JPH10193456A - プロファイル送り込み同期制御装置 - Google Patents

プロファイル送り込み同期制御装置

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JPH10193456A
JPH10193456A JP290997A JP290997A JPH10193456A JP H10193456 A JPH10193456 A JP H10193456A JP 290997 A JP290997 A JP 290997A JP 290997 A JP290997 A JP 290997A JP H10193456 A JPH10193456 A JP H10193456A
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Yasushi Miki
裕史 三木
Naoki Kitahashi
直機 北橋
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プロファイルの送り操作を円滑に行うことので
きるプロファイル送り込み同期制御装置を提供する。 【解決手段】製管機に供給されるプロファイルの途中
に、プロファイルを製管機に送り込む送りローラ部を有
する送り駆動装置を配置し、この送り駆動装置から製管
機に送り込まれるプロファイルの送り込み量を、送りロ
ーラ部に取り付けられたリミットスイッチ65のカウン
ト値に基づいて算出するライニング管製管量算出部22
と、このライニング管製管量算出部22によって算出さ
れた送り込み量とライニング管の直径Rとライニング管
の幅Wとに基づいて、ライニング管の形成始端からの製
管長を算出する製管長算出部23と、プロファイルの送
り込み量と製管長とからプロファイルの送り量を算出す
るプロファイル送り量算出部26とを備えた構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下水道管又はガ
ス管等の既設の管渠内を自走する製管機に、両側縁部に
接合部が形成された長尺の帯状部材(プロファイル)を
連続的に供給して、螺旋状に巻回しながら相接する接合
部同士を接合させて螺旋管(ライニング管)を形成し、
形成したライニング管の前方側に製管機を移動させつつ
新たに供給される帯状部材を螺旋状に巻回しながら接合
部同士を接合させることによって、新たなライニング管
を順次付加形成するライニング施工に係り、より詳細に
は、製管機に送り込まれる帯状部材の送り込み量を制御
するプロファイル送り込み同期制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、管渠内において帯状部材を
螺旋状に巻回し、自転可能な製管機によって相互に隣接
する帯状部材の側縁部同士を接合させることによってラ
イニング管(管状体)を製造し、そのライニング管によ
り管路内周面をライニングする管路内周面のライニング
施工法を提案している(特開平5−169539号公報
参照)。
【0003】このライニング施工法によれば、製管され
るライニング管の前方に新たに供給される帯状部材をも
ってライニング管を付加形成するので、長尺のライニン
グ管の製作が可能となる。
【0004】ところで、巻き出し装置から製管機までの
間の帯状部材については、予め適当にねじりが加えられ
ており、螺旋状のリングができている状態となっている
が、製管機が回転してライニング管が形成されるに伴
い、帯状部材は逆方向にねじられてリング数が減少して
いく。そして、さらに製管機が回転してライニング管が
形成されると、ついにはリングが無くなり、その後逆回
転方向にリング数が増加し、ついにはねじり応力によっ
て帯状部材が破損してしまうことになる。
【0005】そのため、このような不具合が発生しない
ように帯状部材を送り操作する必要があるが、従来のラ
イニング施工法では、このような送り操作(すなわち、
製管機までの距離と帯状部材のリング数とが一定の関係
となるような操作)を、主として人手によって行ってい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】その結果、この先行技
術によれば、ライニング管が長尺になる程、製管機とプ
ロファイルの供給源との距離が大きくなり、またプロフ
ァイルの自重も累積するため、プロファイルの送りを製
管機の回転動作及び進行動作に同調させることが困難に
なるといった問題があった。そのため、プロファイルの
送り操作に円滑性を欠き、施工効率の悪化の要因となっ
ていた。
【0007】本発明はこのような問題点を解決すべく創
案されたもので、その目的は、プロファイルの送り操作
を円滑に行うことのできるプロファイル送り込み同期制
御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1記載のプロファイル送り込み同期
制御装置は、両側縁部に接合部が形成された長尺の帯状
部材を、管渠内を自走する製管機に連続的に供給して、
螺旋状に巻回しながら相接する接合部同士を接合させて
螺旋管を形成し、このようにして形成した螺旋管の前方
側に前記製管機を移動させつつ新たに供給される帯状部
材を螺旋状に巻回しながら相接する接合部同士を接合さ
せることによって、新たな螺旋管を順次付加形成するラ
イニング施工において、前記製管機に供給される帯状部
材の途中に、帯状部材を前記製管機に送り込む送りロー
ラ部を有する送り駆動装置が配置されるとともに、この
送り駆動装置から前記製管機に送り込まれる帯状部材の
送り込み量を計測する送り込み量計測手段と、前記螺旋
管の形成始端からの形成長を演算又は計測によって求め
る形成長取得手段とを備え、前記送り込み量計測手段に
よって計測された送り込み量に、前記形成長取得手段に
よって演算又は計測された形成始端からの形成長を加え
た量だけ、前記送り駆動装置から前記製管機に帯状部材
が供給されるように送り込み量を制御するものである。
【0009】また、本発明の請求項2記載のプロファイ
ル送り込み同期制御装置は、請求項1記載のものにおい
て、前記送り込み量計測手段は、前記製管機の円周方向
に回転するガイドローラに形成された突起部と、回転し
ない固定部分に取り付けられたリミットスイッチとで形
成され、前記ガイドローラが1回転する度に、前記突起
部によって前記リミットスイッチが作動することによ
り、前記ガイドローラの回転数をカウントするものであ
る。
【0010】また、本発明の請求項3記載のプロファイ
ル送り込み同期制御装置は、請求項1記載のものにおい
て、前記送り込み量計測手段は、前記製管機の円周方向
に回転するガイドローラに取り付けられ、前記螺旋管の
表面に検出部が接触するように配置されたエンコーダに
よって形成されたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0012】図3は、本発明のプロファイル送り込み同
期制御装置が適用されるライニング管施工工法の説明図
である。
【0013】両側縁部に接合部が形成された長尺のプロ
ファイル(帯状部材)3をロール状に巻回したプロファ
イル供給装置4を、縦孔1外に設置し、このプロファイ
ル供給装置4から、縦孔1を通じて管渠2内にプロファ
イル3を連続的に供給する。
【0014】縦孔1に近い管渠2内には、プロファイル
供給装置4から供給されるプロファイル3を、自走式の
製管機6に供給するための送り駆動装置5が設置されて
いる。
【0015】製管機6は、管渠2内において送り駆動装
置5の前方側に配置され、送り駆動装置5から供給され
るプロファイル3を螺旋状に巻回しながら相接する接合
部同士を接合させてライニング管(螺旋管)7を形成す
る。そして、形成したライニング管7はその場に存置
し、存置したライニング管7の前方側に製管機6を移動
させつつ新たに供給されるプロファイル3を螺旋状に巻
回しながら相接する接合部同士を接合させることによっ
て、新たなライニング管7を順次付加形成するものであ
る。 製管機6のさらに前方側には、自走式の油圧ユニ
ット8が配置されている。この油圧ユニット8は、油圧
ホース9により製管機6に製管に要する動力を供給す
る。
【0016】また、製管機6の前方側に位置する縦孔1
外に、電源台車10が配置されている。電源台車10
は、電源ケーブル11によって油圧ユニット8と送り駆
動装置5とに電源を供給する。
【0017】図6は、ライニング管施工工法において使
用されるプロファイル3の一例を示している。
【0018】プロファイル3は、本体が一定厚さの平板
状に形成され、その外面3jの長手方向に適宜数(本例
では8)の突状部3aが所定の間隔を存して複数列形成
されている。また、突状部3aの先端部にはフランジ3
bが形成されている。隣接する突状部3a,3a間は溝
部3cとなっている。また、内面3k側は実質的に平滑
に形成されている。
【0019】プロファイル3の両側には、互いに内外に
重合して接合する接合部3d,3eが形成されている。
すなわち、前縁側接合部3dの突状部3aには、本体の
内面3k側から外面3j側に凹む凹溝部3fが形成され
ており、後縁側接合部3eの突状部3aの先端部は、凹
溝部3fに係合する膨出部3gに形成されている。
【0020】接合時には、同図(b)に示すように、隣
接するプロファイル3,3の前縁側接合部3dと後縁側
接合部3eとが重なり合い、前縁側接合部3dの凹溝部
3fに後縁側接合部3eの膨出部3gが嵌まり込んで接
合されることになる。
【0021】図7は、送り駆動装置5の概略構造を示す
一部断面を含む側面図である。
【0022】送り駆動装置5は、台座51と、この台座
51の後部に立設された支持フレーム52と、この支持
フレーム52に取り付けられたステータとしての内筒5
3a及びロータとしての外筒53bの2重構造からなる
回転円筒部53と、この回転円筒部53の外筒53bを
回転駆動する駆動部54と、回転円筒部53の外筒53
bと一体に回転する送り機構部55とを主要部材として
構成されている。
【0023】回転円筒部53の内筒53aには、図示は
省略しているが作動流体(油)の流入溝と排出溝とがそ
れぞれ独立して形成されており、この内筒53aに回転
可能に嵌装された外筒53bには、図示は省略している
が、作動流体の授受をなすべく、内筒53aの流入溝及
び排出溝のそれぞれに対応する位置に、流入孔及び排出
孔がそれぞれ開設されている。また、内筒53aと外筒
53bとは、その回転を円滑化すべく前後に回転軸受
(図示省略)が配設されている。
【0024】回転駆動部54は、回転円筒部53の外筒
53bの前端外周に取り付けられ、外周に歯車歯54b
が形成された大径の歯車板54aと、この歯車板54a
を回転可能に支持し、かつ歯車板54aの歯車歯54b
と噛み合う案内歯車54cと、この案内歯車54cに連
動する油圧モータ54dとで構成されている。
【0025】送り機構部55は、回転円筒部53の外筒
53bの前端に取り付けられる取り付け部55aと、こ
の取り付け部55aに取り外し可能に取り付けられる枠
体55bと、この枠体55bに回転軸が保持された内面
ローラ55c及び外面ローラ55dとの組み合わせから
なる送りローラ部55eと、内面ローラ55c及び外面
ローラ55dの各回転軸66,67に連動する歯車機構
部(図示省略)と、枠体55bの上部に取り付けられ、
歯車機構部に連動して内面ローラ55c及び外面ローラ
55dを互いに逆方向(図中に矢符で示す)に回転駆動
する油圧モータ55fとで構成されている。
【0026】送りローラ部55eは、内面ローラ55c
と外面ローラ55dとが互いに管軸方向Yに対向して並
び、かつ両ローラ55c,55dの間にプロファイル3
を挟着するように所定の間隔を保って配置される。すな
わち、内面ローラ55cにプロファイル3(図7には示
されていない)の一方の面(表面)を密着し、外面ロー
ラ55dによって外方(図7では下方)から押圧するよ
うになっている。
【0027】外面ローラ55dは、円筒状本体55gに
所定の間隔を存して複数の輪状鍔部55hが形成されて
いる。これらの輪状鍔部55hは、プロファイル3の隣
接する突状部3a,3a間の溝部3cに嵌まり込み、円
筒状本体55gの外面は、プロファイル3の突状部3a
の外面に圧接される。また、円筒状本体55gの外面に
は、ローレット加工が施されており、プロファイル3と
の滑りを防止している。
【0028】図4は、製管機6を正面から見た概略構成
図である。
【0029】製管機6は、円環状の成形フレーム61
と、この成形フレーム61の外周部に一定の間隔を存し
て配設された複数個の案内ローラ62,62・・・と、
成形フレーム61の一端開口縁に沿って円周方向に移動
可能に取り付けられた接合機構部63とで構成されてお
り、接合機構部63は、プロファイル3を挟着する内面
ローラ63aと外面ローラ63bとで構成されている。
接合機構部63は、油圧ユニット8の油圧モータによっ
て、内面ローラ63a及び外面ローラ63bを互いに逆
方向に回転駆動するようになっている。また、外面ロー
ラ63bには、図示は省略しているが、送りローラ部5
5eの外面ローラ55dと同様に、円筒状本体に輪状鍔
部が形成されており、プロファイル3の隣接する突状部
3a,3a間の溝部3cに嵌まり込むようになってい
る。
【0030】すなわち、製管機6は、連続的に供給され
るプロファイル3を案内ローラ62,62・・・回りに
螺旋状に巻回するとともに、プロファイル3の相接する
側縁部の接合部3d,3eを接合機構部63によって内
外に重合させて接合し〔図6(b)参照〕、ライニング
管7を形成する。このとき、接合機構部63は、成形フ
レーム61の一端開口縁に沿って円周方向に移動しなが
らライニング管7を形成するため、製管機6は、形成さ
れたライニング管7の前方側に移動しつつ、新たに供給
されるプロファイル3を螺旋状に巻回して新たなライニ
ング管7を順次付加形成することになる。
【0031】次に、ライニング管の施工作業について説
明する。
【0032】プロファイル3を縦孔1に引き込み、縦孔
1内においてプロファイル3を手作業にて数回(3回程
度)巻回し、ライニング管(これを開始用ライニング管
という)7aを形成する。そして、この開始用ライニン
グ管7aの内側に製管機6を組み込み、開始用ライニン
グ管7aの前縁において製管機6の接合機構部63を所
定状態に設置する。すなわち、接合機構部63の内面ロ
ーラ63aと外面ローラ63bとを開始用ライニング管
7aの接合部に配置する。
【0033】この後、油圧ユニット8の油圧モータを作
動して接合機構部63の内面ローラ63a及び外面ロー
ラ63bを互いに逆方向に回転駆動し、内面ローラ63
aと外面ローラ63bとの挟着力をもって、新たに供給
されるプロファイル3の隣接する接合部3d,3eを内
外に重合させながら接合して行く。
【0034】同時に、外面ローラ63bの輪状鍔部と、
プロファイル3の溝部3cとの係合案内作用により、製
管機6は、形成されるライニング管7の管周方向に接合
機構部63が公転し、かつ全体が管軸方向に前進する。
【0035】この工程において、プロファイル3は地上
に設置されたプロファイル供給装置4から順次供給され
る。プロファイル供給装置4は、図3にその構成の一例
を示すように、円形軌条41上に転子42を介して回転
台43が回転可能に配置されており、この回転台43
に、プロファイル3を繰り出し可能に巻回された巻胴部
44が支持されている。これにより、円形軌条41上に
沿う回転台43の水平面での回転と、巻胴部44の鉛直
面での回転とが合成されることになる。
【0036】つまり、製管動作に伴いプロファイル3は
ねじれ回転を起こすが、プロファイル供給装置4はこの
ねじれ回転に同調して回転台43が回転することにな
る。
【0037】ライニング管7が一定長さに達すると、縦
孔1内に送り駆動装置5が設置される。このとき、プロ
ファイル3は送り駆動装置5の内筒53a内に挿入し、
送り機構部55の内面ローラ55cと外面ローラ55d
との間に挿入して挟着する。
【0038】この後、製管機6を再び駆動するととも
に、送り駆動装置5を駆動する。
【0039】送り駆動装置5は、回転駆動部54の油圧
モータ54dの回転を、案内歯車54c及び歯車板54
aを介して回転円筒部53の外筒53bに伝達し、外筒
53bに一体に取り付けられた送り機構部55を回転さ
せる。また、送り機構部55の油圧モータ55fの回転
は、図示しない歯車機構部を介して内面ローラ55c及
び外面ローラ55dに伝達され、内面ローラ55c及び
外面ローラ55dを互いに逆方向に回転させる。プロフ
ァイル3は、これら内面ローラ55c及び外面ローラ5
5dに挟着されて前方Yへと送られ、かつ送り機構部5
5自体が回転することによって、ねじれ回転が付与され
ることになる。
【0040】次に、上記構成のライニング管施工工法に
適用される本発明のプロファイル送り込み同期制御装置
について説明する。
【0041】図1は、本発明の実施の一形態であるプロ
ファイル送り込み同期制御装置の電気的構成を示すブロ
ック図である。
【0042】後述するリミットスイッチ65の出力は、
カウンタ21に導かれており、カウンタ21の出力はラ
イニング管製管量算出部(送り込み量計測手段)22に
導かれている。また、ライニング管製管量算出部22に
は、ライニング管7の直径Rを予め記憶しているライニ
ング管径設定/記憶部24の出力が導かれている。
【0043】また、ライニング管製管量算出部22の出
力は、製管長算出部(形成長取得手段)23に導かれて
いるとともに、製管長算出部23には、ライニング管径
設定/記憶部24の出力と、プロファイル3の幅Wを予
め記憶しているプロファイル幅設定/記憶部25の出力
とが導かれている。
【0044】また、プロファイル送り量算出部26に
は、ライニング管製管量算出部22の出力と製管長算出
部23の出力とが導かれており、プロファイル送り量算
出部26の出力は、プロファイル送りローラ制御部27
に導かれている。そして、プロファイル送りローラ制御
部27からの制御信号に従って送り機構部55の送りロ
ーラ部55e(内面ローラ部55c及び外面ローラ部5
5d)の回転駆動を制御するようになっている。
【0045】リミットスイッチ65は、図4に示すよう
に、回転しない成形フレーム61に取り付けられてお
り、これに対向する接合機構部63に、リミットスイッ
チ65と接触してオン作動させるための突起部64が設
けられている。すなわち、接合機構部63が1回転する
ごとに突起部64がリミットスイッチ65をオン作動
し、リミットスイッチと連動して動作するカウンタ21
によって回転数Tをカウントするようになっている。
【0046】ライニング管製管量算出部22は、カウン
タ21から得られた回転数Tと、ライニング管径設定/
記憶部24に記憶されているライニング管7の直径Rと
に基づき、下式(1)によって製管に要したプロファイ
ル量Psを算出する。
【0047】
【数1】 Ps=T・R・π ・・・(1) 製管長算出部23は、ライニング管製管量算出部22か
ら得られたプロファイル量Psと、ライニング管径設定
/記憶部24に記憶されているライニング管7の直径R
と、プロファイル幅設定/記憶部25に記憶されている
プロファイル3の幅Wとに基づき、下式(2)によって
製管されたライニング管長Lを算出する。
【0048】
【数2】 L=〔Ps/(R・π)〕・W ・・・(2) プロファイル送り量算出部26は、ライニング管製管量
算出部22によって算出されたプロファイル量Psと、
製管長算出部23によって算出されたライニング管長L
とに基づき、下式(3)によってプロファイル送り量P
Lを算出する。
【0049】
【数3】 PL=Ps+L ・・・(3) プロファイル送りローラ制御部27は、この算出された
プロファイル送り量PLに応じて送り機構部55の内面
ローラ55cと外面ローラ55dとを制御し、PLの量
だけプロファイル3を新たに供給する。この場合、送り
駆動装置5から製管機6までの距離が長くなるに従っ
て、その間のプロファイル3のリング数(螺旋回数)を
増やす必要があることから、例えば製管機6が4回転す
ると、送り駆動装置5の送り機構部55が5回転するよ
うに回転制御も行う。
【0050】なお、プロファイル送り量PLは、施工上
影響がない範囲で誤差があってもよい。また、プロファ
イル3の送りは、必ずしも連続的に行われる必要はな
く、ライニング管7を一定量形成した後、その間にライ
ニング管7の形成に要した送り量PLを断続的に供給し
てもよい。
【0051】なお、上記の実施形態では、成形フレーム
61に取り付けられたリミットスイッチ65と、接合機
構部63に設けられた突起部64との係合によって回転
数Tをカウントするように構成しているが、製管機6の
図示しない製管モータを動作させるスイッチと連動して
動作するタイマーを設け、このタイマーによって製管モ
ータの稼働時間を計測することにより、その稼働時間か
ら回転数Tを算出し、この後上式(1)によって製管に
要したプロファイル量Psを算出するようにしてもよ
い。
【0052】また、製管モータが油圧モータである場合
には、油圧伝達部分に圧力センサを取り付け、その圧力
値から稼働時間を算出するようにしてもよい。
【0053】図2は、本発明の他の実施形態であるプロ
ファイル送り込み同期制御装置の電気的構成を示すブロ
ック図である。
【0054】この実施形態では、後述するエンコーダ6
7の出力がライニング管製管量算出部22に導かれてい
る他は、図1に示すブロック構成と全く同様であるの
で、ここでは詳細な説明を省略する。
【0055】エンコーダ67は、図5に示すように、成
形フレーム61の一端開口縁に沿って円周方向に移動可
能に取り付けられた接合機構部63に取り付けられ(図
面では若干離れた状態に図示されている)、形成された
ライニング管7の表面に検出部が接触するように配置さ
れている。従って、エンコーダ67は、製管に要したプ
ロファイル量に応じた信号をライニング管製管量算出部
22に出力することになる。ライニング管製管量算出部
22は、このエンコーダ67からの信号に基づいて、製
管に要したプロファイル量Psを算出する。
【0056】その後の処理は、図1に示したプロファイ
ル送り込み同期制御装置のものと全く同様であるので、
ここでは詳細な説明を省略する。
【0057】なお、エンコーダ67は、必ずしもライニ
ング管7の表面(外面)に設置する必要はなく、内面側
あるいは製管に応じて駆動するモータ等に設置してもよ
い。
【0058】
【発明の効果】本発明のプロファイル送り込み同期制御
装置は、製管機に供給される帯状部材の途中に、帯状部
材を製管機に送り込む送りローラ部を有する送り駆動装
置が配置されるとともに、この送り駆動装置から製管機
に送り込まれる帯状部材の送り込み量を計測する送り込
み量計測手段と、螺旋管の形成始端からの形成長を演算
又は計測によって求める形成長取得手段とを備え、送り
込み量計測手段によって計測された送り込み量に、形成
長取得手段によって演算又は計測された形成始端からの
形成長を加えた量だけ、送り駆動装置から製管機に帯状
部材が供給されるように送り込み量を制御する構成とし
ている。そのため、螺旋管が長尺になったときでも、帯
状部材の送りが製管機の回転動作及び進行動作に同調す
るので、帯状部材の送り操作を円滑に行うことができ
る。また、人の出入りの出来ない小口径の管渠であって
も、送り駆動装置と製管機との同期がとれることから、
無人運転が可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるプロファイル送り
込み同期制御装置の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の他の実施形態であるプロファイル送り
込み同期制御装置の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明のプロファイル送り込み同期制御装置が
適用されるライニング管施工工法の説明図である。
【図4】製管機を正面から見た概略構成図である。
【図5】製管機を正面から見た概略構成図である。
【図6】ライニング管施工工法において使用されるプロ
ファイルの一例を示しており、(a)はプロファイルの
端面図、(b)はプロファイルの隣接する接合部同士を
接合した状態を示す端面図である。
【図7】送り駆動装置の概略構造を示す一部断面を含む
側面図である。
【符号の説明】
3 プロファイル 4 プロファイル供給装置 5 送り駆動装置 6 製管機 7 ライニング管(螺旋管) 3d 前縁側接合部 3e 後縁側接合部 21 カウンタ 22 ライニング管製管量算出部(送り込み量計測手
段) 23 製管長算出部(形成長取得手段) 26 プロファイル送り量算出部 27 プロファイル送りローラ制御部 61 成形フレーム 63 接合機構部 63a 内面ローラ 63b 外面ローラ 64 突起部 65 リミットスイッチ 67 エンコーダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側縁部に接合部が形成された長尺の帯
    状部材を、管渠内を自走する製管機に連続的に供給し
    て、螺旋状に巻回しながら相接する接合部同士を接合さ
    せて螺旋管を形成し、このようにして形成した螺旋管の
    前方側に前記製管機を移動させつつ新たに供給される帯
    状部材を螺旋状に巻回しながら相接する接合部同士を接
    合させることによって、新たな螺旋管を順次付加形成す
    るライニング施工において、 前記製管機に供給される帯状部材の途中に、帯状部材を
    前記製管機に送り込む送りローラ部を有する送り駆動装
    置が配置されるとともに、この送り駆動装置から前記製
    管機に送り込まれる帯状部材の送り込み量を計測する送
    り込み量計測手段と、前記螺旋管の形成始端からの形成
    長を演算又は計測によって求める形成長取得手段とを備
    え、 前記送り込み量計測手段によって計測された送り込み量
    に、前記形成長取得手段によって演算又は計測された形
    成始端からの形成長を加えた量だけ、前記送り駆動装置
    から前記製管機に帯状部材が供給されるように送り込み
    量を制御することを特徴とする記載のプロファイル送り
    込み同期制御装置。
  2. 【請求項2】 前記送り込み量計測手段は、前記製管機
    の円周方向に回転するガイドローラに形成された突起部
    と、回転しない固定部分に取り付けられたリミットスイ
    ッチとで形成され、前記ガイドローラが1回転する度
    に、前記突起部によって前記リミットスイッチが作動す
    ることにより、前記ガイドローラの回転数をカウントす
    ることを特徴とする請求項1記載のプロファイル送り込
    み同期制御装置。
  3. 【請求項3】 前記送り込み量計測手段は、前記製管機
    の円周方向に回転するガイドローラに取り付けられ、前
    記螺旋管の表面に検出部が接触するように配置されたエ
    ンコーダによって形成されていることを特徴とする請求
    項1記載のプロファイル送り込み同期制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011240638A (ja) * 2010-05-19 2011-12-01 Sekisui Chem Co Ltd 製管装置
JP2012000976A (ja) * 2010-05-19 2012-01-05 Sekisui Chem Co Ltd ライニング施工方法

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