JPH06320392A - アンダカットマシンの切削部位置決め方法とその切削部位置決め方法を用いた切削部位置決め装置 - Google Patents

アンダカットマシンの切削部位置決め方法とその切削部位置決め方法を用いた切削部位置決め装置

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JPH06320392A
JPH06320392A JP13897693A JP13897693A JPH06320392A JP H06320392 A JPH06320392 A JP H06320392A JP 13897693 A JP13897693 A JP 13897693A JP 13897693 A JP13897693 A JP 13897693A JP H06320392 A JPH06320392 A JP H06320392A
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cutting
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undercut machine
center
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Hiroshi Ogawa
博史 小川
Norihiko Tanaka
範彦 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で精度の良い整流子のマイカ部の
切削加工を可能にする,アンダカットマシンの切削部の
位置検知のための方法とその装置を得るようにする。 【構成】 所定数の光電変換機能素子を整流子1に直交
するように整列して形成したCCDセンサ等の光センサ
6によって整流子1のマイカ部1bを検知するように
し,各光電変換機能素子の測定デ−タのレベル差によっ
て,整流子1のマイカ部1bと導体部1aとの別を判定
し,マイカ部1bを判定するデ−タを受光している光セ
ンサ6の中央部を切削部の中心であると判定するように
した。また,判定した切削部の中心と,整流子1の寸法
構造から,切削位置とマイカ部位置とのずれ補正デ−タ
を得るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,直流モ−タの整流子
のマイカ部を切削するアンダカットマシンの切削部の位
置決め方法と位置決め装置に係り,特に,安定に精度良
くマイカ部の中央部を判定して,アンダカットマシンの
切削ラインとマイカ部との偏差量,即ちアンダカットマ
シンに装着された整流子のマイカ部を正しく切削すべき
位置修正量を算出して,アンダカットマシンによる切削
加工精度を容易確実に得ることができる,アンダカット
マシンの切削部位置決め方法とその切削部位置決め方法
を用いた切削部位置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アンダカットマシンにおける切削位置を
検知するための整流子の切削部検知方法は,例えば,図
6,図7に示すような手段が実施されている。図6は電
気的に整流子1の導体部1aと切削すべきマイカ部1b
とを判定する手段を模型的に記したものであって,図6
(A)は整流子1を表面から見た図,図6(B)は図6
(A)を側面から見た図に2本の探触子21,22を追
記した図である。探触子21と探触子22との間隔およ
びそれぞれの位置を,整流子1の外形寸法および導体部
1aとマイカ部1bそれぞれの寸法幅に対応して,所定
条件に設定し移動させる。探触子21と探触子22それ
ぞれを整流子1の表面に接触し,整流子1の表面と探触
子21および探触子22それぞれとの間の導通状態を判
定回路23で判定する。上記判定によって,アンダカッ
トマシンによって切削する整流子1のマイカ部1bの位
置を検知し,切削中心であるマイカ部1bの中央部を判
定する。上記実施例は探触子2個の場合について説明し
たが,探触子3個を用いて相互の導通状態を判定してマ
イカ部1bの中央部を検知する方法も実行される。
【0003】図7は光学的に整流子1の導体部1aとマ
イカ部1bとを判定する手段を模型的に記したものであ
って,前述した図6(B)に対応させ,探触子21,2
2に換えて光学的検知機構を記した図である。図7にお
いて,31は光源であって,光源31から照射される光
線は機構部32によって振動するスリット33によって
断続される。光源31から照射され断続する光線は整流
子1表面で反射し,反射光34は光電変換機能素子35
に受光される。光電変換機能素子35で受光される断続
した光は電気信号に変換されて検知回路36に入力す
る。検知回路36においては,機構部32から出力され
るスリット33の駆動信号と同期して,光電変換機能素
子35の受光信号から整流子1による反射信号を分離し
検出する。整流子1による反射信号は導体部1aの反射
光は強く,マイカ部1bの反射光は弱い,従って,検知
回路36においては,アンダカットマシンによって切削
すべき整流子1のマイカ部1bの位置を検知し,切削中
心であるマイカ部1bの中央部を判定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで,上述したよ
うな整流子の切削部検知手段によると,図6に示した探
触子による手段では,次のような問題点がある。 アンダカットマシンによって切削すべき直流モ−タが
それぞれ異なった寸法のモ−タであると,切削加工すべ
き直流モ−タの整流子の寸法構成に対応して探触子の位
置を変更し調節し直す必要がある。そのために調節時間
が必要であり,調節精度によって加工誤差が入る恐れが
ある。 複数の探触子で検知するために,回路が複雑になり,
切削部の曲がりには対応できない。 各探触子は常に整流子表面に接触させる必要があり,
探触子移動時等に接触が切れると検知作業が有効に実行
できない。 探触子による検知手段によると,アンダカットマシン
による切削作業のためには,アンダカットマシンのカッ
タの位置に対して探触子の位置をずらすか,探触子を検
知完了後退避させる必要がある。 そのために探触子の調節用駆動機構,退避機構等が複雑
になる。図7に示した光学的手段では,次のような問題
点がある。 スリットの振動を機械的におこなうために構造が複雑
になる。 スリットの振動振幅がなんらかの理由で変動し,マイ
カの幅よりも狭くなるような場合があると,導体とマイ
カとの区別検知ができなくなる恐れがある。 スリットの振動による共振振動等がおこらないよう
に,振動機構の剛性を高める必要がある。 マイカの厚み,幅,整流子の直径等,整流子の構造寸
法によってスリットの振動振幅を調節する必要がある。 マイカの厚み,幅,整流子の直径等,整流子の構造寸
法によって所望される検知のために使用する判定用電気
回路の定数類を調節する必要がある。 この発明は上記従来の問題点を除いて,簡単な構造で精
度の良い,整流子のマイカ部の切削加工を可能にする,
アンダカットマシンの切削部位置決め方法とその切削部
位置決め方法を用いた切削部位置決め装置を得ることを
目的(課題)としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明に基づくアンダカットマシンの切削部位置決
め方法によると,整流子のマイカ部上部を移動自在に構
成した光照射装置によって照射し,この照射光による照
射点を少なくとも一列に所定数の光電変換機能素子を整
列して形成した光センサによって測定し,この測定デ−
タのレベル差によって,整流子のマイカ部と導体部との
別を判定し,マイカ部を判定するデ−タを受光している
光センサの中央部を切削部の中心であると判定するよう
にした。アンダカットマシンのカッタ部に対する整流子
のマイカ部の修正回転角度偏差量を検出するには,上述
したアンダカットマシンの切削部位置決め方法により判
定した切削部の中心とアンダカットマシンのカッタ中心
部との距離と,この整流子の回転中心とアンダカットマ
シンのカッタ中心位置との距離との比によって,回転角
度偏差を算出するようにした。また,切削すべき整流子
のマイカ部の切削線に対する角度偏差量を検出するに
は,上述したアンダカットマシンの切削部位置決め方法
による切削部中心の判定をアンダカットマシンにより切
削すべき整流子の一端部近傍で行ってこの判定位置にア
ンダカットマシンのカッタ中心部を合わせ,整流子の反
対側端部近傍の切削部中心を前述と同様方法で判定し,
この判定部における切削部部中心位置とアンダカットマ
シンのカッタ中心部との間の距離と,この判定した整流
子両端部間の距離とから,切削すべき整流子の角度偏差
量を算出するようにした。
【0006】上述したアンダカットマシンの切削部位置
決め方法を適用したアンダカットマシンの切削部位置決
め装置においては,整流子のマイカ部を照射する移動可
能な光照射装置と,光照射装置から照射される照射点を
測定する所定数の光電変換機能素子を整列して形成し,
光照射装置と連動可能に構成した光センサと,この光セ
ンサを構成するそれぞれの光電変換機能素子の受光レベ
ルによって,整流子のマイカ部と導体部との別を判定す
る機能およびマイカ部の中央部を判定する判定部とを設
けてこのマイカ部の中央を切削部の中心とみなすように
した。さらに判定したマイカ部中央部とカッタ中心部と
の距離および,セットされる整流子の所定部寸法からア
ンダカットマシンのカッタ軌跡と整流子のマイカ部との
偏差量を算出する演算機能とを設けた。
【0007】
【作用】この発明は,上述のような方法にし,また,構
成したので,切削部の中央ラインが容易確実に判定でき
る。また,この判定結果を用いて,アンダカットマシン
と切削すべきマイカ部とのずれ量を容易確実に検知でき
る。
【0008】
【実施例】本発明に基づくアンダカットマシンの切削部
位置決め方法を適用した切削部位置決め装置の実施例の
詳細を図1ないし図5を参照して詳細に説明する。図1
にはアンダカットマシンの切削部位置決め方法を適用し
た切削部位置決め装置の概要構成例を示している。図1
において1は表面に構成されたマイカ部を切削加工する
直流モ−タの電機子に形成された整流子であって,整流
子1がアンダカットマシン2のベッド2a上に保持され
て機構部2bに装着された状況を示している。また,3
は例えばハロゲンランプを用いた光源であって,光源3
から放射される光は光ファイバ−4等の導光機能によっ
てレンズ類によって構成される投光器5に導かれる。光
源3,光ファイバ−4,投光器5等によって光照射装置
を構成している。投光器5によって照射された光線5a
は整流子1の表面に形成される,導体部1a,またはマ
イカ部1bによって反射され,反射光5bは光センサ6
に入射し,入射した光量変化に対応して変化する電気信
号に変換される。光センサ6は,所定数の光電変換機能
素子を少なくとも1列,計測すべき整流子に対して直向
方向に整列した光電変換機能であって,例えば,直向方
向に128個の光電変換機能素子を整列したCCDカメ
ラやCCDセンサ等(以下光センサをCCDセンサと記
す)である。CCDセンサ6の受光信号出力は画像処理
装置7に伝送される。画像処理装置7による処理結果は
この画像処理装置7に対して操作信号を伝送してくる上
位制御装置である,例えば,シ−ケンサ(以下シ−ケン
サと記す)8に伝送される。シ−ケンサ8はまた,アン
ダカットマシン2の制御装置9に制御信号を伝送してい
る。また,10はこのアンダカットマシン2のカッタを
示している。アンダカットマシン2はカッタ10によっ
て,整流子1のマイカ部表面を所定条件に従って切削す
る。
【0009】次に上述のように構成した実施例における
画像処理装置7を主体とするマイカ部判定機能の働きを
図2ないし図5を参照して詳細に説明する。図2はCC
Dセンサによって,切削すべきマイカ部の中央部を判定
するための方法を説明する図であって,横軸にCCDセ
ンサ6を構成する1列の各光電変換機能素子を示し,縦
軸にこの各光電変換機能素子の受光レベルを示してい
る。各光電変換機能素子の受光レベルは照射光(図1に
示した5a)に対応する整流子1表面の導電部aで最も
大きくなるが,照射光(図1に示した5a)のほぼ中央
に整流子(図1に示した1)のマイカ部があると,マイ
カ部の反射光量は導電部の反射光量よりも極度に少な
い。従って,CCDセンサ6の受光レベルは図に示すよ
うに谷部bを形成する。谷部bの判定条件は,そのCC
Dセンサ6による受光信号の条件に対応して予め適切に
設定し,画像処理装置7に記録させておく。谷部bの判
定条件は,例えば,詳細を後述するように各光電変換機
能素子の受光レベル平均値の1/2よりも小さい受光レ
ベルである連続する光電変換機能素子の両端間を谷部と
する。従って,谷部の中央部cに当たる光電変換機能素
子は切削すべきマイカ部の中央部,即ち,切削部の中心
を示している。カッタ(図示せず)の中心部をdとする
と。マイカ部の中央部cとカッタの中心部dとの間隔e
が,切削のために修正が必要な偏差距離を示している。
【0010】次に上述したマイカ部の中央部cとカッタ
10のCの中心部dとの間隔距離eを修正すべき整流子
の回転角θ1を求める手段を図3によって説明する。図
3は整流子1とCCDセンサ6を整流子1の端部から見
た状況を示している。図3において,1は整流子,6は
CCDセンサであって,1bは整流子1のマイカ部を示
している。また,eがマイカ部の中央部cとカッタの中
心部dとの間の偏差距離,fは整流子の半径寸法を示し
ている。CCDセンサとカッタとは機構的に所定の位置
関係に構成させているので,CCDセンサ6における所
定の光電変換機能素子,例えば,128個の光電変換機
能素子のうち64番目をカッタの中心に対応させること
によって,前述したマイカ部の中央部cとカッタの中心
部dとの間の距離eが判定できる。従って,図3にはカ
ッタを図示せず,CCDセンサ6のみを図示している。
θ1はマイカ部の中央部cとCCDセンサ6の中央部d
(カッタの中心部)とを一致させるために整流子1を回
転させる必要のある角度を示している。図から理解され
るようにθ1は式1から求めることができる。 θ1=tan-1(e/f)・・・・(1) 式(1)によって得られた角度θ1だけ整流子1を回転
させる。即ち,アンダカットマシンの機構部を角度θ1
回転することによってマイカ部の中央部cとカッタの中
心部dとを一致させ,偏差距離eをゼロにすることがで
きる。
【0011】次に上述したようにマイカ部の中央部cと
カッタの中心部dとを一致させた後マイカ部の長手方向
をカッタの切削方向に一致させるための手段を図4によ
って説明する。図4は整流子1を上部から俯瞰した状況
を示していて,gは上述したようにマイカ部の中央部c
とカッタの中心部dとを一致させた点を示している。即
ち,マイカ部の長手方向をカッタの切削方向に一致させ
る工程の前段階では,先ず,整流子1のマイカ部の中央
部cとカッタの中心部dとを整流子の所定側の端部gに
おいて一致させる。次にCCDセンサ6を整流子1の軸
に沿って移動させ,整流子1のもう一方の端部hで前述
したような手段でマイカ部の中央部cとカッタの中心部
dとの間の偏差距離を求める(偏差距離をiとする)。
図4において,整流子1の両端部gとhとの間の距離を
jとすると,マイカ部の長手方向とカッタの切削方向と
の偏差角度θ2は式(2)で表される。 θ2=tan-1(i/j)・・・・・・(2) 従って,アンダカットマシン1の機構部をθ2回転させ
ることによって正しくマイカ部を切削することが可能に
なる。
【0012】次に上述したようなマイカ部の角度ずれの
検知と修正手段を用いるアンダカットマシンによる切削
加工のステップを,前述した図1ないし図4を参照し,
図5に示す概要フロ−によって説明する。この工程の最
初に切削修正すべき整流子1をアンダカットマシン2の
所定位置に固定装着して測定を開始する。シ−ケンサ8
の稼働を開始しすると,シ−ケンサ8は予め設定された
操作シ−ケンスに従って本発明に基づく整流子1の前述
した測定を開始する。即ち,光源3に電源を供給して点
灯し,投光器5から光線5aを照射する。投光器5とC
CDセンサ6を整流子6の1端部上部所定位置に移動す
る。CCDセンサ6による受光信号を画像処理装置7に
導き,画像処理装置7はCCDセンサ6を構成する12
8個の各光電変換機能素子の受光信号レベルの平均値を
演算し,その平均値の1/2であるysを算出する(ス
テップ1)。CCDセンサ6を構成する128個の各光
電変換機能素子の受光信号レベルのうち算出したys
りも小さい受光信号レベルを出力する,相互に連続する
光電変換機能素子列(受光素子列)を検知する(ステッ
プ2)。上述した,検知した光電変換機能素子のうち連
続している複数の光電変換機能素子の数をチェックし,
連続している最大個数の光電変換機能素子のうちの左右
の光電変換機能素子を判定し,その中間の光電変換機能
素子を判定する。即ち,受光信号レベルの谷bを求めそ
の谷の中央部cの光電変換機能素子を判定する(ステッ
プ3,ステップ4)。上述したように判定した谷bの中
央部cの光電変換機能素子と,128個の光電変換機能
素子の中央部dとの間の距離eを求める(ステップ
5)。
【0013】次に図3によって前述したように上述した
マイカ部の中央部cとCCDセンサ6の中央部(カッタ
の中心)dとの間隔距離eを修正するために,回転すべ
き整流子の回転角θ1を求める(ステップ6)。即ち,
式(1)のθ1=tan-1(e/f)の演算をする。次
に,アンダカットマシン2の機構部2bを駆動して整流
子1を角度θ1回転してマイカ部の中央部cとカッタ1
0の中心dとを一致させる。即ち,間隔距離eをゼロに
する(ステップ7)。投光器5とCCDセンサ6を整流
子の反対側の端部hに移動する(ステップ8)。次に図
4によって前述したようにマイカ部の長手方向をカッタ
の切削方向に一致させるために,修正すべき角度θ2
求める(ステップ9)。即ち,式(2)のθ2=tan
-1(i/j)の演算をする。次に,マイカ部の長手方向
をカッタの切削方向に一致させるために,アンダカット
マシン2を駆動して整流子1の軸とカッタ10の切削方
向との間の角度をθ2回転し,マイカ部の中央部cとカ
ッタの中心dとを一致させる。即ち,距離iをゼロにす
る(ステップ10)。アンダカットマシンのカッタ10
を移動させ(ステップ11)て所定の切削作業を行う
(ステップ12)。整流子1を構成しているマイカ部1
b全部の切削が完了しないと,次の列のマイカ部を切削
するために,次のマイカ部を切削位置にくるように,ア
ンダカットマシン2の機構部2bを駆動してマイカ部列
の1ピッチ角度回転させ(ステップ13),上述したス
テップ1からの作業を実行する。整流子1に構成されて
いるマイカ部1b全数の切削が完了すると,このアンダ
カットマシンのシステムに対応して予め設定されたシ−
ケンスに従い,例えば,切削が完了した整流子を搬出し
て次に切削する整流子を装着する。上述の説明ではマイ
カ部を切削するたびに,修正角θ1およびθ2を算出し修
正するように説明したが,その整流子の条件に対応して
例えばθ2の修正回数を適切に減らし,また,θ1および
θ2両方の修正回数を減少させても良い。
【0014】上述した実施例のようなフロ−に従って所
望される計測を実現できるように構成することによって
アンダカットマシンの切削部の位置決め装置を実現でき
る。上述の説明は本発明の技術思想を実現するための基
本構成を示したものであって,種々応用改変することが
できる。例えば,θ1,θ2を求める演算機能は,画像処
理装置7に構成させても,演算機能を備えたシ−ケンサ
8を用い,シ−ケンサ8によって実行させるようにして
も良い。また,光源や投光器,計測用のセンサ類は,実
施例に示した以外の要素機器によって構成させる等,必
要計測精度等に対応させて適切に選択し構成させるよう
にすれば良いことは当然である。
【0015】
【発明の効果】本発明は上述したような方法にし,構成
したので切削すべきマイカ部の中央ラインが容易確実に
判定できる。また,この判定結果を用いて,アンダカッ
トマシンと切削すべきマイカ部とのずれを容易確実に検
知できる。従って,精度の良いアンダカットマシンによ
る切削作業を効率良く実行できるという優れた効果が得
られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づくアンダカットマシンの切削部
(マイカ部)位置決め方法を適用した切削部位置決め装
置の概要構成例を示す概要ブロック図である。
【図2】図1に示す切削部位置決め装置によって切削部
(マイカ部)の中心(中央部)を判定するための方法を
示す説明図である。
【図3】整流子とCCDセンサを整流子の端部から見た
状況を示す側面図である。
【図4】図1に示す切削部位置決め装置によってマイカ
部の中央部とカッタの中心とを一致させた後切削部(マ
イカ部)の長手方向とカッタの切削方向との偏差角を算
出するための演算方法を示す説明図である。
【図5】図1に示す切削部位置決め装置によって行うア
ンダカットマシンの作業手順を説明する概要フロ−図で
ある。
【図6】アンダカットマシンにおける従来のマイカ部を
検知する電気的方法の1例を示す説明図である。
【図7】アンダカットマシンにおける従来のマイカ部を
検知する光学的方法の1例を示す説明図である。
【符号の説明】
1:整流子 1a:整流子の導体部 1b:整流子のマイカ部 2:アンダカットマシン 3:光源(ハロゲンランプ) 4:導光機能(光ファイバ−) 5:投光器 6:光センサ(CCDセンサ)(CCDカメラ) 7:画像処理装置 8:制御装置(シ−ケンサ) 9:アンダカットマシンの制御装置 10:アンダカットマシンのカッタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流モ−タの整流子のマイカ部を切削す
    るアンダカットマシンの切削部位置決め方法において,
    当該アンダカットマシンに装着した整流子のマイカ部表
    面部を移動自在に構成した光照射装置によって照射し,
    該照射光による照射点を少なくとも一列に所定数の光電
    変換機能素子を整列して形成した光センサによって測定
    し,該測定デ−タのレベル差によって,当該整流子のマ
    イカ部と導体部との別を判定し,マイカ部を判定するデ
    −タを受光している光センサの中央部を切削部の中心で
    あると判定するようにしたことを特徴とするアンダカッ
    トマシンの切削部位置決め方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアンダカットマシンの切
    削部位置決め方法により判定した切削部の中心とアンダ
    カットマシンのカッタ中心部との距離と,当該整流子の
    回転中心と該切削部中心との距離との比によって,アン
    ダカットマシンのカッタ中心部の回転角度偏差を算出す
    るようにしたアンダカットマシンの切削部位置決め方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のアンダカットマシンの切
    削部位置決め方法によって切削部の中心を当該アンダカ
    ットマシンにより切削する整流子の一端部近傍で判定し
    て,該判定位置をアンダカットマシンの切削部の一端部
    における中心部とし,該整流子の反対側端部近傍におい
    て切削部の中心を判定し,該判定部における切削部の中
    心とアンダカットマシンのカッタ中心部との間の距離
    と,前記検知した整流子両端部における判定位置間の距
    離とから,アンダカットマシンのカッタの軌跡と切削す
    べき整流子上の切削線との角度偏差量を算出するように
    したアンダカットマシンの切削部位置決め方法。
  4. 【請求項4】 直流モ−タの整流子のマイカ部を切削す
    るアンダカットマシンの切削部位置決め装置において,
    当該アンダカットマシンに装着した整流子のマイカ部表
    面部を移動自在に移動して照射する光照射装置と,該光
    照射装置により照射される照射点を測定する少なくとも
    一列に所定数の光電変換機能素子を整列して形成し,前
    記光照射装置と連動可能に構成した光センサと,該光セ
    ンサを構成するそれぞれの光電変換機能素子の受光レベ
    ルによって,当該整流子のマイカ部と導体部との別を判
    定する機能と,該判定されたマイカ部の中央部を判定す
    る判定部とを設け,該判定されたマイカ部の中央部を当
    該アンダカトマシンの切削部の中心であると見なすよう
    にしたことを特徴とするアンダカットマシンの切削部位
    置決め装置。
  5. 【請求項5】 直流モ−タの整流子のマイカ部を切削す
    るアンダカットマシンの切削部位置決め装置において,
    当該アンダカットマシンに装着した整流子のマイカ部表
    面部を移動自在に移動して照射する光照射装置と,該光
    照射装置により照射される照射点を測定する少なくとも
    一列に所定数の光電変換機能素子を整列して形成し,前
    記光照射装置と連動可能に構成した光センサと,該光セ
    ンサを構成するそれぞれの光電変換機能素子の受光レベ
    ルによって,当該整流子のマイカ部と導体部との別を判
    定する機能と,該判定されたマイカ部の中央部を判定す
    る判定部と,該マイカ部の中央部とカッタ中心部との距
    離および,当該アンダカットマシンにより切削される整
    流子の所定部寸法から当該アンダカットマシンのカッタ
    軌跡と当該整流子のマイカ部との相対角度偏差量を算出
    する演算機能とを設けたことを特徴とするアンダカット
    マシンの切削部位置決め装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020179790A1 (ja) * 2019-03-06 2020-09-10 株式会社東京精密 ワーク加工装置及び方法
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