JPH10193030A - 鍛造プレス機のビレット供給装置 - Google Patents
鍛造プレス機のビレット供給装置Info
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- JPH10193030A JPH10193030A JP35013696A JP35013696A JPH10193030A JP H10193030 A JPH10193030 A JP H10193030A JP 35013696 A JP35013696 A JP 35013696A JP 35013696 A JP35013696 A JP 35013696A JP H10193030 A JPH10193030 A JP H10193030A
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- billet
- forging press
- screw
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ビレットbのクランプ8の交換を容易にす
る。 【解決手段】 供給アーム6を平行四辺形の4節回転連
鎖機構3、4、5、6を介しサーボモータ11で移動さ
せる。反転機構7とクランプ8はフランジ70と93の
ボルト締めで着脱自在とし、その両フランジの周囲等間
隔の各ボルト穴の対応を変えて、反転機構7に対し、ク
ランプ8を両フランジ中心の凹凸嵌合を介し、回転可能
にする。クランプ8の開閉はばねによる自動復帰型エア
シリンダ74によって行い、その駆動用エアは前記嵌合
部の孔を介し給排して、空気通路がクランプ8の回転に
影響が少ないようにする。駆動レバー4と従動レバー5
は2本、4a、4b、5a、5bに分割して、その分割
レバーをねじ結合49、50によって伸縮自在とする。
このように伸縮すれば、クランプ8の移行軌跡Hが面状
となって、プレス機Aのプレス位置P1 が変わってもそ
の変更に容易に対応し得る。
る。 【解決手段】 供給アーム6を平行四辺形の4節回転連
鎖機構3、4、5、6を介しサーボモータ11で移動さ
せる。反転機構7とクランプ8はフランジ70と93の
ボルト締めで着脱自在とし、その両フランジの周囲等間
隔の各ボルト穴の対応を変えて、反転機構7に対し、ク
ランプ8を両フランジ中心の凹凸嵌合を介し、回転可能
にする。クランプ8の開閉はばねによる自動復帰型エア
シリンダ74によって行い、その駆動用エアは前記嵌合
部の孔を介し給排して、空気通路がクランプ8の回転に
影響が少ないようにする。駆動レバー4と従動レバー5
は2本、4a、4b、5a、5bに分割して、その分割
レバーをねじ結合49、50によって伸縮自在とする。
このように伸縮すれば、クランプ8の移行軌跡Hが面状
となって、プレス機Aのプレス位置P1 が変わってもそ
の変更に容易に対応し得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鍛造プレス機に
ビレットを移送するビレット供給装置に関する。
ビレットを移送するビレット供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、トランスファ装置付鍛造プレス
機Aは、図1を参照して説明すると、下金型Q上に各プ
レス位置P1 、P2 、P3 、P4 、P5 を定め、トラン
スファ装置の上下左右及び前後に動くビームFのフィン
ガーaで被加工物bを掴む動作と離す動作を繰り返すこ
とにより、被加工物bを、各プレス位置P1 ……に順々
に移行させて、プレス加工をする。このとき、プレス位
置P1 に被加工物bが供給され、プレス位置P5 からプ
レス完了品が運び出される(払い出される)。その運び
出しは、適宜な手段によってコンベアC’に移されて所
要位置に移行される。
機Aは、図1を参照して説明すると、下金型Q上に各プ
レス位置P1 、P2 、P3 、P4 、P5 を定め、トラン
スファ装置の上下左右及び前後に動くビームFのフィン
ガーaで被加工物bを掴む動作と離す動作を繰り返すこ
とにより、被加工物bを、各プレス位置P1 ……に順々
に移行させて、プレス加工をする。このとき、プレス位
置P1 に被加工物bが供給され、プレス位置P5 からプ
レス完了品が運び出される(払い出される)。その運び
出しは、適宜な手段によってコンベアC’に移されて所
要位置に移行される。
【0003】このような鍛造プレス機Aにおいて、最初
のプレス位置P1 に被加工物bを送り込む(供給する)
場合、シュート、コンベアCなどの移送手段では、スペ
ースの関係のみならず、位置決め(セット)精度、被加
工物bの各送り込み姿勢への対応などに応じることがで
きない。このため、従来から、別置の被加工物供給装置
Bをプレス機Aの傍らに設置し、例えば、コンベアCに
より、インダクションヒータから被加工物であるビレッ
トbを所定位置Dに送り込み、この位置Dのビレットb
をプレス位置P1 に掴んで移動させている(セットして
いる)。
のプレス位置P1 に被加工物bを送り込む(供給する)
場合、シュート、コンベアCなどの移送手段では、スペ
ースの関係のみならず、位置決め(セット)精度、被加
工物bの各送り込み姿勢への対応などに応じることがで
きない。このため、従来から、別置の被加工物供給装置
Bをプレス機Aの傍らに設置し、例えば、コンベアCに
より、インダクションヒータから被加工物であるビレッ
トbを所定位置Dに送り込み、この位置Dのビレットb
をプレス位置P1 に掴んで移動させている(セットして
いる)。
【0004】このビレット供給装置Bには、一種類の鍛
造プレス機Aのみではなく、各種の鍛造プレス機Aに対
応すべく、ある程度の汎用機種としての性能を有するこ
とが必要であり、更に、プレス機Aの製品精度の安定化
あるいは歩留り率の改善等から、ビレットbの供給位置
精度の向上とビレットbの各送り込み姿勢への対応が求
められ、従来技術として、特開昭60−17622号公
報、実公昭63−21946号公報、実開平4−113
137号公報、特開平8−174134号公報などに記
載のものがある。
造プレス機Aのみではなく、各種の鍛造プレス機Aに対
応すべく、ある程度の汎用機種としての性能を有するこ
とが必要であり、更に、プレス機Aの製品精度の安定化
あるいは歩留り率の改善等から、ビレットbの供給位置
精度の向上とビレットbの各送り込み姿勢への対応が求
められ、従来技術として、特開昭60−17622号公
報、実公昭63−21946号公報、実開平4−113
137号公報、特開平8−174134号公報などに記
載のものがある。
【0005】その特開平8−174134号公報記載の
ビレット供給装置Bは、図21に示すように、鍛造プレ
ス機Aの支柱105等に固定フレーム101を取付け、
その固定フレーム101の先端部に第1関節軸108を
設け、この第1関節軸108を中心として第1アーム1
02を揺動自在に軸支している。第1アーム102の揺
動は、固定フレーム101の右側面(図21紙面手前)
に設けている第1モータ106の回転力が歯車を介して
第1アーム102に伝導する揺動機構でもって行ってい
る。
ビレット供給装置Bは、図21に示すように、鍛造プレ
ス機Aの支柱105等に固定フレーム101を取付け、
その固定フレーム101の先端部に第1関節軸108を
設け、この第1関節軸108を中心として第1アーム1
02を揺動自在に軸支している。第1アーム102の揺
動は、固定フレーム101の右側面(図21紙面手前)
に設けている第1モータ106の回転力が歯車を介して
第1アーム102に伝導する揺動機構でもって行ってい
る。
【0006】また、第1アーム102先端部には第2関
節軸109を設け、この第2関節軸109を中心として
第2アーム103を揺動自在に軸支している。第2アー
ム103の揺動は、固定フレーム101の左側面(図2
1紙面裏側)に設けている第2モータ107の回転力が
歯車を介して第2アーム103に伝導する揺動機構でも
って行っている。その第2アーム103は、ビレットb
を掴むクランプ104を有すると共に、掴んだビレット
bを90度反転することができる反転機構110を後端
部に装備している。
節軸109を設け、この第2関節軸109を中心として
第2アーム103を揺動自在に軸支している。第2アー
ム103の揺動は、固定フレーム101の左側面(図2
1紙面裏側)に設けている第2モータ107の回転力が
歯車を介して第2アーム103に伝導する揺動機構でも
って行っている。その第2アーム103は、ビレットb
を掴むクランプ104を有すると共に、掴んだビレット
bを90度反転することができる反転機構110を後端
部に装備している。
【0007】そして、シュートSから移送してきたビレ
ットbをクランプ104で掴んだ後、ビレット受け台1
11を鎖線のごとく反転し退避させてからクランプ10
4を矢印のごとく90度回転させ、ビレットbを縦送り
姿勢から横送り姿勢に変え(同図の受け台111上の実
線から送り状態の鎖線の状態、なお、縦送り姿勢で鍛造
プレス機Aの第1プレス位置P1 に供給する場合は、9
0度回転させない)、そののち、モータ106、107
の回転制御により、歯車機構を介して鎖線のごとく、第
1アーム102、第2アーム103が揺動して鍛造プレ
ス機Aの第1プレス位置P1 にビレットbを供給する。
ットbをクランプ104で掴んだ後、ビレット受け台1
11を鎖線のごとく反転し退避させてからクランプ10
4を矢印のごとく90度回転させ、ビレットbを縦送り
姿勢から横送り姿勢に変え(同図の受け台111上の実
線から送り状態の鎖線の状態、なお、縦送り姿勢で鍛造
プレス機Aの第1プレス位置P1 に供給する場合は、9
0度回転させない)、そののち、モータ106、107
の回転制御により、歯車機構を介して鎖線のごとく、第
1アーム102、第2アーム103が揺動して鍛造プレ
ス機Aの第1プレス位置P1 にビレットbを供給する。
【0008】このときの第1アーム102、第2アーム
103の揺動により移送されるビレットbの軌跡は、第
1関節軸108を中心として第1アーム102先端の第
2関節軸109を半径とするS0 の最小軌跡を描き、最
大軌跡は同様に第1関節軸108を中心として第1アー
ム102、第2アーム103の最伸張状態を半径とする
軌跡となるが、鍛造プレス機A内の金型Qや周辺機器に
干渉しないように第2関節軸109を中心として第2ア
ーム103を揺動させることにより、例えば同図に示し
ているごとくS1 、S2 の軌跡とし得るとしている。
103の揺動により移送されるビレットbの軌跡は、第
1関節軸108を中心として第1アーム102先端の第
2関節軸109を半径とするS0 の最小軌跡を描き、最
大軌跡は同様に第1関節軸108を中心として第1アー
ム102、第2アーム103の最伸張状態を半径とする
軌跡となるが、鍛造プレス機A内の金型Qや周辺機器に
干渉しないように第2関節軸109を中心として第2ア
ーム103を揺動させることにより、例えば同図に示し
ているごとくS1 、S2 の軌跡とし得るとしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このビレット供給装置
Bにおいては、一般に、ビレットbを挟持(掴持)する
クランプ104を構成するリンク、ピン、特に爪に激し
い損耗が発生し、中でも熱間鍛造では高熱、離型剤およ
びスケール等の影響を受けて、それらの寿命が短く、交
換あるいは修理の回数も多く、このため、それに要する
時間的なロスは馬鹿にならない。
Bにおいては、一般に、ビレットbを挟持(掴持)する
クランプ104を構成するリンク、ピン、特に爪に激し
い損耗が発生し、中でも熱間鍛造では高熱、離型剤およ
びスケール等の影響を受けて、それらの寿命が短く、交
換あるいは修理の回数も多く、このため、それに要する
時間的なロスは馬鹿にならない。
【0010】しかし、上記従来の装置Bにあっては、上
記反転機構とクランプ104の駆動機構が同じケーシン
グを使用するなどにより一体化されているため、クラン
プ104を交換あるいは修理を行うには、それらの分解
に多くの労力及び時間を費やさねばならない。また、ク
ランプ104の駆動源である油圧又は空気(エア)シリ
ンダの耐寿命についても同様であって特に、シリンダロ
ッド先端金具とクランプ104を連結しているピンにつ
いては、爪の開閉動作の要であることから交換あるいは
修理を欠くことは出来ない。このような交換あるいは修
理時は、装置全体を停止しなければ行うことが出来ず、
前記のごとく、分解してその交換等を行い、その時間を
長く費やすことは、稼働率の点からも問題となる。
記反転機構とクランプ104の駆動機構が同じケーシン
グを使用するなどにより一体化されているため、クラン
プ104を交換あるいは修理を行うには、それらの分解
に多くの労力及び時間を費やさねばならない。また、ク
ランプ104の駆動源である油圧又は空気(エア)シリ
ンダの耐寿命についても同様であって特に、シリンダロ
ッド先端金具とクランプ104を連結しているピンにつ
いては、爪の開閉動作の要であることから交換あるいは
修理を欠くことは出来ない。このような交換あるいは修
理時は、装置全体を停止しなければ行うことが出来ず、
前記のごとく、分解してその交換等を行い、その時間を
長く費やすことは、稼働率の点からも問題となる。
【0011】さらに、クランプ104の駆動源、及びそ
の反転の駆動源には、一般に油圧力、空気力を採用する
が、それぞれのシリンダにフレキシブルホースを繋ぎ込
むことが不可欠であり、同図鎖線のごとく大きく揺動す
る第2アーム103にその繋ぎ込む箇所があることによ
って、フレキシブルホースには屈曲と捩り運動が繰り返
し作用する。このため、そのホースが損傷する危険度は
高く、この損傷による交換あるいは修理時は、同様に装
置全体を停止しなければならず、稼働率の点から問題と
なる。
の反転の駆動源には、一般に油圧力、空気力を採用する
が、それぞれのシリンダにフレキシブルホースを繋ぎ込
むことが不可欠であり、同図鎖線のごとく大きく揺動す
る第2アーム103にその繋ぎ込む箇所があることによ
って、フレキシブルホースには屈曲と捩り運動が繰り返
し作用する。このため、そのホースが損傷する危険度は
高く、この損傷による交換あるいは修理時は、同様に装
置全体を停止しなければならず、稼働率の点から問題と
なる。
【0012】また、ビレットbは、同図のごとくその軸
方向に受け台111に送られ、そこで、クランプ104
で掴んだのち、通常、矢印のごとく90度回転させてプ
レス位置P1 に搬送する。このとき、ビレットbの径に
対して軸方向長さの比が1.2倍以下の場合、前記のご
とく軸方向に移送すると、途中で転倒する(転がる)恐
れがあり、その転倒した状態で、受け台111に至れ
ば、ビレットbは立った状態でクランプ104に掴まれ
ることとなる。この状態では、矢印のごとく反転せずに
プレス位置P1 に搬送すれば、ビレットbはその位置P
1 では横向きになるが、ビレットbを離す際、クランプ
爪が邪魔になって、ビレットbを所要の位置にセットで
きない。さらに、受け台111上のビレットbを挟持し
てS1 の軌跡に移動する時、受け台111が邪魔になる
ため、同図鎖線のごとく、受け台111は退避させなけ
ればならない。このことは、制御を複雑にする。
方向に受け台111に送られ、そこで、クランプ104
で掴んだのち、通常、矢印のごとく90度回転させてプ
レス位置P1 に搬送する。このとき、ビレットbの径に
対して軸方向長さの比が1.2倍以下の場合、前記のご
とく軸方向に移送すると、途中で転倒する(転がる)恐
れがあり、その転倒した状態で、受け台111に至れ
ば、ビレットbは立った状態でクランプ104に掴まれ
ることとなる。この状態では、矢印のごとく反転せずに
プレス位置P1 に搬送すれば、ビレットbはその位置P
1 では横向きになるが、ビレットbを離す際、クランプ
爪が邪魔になって、ビレットbを所要の位置にセットで
きない。さらに、受け台111上のビレットbを挟持し
てS1 の軌跡に移動する時、受け台111が邪魔になる
ため、同図鎖線のごとく、受け台111は退避させなけ
ればならない。このことは、制御を複雑にする。
【0013】さらに、ビレットbを挟持する位置D、そ
して開放して金型Q上に置く位置P1 のコントロール
は、歯車等の回転機構により、第1アーム102と第2
アーム103を回動することによるモータ制動で行って
いる。この回転による制御は、回転角の僅かな誤差が、
チャック先端部の直線的誤差として大きく表れてくるた
め、精度維持が煩雑となり、鍛造品の製品精度や材料の
歩留りが悪化する原因となる。また、同図鎖線で示す第
1アーム102と第2アーム103を回動させながらビ
レットbを挟持する位置D、そして開放して金型Q上に
置く位置P1 への供給する軌跡S1 、及び後退の軌跡S
2 を見れば、自明の通りであるが、金型Q上に置く位置
P1 ではモータ106、107の正転、逆転を繰り返す
ことによって初めて得られる軌跡であり、この作用は歯
車等の回転機構に多大の負荷を与えることとなり、且
つ、前述のごとく精度に関して更にバラツキを助長する
こととなる。
して開放して金型Q上に置く位置P1 のコントロール
は、歯車等の回転機構により、第1アーム102と第2
アーム103を回動することによるモータ制動で行って
いる。この回転による制御は、回転角の僅かな誤差が、
チャック先端部の直線的誤差として大きく表れてくるた
め、精度維持が煩雑となり、鍛造品の製品精度や材料の
歩留りが悪化する原因となる。また、同図鎖線で示す第
1アーム102と第2アーム103を回動させながらビ
レットbを挟持する位置D、そして開放して金型Q上に
置く位置P1 への供給する軌跡S1 、及び後退の軌跡S
2 を見れば、自明の通りであるが、金型Q上に置く位置
P1 ではモータ106、107の正転、逆転を繰り返す
ことによって初めて得られる軌跡であり、この作用は歯
車等の回転機構に多大の負荷を与えることとなり、且
つ、前述のごとく精度に関して更にバラツキを助長する
こととなる。
【0014】この発明は、以上の点に鑑み、損耗が激し
いクランプの交換及び修理を容易かつスピーディーにな
し得るようにすることを課題とする。
いクランプの交換及び修理を容易かつスピーディーにな
し得るようにすることを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、供給アームの先端を、シュート、コン
ベアなどによってビレットが搬送されてくる受取り位置
と鍛造プレスのビット受渡し位置とに往復移動させて、
その供給アーム先端のクランプで前記ビレットを掴持し
て、そのビレットを、前記受取り位置から受渡し位置に
運んで鍛造プレス機に供給する装置において、上記供給
アーム先端に、上記クランプをその支軸周りに回転させ
る反転機構を設け、この反転機構に前記クランプを前記
支軸を介して着脱自在に設けた構成としたのである。
に、この発明は、供給アームの先端を、シュート、コン
ベアなどによってビレットが搬送されてくる受取り位置
と鍛造プレスのビット受渡し位置とに往復移動させて、
その供給アーム先端のクランプで前記ビレットを掴持し
て、そのビレットを、前記受取り位置から受渡し位置に
運んで鍛造プレス機に供給する装置において、上記供給
アーム先端に、上記クランプをその支軸周りに回転させ
る反転機構を設け、この反転機構に前記クランプを前記
支軸を介して着脱自在に設けた構成としたのである。
【0016】このようにすれば、クランプは支軸周りに
回転して、上述の90°回転などをしてビレットの掴持
姿勢を変更することができ、クランプ爪などが損耗すれ
ば、支軸を介してクランプ全体を取替える。また、異な
る種類のビレットの掴持もそれに対応したクランプに交
換する。このようにクランプ全体の交換は、生産ライン
もわずかな停止でよく、取外しによって交換あるいは修
理を安全に施工でき、稼働率を維持することができる。
回転して、上述の90°回転などをしてビレットの掴持
姿勢を変更することができ、クランプ爪などが損耗すれ
ば、支軸を介してクランプ全体を取替える。また、異な
る種類のビレットの掴持もそれに対応したクランプに交
換する。このようにクランプ全体の交換は、生産ライン
もわずかな停止でよく、取外しによって交換あるいは修
理を安全に施工でき、稼働率を維持することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】この発明のビレット供給装置で
は、上記クランプのクランプ爪の開閉をエアシリンダで
行うとともに、そのエアシリンダをばねによる自動復帰
型とし、上記支軸を中空にして、この支軸を前記エアシ
リンダへの駆動用空気通路としたものとし得る。このよ
うにすれば、駆動用空気通路を、反転機構からクランプ
まではフレキシブルチューブでなす必要もなく、空気通
路の損耗も少なくなる。また、エアシリンダが自動復帰
型であると、空気通路は一本でよく、その構成も簡単と
なる。
は、上記クランプのクランプ爪の開閉をエアシリンダで
行うとともに、そのエアシリンダをばねによる自動復帰
型とし、上記支軸を中空にして、この支軸を前記エアシ
リンダへの駆動用空気通路としたものとし得る。このよ
うにすれば、駆動用空気通路を、反転機構からクランプ
まではフレキシブルチューブでなす必要もなく、空気通
路の損耗も少なくなる。また、エアシリンダが自動復帰
型であると、空気通路は一本でよく、その構成も簡単と
なる。
【0018】上記反転機構に上記クランプを設ける手段
は、それぞれに設けたフランジを重ねて、上記支軸の周
りの円周上のボルトナットにより前記両フランジを締め
付けて構成し、その各ボルトナットを周方向等間隔とし
たものとし得る。このようにすれば、反転機構に対しク
ランプをその等間隔の角度でもって取付け替えを行うこ
とができる。例えば、この等間隔を90度とすれば、反
転機構を90度回転した状態に取付け替えすることがで
き、ビレットの掴持状態の変更に対応できる(図8乃至
図10及びその説明参照)。
は、それぞれに設けたフランジを重ねて、上記支軸の周
りの円周上のボルトナットにより前記両フランジを締め
付けて構成し、その各ボルトナットを周方向等間隔とし
たものとし得る。このようにすれば、反転機構に対しク
ランプをその等間隔の角度でもって取付け替えを行うこ
とができる。例えば、この等間隔を90度とすれば、反
転機構を90度回転した状態に取付け替えすることがで
き、ビレットの掴持状態の変更に対応できる(図8乃至
図10及びその説明参照)。
【0019】上記供給アームは、平行四辺形の4節回転
連鎖機構の固定節に対向する節とし、その連鎖機構の駆
動節をクランクとして回転させることにより、上記供給
アームを、上記受取り位置と受渡し位置の間に往復運動
させるようにした構成とし得る。このようにすれば、平
行四辺形の4節回転連鎖機構に基づき、クランプ(掴
持)したビレットはその姿勢が変化することなく、上昇
及び前進する軌跡でもって搬送される。このため、ビレ
ット受け台(シュート、コンベア等)は退避する必要も
なく、動作制御も簡単でしかもビレットが引っ掛かる心
配も少ない。また、送り精度についても、4節回転連鎖
はシンプルな機構であるうえに、動きも正確であり、例
えば、その送りを減速機付サーボモータで行う場合、そ
の回転変位がビレットの掴持位置と開放位置に影響する
が、これとて電気的制御でもって十分な精度を確保する
ことが可能である。
連鎖機構の固定節に対向する節とし、その連鎖機構の駆
動節をクランクとして回転させることにより、上記供給
アームを、上記受取り位置と受渡し位置の間に往復運動
させるようにした構成とし得る。このようにすれば、平
行四辺形の4節回転連鎖機構に基づき、クランプ(掴
持)したビレットはその姿勢が変化することなく、上昇
及び前進する軌跡でもって搬送される。このため、ビレ
ット受け台(シュート、コンベア等)は退避する必要も
なく、動作制御も簡単でしかもビレットが引っ掛かる心
配も少ない。また、送り精度についても、4節回転連鎖
はシンプルな機構であるうえに、動きも正確であり、例
えば、その送りを減速機付サーボモータで行う場合、そ
の回転変位がビレットの掴持位置と開放位置に影響する
が、これとて電気的制御でもって十分な精度を確保する
ことが可能である。
【0020】その送りをなす4節回転連鎖を駆動する手
段としては、該連鎖機構の駆動節と固定節の間にねじジ
ャッキを介設し、このねじジャッキの伸縮により前記駆
動節をクランクとして回転させる構成を採用し得る。ね
じジャッキは細かい動きが可能のため、上記送り精度を
担保するのに有利である。
段としては、該連鎖機構の駆動節と固定節の間にねじジ
ャッキを介設し、このねじジャッキの伸縮により前記駆
動節をクランクとして回転させる構成を採用し得る。ね
じジャッキは細かい動きが可能のため、上記送り精度を
担保するのに有利である。
【0021】上記ねじジャッキで駆動する場合、そのね
じジャッキは、サーボモータにより回動するねじ軸とそ
のねじ軸にねじ結合された移動環とからなるものとし、
前記ねじ軸が軸受を介して上記固定節に揺動自在に連結
されているとともに、前記移動環が上記駆動節に揺動自
在に連結されており、かつ前記ねじ軸の両端は軸受で支
持されて、その両軸受間にサポートが設けられ、このサ
ポートに前記移動環がその長さ方向に移動自在に嵌合し
ている構成とし得る。このようにすれば、サーボモータ
によってねじ軸の回動量、すなわち4節回転連鎖機構の
各節の変位を精度よく設定することができて、高い送り
精度を担保することができるとともに、サポートによっ
て駆動節からねじ軸への反力が緩和され、ねじ軸の損傷
を防止するうえに、ねじ軸の円滑な回転を担保して高い
送り精度を維持し得る。
じジャッキは、サーボモータにより回動するねじ軸とそ
のねじ軸にねじ結合された移動環とからなるものとし、
前記ねじ軸が軸受を介して上記固定節に揺動自在に連結
されているとともに、前記移動環が上記駆動節に揺動自
在に連結されており、かつ前記ねじ軸の両端は軸受で支
持されて、その両軸受間にサポートが設けられ、このサ
ポートに前記移動環がその長さ方向に移動自在に嵌合し
ている構成とし得る。このようにすれば、サーボモータ
によってねじ軸の回動量、すなわち4節回転連鎖機構の
各節の変位を精度よく設定することができて、高い送り
精度を担保することができるとともに、サポートによっ
て駆動節からねじ軸への反力が緩和され、ねじ軸の損傷
を防止するうえに、ねじ軸の円滑な回転を担保して高い
送り精度を維持し得る。
【0022】上記連鎖機構は、その駆動節とそれに対向
する従動節を伸縮可能かつ所定長さで固定可能とした構
成とし得る。このようにすれば、節の伸縮によって、ビ
レットの移行軌跡が線から面となり、その供給範囲が広
くなる。このため、汎用性のあるビレット供給装置とし
て機能する。
する従動節を伸縮可能かつ所定長さで固定可能とした構
成とし得る。このようにすれば、節の伸縮によって、ビ
レットの移行軌跡が線から面となり、その供給範囲が広
くなる。このため、汎用性のあるビレット供給装置とし
て機能する。
【0023】その伸縮・固定手段としては、上記駆動節
と従動節をそれぞれ二分割し、その分割された2つのリ
ンクをねじ結合により連結して、そのねじを電動機によ
り回すことにより両分割リンクを接離させる構成を採用
し得る。ねじ結合は、ねじの回動により節が伸縮し、そ
の伸縮位置でセルフロックがなされる。
と従動節をそれぞれ二分割し、その分割された2つのリ
ンクをねじ結合により連結して、そのねじを電動機によ
り回すことにより両分割リンクを接離させる構成を採用
し得る。ねじ結合は、ねじの回動により節が伸縮し、そ
の伸縮位置でセルフロックがなされる。
【0024】
【実施例】図1は一実施例の概略平面図、図2は同実施
例のビレット供給装置の全体正面図、図3は同駆動部の
側部断面図、図4は同従動部の側部断面図、図5は同ク
ランプ反転装置の正面断面図、図6(a)は図5のA−
A矢視断面図で反時計方向に回転するところを表す図、
同図(b)は図5のA−A矢視断面図で時計方向に回転
するところを表す図、図7(a)は同クランプの正面断
面図、同図(b)は同クランプの平面図である。
例のビレット供給装置の全体正面図、図3は同駆動部の
側部断面図、図4は同従動部の側部断面図、図5は同ク
ランプ反転装置の正面断面図、図6(a)は図5のA−
A矢視断面図で反時計方向に回転するところを表す図、
同図(b)は図5のA−A矢視断面図で時計方向に回転
するところを表す図、図7(a)は同クランプの正面断
面図、同図(b)は同クランプの平面図である。
【0025】この実施例のビレット供給装置Bは、従来
と同様に、鍛造プレス機Aの側方に設置され、その間を
コンベアCが走行し、インダクションヒータからビレッ
トbが矢印のごとく、両方(紙面の上下又は片方)から
受取り位置Dに送り込まれる。ビレット供給装置Bは、
この位置Dのビレットbを掴んで鍛造プレス機Aの最初
のプレス位置P1 にセットする。
と同様に、鍛造プレス機Aの側方に設置され、その間を
コンベアCが走行し、インダクションヒータからビレッ
トbが矢印のごとく、両方(紙面の上下又は片方)から
受取り位置Dに送り込まれる。ビレット供給装置Bは、
この位置Dのビレットbを掴んで鍛造プレス機Aの最初
のプレス位置P1 にセットする。
【0026】そのビレット供給装置Bは、図2に示すよ
うに、鍛造プレス機Aのそばに据えられた下部フレーム
2の上部にフレーム3が配され、駆動レバー(クラン
ク)4の下端部とフレーム3が駆動軸41にて、駆動レ
バー4の上端部と揺動アーム(供給アーム)6の後端部
を駆動ピン42にて、従動レバー5の下端部とフレーム
3が従動軸51にて、従動レバー5の上端部と揺動アー
ム6の中央付近で従動ピン52にて、それぞれ連結して
平行四辺形の4節回転連鎖機構をなし、その揺動アーム
6の先端部にクランプ反転機構7を固設し、このクラン
プ反転機構7にクランプ8を装着して、ビレット供給装
置Bの基本形を構成している。
うに、鍛造プレス機Aのそばに据えられた下部フレーム
2の上部にフレーム3が配され、駆動レバー(クラン
ク)4の下端部とフレーム3が駆動軸41にて、駆動レ
バー4の上端部と揺動アーム(供給アーム)6の後端部
を駆動ピン42にて、従動レバー5の下端部とフレーム
3が従動軸51にて、従動レバー5の上端部と揺動アー
ム6の中央付近で従動ピン52にて、それぞれ連結して
平行四辺形の4節回転連鎖機構をなし、その揺動アーム
6の先端部にクランプ反転機構7を固設し、このクラン
プ反転機構7にクランプ8を装着して、ビレット供給装
置Bの基本形を構成している。
【0027】ビレット供給装置Bを駆動する伝動系は図
3、4に示すように、駆動レバー4の下端部に駆動軸4
1が挿入されて丸ナット15で締結され、該駆動軸41
の右部は右フレーム31に挿嵌している軸受14によっ
て軸支されている。また、駆動軸41の左部は、左フレ
ーム32に挿嵌している軸受13によって軸支されて、
軸継手12によりサーボモータからなる主モータ11と
駆動軸41が連結されている。図中、41aはキーであ
る。
3、4に示すように、駆動レバー4の下端部に駆動軸4
1が挿入されて丸ナット15で締結され、該駆動軸41
の右部は右フレーム31に挿嵌している軸受14によっ
て軸支されている。また、駆動軸41の左部は、左フレ
ーム32に挿嵌している軸受13によって軸支されて、
軸継手12によりサーボモータからなる主モータ11と
駆動軸41が連結されている。図中、41aはキーであ
る。
【0028】従動レバー5の下端部には従動軸51が挿
入されて丸ナット18で締結され、従動軸51の右部は
右フレーム31に挿嵌している軸受17によって軸支さ
れている。従動軸51の左部は、左フレーム32に挿嵌
されている軸受16によって軸支されており、従動レバ
ー4の上端部と揺動アーム6の中央部を従動ピン52に
て連結していることによって、主モータ11の回転が駆
動軸41を回動させて揺動アーム6が水平を保ちつつ図
2鎖線に示すごとく、円弧軌跡sを描きながら鍛造プレ
ス機Aの最初のプラス位置P1 にビレットbを供給す
る。
入されて丸ナット18で締結され、従動軸51の右部は
右フレーム31に挿嵌している軸受17によって軸支さ
れている。従動軸51の左部は、左フレーム32に挿嵌
されている軸受16によって軸支されており、従動レバ
ー4の上端部と揺動アーム6の中央部を従動ピン52に
て連結していることによって、主モータ11の回転が駆
動軸41を回動させて揺動アーム6が水平を保ちつつ図
2鎖線に示すごとく、円弧軌跡sを描きながら鍛造プレ
ス機Aの最初のプラス位置P1 にビレットbを供給す
る。
【0029】次にクランプ反転機構7について、図5、
6に基づき説明すると、揺動アーム6に固設しているク
ランプ反転機構7は、ケース77の両端に軸受78を内
装して、その軸受78で反転軸75を軸支し、該反転軸
75は中空で後述のエアシリンダ86の空気通路76を
なし、その一端が給気穴79となっている。反転軸75
の先端部はフランジ70が一体化されており、該フラン
ジ70の中央に凹部70aを、外周部に均等四分割した
ボルト穴70bをそれぞれ設けている。この凹部70a
とボルト穴70bにはクランプ8の後端部のフランジ9
3の突部93aとボルト穴93bを合致して挿嵌し、両
フランジ70、93をボルト・ナットで締結する。
6に基づき説明すると、揺動アーム6に固設しているク
ランプ反転機構7は、ケース77の両端に軸受78を内
装して、その軸受78で反転軸75を軸支し、該反転軸
75は中空で後述のエアシリンダ86の空気通路76を
なし、その一端が給気穴79となっている。反転軸75
の先端部はフランジ70が一体化されており、該フラン
ジ70の中央に凹部70aを、外周部に均等四分割した
ボルト穴70bをそれぞれ設けている。この凹部70a
とボルト穴70bにはクランプ8の後端部のフランジ9
3の突部93aとボルト穴93bを合致して挿嵌し、両
フランジ70、93をボルト・ナットで締結する。
【0030】ケース77にはその直角方向にシリンダ7
4が設けてあり、このシリンダ74にラック歯73を有
するピストン72が内挿されて、反転軸75に形成され
たピニオン71と該ラック歯73とが噛合しており、図
示していない油圧配管系より油圧力L1を印加すると、
図6(a)に示すようにピストン72が油室C1を閉じ
る方向に移動してピニオン71が反時計方向に回転し、
クランプ8も同時に回転する。これとは反対に、油圧力
を同図(b)に示すようにL2から作用させると、同様
にしてピニオン71が時計方向に回転し、クランプ8も
回転する。ピストン72の移動量はクランプ8の回転角
度が90度となるように設定されている。
4が設けてあり、このシリンダ74にラック歯73を有
するピストン72が内挿されて、反転軸75に形成され
たピニオン71と該ラック歯73とが噛合しており、図
示していない油圧配管系より油圧力L1を印加すると、
図6(a)に示すようにピストン72が油室C1を閉じ
る方向に移動してピニオン71が反時計方向に回転し、
クランプ8も同時に回転する。これとは反対に、油圧力
を同図(b)に示すようにL2から作用させると、同様
にしてピニオン71が時計方向に回転し、クランプ8も
回転する。ピストン72の移動量はクランプ8の回転角
度が90度となるように設定されている。
【0031】図7にて、クランプ8を説明すると、フラ
ンジ93を基板にして一面両側に張り出したフィンガア
ーム81に、スプリング(ばね)復帰型空気シリンダ
(以下、空気シリンダと言う)86の後端金具92を固
定ピン91にて軸支し、リンク85を支点ピン88で軸
支し、該空気シリンダ86のロッド87の先端金具90
とリンク85を連結ピン89によって継ぎ、該リンク8
5に可動フィンガ82を取付け、可動フィンガ82に対
峙する位置に固定金具84をフィンガアーム81に固設
し、該固定金具84に固定フィンガ83を取り付けてい
る。
ンジ93を基板にして一面両側に張り出したフィンガア
ーム81に、スプリング(ばね)復帰型空気シリンダ
(以下、空気シリンダと言う)86の後端金具92を固
定ピン91にて軸支し、リンク85を支点ピン88で軸
支し、該空気シリンダ86のロッド87の先端金具90
とリンク85を連結ピン89によって継ぎ、該リンク8
5に可動フィンガ82を取付け、可動フィンガ82に対
峙する位置に固定金具84をフィンガアーム81に固設
し、該固定金具84に固定フィンガ83を取り付けてい
る。
【0032】上記フランジ93の中央に凸部93aが、
外周部に均等四分割したボルト穴93bを設けている。
前記した如く、この凸部93aとボルト穴93bには、
クランプ反転機構7の先端部のフランジ70の凹部70
aとボルト穴70bが合致して挿嵌し、その状態で、両
フランジ70、93をボルト・ナットで締結する。フラ
ンジ93の中央の凸部93aには圧縮空気の給気口94
があり、フレキシブルゴムホース95が給気口94と空
気シリンダ86の後端部給気口に繋いでいるので、図示
しない空気制御機器による空気力が、給気穴79、反転
軸76、給気口94、ホース95を介してシリンダ86
に印加されてそのロッド87が突出し、リンク85と可
動フィンガ82が支点ピン88を中心にして時計方向に
回転することによって、ビレットbを挟持する。空気力
を開放すれば、内臓しているスプリング力によってロッ
ド87が後退し、リンク85と可動フィンガ82が支点
ピン88を中心にして反時計方向に回転することによっ
てビレットbを開放する。
外周部に均等四分割したボルト穴93bを設けている。
前記した如く、この凸部93aとボルト穴93bには、
クランプ反転機構7の先端部のフランジ70の凹部70
aとボルト穴70bが合致して挿嵌し、その状態で、両
フランジ70、93をボルト・ナットで締結する。フラ
ンジ93の中央の凸部93aには圧縮空気の給気口94
があり、フレキシブルゴムホース95が給気口94と空
気シリンダ86の後端部給気口に繋いでいるので、図示
しない空気制御機器による空気力が、給気穴79、反転
軸76、給気口94、ホース95を介してシリンダ86
に印加されてそのロッド87が突出し、リンク85と可
動フィンガ82が支点ピン88を中心にして時計方向に
回転することによって、ビレットbを挟持する。空気力
を開放すれば、内臓しているスプリング力によってロッ
ド87が後退し、リンク85と可動フィンガ82が支点
ピン88を中心にして反時計方向に回転することによっ
てビレットbを開放する。
【0033】以上から明らかな如く、フランジ70と9
3の嵌合・締結によって反転機構7にクランプ8が着脱
自在になっているため、固定フィンガ83、可動フィン
ガ82、各支点ピン、空気シリンダ86等の損耗や異常
により、クランプ8が機能しなくなったときには、クラ
ンプ8全体を取り換えることができ、部品の交換、メン
テ作業が安全で、しかも鍛造ラインを長時間停止する必
要が無いので、稼働率を低下することも無いし、移送し
てくるビレットbのサイズや形状の変更に応じたクラン
プ8を準備しておくことで、段取り換えのスピードアッ
プも図ることができる。
3の嵌合・締結によって反転機構7にクランプ8が着脱
自在になっているため、固定フィンガ83、可動フィン
ガ82、各支点ピン、空気シリンダ86等の損耗や異常
により、クランプ8が機能しなくなったときには、クラ
ンプ8全体を取り換えることができ、部品の交換、メン
テ作業が安全で、しかも鍛造ラインを長時間停止する必
要が無いので、稼働率を低下することも無いし、移送し
てくるビレットbのサイズや形状の変更に応じたクラン
プ8を準備しておくことで、段取り換えのスピードアッ
プも図ることができる。
【0034】つぎに、ビレットbの移送姿勢と供給姿勢
について説明すると、図1に示すように、コンベアCか
ら軸方向に移送してくるビレットbの流れが、矢印で示
すようにいずれであれ、図示していないビレットbを定
位置Dに止めるストッパ(固定式、退避する可動式どち
らでもよい)で位置決め後、その位置Dのビレットbを
フィンガ82、83で掴み、主モータ11の正転で駆動
軸41、レバー4、5を介して揺動アーム6全体が前進
し、コンベアC等に干渉しない最適な前進位置で、クラ
ンプ反転機構7が図6(a)の如く反時計方向に回転
し、ビレットbを90度回転させて縦方向(縦向き)に
したのち、最初のプレス位置P1 に移行し、クランプ8
が掴持から開放してセットする。セットし終わると、主
モータ11が反転して揺動アーム6全体が後退を始め、
その途中でクランプ反転機構7を図6(b)のごとく時
計方向に回転させて原点Dに復帰する。この供給状態を
図2の鎖線で示し、クランプ8は同鎖線で示す軌跡sを
描いて往復動する。なお、軸方向に移送してくるビレッ
トbを掴持し、そのまま回転せず供給することによっ
て、ビレットbはプレス位置P1 へ横方向に(横向き
で)供給される。
について説明すると、図1に示すように、コンベアCか
ら軸方向に移送してくるビレットbの流れが、矢印で示
すようにいずれであれ、図示していないビレットbを定
位置Dに止めるストッパ(固定式、退避する可動式どち
らでもよい)で位置決め後、その位置Dのビレットbを
フィンガ82、83で掴み、主モータ11の正転で駆動
軸41、レバー4、5を介して揺動アーム6全体が前進
し、コンベアC等に干渉しない最適な前進位置で、クラ
ンプ反転機構7が図6(a)の如く反時計方向に回転
し、ビレットbを90度回転させて縦方向(縦向き)に
したのち、最初のプレス位置P1 に移行し、クランプ8
が掴持から開放してセットする。セットし終わると、主
モータ11が反転して揺動アーム6全体が後退を始め、
その途中でクランプ反転機構7を図6(b)のごとく時
計方向に回転させて原点Dに復帰する。この供給状態を
図2の鎖線で示し、クランプ8は同鎖線で示す軌跡sを
描いて往復動する。なお、軸方向に移送してくるビレッ
トbを掴持し、そのまま回転せず供給することによっ
て、ビレットbはプレス位置P1 へ横方向に(横向き
で)供給される。
【0035】このビレットbの移送・供給作用におい
て、図1に示すように、作業者Mはプレス機Aの側方に
位置して、その作用を監視するとともに、段取り替えを
行う。このため、図1において下側に作業者Mがいる場
合、その白抜き矢印方向が作業者Mの向きとなり、図8
(a)に示すようにクランプ8は反時計方向に回転させ
て、プレス位置P1 では、同図(b)のごとくビレット
bを作業者Mに向ける。一方、図1の上側に作業者Mが
いる場合には、図9(a)に示すようにクランプ8は時
計方向に回転させて、プレス位置P1 では、同図(b)
のごとくビレットbを作業者Mに向ける。このように、
作業者Mから見てビレットbを直接目視できることは、
プレス位置P1 にビレットbを供給する状態が正確に確
認でき、その不具合の確認も容易であるうえに、段取り
換えなどでの位置調整が簡単に行うことができることと
なる。このクランプ8の同図(a)の取付状態から時計
・反時計方向への回転取付仕様は、前述のフランジ70
と93のボルト穴70b、93bの対応位置の変更で行
い、クランプ反転機構7からクランプ8を取外し、90
度回転させて再装着することにより行う。なお、この9
0度回転した両取付位置におけるクランプ8の掴持動作
と解放動作時のピストン72とラック歯73の関係(図
6a、b)は逆となる。
て、図1に示すように、作業者Mはプレス機Aの側方に
位置して、その作用を監視するとともに、段取り替えを
行う。このため、図1において下側に作業者Mがいる場
合、その白抜き矢印方向が作業者Mの向きとなり、図8
(a)に示すようにクランプ8は反時計方向に回転させ
て、プレス位置P1 では、同図(b)のごとくビレット
bを作業者Mに向ける。一方、図1の上側に作業者Mが
いる場合には、図9(a)に示すようにクランプ8は時
計方向に回転させて、プレス位置P1 では、同図(b)
のごとくビレットbを作業者Mに向ける。このように、
作業者Mから見てビレットbを直接目視できることは、
プレス位置P1 にビレットbを供給する状態が正確に確
認でき、その不具合の確認も容易であるうえに、段取り
換えなどでの位置調整が簡単に行うことができることと
なる。このクランプ8の同図(a)の取付状態から時計
・反時計方向への回転取付仕様は、前述のフランジ70
と93のボルト穴70b、93bの対応位置の変更で行
い、クランプ反転機構7からクランプ8を取外し、90
度回転させて再装着することにより行う。なお、この9
0度回転した両取付位置におけるクランプ8の掴持動作
と解放動作時のピストン72とラック歯73の関係(図
6a、b)は逆となる。
【0036】ビレットbがコンベアCにて縦方向で移送
されてくる場合は、図10(a)、(b)で説明する
と、同図(a)はビレットbが矢印のごとく右方向から
左方向へ、同図(b)はビレットbが左方向から右方向
へ移送されていることを示しており、縦方向で移送され
てくるビレットbは、クランプ8で挟持した後、反転す
ることなく縦方向でプレス位置P1 にビレットbを供給
する。この場合も、クランプ8をクランプ反転機構7か
ら取外して、同図(a)又は(b)のごとく180度回
転させて再装着することで、移送姿勢を前述した作業者
Mの作業方向に対応できる。
されてくる場合は、図10(a)、(b)で説明する
と、同図(a)はビレットbが矢印のごとく右方向から
左方向へ、同図(b)はビレットbが左方向から右方向
へ移送されていることを示しており、縦方向で移送され
てくるビレットbは、クランプ8で挟持した後、反転す
ることなく縦方向でプレス位置P1 にビレットbを供給
する。この場合も、クランプ8をクランプ反転機構7か
ら取外して、同図(a)又は(b)のごとく180度回
転させて再装着することで、移送姿勢を前述した作業者
Mの作業方向に対応できる。
【0037】クランプ反転機構7とクランプ8を装着し
ているフランジ70とフランジ93を締結するボルト穴
70b、93bは、円周4箇所としたが等分8箇所でも
よく、90度回転する場合には、要は、90度ピッチで
もって装着するようにすればよい。なお、90度以外の
回転、例えば、60度回転させる場合には、その回転角
度ピッチにボルト穴70b、93bの間隔を合わせる。
さらに、ボルト穴70b、93bは、リーマボルト穴と
することでより精度よく取付けすることができ、また、
フランジ70とフランジ93の当接面に植込みキーを配
して位置決めする方法もある。このようにクランプ8を
簡単に着脱することによって作業性の向上に貢献し、さ
らに、フレキシブルゴムホース95には、固定ピン91
を中心にして空気シリンダ86の揺動を吸収するだけで
よく、捩りは発生しないので損傷すると言うトラブルの
危険性は、極めて小さいので安定した運転が維持でき
る。
ているフランジ70とフランジ93を締結するボルト穴
70b、93bは、円周4箇所としたが等分8箇所でも
よく、90度回転する場合には、要は、90度ピッチで
もって装着するようにすればよい。なお、90度以外の
回転、例えば、60度回転させる場合には、その回転角
度ピッチにボルト穴70b、93bの間隔を合わせる。
さらに、ボルト穴70b、93bは、リーマボルト穴と
することでより精度よく取付けすることができ、また、
フランジ70とフランジ93の当接面に植込みキーを配
して位置決めする方法もある。このようにクランプ8を
簡単に着脱することによって作業性の向上に貢献し、さ
らに、フレキシブルゴムホース95には、固定ピン91
を中心にして空気シリンダ86の揺動を吸収するだけで
よく、捩りは発生しないので損傷すると言うトラブルの
危険性は、極めて小さいので安定した運転が維持でき
る。
【0038】図11乃至図14には他の実施例を示し、
その図11は全体正面図、図12(a)は、駆動レバー
4と従動レバー5と共に伸縮させるために、上端レバー
4b、5bと下端レバー4a、5aに分割した伸縮レバ
ーの正面図、同図(b)は、同正面断面図、図13は、
図12(a)のD−D矢視断面図、図14(a)は、図
13のE−E矢視断面図、同図(b)は、図13のF−
F矢視断面図である。
その図11は全体正面図、図12(a)は、駆動レバー
4と従動レバー5と共に伸縮させるために、上端レバー
4b、5bと下端レバー4a、5aに分割した伸縮レバ
ーの正面図、同図(b)は、同正面断面図、図13は、
図12(a)のD−D矢視断面図、図14(a)は、図
13のE−E矢視断面図、同図(b)は、図13のF−
F矢視断面図である。
【0039】駆動レバー4は下端駆動レバー(リンク)
4aと上端駆動レバー(リンク)4bに分割し、従動レ
バー(リンク)5は下端従動レバー(リンク)5aと上
端従動レバー5bに分割しており、伸縮の機能を有する
レバーとしている。なお、伝導系、駆動系、クランプ反
転機構7およびクランプ8については、前記実施例と同
一であるから説明は省略する。
4aと上端駆動レバー(リンク)4bに分割し、従動レ
バー(リンク)5は下端従動レバー(リンク)5aと上
端従動レバー5bに分割しており、伸縮の機能を有する
レバーとしている。なお、伝導系、駆動系、クランプ反
転機構7およびクランプ8については、前記実施例と同
一であるから説明は省略する。
【0040】その伸縮機構について説明すると、下端駆
動レバー4aの下部にサーボモータ(以下、モータと言
う)47を設け、軸継手48を介してスクリュ49に該
モータ47の回転を伝える。スクリュ49は下端駆動レ
バー4aを継いでいる軸受板43に内装する軸受44に
下部を軸支され、下端駆動レバー4aの先端に継ぎ板4
5を配し、該継ぎ板45には軸受46を内装して、スク
リュ49の上端を軸支している。上端駆動レバー4bは
継ぎ板45を貫通してその下端部にガイドボス52を有
し、該ガイドボス52の内側にスクリューボス50が固
設されて、該スクリュボス50と前述のスクリュ49が
ねじ結合している。
動レバー4aの下部にサーボモータ(以下、モータと言
う)47を設け、軸継手48を介してスクリュ49に該
モータ47の回転を伝える。スクリュ49は下端駆動レ
バー4aを継いでいる軸受板43に内装する軸受44に
下部を軸支され、下端駆動レバー4aの先端に継ぎ板4
5を配し、該継ぎ板45には軸受46を内装して、スク
リュ49の上端を軸支している。上端駆動レバー4bは
継ぎ板45を貫通してその下端部にガイドボス52を有
し、該ガイドボス52の内側にスクリューボス50が固
設されて、該スクリュボス50と前述のスクリュ49が
ねじ結合している。
【0041】ガイドボス52は、下端駆動レバー4aの
上部のガイド窓53に嵌まり込み、その外側からガイド
プレート51が嵌められて抜け止めされて、ガイド54
内を上下に摺動する。この構成によってモータ47の正
転、逆転がスクリュ49に伝わり、スクリュボス50を
上下動(摺動)させることによって、上端駆動レバー4
bが上下動するので、駆動レバー4が伸縮する。
上部のガイド窓53に嵌まり込み、その外側からガイド
プレート51が嵌められて抜け止めされて、ガイド54
内を上下に摺動する。この構成によってモータ47の正
転、逆転がスクリュ49に伝わり、スクリュボス50を
上下動(摺動)させることによって、上端駆動レバー4
bが上下動するので、駆動レバー4が伸縮する。
【0042】これと同様に、従動レバー5も下端従動レ
バー5aと上端従動レバー5bに分割しており、駆動レ
バー4と同一の構成でもって、伸縮させる。
バー5aと上端従動レバー5bに分割しており、駆動レ
バー4と同一の構成でもって、伸縮させる。
【0043】ビレットbの姿勢を変えることなく移送す
るには、駆動レバー4と従動レバー5の伸縮量を常に同
一としてモータ47を制御することは言うまでも無く、
スクリュ部については、ボールネジを採用することによ
って、伸縮精度の確保と機械的抵抗の軽減で、性能向上
となるビレット供給装置Bとして機能を発揮する。な
お、両レバー4、5は同一の伸縮量としない制御もし得
る。
るには、駆動レバー4と従動レバー5の伸縮量を常に同
一としてモータ47を制御することは言うまでも無く、
スクリュ部については、ボールネジを採用することによ
って、伸縮精度の確保と機械的抵抗の軽減で、性能向上
となるビレット供給装置Bとして機能を発揮する。な
お、両レバー4、5は同一の伸縮量としない制御もし得
る。
【0044】この伸縮機構を具えることによって、図1
1に示す2点鎖線のフィンガ軌跡Hで明らかなように、
軌跡の選択幅Hが広がることによって、適正なビレット
bの掴持位置、プレス位置P1 の開放位置を簡単に調整
出来る。
1に示す2点鎖線のフィンガ軌跡Hで明らかなように、
軌跡の選択幅Hが広がることによって、適正なビレット
bの掴持位置、プレス位置P1 の開放位置を簡単に調整
出来る。
【0045】図15乃至図17にはさらに他の実施例を
示し、この実施例は、揺動アーム6の移動を油圧シリン
ダ12で行うようにしたものであり、図15の実施例
は、油圧シリンダ22を下部フレーム2と従動レバー
(駆動レバー)5の間に軸支し、油圧シリンダ22のロ
ッドの伸縮によって揺動アーム6を移動させる。図1
6、17の実施例は、従動軸(駆動軸)51に駆動アー
ム23を固設し、このアーム23と下部フレーム2の間
に油圧シリンダ22を軸支したものである。
示し、この実施例は、揺動アーム6の移動を油圧シリン
ダ12で行うようにしたものであり、図15の実施例
は、油圧シリンダ22を下部フレーム2と従動レバー
(駆動レバー)5の間に軸支し、油圧シリンダ22のロ
ッドの伸縮によって揺動アーム6を移動させる。図1
6、17の実施例は、従動軸(駆動軸)51に駆動アー
ム23を固設し、このアーム23と下部フレーム2の間
に油圧シリンダ22を軸支したものである。
【0046】図18乃至図20にはさらに他の実施例を
示し、この実施例は上記油圧シリンダ22に代えてねじ
ジャッキ33により揺動アーム6の移動をなすようにし
たものである。そのねじジャッキ33はねじ軸34とこ
の軸34にねじ結合された移動環35とから成り、ねじ
軸34はその両端が軸受36a、36bによりサポート
37に支持されて、サーボモータ38によりカップリン
グ38aを有して回転する。
示し、この実施例は上記油圧シリンダ22に代えてねじ
ジャッキ33により揺動アーム6の移動をなすようにし
たものである。そのねじジャッキ33はねじ軸34とこ
の軸34にねじ結合された移動環35とから成り、ねじ
軸34はその両端が軸受36a、36bによりサポート
37に支持されて、サーボモータ38によりカップリン
グ38aを有して回転する。
【0047】サポート37はその下端で下部フレーム2
に揺動自在に軸支され、上記移動環35が長さ方向(上
下方向)に移動自在に嵌合している。この嵌合は、図2
0に示すように、サポート37に固着のレール37aに
移動環35がその支持枠35cを介し嵌まってなされて
いる。移動環35(支持枠35c)には両側に延びるア
ーム35aが固着され、このアーム35aの両端の摺動
子35bがサポート37のレール37bに上下方向摺動
自在に嵌合している。これらの嵌合により、移動環35
はサポート37に上下方向のみ移動自在にしっかりと支
持され、ねじ軸34の回転により、スムースに動き得
る。
に揺動自在に軸支され、上記移動環35が長さ方向(上
下方向)に移動自在に嵌合している。この嵌合は、図2
0に示すように、サポート37に固着のレール37aに
移動環35がその支持枠35cを介し嵌まってなされて
いる。移動環35(支持枠35c)には両側に延びるア
ーム35aが固着され、このアーム35aの両端の摺動
子35bがサポート37のレール37bに上下方向摺動
自在に嵌合している。これらの嵌合により、移動環35
はサポート37に上下方向のみ移動自在にしっかりと支
持され、ねじ軸34の回転により、スムースに動き得
る。
【0048】移動環35のアーム35aには駆動アーム
23が回転自在に連結されており、このため、移動環3
5の移動により、アーム23、軸51を介してレバー5
が回転し、4節回転連鎖が変位して揺動アーム6が所要
の動きをし得る。この動きはサーボモータ38の回転制
御で行う。この実施例でも、移動環35をレバー5に直
接に連結し得る。なお、ねじ軸34はボールネジが好ま
しく、ボールネジとすれば、前述と同様に、伸縮精度の
確保と機械的抵抗の軽減が図られる。
23が回転自在に連結されており、このため、移動環3
5の移動により、アーム23、軸51を介してレバー5
が回転し、4節回転連鎖が変位して揺動アーム6が所要
の動きをし得る。この動きはサーボモータ38の回転制
御で行う。この実施例でも、移動環35をレバー5に直
接に連結し得る。なお、ねじ軸34はボールネジが好ま
しく、ボールネジとすれば、前述と同様に、伸縮精度の
確保と機械的抵抗の軽減が図られる。
【0049】なお、図15乃至図20の各実施例は油圧
シリンダ22、ねじジャッキ33をレバー5(軸51)
と下部フレーム2の間に設けたが、レバー4(軸41)
とフレーム2間に設けてもよいことは勿論である。
シリンダ22、ねじジャッキ33をレバー5(軸51)
と下部フレーム2の間に設けたが、レバー4(軸41)
とフレーム2間に設けてもよいことは勿論である。
【0050】以上の各実施例にあっては、ビレットbの
供給位置を鍛造プレス機Aの最初のプレス位置P1 とし
たが、その前段の前工程部に供給する場合は、下部フレ
ーム2全体を後退させて、供給位置をその前工程部とす
ることによって可能であり、このとき、例えば下部フレ
ーム2に車輪等の移動機構を具備することによって、移
動可能とすれば、汎用性も増してより効果的である。
供給位置を鍛造プレス機Aの最初のプレス位置P1 とし
たが、その前段の前工程部に供給する場合は、下部フレ
ーム2全体を後退させて、供給位置をその前工程部とす
ることによって可能であり、このとき、例えば下部フレ
ーム2に車輪等の移動機構を具備することによって、移
動可能とすれば、汎用性も増してより効果的である。
【0051】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成して、最
もトラブルの発生し易いクランプを簡単に取替え可能と
したことによって機械プレスの運転停止時間を最短とし
て、稼働率が維持しやすく安全作業の確保となる。ま
た、クランプ反転機構に90度ピッチなどの等間隔でク
ランプの取付ボルト穴を配し、90度等の振り分けでク
ランプを取り付ければ、ビレットの移送姿勢、供給姿
勢、そしてシュート、コンベアなどの移送装置に対して
柔軟な対応ができる。さらに、ビレットの搬送を平行四
辺形の4節連鎖機構で行えば、ビレットの姿勢は一定で
あり、その搬送軌跡の制約も少なくなる。そして、これ
らに、レバーの伸縮機構を付加すれば、一層の汎用性が
あるものとなる。
もトラブルの発生し易いクランプを簡単に取替え可能と
したことによって機械プレスの運転停止時間を最短とし
て、稼働率が維持しやすく安全作業の確保となる。ま
た、クランプ反転機構に90度ピッチなどの等間隔でク
ランプの取付ボルト穴を配し、90度等の振り分けでク
ランプを取り付ければ、ビレットの移送姿勢、供給姿
勢、そしてシュート、コンベアなどの移送装置に対して
柔軟な対応ができる。さらに、ビレットの搬送を平行四
辺形の4節連鎖機構で行えば、ビレットの姿勢は一定で
あり、その搬送軌跡の制約も少なくなる。そして、これ
らに、レバーの伸縮機構を付加すれば、一層の汎用性が
あるものとなる。
【0052】この汎用性がある事は、既設の鍛造プレス
ラインにあっては、それぞれのメーカの長年に渡って独
自の生産ノウハウを有していることから、ビレットの移
送方向、移送姿勢、供給姿勢そして周辺装置等について
千差万別であるのが実情であることからして特に、既設
の鍛造プレスにこの発明を、適応させることによってよ
り効果を発揮する。
ラインにあっては、それぞれのメーカの長年に渡って独
自の生産ノウハウを有していることから、ビレットの移
送方向、移送姿勢、供給姿勢そして周辺装置等について
千差万別であるのが実情であることからして特に、既設
の鍛造プレスにこの発明を、適応させることによってよ
り効果を発揮する。
【図1】この発明の一実施例の概略平面図
【図2】同実施例の全体正面図
【図3】同実施例の駆動部の側部断面図
【図4】同実施例の従動部の側部断面図
【図5】同実施例のクランプ反転機構の正面断面図
【図6】(a)、(b)は図5のA−A矢視断面図であ
り、(a)は反時計方向回転時、(b)は時計方向回転
時
り、(a)は反時計方向回転時、(b)は時計方向回転
時
【図7】(a)はクランプの正面断面図、(b)は同平
面図
面図
【図8】(a)はクランプの要部平面図、(b)はその
作用説明図
作用説明図
【図9】(a)はクランプの要部平面図、(b)はその
作用説明図
作用説明図
【図10】(a)、(b)はビレットの各掴持作用図
【図11】他の実施例の全体正面図
【図12】(a)は同実施例の伸縮レバーの正面図、
(b)は同伸縮レバーの正面断面図
(b)は同伸縮レバーの正面断面図
【図13】図12のD−D矢視断面図
【図14】(a)は図13のE−E矢視断面図、(b)
は図13のF−F矢視断面図
は図13のF−F矢視断面図
【図15】他の実施例の全体正面図
【図16】他の実施例の全体正面図
【図17】同実施例の要部切断右側面図
【図18】他の実施例の要部概略正面図
【図19】同実施例のねじジャッキ部分の一部切断正面
図
図
【図20】同ねじジャッキ部分の一部切断平面図
【図21】従来例の概略作用図
A 鍛造プレス機 B ビレット供給装置 C、C’ コンベア D ビレット受取り位置 P1 ビレット受渡し位置(プレス位置) 2 下部フレーム 3 フレーム 4 駆動レバー 5 従動レバー 6 供給アーム(揺動アーム) 7 クランプ反転機構 8 クランプ 11 モータ 22 供給アーム駆動用油圧シリンダ 33 供給アーム駆動用ねじジャッキ 34 ねじ軸 35 移動環 37 サポート 70 フランジ 71 ピニオン 72 ピストン 73 ラック歯 74 シリンダ 75 反転軸 76 給気穴 77 ケース 79 給気孔 70b、93b ボルト穴 93 フランジ 93a 嵌合凸部(支軸) 4a 下端駆動レバー 4b 上端駆動レバー 5a 下端従動レバー 5b 上端従動レバー 47 サーボモータ 49 スクリュー 50 スクリューボス
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B21D 43/10 B21D 43/10 B 43/14 43/14 A
Claims (8)
- 【請求項1】 供給アーム6の先端を、シュート、コン
ベアCなどによってビレットbが搬送されてくる受取り
位置Dと鍛造プレス機Aのビット受渡し位置P1 とに往
復移動させて、その供給アーム6先端のクランプ8で前
記ビレットbを掴持して、そのビレットbを、前記受取
り位置Dから受渡し位置P1 に運んで鍛造プレス機Aに
供給する装置において、 上記供給アーム6先端に、上記クランプ8をその支軸9
3a周りに回転させる反転機構7を設け、この反転機構
7に前記クランプ8を前記支軸93aを介して着脱自在
に設けたことを特徴とする鍛造プレス機のビレット供給
装置。 - 【請求項2】 上記クランプ8のクランプ爪82、83
の開閉をエアシリンダ86で行うとともに、そのエアシ
リンダ86をばねによる自動復帰型とし、上記支軸93
aを中空にして、この支軸93aを前記エアシリンダ8
6への駆動用空気通路94としたことを特徴とする請求
項1記載の鍛造プレス機のビレット供給装置。 - 【請求項3】 上記反転機構7に上記クランプ8を設け
る手段を、それぞれに設けたフランジ70、93を重ね
て、上記支軸93aの周りの円周上のボルトナットによ
り前記両フランジ70、93を締め付けて構成し、その
各ボルトナットを周方向等間隔としたことを特徴とする
請求項1又は2記載の鍛造プレス機のビレット供給装
置。 - 【請求項4】 上記供給アーム6を、平行四辺形の4節
回転連鎖機構の固定節に対向する節とし、その連鎖機構
の駆動節をクランク4、5として回転させることによ
り、上記供給アーム6を、上記受取り位置Dと受渡し位
置P1 の間に往復運動させるようにしたことを特徴とす
る請求項1乃至3のいずれか一つに記載の鍛造プレス機
のビレット供給装置。 - 【請求項5】 上記4節回転連鎖機構の駆動節と固定節
の間にねじジャッキ33を介設し、このねじジャッキ3
3の伸縮により前記駆動節をクランク4、5として回転
させることを特徴とする請求項4記載の鍛造プレス機の
ビレット供給装置。 - 【請求項6】 上記ねじジャッキ33は、サーボモータ
38により回動されるねじ軸34とそのねじ軸34にね
じ結合された移動環35とから成り、前記ねじ軸34が
軸受36aを介して上記固定節に揺動自在に連結されて
いるとともに、前記移動環35が上記駆動節4、5、2
3に揺動自在に連結されており、かつ前記ねじ軸34の
両端は軸受36a、36bで支持されて、その両軸受3
6a、36b間にサポート37が設けられ、このサポー
ト37に前記移動環35がその長さ方向に移動自在に嵌
合していることを特徴とする請求項5記載の鍛造プレス
機のビレット供給装置。 - 【請求項7】 上記連鎖機構の駆動節4、5とそれに対
向する従動節5、4を伸縮可能かつ所定長さで固定可能
としたことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一つ
に記載の鍛造プレス機のビレット供給装置。 - 【請求項8】 上記駆動節4、5と従動節5、4をそれ
ぞれ二分割し、その分割された2つのリンク4a、4
b、5a、5bをねじ結合により連結して、そのねじ4
9を電動機47により回すことにより両分割リンクを接
離させて上記伸縮及び固定を行うことを特徴とする請求
項7記載の鍛造プレス機のビレット供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35013696A JPH10193030A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 鍛造プレス機のビレット供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35013696A JPH10193030A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 鍛造プレス機のビレット供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10193030A true JPH10193030A (ja) | 1998-07-28 |
Family
ID=18408477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35013696A Pending JPH10193030A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 鍛造プレス機のビレット供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10193030A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100785639B1 (ko) | 2006-08-10 | 2007-12-13 | 주식회사 화인코팅 | 이송로봇의 수직 회전식 팔구조 |
WO2008120753A1 (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-09 | Osaka University | 医療用マニピュレータ装置及びこれに適したアクチュエータ |
CN102125960A (zh) * | 2010-12-30 | 2011-07-20 | 无锡市新峰管业股份有限公司 | 管件成形机的上下料机械手 |
WO2016133105A1 (ja) * | 2015-02-20 | 2016-08-25 | 川崎重工業株式会社 | 産業用ロボット |
JP2016203457A (ja) * | 2015-04-20 | 2016-12-08 | 三井屋工業株式会社 | 搬送装置 |
JP2016203289A (ja) * | 2015-04-20 | 2016-12-08 | 三井屋工業株式会社 | ロボットアーム |
CN106426133A (zh) * | 2016-10-24 | 2017-02-22 | 上海邦邦机器人有限公司 | 一种可锁定的角度保持机构 |
ITUA20164565A1 (it) * | 2016-06-21 | 2017-12-21 | Bdf Ind S P A | Dispositivo di movimentazione oggetti |
CN114632883A (zh) * | 2022-05-18 | 2022-06-17 | 合肥合锻智能制造股份有限公司 | 一种热成型用机械臂 |
CN115570089A (zh) * | 2022-12-09 | 2023-01-06 | 江苏兴锻智能装备科技有限公司 | 一种防晃动全自动上下料的锻压设备 |
CN115723170A (zh) * | 2022-11-15 | 2023-03-03 | 广东天太机器人有限公司 | 一种柔性驱动式机械臂 |
CN117428142A (zh) * | 2023-10-16 | 2024-01-23 | 杭州萧山新欣钢构有限公司 | 一种具有翻转机构的钢结构锻造装置及方法 |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP35013696A patent/JPH10193030A/ja active Pending
Cited By (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100785639B1 (ko) | 2006-08-10 | 2007-12-13 | 주식회사 화인코팅 | 이송로봇의 수직 회전식 팔구조 |
WO2008120753A1 (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-09 | Osaka University | 医療用マニピュレータ装置及びこれに適したアクチュエータ |
JPWO2008120753A1 (ja) * | 2007-03-30 | 2010-07-15 | 国立大学法人大阪大学 | 医療用マニピュレータ装置及びこれに適したアクチュエータ |
US8465414B2 (en) | 2007-03-30 | 2013-06-18 | Osaka University | Medical manipulator device and actuator suitable therefor |
JP5529531B2 (ja) * | 2007-03-30 | 2014-06-25 | 国立大学法人大阪大学 | 医療用マニピュレータ装置 |
CN102125960A (zh) * | 2010-12-30 | 2011-07-20 | 无锡市新峰管业股份有限公司 | 管件成形机的上下料机械手 |
CN107249827A (zh) * | 2015-02-20 | 2017-10-13 | 川崎重工业株式会社 | 工业用机器人 |
US10189156B2 (en) | 2015-02-20 | 2019-01-29 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Industrial robot |
WO2016133105A1 (ja) * | 2015-02-20 | 2016-08-25 | 川崎重工業株式会社 | 産業用ロボット |
KR20170120133A (ko) * | 2015-02-20 | 2017-10-30 | 가와사끼 쥬고교 가부시끼 가이샤 | 산업용 로봇 |
EP3272470A4 (en) * | 2015-02-20 | 2018-12-12 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Industrial robot |
JP2016203457A (ja) * | 2015-04-20 | 2016-12-08 | 三井屋工業株式会社 | 搬送装置 |
JP2016203289A (ja) * | 2015-04-20 | 2016-12-08 | 三井屋工業株式会社 | ロボットアーム |
EP3260398A1 (en) * | 2016-06-21 | 2017-12-27 | BDF Industries S.p.A. | Device for handling objects |
ITUA20164565A1 (it) * | 2016-06-21 | 2017-12-21 | Bdf Ind S P A | Dispositivo di movimentazione oggetti |
CN106426133A (zh) * | 2016-10-24 | 2017-02-22 | 上海邦邦机器人有限公司 | 一种可锁定的角度保持机构 |
CN114632883A (zh) * | 2022-05-18 | 2022-06-17 | 合肥合锻智能制造股份有限公司 | 一种热成型用机械臂 |
CN114632883B (zh) * | 2022-05-18 | 2022-08-26 | 合肥合锻智能制造股份有限公司 | 一种热成型用机械臂 |
CN115723170A (zh) * | 2022-11-15 | 2023-03-03 | 广东天太机器人有限公司 | 一种柔性驱动式机械臂 |
CN115570089A (zh) * | 2022-12-09 | 2023-01-06 | 江苏兴锻智能装备科技有限公司 | 一种防晃动全自动上下料的锻压设备 |
CN115570089B (zh) * | 2022-12-09 | 2023-03-10 | 江苏兴锻智能装备科技有限公司 | 一种防晃动全自动上下料的锻压设备 |
CN117428142A (zh) * | 2023-10-16 | 2024-01-23 | 杭州萧山新欣钢构有限公司 | 一种具有翻转机构的钢结构锻造装置及方法 |
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