JPH10192258A - 体脂肪計 - Google Patents
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- JPH10192258A JPH10192258A JP9001162A JP116297A JPH10192258A JP H10192258 A JPH10192258 A JP H10192258A JP 9001162 A JP9001162 A JP 9001162A JP 116297 A JP116297 A JP 116297A JP H10192258 A JPH10192258 A JP H10192258A
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- body fat
- unit
- impedance
- fat percentage
- index
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Abstract
(57)【要約】
【課題】体脂肪率と体格指数の関係を容易に把握するこ
とができる体脂肪計を提供する。 【解決手段】この体脂肪計では、インピーダンス測定部
によって測定された身体の部分インピーダンスと、体重
測定部によって測定された体重と、入力部によって入力
された所要の個人データ（身長、年齢、性別など）とに
基づいて、演算部が体脂肪率と体脂肪量と体格指数を演
算する。表示部４は演算部の演算結果を数値で表示する
数値表示部４ａと、体格指数と体脂肪率の関係をグラフ
表示するグラフ表示部４ｂとから構成され、グラフ表示
部４ｂは横軸に体格指数を、縦軸に体脂肪率をとり、演
算部の演算結果をマトリクス表示する。
とができる体脂肪計を提供する。 【解決手段】この体脂肪計では、インピーダンス測定部
によって測定された身体の部分インピーダンスと、体重
測定部によって測定された体重と、入力部によって入力
された所要の個人データ（身長、年齢、性別など）とに
基づいて、演算部が体脂肪率と体脂肪量と体格指数を演
算する。表示部４は演算部の演算結果を数値で表示する
数値表示部４ａと、体格指数と体脂肪率の関係をグラフ
表示するグラフ表示部４ｂとから構成され、グラフ表示
部４ｂは横軸に体格指数を、縦軸に体脂肪率をとり、演
算部の演算結果をマトリクス表示する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は生体内の体脂肪量或
いは体脂肪率を測定するための体脂肪計に関するもので
ある。
いは体脂肪率を測定するための体脂肪計に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】従来、体脂肪率を求める方法としては、
水中体重法（体密度法）、キャリパー法、重水希釈法な
どの各種の方法があった。ここで、体脂肪率とは体重に
占める体脂肪量の割合を示す値であり、次式で表され
る。 （体脂肪率）＝（体脂肪量）／（体重）× 100〔％〕 しかしながら、これらの方法では大規模な設備が必要で
あったり、測定誤差が大きいなどの問題があった。そこ
で、体脂肪率を求める方法として、身体に微小電流を流
すことにより身体の部分インピーダンスを測定し、この
部分インピーダンスや身長、体重、年齢、性別などの所
要の個人データから体脂肪率を演算するインピーダンス
法が提案されている。インピーダンス法では簡便な装置
で体脂肪率を求めることができるので、このインピーダ
ンス法を利用した体脂肪計が業務用から家庭用に到るま
で幅広く提供されている（特公平５−４９０５０号公報
参照）。
水中体重法（体密度法）、キャリパー法、重水希釈法な
どの各種の方法があった。ここで、体脂肪率とは体重に
占める体脂肪量の割合を示す値であり、次式で表され
る。 （体脂肪率）＝（体脂肪量）／（体重）× 100〔％〕 しかしながら、これらの方法では大規模な設備が必要で
あったり、測定誤差が大きいなどの問題があった。そこ
で、体脂肪率を求める方法として、身体に微小電流を流
すことにより身体の部分インピーダンスを測定し、この
部分インピーダンスや身長、体重、年齢、性別などの所
要の個人データから体脂肪率を演算するインピーダンス
法が提案されている。インピーダンス法では簡便な装置
で体脂肪率を求めることができるので、このインピーダ
ンス法を利用した体脂肪計が業務用から家庭用に到るま
で幅広く提供されている（特公平５−４９０５０号公報
参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述のインピーダンス
法を利用した体脂肪計では、身体の部分インピーダンス
を測定して体脂肪量や体脂肪率や体格指数を演算した後
に、これらのデータを数値で表示したり、その内の一つ
のデータをグラフ表示する表示部を備えたものはあった
が、体脂肪率と体格指数は別々に表示されていた。ここ
で、体格指数（Body Mass Index ）は体重をＭ(kg)、身
長をＬ(cm)とすると次式で表される。
法を利用した体脂肪計では、身体の部分インピーダンス
を測定して体脂肪量や体脂肪率や体格指数を演算した後
に、これらのデータを数値で表示したり、その内の一つ
のデータをグラフ表示する表示部を備えたものはあった
が、体脂肪率と体格指数は別々に表示されていた。ここ
で、体格指数（Body Mass Index ）は体重をＭ(kg)、身
長をＬ(cm)とすると次式で表される。
【０００４】（体格指数）＝Ｍ／ (Ｌ／100 )2 ところで、体脂肪率と体格指数は被測定者の体質を把握
する上で共に重要な指標であるが、これらのデータは別
々に表示されているので、被測定者がこの２つの指標か
ら自身の体質を容易に把握することができないという問
題があった。本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、請求項１及び２の発明の目的は、体脂肪率と体
格指数から自身の体質を容易に把握することができる体
脂肪計を提供することにある。
する上で共に重要な指標であるが、これらのデータは別
々に表示されているので、被測定者がこの２つの指標か
ら自身の体質を容易に把握することができないという問
題があった。本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、請求項１及び２の発明の目的は、体脂肪率と体
格指数から自身の体質を容易に把握することができる体
脂肪計を提供することにある。
【０００５】請求項３の発明の目的は、請求項１の発明
の目的に加えて、過去のデータとの比較が行える体脂肪
計を提供することにある。
の目的に加えて、過去のデータとの比較が行える体脂肪
計を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明では、上
記目的を達成するために、身体の部分インピーダンスを
測定するインピーダンス測定部と、体脂肪率及び体格指
数の演算に必要な個人データを入力するための入力部
と、インピーダンス測定部によって測定された部分イン
ピーダンスと入力部によって入力された個人データに基
づいて体脂肪率及び体格指数を演算する演算部と、部分
インピーダンスや個人データや体脂肪率を記憶する記憶
部とを備え、演算部によって演算された体脂肪率及び体
格指数をグラフ表示する表示部を設けているので、表示
部のグラフから体脂肪率と体格指数を視覚的に読み取る
ことができる。
記目的を達成するために、身体の部分インピーダンスを
測定するインピーダンス測定部と、体脂肪率及び体格指
数の演算に必要な個人データを入力するための入力部
と、インピーダンス測定部によって測定された部分イン
ピーダンスと入力部によって入力された個人データに基
づいて体脂肪率及び体格指数を演算する演算部と、部分
インピーダンスや個人データや体脂肪率を記憶する記憶
部とを備え、演算部によって演算された体脂肪率及び体
格指数をグラフ表示する表示部を設けているので、表示
部のグラフから体脂肪率と体格指数を視覚的に読み取る
ことができる。
【０００７】請求項２の発明では、請求項１の発明にお
いて、表示部が体脂肪率、体格指数又はこれらの組み合
わせに応じて表示色を変化させているので、表示部のグ
ラフから体脂肪率と体格指数をさらに容易に読み取るこ
とができる。請求項３の発明では、請求項１の発明にお
いて、表示部が記憶部に記憶された過去の個人データ、
部分インピーダンス、体脂肪率及び体格指数を表示して
いるので、現在の測定値と過去のデータとを比較するこ
とができる。
いて、表示部が体脂肪率、体格指数又はこれらの組み合
わせに応じて表示色を変化させているので、表示部のグ
ラフから体脂肪率と体格指数をさらに容易に読み取るこ
とができる。請求項３の発明では、請求項１の発明にお
いて、表示部が記憶部に記憶された過去の個人データ、
部分インピーダンス、体脂肪率及び体格指数を表示して
いるので、現在の測定値と過去のデータとを比較するこ
とができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。 （実施形態１）本実施形態の体脂肪計は、図２に示すよ
うに、上面に体重測定部２が設けられた器体１と、器体
１に回動自在に取り付けられた１対の支持部材３，３
と、一方の支持部材３の上面に設けられた体脂肪率や体
格指数などのデータを表示する表示部４と、他方の支持
部材３の上面に設けられた身長、年齢、性別などの個人
データを入力するための入力部５と、支持部材３，３の
下面に配設された身体の部分インピーダンスを測定する
ためのインピーダンス測定部６，６とから構成される。
図２及び図４に示すように、インピーダンス測定部６は
下面に前後に並ぶ１対のインピーダンス測定用電極７，
７を備えており、一方のインピーダンス測定用電極７は
電流印加用、他方のインピーダンス測定用電極７は電圧
測定用に用いられる。そして、インピーダンス測定部６
は支持部材３に対して前後方向に回動自在に吊り下げら
れた状態で配設される。
して説明する。 （実施形態１）本実施形態の体脂肪計は、図２に示すよ
うに、上面に体重測定部２が設けられた器体１と、器体
１に回動自在に取り付けられた１対の支持部材３，３
と、一方の支持部材３の上面に設けられた体脂肪率や体
格指数などのデータを表示する表示部４と、他方の支持
部材３の上面に設けられた身長、年齢、性別などの個人
データを入力するための入力部５と、支持部材３，３の
下面に配設された身体の部分インピーダンスを測定する
ためのインピーダンス測定部６，６とから構成される。
図２及び図４に示すように、インピーダンス測定部６は
下面に前後に並ぶ１対のインピーダンス測定用電極７，
７を備えており、一方のインピーダンス測定用電極７は
電流印加用、他方のインピーダンス測定用電極７は電圧
測定用に用いられる。そして、インピーダンス測定部６
は支持部材３に対して前後方向に回動自在に吊り下げら
れた状態で配設される。
【０００９】また、この体脂肪計は、図３のブロック図
に示すように、入力部５によって入力された個人データ
やインピーダンス測定部６によって測定された身体の部
分インピーダンスや体重測定部２によって測定された体
重に基づいて体脂肪率や体格指数を演算する演算部８
と、個人データや、部分インピーダンス及び体重の測定
値や、体脂肪率及び体格指数の演算結果などを必要に応
じて記憶する記憶部９とを備えている。
に示すように、入力部５によって入力された個人データ
やインピーダンス測定部６によって測定された身体の部
分インピーダンスや体重測定部２によって測定された体
重に基づいて体脂肪率や体格指数を演算する演算部８
と、個人データや、部分インピーダンス及び体重の測定
値や、体脂肪率及び体格指数の演算結果などを必要に応
じて記憶する記憶部９とを備えている。
【００１０】体脂肪率及び体格指数を求める際は、被測
定者が入力部５から身長、年齢、性別などの所要の個人
データを入力すると、演算部８は入力された個人データ
を表示部４に随時表示させるとともに、必要に応じて記
憶部９に記憶させる。また、演算部８は記憶部９から過
去の個人データを必要に応じて読み込み、表示部４に表
示させる。
定者が入力部５から身長、年齢、性別などの所要の個人
データを入力すると、演算部８は入力された個人データ
を表示部４に随時表示させるとともに、必要に応じて記
憶部９に記憶させる。また、演算部８は記憶部９から過
去の個人データを必要に応じて読み込み、表示部４に表
示させる。
【００１１】そして、図４に示すように、体重測定部２
の上面に被測定者が載ることによって、体重測定部２は
自動的に体重を測定し、体重の測定結果が表示部４に表
示される。この時、支持部材３，３を手動によりそれぞ
れ回動させて、インピーダンス測定部６のインピーダン
ス測定用電極７，７を被測定者の両足の甲に接触させて
保持すると、インピーダンス測定部６は部分インピーダ
ンスの測定を開始し、インピーダンス測定部６，６にそ
れぞれ設けられた電流印加用のインピーダンス測定用電
極７，７間に微小高周波交流電流（例えば、50ｋHz,500
μＡ）を流し、電圧検出用のインピーダンス測定用電極
７，７で両電極間の電位差を検出することによって、身
体の部分インピーダンスを測定する。尚、インピーダン
ス測定部６に適当なスイッチを設け、インピーダンス測
定部６，６にそれぞれ設けられたインピーダンス測定用
電極７，７が両足の甲に接触して保持された後に、その
スイッチを操作することによって、部分インピーダンス
の測定を開始するようにしてもよい。
の上面に被測定者が載ることによって、体重測定部２は
自動的に体重を測定し、体重の測定結果が表示部４に表
示される。この時、支持部材３，３を手動によりそれぞ
れ回動させて、インピーダンス測定部６のインピーダン
ス測定用電極７，７を被測定者の両足の甲に接触させて
保持すると、インピーダンス測定部６は部分インピーダ
ンスの測定を開始し、インピーダンス測定部６，６にそ
れぞれ設けられた電流印加用のインピーダンス測定用電
極７，７間に微小高周波交流電流（例えば、50ｋHz,500
μＡ）を流し、電圧検出用のインピーダンス測定用電極
７，７で両電極間の電位差を検出することによって、身
体の部分インピーダンスを測定する。尚、インピーダン
ス測定部６に適当なスイッチを設け、インピーダンス測
定部６，６にそれぞれ設けられたインピーダンス測定用
電極７，７が両足の甲に接触して保持された後に、その
スイッチを操作することによって、部分インピーダンス
の測定を開始するようにしてもよい。
【００１２】この時、支持部材３，３は器体１に対して
回動自在に取り付けられているので、体重測定部２の上
面に足を載せる時には支持部材３，３を起こしておくこ
とによって、支持部材３，３及びインピーダンス測定部
６，６が邪魔になったりすることがなく、そしてインピ
ーダンス測定のために支持部材３，３を手前に回動させ
た時には、２つのインピーダンス測定用電極７，７を備
えた各インピーダンス測定部６，６は支持部材３，３に
それぞれ回動自在に吊り下げられているので、足の甲の
角度に個人差があったとしても、２つのインピーダンス
測定用電極７，７を足の甲の角度に合わせて確実に接触
させることができる。
回動自在に取り付けられているので、体重測定部２の上
面に足を載せる時には支持部材３，３を起こしておくこ
とによって、支持部材３，３及びインピーダンス測定部
６，６が邪魔になったりすることがなく、そしてインピ
ーダンス測定のために支持部材３，３を手前に回動させ
た時には、２つのインピーダンス測定用電極７，７を備
えた各インピーダンス測定部６，６は支持部材３，３に
それぞれ回動自在に吊り下げられているので、足の甲の
角度に個人差があったとしても、２つのインピーダンス
測定用電極７，７を足の甲の角度に合わせて確実に接触
させることができる。
【００１３】演算部８は、上述のようにして測定された
被測定者の体重及び身体の部分インピーダンスと、入力
部５から入力されるか又は記憶部９から読み込まれた所
要の個人データ（身長、年齢、性別など）とに基づいて
体脂肪率及び体格指数を演算し、演算結果を表示部４に
表示させるとともに、必要に応じて体脂肪率及び体格指
数の演算結果を個人データとともに記憶部９に記憶させ
る。また、演算部８は必要に応じて記憶部９から過去の
体脂肪率及び体格指数の演算結果を個人データとともに
読み込み、現在の演算結果とともに表示部４に表示させ
ているので、過去と現在の体脂肪率及び体格指数を容易
に比較することができる。
被測定者の体重及び身体の部分インピーダンスと、入力
部５から入力されるか又は記憶部９から読み込まれた所
要の個人データ（身長、年齢、性別など）とに基づいて
体脂肪率及び体格指数を演算し、演算結果を表示部４に
表示させるとともに、必要に応じて体脂肪率及び体格指
数の演算結果を個人データとともに記憶部９に記憶させ
る。また、演算部８は必要に応じて記憶部９から過去の
体脂肪率及び体格指数の演算結果を個人データとともに
読み込み、現在の演算結果とともに表示部４に表示させ
ているので、過去と現在の体脂肪率及び体格指数を容易
に比較することができる。
【００１４】ここで、演算部８が体脂肪率及び体格指数
を演算する過程を説明する。例えばブローゼック（Broz
ek）らによれば、被測定者の体重をＭ〔kg〕、身長をＬ
〔cm〕、部分インピーダンスをＲ〔Ω〕とすると、体密
度と体脂肪率は以下の式によって求められる。 〔体密度〕 ＝1.1554−0.0841×Ｒ×Ｍ／Ｌ2 ・・・（１） 〔体脂肪率〕＝(4.95 ／〔体密度〕−4.5)×100 （％）・・・（２） なお、上式の各係数は成人男性の場合の係数であり、被
測定者の年齢・性別に応じて各係数は決定される。ま
た、体脂肪量は式（２）で得られた体脂肪率を用いると
式（３）で表され、体格指数は式（４）で示される。
を演算する過程を説明する。例えばブローゼック（Broz
ek）らによれば、被測定者の体重をＭ〔kg〕、身長をＬ
〔cm〕、部分インピーダンスをＲ〔Ω〕とすると、体密
度と体脂肪率は以下の式によって求められる。 〔体密度〕 ＝1.1554−0.0841×Ｒ×Ｍ／Ｌ2 ・・・（１） 〔体脂肪率〕＝(4.95 ／〔体密度〕−4.5)×100 （％）・・・（２） なお、上式の各係数は成人男性の場合の係数であり、被
測定者の年齢・性別に応じて各係数は決定される。ま
た、体脂肪量は式（２）で得られた体脂肪率を用いると
式（３）で表され、体格指数は式（４）で示される。
【００１５】 〔体脂肪量〕＝Ｍ×〔体脂肪率〕／100 （kg）・・・（３） 〔体格指数〕＝Ｍ／ (Ｌ／100 )2 ・・・（４） 例えば、被測定者が体重65kg、身長 170cmの成人男性
で、インピーダンス測定部６によって測定された部分イ
ンピーダンスＲが 650Ωである場合、式（１）〜（４）
より体密度、体脂肪率、体脂肪量、体格指数はそれぞれ
下記のように求められる。
で、インピーダンス測定部６によって測定された部分イ
ンピーダンスＲが 650Ωである場合、式（１）〜（４）
より体密度、体脂肪率、体脂肪量、体格指数はそれぞれ
下記のように求められる。
【００１６】〔体密度〕 ＝1.1554−0.0841× 650×65
／1702 ＝1.032 〔体脂肪率〕＝(4.95 ／1.032 −4.5)×100 ＝29.7
（％） 〔体脂肪量〕＝65×29.7／100 ＝19.3（kg） 〔体格指数〕＝65／ ( 170／100 )2＝22.5 上述のようにして、演算部８が体脂肪率及び体格指数を
演算すると、演算部８は演算結果を表示部４に表示させ
る。ところで、図１に示すように、表示部４は体脂肪率
や体脂肪量や体格指数などの演算結果や体重を数値で表
示する数値表示部４ａと、体格指数と体脂肪率の関係を
グラフ表示するグラフ表示部４ｂとから構成される。グ
ラフ表示部４ｂは横軸に体格指数、縦軸に体脂肪率をと
り、体格指数及び体脂肪率をそれぞれ４個の領域に分割
して合計１６個の領域を設定し、演算部８の演算結果が
該当する領域を点灯又は点滅させる。被測定者が成人男
性の場合、体脂肪率及び体格指数は表１及び表２に示す
判定基準に基づいて夫々４個の領域に分割される。尚、
グラフ表示部４ｂでは、グラフ横軸の右側にいくほど体
格ががっしりして左側にいくほど体格がスリムであるこ
とを示し、グラフ縦軸の上側にいくほど肥満となり下側
にいくほど痩せていることを示す。また、グラフ表示部
４ｂは体格指数、体脂肪率又は体格指数と体脂肪率の組
み合わせの大小に応じて表示色の色調などを変化させて
いるので、被測定者はグラフ表示部４ｂの表示色から体
脂肪率と体格指数を視覚的に容易に読み取ることができ
る。
／1702 ＝1.032 〔体脂肪率〕＝(4.95 ／1.032 −4.5)×100 ＝29.7
（％） 〔体脂肪量〕＝65×29.7／100 ＝19.3（kg） 〔体格指数〕＝65／ ( 170／100 )2＝22.5 上述のようにして、演算部８が体脂肪率及び体格指数を
演算すると、演算部８は演算結果を表示部４に表示させ
る。ところで、図１に示すように、表示部４は体脂肪率
や体脂肪量や体格指数などの演算結果や体重を数値で表
示する数値表示部４ａと、体格指数と体脂肪率の関係を
グラフ表示するグラフ表示部４ｂとから構成される。グ
ラフ表示部４ｂは横軸に体格指数、縦軸に体脂肪率をと
り、体格指数及び体脂肪率をそれぞれ４個の領域に分割
して合計１６個の領域を設定し、演算部８の演算結果が
該当する領域を点灯又は点滅させる。被測定者が成人男
性の場合、体脂肪率及び体格指数は表１及び表２に示す
判定基準に基づいて夫々４個の領域に分割される。尚、
グラフ表示部４ｂでは、グラフ横軸の右側にいくほど体
格ががっしりして左側にいくほど体格がスリムであるこ
とを示し、グラフ縦軸の上側にいくほど肥満となり下側
にいくほど痩せていることを示す。また、グラフ表示部
４ｂは体格指数、体脂肪率又は体格指数と体脂肪率の組
み合わせの大小に応じて表示色の色調などを変化させて
いるので、被測定者はグラフ表示部４ｂの表示色から体
脂肪率と体格指数を視覚的に容易に読み取ることができ
る。
【００１７】
【表１】
【００１８】
【表２】
【００１９】上述の演算結果から被測定者の体脂肪率は
29.7％、体格指数は22.5であるので、演算部８は表１及
び表２の判定基準から被測定者が肥満で標準体格である
と判定し、グラフ表示部４ｂの該当する領域（図１の
Ａ）を点灯させる。また、演算部８が記憶部９から過去
の体脂肪率及び体格指数を読み込むと、過去の体質は肥
満で体格がスリムであったので、演算部８はグラフ表示
部４ｂの該当する領域（図１のＢ）を点滅させる。さら
に、グラフ表示部４ｂは理想体質（体脂肪率、体格指数
が共に標準）の領域（図１のＣ）に所定のマークを表示
しているので、ダイエットや体質改善の目標とすること
ができる。なお、本実施形態ではグラフ表示部４ｂは現
在の体質を点灯表示するとともに、過去の体質を点滅表
示させているが、グラフ表示部４ｂが現在の体質を点滅
表示するとともに、過去の体質を点灯表示させても良
い。
29.7％、体格指数は22.5であるので、演算部８は表１及
び表２の判定基準から被測定者が肥満で標準体格である
と判定し、グラフ表示部４ｂの該当する領域（図１の
Ａ）を点灯させる。また、演算部８が記憶部９から過去
の体脂肪率及び体格指数を読み込むと、過去の体質は肥
満で体格がスリムであったので、演算部８はグラフ表示
部４ｂの該当する領域（図１のＢ）を点滅させる。さら
に、グラフ表示部４ｂは理想体質（体脂肪率、体格指数
が共に標準）の領域（図１のＣ）に所定のマークを表示
しているので、ダイエットや体質改善の目標とすること
ができる。なお、本実施形態ではグラフ表示部４ｂは現
在の体質を点灯表示するとともに、過去の体質を点滅表
示させているが、グラフ表示部４ｂが現在の体質を点滅
表示するとともに、過去の体質を点灯表示させても良
い。
【００２０】ところで、被測定者の過去の体質は、体格
がスリムではあるが脂肪が非常に多い極端な痩せ太りで
あり、脂肪を落としそれ以上に筋肉をつける必要があっ
た。その後筋肉が増加して、現在は体格指数が標準とな
ったが、依然として脂肪量が多いので、今後は運動とタ
ンパク質中心の食事摂取によって筋肉を増加させるとと
もに、同量の脂肪を減らす必要がある。このように、グ
ラフ表示部４ｂが体脂肪率と体格指数のマトリクス表示
を行うことによって、被測定者の現在の体質の位置付け
と、過去の体質との比較を容易に行うことができ、被測
定者は今後の体質改善の方向性を容易に把握することが
できる。また、グラフ表示部４ｂは現在の体質と併せて
過去の体質も表示しているので、過去の体質との比較を
容易に行うことができる。 （実施形態２）本実施形態の体脂肪計は、図５に示すよ
うに、器体１の左右両側に１対のインピーダンス測定用
電極７，７を備えたインピーダンス測定部６，６を設け
ている。この体脂肪計では、被測定者がインピーダンス
測定部６のインピーダンス測定用電極７，７に手首を押
し当てることによって、インピーダンス測定部６は身体
の部分インピーダンスを測定する。なお、本実施形態の
体脂肪計では体重は他の個人データとともに入力部５を
用いて入力される。
がスリムではあるが脂肪が非常に多い極端な痩せ太りで
あり、脂肪を落としそれ以上に筋肉をつける必要があっ
た。その後筋肉が増加して、現在は体格指数が標準とな
ったが、依然として脂肪量が多いので、今後は運動とタ
ンパク質中心の食事摂取によって筋肉を増加させるとと
もに、同量の脂肪を減らす必要がある。このように、グ
ラフ表示部４ｂが体脂肪率と体格指数のマトリクス表示
を行うことによって、被測定者の現在の体質の位置付け
と、過去の体質との比較を容易に行うことができ、被測
定者は今後の体質改善の方向性を容易に把握することが
できる。また、グラフ表示部４ｂは現在の体質と併せて
過去の体質も表示しているので、過去の体質との比較を
容易に行うことができる。 （実施形態２）本実施形態の体脂肪計は、図５に示すよ
うに、器体１の左右両側に１対のインピーダンス測定用
電極７，７を備えたインピーダンス測定部６，６を設け
ている。この体脂肪計では、被測定者がインピーダンス
測定部６のインピーダンス測定用電極７，７に手首を押
し当てることによって、インピーダンス測定部６は身体
の部分インピーダンスを測定する。なお、本実施形態の
体脂肪計では体重は他の個人データとともに入力部５を
用いて入力される。
【００２１】演算部８は、インピーダンス測定部６によ
って測定された部分インピーダンスと、入力部５から入
力された身長、体重、性別、年齢などの所要の個人デー
タとに基づいて、体脂肪率及び体格指数を演算し、数値
表示部４ａ及びグラフ表示部４ｂからなる表示部４に演
算結果を表示させる。なお、インピーダンス測定部６，
６以外の構成は実施形態１の体脂肪計と同様であるの
で、その説明は省略する。 （実施形態３）本実施形態では、実施形態１又は２の体
脂肪計において、グラフ表示部４ｂの表示領域を細分化
して、被測定者の体質をさらに細かく表示できるように
している。
って測定された部分インピーダンスと、入力部５から入
力された身長、体重、性別、年齢などの所要の個人デー
タとに基づいて、体脂肪率及び体格指数を演算し、数値
表示部４ａ及びグラフ表示部４ｂからなる表示部４に演
算結果を表示させる。なお、インピーダンス測定部６，
６以外の構成は実施形態１の体脂肪計と同様であるの
で、その説明は省略する。 （実施形態３）本実施形態では、実施形態１又は２の体
脂肪計において、グラフ表示部４ｂの表示領域を細分化
して、被測定者の体質をさらに細かく表示できるように
している。
【００２２】本実施形態の体脂肪計では、図６に示すよ
うに、実施形態１又は２のグラフ表示部４ｂの各領域を
さらに４分割しているので、体脂肪率又は体格指数の１
０％以下の変動でグラフ表示部４ｂの点灯位置が変化す
る。したがって、ダイエットや体質改善を２週間程度継
続して行えば、グラフ表示部４ｂの表示が変化して、ダ
イエットや体質改善の効果を短期間で確認することがで
きるので、ダイエットや体質改善を続ける意欲がそこな
われることがなく、被測定者はダイエットや体質改善を
飽きることなく継続して行うことができる。
うに、実施形態１又は２のグラフ表示部４ｂの各領域を
さらに４分割しているので、体脂肪率又は体格指数の１
０％以下の変動でグラフ表示部４ｂの点灯位置が変化す
る。したがって、ダイエットや体質改善を２週間程度継
続して行えば、グラフ表示部４ｂの表示が変化して、ダ
イエットや体質改善の効果を短期間で確認することがで
きるので、ダイエットや体質改善を続ける意欲がそこな
われることがなく、被測定者はダイエットや体質改善を
飽きることなく継続して行うことができる。
【００２３】なお、グラフ表示部４ｂ以外の構成は実施
形態１又は２と同様であるので、その説明は省略する。
形態１又は２と同様であるので、その説明は省略する。
【００２４】
【発明の効果】請求項１の発明は、上述のように、身体
の部分インピーダンスを測定するインピーダンス測定部
と、体脂肪率及び体格指数の演算に必要な個人データを
入力するための入力部と、インピーダンス測定部によっ
て測定された部分インピーダンスと入力部によって入力
された個人データに基づいて体脂肪率及び体格指数を演
算する演算部と、部分インピーダンスや個人データや体
脂肪率を記憶する記憶部と、演算部によって演算された
体脂肪率及び体格指数をグラフ表示する表示部とを備え
ており、表示部のグラフから体脂肪率と体格指数を視覚
的に読み取ることができるので、被測定者は体脂肪率と
体格指数から自身の体質を容易に把握できるという効果
がある。また、表示部は現在の体質と併せて過去の体質
を表示しているので、被測定者は表示部のグラフからダ
イエットの指針を容易に読み取ることができるという効
果もある。
の部分インピーダンスを測定するインピーダンス測定部
と、体脂肪率及び体格指数の演算に必要な個人データを
入力するための入力部と、インピーダンス測定部によっ
て測定された部分インピーダンスと入力部によって入力
された個人データに基づいて体脂肪率及び体格指数を演
算する演算部と、部分インピーダンスや個人データや体
脂肪率を記憶する記憶部と、演算部によって演算された
体脂肪率及び体格指数をグラフ表示する表示部とを備え
ており、表示部のグラフから体脂肪率と体格指数を視覚
的に読み取ることができるので、被測定者は体脂肪率と
体格指数から自身の体質を容易に把握できるという効果
がある。また、表示部は現在の体質と併せて過去の体質
を表示しているので、被測定者は表示部のグラフからダ
イエットの指針を容易に読み取ることができるという効
果もある。
【００２５】請求項２の発明は、表示部が体脂肪率、体
格指数又はこれらの組み合わせに応じて表示色を変化さ
せており、表示部のグラフから体脂肪率と体格指数をさ
らに容易に読み取ることができるので、被測定者は体脂
肪率と体格指数から自身の体質をさらに容易に把握でき
るという効果がある。請求項３の発明は、表示部が記憶
部に記憶された過去の個人データ、部分インピーダン
ス、体脂肪率及び体格指数を表示しているので、被測定
者が現在の測定値と過去のデータとを容易に比較するこ
とができるという効果がある。
格指数又はこれらの組み合わせに応じて表示色を変化さ
せており、表示部のグラフから体脂肪率と体格指数をさ
らに容易に読み取ることができるので、被測定者は体脂
肪率と体格指数から自身の体質をさらに容易に把握でき
るという効果がある。請求項３の発明は、表示部が記憶
部に記憶された過去の個人データ、部分インピーダン
ス、体脂肪率及び体格指数を表示しているので、被測定
者が現在の測定値と過去のデータとを容易に比較するこ
とができるという効果がある。
【図１】実施形態１の体脂肪計の表示部を示す要部拡大
図である。
図である。
【図２】同上の体脂肪計を示す外観斜視図である。
【図３】同上の体脂肪計のブロック図である。
【図４】同上の体脂肪計の使用状態を示す側面図であ
る。
る。
【図５】実施形態２の体脂肪計を示す正面図である。
【図６】実施形態３の体脂肪計の表示部を示す要部拡大
図である。
図である。
４ 表示部 ４ａ 数値表示部 ４ｂ グラフ表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲高▼橋 直之 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内
Claims (3)
- 【請求項１】身体の部分インピーダンスを測定するイン
ピーダンス測定部と、体脂肪率及び体格指数の演算に必
要な個人データを入力するための入力部と、前記インピ
ーダンス測定部によって測定された部分インピーダンス
と前記入力部によって入力された個人データに基づいて
体脂肪率及び体格指数を演算する演算部と、前記部分イ
ンピーダンスや前記個人データや前記体脂肪率を記憶す
る記憶部とを備え、前記演算部によって演算された体脂
肪率及び体格指数をグラフ表示する表示部を設けて成る
ことを特徴とする体脂肪計。 - 【請求項２】前記表示部が体脂肪率、体格指数又はこれ
らの組み合わせに応じて表示色を変化させることを特徴
とする請求項１記載の体脂肪計。 - 【請求項３】前記表示部が、前記記憶部に記憶された過
去の個人データ、部分インピーダンス、体脂肪率及び体
格指数を表示することを特徴とする請求項１記載の体脂
肪計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9001162A JPH10192258A (ja) | 1997-01-08 | 1997-01-08 | 体脂肪計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9001162A JPH10192258A (ja) | 1997-01-08 | 1997-01-08 | 体脂肪計 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10192258A true JPH10192258A (ja) | 1998-07-28 |
Family
ID=11493752
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9001162A Pending JPH10192258A (ja) | 1997-01-08 | 1997-01-08 | 体脂肪計 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10192258A (ja) |
Cited By (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000028897A1 (en) * | 1998-11-13 | 2000-05-25 | Mars U.K. Limited | Body fat measurement system |
| JP2001008916A (ja) * | 1999-06-30 | 2001-01-16 | Omron Corp | 健康管理指針アドバイス装置 |
| JP2002085365A (ja) * | 2000-09-21 | 2002-03-26 | Yamato Scale Co Ltd | 体重測定機能付き内臓脂肪計 |
| JP2002191563A (ja) * | 2000-12-26 | 2002-07-09 | Tanita Corp | 体脂肪面積を求める装置 |
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| US6734856B2 (en) | 2000-01-28 | 2004-05-11 | Tanita Corporation | Living body variable measuring apparatus equipped with a display capable of presenting a graphic representation |
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-
1997
- 1997-01-08 JP JP9001162A patent/JPH10192258A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040330 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040511 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040914 |