JPH10193860A - 綴じ具 - Google Patents

綴じ具

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JPH10193860A
JPH10193860A JP35927196A JP35927196A JPH10193860A JP H10193860 A JPH10193860 A JP H10193860A JP 35927196 A JP35927196 A JP 35927196A JP 35927196 A JP35927196 A JP 35927196A JP H10193860 A JPH10193860 A JP H10193860A
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中 莞 二 田
Yutaka Arai
井 裕 新
Hiroshi Nakano
野 浩 中
Hiromi Namikoshi
越 ひろみ 浪
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RIHITO RABU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガイド部が引っ掛かったりぶつかったりしに
くく、かつ、見栄えのよい綴じ具を提供する。 【解決手段】 綴じ具10は、被挟持物を挟持するため
の一対の挟持部材16a,16bを含む。一対の挟持部
材16a,16bの幅方向の一端側には接続部20が形
成され、他端側には挿入部22が形成される。挟持部材
16bの一端部には、枢着片24が一体に形成される。
また、挟持具10は、被挟持物を挿入部22へ導入し易
くするためのガイド部材14を含む。このガイド部材1
4は、被挟持物の表面に沿って揺動するよう挟持部材1
6aに係着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は、孔を開けずに用紙
等を挟持して綴じるファイルに用いられる綴じ具に関
し、特に、ファイル表紙に枢着された綴じ具を回動させ
て用紙等を挟持する綴じ具に関する。
【0002】
【従来の技術】図25は、本考案の背景となる従来の綴
じ具を用いたファイルを示す図解図である。図26は、
図25に示すファイルに用いられる従来の綴じ具の正面
図である。また、図27は、図25に示すファイルの組
み立て状態を示す図解図である。このファイルは、綴じ
具1を含む。綴じ具1は、用紙等の被挟持物を挟持する
ための一対の挟持部材2a,2bを含む。一対の挟持部
材2a,2bは、厚み方向に対向して配置される。一対
の挟持部材2a,2bの幅方向の一端側は、接続部材3
によって一体に接続される。一対の挟持部材2a,2b
および接続部材3は、弾性および可撓性を有するたとえ
ばプラスチックや金属などの材料で一体に成形される。
また、一対の挟持部材2a,2bの幅方向の他端側に
は、被挟持物を挿入するための挿入部4が形成される。
この挿入部4は、一対の挟持部材2a,2bの辺縁部
が、互いに対向してなるものである。挿入部4から一対
の挟持部材2a,2b内部へ被挟持物を挿入すると、一
対の挟持部材2a,2b間の間隔が押し広げられる。す
ると、一対の挟持部材2a,2bには元の状態に戻ろう
とする復元力が働き、被挟持物は一対の挟持部材2a,
2bの辺縁部によって厚み方向両側から挟持される。ま
た、一方の挟持部材2bの長手方向の一端部には枢着部
5が形成される。枢着部5は、図26および図27に示
すように、後述するファイル表紙7にハトメ5aによっ
て回動自在に枢着されるものである。
【0003】図26に示すように、一方の挟持部材2a
の幅方向他端側の枢着部5側の角部2cには、挿入部4
へ被挟持物を導入しやすくするためのガイド部6が挿入
部4と連なり形成される。この角部2cは、図25に二
点破線で示すように、ファイル表紙7に枢着された綴じ
具1を回動させた際に、最初にファイル表紙7と重なり
合う部分であり、この部分にガイド部6が無い場合に
は、綴じ具1を回動させた際に、一対の挟持部材2a,
2b間に被挟持物を導入しにくい。そのため、この角部
2cにガイド部6が形成される。
【0004】ガイド部6は、図26に示すように、厚み
方向に対向した他方の挟持部材2bとの間の間隔が、挿
入部4における一対の挟持部材2a,2b間の間隔より
も大きくなるように形成される。このようにガイド部6
を他方の挟持部材2bとの間に大きな間隔を有して形成
することにより、それらの間に用紙等の被挟持物を挟み
込みやすくなる。そして、引き続き、綴じ具1を回動さ
せ被挟持物を挿入部4から一対の挟持部材2a,2b間
に挿入することにより、容易に一対の挟持部材2a,2
b間に被挟持物を挿入することができる。
【0005】一方、従来のファイル表紙7は、図27に
示すように、第1の主面部材7aおよび第2の主面部材
7bを含む。第1の主面部材7aと第2の主面部材7b
とは、ヒンジ部8aを介して一体に形成される。さら
に、ファイル表紙7の中央部には、図27に示すよう
に、短冊状の挟持片7cが別のヒンジ部8bを介して第
1の主面部材7aと一体に形成される。挟持片7cは、
ヒンジ部8bで折り曲げられ、対向した第1の主面部材
7aとの間に用紙等の被挟持物を挟持するためのもので
ある。上述した綴じ具1は、枢着部5において、たとえ
ばハトメ5aによって第1の主面部材7aに対して回動
自在に枢着される。また、従来のファイル表紙7では、
綴じ具1で被挟持物を挟持するための通路として、図2
7に示すように、平面矩形の綴じ具通路9が形成されて
いる。綴じ具1は、図25に二点鎖線で示すように回動
され、綴じ具通路9を通って第1の主面部材7aと挟持
片7cとそれらに挟持された用紙とを一体に挟持する。
また、綴じ具1を上述と逆方向に回動させることによ
り、被挟持物の挟持を解除することができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の綴じ具1では、ガイド部6が固定的に設けられ
ているので、一対の挟持部材2a,2b間に被挟持物を
挟持した後も、ガイド部6が厚み方向に不必要に突き出
たままになる。そのため、この綴じ具を用いたファイル
を厚み方向に積み重ねにくく、使用時にガイド部が引っ
掛かったりぶつかったりしやすい。また、外観の見栄え
も悪い。
【0007】それゆえに、本発明の主たる目的は、ガイ
ド部が引っ掛かったりぶつかったりしにくく、かつ見栄
えのよい綴じ具を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる綴じ具
は、用紙等の被挟持物を挟持するための一対の挟持部材
と、一対の挟持部材間に被挟持物を挿入するための挿入
部と、一対の挟持部材の挿入部と対向する側に形成さ
れ、一対の挟持部材を一体に接続するための接続部と、
一対の挟持部材をファイル表紙に回動自在に枢着するた
めの枢着部と、一対の挟持部材を枢着部を中心として回
動させた際に被挟持物が挿入部へ最初に挿入されてくる
部分に設けられ、被挟持物を挿入部へ導入し易くするた
めのガイド部材とを含む綴じ具であって、ガイド部材
は、挟持部材に揺動可能に係着されたことを特徴とす
る、綴じ具である。本発明の綴じ具では、ガイド部材の
案内に従い被挟持物を挿入部へ導入して一対の挟持部材
間に被挟持物を挿入して挟持させる。すると、ガイド部
材は揺動し、被挟持物の表面に沿い、従前のようには突
き出なくなる。その結果、この綴じ具を用いれば、ファ
イルの使用時に、ガイド部が引っ掛かったりぶつかった
りしにくい。また、見栄えもよくなる。
【0009】また、本発明にかかる綴じ具は、ガイド部
材は、一方の挟持部材に係着されて揺動の支点となるべ
き係着部を一方主面に有し、他方主面が他方の挟持部材
に対向して配置され、かつ挿入部へ挿入されてくる被挟
持物の表面と接触するよう形成された基板と、対向する
他方の挟持部材との間隔が挿入部における一対の挟持部
材間の間隔よりも広くなるよう基板の一端から延び出し
形成され、挿入部へ被挟持物を導入し易くするためのガ
イド片と、基板のガイド片と反対側に形成され、係着部
を支点とした際に基板のガイド片側よりも当該反対側を
重くするための錘部とを含むことが好ましい。この場合
には、被挟持物を一対の挟持部材間に挿入する前には、
挟持部材に係着されたガイド部材は、係着部を支点とし
て錘部側が下方へ垂れ下がる。そのため、一対の挟持部
材を略水平に載置した際には、ガイド部材は、ガイド片
側が水平面に対して斜め上方に延びて跳ね上がった状態
となる。すると、ガイド片と対向した挟持部材との間の
間隔がより広くなり、被挟持物を挿入部から一対の挟持
部材間に挿入しやすくなる。被挟持物を一対の挟持部材
間に挿入する際には、ガイド片の挟持部材と対向した面
に被挟持物を沿わせて挿入部へ被挟持物を導入すること
ができる。ガイド部材は、挟持部材に対して揺動可能に
係着されているので、一対の挟持部材間に被挟持物が挿
入されると、被挟持物の厚みによって錘部側が押し上げ
られる。その結果、ガイド部材は、係着部を支点として
揺動し、基板が被挟持物の主面に沿って略平行になり、
ガイド片の延び出る方向も水平方向に近づく。つまり、
一対の挟持部材間に被挟持物を挿入するだけで、同時に
ガイド部材を揺動させることができる。そして、被挟持
物の主面が、ガイド部材の基板の他方主面に接触する。
したがって、被挟持物は、ガイド部材の基板と対向した
挟持部材との間でも挟持される。その後、この綴じ具か
ら被挟持物を取り出すと、ガイド部材を押し上げるもの
が無くなるので、ガイド部材は上述と逆方向に揺動し、
錘部側が下方へ垂れ下がり、ガイド片が斜め上方へ跳ね
上がった状態に戻る。
【0010】また、本発明にかかる綴じ具は、ガイド部
材の基板は、一対の挟持部材間に配置されて一方の挟持
部材に揺動可能に係着され、当該挟持部材の錘部と対向
する位置には、錘部を収納するための凹部が形成される
ことが好ましい。この場合には、一対の挟持部材間に被
挟持物を挿入した際に、一対の挟持部材によってガイド
部材の基板と被挟持物とが一体に挟持され、ガイド部材
の基板と対向した挟持部材とによる被挟持物の挟持がよ
りしっかりとなされる。しかも、挟持部材の錘部と対向
した位置には錘部が収納される凹部が形成されるので、
ガイド部材の基板が揺動しても錘部が挟持部材とぶつか
らない。そのため、ガイド部材が、被挟持物の挟持後
は、ガイド部材が被挟持物の主面に沿いやすくなり、上
述の作用が得られやすい。
【0011】さらに、本発明にかかる綴じ具は、一方の
挟持部材の係着部と対向する位置には、係着部を揺動可
能に係着させるための係着受け部が形成され、他方の挟
持部材の基板と対向する位置には、当該挟持部材の外側
から内部の基板を一方の挟持部材へ向かって押圧して係
着部を係着受け部に嵌合させるための通路となる貫通孔
が形成されることが好ましい。本発明にかかる綴じ具を
製造する際には、一対の挟持部材とガイド部材とが別々
に準備される。ガイド部材は、一対の挟持部材の間に入
れられる。そして、挟持部材の外側から貫通孔を通じて
内側のガイド部材を対向する挟持部材方向へ押圧するこ
とにより、ガイド部材の係着部を挟持部材の係着受け部
に嵌合させる。他方の挟持部材に貫通孔が無い場合に
は、この作業を行いにくいが、上述のように貫通孔を形
成することにより、ガイド部材を挟持部材に係着させる
作業が容易になり、綴じ具の製造が容易になる。
【0012】また、本発明にかかる綴じ具は、一方の挟
持部材に、被挟持物を一対の挟持部材間から抜け出しに
くくするための突出片が、厚み方向に対向した他方の挟
持部材へ向かって突き出し形成されてもよい。このよう
に突出片を形成することにより、被挟持物を一対の挟持
部材間に挟持した際に、突出片が被挟持物に突き立つよ
うな状態になり、綴じ具から被挟持物が勝手に抜け出に
くくなる。また、突出片をファイル表紙に係着させるこ
とにより、一対の挟持部材が不用意に回動することが防
止される。
【0013】本発明の上述の目的,その他の目的,特徴
および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施の
形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明にかかる綴じ具の
一例を示す平面図である。図2は、図1の線A−Aにお
ける断面図である。この綴じ具10は、被挟持物を挟持
するための綴じ具本体12と、被挟持物を綴じ具本体1
2へ案内するためのガイド部材14とを含む。ガイド部
材14は、綴じ具本体12の枢着部側の角部12aに配
置されるものである。
【0015】まず、図3ないし図9を参照しながら、綴
じ具本体12について説明する。綴じ具本体12は、用
紙等の被挟持物を挟持するための一対の挟持部材16
a,16bを含む。一対の挟持部材16a,16bは、
それぞれ短冊状に形成され、厚み方向に対向して配置さ
れる。挟持部材16aの長手方向一端側には、たとえば
挟持部材の長手方向に延びるリブ18aが、図6および
図8に示すように、表面から突き出し形成される。ま
た、挟持部材16aの長手方向他端側でかつ幅方向他端
側の角部12aは、後述するガイド片48を配置するた
めに、三角形状に切除される。挟持部材16bの長手方
向一端側のリブ18aと対応する位置には、凹部18b
が形成される。リブ18aおよび凹部18bは、使用者
が綴じ具10を回動させる際に、指先の滑り止めとな
る。なお、リブ18aおよび凹部18bの形状はこれに
限るものでないことはもちろんのことである。
【0016】一対の挟持部材16a,16bの幅方向の
一端側は、細長い矩形片状の接続部材20によって一体
に接続される。接続部材20は、図6および図8に示す
ように、挟持部材16bの主面に対して略垂直に延びる
よう形成されている。一対の挟持部材16a,16bお
よび接続部材20は、弾性および可撓性を有するたとえ
ばプラスチックや金属などの材料で一体に成形される。
実施例では、たとえばPOMで形成した。また、一方の
挟持部材16aの幅方向の他端側は、図6および図8に
示すように他方の挟持部材16bの幅方向の他端側に近
づくように延びる。しかも、一方の挟持部材16aは、
その幅方向に弓なりの緩やかなカーブで形成される。し
たがって、綴じ具本体12の断面形状は、図6および図
8から明らかなように、略三角形状に形成される。以
下、挟持部材16a側を綴じ具10の表面側とし、挟持
部材16b側を綴じ具10の裏面側として説明する。
【0017】一対の挟持部材16a,16bの幅方向の
他端側には、図6および図8に示すように、被挟持物を
挿入するための挿入部22が形成される。この挿入部2
2は、一対の挟持部材16a,16bの辺縁部が、互い
に対向してなるものである。挿入部22から一対の挟持
部材16a,16b内部へ被挟持物を挿入すると、一対
の挟持部材16a,16b間の間隔が押し広げられる。
すると、一対の挟持部材16a,16bには元の状態に
戻ろうとする復元力が働き、被挟持物は一対の挟持部材
16a,16bの辺縁部によって厚み方向両側から挟持
される。また、この綴じ具10では、被挟持物の挟持を
より確実なものにするため、一方の挟持部材16aの辺
縁部に図7および図9に示すように、たとえば3つの突
出片23aが形成される。突出片23aは、それぞれ他
方の挟持部材16bの辺縁部へ向かって突き出し形成さ
れる。また、他方の挟持部材16bの突出片23aに対
向する辺縁部には、突出片23aの先端部を収納するた
めの凹部23bが形成される。綴じ具本体12に被挟持
物を挟持した際には、一対の挟持部材16a,16bの
復元力により突出片23aは凹部23bへ向かって付勢
されるので、突出片23aの先端部が被挟持物の表面に
突き立ち、さらに凹部23bへ嵌まろうとする。そのた
め、被挟持物は、突出片23aと凹部23bとの間に噛
み込まれるようにして確実に挟持される。したがって、
この綴じ具10によって挟持れた被挟持物は、一対の挟
持部材16a,16b間から勝手に抜け出にくい。
【0018】また、綴じ具10の裏面側の挟持部材16
bの長手方向の一端部には、枢着片24が一体に形成さ
れる。枢着片24は、挟持部材16bの長手方向の一端
部から外側へ延び出すようにして形成される。そして、
枢着片24には、厚み方向に貫通して枢着部としての枢
着孔26が形成される。枢着孔26は、後述するファイ
ル表紙にハトメ止めするための孔である。また、枢着片
24の裏面側には、図4および図8に示すように、枢着
孔26と連通して、後述するハトメの頭部を収納するた
めのハトメ受け部28が形成されている。
【0019】さらに、綴じ具10の表面側の挟持部材1
6aの長手方向の一端部近傍には、図3に示すように、
斜めに延びる長孔状の係着孔30が、挟持部材16aを
厚み方向に貫通して形成される。係着孔30には、後述
するガイド部材を揺動可能に支持する係着受け部32が
形成される。この綴じ具10の係着受け部32は、図3
に示すように、係着孔30の中央部において、係着孔3
0の輪郭から内側へ突き出すようにして形成される。係
着受け部32は、後述するガイド部材の係着部46と対
応して形成される。なお、図3から明らかなように、係
着孔30の長さ方向の両端部には、係着受け部32は形
成されない。また、係着受け部32の断面形状は、図5
に示すように、挟持部材16aの厚み方向において、他
方の挟持部材16b側に行くにしたがい孔の内側へ突き
出す長さが長くなるように形成される。しかも、係着受
け部32の綴じ具10の表面側に露出した面は、円体を
下方から包むような曲面形状を有して形成される。これ
は図2に示すように、後述するガイド部材14の係着部
46が有する略円弧状の面を下方から受けるようにして
揺動可能に支持するためである。
【0020】また、綴じ具10の表面側の挟持部材16
aには、図3に示すように、上述した係着孔30と平行
に斜めに延びる長孔状の錘部収納孔34が、挟持部材1
6aを厚み方向に貫通して形成される。錘部収納孔34
は、図23および図24に示すように、後述するガイド
部材の揺動を妨げないようにするため後述する錘部を収
納する凹部としてのものである。したがって、錘部収納
孔34は、後述するガイド部材の錘部としての第2の突
起50に対向する位置に形成される。さらに、綴じ具1
0の裏面側の挟持部材16bには、図2,図4および図
5に示すように、たとえば表面側の係着孔30と対向す
る位置に、貫通孔36が挟持部材16bを厚み方向に貫
通して形成される。貫通孔36は、綴じ具10の製造時
に、係着孔30に対して係着させる作業を行いやすくす
るために、綴じ具本体12の外側から内側のガイド部材
14を、図13に示すように突き上げるための通路とな
るものである。
【0021】次に、図10ないし図12を参照しなが
ら、この綴じ具10のガイド部材14について説明す
る。ガイド部材14は、上述した挿入部22へ被挟持物
を導入しやすくするためのものである。ガイド部材14
は、図10に示すように平面台形の基板40を含む。基
板40の一方主面には、第1の突起42が形成される。
第1の突起42は、図11に示すように、基板40の一
方主面から突き出し形成される。第1の突起42の中央
部の両側には、図12に示すように、それぞれ基板40
の厚み方向に貫通した矩形長孔状の係着部成形用孔44
が形成される。また、係着部成形用孔44に連なる第1
の突起42の面は、図12に示すように断面略円弧状の
曲面を有して形成される。したがって、第1の突起42
の中央部の両側に曲面を有する凹部が形成され、この凹
部が係着受け部32の突出した部分を係着させるための
係着部46として機能する。言い換えれば、図10およ
び図12に示すように、第1の突起42の中央部のくび
れた部分が、係着部46となる。そして、係着部46
は、上述した挟持部材16aの係着受け部32によっ
て、基板40が揺動できるような遊びを有しつつ支持さ
れる。また、基板40の他方主面は、用紙等の被挟持物
の主面を押さえる押さえ面40aとして機能する。
【0022】また、基板40の一端部には、図10に示
すように、たとえば平面三角形状のガイド片48が一体
に形成される。このガイド片48は、ガイド部材14を
挟持部材16aに係着させたときに、挟持部材16aの
切除された部分を補完して、ガイド片48と挟持部材1
6aとを共に見たときに短冊形状が完成するような大き
さおよび形状に形成されている。ガイド片48は、正面
からみると、図11に示すように、弓なりに反り返って
形成される。そして、ガイド片48の他方主面側が、被
挟持物を当接させて案内するためのガイド面48aとし
て機能する。
【0023】基板40の他端側の一方主面には、図10
に示すように、第1の突起42と平行に、錘部としての
第2の突起50が形成される。第2の突起50の外形
は、第1の突起42と略同一形状に形成される。しか
し、第2の突起50は、係着部成形用孔44および係着
部46が形成されない分、第1の突起42よりも体積が
大きくなり重量が重くなる。したがって、ガイド部材1
4を挟持部材16aに係着した際に、基板40の一端側
よりも他端側の方が重くなる。そのため、ガイド部材1
4を挟持部材16aに揺動可能に係着した後、綴じ具本
体12を水平に載置すると、ガイド部材14は、係着部
46を支点として図2に実線の矢印で示す方向に揺動す
る。その結果、図2から明らかなように、ガイド片48
と対向した挟持部材16bとの間の間隔が大きくなる。
そのため、被挟持物をガイド面48aに沿わせて、一対
の挟持部材16a,16b間に導入しやすくなる。そし
て、被挟持物を一対の挟持部材16a、16b間に挿入
すると、被挟持物の主面が基板40の裏面の押さえ面4
0aに当接し、基板40を挟持部材16a方向に押し上
げる。すると、図2に一点鎖線で示すように、基板40
は揺動し、被挟持物の主面に沿って略平行になる。そし
て、被挟持物が、基板40の裏面の押さえ面40aと対
向した挟持部材16bとの間で挟持される。
【0024】次に、ガイド部材14を綴じ具本体12に
係着させる方法を図13を参照しながら説明する。ガイ
ド部材14は、図1に示す綴じ具本体12の角部12a
に配置される。基板40は、図13に示すように、一対
の挟持部材16a,16b間に配置される。ガイド片4
8は、一対の挟持部材16a,16b間から外側へ延び
出される。そして、第1の突起42が係着孔30に対向
し、第2の突起50が錘部収納孔34に対向するよう
に、ガイド部材14の位置が調整される。それから、押
圧棒Sを貫通孔36に挿入し、ガイド部材14の基板4
0を挟持部材16a方向へ突き上げる。挟持部材16a
は、上述したように、弾性および可撓性を有する材料で
形成されているので、第1の突起42が幅狭になった係
着受け部32間を押し広げつつ、係着孔30に嵌入され
る。同時に、第2の突起50は、錘部収納孔34に収納
される。そして、係着孔30の中央方向に突出した係着
受け部32を、第1の突起42の中央の係着部46に嵌
入させることにより、ガイド部材14は、図13に二点
鎖線で示すように、綴じ具本体12に係着される。ガイ
ド部材14は、係着受け部32に支持された係着部46
を支点として揺動することができる。
【0025】次に、図14を参照しながら、上述した綴
じ具10が取り付けられるファイル表紙について説明す
る。図14に示すファイル表紙60は、たとえば矩形の
基材シート62を含む。この基材シート62は、たとえ
ばポリプロピレン,ポリエチレン,ポリ塩化ビニルなど
の合成樹脂材料で形成される。実施例では透明ないし半
透明のポリプロピレンを用いて形成した。この基材シー
ト62は、主面部材64aおよび64bを含む。主面部
材64aと主面部材64bとは、基材シート62の中央
部のヒンジ部66を介して一体に形成される。このヒン
ジ部66は、互いに所定の間隔をおいて平行な2本の折
り目線からなる。このヒンジ部66は、基材シート62
を板状またはロール状の原材料から打ち抜く際に、同時
にプレス加工で形成されるものである。なお、このヒン
ジ部66は、折り目線を2本形成することに限らず、そ
れ以外の本数形成してもよいのはもちろんのことであ
る。また、たとえば折り目線を3本形成する場合には、
主面部材64a,64bを折り返しやすくするために、
3本の折り目線のうち中央のものを両側のものよりも強
くプレスして形成してもよい。
【0026】基材シート62の中央部には、主面部材6
4bを厚み方向に貫通して綴じ具10の通路となるべき
綴じ具通路68が形成される。この綴じ具通路68は、
たとえば綴じ具10の外形よりも少しだけ大きな平面矩
形状に形成される。綴じ具通路68の上端には、綴じ具
10のガイド部材14側の端部の通路となる略三角形状
の端部通路70が形成される。したがって、綴じ具通路
68と端部通路70とを一体として見れば、図14に示
すように台形状の貫通孔が形成されていることになる。
端部通路70は、主面部材64bおよび64aを図17
ないし図19に示すように展開した状態で、綴じ具10
を図20に示すように回動させた際に、綴じ具10のガ
イド部材14と幅方向に対向する角部12bが主面部材
64bにぶつからないようにして、主面部材64bの損
傷を防止するためのものである。なお、端部通路70の
形状は、この実施形態のものに限定されるものでない。
たとえば、端部通路70は、図15に示すように、綴じ
具通路68の上端の幅方向の主面部材64a側にのみ略
矩形状に形成してもよい。
【0027】綴じ具通路68には、用紙等の被挟持物の
幅方向一端側の中央部を、主面部材64aとの間に挟持
するための短冊状の挟持片72が配置される。この挟持
片72の大きさは、たとえば綴じ具通路68の大きさよ
りも少しだけ小さく形成される。挟持片72は、その幅
方向一端側が主面部材64aにヒンジ部74を介して一
体に接続される。ヒンジ部74は、図14に示すよう
に、上述したヒンジ部66よりも主面部材64a側より
に形成される。このとき、ヒンジ部66とヒンジ部74
との間隔は、綴じ具10の接続部材20の厚みとほぼ同
じに形成される。したがって、挟持片72をヒンジ部7
4で折り返し、主面部材64bをヒンジ部66で折り返
した際に、ヒンジ部74の背部とヒンジ部66の背部と
の間に綴じ具10の接続部材20の厚み分の段差が生じ
る。そのため、後述するように、綴じ具10で挟持片7
2を挟持しながら、主面部材64bをヒンジ部74で折
り返して主面部材64aと重ね合わせると、綴じ具10
の背部とファイル表紙60の背部とが一直線に配列され
る。したがって、見栄えが良い。
【0028】挟持片72には、図14に示すように、挟
持片72の長手方向に互いに所定の間隔をあけて配列さ
れた、たとえば3つの矩形の貫通孔76が形成される。
これらの貫通孔76は、後述する綴じ具10の3つの突
出片23aに対応して設けられる。これらの貫通孔76
は、突出片23aを係着させて、綴じ具10が不用意に
挟持片72からはずれてしまわないようにするためのも
のである。また、これらの貫通孔76は、綴じ具10の
突出片23aを挟持片72の厚み方向に挿通させて、被
挟持物に当接させ、被挟持物が一対の挟持部材16a,
16b間から勝手に抜け出しにくくするためのものでも
ある。
【0029】綴じ具通路68、端部通路70、挟持片7
2、および貫通孔76は、基材シート62を板状または
ロール状の原材料から打ち抜く際に、同時に、基材シー
ト62の中央部を所定形状に打ち抜いて形成される。こ
のとき同時にヒンジ部74がプレス加工により形成され
る。なお、上述の各ヒンジ部66および74は、従来か
らヒンジを形成するために行われているのと同様に、そ
れぞれ基材シート62の主面を断面略凹字形状に凹ませ
て形成されるものである。
【0030】また、主面部材64aには、図14に示す
ように、綴じ具10を回動自在に枢着させるための取付
孔78が形成される。取付孔78は、枢着されるべき綴
じ具10の枢着孔26に対応して形成される。一方、主
面部材64bには、取付孔78に対応してハトメ作業孔
80が形成される。ハトメ作業孔80は、図16に示す
ように、主面部材64bと主面部材64aとを重ね合わ
せた際に、主面部材64bの表面側から裏面側の主面部
材64aに形成された取付孔78に対してハトメ82を
取り付けることができるようにするためのものである。
【0031】次に、図16を参照して、上述の綴じ具1
0およびファイル表紙60を用いたファイル100につ
いて説明する。このファイル100を組み立てる際に
は、ファイル表紙60の主面部材64bをヒンジ部66
で折り返して主面部材64aと重ね合わせる。次に、挟
持具10の枢着孔26をファイル表紙60の取付孔78
に重ね合わせる。そして、主面部材64bの表面側から
ハトメ作業孔80を通って枢着部材としてのハトメ82
を裏面側の主面部材64aの取付孔78および綴じ具1
0の枢着孔28に挿通させる。さらに、ハトメ82をか
しめて、そのかしめられた頭部を綴じ具10のハトメ受
け部28に着座させる。こうして、綴じ具10は、回動
可能にファイル表紙60に取り付けらえる。この実施形
態のファイル100では、ハトメ作業孔80が取付孔7
8と対応する位置に形成されているので、綴じ具10を
ファイル表紙60に回動可能にハトメ止めする作業を主
面部材64bと主面部材64aとを重ね合わせたままで
行うことができる。したがって、綴じ具10の位置合わ
せや、ハトメ止めの自動化等が容易になり、ファイル組
み立て作業の効率を従来よりも向上させることができ
る。
【0032】次に、図17ないし図24を参照しなが
ら、図16に示したファイル100の使用状態を説明す
る。ファイル100に用紙Pを綴じ込む際には、まず、
図17に示すように、挟持片72と主面部材64aとの
間に用紙Pが挟み込まれる。なお、この実施形態では、
挟持片72と主面部材64aと用紙Pとが一体として、
綴じ具10の一対の挟持部材16aおよび16b間に挟
持される被挟持物となる。このとき、綴じ具10は、図
17左方に延ばされ、ファイル表紙60とともに略水平
に配置される。すると、綴じ具10のガイド部材14
は、図23に示すように、係着部46を支点として、錘
部としての第2の突起50側が下方、すなわち挟持部材
16b側に垂れ下がり、ガイド片48が斜め上方へ跳ね
上がったような状態になる。
【0033】次に、図18に示すように、綴じ具10を
ハトメ82を中心として回動させる。このときファイル
表紙60に端部通路70が形成されているので、主面部
材64bおよび64aを展開したままでも、図20に示
すように、回動する綴じ具10の角部12aおよび12
bがファイル表紙60に引っ掛かることがない。この
点、図21に示すように、図15に示したファイル表紙
60の場合も同様である。したがって、図22に示した
従来のファイル表紙7のように、角部2c,2dがファ
イル表紙7の綴じ具通路9の上端辺7b1にぶつかって
しまうという問題が生じない。そのため、従来のファイ
ル表紙7を用いたファイルでは、図28に示すように、
ファイル表紙7を閉じ合わせた状態でしか綴じ具10を
回動させることができなかったが、本実施形態のファイ
ル100では、ファイル表紙60を閉じ合わせた状態に
おいてはもちろんのこと、展開した状態においても綴じ
具10を回動させることができる。なお、本実施形態に
おいて、ファイル表紙60を展開した状態とは、主面部
材64aと主面部材64bとを、たとえば150度から
160度程度の90度以上、180度未満の内角を有す
るよう展開した状態をいう。このように、本実施形態の
ファイル100によれば、綴じ具10の回動操作を行い
やすく、用紙P等のファイリングを行いやすい。また、
ファイル表紙60が損傷しにくい。
【0034】さらに、綴じ具10を回動させると、ガイ
ド部材14のガイド片48と挟持部材16bとの間に、
被挟持物としての挟持片72と主面部材64aと用紙P
とが導入される。このとき、ガイド片48が反り返るよ
うにして形成されているので、対向した挟持部材16b
との間隔が大きく開き、被挟持物を一対の挟持部材16
aおよび16b間に導入しやすい。そして、図19に示
すように、挟持片72のヒンジ部74が接続部材20に
当接するまで綴じ具10を回動させる。すると、被挟持
物はガイド部材14の案内に従い一対の挟持部材16a
および16bの辺縁部間に挟持される。そして、図24
に示すように、突出片23aが挟持片72の貫通孔76
を通って用紙Pの表面に当接し、さらに凹部23bへ押
し込もうとする。そのため、従来の綴じ具10に比べて
挟持した用紙Pが不用意に抜け落ちにくくなる。また、
このとき、突出片23aが、ファイル表紙60の挟持片
72の貫通孔76に係着しているので、綴じ具10が勝
手に回動してしまうようなことを防止できる。また、ガ
イド部材14は、挿入されてくる被挟持物Pの表面に沿
って自動的に揺動し、被挟持物の主面に沿って略平行に
なる。その結果、ガイド部材14の押さえ面40aは、
対向した挟持部材16bと協働して被挟持物を挟持す
る。また、このとき、図24に示すように、跳ね上がっ
ていたガイド片48が被挟持物の主面と平行に近づいて
跳ね上がりの度合いが減るので、使用時に引っ掛かった
りぶつかったりしにくく、外観上の見栄えも良くなる。
また、従来のものに比べてフィル100を積み重ねやす
い。
【0035】この綴じ具10を上述と逆方向に回動させ
ることにより、上述と逆の作用により被挟持物の挟持が
解かれ、用紙Pを取り出すことができる。すると、ガイ
ド部材14を押し上げるものが無くなるので、ガイド部
材14は上述と逆方向に揺動し、錘部としての第2の突
起50側が下方へ垂れ下がり、図2および図23に示し
たように、ガイド片48が斜め上方へ跳ね上がった状態
に戻る。また、このときも、角部12bが端部通路70
を通過するので、ファイル表紙60が損傷しにくく、綴
じ具10の回動操作を行いやすい。
【0036】
【発明の効果】上述のように、この発明によれば、被挟
持物を挟持する前は跳ね上がっていたガイド部材が、被
挟持物を挟持した後は被挟持物の主面に沿って略平行に
延びる方向に近づくので、ガイド部材が引っ掛かったり
ぶつかったりしにくい。また、見栄えのよい綴じ具を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる綴じ具の一例を示す平面図であ
る。
【図2】図1に示す線A−Aにおける要部断面図であ
る。
【図3】図1に示す綴じ具の綴じ具本体を示す平面図で
ある。
【図4】図1に示す綴じ具の綴じ具本体を示す底面図で
ある。
【図5】図3に示す線B−Bにおける要部断面図であ
る。
【図6】図3に示す綴じ具本体の左側面図である。
【図7】図3に示す綴じ具本体の正面図である。
【図8】図3に示す綴じ具本体の右側面図である。
【図9】図3に示す綴じ具本体の要部断面図である。
【図10】図1に示す綴じ具のガイド部材を示す平面図
である。
【図11】図10に示すガイド部材の正面図である。
【図12】図10に示す線D−Dにおける要部断面図で
ある。
【図13】図1に示す綴じ具を組み立てる工程を示す図
解図である。
【図14】図1に示す綴じ具が枢着されるファイル表紙
を示す正面図である。
【図15】図14に示すファイル表紙の変形例を示す正
面図である。
【図16】図1に示す綴じ具を図14に示すファイル表
紙に取り付ける工程を示す図解図である。
【図17】図1に示す綴じ具を用いたファイルに用紙を
挿入する状況を示す図解図である。
【図18】図1に示す綴じ具を用いたファイルに用紙を
挟持させて綴じ具を回動させる状況を示す図解図であ
る。
【図19】図1に示す綴じ具を用いたファイルに用紙を
挿入して綴じ具で挟持した状況を示す図解図である。
【図20】図18に示した状態を側面からみた図解図で
ある。
【図21】図15に示したファイル表紙を用いたファイ
ルにおいて、ファイル表紙を展開した状態で、綴じ具を
回動させた際の綴じ具とファイル表紙との関係を示す図
解図である。
【図22】従来のファイルにおいて、ファイル表紙を展
開した状態で、綴じ具を回動させた際の綴じ具とファイ
ル表紙との関係を示す図解図である。
【図23】図1に示す綴じ具を用いたファイルに用紙を
挿入する前の綴じ具の状況を示す断面図解図である。
【図24】図1に示す綴じ具を用いたファイルに用紙を
挿入した後の綴じ具の状況を示す断面図解図である。
【図25】本発明の背景となる従来のファイルの綴じ具
を回動させる状況を示す図解図である。
【図26】本発明の背景となる従来の綴じ具を示す正面
図である。
【図27】本発明の背景となる従来のファイルを組み立
てる状況を示す図解図である。
【図28】本発明の背景となる従来のファイルにおい
て、綴じ具を回動させた際の綴じ具とファイル表紙との
関係を示す図解図である。
【符号の説明】
10 綴じ具 12 綴じ具本体 14 ガイド部材 16a,16b 挟持部材 18a リブ 18b 凹部 20 接続部材 22 挿入部 23a 突出片 23b 凹部 24 枢着片 26 枢着孔 28 ハトメ受け部 30 係着孔 32 係着受け部 34 錘部収納孔 36 貫通孔 40 基板 40a 押さえ面 42 第1の突起 44 係着部成形用孔 46 係着部 48 ガイド片 50 第2の突起 60 表紙 62 基材シート 64a,64b 主面部材 66 ヒンジ部 68 綴じ具通路 70 端部通路 72 挟持片 74 ヒンジ部 76 貫通孔 78 取付孔 80 ハトメ作業孔 82 ハトメ 100 ファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浪 越 ひろみ 大阪市中央区農人橋1丁目1番22号 株式 会社リヒトラブ内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙等の被挟持物を挟持するための一対
    の挟持部材、 前記一対の挟持部材間に被挟持物を挿入するための挿入
    部、 前記一対の挟持部材の前記挿入部と対向する側に形成さ
    れ、前記一対の挟持部材を一体に接続するための接続
    部、 前記一対の挟持部材をファイル表紙に回動自在に枢着す
    るための枢着部、および前記一対の挟持部材を前記枢着
    部を中心として回動させた際に被挟持物が前記挿入部へ
    最初に挿入されてくる部分に設けられ、被挟持物を前記
    挿入部へ導入し易くするためのガイド部材を含む綴じ具
    であって、 前記ガイド部材は、前記挟持部材に揺動可能に係着され
    たことを特徴とする、綴じ具。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部材は、一方の前記挟持部材
    に係着されて揺動の支点となるべき係着部を一方主面に
    有し、他方主面が他方の前記挟持部材に対向して配置さ
    れ、かつ前記挿入部へ挿入されてくる前記被挟持物の表
    面と接触するよう形成された基板と、 対向する前記他方の挟持部材との間隔が前記挿入部にお
    ける前記一対の挟持部材間の間隔よりも広くなるよう前
    記基板の一端から延び出し形成され、前記挿入部へ被挟
    持物を導入し易くするためのガイド片と、 前記基板の前記ガイド片と反対側に形成され、前記係着
    部を支点とした際に前記基板の前記ガイド片側よりも当
    該反対側を重くするための錘部とを含む、請求項1に記
    載の綴じ具。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部材の前記基板は、前記一対
    の挟持部材間に配置されて一方の前記挟持部材に揺動可
    能に係着され、 当該挟持部材の前記錘部と対向する位置には、前記錘部
    を収納するための凹部が形成される、請求項2に記載の
    綴じ具。
  4. 【請求項4】 前記一方の挟持部材の前記係着部と対向
    する位置には、前記係着部を揺動可能に係着させるため
    の係着受け部が形成され、 他方の前記挟持部材の前記基板と対向する位置には、当
    該挟持部材の外側から内部の前記基板を前記一方の挟持
    部材へ向かって押圧して前記係着部を前記係着受け部に
    嵌合させるための通路となる貫通孔が形成された、請求
    項2または請求項3に記載の綴じ具。
  5. 【請求項5】 前記一方の挟持部材には、被挟持物を一
    対の挟持部材間から抜け出しにくくするための突出片
    が、厚み方向に対向した前記他方の挟持部材へ向かって
    突き出し形成された、請求項2ないし請求項4のいずれ
    かに記載の綴じ具。
  6. 【請求項6】 前記一方の挟持部材には、ファイル表紙
    に係着させるための突出片が形成された、請求項2ない
    し請求項5のいずれかに記載の綴じ具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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