JPH10193021A - 野生動物用侵入防止金網およびこの金網を用いた野生動物用侵入防止柵 - Google Patents
野生動物用侵入防止金網およびこの金網を用いた野生動物用侵入防止柵Info
- Publication number
- JPH10193021A JPH10193021A JP34987596A JP34987596A JPH10193021A JP H10193021 A JPH10193021 A JP H10193021A JP 34987596 A JP34987596 A JP 34987596A JP 34987596 A JP34987596 A JP 34987596A JP H10193021 A JPH10193021 A JP H10193021A
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- JP
- Japan
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- wire
- net
- invasion preventing
- wire net
- wires
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 大型動物を含めて、侵入を阻止できて且つ負
傷させることがない野生動物用侵入防止金網および野生
動物用侵入防止柵を提供すること。 【解決手段】 野生動物用侵入防止金網では、網面1aを
形成している各列線２が複数本の撚線３または平行状の
束線５からなる複線４である。野生動物用侵入防止柵で
は、並設状の支柱７に亘り、網面1aを形成している各列
線２が複数本の撚線３または平行状の束線５からなる複
線４である金網１を架設し、網面における上縁が前記列
線からなる起立状の侵入防止部６で形成されている。
傷させることがない野生動物用侵入防止金網および野生
動物用侵入防止柵を提供すること。 【解決手段】 野生動物用侵入防止金網では、網面1aを
形成している各列線２が複数本の撚線３または平行状の
束線５からなる複線４である。野生動物用侵入防止柵で
は、並設状の支柱７に亘り、網面1aを形成している各列
線２が複数本の撚線３または平行状の束線５からなる複
線４である金網１を架設し、網面における上縁が前記列
線からなる起立状の侵入防止部６で形成されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は野生動物用侵入防止
金網およびこの金網を用いた野生動物用侵入防止柵に関
する。
金網およびこの金網を用いた野生動物用侵入防止柵に関
する。
【０００２】
【従来の技術】野生動物の交通事故、野生動物による食
害等、野生動物の侵入を阻止するのに使用されている金
網は、各列線が3.2mm 径程度の単線で形成してある。と
ころが、エゾシカ等の大型動物が衝突した場合、殆ど持
ち堪えられずに破損しており、道路内や線路内への侵入
による交通事故、畑への侵入による食害を防止できない
でいる。かかる対策として、単線を太くすることが考え
られるが、剛性が有り過ぎるために、動物を傷つけてし
まう懸念があり、侵入は阻止できても、負傷は避けられ
ない。
害等、野生動物の侵入を阻止するのに使用されている金
網は、各列線が3.2mm 径程度の単線で形成してある。と
ころが、エゾシカ等の大型動物が衝突した場合、殆ど持
ち堪えられずに破損しており、道路内や線路内への侵入
による交通事故、畑への侵入による食害を防止できない
でいる。かかる対策として、単線を太くすることが考え
られるが、剛性が有り過ぎるために、動物を傷つけてし
まう懸念があり、侵入は阻止できても、負傷は避けられ
ない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、大型動物を含めて、侵入を阻止できて且つ負傷させ
ることがない野生動物用侵入防止金網および侵入防止柵
を提供することにある。
は、大型動物を含めて、侵入を阻止できて且つ負傷させ
ることがない野生動物用侵入防止金網および侵入防止柵
を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した課題を
達成するため、野生動物用侵入防止金網では、網面を形
成している各列線が複数本の撚線または平行状の束線か
らなる複線であることを特徴とする。また本発明の野生
動物用侵入防止金網では、前記網面が菱形網であること
を特徴とする。そして本発明の野生動物用侵入防止柵で
は、並設状の支柱に亘り、網面を形成している各列線が
複数本の撚線または平行状の束線からなる複線である金
網を架設し、網面における上縁が前記列線からなる起立
状の侵入防止部で形成されていることを特徴とする。本
発明における網面はその網目が、菱形であるもの、亀甲
形であるもの、四角形であるもの、これらに類する形の
もの、いずれでも良くて制限されない。複線の構成本数
は２本または３本程度が好ましい。撚線または束線を形
成する単線は、約２．６mm〜６mm径程度であり、４mm〜
６mm径のものであれば落石防止金網としても有用にな
る。また、単線の断面形状は、円形のみならず、例えば
撚線または束線が３本である場合に、複線状態で断面外
郭円形状を呈する断面扇形状のものであっても良く、動
物を傷め難く且つ金網製作時における作業性が良い。単
線は、めっき鉄線、鋼線、鉄合金線等の公知の線であ
り、現場の環境条件に則したものになる。
達成するため、野生動物用侵入防止金網では、網面を形
成している各列線が複数本の撚線または平行状の束線か
らなる複線であることを特徴とする。また本発明の野生
動物用侵入防止金網では、前記網面が菱形網であること
を特徴とする。そして本発明の野生動物用侵入防止柵で
は、並設状の支柱に亘り、網面を形成している各列線が
複数本の撚線または平行状の束線からなる複線である金
網を架設し、網面における上縁が前記列線からなる起立
状の侵入防止部で形成されていることを特徴とする。本
発明における網面はその網目が、菱形であるもの、亀甲
形であるもの、四角形であるもの、これらに類する形の
もの、いずれでも良くて制限されない。複線の構成本数
は２本または３本程度が好ましい。撚線または束線を形
成する単線は、約２．６mm〜６mm径程度であり、４mm〜
６mm径のものであれば落石防止金網としても有用にな
る。また、単線の断面形状は、円形のみならず、例えば
撚線または束線が３本である場合に、複線状態で断面外
郭円形状を呈する断面扇形状のものであっても良く、動
物を傷め難く且つ金網製作時における作業性が良い。単
線は、めっき鉄線、鋼線、鉄合金線等の公知の線であ
り、現場の環境条件に則したものになる。
【０００５】
【発明の実施の形態】図１および図２の（Ａ）および
（Ｂ）には本発明の野生動物用侵入防止金網の実施の１
形態を例示しており、金網１は網面1aが公知の菱形網
で、各列線２は、線径が４mmの２本の単線3aを撚り合わ
せた撚線３で形成した複線４にしてある。また、撚線３
が３本撚りである場合には、例えば図２の（Ｃ）に示す
ように、断面扇形状の単線3aからなる外郭円形状の撚り
断面形状のものであっても良い。
（Ｂ）には本発明の野生動物用侵入防止金網の実施の１
形態を例示しており、金網１は網面1aが公知の菱形網
で、各列線２は、線径が４mmの２本の単線3aを撚り合わ
せた撚線３で形成した複線４にしてある。また、撚線３
が３本撚りである場合には、例えば図２の（Ｃ）に示す
ように、断面扇形状の単線3aからなる外郭円形状の撚り
断面形状のものであっても良い。
【０００６】図３の（Ａ）および（Ｂ）には本発明の野
生動物用侵入防止金網の実施の他の１形態を例示してお
り、構成は前記した図１のものと基本的に同一であるた
め、共通している構成の説明を省略して、相違する構成
について説明する。各列線２は、線径が４mmの２本の単
線5aを平行状に揃えた束線５で形成した複線４にしてあ
る。また、束線５が３本である場合には、例えば図３の
（Ｃ）に示すように、断面扇形状の単線5aからなる外郭
円形状の束断面形状のものであっても良い。
生動物用侵入防止金網の実施の他の１形態を例示してお
り、構成は前記した図１のものと基本的に同一であるた
め、共通している構成の説明を省略して、相違する構成
について説明する。各列線２は、線径が４mmの２本の単
線5aを平行状に揃えた束線５で形成した複線４にしてあ
る。また、束線５が３本である場合には、例えば図３の
（Ｃ）に示すように、断面扇形状の単線5aからなる外郭
円形状の束断面形状のものであっても良い。
【０００７】図４には本発明の野生動物用侵入防止柵の
実施の１形態として、前記した図１の態様の金網１を用
いて形成した侵入防止柵を例示しており、並設状の支柱
７に亘り金網１を架設していると共に、隣り合う列線２
の上端を撚り合わせて起立状の侵入防止部６を立設して
いる。また、各支柱７には張り線８を架設して、網面1a
を補強している。この張り線８は単線でも良いが撚線と
することで、網面1aの柔軟性を確保した上で強度が向上
する。
実施の１形態として、前記した図１の態様の金網１を用
いて形成した侵入防止柵を例示しており、並設状の支柱
７に亘り金網１を架設していると共に、隣り合う列線２
の上端を撚り合わせて起立状の侵入防止部６を立設して
いる。また、各支柱７には張り線８を架設して、網面1a
を補強している。この張り線８は単線でも良いが撚線と
することで、網面1aの柔軟性を確保した上で強度が向上
する。
【０００８】
Ａ．請求項１により、網面強度が高くて且つ柔軟性を有
しているため、大型動物の侵入を阻止できると共に、衝
突時に負傷させずに済ませられる。したがって、野生動
物の交通事故による被害対策、野生動物による食害対策
等に有用である。また、柔軟性があるため、設置される
地形の変化に対応できて施工性も優れている。 Ｂ．請求項２により、さらに、網面が菱形網であるため
に網目が保持されて、前記網面強度と柔軟性が保たれ、
且つ、ロール状に巻けるから運搬等に有効である。 Ｃ．請求項３により、網面強度が高くて且つ柔軟性を有
しているため、大型動物の侵入を阻止できると共に、衝
突時に負傷させずに済ませられ、野生動物の交通事故に
よる被害対策、野生動物による食害対策等に有用であ
る。また、上縁に起立状の侵入防止部が野生動物の飛び
越えを牽制する。金網は柔軟性があるため、設置される
地形の変化に対応できて施工性も優れている。
しているため、大型動物の侵入を阻止できると共に、衝
突時に負傷させずに済ませられる。したがって、野生動
物の交通事故による被害対策、野生動物による食害対策
等に有用である。また、柔軟性があるため、設置される
地形の変化に対応できて施工性も優れている。 Ｂ．請求項２により、さらに、網面が菱形網であるため
に網目が保持されて、前記網面強度と柔軟性が保たれ、
且つ、ロール状に巻けるから運搬等に有効である。 Ｃ．請求項３により、網面強度が高くて且つ柔軟性を有
しているため、大型動物の侵入を阻止できると共に、衝
突時に負傷させずに済ませられ、野生動物の交通事故に
よる被害対策、野生動物による食害対策等に有用であ
る。また、上縁に起立状の侵入防止部が野生動物の飛び
越えを牽制する。金網は柔軟性があるため、設置される
地形の変化に対応できて施工性も優れている。
【図１】 本発明の野生動物用侵入防止金網の実施の１
形態を例示して正面図。
形態を例示して正面図。
【図２】 （Ａ）は部分拡大正面図。（Ｂ）は同図の
（Ａ）のＢ−Ｂ拡大横断面図。（Ｃ）は列線の他の構造
を示す拡大横断面図。
（Ａ）のＢ−Ｂ拡大横断面図。（Ｃ）は列線の他の構造
を示す拡大横断面図。
【図３】 （Ａ）は本発明の野生動物用侵入防止金網の
実施の他の１形態を例示している部分拡大正面図。
（Ｂ）は同図の（Ａ）のＢ−Ｂ拡大横断面図。（Ｃ）は
列線の他の構造を示す拡大横断面図。
実施の他の１形態を例示している部分拡大正面図。
（Ｂ）は同図の（Ａ）のＢ−Ｂ拡大横断面図。（Ｃ）は
列線の他の構造を示す拡大横断面図。
【図４】 本発明の野生動物用侵入防止柵の実施の１形
態を例示している斜視図。
態を例示している斜視図。
１ 金網 1a 網面 ２ 列線 ３ 撚線 3a,5a 単線 ４ 複線 ５ 束線 ６ 侵入防止部 ７ 支柱 ８ 張り線
Claims (3)
- 【請求項１】 網面を形成している各列線が複数本の撚
線または平行状の束線からなる複線であることを特徴と
する野生動物用侵入防止金網。 - 【請求項２】 前記網面が菱形網であることを特徴とす
る請求項１記載の野生動物用侵入防止金網。 - 【請求項３】 並設状の支柱に亘り、網面を形成してい
る各列線が複数本の撚線または平行状の束線からなる複
線である金網を架設し、網面における上縁が前記列線か
らなる起立状の侵入防止部で形成されていることを特徴
とする野生動物用侵入防止柵。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34987596A JPH10193021A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 野生動物用侵入防止金網およびこの金網を用いた野生動物用侵入防止柵 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34987596A JPH10193021A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 野生動物用侵入防止金網およびこの金網を用いた野生動物用侵入防止柵 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10193021A true JPH10193021A (ja) | 1998-07-28 |
Family
ID=18406710
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34987596A Pending JPH10193021A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 野生動物用侵入防止金網およびこの金網を用いた野生動物用侵入防止柵 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10193021A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100995985B1 (ko) * | 2009-01-13 | 2010-11-29 | 대한민국 | 화재 번짐 억제용 이중 철망 |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP34987596A patent/JPH10193021A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100995985B1 (ko) * | 2009-01-13 | 2010-11-29 | 대한민국 | 화재 번짐 억제용 이중 철망 |
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