusting equipment for chains, belts or the like
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Flexible Shafts (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
- Storing, Repeated Paying-Out, And Re-Storing Of Elongated Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ディレーラの操作におけるケーブルの向きの
影響を少なくする。 【解決手段】 自転車用リアディレーラは、自転車フレ
ームに固定されるベース部材と、チェーンガイドを支持
する移動可能部材と、ベース部材と移動可能部材とを互
いに相対移動可能となるように連結するリンク機構とを
備えている。ローラはベース部材に対して回転軸回りに
回転可能となるように連結されている。ローラは、コン
トロールケーブルのインナーケーブルをガイドするため
のケーブルガイド面を含んでいる。ケース支持部はコン
トロールケーブルのアウターケーシングを支持するため
に設けられており、揺動連結部は、ケース支持部が回転
軸から離れた位置にある揺動軸回りに回動可能となるよ
うに、ケース支持部をベース部材に支持している。
影響を少なくする。 【解決手段】 自転車用リアディレーラは、自転車フレ
ームに固定されるベース部材と、チェーンガイドを支持
する移動可能部材と、ベース部材と移動可能部材とを互
いに相対移動可能となるように連結するリンク機構とを
備えている。ローラはベース部材に対して回転軸回りに
回転可能となるように連結されている。ローラは、コン
トロールケーブルのインナーケーブルをガイドするため
のケーブルガイド面を含んでいる。ケース支持部はコン
トロールケーブルのアウターケーシングを支持するため
に設けられており、揺動連結部は、ケース支持部が回転
軸から離れた位置にある揺動軸回りに回動可能となるよ
うに、ケース支持部をベース部材に支持している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車用ディレー
ラ、特に、コントロールケーブルの向きを制御するため
のケーブルガイドローラを有する自転車用リアディレー
ラに関する。
ラ、特に、コントロールケーブルの向きを制御するため
のケーブルガイドローラを有する自転車用リアディレー
ラに関する。
【0002】
【従来の技術】図1は米国特許4,610,644に開
示された従来技術としてのリアディレーラの側面図であ
る。図1に示すように、ディレーラは自転車に取り付け
られる固定部材1に回転自在に装着されるベース部材2
と、移動可能部材5と、ベース部材2と移動可能部材5
とを互いに相対移動可能となるように連結する2つのリ
ンク部材3,4とを備えている。ガイドプーリ61とテ
ンションプーリ62とを有するチェーンガイド6は、移
動可能部材5に回転自在に連結され、チェーン17をス
プロケットクラスタSの複数のスプロケットに沿ってガ
イドする。第1ばね13は移動可能部材5とチェーンガ
イド6との間に配置され、チェーンガイド6を時計回り
方向に付勢する。第2ばね14は、ベース部材2と固定
部材1との間に配置され、ベース部材2を時計回り方向
に付勢する。
示された従来技術としてのリアディレーラの側面図であ
る。図1に示すように、ディレーラは自転車に取り付け
られる固定部材1に回転自在に装着されるベース部材2
と、移動可能部材5と、ベース部材2と移動可能部材5
とを互いに相対移動可能となるように連結する2つのリ
ンク部材3,4とを備えている。ガイドプーリ61とテ
ンションプーリ62とを有するチェーンガイド6は、移
動可能部材5に回転自在に連結され、チェーン17をス
プロケットクラスタSの複数のスプロケットに沿ってガ
イドする。第1ばね13は移動可能部材5とチェーンガ
イド6との間に配置され、チェーンガイド6を時計回り
方向に付勢する。第2ばね14は、ベース部材2と固定
部材1との間に配置され、ベース部材2を時計回り方向
に付勢する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ディレーラは、アウタ
ーケーシングO内を摺動するインナーケーブルWを有す
るコントロールケーブルCによって操作される。アウタ
ーケーシングOはベース部材2に対してケース支持部1
6によって支持されている。インナーケーブルWは移動
可能部材5に対してワイヤコネクタ15によって連結さ
れている。インナーケーブルWを引くと、移動可能部材
5がスプロケットクラスタS内で最大のスプロケットS
2 に向かって軸方向に移動する。インナーケーブルWを
緩めると、移動可能部材5がスプロケットクラスタS内
で最小のスプロケットS1 に向かって軸方向に移動す
る。このとき同時に、第1及び第2ばね13,14が互
いに釣り合うことで、ベース部材2と移動可能部材5の
位置を調整し、その結果ガイドプーリ61のスプロケッ
トクラスタSに対する半径方向位置を定める。この結
果、ベース部材2は通常Z方向に往復動作をする。
ーケーシングO内を摺動するインナーケーブルWを有す
るコントロールケーブルCによって操作される。アウタ
ーケーシングOはベース部材2に対してケース支持部1
6によって支持されている。インナーケーブルWは移動
可能部材5に対してワイヤコネクタ15によって連結さ
れている。インナーケーブルWを引くと、移動可能部材
5がスプロケットクラスタS内で最大のスプロケットS
2 に向かって軸方向に移動する。インナーケーブルWを
緩めると、移動可能部材5がスプロケットクラスタS内
で最小のスプロケットS1 に向かって軸方向に移動す
る。このとき同時に、第1及び第2ばね13,14が互
いに釣り合うことで、ベース部材2と移動可能部材5の
位置を調整し、その結果ガイドプーリ61のスプロケッ
トクラスタSに対する半径方向位置を定める。この結
果、ベース部材2は通常Z方向に往復動作をする。
【0004】コントロールケーブルCはベース部材2に
堅く固定されているため、さらにはコントロールケーブ
ルCは、通常はディレーラに取り付けられる前はおよそ
180°曲げられているため、ディレーラの動作中にベ
ース部材2の往復運動に抵抗を与える。このことはガイ
ドプーリ61を適切に位置決めするのに悪影響を与え
る。さらに、ベース部材2が時計回り方向に動くことに
よってしばしばコントロールケーブルの曲げがきつくな
ってしまい、この結果インナーケーブルWとアウターケ
ーシングOの内側面との間の摩擦が増え、ケーブルの効
率を減少させている。
堅く固定されているため、さらにはコントロールケーブ
ルCは、通常はディレーラに取り付けられる前はおよそ
180°曲げられているため、ディレーラの動作中にベ
ース部材2の往復運動に抵抗を与える。このことはガイ
ドプーリ61を適切に位置決めするのに悪影響を与え
る。さらに、ベース部材2が時計回り方向に動くことに
よってしばしばコントロールケーブルの曲げがきつくな
ってしまい、この結果インナーケーブルWとアウターケ
ーシングOの内側面との間の摩擦が増え、ケーブルの効
率を減少させている。
【0005】本発明の課題は、コントロールケーブルの
向きを制御することができ、さらにディレーラの操作に
おけるケーブルの向きの影響を少なくできるようにする
ことにある。
向きを制御することができ、さらにディレーラの操作に
おけるケーブルの向きの影響を少なくできるようにする
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る自転車用
リアディレーラは、自転車フレームに固定されるベース
部材と、チェーンガイドを支持するための移動可能部材
と、ベース部材を移動可能部材に対して相対移動可能と
なるように連結するリンク機構と、ローラと、ケース支
持部と、揺動連結部とを備えている。ローラは、回転軸
を中心に回転自在なようにベース部材に連結され、コン
トロールケーブルのインナーケーブルを支持するための
ケーブルガイド面を含んでいる。ケース支持部はコント
ロールケーブルのアウターケーシングを支持する。揺動
連結部は、回転軸から離れた揺動軸を中心にケース支持
部が揺動自在となるようにケース支持部をベース部材に
連結する。
リアディレーラは、自転車フレームに固定されるベース
部材と、チェーンガイドを支持するための移動可能部材
と、ベース部材を移動可能部材に対して相対移動可能と
なるように連結するリンク機構と、ローラと、ケース支
持部と、揺動連結部とを備えている。ローラは、回転軸
を中心に回転自在なようにベース部材に連結され、コン
トロールケーブルのインナーケーブルを支持するための
ケーブルガイド面を含んでいる。ケース支持部はコント
ロールケーブルのアウターケーシングを支持する。揺動
連結部は、回転軸から離れた揺動軸を中心にケース支持
部が揺動自在となるようにケース支持部をベース部材に
連結する。
【0007】ここでは、コントロールケーブルのアウタ
ーケーシングを支持するケース支持部がベース部材に揺
動自在に連結されているので、移動可能部材が移動して
もコントロールケーブルの曲げが強くなるのを防止で
き、コントロールケーブルの向きの影響を少なくでき
る。請求項2に係る自転車用リアディレーラは、請求項
1の装置において、揺動軸はローラの外周縁面に近接し
て配置されている。
ーケーシングを支持するケース支持部がベース部材に揺
動自在に連結されているので、移動可能部材が移動して
もコントロールケーブルの曲げが強くなるのを防止で
き、コントロールケーブルの向きの影響を少なくでき
る。請求項2に係る自転車用リアディレーラは、請求項
1の装置において、揺動軸はローラの外周縁面に近接し
て配置されている。
【0008】この場合は、ディレーラ操作によってコン
トロールケーブルの位置が変わっても、インナーケーブ
ルの巻き上げ、繰り出しの動作が少なくなり、動作が安
定する。請求項3に係る自転車用リアディレーラは、請
求項1又は2の装置において、ローラを実質的に内部に
閉じこめるローラハウジングをさらに備えているこの場
合は、ローラ及びインナーケーブルの汚れを抑えること
ができる。
トロールケーブルの位置が変わっても、インナーケーブ
ルの巻き上げ、繰り出しの動作が少なくなり、動作が安
定する。請求項3に係る自転車用リアディレーラは、請
求項1又は2の装置において、ローラを実質的に内部に
閉じこめるローラハウジングをさらに備えているこの場
合は、ローラ及びインナーケーブルの汚れを抑えること
ができる。
【0009】請求項4に係る自転車用リアディレーラ
は、請求項3の装置において、ハウジングは第1側面を
含んでいる。そして、ケース支持部は、ハウジングの第
1側面に沿って延びる第1脚部と、第1脚部に連結され
コントロールケーブルのアウターケーシングを支持する
ためのケース支持部材とを含んでいる。請求項5に係る
自転車用リアディレーラは、請求項4の装置において、
ハウジングは第2側面を含んでいる。そして、ケース支
持部はハウジングの第2側面に沿って延びケース支持部
材に連結された第2脚部を含んでいる。
は、請求項3の装置において、ハウジングは第1側面を
含んでいる。そして、ケース支持部は、ハウジングの第
1側面に沿って延びる第1脚部と、第1脚部に連結され
コントロールケーブルのアウターケーシングを支持する
ためのケース支持部材とを含んでいる。請求項5に係る
自転車用リアディレーラは、請求項4の装置において、
ハウジングは第2側面を含んでいる。そして、ケース支
持部はハウジングの第2側面に沿って延びケース支持部
材に連結された第2脚部を含んでいる。
【0010】請求項6に係る自転車用リアディレーラ
は、請求項5の装置において、第1脚部は第2脚部に対
してほぼ平行になっており、第1脚部と第2脚部は揺動
連結部に連結されている。請求項7に係る自転車用リア
ディレーラは、請求項3から6のいずれかの装置におい
て、ハウジングはインナーケーブルをその中に通して受
けるようになっているスロットを形成する上面をさらに
有している。
は、請求項5の装置において、第1脚部は第2脚部に対
してほぼ平行になっており、第1脚部と第2脚部は揺動
連結部に連結されている。請求項7に係る自転車用リア
ディレーラは、請求項3から6のいずれかの装置におい
て、ハウジングはインナーケーブルをその中に通して受
けるようになっているスロットを形成する上面をさらに
有している。
【0011】請求項8に係る自転車用リアディレーラ
は、請求項7の装置において、ハウジングの上面はアウ
ターケーシング支持部の動作範囲を制限するためのスト
ッパを含んでいる。請求項9に係る自転車用リアディレ
ーラは、請求項7の装置において、ハウジングの上面は
揺動軸を中心とした曲率半径を有する湾曲形状を有して
いる。
は、請求項7の装置において、ハウジングの上面はアウ
ターケーシング支持部の動作範囲を制限するためのスト
ッパを含んでいる。請求項9に係る自転車用リアディレ
ーラは、請求項7の装置において、ハウジングの上面は
揺動軸を中心とした曲率半径を有する湾曲形状を有して
いる。
【0012】請求項10に係る自転車用リアディレーラ
は、請求項9の装置において、曲率半径は一定である。
請求項11に係る自転車用リアディレーラは、請求項1
から10のいずれかの装置において、ローラをベース部
材に装着するための装着部材をさらに備えている。
は、請求項9の装置において、曲率半径は一定である。
請求項11に係る自転車用リアディレーラは、請求項1
から10のいずれかの装置において、ローラをベース部
材に装着するための装着部材をさらに備えている。
【0013】請求項12に係る自転車用リアディレーラ
は、請求項11の装置において、装着部材はベース部材
と一体の部材として形成されている。請求項13に係る
自転車用リアディレーラは、請求項11の装置におい
て、装着部材はベース部材に対して取り外し可能な連結
部材によって固定されている。請求項14に係る自転車
用リアディレーラは、請求項13の装置において、連結
部材はヒンジピンからなる。
は、請求項11の装置において、装着部材はベース部材
と一体の部材として形成されている。請求項13に係る
自転車用リアディレーラは、請求項11の装置におい
て、装着部材はベース部材に対して取り外し可能な連結
部材によって固定されている。請求項14に係る自転車
用リアディレーラは、請求項13の装置において、連結
部材はヒンジピンからなる。
【0014】請求項15に係る自転車用リアディレーラ
は、請求項13の装置において、ベース部材に固定され
コントロールケーブルのアウターケーシングを支持する
ための第2ケース支持部をさらに備えている。請求項1
6に係る自転車用リアディレーラは、自転車ディレーラ
のリンク機構に連結されるためのガイドローラ装置であ
って、リンク機構に連結される装着部材と、装着部材に
対して回転軸を中心に回転自在に連結されコントロール
ケーブルのインナーケーブルをガイドするためのケーブ
ルガイド面を含むローラと、コントロールケーブルのア
ウターケーシングを支持するためのケース支持部と、回
転軸から離れた揺動軸を中心にケース支持部が揺動自在
となるようにケース支持部を装着部材に揺動自在に支持
する揺動連結部とを備えている。
は、請求項13の装置において、ベース部材に固定され
コントロールケーブルのアウターケーシングを支持する
ための第2ケース支持部をさらに備えている。請求項1
6に係る自転車用リアディレーラは、自転車ディレーラ
のリンク機構に連結されるためのガイドローラ装置であ
って、リンク機構に連結される装着部材と、装着部材に
対して回転軸を中心に回転自在に連結されコントロール
ケーブルのインナーケーブルをガイドするためのケーブ
ルガイド面を含むローラと、コントロールケーブルのア
ウターケーシングを支持するためのケース支持部と、回
転軸から離れた揺動軸を中心にケース支持部が揺動自在
となるようにケース支持部を装着部材に揺動自在に支持
する揺動連結部とを備えている。
【0015】請求項17に係るガイドローラ装置は、請
求項16の装置において、装着部材は、第1側方部材
と、第2側方部材と、第1側方部材及び第2側方部材に
連結された底部材と、第1側方部材及び第2側方部材に
連結された上側部材とを有している。そして、第1側方
部材、第2側方部材、底部材及び上側部材はローラを実
質的に内部に閉じ込めている。
求項16の装置において、装着部材は、第1側方部材
と、第2側方部材と、第1側方部材及び第2側方部材に
連結された底部材と、第1側方部材及び第2側方部材に
連結された上側部材とを有している。そして、第1側方
部材、第2側方部材、底部材及び上側部材はローラを実
質的に内部に閉じ込めている。
【0016】ここでは、ローラ及びインナーケーブルが
汚れるのを抑えることができる。請求項18に係るガイ
ドローラ装置は、請求項16の装置において、装着部材
はサイド部材を有し、ローラはサイド部材に回転自在に
支持され、ケース支持部はサイド部材に揺動自在に支持
されている。請求項19に係るガイドローラ装置は、請
求項18の装置において、サイド部材は、ディレーラを
自転車に装着するためのベース部材と一体の部材であ
り、ベース部材は、ベース部材をリンク機構に連結する
ためのリンク連結部を含んでいる。
汚れるのを抑えることができる。請求項18に係るガイ
ドローラ装置は、請求項16の装置において、装着部材
はサイド部材を有し、ローラはサイド部材に回転自在に
支持され、ケース支持部はサイド部材に揺動自在に支持
されている。請求項19に係るガイドローラ装置は、請
求項18の装置において、サイド部材は、ディレーラを
自転車に装着するためのベース部材と一体の部材であ
り、ベース部材は、ベース部材をリンク機構に連結する
ためのリンク連結部を含んでいる。
【0017】請求項20に係るガイドローラ装置は、請
求項18の装置において、サイド部材は、サイド部材を
ディレーラのベース部材に対して連結するためのベース
部材連結部を含んでいる。請求項21に係るガイドロー
ラ装置は、請求項20の装置において、ベース部材連結
部はヒンジ部材からなる。
求項18の装置において、サイド部材は、サイド部材を
ディレーラのベース部材に対して連結するためのベース
部材連結部を含んでいる。請求項21に係るガイドロー
ラ装置は、請求項20の装置において、ベース部材連結
部はヒンジ部材からなる。
【0018】請求項22に係るガイドローラ装置は、請
求項21の装置において、ヒンジ部材をベース部材に連
結するためのヒンジピンをさらに備えている。請求項2
3に係るガイドローラ装置は、請求項16の装置におい
て、ローラを実質的に閉じ込めるローラハウジングをさ
らに備えている。請求項24に係るガイドローラ装置
は、自転車ディレーラのリンク機構に連結されるガイド
ローラ装置であって、リンク機構に連結される装着部材
と、ローラと、ケース支持部とを備えている。ローラ
は、コントロールケーブルのインナーケーブルをガイド
するためのケーブルガイド面が形成され、回転軸を中心
に回転自在となるように装着部材に連結されている。ケ
ース支持部は、コントロールケーブルのアウターケーシ
ングを支持するためのものであり、装着部材に相対移動
可能となるように連結されている。
求項21の装置において、ヒンジ部材をベース部材に連
結するためのヒンジピンをさらに備えている。請求項2
3に係るガイドローラ装置は、請求項16の装置におい
て、ローラを実質的に閉じ込めるローラハウジングをさ
らに備えている。請求項24に係るガイドローラ装置
は、自転車ディレーラのリンク機構に連結されるガイド
ローラ装置であって、リンク機構に連結される装着部材
と、ローラと、ケース支持部とを備えている。ローラ
は、コントロールケーブルのインナーケーブルをガイド
するためのケーブルガイド面が形成され、回転軸を中心
に回転自在となるように装着部材に連結されている。ケ
ース支持部は、コントロールケーブルのアウターケーシ
ングを支持するためのものであり、装着部材に相対移動
可能となるように連結されている。
【0019】
【発明の実施の形態】図2は本発明に係るリアディレー
ラの実施形態の側面図である。ディレーラは、下記に具
体的に述べる特徴を除いては、米国特許4,610,6
44に開示されたディレーラとほぼ同様の構成及び動作
を有している。したがって、米国特許4,610,64
4をここに参照文献として導入する。
ラの実施形態の側面図である。ディレーラは、下記に具
体的に述べる特徴を除いては、米国特許4,610,6
44に開示されたディレーラとほぼ同様の構成及び動作
を有している。したがって、米国特許4,610,64
4をここに参照文献として導入する。
【0020】図2に示すように、ディレーラは自転車の
固定部材1に回転自在に装着されるベース部材2' と、
移動可能部材5と、ベース部材2' に対して移動可能部
材5を相対移動可能になるように連結する2つのリンク
部材3,4とを備えている。ガイドプーリ61とテンシ
ョンプーリ62とを有するチェーンガイド6は、移動可
能部材5に対して相対回転自在に連結され、チェーン1
7をスプロケットクラスタSの複数のスプロケットに沿
ってガイドする。第1ばね13は、移動可能部材5とチ
ェーンガイド6との間に配置され、チェーンガイド6を
時計回り方向に付勢する。第2ばね14は、ベース部材
2' と固定部材1との間に配置され、ベース部材2' を
時計回り方向に付勢する。
固定部材1に回転自在に装着されるベース部材2' と、
移動可能部材5と、ベース部材2' に対して移動可能部
材5を相対移動可能になるように連結する2つのリンク
部材3,4とを備えている。ガイドプーリ61とテンシ
ョンプーリ62とを有するチェーンガイド6は、移動可
能部材5に対して相対回転自在に連結され、チェーン1
7をスプロケットクラスタSの複数のスプロケットに沿
ってガイドする。第1ばね13は、移動可能部材5とチ
ェーンガイド6との間に配置され、チェーンガイド6を
時計回り方向に付勢する。第2ばね14は、ベース部材
2' と固定部材1との間に配置され、ベース部材2' を
時計回り方向に付勢する。
【0021】ディレーラは、アウターケーシングO内を
摺動するインナーケーブルWを有するコントロールケー
ブルCによって操作される。アウターケーシングOはベ
ース部材2' に対してケース支持部100を介して支持
されている。インナーケーブルWは移動可能部材5に対
してワイヤコネクタ15によって連結されている。イン
ナーケーブルWを引くと、移動可能部材5がスプロケッ
トクラスタSでの最大のスプロケットS2 に向かって軸
方向に移動する。インナーケーブルWを緩めると、移動
可能部材5がスプロケットクラスタSでの最小のスプロ
ケットS1 に向かって軸方向に移動する。このとき同時
に、第1及び第2ばね13,14は互いにバランスを取
ることで、ベース部材2' と移動可能部材5との位置を
調整し、その結果ガイドプーリ61のスプロケットクラ
スタSに対する半径方向位置を定める。この結果、ベー
ス部材2' は通常Z方向へ往復動作する。
摺動するインナーケーブルWを有するコントロールケー
ブルCによって操作される。アウターケーシングOはベ
ース部材2' に対してケース支持部100を介して支持
されている。インナーケーブルWは移動可能部材5に対
してワイヤコネクタ15によって連結されている。イン
ナーケーブルWを引くと、移動可能部材5がスプロケッ
トクラスタSでの最大のスプロケットS2 に向かって軸
方向に移動する。インナーケーブルWを緩めると、移動
可能部材5がスプロケットクラスタSでの最小のスプロ
ケットS1 に向かって軸方向に移動する。このとき同時
に、第1及び第2ばね13,14は互いにバランスを取
ることで、ベース部材2' と移動可能部材5との位置を
調整し、その結果ガイドプーリ61のスプロケットクラ
スタSに対する半径方向位置を定める。この結果、ベー
ス部材2' は通常Z方向へ往復動作する。
【0022】図1に開示されたディレーラとは異なり、
ケース支持部100はベース部材2' に対して移動可能
に固定されている。具体的には、ケース支持部100は
ケース支持部材102(図3)を有しており、ケース支
持部材102は揺動軸Pを中心に揺動自在となるように
脚部104,108に連結されている。脚部104,1
08は互いに平行となるように揺動シャフト112に連
結されている。さらに、インナーケーブルWはケース支
持部材102からワイヤコネクタ15に対して直線状に
は延びておらず、その代わりにインナーケーブルWはガ
イドローラ120の表面116の周りにガイドされてい
る。ガイドローラ120はシャフト124(図2)によ
ってベース部材2' に対して回転軸Rを中心に回転自在
となるように支持されている。この実施形態では、表面
116はインナーケーブルWがその中で引かれる溝とし
て形成されている。
ケース支持部100はベース部材2' に対して移動可能
に固定されている。具体的には、ケース支持部100は
ケース支持部材102(図3)を有しており、ケース支
持部材102は揺動軸Pを中心に揺動自在となるように
脚部104,108に連結されている。脚部104,1
08は互いに平行となるように揺動シャフト112に連
結されている。さらに、インナーケーブルWはケース支
持部材102からワイヤコネクタ15に対して直線状に
は延びておらず、その代わりにインナーケーブルWはガ
イドローラ120の表面116の周りにガイドされてい
る。ガイドローラ120はシャフト124(図2)によ
ってベース部材2' に対して回転軸Rを中心に回転自在
となるように支持されている。この実施形態では、表面
116はインナーケーブルWがその中で引かれる溝とし
て形成されている。
【0023】ガイドローラ120及びインナーケーブル
Wが汚れるのを避けるために、ベース部材2' はガイド
ローラ120とケース支持部100とを装着するための
装着部材を含んでいる。装着部材の具体的な構造は、図
3に示すように、両側面130,134と、底面138
と、上面142とから構成され、ガイドローラ120を
実質的にその内部に閉じ込めるハウジングである。ケー
ス支持部100の脚部104,108はそれぞれ両側面
130,134に沿って延びている。上面142は、イ
ンナーケーブルWが図2に示すY方向に往復移動可能に
収容されるスロット150を有している。インナーケー
ブルWにおいて外部に露出する部分を一定かつ最小に保
つために、上面142は、揺動シャフト112の軸Pを
中心とする一定の曲率半径を有する湾曲面となってい
る。ストッパ160は、上面142の一端に配置され、
ケーブル支持部100の動作範囲を制限し、インナーケ
ーブルがスロット150の縁に擦れるのを防止してい
る。
Wが汚れるのを避けるために、ベース部材2' はガイド
ローラ120とケース支持部100とを装着するための
装着部材を含んでいる。装着部材の具体的な構造は、図
3に示すように、両側面130,134と、底面138
と、上面142とから構成され、ガイドローラ120を
実質的にその内部に閉じ込めるハウジングである。ケー
ス支持部100の脚部104,108はそれぞれ両側面
130,134に沿って延びている。上面142は、イ
ンナーケーブルWが図2に示すY方向に往復移動可能に
収容されるスロット150を有している。インナーケー
ブルWにおいて外部に露出する部分を一定かつ最小に保
つために、上面142は、揺動シャフト112の軸Pを
中心とする一定の曲率半径を有する湾曲面となってい
る。ストッパ160は、上面142の一端に配置され、
ケーブル支持部100の動作範囲を制限し、インナーケ
ーブルがスロット150の縁に擦れるのを防止してい
る。
【0024】ケース支持部100が揺動自在な構造とな
っているため、コントロールケーブルCは曲がりの度合
をより少なくすることができ、インナーケーブルWとア
ウターケーシングOとの間での摩擦を減らしている。さ
らに、ディレーラがスプロケットクラスタSに対して軸
方向に相対移動しベース部材2' がZ方向に往復移動す
るときに、ケース支持部100は揺動し、ベース部材
2' の往復動作に対する抵抗を最小にするようになって
いる。
っているため、コントロールケーブルCは曲がりの度合
をより少なくすることができ、インナーケーブルWとア
ウターケーシングOとの間での摩擦を減らしている。さ
らに、ディレーラがスプロケットクラスタSに対して軸
方向に相対移動しベース部材2' がZ方向に往復移動す
るときに、ケース支持部100は揺動し、ベース部材
2' の往復動作に対する抵抗を最小にするようになって
いる。
【0025】図4及び図5により具体的に示すように、
ケース支持部100の揺動軸Pは、ガイドローラ120
の回転軸Rから間隔をあけて配置されており、この実施
形態では、ガイドローラ120の外周縁面154に近接
し又は位置が一致するように配置されている。この位置
関係は、インナーケーブルWがアウターケーシングOに
対してスムーズな方向に導出されるのを確実にしてい
る。実際、揺動軸Pがガイドローラ120の外周縁面1
54に一致するように配置されているときは、インナー
ケーブルWは少しも曲がることなくアウターケーシング
Oから導出される。この位置関係はケース支持部100
の動作範囲全体にわたって維持される。
ケース支持部100の揺動軸Pは、ガイドローラ120
の回転軸Rから間隔をあけて配置されており、この実施
形態では、ガイドローラ120の外周縁面154に近接
し又は位置が一致するように配置されている。この位置
関係は、インナーケーブルWがアウターケーシングOに
対してスムーズな方向に導出されるのを確実にしてい
る。実際、揺動軸Pがガイドローラ120の外周縁面1
54に一致するように配置されているときは、インナー
ケーブルWは少しも曲がることなくアウターケーシング
Oから導出される。この位置関係はケース支持部100
の動作範囲全体にわたって維持される。
【0026】ケース支持部100の揺動軸Pをガイドロ
ーラ120の回転軸Rから離すことのさらに別の重要な
利点を述べる。この利点は、揺動軸Pが上述した位置に
あるときに特に重要であり、図6を参照して容易に理解
され得る。図6はケース支持部がガイドローラの回転軸
Rを中心に一定の半径rで揺動する場合のコントロール
ケーブルCの向きを示す概略図である。実際のケース支
持部は図面を明瞭にするために省略されている。
ーラ120の回転軸Rから離すことのさらに別の重要な
利点を述べる。この利点は、揺動軸Pが上述した位置に
あるときに特に重要であり、図6を参照して容易に理解
され得る。図6はケース支持部がガイドローラの回転軸
Rを中心に一定の半径rで揺動する場合のコントロール
ケーブルCの向きを示す概略図である。実際のケース支
持部は図面を明瞭にするために省略されている。
【0027】チェーン17がスプロケットクラスタSに
おけるスプロケットの1つたとえばスプロケットS1 に
係合している場合を考える。このとき、ばね13,14
は互いに対してバランスを取っており、ガイドプーリ6
1をスプロケットS1 に対して適切な位置に配置する。
ケース支持部はコントロールケーブルCを位置1に示す
ように向かせる。この位置において、インナーケーブル
WはコントロールケーブルCの出口位置Eからケーブル
ガイドローラの接触位置Aに向かって距離l(1)分延
びている。自転車に乗っている人がチェーンをスプロケ
ットS1 にかけた状態を保ち、しかもチェーンをより小
さなフロントチェーンホイール(図示されていない)に
切り替えることにした場合を考えてみる。自転車に乗っ
ている人がより小さなチェーンホイールにシフトした後
は、チェーン17はより多くの部分がディレーラによっ
て巻き上げられる必要がある。この動作は、ベース部材
2とチェーンガイド6との時計回り方向の動作の組み合
わせによって達成される。これらの動作の結果、ばね1
3,14は互いに対してバランスを取り、ケース支持部
はコントロールケーブルCを位置2に示すように向かせ
る。この位置において、インナーケーブルWはコントロ
ールケーブルCの出口位置Eからケーブルガイドローラ
における接触位置Bに向かって距離l(2)分延びてい
る。
おけるスプロケットの1つたとえばスプロケットS1 に
係合している場合を考える。このとき、ばね13,14
は互いに対してバランスを取っており、ガイドプーリ6
1をスプロケットS1 に対して適切な位置に配置する。
ケース支持部はコントロールケーブルCを位置1に示す
ように向かせる。この位置において、インナーケーブル
WはコントロールケーブルCの出口位置Eからケーブル
ガイドローラの接触位置Aに向かって距離l(1)分延
びている。自転車に乗っている人がチェーンをスプロケ
ットS1 にかけた状態を保ち、しかもチェーンをより小
さなフロントチェーンホイール(図示されていない)に
切り替えることにした場合を考えてみる。自転車に乗っ
ている人がより小さなチェーンホイールにシフトした後
は、チェーン17はより多くの部分がディレーラによっ
て巻き上げられる必要がある。この動作は、ベース部材
2とチェーンガイド6との時計回り方向の動作の組み合
わせによって達成される。これらの動作の結果、ばね1
3,14は互いに対してバランスを取り、ケース支持部
はコントロールケーブルCを位置2に示すように向かせ
る。この位置において、インナーケーブルWはコントロ
ールケーブルCの出口位置Eからケーブルガイドローラ
における接触位置Bに向かって距離l(2)分延びてい
る。
【0028】インナーケーブルWはガイドローラに対し
て接線方向に延びているため、距離l(1)は距離l
(2)と等しい(l(1)=l(2))。しかし、イン
ナーケーブルWの長さはガイドローラ上の固定点に対し
て一定ではない。たとえば、インナーケーブルWの位置
1における出口位置Eから位置Bまでの長さは、距離l
(1)にケーブルガイドローラの外周縁周りの距離Lを
加えたものに等しい。それに対して、位置2におけるイ
ンナーケーブルWの出口位置Eから位置Bまでの距離は
距離l(2)のみである。このように、インナーケーブ
ルWの長さLは、コントロールケーブルCが位置1から
位置2まで移動する間に巻き上げられる必要がある。長
さLはチェーンホイールとスプロケットクラスタSにお
いて選択されたスプロケットのサイズとによって異なる
ため、ばね13,14は常には正しくバランスされるわ
けではない。しかし、本発明においては、ケース支持部
100の揺動軸Pはガイドローラ120の回転軸Rから
離れたところに位置している。このため、距離Lが短く
なり、ばね13,14のバランスを予想できる範囲に収
めることができる。ケース支持部100の揺動軸Pはガ
イドローラ120の外周縁面154に近接し又は位置が
一致しているとき、長さLを全くなくすことができる。
これは、ケーブルが位置1から位置2に移動するときに
出口位置Eがケーブルガイドローラから離れる方向に移
動し、距離l(2)が距離l(1)に長さLを加えたも
のと等しくなる(l(1)+L=l(2))ことによっ
て可能である。
て接線方向に延びているため、距離l(1)は距離l
(2)と等しい(l(1)=l(2))。しかし、イン
ナーケーブルWの長さはガイドローラ上の固定点に対し
て一定ではない。たとえば、インナーケーブルWの位置
1における出口位置Eから位置Bまでの長さは、距離l
(1)にケーブルガイドローラの外周縁周りの距離Lを
加えたものに等しい。それに対して、位置2におけるイ
ンナーケーブルWの出口位置Eから位置Bまでの距離は
距離l(2)のみである。このように、インナーケーブ
ルWの長さLは、コントロールケーブルCが位置1から
位置2まで移動する間に巻き上げられる必要がある。長
さLはチェーンホイールとスプロケットクラスタSにお
いて選択されたスプロケットのサイズとによって異なる
ため、ばね13,14は常には正しくバランスされるわ
けではない。しかし、本発明においては、ケース支持部
100の揺動軸Pはガイドローラ120の回転軸Rから
離れたところに位置している。このため、距離Lが短く
なり、ばね13,14のバランスを予想できる範囲に収
めることができる。ケース支持部100の揺動軸Pはガ
イドローラ120の外周縁面154に近接し又は位置が
一致しているとき、長さLを全くなくすことができる。
これは、ケーブルが位置1から位置2に移動するときに
出口位置Eがケーブルガイドローラから離れる方向に移
動し、距離l(2)が距離l(1)に長さLを加えたも
のと等しくなる(l(1)+L=l(2))ことによっ
て可能である。
【0029】図7は本発明に係るリアディレーラの他の
実施形態の側面図である。この実施形態では、ガイドロ
ーラ220は露出した状態でベース部材2" に対して装
着されている。図7,8及び9に示すように、装着部材
は、サイドプレート230の形態であり、ベース部材
2" に対してヒンジピン232によって揺動可能に連結
されている。他のサイドプレート234はヒンジプレー
ト230に対して連結ピン233によって連結されてい
る。連結ピン233はガイドローラ220を回転自在に
支持している。図2に示す実施形態と同様に、ケース支
持部200は脚部204,208に連結されたケース支
持部材202を備えている。脚部204はサイドプレー
ト230に対してリベット244によって揺動自在に固
定されている。脚部208はサイドプレート234に対
してリベット248によって揺動自在に固定されてい
る。その結果、ケース支持部200はガイドローラ22
0の回転軸Rから間隔をあけて配置された揺動軸Pを中
心に揺動自在となっている。さらに、この実施形態で
は、揺動軸Pはローラ220の外周縁面254に対して
近接し又は一致した位置にある。この実施形態では、図
2に示す実施形態と同様の動作を行う。
実施形態の側面図である。この実施形態では、ガイドロ
ーラ220は露出した状態でベース部材2" に対して装
着されている。図7,8及び9に示すように、装着部材
は、サイドプレート230の形態であり、ベース部材
2" に対してヒンジピン232によって揺動可能に連結
されている。他のサイドプレート234はヒンジプレー
ト230に対して連結ピン233によって連結されてい
る。連結ピン233はガイドローラ220を回転自在に
支持している。図2に示す実施形態と同様に、ケース支
持部200は脚部204,208に連結されたケース支
持部材202を備えている。脚部204はサイドプレー
ト230に対してリベット244によって揺動自在に固
定されている。脚部208はサイドプレート234に対
してリベット248によって揺動自在に固定されてい
る。その結果、ケース支持部200はガイドローラ22
0の回転軸Rから間隔をあけて配置された揺動軸Pを中
心に揺動自在となっている。さらに、この実施形態で
は、揺動軸Pはローラ220の外周縁面254に対して
近接し又は一致した位置にある。この実施形態では、図
2に示す実施形態と同様の動作を行う。
【0030】ガイドローラ220が露出しているため、
ガイドローラに対して泥等の汚れが付着して盛り上がる
おそれがある。このような盛り上がりの影響を最小限に
するために、ガイドローラ220は図10,11に示す
ように構成されている。これらの図に示すように、ガイ
ドローラ220は、環状のベース部材250と、ベース
部材250の軸方向片側(すなわち図11の右側)から
半径方向外側に延びる複数のローラ歯260と、ベース
部材250の反対の軸方向片側(すなわち図11の左
側)から半径方向外側に延びる複数のローラ歯270と
を備えている。図10に示すように、側方から見ると複
数のローラ歯260は複数のローラ歯270と交互に配
置されている。図11に示すように、各ローラ歯260
は、傾斜した上側の内面262と、湾曲部264を有す
る中間サイド面263と、下側サイド面265とを含ん
でいる。同様に、各ローラ歯270は、傾斜した上側内
面272と、湾曲部274を有する中間サイド面273
と、下側サイド面275とを含んでいる。湾曲部26
4,274はインナーケーブルWの形状に沿って湾曲し
ており、そこでは湾曲部264,274はインナーケー
ブルWを誘導するための面を交互に形成している。
ガイドローラに対して泥等の汚れが付着して盛り上がる
おそれがある。このような盛り上がりの影響を最小限に
するために、ガイドローラ220は図10,11に示す
ように構成されている。これらの図に示すように、ガイ
ドローラ220は、環状のベース部材250と、ベース
部材250の軸方向片側(すなわち図11の右側)から
半径方向外側に延びる複数のローラ歯260と、ベース
部材250の反対の軸方向片側(すなわち図11の左
側)から半径方向外側に延びる複数のローラ歯270と
を備えている。図10に示すように、側方から見ると複
数のローラ歯260は複数のローラ歯270と交互に配
置されている。図11に示すように、各ローラ歯260
は、傾斜した上側の内面262と、湾曲部264を有す
る中間サイド面263と、下側サイド面265とを含ん
でいる。同様に、各ローラ歯270は、傾斜した上側内
面272と、湾曲部274を有する中間サイド面273
と、下側サイド面275とを含んでいる。湾曲部26
4,274はインナーケーブルWの形状に沿って湾曲し
ており、そこでは湾曲部264,274はインナーケー
ブルWを誘導するための面を交互に形成している。
【0031】ガイドローラ220が泥や水等の汚れにさ
らされたときは、インナーケーブルWが汚れを下側サイ
ド面265,275に向かって押し下げる。このため汚
れはガイドローラ220の露出側から排出され、ディレ
ーラの操作に大きな悪影響を与えることはない。サイド
プレート230におけるヒンジ構造によって、ローラ装
置はディレーラがショックを受けたとき(たとえば自転
車が倒れたとき)に揺動できるようになっている。しか
し、ヒンジピン232を取り除きさらにローラ装置全体
を取り除くことによって、ガイドローラ220は全体を
取り外せられることが好ましい。この場合は、ベース部
材2" に固定された又は一体の部材として形成されてい
るケース支持部材16' に対してコントロールケーブル
CのアウターケーシングOを挿入でき、その結果ディレ
ーラは図1に示す先行技術のディレーラと同様の動作を
行う。
らされたときは、インナーケーブルWが汚れを下側サイ
ド面265,275に向かって押し下げる。このため汚
れはガイドローラ220の露出側から排出され、ディレ
ーラの操作に大きな悪影響を与えることはない。サイド
プレート230におけるヒンジ構造によって、ローラ装
置はディレーラがショックを受けたとき(たとえば自転
車が倒れたとき)に揺動できるようになっている。しか
し、ヒンジピン232を取り除きさらにローラ装置全体
を取り除くことによって、ガイドローラ220は全体を
取り外せられることが好ましい。この場合は、ベース部
材2" に固定された又は一体の部材として形成されてい
るケース支持部材16' に対してコントロールケーブル
CのアウターケーシングOを挿入でき、その結果ディレ
ーラは図1に示す先行技術のディレーラと同様の動作を
行う。
【0032】上述したのは本発明に係る様々な実施形態
の説明であり、本発明の思想及び範囲から逸脱すること
なくさらに変形を加えることが可能である。たとえば、
様々な部材のサイズ、形状及び向き等は特定の用途に好
ましいように変更可能である。たとえば図2及び図7に
それぞれ示すように、ワイヤコネクタ15,15' は異
なる位置にある。望ましい場合には、サイドプレート2
30はベース部材2"と一体の部材として形成してもよ
い。図7に示す実施形態においてディレーラが過酷な環
境で用いられることのない場合は通常のローラを使用し
てもよい。図7に示す実施形態においてさらに保護する
ために、図3に示すハウジングHに類似のハウジング又
は他のカバーを設けてもよい。両実施形態におけるケー
ス支持部の揺動連結部は図2の上面142のような表面
に沿って摺動するケース支持部材と代えてもよい。この
ように、本発明の範囲は上述の特定の構造には限定され
ない。その代わりに、本発明の真の技術的範囲は特許請
求の範囲によって決定されるべきものである。
の説明であり、本発明の思想及び範囲から逸脱すること
なくさらに変形を加えることが可能である。たとえば、
様々な部材のサイズ、形状及び向き等は特定の用途に好
ましいように変更可能である。たとえば図2及び図7に
それぞれ示すように、ワイヤコネクタ15,15' は異
なる位置にある。望ましい場合には、サイドプレート2
30はベース部材2"と一体の部材として形成してもよ
い。図7に示す実施形態においてディレーラが過酷な環
境で用いられることのない場合は通常のローラを使用し
てもよい。図7に示す実施形態においてさらに保護する
ために、図3に示すハウジングHに類似のハウジング又
は他のカバーを設けてもよい。両実施形態におけるケー
ス支持部の揺動連結部は図2の上面142のような表面
に沿って摺動するケース支持部材と代えてもよい。この
ように、本発明の範囲は上述の特定の構造には限定され
ない。その代わりに、本発明の真の技術的範囲は特許請
求の範囲によって決定されるべきものである。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明では、ベース部材に
対してケース支持部を揺動自在とし、このケース支持部
でコントロールケーブルのアウターケーシングを支持す
るので、ディレーラ操作時のコントロールケーブルの向
きの影響を少なくできる。
対してケース支持部を揺動自在とし、このケース支持部
でコントロールケーブルのアウターケーシングを支持す
るので、ディレーラ操作時のコントロールケーブルの向
きの影響を少なくできる。
【図1】先行技術のディレーラの側面図。
【図2】本発明に係るリアディレーラの一実施形態の側
面図。
面図。
【図3】図2のIII −III から見た図。
【図4】図2に示すケーブルケース支持部の動作を詳細
に示す図。
に示す図。
【図5】図2に示すケーブルケース支持部の動作を詳細
に示す図。
に示す図。
【図6】ガイドローラの回転軸回りに揺動するケーブル
ケース支持部の動作を詳細に示す図。
ケース支持部の動作を詳細に示す図。
【図7】本発明に係るリアディレーラの他の実施形態の
側面図。
側面図。
【図8】図7に示すケーブル支持部材及びガイドローラ
の上面図。
の上面図。
【図9】図7に示すケーブル支持部材及びガイドローラ
の背面図。
の背面図。
【図10】図7に示すケーブルガイドローラの側面図。
【図11】図7に示すケーブルガイドローラのXI−XI断
面図。
面図。
1 固定部材 2' ,2'' ベース部材 3,4 リンク部材 5 移動可能部材 100,200 ケース支持部 104,108,204,208 脚部 120,220 ガイドローラ 130,134 側面 138 底面 142 上面 150 スロット 154,254 外周縁面 160 ストッパ 232 ヒンジピン 234 サイドプレート C コントロールケーブル O アウターケーシング P 揺動軸
Claims (24)
- 【請求項1】自転車フレームに固定されるベース部材
と、 チェーンガイドを支持するための移動可能部材と、 前記ベース部材を前記移動可能部材に対して相対移動可
能となるように連結するリンク機構と、 回転軸を中心に回転自在なように前記ベース部材に連結
され、コントロールケーブルのインナーケーブルを支持
するためのケーブルガイド面を含むローラと、 前記コントロールケーブルのアウターケーシングを支持
するためのケース支持部と、 前記回転軸から離れた揺動軸を中心に前記ケース支持部
が揺動自在となるように前記ケース支持部を前記ベース
部材に連結する揺動連結部と、を備えた自転車用リアデ
ィレーラ。 - 【請求項2】前記揺動軸は前記ローラの外周縁面に近接
して配置されている、請求項1に記載の自転車用リアデ
ィレーラ。 - 【請求項3】前記ローラを実質的に内部に閉じこめるロ
ーラハウジングをさらに備えている、請求項1又は2に
記載の自転車用リアディレーラ。 - 【請求項4】前記ハウジングは第1側面を含んでおり、 前記ケース支持部は、前記ハウジングの前記第1側面に
沿って延びる第1脚部と、前記第1脚部に連結され前記
コントロールケーブルの前記アウターケーシングを支持
するためのケース支持部材とを含んでいる、請求項3に
記載の自転車用リアディレーラ。 - 【請求項5】前記ハウジングは第2側面を含み、 前記ケース支持部は前記ハウジングの前記第2側面に沿
って延び前記ケース支持部材に連結された第2脚部を含
んでいる、請求項4に記載の自転車用リアディレーラ。 - 【請求項6】前記第1脚部は前記第2脚部に対してほぼ
平行になっており、前記第1脚部と前記第2脚部は前記
揺動連結部に連結されている、請求項5に記載の自転車
用リアディレーラ。 - 【請求項7】前記ハウジングは前記インナーケーブルを
その中に通して受けるようになっているスロットを形成
する上面をさらに有している、請求項3から6のいずれ
かに記載の自転車用リアディレーラ。 - 【請求項8】前記ハウジングの前記上面は前記アウター
ケーシング支持部の動作範囲を制限するためのストッパ
を含んでいる、請求項7に記載の自転車用リアディレー
ラ。 - 【請求項9】前記ハウジングの前記上面は前記揺動軸を
中心とした曲率半径を有する湾曲形状を有している、請
求項7に記載の自転車用リアディレーラ。 - 【請求項10】前記曲率半径は一定である、請求項9に
記載の自転車用リアディレーラ。 - 【請求項11】前記ローラを前記ベース部材に装着する
ための装着部材をさらに備えている、請求項1から10
のいずれかに記載の自転車用リアディレーラ。 - 【請求項12】前記装着部材は前記ベース部材と一体の
部材として形成されている、請求項11に記載の自転車
用リアディレーラ。 - 【請求項13】前記装着部材は前記ベース部材に対して
取り外し可能な連結部材によって固定されている、請求
項11に記載の自転車用リアディレーラ。 - 【請求項14】前記連結部材はヒンジピンからなる、請
求項13に記載の自転車用リアディレーラ。 - 【請求項15】前記ベース部材に固定され前記コントロ
ールケーブルの前記アウターケーシングを支持するため
の第2ケース支持部をさらに備えている、請求項13に
記載の自転車用リアディレーラ。 - 【請求項16】自転車ディレーラのリンク機構に連結さ
れるためのガイドローラ装置であって、 前記リンク機構に連結される装着部材と、 前記装着部材に対して回転軸を中心に回転自在に連結さ
れコントロールケーブルのインナーケーブルをガイドす
るためのケーブルガイド面を含むローラと、 前記コントロールケーブルのアウターケーシングを支持
するためのケース支持部と、 前記回転軸から離れた揺動軸を中心に前記ケース支持部
が揺動自在となるように前記ケース支持部を前記装着部
材に揺動自在に支持する揺動連結部と、を備えているガ
イドローラ装置。 - 【請求項17】前記装着部材は、第1側方部材と、第2
側方部材と、前記第1側方部材及び前記第2側方部材に
連結された底部材と、前記第1側方部材及び前記第2側
方部材に連結された上側部材とを有し、 前記第1側方部材、前記第2側方部材、前記底部材及び
前記上側部材は前記ローラを実質的に内部に閉じ込めて
いる、請求項16に記載のガイドローラ装置。 - 【請求項18】前記装着部材はサイド部材を有し、前記
ローラは前記サイド部材に回転自在に支持され、前記ケ
ース支持部は前記サイド部材に揺動自在に支持されてい
る、請求項16に記載のガイドローラ装置。 - 【請求項19】前記サイド部材は、前記ディレーラを前
記自転車に装着するためのベース部材と一体の部材であ
り、 前記ベース部材は、前記ベース部材を前記リンク機構に
連結するためのリンク連結部を含んでいる、請求項18
に記載のガイドローラ装置。 - 【請求項20】前記サイド部材は、前記サイド部材を前
記ディレーラのベース部材に対して連結するためのベー
ス部材連結部を含んでいる、請求項18に記載のガイド
ローラ装置。 - 【請求項21】前記ベース部材連結部はヒンジ部材から
なる、請求項20に記載のガイドローラ装置。 - 【請求項22】前記ヒンジ部材を前記ベース部材に連結
するためのヒンジピンをさらに備えている、請求項21
に記載のガイドローラ装置。 - 【請求項23】前記ローラを実質的に閉じ込めるローラ
ハウジングをさらに備えている、請求項16に記載のガ
イドローラ装置。 - 【請求項24】自転車ディレーラのリンク機構に連結さ
れるガイドローラ装置であって、 前記リンク機構に連結される装着部材と、 コントロールケーブルのインナーケーブルをガイドする
ためのケーブルガイド面が形成され、回転軸を中心に回
転自在となるように前記装着部材に連結されたローラ
と、 前記コントロールケーブルのアウターケーシングを支持
するためのものであり、前記装着部材に相対移動可能と
なるように連結されているケース支持部と、を備えたガ
イドローラ装置。
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