JP2019081196A - トランスファープレスマシンのワーク搬送装置のワーク保持ツール変更システム - Google Patents

トランスファープレスマシンのワーク搬送装置のワーク保持ツール変更システム Download PDF

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Abstract

【課題】 フィードバーの重量増加を抑えながらワーク保持ツールの位置や姿勢をワークの仕様に合わせて迅速かつ精度良く変更する。【解決手段】 本発明は、ワーク搬送装置100の保持ツールT1〜Tnのフィードバー101Rに対する相対位置及び姿勢の少なくとも一つを変更するワーク保持ツール変更システムであって、フィードバー101Rは、X軸方向リニア機構320とX軸リニアブレーキ321のセットと、Y軸方向リニア機構330とY軸リニアブレーキ331のセットと、Z軸方向リニア機構340とZ軸リニアブレーキ341のセットと、ボールジョイント部310とボールブレーキ311のセットのうちの少なくとも一つのセットを備え、該当するブレーキによる移動又は姿勢の変更の禁止を解除した状態にてロボットRR1により保持ツールT1〜Tnを所望の相対位置又は姿勢に変更し、当該変更後において移動又は姿勢の変更を禁止する保持状態とする。【選択図】図3

Description

本発明は、トランスファープレスマシンのワーク搬送装置のワーク保持ツール変更システムに関する。
一のスライド及びボルスタに対して多工程(複数)の金型がワーク搬送方向に複数並設されたトランスファープレスマシンのワーク(材料)搬送装置として、前記多工程(複数)の金型間にてワークを上流側の金型から下流側の金型に順番に搬送するワーク搬送装置がある。
例えば、従来のトランスファープレスマシンでは、図12に示すように、多工程ある各ステージ(図12では、1st.stgから6th.stgまで表示)の成形途中のワーク(材料)を、ワーク搬送方向に延在される2本の対向配置されたフィードバー10A,10Bで両側から接近してフィンガー20A〜25A,20B〜25Bにより各工程におけるワークをクランプ(支持、保持)し、その状態でリフト、アドバンス(ワーク搬送方向下流側へ移動)、ダウンした後、アンクランプ(フィードバー10A,10Bを離間してワークを解放)、リターン(元のワーク搬送方向上流側位置へ復帰)を繰り返して、各ステージ間でワークを搬送し、トランスファー加工を行っている。
また、特許文献1には、図13に示すように、フィードバー39とフィンガー44を備え、プレスステーション間の領域を移動する第1キャリッジ41と、プレスラインと直角方向に移動する第2キャリッジ43と、昇降駆動装置45と、により、三次元モーション(上記クランプ、リフト、アドバンス、ダウン、アンクランプの動作)を作ってワークを搬送するワーク搬送装置が記載されている。
特開2004−50263号公報
上述したような従来のワーク搬送装置では、2本のフィードバーには各ステージに対応した形状・サイズ等の異なるワークを保持するために各ステージに対応した複数のフィンガーが必要である。
このため、金型を変更して各工程でのワークのサイズ・形状等を変更する場合には、変更されたワークのサイズ・形状等に合わせてフィンガーを交換する必要がある。
しかし、このような場合には、以下のような問題が生じるおそれが想定される。
(A)生産効率の低下を招く
元のフィンガーをフィードバーから取り外して別のフィンガーに交換するといった個々のフィンガーの交換作業には時間を要し、その結果、プレスラインの停止時間が長くなる。長時間の停止は、生産効率向上にとってマイナスとなる。
(B)コスト及び保管スペースの増加を招く
加工形状やサイズが異なるワークごとに、それに対した位置及び姿勢の専用フィンガーが必要であるから、コストの上昇を招く。
また、複数種類の異なるフィンガーを保管するためのスペースも必要となり、生産工場内の省スペース化を阻むことになる。
(C)交換作業が煩雑で間違い等を招く
交換作業が人手により行われる場合、作業者の不注意により、誤ったツール交換が行われる可能性ある。
このため、搬送ワークの挟持ミスが発生し、搬送動作停止(生産ラインの停止)などを招くおそれがある。
このようなことから、フィンガーを含む各搬送ツール自体が、ツール(フィンガー)姿勢変更用の駆動機構を備えることでフィンガーの交換をなくすことも考えられる。
しかしながら、個々の搬送ツールが駆動機構を備えることになれば重量が嵩みフィードバーに対する負荷が大きくなり、トランスファープレスマシン用搬送装置としての寿命が短くなってしまう(耐久性が低下する)といった問題やフィードバー(可動部)の重量の増加により搬送速度を高めることが難しくなるといった問題がある。
本発明は、かかる実情に鑑みなされたもので、比較的簡単かつ低コストな構成で、かつ、フィードバーの重量増加を抑えながら、フィードバーに対するワーク保持ツール(ワーク保持装置)の位置や姿勢を、保持すべきワークの仕様(形状、サイズ、材質など)に合わせて間違い等を招くことなく迅速かつ精度良く変更することができるトランスファープレスマシンのワーク搬送装置のワーク保持ツール変更システムを提供することを目的とする。
このため、本発明は、
トランスファープレスマシンのワーク搬送装置のワークを保持するワーク保持ツールのフィードバーに対する相対位置及び姿勢の少なくとも一つを変更するワーク保持ツール変更システムであって、
フィードバーは、
フィードバーの長軸方向に沿って少なくとも一つのワーク保持ツールを備えると共に、
ワーク保持ツール毎に、
ワーク保持ツールのフィードバーに対するワークのフィード方向であるX軸方向への移動を案内するX軸方向直動機構及び当該移動を禁止するX軸方向移動禁止機構のセットと、
ワーク保持ツールのフィードバーに対するクランプ方向であるY軸方向への移動を案内するY軸方向直動機構及び当該移動を禁止するY軸方向移動禁止機構のセットと、
ワーク保持ツールのフィードバーに対する上下方向であるZ軸方向への移動を案内するZ軸方向直動機構及び当該移動を禁止するZ軸方向移動禁止機構のセットと、
ワーク保持ツールのフィードバーに対する姿勢を変更する姿勢変更機構及び当該姿勢の変更を禁止する姿勢変更禁止機構のセットと、
のうちの少なくとも一つのセットを備える一方、
該当する移動禁止機構或いは姿勢変更禁止機構による移動或いは姿勢の変更の禁止を解除した状態にて、フィードバーとは別に設けられるワーク保持ツール変更装置によりワーク保持ツールをフィードバーに対する所望の相対位置或いは姿勢に変更し、
当該変更後において、該当する移動禁止機構或いは姿勢変更禁止機構による移動或いは姿勢の変更を禁止する保持状態とすること
を特徴とする。
また、本発明の別の態様は、
トランスファープレスマシンのワーク搬送装置のワークを保持するワーク保持ツールのフィードバーに対する相対位置及び姿勢の少なくとも一つを変更するワーク保持ツール変更システムであって、
フィードバーは、
フィードバーの長軸方向に沿って少なくとも一つのワーク保持ツールを備えると共に、
ワーク保持ツール毎に、
ワーク保持ツールのフィードバーに対するワークのフィード方向であるX軸方向への移動を案内するX軸方向直動機構及び当該移動を禁止するX軸方向移動禁止機構のセットを含んで構成され、
各ワーク保持ツールは、
前記X軸方向直動機構に支持される第1アーム支持ベースに、その基端部が第1関節を介して略垂直面内を揺動可能に支持される第1アームと、
当該第1アームの先端側に略垂直面内を揺動可能に、その基端部が第2関節を介して支持される第2アームと、
当該第2アームの先端側に備えられワーク保持ツールのフィードバーに対する姿勢を変更する姿勢変更機構と、
を介してフィードバーに支持されると共に、
前記第1関節廻りの第1アームの揺動を禁止する第1アーム揺動禁止機構と、
前記第2関節廻りの第2アームの揺動を禁止する第2アーム揺動禁止機構と、
前記姿勢変更機構による姿勢の変更を禁止する姿勢変更禁止機構と、
を備え、
前記X軸方向移動禁止機構、前記第1アーム揺動禁止機構、前記第2アーム揺動禁止機構、及び前記姿勢変更禁止機構による移動、揺動、及び姿勢の変更の禁止を解除した状態にて、フィードバーとは別に設けられるワーク保持ツール変更装置によりワーク保持ツールをフィードバーに対する所望の相対位置或いは姿勢に変更し、
当該変更後において、前記X軸方向移動禁止機構、前記第1アーム揺動禁止機構、前記第2アーム揺動禁止機構、及び前記姿勢変更禁止機構による移動、揺動、及び姿勢の変更を禁止する保持状態とすること
を特徴とする。
また、本発明の別の態様は、
トランスファープレスマシンのワーク搬送装置のワークを保持するワーク保持ツールのフィードバーに対する相対位置及び姿勢の少なくとも一つを変更するワーク保持ツール変更システムであって、
フィードバーは、
フィードバーの長軸方向に沿って少なくとも一つのワーク保持ツールを備えると共に、
ワーク保持ツール毎に、
ワーク保持ツールをフィードバーの略水平面或いは略垂直面に略平行な面内において回転自在に支持する回転支持機構及び当該回転を禁止する回転禁止機構のセットを含んで構成され、
各ワーク保持ツールは、
前記回転支持機構に支持される第1アーム支持ベースに、その基端部が第1関節を介して略垂直面内を揺動可能に支持される第1アームと、
当該第1アームの先端側に略垂直面内を揺動可能に、その基端部が第2関節を介して支持される第2アームと、
当該第2アームの先端側に備えられワーク保持ツールのフィードバーに対する姿勢を変更する姿勢変更機構と、
を介してフィードバーに支持されると共に、
前記第1関節廻りの第1アームの揺動を禁止する第1アーム揺動禁止機構と、
前記第2関節廻りの第2アームの揺動を禁止する第2アーム揺動禁止機構と、
前記姿勢変更機構による姿勢の変更を禁止する姿勢変更禁止機構と、
を備え、
前記回転禁止機構、前記第1アーム揺動禁止機構、前記第2アーム揺動禁止機構、及び前記姿勢変更禁止機構による回転、揺動、及び姿勢の変更の禁止を解除した状態にて、フィードバーとは別に設けられるワーク保持ツール変更装置によりワーク保持ツールをフィードバーに対する所望の相対位置或いは姿勢に変更し、
当該変更後において、前記回転禁止機構、前記第1アーム揺動禁止機構、前記第2アーム揺動禁止機構、及び前記姿勢変更禁止機構による回転、揺動、及び姿勢の変更を禁止する保持状態とすること
を特徴とする。
本発明において、
ワーク保持ツール変更装置は、
各ワーク保持ツールの単一の係合部と係合することで 対応するワーク保持ツールのフィードバーに対する所望の相対位置或いは姿勢の変更を行うことを特徴とすることができる。
本発明において、
前記トランスファープレスマシンは、ムービングボルスタを含んで構成され、
ムービングボルスタ及びフィードバーを前記トランスファープレスマシンから外部へ取り出した状態にて、
ワーク保持ツール変更装置による保持ツールのフィードバーに対する所望の相対位置或いは姿勢の変更を行うと共に、当該変更後において前記保持状態へ移行させることを特徴とすることができる。
本発明によれば、比較的簡単かつ低コストな構成で、かつ、フィードバーの重量増加を抑えながら、フィードバーに対するワーク保持ツール(ワーク保持装置)の位置や姿勢を、保持すべきワークの仕様(形状、サイズ、材質など)に合わせて間違い等を招くことなく迅速かつ精度良く変更することができるトランスファープレスマシンのワーク搬送装置のワーク保持ツール変更システムを提供することができる。
本発明に係る一実施の形態に係るトランスファープレスマシンの全体構成を示す斜視図である 図1のトランスファープレスマシンの正面図(ワーク搬送方向に沿った方向から見た図)である。 同上実施の形態に係るワーク保持ツール変更ロボットによるフィードバー上の保持ツールの相対位置及び姿勢の変更処理の様子を説明する全体斜視図である(ステップ2)。 同上実施の形態に係るワーク保持ツール変更ロボットによるフィードバー上の保持ツールの相対位置及び姿勢の変更処理の様子を説明する拡大斜視図である(ステップ2相当)。 同上実施の形態に係るワーク保持ツール変更ロボットによるフィードバー上の保持ツールの相対位置及び姿勢の変更処理の様子を説明する拡大斜視図である(ステップ3相当)。 同上実施の形態に係るワーク保持ツール変更ロボットによるフィードバー上の保持ツールの相対位置及び姿勢の変更処理の様子を説明する拡大斜視図である(ステップ5相当)。 同上実施の形態に係るワーク保持ツール変更ロボットによるフィードバー上の保持ツールの相対位置及び姿勢の変更処理の様子を説明する拡大斜視図である(ステップ7相当)。 同上実施の形態に係るワーク保持ツール及びフィードバーの正面図(フィード方向に沿った方向から見た図)である。 (A)は同上実施の形態に係るワーク保持ツールのボールジョイント部及びボールブレーキの一構成例を示す正面図(フィード方向に沿った方向から見た図)であり、(B)は(A)のA−A断面図である。 同上実施の形態に係るワーク保持ツールのX軸リニアブレーキの構成例を示す斜視図である。 同上実施の形態に係るワーク保持ツールのロックシステムの一例を示す空圧系統図(エア供給経路図)である。 従来のプレス機械(トランスファープレスマシン)のワーク搬送装置(フィードバー方式)の一例を示す斜視図(動作を説明する図)である。 従来のプレス機械(トランスファープレスマシン)のワーク搬送装置(フィードバー方式)の他の構成例を示す斜視図である。 本発明に係る他の実施の形態(第2の実施の形態)に係るトランスファープレスマシンの全体構成を示す斜視図である 同上実施の形態に係るワーク保持ツール変更ロボットによるフィードバー上の保持ツールの相対位置及び姿勢の変更処理の様子を説明する拡大斜視図である(ステップ3相当)。 (A)は同上実施の形態に係るワーク保持ツール及びフィードバーの斜視図(フィード方向上流側斜め上方から見た斜視図)であり、(B)は同上実施の形態に係るワーク保持ツール及びフィードバーの斜視図(フィード方向下流側斜め上方から見た斜視図)である。 (A)は同上実施の形態に係るワーク保持ツール及びフィードバーの正面図(フィード方向に沿った方向から見た図)(アームを伸張した状態の一例)であり、(B)は(A)の状態からアームを畳んだ場合の正面図であり、(C)は(A)よりフィンガーを下げた状態における正面図(アームを伸張した状態の一例)であり、(D)は(C)の状態からアームを畳んだ場合の正面図である。 本発明に係る他の実施の形態(第3の実施の形態)に係るワーク保持ツール及びフィードバーの斜視図(フィード方向下流側斜め上方から見た斜視図)である。
以下に、本発明に係るトランスファープレスマシンのワーク搬送装置のワーク保持ツール変更システムの一例を示す実施の形態について、添付の図面を参照しつつ説明する。なお、以下で説明する実施の形態により、本発明が限定されるものではない。
<第1の実施の形態>
ここで、本実施の形態において、トランスファープレスマシン用のワーク搬送ツール(ワーク保持ツール、ワーク保持装置)自体は駆動能力を有しておらず、以下で説明するように、グリップ部、ボールロックジョイント部、X軸方向(フィード方向)直動機構(リニアガイド)、Y軸方向(クランプ方向)直動機構(リニアガイド)、Z軸方向(リフト方向)直動機構(リニアガイド)等から構成されている。これらの構成要素は全て従動機構である。
本実施の形態に係るワーク搬送装置(トランスファー)100は、図1に示すように、トランスファープレスマシン1のボルスタ2の両側にワーク搬送方向(フィード方向)に対して略平行に対面配置されたフィードバー101R、101Lを含んで構成されている。
フィードバー101R、101Lには、図1、図2等に示すように、フィード(ワーク搬送)方向(フィードバー101R、101Lの長軸方向)に沿って所定間隔でワークを保持するための保持ツールT1〜Tnが複数備えられている。
ここで、保持ツールT1〜Tnが、本発明に係るワーク保持ツール(ワーク保持装置)の一例に相当する。
保持ツールT1〜Tnは、それぞれ搬送すべきワーク(図示せず)の仕様等(サイズや形状、材質等)に応じてワークを保持(或いは支持、載置など)することができる位置や姿勢となるように調整されたフィンガー110等を備えている(図2、図3、図4、図8等参照)。
ここにおいて、本実施の形態では、保持ツールT1〜Tnのフィードバー101R(101L)に対する相対位置延いてはフィンガー110の相対位置や姿勢を、搬送すべきワークのサイズや形状等に応じて変更することができるように構成されている。
なお、本実施の形態では、かかる相対位置や姿勢の変更するための駆動源を保持ツールT1〜Tn或いはフィードバー101R(101L)が備えない構成により、当該相対位置や姿勢の変更を実現している。
このため、本実施の形態に係るワーク保持ツール変更システムでは、以下のような方法(ステップ)にて、ワークのサイズ、形状等に合わせてフィードバー101R、101Lに対する保持ツールT1〜Tn(フィンガー110)の位置や姿勢を変更するようになっている。
<トランスファープレスマシン用搬送ツール自体の変更行程>
(ステップ1)本実施の形態では、ボルスタ2として、ムービングボルスタ(MB)が採用されていて、このムービングボルスタ(MB)2と共に受台3で支持されたフィードバー101R(101L)と保持ツールT1〜Tnが、トランスファープレスマシン1内から、プレスライン外のムービングボルスタ(MB)2の型交換位置X(或いはY)へ向けて移動される(図1、図2参照)。
なお、図1、図2は、既にボルスタ2が型交換位置Xに移動された後の状態を示している。また、フィードバー101R(101L)は、ワーク搬送装置(トランスファー)100のワーク搬送駆動機構に連結されフィードバー101R(101L)を長軸方向両側から分離可能に支持(挟持)しているフィードバー支持部102R(102L)、103R(103L)(図1参照)から分離されて受台3に載置された状態とされている。
ここで、ムービングボルスタ(MB)とは、トランスファープレスマシン1のベッドから分離可能に構成されたボルスタ2であり、分離されたボルスタ2自身が有する駆動機構によりトランスファープレスマシン1内のベッド位置(プレス加工位置)からトランスファープレスマシン1の外部の型交換位置X(型交換位置Yが空いているときは型交換位置Y)へ移動するように構成されたボルスタである。
型交換位置Xでは、フィードバー101R、101Lの長軸方向に沿って延在されているロボット走行レール4R、4Lに沿って移動可能なワーク保持ツール変更ロボット(含:走行台車)RR1及びRL1が待機している(図1の型交換位置Yの状態と同じ状態)。なお、型交換位置Yには、同様のワーク保持ツール変更ロボット(含:走行台車)RR2及びRL2が待機している(図1、図2参照)。
ここで、ワーク保持ツール変更ロボットRR1及びRL1、ワーク保持ツール変更ロボットRR2及びRL2が、本発明に係るワーク保持ツール変更装置の一例に相当する。
なお、型交換位置X(Y)は、当該位置へ移動されたボルスタ2にフィードバー101R(101L)の長軸方向に沿って取り付けられている複数の型(下型:図示せず)を、次のプレス加工にて使用する型に交換するための場所として利用されるが、本実施の形態では、後述するようにして、当該位置にて、型の交換の他に、保持すべきワークのサイズ、形状等に合わせてフィードバー101R、101Lに対する保持ツールT1〜Tnの位置や姿勢を変更する。
(ステップ2)続くステップ2では、ワーク保持ツール変更ロボットRR1がロボット走行レール4Rに沿って移動して保持ツールT1の上側に移動する(図3、図4参照)。
なお、ワーク保持ツール変更ロボットRR1は、コントローラ(制御装置)500によりその動作が制御される多関節アーム式のロボットであり、ロボット走行レール4Rに沿って移動制御可能に構成されている。
(ステップ3)続くステップ3では、ワーク保持ツール変更ロボットRR1のグリッパー200の第1グリッパー201と第2グリッパー202により、保持ツールT1のグリップ部120を保持(挟持)する(図5参照)。グリップ部120が、本発明に係る単一の係合部の一例に相当する。なお、単一の係合部であれば、係合方法は特に限定されるものでない。
(ステップ4)続くステップ4では、図11の空圧系統図に示すように、ロックシステムのエア供給経路に空圧(エア圧)を供給することにより(シリンダ内の空圧を上げることにより)、保持ツールT1におけるロックシステム(ボールブレーキ311、X軸リニアブレーキ321、Y軸リニアブレーキ331、Z軸リニアブレーキ341)の作動を解除する(各ブレーキの摩擦要素をスプリングの弾性付勢力に抗して押し戻すことでブレーキを解放する)。すなわち、当該ステップが、本発明に係る「該当する移動禁止機構或いは姿勢変更禁止機構による移動或いは姿勢の変更の禁止を解除した状態」とするステップである。
なお、本実施の形態では、図4、図5、図8、図9等に示すように、フィードバー101R(保持ツールT1の先端可動ベース300)に対して保持ツールT1のグリップ部120延いてはフィンガー110の姿勢を自由に変更するためのボールジョイント部310を固定解放するボールブレーキ311が備えられていて、このボールブレーキ311の固定(ブレーキ状態)をここでは解除する。ボールブレーキ311の詳細については後述する。
ここで、ボールジョイント部310及びボールブレーキ311が、本発明に係る姿勢変更機構及び当該姿勢の変更を禁止する姿勢変更禁止機構の一例に相当する。
また、本実施の形態では、図4、図8等に示すように、基部可動ベース301延いてはグリップ部120やフィンガー110を、X軸方向(フィード方向:ワーク搬送方向:フィードバー101Rの長軸方向)(X軸方向ガイドレール322)に沿ってフィードバー101Rに対して相対移動させるためのリニアガイドであるX軸方向リニア機構(直動機構)320が備えられていると共に、このX軸方向リニア機構(直動機構)320における基部可動ベース301の移動許可状態・ブレーキ状態(移動不可状態)を切り換え可能に構成されたX軸リニアブレーキ321が備えられている。
ここで、X軸方向リニア機構320及びX軸リニアブレーキ321が、本発明に係るX軸方向直動機構及び当該移動を禁止するX軸方向移動禁止機構の一例に相当する。
また、図4、図8等に示すように、基部可動ベース301及びフィードバー101Rに対して、Y軸方向(クランプ方向:ワーク搬送横方向:フィードバー101Rの水平短軸方向)(Y軸方向ガイドレール332)に沿って先端可動ベース300、グリップ部120延いてはフィンガー110を相対移動させるためのリニアガイドであるY軸方向リニア機構(直動機構)330が中間可動ベース302に備えられていると共に、このY軸方向リニア機構(直動機構)330におけるベース300の移動許可状態・ブレーキ状態(移動不可状態)を切り換え可能に構成されたY軸リニアブレーキ331が備えられている。
ここで、Y軸方向リニア機構330及びY軸リニアブレーキ331が、本発明に係るY軸方向直動機構及び当該移動を禁止するY軸方向移動禁止機構の一例に相当する。
また、図4、図8等に示すように、基部可動ベース301及びフィードバー101Rに対して、Z軸方向(リフト方向:ワーク搬送縦方向:フィードバー101Rの鉛直短軸方向)(Z軸方向ガイドレール342)に沿って中間可動ベース302延いては先端可動ベース300、グリップ部120、フィンガー110を相対移動させるためのリニアガイドであるZ軸方向リニア機構(直動機構)340が基部可動ベース301に備えられていると共に、このZ軸方向リニア機構(直動機構)340におけるベース300の移動許可状態・ブレーキ状態(移動不可状態)を切り換え可能に構成されたZ軸リニアブレーキ341が備えられている。
ここで、Z軸方向リニア機構340及びZ軸リニアブレーキ341が、本発明に係るZ軸方向直動機構及び当該移動を禁止するZ軸方向移動禁止機構の一例に相当する。
なお、X軸リニアブレーキ321、Y軸リニアブレーキ331、Z軸リニアブレーキ341は、後述するように、図10に示すような機構により構成されることができる。
(ステップ5)続くステップ5では、ワーク保持ツール変更ロボットRR1が、コントローラ500によって所定の位置及び姿勢となるように、保持ツールT1のグリップ部120を動かすことによって、保持ツールT1の位置や姿勢を変更する(図6参照)。
すなわち、ワーク保持ツール変更ロボットRR1による保持ツールT1のグリップ部120の位置や姿勢変更動作に伴い、X軸方向リニア機構320、Y軸方向リニア機構330、Z軸方向リニア機構340を介してフィンガー110の位置が移動されて変更されると共に、ボールジョイント部310を介してフィンガー110の姿勢が任意に変更される。
(ステップ6)前記ステップ5での保持ツールT1の所望の位置・姿勢への変更後、続くステップ6では、ワーク保持ツール変更ロボットRR1が保持ツールT1のグリップ部120を保持している状態で、図11に示すロックシステムのエア供給経路への空圧の供給を切換弁により通路を切り換えることで停止してシリンダ内の空圧を下げることにより、保持ツールT1におけるロックシステム(ボールブレーキ311、X軸リニアブレーキ321、Y軸リニアブレーキ331、Z軸リニアブレーキ341)を作動させる(各ブレーキの摩擦要素をスプリングの弾性付勢力で押し付けることでブレーキを作動させる)。
これにより、保持ツールT1はフィードバー101Rに対する変更後の位置や姿勢を保持した状態となる。すなわち、当該ステップが、本発明における「該当する移動禁止機構或いは姿勢変更禁止機構による移動或いは姿勢の変更を禁止する保持状態とする」ステップである。
(ステップ7)前記ステップ6でのブレーキ作動後、続くステップ7では、ワーク保持ツール変更ロボットRR1が保持ツールT1のグリップ部120から離れ、保持ツールT1に隣接する保持ツールT2の位置・姿勢を変更するために、フィードバー110Aの延在方向に沿ってロボット走行レール4R上を移動する(図7参照)。
このようなステップ1〜ステップ7の処理を、ワーク保持ツール変更ロボットRR1はフィードバー101Rに支持されている保持ツールT1〜Tnに対して行なう一方で、ワーク保持ツール変更ロボットRL1は、同様の処理を、フィードバー101Lに支持されている保持ツールT1〜Tnに対して行なうようにコントローラ500により制御される。
なお、フィードバー101Rに支持されている保持ツールT1〜Tn、フィードバー101Lに支持されている保持ツールT1〜Tnに対して位置や姿勢の変更が完了すると共にボルスタ2の型の交換等が完了して段取り作業が完了したら、現在使用中のボルスタ2及びフィードバー101R、101Lと入れ替えるための作業を待つことになる。
上述したような本実施の形態のワーク搬送装置のワーク保持ツール変更システムによれば、保持ツールT1〜Tn自体は駆動源等を含む駆動能力機構を有しておらず、複数の保持ツールT1〜Tnの位置や姿勢の変更を行なうワーク保持ツール変更ロボットRR1(RL1)がフィードバー101R(101L)の延在方向に沿って移動しながら、順次個々の保持ツールT1〜Tnの位置や姿勢を変更するため、フィードバー101R(101L)に対する重量の増加を抑制しつつ、ツール交換時間を大幅に短縮することができると共に、作業者の手作業の場合のような位置や姿勢の調整間違いなどを排除することができるので、生産効率の向上に貢献することができる。
また、本実施の形態によれば、保持すべきワークの仕様(形状、サイズ、材質など)に合わせてツールを取り揃える必要性が大幅に減少するため、省スペース化を実現することもできる。
すなわち、本実施の形態によれば、比較的簡単かつ低コストな構成で、かつ、フィードバーの重量増加を抑えながら、フィードバーに対するワーク保持ツール(ワーク保持装置)の位置や姿勢を、保持すべきワークの仕様(形状、サイズ、材質など)に合わせて間違い等を招くことなく迅速かつ精度良く変更することができるトランスファープレスマシンのワーク搬送装置のワーク保持ツール変更システムを提供することができる。
ここで、本実施の形態に係るボールジョイント部310を固定解放するボールブレーキ311の構成例について、図9を参照しつつ説明する。
図9に示すように、ボールジョイント部310は、保持ツールT1のグリップ部120延いてはフィンガー110と、先端可動ベース300と、を角度(姿勢)自在に連結する球状部312を有する自在継手であり、当該自在継手を所望の位置で固定することができるように、ボールブレーキ311が備えられている。
ボールブレーキ311は、球状部312を挟んで両側に配設されたブレーキ可動要素313A,313Bを含んで構成され、当該ブレーキ可動要素313A,313Bは揺動支点314A,314B廻りに揺動自在に先端可動ベース300に支持されている。
ブレーキ可動要素313A,313Bにおいて、先端部側である球状部312の揺動支点314A,314Bを挟んで反対側の基端部側にはカムフォロワ315A,315Bが回転自在に取り付けられている。
そして、対向しているカムフォロワ315A,315Bの間には、クサビ要素316が進退自在にて配設されている。クサビ要素316の背面には、図11に示すロックシステムのエア供給経路が接続されていて、空圧が供給されない(停止された)状態で、スプリング等により弾性付勢されているクサビ要素316は先端側に向けて進められ(移動され)、カムフォロワ315A,315Bを離間させるように作用する。これにより、クサビ要素316が揺動支点314A,314B廻りに先端側が接近するように揺動されることで、球状部312を挟むことで、保持ツールT1のグリップ部120延いてはフィンガー110を先端可動ベース300に対して固定できるように構成されている。
この一方で、空圧が供給された状態で、スプリング等による弾性付勢力に抗してクサビ要素316は基端側に向けて退避され、カムフォロワ315A,315Bが相互に接近することを許容する。これにより、クサビ要素316が揺動支点314A,314B廻りに先端側が離間するように揺動されることで、球状部312を解放し、保持ツールT1のグリップ部120延いてはフィンガー110を先端可動ベース300に対して自在に変位させること、すなわち姿勢を自在に変更できるようになっている。
ここで、本実施の形態に係るX軸リニアブレーキ321、Y軸リニアブレーキ331、Z軸リニアブレーキ341の構成例を、図10に従って説明する。
X軸リニアブレーキ321を代表して説明するが、X軸リニアブレーキ321は、図10に示すように、対応する基部可動ベース301に略一体的に取り付けられる共に、X軸方向リニア機構320のX軸方向ガイドレール(リニアガイドレール)322を保持・解放することで、対応する基部可動ベース301延いては保持ツールT1をX軸方向ガイドレール322の長手方向(X軸方向:フィード方向)に対して所定位置に保持(固定)・解放可能に構成されている。
なお、図10ではX軸方向ガイドレール322の切断面(図10参照)を挟んで片側のみを表示している。
X軸リニアブレーキ321は、例えば、NBK(鍋屋バイテック会社)製のリニアクランプ(製品名「リニアクランパ・ズィー(Linear Clamper−Zee)」(登録商標))を利用することができる。
このX軸リニアブレーキ321は、X軸方向ガイドレール322を直接クランプすることで、X軸方向ガイドレール322に対して基部可動ベース301延いては保持ツールT1を保持・位置決めをすることができるように構成されている。
例えば、図10に示したように、X軸リニアブレーキ321は、X軸方向ガイドレール322の長手方向に摺動自在に係合している基部可動ベース301に、スプリング321Bにより図10中下方に弾性付勢されるピストン321Aが備えられ、このピストン321Aの裏面(図10中下側)には、図10中下側が細まったクサビ要素321Cが取り付けられている。
クサビ要素321Cの図10中左側には摩擦要素321DがX軸方向ガイドレール322に面して設けられており、クサビ要素15Cの上下動に応じて摩擦要素15DがX軸方向ガイドレール322に対して接離するようになっている。
すなわち、エア圧等をピストン321Aの裏面に作用させない状態では、ピストン321Aはスプリング321Bにより押圧されて図10中下方に弾性付勢された状態となる。このとき、ピストン321Aの下のクサビ要素321Cも連動して図10中下側に移動されるため、クサビ要素321Cの基端側(図10中上側)の太い部分によって、摩擦要素321DがX軸方向ガイドレール322側に押されて当接するため、摩擦要素15DとX軸方向ガイドレール322との間に摩擦力が生じて、基部可動ベース301延いては保持ツールT1は、X軸方向ガイドレール322に保持(固定)されることになる。
一方で、エア圧等を321Aの裏面に作用させると、ピストン321Aはスプリング321Bの弾性付勢力に抗して図10中上方に移動される。このとき、ピストン321Aの下のクサビ要素321Cも連動して図10中上側に移動されるため、クサビ要素321Cの先端側(図10中下側)の細い部分が摩擦要素321Dと係り合うようになるため、摩擦要素321DのX軸方向ガイドレール322に対する押圧力が消失するため、摩擦要素321DとX軸方向ガイドレール322との間の摩擦力が消失し、基部可動ベース301延いては保持ツールT1は、X軸方向ガイドレール322に対して摺動(スライド)自在な状態となる。
但し、本実施の形態に係るX軸リニアブレーキ321、Y軸リニアブレーキ331、Z軸リニアブレーキ341は、図10に例示された構成に限定されるものではなく、他の構成とすることができる。
なお、本実施の形態では、保持ツール変更ロボットRR1及びRL1、RR2及びRL2として、図1〜図7等に示すような多関節アーム式ロボットを採用して説明したが、保持ツールT1〜Tnの位置や姿勢を調整することができれば当該構成に限定されるものではない。
また、本実施の形態では、多関節アーム式のロボットである保持ツール変更ロボットRR1及びRL1、RR2及びRL2を、本発明に係るワーク保持ツール変更装置として説明したが、本発明に係るワーク保持ツール変更装置はこれら比較的自由度の高い動きを可能にするロボットに限定されるものではなく、ワーク保持ツール変更装置として専用に構成された専用装置とすることができるものである。
また、保持ツールT1〜Tnが備えるフィンガー110の個数は1つに限定されるものでなく、複数のフィンガーを備えた構成とすることも可能である。
また、本実施の形態では、ボルスタ2をムービングボルスタ(MB)として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、トランスファープレスマシンに固定されたボルスタとすることができる。また、フィードバーについても、ワーク搬送装置100から着脱自在に構成された場合に限定されるものではない。すなわち、本発明は、トランスファープレスマシン内にてフィードバーに支持されているワーク保持ツールの姿勢や位置を変更する場合にも適用可能である。言い換えると、フィードバー等のワーク搬送の際の可動部に、ワーク保持ツールの姿勢や位置を変更するための駆動源を支持させないものであれば本発明は適用可能である。
<第2の実施の形態>
続いて、本発明の他の実施の形態について説明する。
図1〜図11を用いて説明した第1の実施の形態に係るワーク搬送装置のワーク保持ツール変更システムと同様、図14に示した本実施の形態に係るワーク搬送装置のワーク保持ツール変更システムにおいても、本実施の形態に係る保持ツールT1’〜Tn’自体は駆動源等を含む駆動能力機構を有しておらず、複数の保持ツールT1’〜Tn’の位置や姿勢の変更を行なうワーク保持ツール変更ロボットRR1(RL1)がフィードバー101R(101L)の延在方向に沿って移動しながら、順次個々の保持ツールT1’〜Tn’の位置や姿勢を変更するように構成されている。
なお、本実施の形態は、第1の実施の形態とは、フィードバー101R(101L)に配設される保持ツールT1’〜Tn’が異なっており、その他の構成及び機能は同様であるので、それら同様の要素についての説明は省略し、フィードバー101R(101L)に支持される保持ツールT1’〜Tn’についてのみ詳細に説明する。
本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、トランスファープレスマシン用のワーク搬送ツール(ワーク保持ツール、ワーク保持装置)自体は駆動能力を有しておらず、以下で説明するように、グリップ部、ボールジョイント部、X軸方向(フィード方向)直動機構(リニアガイド)、第1アーム(揺動機構)、第2アーム(揺動機構)等から構成されている。これらの構成要素は全て従動機構である。
本実施の形態では、フィードバー101R、101Lには、図14、図15等に示すように、フィード(ワーク搬送)方向(フィードバー101R、101Lの長軸方向)に沿って所定間隔でワークを保持するための保持ツールT1’〜Tn’が複数備えられている。
ここで、保持ツールT1’〜Tn’が、本発明に係るワーク保持ツール(ワーク保持装置)の一例に相当する。
保持ツールT1’〜Tn’は、それぞれ搬送すべきワーク(図示せず)の仕様等(サイズや形状、材質等)に応じてワークを保持(或いは支持、載置など)することができる位置や姿勢となるように調整されたフィンガー110等を備えている(図14、図15、図16、図17等参照)。
なお、本実施の形態において、フィンガー、ボールジョイント部等は、第1の実施の形態のものと同様の構成であるので、同一の符号を付して詳細な説明は省略することとする。
本実施の形態では、図14〜図17に示すように、フィードバー101R、101Lの上面にリニアガイドであるX軸方向リニア機構(直動機構)1320が備えられている。
このX軸方向リニア機構(直動機構)1320(X軸方向ガイドレール1322)は、フィードバー101R、101Lの上面に備えられていて、当該X軸方向リニア機構(直動機構)1320(X軸方向ガイドレール1322)の上面には、基部可動ベース1301がX軸方向リニア機構(直動機構)1320(X軸方向ガイドレール1322)の長手方向に沿って移動可能に支持されている。
すなわち、基部可動ベース1301はX軸方向ガイドレール1322に対してX軸方向(フィード方向:ワーク搬送方向:フィードバー101R(101L)の長軸方向)に沿って相対移動可能に構成され、それにより基部可動ベース1301が支持しているグリップ部120やフィンガー110をX軸方向に沿って移動させることができるように構成されている。
また、このX軸方向リニア機構(直動機構)1320に対する基部可動ベース1301の移動許可状態・ブレーキ状態(移動不可状態)を切り換え可能に構成されたX軸リニアブレーキ1321が備えられている。
なお、X軸方向リニア機構(直動機構)1320、X軸リニアブレーキ1321、X軸方向ガイドレール1322は、第1の実施の形態に係るX軸方向リニア機構(直動機構)320、X軸リニアブレーキ321、X軸方向ガイドレール322とは取り付け場所が異なるだけで同一の構成である。第1の実施の形態では、フィードバー101R(101L)の側面に取り付けたが、本実施の形態では、フィードバー101R(101L)の上面に取り付けた場合を例示している。但し、本実施の形態において、X軸方向リニア機構1320及びX軸リニアブレーキ1321を、フィードバー101R(101L)の下面(略水平面)や側面(略垂直面)に取り付けることも可能である。
ここで、X軸方向リニア機構1320及びX軸リニアブレーキ1321が、本発明に係るX軸方向直動機構及び当該移動を禁止するX軸方向移動禁止機構の一例に相当する。
また、本実施の形態では、図15、図16等に示すように、基部可動ベース1301の上面に、第1アーム支持ベース1302が取り付けられていて、当該第1アーム支持ベース1302は、第1関節1333を介して(廻りに)、第1アーム1330を略垂直面内(Z軸方向に略平行な平面内)で揺動自在に支持(枢支)している。但し、垂直面に関して所定に傾斜させた面内で揺動自在な構成とすることもできる。
第1関節1333には、第1アーム支持ベース1302と第1アーム1330との間に、第1アームブレーキ機構1331及び第1アーム減速機構1332が備えられ、第1アーム1330を第1アーム支持ベース1302に対して揺動自在な状態と、当該揺動を禁止する状態と、を切換可能に構成されている。
なお、第1アームブレーキ機構1331としては、ドラム式ブレーキ或いはディスクブレーキのように回転体に摩擦要素をエア圧等により押圧することでブレーキを掛ける機械式ブレーキ機構を採用することができるが、エアの供給がない状態(プレス加工時)において、ブレーキの摩擦要素をスプリング等の弾性付勢力で押し付けることでブレーキを作動させる状態とし、エアを供給した状態(ツールの姿勢変更作業時)において、ブレーキの摩擦要素をスプリング等の弾性付勢力に抗して制動対象から離間させることでブレーキを作動させない状態とする構成とすることができる。
ただし、第1アームブレーキ機構1331として、電磁式ブレーキを採用することも可能である。例えば、市販され入手容易な三木プーリ社製の型式「BXW」などを採用することができる。この場合においては、電力を供給しない状態(プレス加工時)において、ブレーキの摩擦要素をスプリング等の弾性付勢力で押し付けることでブレーキを作動させた状態とし、電力を供給したときに(ツールの姿勢変更時に)、ブレーキの摩擦要素をスプリング等の弾性付勢力に抗して制動対象から離間させることでブレーキを作動させない構成とすることができる。
また、第1アーム減速機構1332としては、例えば、ハーモニックドライブシステムズ社製の型式「CSF-25-160-2UH」などのハーモニックドライブ(登録商標)式の減速機構を用いることができる。ただし、これに限らず、歯車機構を用いた一般的な減速機構を採用することもできる。
かかる第1アーム減速機構1332を、第1アーム1330と第1アーム支持ベース1302との間に設けることで、例えば、軽量化を図りつつ、1/120程度の小さい力(トルク)で所望のブレーキ力(トルク)を発生させることが可能となっている。但し、第1アーム減速機構1332を省略しても所望のブレーキ力を発生させることが可能である場合などにおいては、第1アーム減速機構1332を省略することも可能である。第1アーム減速機構1332について説明した当該内容は、以下で説明する各減速機構についても同様に適用可能である。
ここで、第1関節1333及び第1アームブレーキ機構1331が、本発明に係る第1関節及び第1アーム揺動禁止機構の一例に相当する。
また、本実施の形態においては、前記第1アーム1330の先端は、第2関節1343を介して(廻りに)第2アーム1340を略垂直面内(Z軸方向に略平行な平面内)を揺動自在に支持(枢支)している。但し、垂直面に関して所定に傾斜させた面内で揺動自在な構成とすることもできる。
第2関節1343には、第1アーム1330と第2アーム1340との間に、第2アームブレーキ機構1341及び第2アーム減速機1342が備えられ、第2アーム1340を第1アーム1330に対して揺動自在な状態と、当該揺動を禁止する状態と、を切換可能に構成されている。
ここで、第2関節1343及び第2アームブレーキ機構1341が、本発明に係る第2関節及び第2アーム揺動禁止機構の一例に相当する。
なお、第2アームブレーキ機構1341及び第2アーム減速機1342は、上述した第1アームブレーキ機構1331及び第1アーム減速機構1332と同様の構成を採用することができる。
更に、本実施の形態では、前記第2アーム1340の先端は、第3関節1351を介してグリップ部120延いてはフィンガー110を、前記第2アーム1340に対して角度(姿勢)自在に支持している。
なお、第3関節1351は、自在継手であるボールジョイント部310の球状部312に相当しており、第1の実施の形態と同様に、ボールジョイント部310の球状部312(自在継手部分)を所望の位置(姿勢位置)で固定することができるように、ボールブレーキ311が備えられている(図9参照)。
ここで、第3関節1351(ボールジョイント部310)及びボールブレーキ311が、本発明に係る姿勢変更機構及び当該姿勢の変更を禁止する姿勢変更禁止機構の一例に相当している。
<トランスファープレスマシン用搬送ツール自体の変更行程>
本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様、図14に示すように、型交換位置Xでは、フィードバー101R、101Lの長軸方向に沿って延在されているロボット走行レール4R、4Lに沿って移動可能なワーク保持ツール変更ロボット(含:走行台車)RR1及びRL1により、保持ツールT1’〜Tn’のフィンガー110の位置や姿勢が、保持すべきワークのサイズや形状等に合わせて変更されるようになっている。
当該保持ツールT1’〜Tn’のフィンガー110の位置や姿勢の変更の仕方は、第1の実施の形態と同様である。
具体的には、図15等で示したようなワーク保持ツール変更ロボットRR1のグリッパー200の第1グリッパー201と第2グリッパー202により、保持ツールT1’のグリップ部120を保持(挟持)する(前述したステップ3相当)。第1の実施の形態において説明したステップ1〜ステップ2については同様であるので、ここでの説明は省略する。
次に(前述したステップ4相当)、図11の空圧系統図に示したように、ロックシステムのエア供給経路に空圧(エア圧)を供給することにより、保持ツールT1’におけるロックシステム(ボールブレーキ311、X軸リニアブレーキ1321、第1アームブレーキ機構1331、第2アームブレーキ機構1341)の作動を解除する(各ブレーキの摩擦要素をスプリングの弾性付勢力に抗して押し戻すことでブレーキを解放する)。
すなわち、当該ステップが、本発明に係る「前記X軸方向移動禁止機構、前記第1アーム揺動禁止機構、前記第2アーム揺動禁止機構、及び前記姿勢変更禁止機構による移動、揺動、及び姿勢の変更の禁止を解除した状態」とするステップである。
続いて(前述したステップ5相当)、ワーク保持ツール変更ロボットRR1が、コントローラ500によって所定の位置及び姿勢となるように、保持ツールT1’のグリップ部120を動かすことによって、保持ツールT1’の位置や姿勢を変更する(図15、図17等参照)。
すなわち、ワーク保持ツール変更ロボットRR1による保持ツールT1’のグリップ部120の位置や姿勢変更動作に伴い、X軸方向リニア機構1320の移動、第1アーム1330の揺動、第2アーム1340の揺動を介してフィンガー110の位置(フィードバー101Rに対する相対位置)が移動されて変更されると共に、ボールジョイント部310を介してフィンガー110の姿勢が任意に変更される。
その後(前述したステップ6相当)、ワーク保持ツール変更ロボットRR1が保持ツールT1’のグリップ部120を保持している状態で、図11に示したロックシステムのエア供給経路への空圧の供給を切換弁により通路を切り換えることで停止してシリンダ内の空圧を下げることにより、保持ツールT1’におけるロックシステム(ボールブレーキ311、X軸リニアブレーキ1321、第1アームブレーキ機構1331、第2アームブレーキ機構1341)を作動させる(各ブレーキの摩擦要素をスプリングの弾性付勢力で押し付けることでブレーキを作動させる)。
これにより、保持ツールT1’はフィードバー101Rに対する変更後の位置や姿勢を保持した状態となる。
すなわち、当該ステップが、本発明における「前記X軸方向移動禁止機構、前記第1アーム揺動禁止機構、前記第2アーム揺動禁止機構、及び前記姿勢変更禁止機構による移動、揺動、及び姿勢の変更を禁止する保持状態」とするステップである。
以降のステップ(前述したステップ7)については同様であるので、ここでの説明は省略する。
このような処理を、ワーク保持ツール変更ロボットRR1はフィードバー101Rに支持されている保持ツールT1’〜Tn’に対して行なう一方で、ワーク保持ツール変更ロボットRL1は、同様の処理を、フィードバー101Lに支持されている保持ツールT1’〜Tn’に対して行なうようにコントローラ500により制御される。
上述したような本実施の形態のワーク搬送装置のワーク保持ツール変更システムによれば、保持ツールT1’〜Tn’自体は駆動源等を含む駆動能力機構を有しておらず、複数の保持ツールT1’〜Tn’の位置や姿勢の変更を行なうワーク保持ツール変更ロボットRR1(RL1)がフィードバー101R(101L)の延在方向に沿って移動しながら、順次個々の保持ツールT1’〜Tn’の位置や姿勢を変更するため、フィードバー101R(101L)に対する重量の増加を抑制しつつ、ツール交換時間を大幅に短縮することができると共に、作業者の手作業の場合のような位置や姿勢の調整間違いなどを排除することができるので、生産効率の向上に貢献することができる。
また、本実施の形態によれば、保持すべきワークの仕様(形状、サイズ、材質など)に合わせてツールを取り揃える必要性が大幅に減少するため、省スペース化を実現することもできる。
すなわち、本実施の形態によれば、比較的簡単かつ低コストな構成で、かつ、フィードバーの重量増加を抑えながら、フィードバーに対するワーク保持ツール(ワーク保持装置)の位置や姿勢を、保持すべきワークの仕様(形状、サイズ、材質など)に合わせて間違い等を招くことなく迅速かつ精度良く変更することができるトランスファープレスマシンのワーク搬送装置のワーク保持ツール変更システムを提供することができる。
特に、本実施の形態によれば、フィードバーの上面に第1アーム支持ベース1302を介して保持ツールT1’〜Tn’を載置すると共に第1アーム1330及び第2アーム1340を略垂直面内(Z軸方向に略平行な平面内)で揺動させる構成としたので、第1の実施の形態のようにフィードバーの側面に取り付ける場合に較べて、フィードバーが金型に接近した状態であっても保持ツールT1’〜Tn’が金型に接触する可能性は低減される。その結果、クランプ方向におけるスペースの削減を図ることができ、以ってプレスラインの設置スペースの削減や設置自由度などの向上に貢献可能である。
但し、これに限定されるものではなく、第1アーム支持ベース1302をフィードバーの側面(略垂直面)や下面(略水平面)に取り付けた構成を採用することもできるものである。
<第3の実施の形態>
続いて、本発明の他の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態や第2の実施の形態に係るワーク搬送装置のワーク保持ツール変更システムと同様、本実施の形態に係る保持ツールT1”〜Tn”自体は駆動源等を含む駆動能力機構を有しておらず、複数の保持ツールT1”〜Tn”の位置や姿勢の変更を行なうワーク保持ツール変更ロボットRR1(RL1)がフィードバー101R(101L)の延在方向に沿って移動しながら、順次個々の保持ツールT1”〜Tn”の位置や姿勢を変更するように構成されている。
なお、本実施の形態は、第2の実施の形態においてフィードバー101R(101L)の上面に配設されていたX軸方向リニア機構(直動機構)1320とX軸リニアブレーキ1321が省略され、その代わりに、フィードバー101R(101L)の上面に保持ツールT1”〜Tn”のそれぞれを略水平面内において回転自在に支持する回転支持機構が備えられている。その他の構成及び機能は第2の実施の形態と同様であるので、同一符号を付し、それらについての説明は省略する。
なお、本実施の形態においても、第1の実施の形態や第2の実施の形態と同様に、トランスファープレスマシン用のワーク搬送ツール(ワーク保持ツール、ワーク保持装置)自体は駆動能力を有しておらず、以下で説明するように、グリップ部、ボールジョイント部、回転支持機構、第1アーム(揺動機構)、第2アーム(揺動機構)等から構成されている。これらの構成要素は全て従動機構である。
本実施の形態では、図18に示すように、フィードバー101R、101Lの上面に、保持ツールT1”〜Tn”のそれぞれを略水平面内において回転自在に支持する回転支持機構2320が備えられている。
この回転支持機構2320は、フィードバー101R、101Lの上面に固定されている回転ベース部2301にその外周側の固定部分が固定的に支持されている一方、その内側の回転可動部が、第1アーム支持ベース2302に取り付けられている。
従って、本実施の形態では、第1アーム支持ベース2302は、回転支持機構2320を介して、回転ベース部2301延いてはフィードバー101R、101Lに対して、略水平面内を回転(回動、揺動)自在に(言い換えれば、回転中心軸2323(略垂直軸)廻りに回転自在に)支持される構成となっている。
なお、ここでは、回転支持機構2320をフィードバー101R(101L)の上面に取り付けた場合を例示したが、フィードバー101R(101L)の側面(略垂直面)や下面(略水平面)に取り付けることもできる。
また、本実施の形態に係る回転支持機構2320には、回転ベース部2301と第1アーム支持ベース2302との間に、回転ベース部ブレーキ機構2321及び回転ベース部減速機構2322が備えられ、第1アーム支持ベース2302を回転ベース部2301に対して、回転中心軸(略垂直軸)2323廻りに回転自在な状態と、当該回転を禁止する状態と、を切換可能に構成されている。
ここで、回転支持機構2320及び回転ベース部ブレーキ機構2321が、本発明に係る回転支持機構及び当該回転を禁止する回転禁止機構の一例に相当する。
なお、前記回転ベース部ブレーキ機構2321は、上述した第1アームブレーキ機構1331と同様の構成を採用することができる。
回転支持機構2320及び回転ベース部ブレーキ機構2321以外の構成については、第2の実施の形態と同様であるので、詳細な説明は省略する。
<トランスファープレスマシン用搬送ツール自体の変更行程>
本実施の形態においても、第1、第2の実施の形態と同様、型交換位置Xでは、フィードバー101R、101Lの長軸方向に沿って延在されているロボット走行レール4R、4Lに沿って移動可能なワーク保持ツール変更ロボット(含:走行台車)RR1及びRL1により、保持ツールT1”〜Tn”のフィンガー110の位置や姿勢が、保持すべきワークのサイズや形状等に合わせて変更される。
当該保持ツールT1”〜Tn”のフィンガー110の位置や姿勢の変更の仕方は、第2の実施の形態と同様である。
具体的には、図4等で示したようなワーク保持ツール変更ロボットRR1のグリッパー200の第1グリッパー201と第2グリッパー202により、保持ツールT1”のグリップ部120(図18参照)を保持(挟持)する(前述したステップ3相当)。第1の実施の形態において説明したステップ1〜ステップ2については同様であるので、ここでの説明は省略する。
次に(前述したステップ4相当)、図11の空圧系統図に示したように、ロックシステムのエア供給経路に空圧(エア圧)を供給することにより、保持ツールT1”におけるロックシステム(ボールブレーキ311、回転ベース部ブレーキ機構2321、第1アームブレーキ機構1331、第2アームブレーキ機構1341)の作動を解除する(各ブレーキの摩擦要素をスプリングの弾性付勢力に抗して押し戻すことでブレーキを解放する)。
すなわち、当該ステップが、本発明に係る「前記回転禁止機構、前記第1アーム揺動禁止機構、前記第2アーム揺動禁止機構、及び前記姿勢変更禁止機構による回転、揺動、及び姿勢の変更の禁止を解除した状態」とするステップである。
続いて(前述したステップ5相当)、第2の実施の形態と同様に、ワーク保持ツール変更ロボットRR1が、コントローラ500によって所定の位置及び姿勢となるように、保持ツールT1”のグリップ部120を動かすことによって、保持ツールT1”の位置や姿勢を変更する。
すなわち、ワーク保持ツール変更ロボットRR1による保持ツールT1”のグリップ部120の位置や姿勢変更動作に伴い、回転支持機構2320の回転、第1アーム1330の揺動、第2アーム1340の揺動を介してフィンガー110の位置(フィードバー101Rに対する相対位置)が移動されて変更されると共に、ボールジョイント部310を介してフィンガー110の姿勢が任意に変更される。
その後(前述したステップ6相当)、ワーク保持ツール変更ロボットRR1が保持ツールT1”のグリップ部120を保持している状態で、図11に示したロックシステムのエア供給経路への空圧の供給を切換弁により通路を切り換えることで停止してシリンダ内の空圧を下げることにより、保持ツールT1”におけるロックシステム(ボールブレーキ311、回転ベース部ブレーキ機構2321、第1アームブレーキ機構1331、第2アームブレーキ機構1341)を作動させる(各ブレーキの摩擦要素をスプリングの弾性付勢力で押し付けることでブレーキを作動させる)。
これにより、保持ツールT1”はフィードバー101Rに対する変更後の位置や姿勢を保持した状態となる。
すなわち、当該ステップが、本発明における「前記回転禁止機構、前記第1アーム揺動禁止機構、前記第2アーム揺動禁止機構、及び前記姿勢変更禁止機構による回転、揺動、及び姿勢の変更を禁止する保持状態」とするステップである。
以降のステップ(前述したステップ7)については同様であるので、ここでの説明は省略する。
このような処理を、ワーク保持ツール変更ロボットRR1はフィードバー101Rに支持されている保持ツールT1”〜Tn”に対して行なう一方で、ワーク保持ツール変更ロボットRL1は、同様の処理を、フィードバー101Lに支持されている保持ツールT1”〜Tn”に対して行なうようにコントローラ500により制御される。
上述したような本実施の形態のワーク搬送装置のワーク保持ツール変更システムによれば、保持ツールT1”〜Tn”自体は駆動源等を含む駆動能力機構を有しておらず、複数の保持ツールT1”〜Tn”の位置や姿勢の変更を行なうワーク保持ツール変更ロボットRR1(RL1)がフィードバー101R(101L)の延在方向に沿って移動しながら、順次個々の保持ツールT1”〜Tn”の位置や姿勢を変更するため、フィードバー101R(101L)に対する重量の増加を抑制しつつ、ツール交換時間を大幅に短縮することができると共に、作業者の手作業の場合のような位置や姿勢の調整間違いなどを排除することができるので、生産効率の向上に貢献することができる。
また、本実施の形態によれば、保持すべきワークの仕様(形状、サイズ、材質など)に合わせてツールを取り揃える必要性が大幅に減少するため、省スペース化を実現することもできる。
すなわち、本実施の形態によれば、比較的簡単かつ低コストな構成で、かつ、フィードバーの重量増加を抑えながら、フィードバーに対するワーク保持ツール(ワーク保持装置)の位置や姿勢を、保持すべきワークの仕様(形状、サイズ、材質など)に合わせて間違い等を招くことなく迅速かつ精度良く変更することができるトランスファープレスマシンのワーク搬送装置のワーク保持ツール変更システムを提供することができる。
特に、本実施の形態によれば、第2の実施の形態においてフィードバー101R(101L)の上面に配設されていたX軸方向リニア機構(直動機構)1320とX軸リニアブレーキ1321を省略し、その代わりに、フィードバーの上面に、回転支持機構2320及び回転ベース部ブレーキ機構2321を備えると共に、第1アーム1330及び第2アーム1340を略垂直面内(Z軸方向に略平行な平面内)で揺動させる構成としたので、第1の実施の形態のようにフィードバーの側面に取り付ける場合に較べて、フィードバーが金型に接近した状態であってもワーク保持ツールが金型に接触する可能性は低減される。その結果、クランプ方向におけるスペースの削減を図ることができ、以ってプレスラインの設置スペースの削減や設置自由度などの向上に貢献可能である。
但し、これに限定されるものではなく、回転支持機構2320及び回転ベース部ブレーキ機構2321をフィードバーの側面(略垂直面)や下面(略水平面)に取り付けた構成を採用することもできるものである。
以上で説明した実施の形態は、本発明を説明するための例示に過ぎず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々変更を加え得ることは可能である。
1 トランスファープレスマシン
2 ボルスタ
3 受台
4R、4L ロボット走行レール
100 ワーク搬送装置(トランスファー)
101R、101L フィードバー
110 フィンガー
120 グリップ部(単一の係合部)
200 グリッパー
310 ボールジョイント部(姿勢変更機構)
311 ボールブレーキ(姿勢変更禁止機構)
320 X軸方向リニア機構(X軸方向直動機構)
321 X軸リニアブレーキ(X軸方向移動禁止機構)
322 X軸方向ガイドレール
330 Y軸方向リニア機構(Y軸方向直動機構)
331 Y軸リニアブレーキ(Y軸方向移動禁止機構)
332 Y軸方向ガイドレール
340 Z軸方向リニア機構(Z軸方向直動機構)
341 Z軸リニアブレーキ(Z軸方向移動禁止機構)
342 Z軸方向ガイドレール
500 コントローラ(制御装置)
RR1、RL1 ワーク保持ツール変更ロボット(本発明に係るワーク保持ツール変更装置)
T1〜Tn 保持ツール(本発明に係るワーク保持ツール)
X、Y 型交換位置
T1’〜Tn’保持ツール(本発明に係る第2の態様のワーク保持ツール)
1301 基部可動ベース
1302 第1アーム支持ベース
1320 X軸方向リニア機構(直動機構)
1321 X軸リニアブレーキ
1322 X軸方向ガイドレール
1330 第1アーム
1331 第1アームブレーキ機構(第1アーム揺動禁止機構)
1332 第1アーム減速機構
1333 第1関節
1340 第2アーム
1341 第2アームブレーキ機構(第2アーム揺動禁止機構)
1342 第2アーム減速機構
1343 第2関節
1351 第3関節(ボールジョイント部310の球状部312に相当)
T1”〜Tn” 保持ツール(本発明に係る第3の態様のワーク保持ツール)
2301 回転ベース部
2302 第1アーム支持ベース
2320 回転支持機構(回転支持機構)
2321 回転ベース部ブレーキ機構(回転禁止機構)
2322 回転ベース部減速機構
2323 回転中心軸(略垂直軸)

Claims (5)

  1. トランスファープレスマシンのワーク搬送装置のワークを保持するワーク保持ツールのフィードバーに対する相対位置及び姿勢の少なくとも一つを変更するワーク保持ツール変更システムであって、
    フィードバーは、
    フィードバーの長軸方向に沿って少なくとも一つのワーク保持ツールを備えると共に、
    ワーク保持ツール毎に、
    ワーク保持ツールのフィードバーに対するワークのフィード方向であるX軸方向への移動を案内するX軸方向直動機構及び当該移動を禁止するX軸方向移動禁止機構のセットと、
    ワーク保持ツールのフィードバーに対するクランプ方向であるY軸方向への移動を案内するY軸方向直動機構及び当該移動を禁止するY軸方向移動禁止機構のセットと、
    ワーク保持ツールのフィードバーに対する上下方向であるZ軸方向への移動を案内するZ軸方向直動機構及び当該移動を禁止するZ軸方向移動禁止機構のセットと、
    ワーク保持ツールのフィードバーに対する姿勢を変更する姿勢変更機構及び当該姿勢の変更を禁止する姿勢変更禁止機構のセットと、
    のうちの少なくとも一つのセットを備える一方、
    該当する移動禁止機構或いは姿勢変更禁止機構による移動或いは姿勢の変更の禁止を解除した状態にて、フィードバーとは別に設けられるワーク保持ツール変更装置によりワーク保持ツールをフィードバーに対する所望の相対位置或いは姿勢に変更し、
    当該変更後において、該当する移動禁止機構或いは姿勢変更禁止機構による移動或いは姿勢の変更を禁止する保持状態とすること
    を特徴とするトランスファープレスマシンのワーク搬送装置のワーク保持ツール変更システム。
  2. トランスファープレスマシンのワーク搬送装置のワークを保持するワーク保持ツールのフィードバーに対する相対位置及び姿勢の少なくとも一つを変更するワーク保持ツール変更システムであって、
    フィードバーは、
    フィードバーの長軸方向に沿って少なくとも一つのワーク保持ツールを備えると共に、
    ワーク保持ツール毎に、
    ワーク保持ツールのフィードバーに対するワークのフィード方向であるX軸方向への移動を案内するX軸方向直動機構及び当該移動を禁止するX軸方向移動禁止機構のセットを含んで構成され、
    各ワーク保持ツールは、
    前記X軸方向直動機構に支持される第1アーム支持ベースに、その基端部が第1関節を介して略垂直面内を揺動可能に支持される第1アームと、
    当該第1アームの先端側に略垂直面内を揺動可能に、その基端部が第2関節を介して支持される第2アームと、
    当該第2アームの先端側に備えられワーク保持ツールのフィードバーに対する姿勢を変更する姿勢変更機構と、
    を介してフィードバーに支持されると共に、
    前記第1関節廻りの第1アームの揺動を禁止する第1アーム揺動禁止機構と、
    前記第2関節廻りの第2アームの揺動を禁止する第2アーム揺動禁止機構と、
    前記姿勢変更機構による姿勢の変更を禁止する姿勢変更禁止機構と、
    を備え、
    前記X軸方向移動禁止機構、前記第1アーム揺動禁止機構、前記第2アーム揺動禁止機構、及び前記姿勢変更禁止機構による移動、揺動、及び姿勢の変更の禁止を解除した状態にて、フィードバーとは別に設けられるワーク保持ツール変更装置によりワーク保持ツールをフィードバーに対する所望の相対位置或いは姿勢に変更し、
    当該変更後において、前記X軸方向移動禁止機構、前記第1アーム揺動禁止機構、前記第2アーム揺動禁止機構、及び前記姿勢変更禁止機構による移動、揺動、及び姿勢の変更を禁止する保持状態とすること
    を特徴とするトランスファープレスマシンのワーク搬送装置のワーク保持ツール変更システム。
  3. トランスファープレスマシンのワーク搬送装置のワークを保持するワーク保持ツールのフィードバーに対する相対位置及び姿勢の少なくとも一つを変更するワーク保持ツール変更システムであって、
    フィードバーは、
    フィードバーの長軸方向に沿って少なくとも一つのワーク保持ツールを備えると共に、
    ワーク保持ツール毎に、
    ワーク保持ツールをフィードバーの略水平面或いは略垂直面に略平行な面内において回転自在に支持する回転支持機構及び当該回転を禁止する回転禁止機構のセットを含んで構成され、
    各ワーク保持ツールは、
    前記回転支持機構に支持される第1アーム支持ベースに、その基端部が第1関節を介して略垂直面内を揺動可能に支持される第1アームと、
    当該第1アームの先端側に略垂直面内を揺動可能に、その基端部が第2関節を介して支持される第2アームと、
    当該第2アームの先端側に備えられワーク保持ツールのフィードバーに対する姿勢を変更する姿勢変更機構と、
    を介してフィードバーに支持されると共に、
    前記第1関節廻りの第1アームの揺動を禁止する第1アーム揺動禁止機構と、
    前記第2関節廻りの第2アームの揺動を禁止する第2アーム揺動禁止機構と、
    前記姿勢変更機構による姿勢の変更を禁止する姿勢変更禁止機構と、
    を備え、
    前記回転禁止機構、前記第1アーム揺動禁止機構、前記第2アーム揺動禁止機構、及び前記姿勢変更禁止機構による回転、揺動、及び姿勢の変更の禁止を解除した状態にて、フィードバーとは別に設けられるワーク保持ツール変更装置によりワーク保持ツールをフィードバーに対する所望の相対位置或いは姿勢に変更し、
    当該変更後において、前記回転禁止機構、前記第1アーム揺動禁止機構、前記第2アーム揺動禁止機構、及び前記姿勢変更禁止機構による回転、揺動、及び姿勢の変更を禁止する保持状態とすること
    を特徴とするトランスファープレスマシンのワーク搬送装置のワーク保持ツール変更システム。
  4. ワーク保持ツール変更装置は、
    各ワーク保持ツールの単一の係合部と係合することで 対応するワーク保持ツールのフィードバーに対する所望の相対位置或いは姿勢の変更を行うことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1つに記載のトランスファープレスマシンのワーク搬送装置のワーク保持ツール変更システム。
  5. 前記トランスファープレスマシンは、ムービングボルスタを含んで構成され、
    ムービングボルスタ及びフィードバーを前記トランスファープレスマシンから外部へ取り出した状態にて、
    ワーク保持ツール変更装置による保持ツールのフィードバーに対する所望の相対位置或いは姿勢の変更を行うと共に、当該変更後において前記保持状態へ移行させることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1つに記載のトランスファープレスマシンのワーク搬送装置のワーク保持ツール変更システム。
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