JPH10191842A - 釣り竿用口栓 - Google Patents

釣り竿用口栓

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JPH10191842A
JPH10191842A JP465897A JP465897A JPH10191842A JP H10191842 A JPH10191842 A JP H10191842A JP 465897 A JP465897 A JP 465897A JP 465897 A JP465897 A JP 465897A JP H10191842 A JPH10191842 A JP H10191842A
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JP
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Masahiko Matsumoto
聖比古 松本
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Shimano Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 釣り竿用口栓において、異なるサイズの元竿
に広範囲に取り付けできるようにする。 【解決手段】 口栓10は、振出竿の元竿先端部21a
の開口に装着されるものである。口栓10は、元上取付
部11と、元竿取付部12とを備えている。元上取付部
11は、元竿21に収納される元上竿20の先端部20
a外周に取り付けられ、元竿先端部21aの内周部と元
上竿先端部20aの外周部との間の隙間より薄い筒状の
弾性体製のものである。元竿取付部12は、元上取付部
11から元竿先端部21a内径より大きく拡径して延び
るテーパ面13を外周に有し、テーパ面13が元竿先端
部21a内周に取り付けられる弾性体製のものである。
また、元上取付部11から元竿取付部12にかけて軸方
向に沿って形成された割り溝12がさらに設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、口栓、特に、振出
竿の元竿先端部の開口に装着される釣り竿用口栓に関す
る。
【0002】
【従来の技術】振出竿は、元竿と、穂先竿と、元竿と穂
先竿との間に設けられた1又は複数の中間竿(中子)と
から構成されている。元竿を除く各竿はそれより竿元側
の竿体内部に収納され、最終的に元竿内部にすべて収納
されるようになっている。このような振出竿では、元竿
の内部にそれより穂先側の竿を収納した後、元竿先端の
開口に口栓を嵌合し、元竿内部に砂等の異物が侵入する
のを防止している。また、この口栓により元竿内部に収
納された竿が抜け出るのを防止している。
【0003】従来の口栓は、元竿の先端部外周又は内周
に嵌め込んで口栓に取り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の口栓では、
元竿の先端部外周又は内周に嵌め込んでいるので、元竿
の外径又は内径に応じて異なるサイズの口栓を用意しな
ければならない。このため、口栓の種類が元竿の外径又
は内径に依存して多くなる。本発明の課題は、釣り竿用
口栓において、異なるサイズの元竿に広範囲に取り付け
できるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明1に係る釣り竿用口
栓は、振出竿の元竿先端部の開口に装着される口栓であ
って、元上取付部と、元竿取付部とを備えている。元上
取付部は、元竿に収納される元上竿の先端部外周に取付
可能であり、元竿先端部の内周部と元上竿先端部の外周
部との間の隙間より薄い筒状の弾性体製のものである。
元竿取付部は、元上取付部から連続する外周部を有し、
外周部が元竿先端部内周に取付可能な弾性体製のもので
ある。
【0006】通常、元上竿の外周部と元竿の内周部との
間の隙間は、釣り竿のサイズに係わらずほぼ一定の範囲
にあることに着目すると、元上取付部の厚みを元竿と元
上竿との間の隙間より薄くすれば、元上取付部を元上竿
に取り付けた状態で元上竿を元竿に収納することができ
る。したがってこの口栓を元竿に取り付ける際には、ま
ず、元上竿の先端部外周に元上取付部を被せて取り付け
る。この状態では元上取付部は元上竿の外径に応じて膨
らみ、それに応じて外周部も膨らむ。そして、元上竿を
元竿内に収納すると、外周部に元竿の先端部内周がくい
込み、元竿取付部が元竿に保持され、元上竿と元竿とが
固定される。ここでは、弾性体製の元上取付部及び元竿
取付部が、元上竿の外周部及び元竿の内周部にそれぞれ
取り付けられるようにしているので、弾性体の伸びる限
度において異なるサイズの釣り竿に広範囲に取り付けで
きる。
【0007】発明2に係る釣り竿用口栓は、発明1に記
載の口栓において、外周部には、元上取付部から大きく
拡径して延びるテーパ面が形成されている。この場合に
は、外周部に拡径するテーパ面が形成されているので、
外周部に元竿先端部内周がよりくい込みやすくなる。発
明3に係る釣り竿用口栓は、発明1又は2に記載の口栓
において、元上取付部から元竿取付部にかけて軸方向に
沿って形成された割り溝をさらに備える。この場合に
は、割り溝により元上取付部及び元竿取付部がさらに伸
びるようになり、異なるサイズの釣り竿により広範囲に
取り付けできるようになる。
【0008】発明4に係る釣り竿用口栓は、発明1から
3のいずれかに記載の口栓において、弾性体は、ニトリ
ルゴム(NBR)である。この場合には、弾性体の伸び
が大きいので異なるサイズの釣り竿に広範囲に取り付け
できる。発明5に係る釣り竿用口栓は、発明1から4の
いずれかに記載の口栓において、元竿取付部の先端は紡
錘状に形成されている。この場合には、先端が紡錘状で
丸いため、口栓を取り付けた状態で口栓にものが当たっ
ても口栓が外れにくい。
【0009】
【発明の実施の形態】図1〜図4において、本発明の一
実施形態による口栓10は、振出竿の元竿先端部の開口
に装着されるものである。この口栓10は、元上取付部
11と、元竿取付部12とを備えている。元上取付部1
1は、元竿に収納される元上竿の先端部外周に取り付け
られる中空の部材であり、たとえばニトリルゴム等の弾
性体製である。元上取付部11は、元竿先端部の内周部
と元上竿先端部の外周部との間の隙間より薄い筒状の部
材である。この元竿先端部の内周部と元上竿先端部の外
周部との間の隙間は、振出式の磯釣り竿等の釣り竿では
通常よく使用される0.6号から5号までは一律に2.
5mm〜3mm程度であり、サイズに係わらずほぼ一定
の範囲である。ここで、元上取付部11の外径Dは10
mm程度であり、その内径dは8mm程度である。した
がって、厚みtは1mm程度であり、前述した隙間より
十分に小さい。また、通常使用される最も細い0.6号
の元上竿で先端部の外径は、11.5mm程度であるた
め、細い釣り竿の元上竿先端部も内周面で保持できる。
【0010】元竿取付部12は、元竿の先端部内周に取
り付けられる中実の部材であり、元上取付部11と一体
で形成された、たとえばニトリルゴム等の弾性体製であ
る。元竿取付部12は、元上取付部11から拡径して延
びるテーパ面13が形成された外周部12aを有してい
る。この外周部12aの最大径Dmaxは、たとえば2
2mmである。ここで、通常使用される最も太い6号の
元竿で先端部内径が17.4mm程度であるため、太い
釣り竿の元竿先端部を外周部12aのテーパ面13で十
分に保持できる。元竿取付部12の外周部12aにおい
てテーパ面13より先端部は先端が丸い紡錘状に形成さ
れており、口栓10を取り付けた状態で口栓10にもの
が当たっても口栓10が外れにくい。
【0011】元上取付部11と元竿取付部12とには、
割り溝14が形成されている。割り溝14は、元上取付
部11の端部から元竿取付部12のテーパ面13の終端
より先端側にかけて軸方向に沿って形成されている。こ
の割り溝14は、元上取付部11及び元竿取付部12が
さらに伸びるように設けられている。割り溝14は、元
竿取付部12において元上取付部11の内周面と同一面
となる深さまで掘り込まれて形成されている。割り溝1
4のテーパ面13側の端部14aは丸く円弧状に形成さ
れており、割り溝14が開いたときに亀裂が入りにくく
なっている。
【0012】次に、口栓10の装着手順について説明す
る。まず、図5に示すように、元上竿20を元竿21か
ら伸ばした状態で元上竿20の先端部20a外周に元上
取付部11を被せる。ここで元上取付部11の内径dは
元上竿20の先端部20aの外径より小さいので、被せ
られた元上取付部11はその弾性及び割り溝14により
大きく拡がる。この拡張による弾性復帰力により、元上
竿20の先端部が元上取付部11に保持される。この拡
張により元上取付部11の厚みはさらに薄くなる。この
ように元上竿20に元上取付部11を被せることで、元
上竿20が保持されるとともに、その内部に収納された
竿体の飛び出し及び内部への異物の侵入を可及的に防止
できる。
【0013】この状態で、図6に示すように、元竿21
内に元上竿20を収納すると、元上取付部11の厚みt
は、元上竿の先端部20a外周部と元竿21の先端部2
1a内周部との間の隙間より小さいので、元上取付部1
1は、元竿21内に元上竿20とともに収納される。そ
して、元竿取付部12の外周部12aのテーパ面13に
元竿21の先端部21aをきつく内嵌めすると、テーパ
面13に元竿21の内周部がくい込んでテーパ面13が
凹み、その弾性復帰力により元竿21が保持される。こ
の結果、元竿21内部への異物の侵入も可及的に防止で
きる。
【0014】ここでは、元上竿20の先端部20a外周
部と元竿21の先端部21a内周部との間の隙間は、釣
り竿のサイズに係わらずほぼ一定の範囲にあることに着
目すると、元上取付部11の厚みを元竿21と元上竿2
1との間の隙間より薄くすれば、隙間が一定の範囲にあ
るどのようなサイズの釣り竿に対しても口栓10を元上
竿20に取り付けた状態で元上竿20を元竿21に収納
することができる。このため、口栓10を元竿21に収
納すれば、元上竿20と元竿21とを確実に保持でき、
互換性を大幅に向上させることができる。
【0015】〔他の実施形態〕 (a) 前記実施形態では、外周部12aにテーパ面1
3を形成したが、図7に示すように、外周部12aは元
上取付部11から連続していればテーパ面がないストレ
ートな形状であってもよい。 (b) 前記実施形態では、弾性体としてニトリルゴム
を用いたが、弾性体はこれに限定されるものではなく、
ウレタンゴム,スチレンブロック共重合体樹脂等の他の
弾性体でもよい。
【0016】(c) 口栓の形状は前記実施形態に限定
されるものではなく、2つの竿体の隙間よりも薄い元上
取付部とそれに連続する外周面を有していればどのよう
な形状でもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、弾性体製の元上取付部
及び元竿取付部が元上竿の外周部及び元竿の内周部にそ
れぞれ取り付けられるようにしているので、弾性体の伸
びる限度において異なるサイズの釣り竿に広範囲に取り
付けできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による口栓の平面図。
【図2】その背面図。
【図3】図2のIII −III 断面図。
【図4】図2のIV−IV断面図。
【図5】元上竿の装着状態を示す平面図。
【図6】元竿の装着状態を示す平面図。
【図7】他の実施形態の図1に相当する図。
【符号の説明】
10 口栓 11 元上取付部 12 元竿取付部 12a 外周部 13 テーパ面 14 割り溝 20 元上竿 21 元竿

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振出竿の元竿先端部の開口に装着される釣
    り竿用口栓であって、 前記元竿に収納される元上竿の先端部外周に取付可能で
    あり、前記元竿先端部の内周部と元上竿先端部の外周部
    との間の隙間より薄い弾性体製の筒状の元上取付部と、 前記元上取付部から連続する外周部を有し、前記外周部
    が前記元竿先端部内周に取付可能な弾性体製の元竿取付
    部と、を備えた釣り竿用口栓。
  2. 【請求項2】前記外周部には、前記元上取付部から大き
    く拡径して延びるテーパ面が形成されている、請求項1
    に記載の釣り竿用口栓。
  3. 【請求項3】前記元上取付部から前記元竿取付部にかけ
    て軸方向に沿って形成された割り溝をさらに備える、請
    求項1又は2に記載の釣り竿用口栓。
  4. 【請求項4】前記弾性体は、ニトリルゴム(NBR)で
    ある、請求項1から3のいずれかに記載の釣り竿用口
    栓。
  5. 【請求項5】前記元竿取付部の先端は紡錘状に形成され
    ている、請求項1から4のいずれかに記載の釣り竿用口
    栓。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10647661B2 (en) 2017-07-11 2020-05-12 Vertex Pharmaceuticals Incorporated Carboxamides as modulators of sodium channels
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