JPH10192869A - 汚水処理装置 - Google Patents

汚水処理装置

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JPH10192869A
JPH10192869A JP61697A JP61697A JPH10192869A JP H10192869 A JPH10192869 A JP H10192869A JP 61697 A JP61697 A JP 61697A JP 61697 A JP61697 A JP 61697A JP H10192869 A JPH10192869 A JP H10192869A
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sewage treatment
sewage
tank
elution
current
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Koji Yamamoto
康次 山本
Yoshinobu Nishimura
佳展 西村
Yukio Yokoi
幸夫 横井
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、鉄イオン溶出量を適切に制御して、
効率よくリン除去が行える汚水処理装置を提供すること
を課題とする。 【解決手段】鉄イオンまたはアルミニウムイオンを溶出
する溶出装置と、該溶出装置から溶出したイオンを、汚
水を処理する汚水処理部に供給する供給手段と、前記溶
出装置の鉄イオン溶出量を制御する制御手段40とを備え
た汚水処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚水を浄化する汚
水処理装置に関し、特に汚水からリンを除去する汚水処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種、汚水処理装置として、例えば特
開平3−89998号公報(C02F3/12)が知ら
れている。この汚水処理装置は鉄電極を電解して溶出し
た鉄イオンを汚水処理部に供給し、処理水中のオルトリ
ン酸と反応させて難溶性リン化合物として凝集、沈殿さ
せて処理水中からリンを除去するものである。
【0003】汚水処理装置の大きさは、建築物の用途別
による屎尿浄化槽の処理対象人員算定基準(JIS A
3302)により定められているので、実際に使用す
る人数により決まるものでなく、居住面積により決定さ
れる。
【0004】従って、例えば、居住面積の大きな家に少
人数で住んでいる場合、汚水の量が少なくても、居住人
数以上の処理能力を有する大きな汚水処理装置を設置し
なければならず、汚水中のリンと反応するのに必要とす
る量より多くの鉄イオンが溶出することになる。
【0005】すると、鉄イオンはオルトリン酸と反応す
る他に水酸基と反応して水酸化第2鉄として難溶性の塩
となり、汚泥として沈殿するので、鉄イオンを過剰に溶
出させると、水酸化第2鉄の汚泥が増え、汚泥の引き抜
き回数が増大する等の問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
解決するためになされたもので、鉄イオン溶出量を適切
に制御して、効率よくリン除去が行える汚水処理装置を
提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の手段は、鉄イオンまたはアルミニウムイオンを
溶出する溶出装置と、該溶出装置から溶出したイオン
を、汚水を浄化する汚水処理部に供給する供給手段と、
前記溶出装置のイオン溶出量を制御する制御手段とを備
えたことを特徴とする。
【0008】上記課題を解決するための第2の手段は、
鉄イオンまたはアルミニウムイオンを溶出する溶出装置
と、汚水を浄化する汚水処理部の汚水を、溶出装置を介
して汚水処理部に返送する返送手段と、前記溶出装置の
イオン溶出量を制御する制御手段とを備えたことを特徴
とする。
【0009】上記課題を解決するための第3の手段は、
溶出槽内に配設され、少なくとも陽極に鉄材またはアル
ミニウムを用いた少なくとも一対の電極と、該電極間に
電流を印加する電源装置と、汚水を浄化する汚水処理部
の汚水を、前記溶出槽を介して汚水処理部に返送する返
送手段と、前記電源装置の印加電流を制御する制御手段
とを備えたことを特徴とする。
【0010】上記課題を解決するための第4の手段は、
溶出槽内に配設され、少なくとも陽極に鉄材またはアル
ミニウムを用いた少なくとも一対の電極と、該電極間に
電流を印加する電源装置と、汚水を浄化する汚水処理部
の汚水を、前記溶出槽を介して汚水処理部に返送する返
送手段と、前記電極から溶出する鉄イオン量を調整する
調整手段と、該調整手段の出力に基づいて前記電源装置
の印加電流を制御する制御手段とを備えたことを特徴と
する。
【0011】上記課題を解決するための第5の手段は、
溶出槽内に配設され、少なくとも陽極に鉄材またはアル
ミニウムを用いた少なくとも一対の電極と、該電極間に
電流を印加する電源装置と、汚水を浄化する汚水処理部
の汚水を、前記溶出槽を介して汚水処理部に返送する返
送手段と、トイレから汚水処理部に流入する汚水量を検
知するセンサと、該センサの出力に基づいて前記電源装
置の印加電流を制御する制御手段とを備えたことを特徴
とする。
【0012】上記課題を解決するための第6の手段は、
溶出槽内に配設され、少なくとも陽極に鉄材またはアル
ミニウムを用いた複数の電極対と、該電極間に電流を印
加する電源装置と、汚水を浄化する汚水処理部の汚水
を、前記溶出槽を介して汚水処理部に返送する返送手段
と、前記電極から溶出するイオン量を調整する調整手段
と、該調整手段の出力に基づいて前記複数の電極対の中
から電流を印加する電極対の数を制御する制御手段とを
備えたことを特徴とする。
【0013】上記課題を解決するための第7の手段は、
溶出槽内に配設され、少なくとも陽極に鉄材またはアル
ミニウムを用いた複数の電極対と、該電極間に電流を印
加する電源装置と、汚水を浄化する汚水処理部の汚水
を、前記溶出槽を介して汚水処理部に返送する返送手段
と、トイレから汚水処理部に流入する汚水量を検知する
センサと、該センサの出力に基づいて前記複数の電極対
の中から電流を印加する電極対の数を制御する制御手段
とを備えたことを特徴とする。
【0014】上記課題を解決するための第8の手段は、
溶出槽内に配設され、少なくとも陽極に鉄材またはアル
ミニウムを用いた複数の電極対と、該電極間に電流を印
加する電源装置と、汚水を浄化する汚水処理部の汚水
を、前記溶出槽を介して汚水処理部に返送する返送手段
と、前記電極から溶出するイオン量を調整する調整手段
と、該調整手段の出力に基づいて前記複数の電極対の中
から電流を印加する電極対の数を制御すると共に、所定
時間毎に電流を印加する電極対を変更する制御手段とを
備えたことを特徴とする。
【0015】上記課題を解決するための第9の手段は、
溶出槽内に配設され、少なくとも陽極に鉄材またはアル
ミニウムを用いた複数の電極対と、該電極間に電流を印
加する電源装置と、汚水を浄化する汚水処理部の汚水
を、前記溶出槽を介して汚水処理部に返送する返送手段
と、トイレから汚水処理部に流入する汚水量を検知する
センサと、該センサの出力に基づいて前記複数の電極対
の中から電流を印加する電極対の数を制御すると共に、
所定時間毎に電流を印加する電極対を変更する制御手段
とを備えたことを特徴とする。
【0016】上記課題を解決するための第10の手段は、
電流を印加する電源装置から給電される端子を配設した
溶出槽と、少なくとも陽極に鉄材またはアルミニウムを
用いた一対の電極を有して溶出槽に着脱自在に装着さ
れ、溶出槽への装着によって前記端子に装着される端子
を設けた電極ユニットと、汚水を浄化する汚水処理部の
汚水を、前記溶出槽を介して汚水処理部に返送する返送
手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】上記第1の手段乃至第10の手段において、
溶出槽内に両極に鉄材またはアルミニウムを用いた電極
を配設すると共に、電極間に所定時間毎に極性を転換す
る電流を印加する制御手段を備えることが好ましい。
【0018】上記第1の手段乃至第10の手段において、
電極間に所定時間毎にパルス状に印加電流が増大する電
流を印加する制御手段を備えることが好ましい。
【0019】上記第1の手段乃至第10の手段において、
溶出槽内に両極に鉄材またはアルミニウムを用いた電極
を配設し、電極間に所定時間毎に電極の極性が転換する
と共に、パルス状に印加電流が増大する電流を印加する
制御手段を備えることが好ましい。
【0020】上記第1の手段乃至第10の手段において、
溶出槽内に、電極を洗浄するばっ気装置を備えることが
好ましい。
【0021】上記第1の手段乃至第10の手段において、
溶出槽内に、溶出したイオンを酸化する酸化触媒を備え
ることが好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施の形態を図1乃
至図17に示す汚水処理装置に基づいて以下に詳述する。
【0023】1は地中に埋設されたタンクである。該タ
ンク1内部は第1仕切壁2、第2仕切壁3及び第3仕切
壁4により、後述する第1嫌気濾床槽5、第2嫌気濾床
槽10、接触ばっ気槽14、沈殿槽19及び消毒槽21に区画し
ている。
【0024】5は生活雑排水が流入する流入口6を有す
る第1嫌気濾床槽、7は前記第1嫌気濾床槽5内に配設
された第1嫌気濾床で、第1嫌気濾床槽5内に流入した
生活雑排水中に混入している難分解性の夾雑物を沈殿分
離すると共に、第1嫌気濾床7に付着した嫌気性微生物
により有機物を嫌気分解する。また、有機性の窒素をア
ンモニア性窒素に嫌気分解する。
【0025】8は第1移流管で、前記第1嫌気濾床槽5
で嫌気分解された処理水を、第1仕切壁2上部を貫通す
る第1給水口9を介して後述する第2嫌気濾床槽10に供
給する。
【0026】10は前記第1仕切壁2により第1嫌気濾床
槽5と区画された第2嫌気濾床槽、11は前記第2嫌気濾
床槽10内に配設された第2嫌気濾床で、第2嫌気濾床11
により、浮遊物質を捕捉し嫌気性微生物により有機物を
嫌気分解すると共に、有機性の窒素をアンモニア性窒素
に嫌気分解する。
【0027】12は第2移流管で、前記第2嫌気濾床槽10
で嫌気分解された処理水を、第2仕切壁3上部を貫通す
る第2給水口13を介して後述する接触ばっ気槽14に給水
する。
【0028】14は前記第2仕切壁3により第2嫌気濾床
槽10と区画された接触ばっ気槽で、第2嫌気濾床槽10で
嫌気処理された処理水が第2移流管12を介して流入す
る。15は前記接触ばっ気槽14内に設けられた接触材で、
好気性微生物の培養を促進する。16は前記接触ばっ気槽
14底部に配設された第1散気管で、多数の空気吹出口を
形成すると共に、第1ブロアー17と接続され、第1ブロ
アー17から供給される空気を空気吹出口から放出して接
触ばっ気槽14内を好気状態に維持して、処理水を好気性
微生物により好気分解すると共に、硝酸菌や亜硝酸菌の
働きによりアンモニア性窒素を硝酸性や亜硝酸性の窒素
に分解する。
【0029】18は前記接触材15下部に配設され、多数の
空気吹出口を有する第2散気管で、前記第1ブロアー17
と接続されている。前記第1ブロアー17からの空気供給
は第1散気管16あるいは第2散気管18のいずれか一方に
図示しない切換弁により切り換えできるようになってい
る。
【0030】前記切換弁は通常、第1散気管16に切り換
えて第1ブロアー17から供給される空気を第1散気管16
の空気吹出口から放出して接触ばっ気槽14内を好気状態
に維持し、接触材15洗浄時には第1ブロアー17の空気供
給を第2散気管18に切り換え、第2散気管18の空気吹出
口から空気を放出させて、接触材15に付着し増殖して徐
々に厚くなった生物膜を剥離する。
【0031】19は前記第3仕切壁4により接触ばっ気槽1
4と区画された沈殿槽で、第3仕切壁4底部に設けら
れ、接触ばっ気槽14と沈殿槽19とを連通する連通口20か
ら流入する接触ばっ気槽14で好気分解された処理水を沈
殿物と上澄み液とに分離する。また、前記沈殿槽19底部
に堆積した沈殿物を連通口20から接触ばっ気槽14に戻す
ため、沈殿槽19底部を接触ばっ気槽14側に傾斜させてい
る。
【0032】21は前記沈殿槽19上部に設けた消毒槽で、
沈殿槽19で分離された上澄み液が流入するようになって
いる。22は前記消毒槽21内部に設けられた殺菌装置で、
殺菌装置22内に備えた塩素系等の薬品により、消毒槽19
に流入した処理水を消毒し、排水口23を介して消毒され
た処理水をタンク1外に排水するようになっている。
【0033】24は前記接触ばっ気槽14底部及び第1嫌気
濾床槽5上部を連通する第1返送管である。25は前記第
1返送管24内に配設された第3散気管で、多数の空気吹
出口を形成すると共に、第2ブロアー26と接続され、該
第2ブロアー26から供給される空気を空気吹出口から放
出することにより、前記接触ばっ気槽14底部に堆積した
汚泥及び沈殿槽19から接触ばっ気槽14に戻った沈殿物
を、第1返送管24内に吸い込み第1嫌気濾床槽5に戻す
ようになっている。
【0034】27は前記沈殿槽19と後述する分水計量装置
29の流入室30を連通する第2返送管である。28は前記第
2返送管27内に配設された第4散気管で、多数の空気吹
出口を形成すると共に、前記第2ブロアー26と接続さ
れ、該第2ブロアー26からの空気供給は第3散気管25あ
るいは第4散気管28のいずれか一方に図示しない切換弁
により切り換えできるようになっている。
【0035】前記切換弁は通常、第4散気管28に切り換
えて第2ブロアー26から供給される所定量の空気を第4
散気管28の空気吹出口から放出することにより、沈殿槽
19内の所定量の上澄み液を第2返送管27内に吸い込み、
後述する分水計量装置29の流入室30に移送するようにな
っている。前記接触材15洗浄後には第2ブロアー26から
の空気供給を第3散気管25に切り換え、第3散気管25の
空気吹出口から空気を放出することにより、接触ばっ気
槽14内の処理水が第1返送管24内を通過して、第1嫌気
床槽5に流入する。この流れに伴って接触ばっ気槽14底
部に堆積した汚泥及び沈殿槽19から接触ばっ気槽14に戻
った沈殿物を第1返送管24内に吸い込み第1嫌気床槽5
に返送する。
【0036】29は前記沈殿槽19上部に配設された矩形箱
状の分水計量装置で、第2返送管27により移送された上
澄み液の後述する溶出槽37への供給流量を調整するよう
になっている。前記分水計量装置29は第2返送管27と接
続された流入室30と、該流入室30と下部側を連通する開
口を形成した隔壁31で仕切られた中間室32と、該中間室
32に流入した処理水が流入する第1分水室33及び第2分
水室34とに区画している。
【0037】前記第1分水室33は後述する溶出槽37に連
通すると共に、中間室32とは壁の上部をV字状に開放し
た切欠部35により連通している。前記第2分水室34は前
記接触ばっ気槽14上部に連通すると共に、中間室32とは
高さ調整可能な溢流堰板36の上部に形成される開口によ
り連通している。第2返送管27から分水計量装置29に供
給された所定量の処理水を、前記溢流堰板36の高さを調
整し溢流堰板36の上部に形成される開口の大きさを変え
て、第2分水室34から接触ばっ気槽14に返送する処理水
量を設定することにより、第1分水室33から溶出槽37に
流入する処理水量を所定量に調節するようになってい
る。
【0038】37は前記第1分水室33内の所定量の処理水
が流入する矩形箱状の溶出槽で、該溶出槽37内には、鉄
材からなる4対の電極38(電極A、電極B、電極C、電
極D)が装着されている。39は前記電極38に直流定電流
を供給する電源装置、40は前記第1ブロアー17、第2ブ
ロアー26、電源装置39及び後述する第3ブロアー42等を
制御する制御回路である。
【0039】前記4対の電極38間に電源装置39から供給
される直流定電流を印加することにより、各電極38から
鉄イオンが溶出し溶出槽37内に流入した処理水に鉄イオ
ンが供給される。前記溶出槽37、電極38及び電源装置39
により溶出装置を構成している。
【0040】41は前記溶出槽37底部に配設され、多数の
空気吹出口を有する第5散気管で、第3ブロアー42と接
続されている。前記第3ブロアー42からは、溶出槽37の
電極38に付着する汚泥等を洗浄すると共に、電極38から
溶出した2価の鉄イオンを3価の鉄イオンに酸化するた
めに最低限必要な空気供給を行うようになっている。
【0041】43は鉄イオン溶出量を調整するスイッチ
で、施工業者がスイッチ43のツマミ44を回して指針45を
実際に使用する人数と等しくなる数字の位置に合わせる
ことにより、制御回路40が前記スイッチ43で調整された
数字に基づいて電極38に印加する電流値を制御して、実
使用人数に合わせた鉄イオン溶出量に制御する。
【0042】46は前記溶出槽37及び第1嫌気濾床槽5上
部に開口を有する第3返送管で、溶出槽37内で溶出した
鉄イオンを含んだ処理水を第1嫌気濾床槽5に返送する
ため、第1嫌気濾床槽5側に傾斜させている。
【0043】47は前記第1仕切壁2上部の第1嫌気濾床
槽5及び第2嫌気濾床槽10に対応する位置に設けられた
第1マンホールで、第1嫌気濾床槽5及び第2嫌気濾床
槽10底部に堆積した汚泥を吸引排除する際等に開閉する
ようになっている。48は前記溶出槽37に対応する位置に
設けられた第2マンホールで、電極38の交換の際等に開
閉するようになっている。49は前記殺菌装置22に対応す
る位置に設けられた第3マンホールで、殺菌装置22への
塩素系の薬品補給の際等に開閉するようになっている。
【0044】而して、家庭から排出された生活雑排水は
流入口6から第1嫌気濾床槽5に流入する。第1嫌気濾
床槽5内の第1嫌気濾床7により、生活雑排水中のトイ
レットペーパ−等の比較的粗大な固形物や夾雑物を除去
し、後に流入する各処理槽での処理を円滑に行うための
予備的処理を行うと共に、除去した固形物、夾雑物及び
第1嫌気濾床7を通過する汚水を嫌気性微生物の働きに
より嫌気分解し、BODを低減化すると共に、汚水の分
解により発生した汚泥は第1嫌気濾床槽5底部に堆積す
る。また、有機性の窒素をアンモニア性の窒素に嫌気分
解する。
【0045】第1嫌気床槽5に流入する新たな生活雑排
水により、前記第1嫌気濾床槽5で嫌気分解した処理水
は第1移流管8の第1給水口9から第2嫌気濾床槽10に
流入する。第2嫌気濾床槽10に流入した処理水は、第2
嫌気濾床11で嫌気性微生物の働きにより有機物を嫌気分
解し、BODを低減化すると共に、汚水の分解により発
生した汚泥は第2嫌気濾床槽10底部に堆積する。また、
有機性の窒素をアンモニア性の窒素に嫌気分解する。
【0046】第2嫌気濾床槽10に流入する新たな処理水
により、第2嫌気濾床11で嫌気分解した処理水は第2移
流管12の第2給水口13から接触ばっ気槽14に流入する。
接触ばっ気槽14に流入した処理水は、第1ブロアー17か
ら供給される空気が第1散気管16の空気吹出口から放出
されることにより撹拌される。この空気の供給により処
理水中に酸素が溶存され、接触材15の表面に多数付着し
た好気性微生物の働きにより処理水を好気分解すると共
に、有機リン酸塩等をオルトリン酸に分解し、アンモニ
ア性窒素を硝酸性や亜硝酸性窒素に分解する。また、汚
水の分解により発生した汚泥は接触ばっ気槽14底部に堆
積する。
【0047】接触ばっ気槽14に流入する新たな処理水に
よって、接触材15に付着した好気性微生物の働きにより
好気分解した処理水が、接触ばっ気槽14底部の連通口20
から沈殿槽19に流入する。沈殿槽19に流入した処理水
は、沈殿槽19内を上昇する間に沈降性物質が沈降して連
通口20から接触ばっ気槽14に戻り、上澄み液は消毒槽21
に流入する。消毒槽21に流入した上澄み液は、塩素系の
薬品を備えた消毒装置22により消毒され病原菌等の細菌
を死滅させて、排水口23よりタンク1外に排水される。
【0048】第4散気管28の空気吹出口から所定量の空
気を放出することにより、沈殿槽19内の所定量の処理水
は分水計量装置29の流入室30に流入し、中間室32で整流
されて第1分水室33と第2分水室34に流入する。溢流堰
板36の高さを調整し、第2分水室34と中間室32を連通す
る溢流堰板36の上方に形成される開口の大きさを変える
ことにより、第2分水室34から接触ばっ気槽14に返送さ
れる処理水量は決まるので、第1分水室33から溶出槽37
に流入する処理水は所定量に調節される。
【0049】溶出槽37に流入した所定量の処理水には、
鉄材からなる電極38間に直流定電流を印加することによ
り電極38から溶出する鉄イオンが供給される。
【0050】さらに、第3ブロアー42から供給される空
気を第5散気管41の空気吹出口から放出し、溶出槽37内
に流入した処理水を撹拌することにより、溶出槽37内の
汚泥等が電極38表面に付着することによる鉄イオン溶出
効率が低下するのを防止すると共に、第3ブロアー42か
ら供給される空気中の酸素を利用して電極38から溶出し
た2価の鉄イオンをオルトリン酸と反応する3価の鉄イ
オンに酸化させることができ、脱リン効率を向上するこ
とができる。
【0051】溶出槽37内で3価となった鉄イオンは処理
水中に存在するオルトリン酸と反応し、難溶性のリン化
合物として凝集、沈殿すると共に、第3返送管46により
第1嫌気濾床槽5に返送される。第1嫌気濾床槽5に返
送された処理水中の3価の鉄イオンは、第1嫌気濾床槽
5内に存在するオルトリン酸と反応し、難溶性のリン化
合物として凝集、沈殿する。
【0052】また、第1嫌気濾床槽5に返送された処理
水中の硝酸性や亜硝酸性の窒素は、第1嫌気濾床槽5に
多く存在する脱窒菌により還元され、窒素ガスとして空
気中に放散して除去される。
【0053】溶出槽37から第1嫌気濾床槽5に返送され
る処理水は、溶存酸素濃度が極端に高い接触ばっ気槽14
からではなく、沈殿槽19から供給したものであり、しか
も、溶出槽37内から溶出した2価の鉄イオンを3価の鉄
イオンに酸化するために必要な空気量だけを第3ブロア
ー42から第5散気管41により供給しているので、溶出槽
37内の処理水を第1嫌気濾床槽5に返送しても嫌気性微
生物に対する影響も少なく嫌気処理がおこなえる。
【0054】居住面積の広い大きな家に少人数で住んで
いる場合、居住人数以上のリン除去性能を有する汚水処
理装置を設置することになり、過剰に溶出した鉄イオン
がオルトリン酸と反応する他に水酸基と反応して水酸化
第2鉄として難溶性の塩となって汚泥として沈殿するの
で、汚泥の引き抜き回数が増加する等の問題がある。
【0055】そこで、本実施の形態では建築物の用途別
による屎尿浄化槽の処理対象人数算定基準(本実施の形
態では8人)に対応する量の鉄材からなる電極38(本実
施の形態では4対の電極)を溶出槽37内に配設する。
【0056】電極38から溶出する鉄イオン量は、電極38
に印加した電流値に比例して変化するので、図5及び図
6に示すごとく、施工業者がスイッチ43のツマミ44を回
し、ツマミ44の指針45を実使用人数と等しくなる数字の
位置に合わせると、制御回路40がスイッチ43で選択され
た数字に基づいて各電極38に印加する直流電流値の制御
を行うことにより、実使用人数に対応する量の鉄イオン
を溶出する。
【0057】例えば、8人家族の場合は、スイッチ43の
ツマミ44を回してツマミ44の指針45を8の表示に合わせ
ると、制御回路40は各電極38に印加する直流電流を8人
家族から排出されるリンに対応する量の鉄イオンを溶出
する電流値(本実施の形態では約1〜1.2A)に制御
する。
【0058】また、4人家族の場合は、スイッチ43の指
針45を4の表示に合わせると、制御回路40は各電極38に
印加する直流電流値を4人家族に対応する量の鉄イオン
を溶出する電流値(本実施の形態では8人の場合に対し
て半分の約0.5〜0.6A)に制御して、鉄イオンの
過剰溶出による水酸化第2鉄の汚泥発生を防止すると共
に、消費電力を減少させることができる。
【0059】さらに、スイッチ43で選択した数字に関係
なく4対の各電極38に同じ電流を供給するので、4対の
電極38が略均一に減少し各電極を同時交換することがで
き、メンテナンスを容易にすることができる。
【0060】汚水処理装置の使用を続けると、接触材15
に付着した生物膜は増殖して徐々に厚くなるので、目詰
まり防止のため、第1ブロアー17からの空気供給を第2
散気管18に切り換え、第2散気管18の空気吹出口から空
気を放出させて生物膜を剥離させる。
【0061】剥離された生物膜は接触ばっ気槽14底部に
堆積するが、第2ブロアー26からの空気供給を第3散気
管25に切り換え、第3散気管25の空気吹出口から空気を
放出することにより、第1返送管24内の処理水が第1返
送管24内を上昇して、第1嫌気濾床槽5に流入する。こ
の流れに伴って接触ばっ気槽14底部に堆積した汚泥及び
沈殿槽19から接触ばっ気槽14に戻った沈殿物を第1返送
管24内に吸い込み第1嫌気濾床槽5に返送する。
【0062】尚、上記第1実施の形態では、直流定電流
を印加して鉄イオンを溶出する電極として両極に鉄材を
用いたが、陽極側の電極に鉄材を用い、陰極側の電極を
チタンや白金等の不溶性材料とした構成にしても、上述
したような鉄イオン溶出量制御を行うことができる。
【0063】上記第1実施の形態では、スイッチ43によ
る調整に基づいて、各電極38に印加する電流値を制御し
て、鉄イオン溶出量を制御したが、図7に示す第2実施
の形態のごとく、スイッチ43の操作により、制御回路40
が4対の電極38(電極A、電極B、電極C、電極D)の
中から電流を印加する電極対の数を制御することにより
鉄イオン溶出量を制御する構成としてもよい。
【0064】この構成においては、施工業者は第1実施
の形態と同様にスイッチ43操作により、使用人数に応じ
た鉄イオン溶出量に調整する。例えば、スイッチ43の指
針45を4の表示に合わせた場合には、制御回路40が4対
の電極の中から2対の電極を選択して、a〜b間では電
極Aと電極B、b〜c間では電極Bと電極C、c〜d間
では電極Cと電極D、d〜e間では電極Dと電極A、e
〜f間では電極Aと電極Bに直流定電流(約1〜1.2
A)を印加し、鉄イオン溶出量を4人家族に対応する量
の鉄イオンを溶出させて、鉄イオンの過剰溶出による水
酸化第2鉄の汚泥発生を防止すると共に、消費電力を減
少させることができる。
【0065】さらに、4対の電極を略均一に減少させて
各電極の同時交換を行うため、直流定電流を印加する2
対の電極対の数を所定時間毎に規則的に変化させ、4対
の各電極38に印加する電流量が略同一となるような制御
を行っている。
【0066】また、スイッチ43の指針45を8の表示に合
わせた場合には、4対の各電極38に約1〜1.2Aの直
流定電流を印加して、8人家族に対応する量の鉄イオン
を溶出する。
【0067】図8は第3実施の形態を示している。汚水
処理装置に流入するリンの大部分は人間から排出された
し尿に含まれていたものであるので、第1及び第2実施
の形態において設けた鉄イオン溶出量を調整するスイッ
チ43に換えて、トイレから排出される汚水量を検知する
センサ50をトイレの配管に設け、センサ50が検知した汚
水量に基づいて鉄イオン溶出量を制御する構成としてい
る。
【0068】汚水量を検知するセンサとしては、非接触
で流量を測定することができる電磁流量計等を用いるこ
とが好ましい。
【0069】この構成であれば、トイレから排出される
汚水量をセンサ50により検知し、制御回路40が一日にト
イレから排出された総汚水量を算出する。人間一人が一
日にトイレから排出する汚水量は標準で約50リットル
であるので、例えば、一日にトイレから排出された総汚
水量が約200リットルであれば、制御回路40が4人家
族に対応する量の鉄イオンを汚水に供給することによ
り、実使用人数に応じた最適な鉄イオンを汚水に供給す
ることができ、自動的に鉄イオンの過剰溶出による水酸
化第2鉄の汚泥発生を防止すると共に、鉄イオン溶出量
不足によるリン除去効率の低下を防止することができ
る。
【0070】また、鉄イオンの溶出方法としては、上述
した第1実施の形態と同様に各電極38に印加する直流定
電流値を制御する方法、あるいは、第2実施の形態と同
様に直流定電流を印加する電極対の数を制御する方法等
を用いればよい。
【0071】図9乃至図13は第4実施の形態を示してい
る。51は鉄材からなる電極、52は絶縁体にて形成された
下電極カバーで、一対の電極51の間隔を保持する。53は
電極51を下電極カバー52に固定する螺子である。54は電
極51の端子で、下電極カバー52の一端に形成した突部55
に配置したコネクタA56と、他端に配置しコネクタA56
に対向するコネクタB57とを給電コード58で接続してい
る。
【0072】59は下電極カバー52を覆い絶縁体にて形成
された上電極カバーで、コネクタA56が配置された側に
凸部60を設けると共に、コネクタB57が配置された側に
凸部60に対向する凹部61を設け、超音波溶着等の方法に
より下電極カバー52に固定している。前記一対の電極5
1、下電極カバー52及び上電極カバー59等により電極ユ
ニット62を構成している。
【0073】63は溶出槽37に装着された電源供給部で、
上電極カバー59に形成した凹部61と同形状の凹所64を形
成すると共に、凹所64の底部にコネクタB57と同形状で
電源装置39から給電されたコネクタC65を配設してい
る。66は凹部61に対向する凸所67を有する絶縁材製の蓋
体である。
【0074】電極ユニット62の溶出槽37への装着は、電
源供給部63の凹所64に一対の電極ユニット62の凸部60を
挿入して、電極ユニット62を装着すると共に、コネクタ
C65とコネクタA56を接続する。さらに、装着した電極
ユニット62のコネクタB57に次の電極ユニット62のコネ
クタA56を順に接続して、4対の電極ユニット62を電気
的に接続した状態で溶出槽37に装着する。また、一番最
後に装着した電極ユニット62のコネクタB57は露出し感
電する虞があるので、蓋体66の凸所67を電極ユニット62
の凹部61に装着して保護している。
【0075】さらに、各電極ユニット62の下電極カバー
52、上電極カバー59と蓋体66で溶出槽37を覆って、溶出
槽37内に埃等が侵入するのを防止している。また、68は
溶出槽37に設けた孔で、電極51の電解により溶出槽37内
で発生した水素ガス等を排出する。
【0076】この第4実施の形態の構成であれば、電極
ユニット62はそれぞれ独立して溶出槽37に装着すること
ができるので、汚水処理装置設置の際に、溶出槽37に装
着する電極ユニット62の数により鉄イオン溶出量を制御
することができる。
【0077】例えば8人家族の場合は、予め装着されて
いる4対の電極ユニット62を全て使用し、そのまま4対
の電極ユニット62に直流定電流(約1〜1.2A)を印
加して、8人家族に対応する量の鉄イオンを溶出させ
る。
【0078】また、4人家族の場合は、汚水処理装置設
置の際に、溶出槽37から2対の電極ユニット62を取り除
き、溶出槽37への埃等の侵入防止のため、電極ユニット
62から電極51を取り除いた構成のカバー69を溶出槽37に
装着する。
【0079】そして、溶出槽37に装着されている2対の
電極ユニット62に直流定電流(約1〜1.2A)を印加
すれば、4人家族に対応する量の鉄イオンを溶出させる
ことができるので、鉄イオンの過剰溶出による水酸化第
2鉄の汚泥発生を防止すると共に、消費電力を減少させ
ることができる。
【0080】上記第1実施の形態乃至第4実施の形態に
おいて、鉄材からなる電極38,51を長期にわたって溶出
槽37内の処理水中に浸漬していると、電極表面に酸化被
膜が発生し、不動態化状態となって鉄イオンの溶出が徐
々に減少し、脱リン性能が低下する。
【0081】従って、図14に示す第5実施の形態のごと
く、鉄材からなる一対の電極間に直流定電流を印加し、
その電流を所定時間毎に極性転換する構成とすることが
好ましい。陽極側の鉄材表面には、長期にわたって使用
していると酸化被膜が発生するが、陰極側の鉄材表面
は、陰極側鉄材から発生する水素ガスにより洗浄され、
酸化被膜は生じない。よって、陽極側の鉄材表面に酸化
被膜が発生して鉄イオンの溶出が減少するまでの時間間
隔で極性を転換することにより、鉄イオンの溶出を略一
定に維持することができ、脱リン性能を一定に維持する
ことができる。
【0082】また、この構成では、両電極を鉄材とする
ことにより、常時陽極側電極となる鉄材から鉄イオンが
溶出して処理水に供給されるため、脱リン性能を常時一
定の状態に維持することができる。
【0083】上記第5実施の形態では、1〜1.2Aの
直流の定電流を印加している。また、電流を極性転換す
る時間間隔は、鉄イオン溶出理論値に対する実溶出量が
約90%以上となる約4分以上、鉄材表面に酸化被膜が
発生する2ヶ月以内とすればよいが、極性を転換するス
イッチング素子の耐久性を向上させるため及び陽極側電
極となる鉄材のみが鉄イオンの溶出により減少するのを
防止して両電極を略均一な減少状態とするために、1週
間以内、好ましくは1日以内、本実施の形態では、4時
間毎に極性を転換するようにしている。
【0084】また、図15に示す第6実施の形態のごと
く、電極の少なくとも陽極側に鉄材を用い、両電極間に
直流定電流を印加し、所定時間毎にパルス状に印加電流
を増大させる構成としてもよい。この構成においては、
パルス状に印加電流を増大させることにより、陽極側鉄
材表面に発生した酸化被膜を剥離させることができ、鉄
イオンの溶出を略一定に維持して、脱リン性能を一定に
維持することができる。
【0085】上記第6実施の形態では、1〜1.2Aの
直流の定電流を印加し、 4時間あたり合計24分間の
間3〜4Aのパルス電流を印加している。
【0086】さらに、上述した第5実施の形態と第6実
施の形態の構成を組み合わせ、図16に示す第7実施の形
態のごとく、鉄材からなる一対の電極間に直流定電流を
印加し、その電流を所定時間毎に極性転換すると共に、
パルス状に印加電流を増大させる構成としてもよい。極
性転換するまでの時間が長い場合には、陽極側の鉄材表
面に酸化被膜が生じており、極性を転換することによっ
て水素ガスにより洗浄して酸化被膜を剥離することがで
きるが、酸化被膜が剥離されるまでに若干の時間を必要
とし、酸化被膜が剥離されるまでの間の電気的抵抗が大
きいため、消費電力が増大するおそれがある。
【0087】従って、上記構成としてパルス状に印加電
流を増大させることにより陽極から陰極に転換した鉄材
表面の酸化被膜を短時間に除去することができ、消費電
力の増大を防止することができる。
【0088】上記第7実施の形態において、印加電流の
極性転換時期、印加電流、印加電流を増大する時間等は
第5実施の形態及び第6実施の形態で詳述した条件と同
様に設定することが好ましい。
【0089】上記第1実施の形態乃至第7実施の形態で
は、溶出槽37内に第5散気管41を設けて、溶出した鉄イ
オンを2価から3価に酸化する構成としたが、図17に示
す第8実施の形態のごとく、溶出槽37内に酸化触媒70
(酸化チタン光触媒等)を配設した構成としてもよい。
【0090】この構成であれば、溶出槽37に流入した処
理水の溶存酸素量を増やすことなく、電極38から溶出し
た2価の鉄イオンを、酸化触媒70により3価の鉄イオン
に酸化することができるので、リン除去性能を変えるこ
となく、返送される第1嫌気濾床槽5での嫌気処理効率
を向上することができる。
【0091】上記第1実施の形態乃至第8実施の形態に
おいて、電極に鉄材を用いたが、アルミニウムを用いた
構成としてもよい。
【0092】この構成であれは、アルミニウムイオンの
過剰溶出による、水不溶性の水酸化アルミニウムの発生
を防止して、汚泥の引き抜き回数を減少させることがで
きると共に、過剰に溶出したアルミニウムイオンが汚水
処理装置外に排出されることによる周囲環境の悪化を防
止することができる。
【0093】
【発明の効果】本発明の請求項1の構成によると、制御
手段によりイオン溶出量を制御し、溶出したイオンを供
給手段により汚水処理部に供給することにより、汚泥の
引き抜き回数を減少させることができると共に、消費電
力を減少させることができる等の効果を奏する。
【0094】本発明の請求項2の構成によると、制御手
段によりイオン溶出量を制御し、溶出したイオンは返送
手段により供給される汚水と共に、汚水処理部に供給さ
れるので、返送路及び汚水処理部でリンを除去すること
ができ、脱リン効率を向上することができる。また、汚
泥の引き抜き回数を減少させることができると共に、消
費電力を減少させることができる等の効果を奏する。
【0095】本発明の請求項3の構成によると、電極に
印加する電流を制御することによりイオン溶出量を制御
し、溶出したイオンは返送手段により供給される汚水と
共に、汚水処理部に供給されるので、返送路及び汚水処
理部でリンを除去することができ、脱リン効率を向上す
ることができる。また、汚泥の引き抜き回数を減少させ
ることができると共に、消費電力を減少させることがで
きる等の効果を奏する。
【0096】本発明の請求項4の構成によると、調整手
段の出力に基づいて電極に印加する電流値を制御するこ
とによりイオン溶出量を制御し、溶出したイオンは返送
手段により供給される汚水と共に、汚水処理部に供給さ
れるので、返送路及び汚水処理部でリンを除去すること
ができ、脱リン効率を向上することができる。また、汚
泥の引き抜き回数を減少させることができると共に、消
費電力を減少させることができる等の効果を奏する。
【0097】本発明の請求項5の構成によると、センサ
の出力に基づいて電極に印加する電流値を制御すること
によりイオン溶出量を制御し、溶出したイオンは返送手
段により供給される汚水と共に、汚水処理部に供給され
るので、返送路及び汚水処理部でリンを除去することが
でき、脱リン効率を向上することができる。また、汚泥
の引き抜き回数を減少させることができると共に、消費
電力を減少させることができる等の効果を奏する。
【0098】本発明の請求項6の構成によると、調整手
段の出力に基づいて電流を印加する電極対の数を制御す
ることによりイオン溶出量を制御し、溶出したイオンは
返送手段により供給される汚水と共に、汚水処理部に供
給されるので、返送路及び汚水処理部でリンを除去する
ことができ、脱リン効率を向上することができる。ま
た、汚泥の引き抜き回数を減少させることができると共
に、消費電力を減少させることができる等の効果を奏す
る。
【0099】本発明の請求項7の構成によると、センサ
の出力に基づいて電流を印加する電極対の数を制御する
ことによりイオン溶出量を制御し、溶出したイオンは返
送手段により供給される汚水と共に、汚水処理部に供給
されるので、返送路及び汚水処理部でリンを除去するこ
とができ、脱リン効率を向上することができる。また、
汚泥の引き抜き回数を減少させることができると共に、
消費電力を減少させることができる等の効果を奏する。
【0100】本発明の請求項8の構成によると、調整手
段の出力に基づいて電流を印加する電極対の数を制御す
ると共に、所定時間毎に電流を印加する電極対を変更す
ることによりイオン溶出量を制御し、溶出したイオンは
返送手段により供給される汚水と共に、汚水処理部に供
給されるので、返送路及び汚水処理部でリンを除去する
ことができ、脱リン効率を向上することができる。ま
た、汚泥の引き抜き回数を減少させることができると共
に、消費電力を減少させることができる。さらに、各電
極が略均一に減少するので、各電極を同時交換すること
ができ、メンテナンスを容易にすることができる等の効
果を奏する。
【0101】本発明の請求項9の構成によると、センサ
の出力に基づいて電流を印加する電極対の数を制御する
と共に、所定時間毎に電流を印加する電極対を変更する
ことによりイオン溶出量を制御し、溶出したイオンは返
送手段により供給される汚水と共に、汚水処理部に供給
されるので、返送路及び汚水処理部でリンを除去するこ
とができ、脱リン効率を向上することができる。また、
汚泥の引き抜き回数を減少させることができると共に、
消費電力を減少させることができる。さらに、各電極が
略均一に減少するので、各電極を同時交換することがで
き、メンテナンスを容易にすることができる等の効果を
奏する。
【0102】本発明の請求項10の構成によると、溶出槽
に装着する電極ユニット数によりイオン溶出量を制御
し、溶出したイオンは返送手段により供給される汚水と
共に、汚水処理部に供給されるので、返送路及び汚水処
理部でリンを除去することができ、脱リン効率を向上す
ることができる。また、汚泥の引き抜き回数を減少させ
ることができると共に、消費電力を減少させることがで
きる等の効果を奏する。
【0103】本発明の請求項11の構成によると、極性転
換により両電極が略均一に減少するので、両電極を同時
交換することができ、メンテナンスを容易にすることが
できる等の効果を奏する。
【0104】本発明の請求項12の構成によると、パルス
電流により陽極側鉄材表面に発生した酸化被膜を剥離す
ることができ、イオン溶出量低下を防止すると共に、消
費電力を減少させてリンを除去することができる等の効
果を奏する。
【0105】本発明の請求項13の構成によると、パルス
電流により陽極側鉄材表面に発生した酸化被膜を剥離す
ることができ、イオン溶出量低下を防止すると共に、極
性転換により両電極が略均一に減少するので、両電極を
同時交換することができ、メンテナンスを容易にするこ
とができる等の効果を奏する。
【0106】本発明の請求項14の構成によると、ばっ気
装置により電極表面に汚泥等が付着するのを防止すると
共に、ばっ気装置の酸素を利用してイオンを酸化するこ
とが容易にでき、脱リン効率を向上することができる等
の効果を奏する。
【0107】本発明の請求項15の構成によると、酸化触
媒によりイオンを効率よく酸化させることができ、脱リ
ン効率を向上することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態の汚水処理装置の断面
図である。
【図2】同他の方向から見た断面図である。
【図3】同分水計量装置の斜視図である。
【図4】同溶出槽の拡大断面図である。
【図5】同スイッチの正面図である。
【図6】同制御のブロック図である。
【図7】本発明の第2実施の形態の電極に印加する直流
電流のパターン図である。
【図8】本発明の第3実施の形態の制御ブロック図であ
る。
【図9】本発明の第4実施の形態の電極ユニットの斜視
図である。
【図10】同溶出槽の分解斜視図である。
【図11】同溶出槽の斜視図である。
【図12】同溶出槽の断面図である。
【図13】同溶出槽の分解斜視図である。
【図14】本発明の第5実施の形態の溶出装置の電極に印
加する直流電流のパターン図である。
【図15】本発明の第6実施の形態の溶出装置の電極に印
加する直流電流のパターン図である。
【図16】本発明の第7実施の形態の溶出装置の電極に印
加する直流電流のパターン図である。
【図17】本発明の第8実施の形態の溶出槽の拡大断面図
である。
【符号の説明】
37 溶出槽 38 電極 39 電源装置 40 制御手段(制御回路) 43 調整手段(スイッチ) 50 センサ 62 電極ユニット 70 酸化触媒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 3/12 C02F 1/46 102 3/30

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄イオンまたはアルミニウムイオンを溶
    出する溶出装置と、該溶出装置から溶出したイオンを、
    汚水を浄化する汚水処理部に供給する供給手段と、前記
    溶出装置のイオン溶出量を制御する制御手段とを備えた
    ことを特徴とする汚水処理装置。
  2. 【請求項2】 鉄イオンまたはアルミニウムイオンを溶
    出する溶出装置と、汚水を浄化する汚水処理部の汚水
    を、溶出装置を介して汚水処理部に返送する返送手段
    と、前記溶出装置のイオン溶出量を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする汚水処理装置。
  3. 【請求項3】 溶出槽内に配設され、少なくとも陽極に
    鉄材またはアルミニウムを用いた少なくとも一対の電極
    と、該電極間に電流を印加する電源装置と、汚水を浄化
    する汚水処理部の汚水を、前記溶出槽を介して汚水処理
    部に返送する返送手段と、前記電源装置の印加電流を制
    御する制御手段とを備えたことを特徴とする汚水処理装
    置。
  4. 【請求項4】 溶出槽内に配設され、少なくとも陽極に
    鉄材またはアルミニウムを用いた少なくとも一対の電極
    と、該電極間に電流を印加する電源装置と、汚水を浄化
    する汚水処理部の汚水を、前記溶出槽を介して汚水処理
    部に返送する返送手段と、前記電極から溶出する鉄イオ
    ン量を調整する調整手段と、該調整手段の出力に基づい
    て前記電源装置の印加電流を制御する制御手段とを備え
    たことを特徴とする汚水処理装置。
  5. 【請求項5】 溶出槽内に配設され、少なくとも陽極に
    鉄材またはアルミニウムを用いた少なくとも一対の電極
    と、該電極間に電流を印加する電源装置と、汚水を浄化
    する汚水処理部の汚水を、前記溶出槽を介して汚水処理
    部に返送する返送手段と、トイレから汚水処理部に流入
    する汚水量を検知するセンサと、該センサの出力に基づ
    いて前記電源装置の印加電流を制御する制御手段とを備
    えたことを特徴とする汚水処理装置。
  6. 【請求項6】 溶出槽内に配設され、少なくとも陽極に
    鉄材またはアルミニウムを用いた複数の電極対と、該電
    極間に電流を印加する電源装置と、汚水を浄化する汚水
    処理部の汚水を、前記溶出槽を介して汚水処理部に返送
    する返送手段と、前記電極から溶出するイオン量を調整
    する調整手段と、該調整手段の出力に基づいて前記複数
    の電極対の中から電流を印加する電極対の数を制御する
    制御手段とを備えたことを特徴とする汚水処理装置。
  7. 【請求項7】 溶出槽内に配設され、少なくとも陽極に
    鉄材またはアルミニウムを用いた複数の電極対と、該電
    極間に電流を印加する電源装置と、汚水を浄化する汚水
    処理部の汚水を、前記溶出槽を介して汚水処理部に返送
    する返送手段と、トイレから汚水処理部に流入する汚水
    量を検知するセンサと、該センサの出力に基づいて前記
    複数の電極対の中から電流を印加する電極対の数を制御
    する制御手段とを備えたことを特徴とする汚水処理装
    置。
  8. 【請求項8】 溶出槽内に配設され、少なくとも陽極に
    鉄材またはアルミニウムを用いた複数の電極対と、該電
    極間に電流を印加する電源装置と、汚水を浄化する汚水
    処理部の汚水を、前記溶出槽を介して汚水処理部に返送
    する返送手段と、前記電極から溶出するイオン量を調整
    する調整手段と、該調整手段の出力に基づいて前記複数
    の電極対の中から電流を印加する電極対の数を制御する
    と共に、所定時間毎に電流を印加する電極対を変更する
    制御手段とを備えたことを特徴とする汚水処理装置。
  9. 【請求項9】 溶出槽内に配設され、少なくとも陽極に
    鉄材またはアルミニウムを用いた複数の電極対と、該電
    極間に電流を印加する電源装置と、汚水を浄化する汚水
    処理部の汚水を、前記溶出槽を介して汚水処理部に返送
    する返送手段と、トイレから汚水処理部に流入する汚水
    量を検知するセンサと、該センサの出力に基づいて前記
    複数の電極対の中から電流を印加する電極対の数を制御
    すると共に、所定時間毎に電流を印加する電極対を変更
    する制御手段とを備えたことを特徴とする汚水処理装
    置。
  10. 【請求項10】 電流を印加する電源装置から給電される
    端子を配設した溶出槽と、少なくとも陽極に鉄材または
    アルミニウムを用いた一対の電極を有して溶出槽に着脱
    自在に装着され、溶出槽への装着によって前記端子に装
    着される端子を設けた電極ユニットと、汚水を浄化する
    汚水処理部の汚水を、前記溶出槽を介して汚水処理部に
    返送する返送手段とを備えたことを特徴とする汚水処理
    装置。
  11. 【請求項11】 前記溶出槽内に両極に鉄材またはアルミ
    ニウムを用いた電極を配設すると共に、電極間に所定時
    間毎に極性を転換する電流を印加する制御手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項10記載の汚水処理
    装置。
  12. 【請求項12】 前記電極間に所定時間毎にパルス状に印
    加電流が増大する電流を印加する制御手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項10記載の汚水処理装
    置。
  13. 【請求項13】 前記溶出槽内に両極に鉄材またはアルミ
    ニウムを用いた電極を配設し、電極間に所定時間毎に電
    極の極性が転換すると共に、パルス状に印加電流が増大
    する電流を印加する制御手段を備えたことを特徴とする
    請求項1乃至請求項10記載の汚水処理装置。
  14. 【請求項14】 前記溶出槽内に、電極を洗浄するばっ気
    装置を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項10記
    載の汚水処理装置。
  15. 【請求項15】 前記溶出槽内に、溶出したイオンを酸化
    する酸化触媒を備えたことを特徴とする請求項1乃至請
    求項10記載の汚水処理装置。
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