JPH10193112A - スタブ管自動溶接装置 - Google Patents

スタブ管自動溶接装置

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JPH10193112A
JPH10193112A JP35058796A JP35058796A JPH10193112A JP H10193112 A JPH10193112 A JP H10193112A JP 35058796 A JP35058796 A JP 35058796A JP 35058796 A JP35058796 A JP 35058796A JP H10193112 A JPH10193112 A JP H10193112A
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JP
Japan
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horseshoe
stub tube
shaped guide
stub
tube
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Application number
JP35058796A
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English (en)
Inventor
Masashi Okamoto
雅司 岡本
Ikuo Shiina
育男 椎名
Shoichiro Kaihara
正一郎 貝原
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スタブ管に対する馬蹄型ガイドの軸心ずれ及
び傾きを自動的に調整できるようにして、スタブ管の溶
接作業を高能率で行えるようにする。 【解決手段】 管寄3に複数配置されるスタブ管2に半
径方向から嵌合が可能な馬蹄型ガイド8と該馬蹄型ガイ
ド8に支持されてスタブ管2の外周を回転しながらスタ
ブ管2の周方向の隅肉溶接を行う溶接トーチ19とを備
えているスタブ管溶接機1を、ロボットアーム26に取
付け、且つ馬蹄型ガイド8にスタブ管2に対する馬蹄型
ガイド8の軸心ずれと傾きとを検出するセンサ装置27
を取付け、センサ装置27からの検出信号32に基づい
てロボットアーム26を作動することによりスタブ管2
に対する馬蹄型ガイド8の軸心ずれと傾きを制御する制
御器33を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管寄に複数配置さ
れるスタブ管を能率的に溶接するためのスタブ管自動溶
接装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばボイラなどには、ボイラから発生
した蒸気を集めるための管寄が備えられており、このよ
うな管寄は、以下のようなスタブ管溶接機を用いて製造
している。
【0003】即ち、図11中、1はスタブ管2を管寄3
に対して隅肉溶接するためのスタブ管溶接機であり、該
スタブ管溶接機1は、クランプ部4,5及び支持アーム
6を備えた支持体7によりスタブ管2に位置決めして固
定されるようになっている。
【0004】前記スタブ管溶接機1は、図11〜図13
に示すように、スタブ管2を半径方向から外嵌・包囲可
能な切欠部8aを備えた馬蹄型ガイド8と、軸受9を介
して馬蹄型ガイド8に回転自在に支持され、スタブ管2
を外嵌・包囲可能な切欠部10aを備えた切欠付リング
ギア10と、モータ11、シーブ12及び13、外周に
歯14’を有するタイミングベルト14を備えて切欠付
リングギア10を回転駆動する装置と、切欠付リングギ
ア10の下側に固定されて一緒に回転し且つ切欠付リン
グギア10の切欠部10aと同一位置に切欠部15a’
を有したトーチ取付部材15aと、該トーチ取付部材1
5aに取付ボルト15bにより傾斜して固定され、且つ
前記切欠付リングギア10の切欠部10aと同一位置に
切欠部15c’を有した固定部材15cと、固定部材1
5cにスタブ管2の半径方向へスライド可能に支持され
たトーチ支持ブロック16と、トーチ支持ブロック16
の半径方向17へのスライドをガイドするスライドガイ
ド18と、トーチ支持ブロック16に垂直に取付けられ
た溶接トーチ19とを備えている。
【0005】尚、20は管寄3の軸方向に所要の間隔を
有して多数のスタブ管2を溶接固定するために、管寄3
に予め設けられている開口21に形成された開先、22
は溶接ワイヤなどの溶接電極、23はガスノズルであ
る。
【0006】そして、管寄3に形成された開先20にス
タブ管2を溶接する場合は、先ず切欠付リングギア10
の切欠部10aの位相を、馬蹄型ガイド8の切欠部8a
の位相に合わせた状態として、前記切欠部8a,10a
がスタブ管2に外嵌・包囲するように、スタブ管2にお
ける開先20から離れた位置に支持体7を固定すること
によりスタブ管溶接機1を取付ける。このとき、前記馬
蹄型ガイド8の軸心(切欠付リングギア10の回転中
心)がスタブ管2の略軸心になり、且つ馬蹄型ガイド8
の平面がスタブ管2の軸心に対して略直交した状態とな
るように、クランプ部4,5を調節してスタブ管溶接機
1の姿勢を調整する。
【0007】更に、モータ11を駆動することにより、
シーブ12、タイミングベルト14、シーブ13を介し
て切欠付リングギア10を回転させ、該切欠付リングギ
ア10にトーチ支持ブロック16を介して支持された溶
接トーチ19を回転させながら、スタブ管2の軸心と馬
蹄型ガイド8の軸心(切欠付リングギア10の回転中
心)とがずれている場合の軸心ずれの調整と、スタブ管
2に対して馬蹄型ガイド8が傾斜している場合の傾きの
調整とを、溶接電極22の先端と開先20との間隔を見
ながら前記クランプ部4,5にて行い、前記溶接電極2
2が常に開先20に対して均一な角度と距離で対向する
ように調整する。
【0008】上記馬蹄型ガイド8の軸心ずれと傾きの調
整が終了すると、再びモータ11を駆動して溶接トーチ
19をスタブ管2の外周に沿って回転させながら、溶接
電極22と開先20との間にアークを飛ばすことによ
り、開先20を溶接する。
【0009】尚、溶接トーチ19を連続的に周回させる
と、図示しないワイヤやケーブル類がスタブ管2に巻付
くので、1周ごとに溶接トーチ19を反転させることに
より、巻付きを防止させるようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スタブ管溶接機1は、前記したようにスタブ管溶接機1
を支持体7にてスタブ管2に固定する方式をとっている
ために、切欠付リングギア10の回転時に溶接電極22
が開先20に対して均一な角度と距離を保って回転でき
るように、クランプ部4,5を介して馬蹄型ガイド8の
軸心ずれと傾きを調節する作業が非常に煩雑で時間が掛
かり、しかも多数備えられるスタブ管2の夫々に対し
て、上記した取付け調整作業をその都度行わねばなら
ず、作業能率が非常に悪いという問題を有していた。
【0011】又従来方式においてはスタブ管2に対する
スタブ管溶接機1の位置決めが支持体7を用いた手作業
によって行われているために、位置決め精度の誤差が生
じ易く、そのために溶接が不均一になってしまうという
問題を有していた。
【0012】本発明は、上述の実情に鑑み、スタブ管に
対する馬蹄型ガイドの軸心ずれ及び傾きを自動的に調整
できるようにして、スタブ管の溶接作業を高能率で行え
るようにしたスタブ管自動溶接装置を提供することを目
的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、管寄に複数配置されるスタブ管に半径方向から嵌合
が可能な馬蹄型ガイドと該馬蹄型ガイドに支持されてス
タブ管の外周を回転しながらスタブ管の周方向の隅肉溶
接を行う溶接トーチとを備えているスタブ管溶接機を、
ロボットアームに取付け、且つ前記馬蹄型ガイドにスタ
ブ管に対する馬蹄型ガイドの軸心ずれと傾きとを検出す
るセンサ装置を取付け、該センサ装置からの検出信号に
基づいて前記ロボットアームを作動することによりスタ
ブ管に対する馬蹄型ガイドの軸心ずれと傾きを制御する
制御器を備えたことを特徴とするスタブ管自動溶接装
置、に係るものである。
【0014】請求項2に記載の発明は、ロボットアーム
を、管寄に沿って設けたレール上を走行する走行台車に
備えたことを特徴とする請求項1に記載のスタブ管自動
溶接装置、に係るものである。
【0015】請求項1に記載の発明では、スタブ管溶接
機をロボットアームに取付け、且つ馬蹄型ガイドに備え
たセンサ装置によりスタブ管に対する馬蹄型ガイドの軸
心ずれと傾きとを検出し、制御器によりロボットアーム
を作動させてスタブ管に対する馬蹄型ガイドの軸心ずれ
と傾きを制御するようにしているので、スタブ管に対す
る馬蹄型ガイドの位置合わせを自動的に迅速且つ高精度
に行うことができ、よってスタブ管の溶接作業の高能率
化を図ることができる。
【0016】請求項2に記載の発明では、ロボットアー
ムを管寄と平行に走行する走行台車に備えているので、
多数のスタブ管を管寄に溶接する際のスタブ管溶接機の
位置決め作業を効率的に行える。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例と共に説明する。
【0018】図1は本発明を実施する形態の一例を示し
たもので、溶接を行う多数のスタブ管2を配置するよう
にした管寄3を、支持架台24上に載置している。図中
25はスタブ管2据付のための拘束板を示す。
【0019】前記支持架台24の近傍には、前記管寄3
に沿ってレール25aが設けられており、該レール25
a上には該レール25aに沿って走行できるようにした
走行台車25が設けてあり、該走行台車25上にロボッ
トアーム26が設けられている。
【0020】上記ロボットアーム26の先端に、前記図
11〜図13に示したと同様のスタブ管溶接機1を取付
け、ロボットアーム26の作用により前記スタブ管溶接
機1の前後、左右、上下の位置及びスタブ管2に対する
傾きを自由に調整できるようにしている。
【0021】更に、図1〜図3に示すように、前記スタ
ブ管溶接機1の馬蹄型ガイド8に、スタブ管2の軸心と
馬蹄型ガイド8の軸心(図12の切欠付リングギア10
の回転中心)とがずれている場合の軸心ずれを検出する
と共に、スタブ管2に対して馬蹄型ガイド8が傾斜して
いる場合の傾きを検出するようにしたセンサ装置27を
備える。
【0022】図2及び図3では、センサ装置27とし
て、馬蹄型ガイド8の上面におけるスタブ管2を挟むよ
うに略U字状に形成されている一方の先端部28aに投
光器29aを備え、他方の先端部28bに受光器29b
を備えた透過型光センサ29の場合を示している。
【0023】また、前記馬蹄型ガイド8の上面における
U字状開口30の底部位置には、スタブ管2の直径をカ
バーして検出できる反射型光変位センサ31を備えてい
る。
【0024】前記センサ装置27からの検出信号32は
制御器33に導かれるようになっており、該制御器33
は、前記検出信号32に基づいて前記ロボットアーム2
6を作動させて、スタブ管2に対する馬蹄型ガイド8の
軸心ずれと傾きとを制御するようになっている。
【0025】以下、上記図に示した実施の形態例の作用
を説明する。
【0026】図2に示すように、馬蹄型ガイド8のU字
状開口30の前方にスタブ管2が位置するようにロボッ
トアーム26の調整を行った後、馬蹄型ガイド8をY方
向に前進させると、スタブ管2のY方向の一側(図2で
は上側)の周面が前記投光器29aから受光器29bに
向けて発せられている光を遮るようになることにより遮
光開始位置が検出され、更に馬蹄型ガイド8がS1方向
に前進されると完全に遮光され、その後再び受光器29
bに受光が開始されるようになることにより受光再開位
置が検出され、この遮光開始位置と受光再開位置とか
ら、スタブ管2のY方向の管径が検出されると共に、ス
タブ管2のY方向の位置が検出される。
【0027】また、反射型光変位センサ31がスタブ管
2に所定距離まで接近すると、反射型光変位センサ31
はスタブ管2との間の距離(位置)が検出されると共
に、その検出距離の時における反射光からスタブ管2の
X方向の直径が検出される。即ち、反射型光変位センサ
31はX方向に広い幅を有して光を投射するようになっ
ており、投射した光が戻ってくるまでの時間と、反射し
てくる光の幅とによって、スタブ管2とのY方向の位置
とX方向の管径およびX方向管両端位置とが検出される
ようになっている。
【0028】上記により検出されたスタブ管2のY方向
の管径と位置から、スタブ管2のY方向の軸心位置が求
められ、またスタブ管2のX方向の管径と位置から、ス
タブ管2のX方向の軸心位置が求めらるので、上記スタ
ブ管2の軸心と馬蹄型ガイド8の軸心とがY方向或いは
X方向にずれている場合には、この軸心ずれがなくなる
ように制御器33によりロボットアーム26が作動され
て、スタブ管2の軸心と馬蹄型ガイド8の軸心とが自動
的に一致される。
【0029】前記したスタブ管2のY方向の管径と位
置、及びスタブ管2のX方向の管径と位置を検出した
後、ロボットアーム26により、スタブ管溶接機1をス
タブ管2の軸方向、即ちZ方向に所定の距離△h(図4
参照)だけ移動させて、再び前記と同様にしてスタブ管
2のY方向の位置と、X方向の位置とを検出することに
より、スタブ管2に対する馬蹄型ガイド8の傾きを検出
する。
【0030】図4は、前記透過型光センサ29により最
初に検出された遮光開始位置Aと、Z方向に距離△hだ
け移動した後に検出した遮光開始位置A’とからスタブ
管2に対する馬蹄型ガイド8のY方向の傾きαを求める
際の線図を示すもので、図4から下記式IによりY方向
の傾きαを求めることができる。
【0031】
【数1】 α=tan-1|Y0A−Y0’A’/△h|…(I)
【0032】図5は、前記反射型光変位センサ31によ
り検出された検出位置Bと、Z方向に距離△hだけ移動
した後に検出した検出位置B’とから、スタブ管2に対
する馬蹄型ガイド8のX方向の傾きβを求める際の線図
を示したもので、図5から下記式IIによりX方向の傾
きβを求めることができる。
【0033】
【数2】 β=tan-1|X0B−X0’B’/△h|…(II)
【0034】従って、上記式I、式IIによって求めた
Y方向の傾きα及びX方向の傾きβをなくすように、制
御器33からの指令によりロボットアーム26を作動さ
せて馬蹄型ガイド8の傾きを自動的に調節する。上記馬
蹄型ガイド8の傾きの調整は、前記センサ装置27を備
えている面と馬蹄型ガイド8の軸心とが交わる点を中心
として行うようにする。
【0035】上記したように、スタブ管2に対する馬蹄
型ガイド8の軸心ずれと傾きとが調整されると、スタブ
管溶接機1に溶接開始指令が出されてスタブ管溶接機1
は開先20の自動溶接を行うようになる。
【0036】1つのスタブ管2の溶接が終了すると、ロ
ボットアーム26によりスタブ管溶接機1が図2中S2
方向に移動されて馬蹄型ガイド8がスタブ管2から引き
抜かれ、続いて、スタブ管2の相互間隔が予め分ってい
るので、走行台車25を前記スタブ管2の相互間隔だけ
移動され、再び前記と同様にロボットアーム26により
スタブ管溶接機1を前進させることにより、スタブ管2
に対する馬蹄型ガイド8の軸心ずれと傾きを検出し、そ
の軸心ずれと傾きを調整した後、当該スタブ管2の溶接
が行われる。
【0037】尚、上記形態例では、センサ装置27を馬
蹄型ガイド8の上面に設ける場合について説明したが、
図6に示すように馬蹄型ガイド8の上下面に所要の間隔
を隔ててセンサ装置27を設けるようにすれば、前記し
たように最初の検出と後の検出の2回の検出を行うこと
なく、1回の操作で傾きを検出することができ、よって
前記したようなZ方向への移動操作をなくすことができ
て、検出に要する時間を短縮することができる。
【0038】図7及び図8は、前記センサ装置27の他
の例を示したもので、馬蹄型ガイド8の上面におけるス
タブ管2を挟むように略U字状に形成されている一方の
先端部28aとU字状開口30の内奥部との中間部に反
射型光センサ34aを備え、他方の先端部28bとU字
状開口30の内奥部との中間部に反射型光センサ34b
を備えた場合を示している。
【0039】図7、図8の方式においては、反射型光セ
ンサ34a,34bによりスタブ管2までのX方向距離
A,XBを夫々検出する。すると反射型光センサ34
a,34b間の距離Lが予め分っているので、スタブ管
2のX方向の管径をDとした時、D=L−(XA+XB
が最も大きな値になった時が実際のスタブ管2の管径で
あり、更に反射型光センサ34a,34bによるスタブ
管2との距離(位置)と前記管径とから、スタブ管2の
Y方向の軸心が求まる。
【0040】また、スタブ管2のX方向中心PはP=X
B+D/2となる。
【0041】続いてロボットアーム26によりスタブ管
溶接機1をZ方向に所定距離△h(図4参照)だけ移動
させて、上記と同様の検出を行うと、スタブ管2に対す
る馬蹄型ガイド8のX方向の傾きとY方向の傾きを前記
式I及び式IIによって求めることができる。従って、
図1の場合と同様に、制御器33によりロボットアーム
26を作動して、スタブ管2に対する馬蹄型ガイド8の
軸心ずれと傾きがない状態に迅速に調節することができ
る。なお、図7及び図8の場合も図6に示したように馬
蹄型ガイド8の上下面に距離△hをおいてセンサ装置2
7を備えるようにすれば、ロボットアーム26によりス
タブ管溶接機1を距離△hだけ移動させる操作を省略し
て能率を向上させることができる。
【0042】図9及び図10は、前記センサ装置27の
更に他の例を示したもので、馬蹄型ガイド8の上面にお
けるスタブ管2を挟むように略U字状に形成されている
一つの先端部28bにY方向に延びたタッチセンサ35
を備えている。尚、上記タッチセンサ35は、該タッチ
センサ35とスタブ管2との間に溶接回路を利用して電
圧が掛けられていて、タッチセンサ35がスタブ管2に
接触すると、電流が流れてスタブ管2位置を検出するよ
うになっている。
【0043】図9に実線で示すように、馬蹄型ガイド8
をT1方向に移動させると、タッチセンサ35によりス
タブ管2外周面の右側のX方向位置が検出され、続いて
仮想線で示すように馬蹄型ガイド8を90゜旋回させて
上から下に向って移動させると、タッチセンサ35によ
りスタブ管2外周面の上側のY方向位置が検出される。
【0044】続いて、前記馬蹄型ガイド8をスタブ管2
から引き抜いて、図10に示すように馬蹄型ガイド8を
2方向に移動させると、タッチセンサ35によりスタ
ブ管2外周面の左側のX方向位置が検出され、続いて図
9に示したように馬蹄型ガイド8を90゜旋回させて下
から上に向って移動させると、タッチセンサ35により
スタブ管2外周面の下側のY方向位置が検出される。
【0045】これによりスタブ管2の管径と位置とが検
出されることになるので、この検出されたスタブ管2の
軸心と馬蹄型ガイド8の軸心とがずれている場合には、
制御器33によりロボットアーム26を作動して、心合
わせを自動的に行う。
【0046】続いてロボットアーム26によりスタブ管
溶接機1をZ方向に所定距離△h(図4参照)だけ移動
させて、上記と同様の検出を行うと、スタブ管2に対す
る馬蹄型ガイド8のX方向の傾きとY方向の傾きを前記
式I及び式IIによって求めることができる。従って、
図1の場合と同様に、制御器33によりロボットアーム
26を作動して、スタブ管2に対する馬蹄型ガイド8の
軸心ずれと傾きがない状態に迅速に調節することができ
る。なお、図9及び図10の場合も図6に示したように
馬蹄型ガイド8の上下面に距離△hをおいてセンサ装置
27を備えるようにすれば、ロボットアーム26により
スタブ管溶接機1を距離△hだけ移動させる操作を省略
して能率を向上させることができる。
【0047】更に、図9、図10では一つの先端部28
bにタッチセンサ35を備えた場合を例示したが、両方
の先端部28a,28bにタッチセンサ35を備えるよ
うにしてもよく、このようにすると図10のように馬蹄
型ガイド8をスタブ管2から引き抜くという操作を省略
することができる。
【0048】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、スタブ
管溶接機をロボットアームに取付け、且つ馬蹄型ガイド
に備えたセンサ装置によりスタブ管に対する馬蹄型ガイ
ドの軸心ずれと傾きとを検出し、制御器によりロボット
アームを作動させてスタブ管に対する馬蹄型ガイドの軸
心ずれと傾きを制御するようにしているので、スタブ管
に対する馬蹄型ガイドの位置合わせを自動的に迅速且つ
高精度に行うことができ、よってスタブ管の溶接作業の
高能率化を図ることができるという優れた効果を奏し得
る。
【0049】請求項2に記載の発明によれば、ロボット
アームを管寄と平行に走行する走行台車に備えているの
で、多数のスタブ管を管寄に溶接する際のスタブ管溶接
機の位置決め作業を効率的に行うことができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す斜視図であ
る。
【図2】馬蹄型ガイドに備えたセンサ装置の一例を示す
平面図である。
【図3】図2のIII−III方向矢視図である。
【図4】馬蹄型ガイドのY方向の傾きαを求める原理を
示す線図である。
【図5】馬蹄型ガイドのX方向の傾きβを求める原理を
示す線図である。
【図6】馬蹄型ガイドの上下にセンサ装置を備えた例を
示す側面図である。
【図7】センサ装置の他の例を示す平面図である。
【図8】図7のセンサ装置によりスタブ管の直径と軸心
を検出する原理を示す線図である。
【図9】タッチセンサによるセンサ装置の例を示す平面
図である。
【図10】図9のセンサ装置の検出作動の状態を示す平
面図である。
【図11】従来のスタブ管に対するスタブ管溶接機の取
付け状態を示す側面図である。
【図12】図11のスタブ管溶接機の平面図である。
【図13】図11のスタブ管溶接機の切断側面図であ
る。
【符号の説明】
1 スタブ管溶接機 2 スタブ管 3 管寄 8 馬蹄型ガイド 19 溶接トーチ 25a レール 26 ロボットアーム 27 センサ装置 32 検出信号 33 制御器 α 傾き β 傾き

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管寄に複数配置されるスタブ管に半径方
    向から嵌合が可能な馬蹄型ガイドと該馬蹄型ガイドに支
    持されてスタブ管の外周を回転しながらスタブ管の周方
    向の隅肉溶接を行う溶接トーチとを備えているスタブ管
    溶接機を、ロボットアームに取付け、且つ前記馬蹄型ガ
    イドにスタブ管に対する馬蹄型ガイドの軸心ずれと傾き
    とを検出するセンサ装置を取付け、該センサ装置からの
    検出信号に基づいて前記ロボットアームを作動すること
    によりスタブ管に対する馬蹄型ガイドの軸心ずれと傾き
    を制御する制御器を備えたことを特徴とするスタブ管自
    動溶接装置。
  2. 【請求項2】 ロボットアームを、管寄に沿って設けた
    レール上を走行する走行台車に備えたことを特徴とする
    請求項1に記載のスタブ管自動溶接装置。
JP35058796A 1996-12-27 1996-12-27 スタブ管自動溶接装置 Pending JPH10193112A (ja)

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Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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