JPH1019111A - 遊星歯車装置及びその製造方法 - Google Patents

遊星歯車装置及びその製造方法

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JPH1019111A
JPH1019111A JP8169896A JP16989696A JPH1019111A JP H1019111 A JPH1019111 A JP H1019111A JP 8169896 A JP8169896 A JP 8169896A JP 16989696 A JP16989696 A JP 16989696A JP H1019111 A JPH1019111 A JP H1019111A
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oil passage
pilot hole
lubricating oil
radial
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勇 大竹
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鈴木  勇二
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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  • General Details Of Gearings (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ピニオンシャフト内に斜めの方向に穿孔されて
いる内部潤滑油路の開口部分の構造を改良することによ
り、潤滑効率の向上等を図る。 【解決手段】ピニオンシャフト14の径方向内側を向く
外周面の端部14B近傍の位置に、キャリアプレート1
5Bに形成された径方向溝18Aに通じる下穴20を形
成する。ピニオンシャフト14内には、下穴20の内側
とピニオンシャフト14の径方向外側を向く外周面の軸
方向中央部とを連通させる内部潤滑油路21を形成す
る。下穴20はその開口部よりも底部20aが端部14
B側に位置するように斜めに穿孔する。内部潤滑油路2
1は、下穴20の内側面20bに開口し、斜め方向に延
びる傾斜油路21Aと、ピニオンシャフト14の外周面
の軸方向中央部に開口し、径方向に沿って延びて傾斜油
路21Aの端部に連通する径方向油路21Bとから構成
する。下穴20の軸心と傾斜油路21Aの軸心とは直交
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊星歯車装置及
びその製造方法に関し、特に、ピニオンを回転自在に支
持するピニオンシャフトに、外周面から軸心に対して斜
めの方向に延びるように内部潤滑油路が穿孔されている
遊星歯車装置において、斜めに延びる内部潤滑油路の開
口部分の構造を改良することにより、潤滑効率の向上等
が達成されるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の技術としては、例えば特
開昭58−8849号公報に開示されたものがある。即
ち、上記公報に開示された従来の技術にあっては、ピニ
オンを回転自在に支承するピニオンシャフトと、このピ
ニオンシャフトを係止するとともにピニオンが公転し得
るように回転可能に配設されたプラネットキャリアと、
このプラネットキャリアのピニオンを支承するキャリア
プレートとピニオンの軸方向端面との間に挟装されたス
ラストワッシャと、を有し、キャリアプレートの内周に
環状溝を設け、キャリアプレートとスラストワッシャと
の接合面部分にピニオンシャフト付近と環状溝とを通過
する通路を形成し、その通路とピニオンシャフト外周面
とを連通するように斜め方向に延びる通孔をピニオンシ
ャフト内に形成している。そして、かかる構成によれ
ば、部品点数を増加することなく潤滑油路を形成でき
る、というものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記公報に開
示されたピニオンシャフト内の通孔のように、ピニオン
シャフトの外周面に開口して、ピニオンシャフト軸心に
対して斜めの方向に延びる内部潤滑油路を形成する場
合、小径の内部潤滑油路の形成を容易にするためには、
その内部潤滑油路の開口部位となるピニオンシャフトの
外周面に、内部潤滑油路と略平行に下穴を形成するのが
一般的である。そこで、例えば図7に示すように、ピニ
オンシャフト50の外周面50aの軸方向端部寄りの位
置に、エンドミル51によって底部52aが開口部より
も軸方向中央部寄りとなるように斜めの方向から下穴5
2を穿孔し、その下穴52の底部52aを利用して小径
の内部潤滑油路53を斜めの方向に穿孔することが考え
られる。
【0004】しかしながら、上記のように下穴52を内
部潤滑油路53と略平行に形成した構造では、大径のエ
ンドミル51を用いた場合、図7のA方向矢視図である
図8に示すように、下穴52の最大径Rmax の部分が、
ピニオンシャフト50の軸方向中央部寄りに位置してし
まう。一方、ピニオンシャフト50の外周面は、その軸
方向端面側から、キャリアプレートに保持される保持領
域50Aと、スラストワッシャが摺動可能に外嵌するワ
ッシャ摺動領域50Bと、ピニオンを回転自在とするた
めの軸受が外嵌する軸受領域50Cとに分かれるが、下
穴52には潤滑油を流入させる必要があり、しかもキャ
リアプレートには油路を形成し易いことから、下穴52
は保持領域50A寄りに形成されることになる。
【0005】すると、下穴52の最大径Rmax の部分は
例えばワッシャ摺動領域50B内にに位置するようにな
るが、これでは、軸受内外での潤滑油の移動を容易にす
るためにスラストワッシャ内周面に形成された凹凸の凸
部が、スラストワッシャ摺動時に下穴52に嵌まり込ん
でしまい、その凸部や下穴52の角部に欠損が生じやす
くなるという不具合がある。欠損が生じた場合には、そ
の破片がスラストワッシャや軸受内に嵌まり込んでピニ
オンのスムーズな回転が阻害される可能性がある。ま
た、大径のエンドミル51を用いて下穴52を穿孔する
ことも考えられるが、図7のB−B線断面図である図9
に示すように、下穴52の開口部分(特に最大径Rmax
の部分)が広がってしまい、その下穴52内に入り込ん
だ潤滑油が慣性力によって図9中の矢印のように左右に
逃げ易く、内部潤滑油路53内に流れ込み難くなって潤
滑効率が低下してしまう。さらには、大径のエンドミル
51を用いた場合には、下穴52を形成する際にピニオ
ンシャフトの切削量が比較的多くなるから、ピニオンシ
ャフト50の強度低下を招くので、ピニオンシャフト径
を大きくしなければならない。
【0006】また、下穴52の形成位置によっては、そ
の最大径Rmax の部分が転動体の転動面となる軸受領域
50C内に位置することも考えられ、かかる場合には、
転動面の強度が周方向位置によって大きく変わってしま
い、例えば転動体に屈曲方向の力が周期的に入力されて
その耐久性の低下を招いてしまう。
【0007】このような不具合を解消するために、小径
のエンドミルを用いて下穴52を穿孔することが考えら
れる。しかし、小径のエンドミルで下穴52を穿孔する
と、図9と同様の断面図である図10に示すように、下
穴52の開口部の左右に薄肉部52bが形成されてしま
い、この薄肉部52bの上をスラストワッシャが摺動し
たり或いは軸受の転動体が転動するようになるから、や
はりピニオンシャフト50に欠損やばりが発生し易くな
ってしまう。
【0008】本発明は、このような従来の技術が有する
種々の不具合に着目してなされたものであって、斜めの
方向に延びる内部潤滑油路が開口する下穴の構造を改良
することにより、潤滑効率の低下やピニオンシャフトの
欠損等が発生し難くなる遊星歯車装置及びその製造方法
を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、ピニオンを回転自在に支持
するピニオンシャフトを有するとともに、前記ピニオン
シャフトには、その外周面の軸方向端部寄りに位置する
下穴と、その下穴の内側面に開口し前記ピニオンシャフ
トの軸心に対して斜めの方向に延びる内部潤滑油路と、
を形成している遊星歯車装置において、前記下穴を、そ
の開口部よりもその底部が前記ピニオンシャフトの軸方
向端部寄りとなるように斜めに形成した。
【0010】また、請求項2に係る発明は、上記請求項
1に係る発明である遊星歯車装置において、前記ピニオ
ンシャフトの両端部それぞれをキャリアプレートに保持
し、前記ピニオンの端面と前記キャリアプレートとの間
にスラストワッシャを介在させ、前記キャリアプレート
には、径方向に延びて前記下穴の開口部に通じる径方向
油路を形成した。
【0011】上記目的を達成するために、請求項3に係
る発明は、ピニオンを回転自在に支持するピニオンシャ
フトの外周面の軸方向端部寄りの位置に下穴を形成する
工程と、その下穴の内側面に開口し前記ピニオンシャフ
トの軸心に対して斜めの方向に延びる内部潤滑油路を形
成する工程と、を備えた遊星歯車装置の製造方法におい
て、前記下穴を、その開口部よりもその底部が前記ピニ
オンシャフトの軸方向端部寄りとなるように斜めに形成
するようにした。
【0012】また、請求項4に係る発明は、上記請求項
3に係る発明である遊星歯車装置の製造方法において、
前記内部潤滑油路を、前記下穴の加工方向に対して略直
交する方向に延びるように形成するようにした。
【0013】ここで、請求項1又は請求項3に係る発明
にあっては、下穴をピニオンシャフトの軸心に対して斜
めに形成するが、その斜めの方向を、一般的な下穴とは
異なり、その開口部よりもその底部がピニオンシャフト
軸方向端部寄りとなるような斜めの方向としているか
ら、下穴開口部の最大径部分は、ピニオンシャフトの軸
方向端部寄りに形成されることになる。すると、スラス
トワッシャ等が外嵌する部位の下穴の開口部は狭くなる
から、そのスラストワッシャ内周面に凸部等が形成され
ていても、その凸部は下穴に嵌まり込み難い。
【0014】また、下穴を小径のエンドミル等で穿孔し
た場合に開口部左右に薄肉部が形成されても、それら薄
肉部はピニオンシャフトの端部寄りに位置することにな
るから、そのピニオンシャフト端部を保持するキャリア
プレート等の内側に薄肉部が位置することとなって、こ
れが欠損する可能性は小さくなる。そして、下穴を小径
にできれば、その開口部を狭くできるから、下穴内に一
旦入り込んだ潤滑油は外部に逃げ出し難くなるし、ピニ
オンシャフトの切削量も少なくなるから、その強度低下
は最小限となる。
【0015】なお、下穴の軸心は、内部潤滑油路の傾斜
部分の軸心と直交することが望ましい。つまり、それら
の軸心同士を直交させれば、下穴の内側面に内部潤滑油
路を穿孔する際に、その内側面に対して直角に治具を進
行させて内部潤滑油路を穿孔することとなり、小径の治
具であっても屈曲することなく容易に内部潤滑油路を穿
孔することができる。そこで、請求項4に係る発明であ
れば、内部潤滑油路を下穴の加工方向に対して略直交す
る方向に延びるように形成するから、容易に内部潤滑油
路を穿孔できる。
【0016】そして、請求項2に係る発明にあっては、
キャリアプレートに形成された径方向油路内を流れる潤
滑油が下穴内に入り込み、そこから内部潤滑油路に流入
するようになるが、下穴を小径にしたためにその開口部
左右に薄肉部が形成された場合に、下穴の開口部の最大
径部分に径方向油路を臨ませても、薄肉部はキャリアプ
レートで包囲された部分に位置するようになるから、そ
の薄肉部上をスラストワッシャが摺動するようなことは
ない。従って、薄肉部の位置等を考慮することなく、容
易に下穴の開口部の最大径部分に径方向油路を臨ませる
ことができ、潤滑効率をさらに高めることができる。
【0017】さらに、下穴の開口部の最大径部分に径方
向油路を臨ませることができれば、スラストワッシャは
下穴の開口部のうち狭い部分上を摺動するようになるか
ら、そのスラストワッシャの内周面には比較的幅の狭い
凸部を形成することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1乃至図4は本発明の一実施
の形態を示す図であって、図1は本発明に係る遊星歯車
装置を含んで構成した車両用自動変速機の部分断面図で
ある。
【0019】先ず、構成を説明すると、この車両用自動
変速機は、入力軸1の回転中心軸Cと同軸にフロント遊
星歯車装置10とリヤ遊星歯車装置30とを有してい
る。フロント遊星歯車装置10は、サンギア11と、こ
のサンギア11と噛み合う複数(図1にはそのうちの一
つのみを示す)のピニオン12と、各ピニオン12と噛
み合うリングギア13と、を有していて、ピニオン12
は、ラジアルニードルベアリング12aを介してピニオ
ンシャフト14に外嵌し、ピニオンシャフト14の両端
部は、プラネットキャリアを構成するキャリアプレート
15A,15Bに相対回転不可能に保持されている。な
お、ピニオンシャフト14は、キャリアプレート15
A,15Bを貫通した端部14A,14Bのそれぞれを
拡径方向にかしめることにより、キャリアプレート15
A,15Bに保持されていて、その端部14A,14B
のかしめられる部分は、浸炭処理時に例えば浸炭防止剤
を塗布することにより防炭されている。また、リヤ遊星
歯車装置30に近い方のキャリアプレート15Bの内周
側は入力軸1近傍にまで至っており、そのキャリアプレ
ート15Bの内周面は、入力軸1に相対回転可能に同軸
に外嵌したハイクラッチ(図示せず)のハブ部2にスプ
ライン結合している。
【0020】そして、ピニオン12の両端面とキャリア
プレート15A,15B内面との間には、それぞれの間
に2枚ずつスラストワッシャ16が介在していて、これ
らスラストワッシャ16とラジアルニードルベアリング
12aとによって、ピニオン12はピニオンシャフト1
4に対して回転自在となっている。
【0021】スラストワッシャ16は、その正面図であ
る図2に示すように、リング状の部材であるが、その内
周面には、ピニオンシャフト14の外周面に摺接する凸
部16aと、ピニオンシャフト14の外周面との間で潤
滑油移動用の隙間を形成する凹部16bとが、交互に三
つずつ形成されている。
【0022】また、キャリアプレート15Aの内周面の
スラストワッシャ16寄りの部位には、周方向に連続し
た環状溝15aが形成されていて、キャリアプレート1
5Aのピニオンシャフト14よりも径方向内側(回転中
心軸Cに近い側)部位のスラストワッシャ16側の面に
は、径方向に延びて環状溝15aからピニオンシャフト
14外周面に至る径方向溝17が形成されている。
【0023】さらに、キャリアプレート15Bのピニオ
ンシャフト14よりも径方向内側部位のスラストワッシ
ャ16側の面には、径方向に延びてキャリアプレート1
5B内端部からピニオンシャフト14外周面に至る径方
向油路としての径方向溝18Aが形成され、キャリアプ
レート15Bのピニオンシャフト14よりも径方向外側
部位のスラストワッシャ16側の面には、径方向に延び
てピニオンシャフト14外周面からキャリアプレート1
5B外端面に至る径方向溝18Bが形成されている。
【0024】そして、ピニオンシャフト14の外周面の
うち、径方向内側を向く面の端部14B近傍の位置に
は、キャリアプレート15Bに形成された径方向溝18
Aに通じるように、円筒形を斜めに切断したような形状
の下穴20が形成されている。また、ピニオンシャフト
14内には、その下穴20の内側と、ピニオンシャフト
14外周面のうち径方向外側を向く面の軸方向中央部と
を連通させる内部潤滑油路21が形成されている。
【0025】ここで、下穴20は、図3に示すように、
エンドミル51によって穿孔されるようになっている
が、エンドミル51は、下穴20の開口部よりも底部2
0aが端部14B側に位置するように斜めの方向から装
入されるようになっている。
【0026】また、内部潤滑油路21は、図1に示すよ
うに、下穴20の内側面20bに開口し、ピニオンシャ
フト14の軸方向中央部側に向かうように斜め方向に延
びる傾斜油路21Aと、ピニオンシャフト14外周面の
うち径方向外側を向く面の軸方向中央部に開口し、径方
向に沿って延びて傾斜油路21Aの端部に連通する径方
向油路21Bと、から構成されている。
【0027】そして、本実施の形態では、下穴20の軸
心と、傾斜油路21Aの軸心とは、ピニオンシャフト1
4の軸心を含む一平面内にて実質的に直交するようにな
っている。
【0028】一方、リヤ遊星歯車装置30は、内周側が
入力軸1にスプライン結合したサンギア31と、このサ
ンギア31と噛み合う複数(図1にはそのうちの一つの
みを示す)のピニオン32と、各ピニオン32と噛み合
うリングギア33と、を有していて、ピニオン32は、
ラジアルニードルベアリング32aを介してピニオンシ
ャフト34に外嵌している。ピニオンシャフト34の端
部34A,34Bは、プラネットキャリアを構成するキ
ャリアプレート35A,35Bに相対回転不可能に保持
されている。なお、ピニオンシャフト34は、キャリア
プレート35Bと端部34Bとをピン34Cにより結合
することにより、キャリアプレート35Bに保持されて
いる。また、フロント遊星歯車装置10側のキャリアプ
レート35Aの外周側は、フロント遊星歯車装置10の
リングギア13内周面に結合され、他方のキャリアプレ
ート35Bは、入力軸1と同軸に配設された図示しない
出力軸にスプライン結合されている。
【0029】そして、ピニオン32の両端面とキャリア
プレート35A,35B内面との間には、それぞれの間
に2枚ずつスラストワッシャ36が介在していて、これ
らスラストワッシャ36とラジアルニードルベアリング
32aとによって、ピニオン32はピニオンシャフト3
4に対して回転自在となっている。なお、スラストワッ
シャ36は、図2に示すように、上述したスラストワッ
シャ16と同様の構成である。
【0030】また、キャリアプレート35Aの内周面に
は、周方向に連続した環状溝35aが形成されていて、
キャリアプレート35Aのピニオンシャフト34よりも
径方向内側部位のスラストワッシャ36側の面には、径
方向に延びて環状溝35aからピニオンシャフト34外
周面に至る径方向油路としての径方向溝37が形成され
ている。さらに、キャリアプレート35Bのピニオンシ
ャフト34よりも径方向外側部位のスラストワッシャ3
6側の面には、径方向に延びてピニオンシャフト34外
周面からキャリアプレート35B外端面に至る径方向溝
38が形成されている。
【0031】そして、ピニオンシャフト34の外周面の
うち、径方向内側を向く面の端部34A近傍の位置に
は、キャリアプレート35Aに形成された径方向溝37
に通じるように、円筒形を斜めに切断したような形状の
下穴40が形成されている。また、ピニオンシャフト3
4内には、その下穴40の内側と、ピニオンシャフト3
4外周面のうち径方向外側を向く面の軸方向中央部とを
連通させる内部潤滑油路41が形成されている。
【0032】ここで、下穴40は、下穴20と同様に、
エンドミルによって穿孔されるようになっているが、か
かるエンドミルは、下穴40の開口部よりも底部40a
が端部34A側に位置するように斜めの方向から装入さ
れるようになっている。
【0033】また、内部潤滑油路41は、図1に示すよ
うに、下穴40の内側面40bに開口し、ピニオンシャ
フト34の軸方向中央部側に向かうように斜め方向に延
びる傾斜油路41Aと、ピニオンシャフト34外周面の
うち径方向外側を向く面の軸方向中央部に開口し、径方
向に沿って延びて傾斜油路41Aの端部に連通する径方
向油路41Bと、から構成されている。
【0034】そして、本実施の形態では、下穴40の軸
心と、傾斜油路41Aの軸心とは、ピニオンシャフト3
4の軸心を含む一平面内にて実質的に直交するようにな
っている。
【0035】さらに、入力軸1には、その内部にこれと
同軸に延びる潤滑油供給路1Aが形成されるとともに、
その潤滑油供給路1Aに通じて外周面にて開口する複数
の枝油路1a,1b,1cが形成されている。これらの
うち、枝油路1aはハブ部2に覆われた部位に形成され
ているが、その枝油路1aから吐出した潤滑油は、ハブ
部2に形成された貫通孔2a及びサンギア11に形成さ
れた貫通孔11aを通じてキャリアプレート15A内周
部が存在する空間に供給されるようになっている。ま
た、枝油路1bもハブ部2に覆われた部位に形成されて
いるが、その枝油路1bから吐出した潤滑油は、ハブ部
2に形成された貫通孔2bを通じて、キャリアプレート
15B及びサンギア31間に供給されるようになってい
る。そして、枝油路1cは、キャリアプレート35Bの
内周面に対向した位置にて開口していて、その枝油路1
cから吐出した潤滑油は、サンギア31及びキャリアプ
レート35B間に供給されるようになっている。
【0036】次に、本実施の形態の動作を説明する。即
ち、フロント遊星歯車装置10,リヤ遊星歯車装置30
の各ギア等が変速比に応じて適宜回転駆動している状態
では、潤滑油供給路1A内の潤滑油は入力軸1の回転に
伴って生じる遠心力の影響により各枝油路1a〜1cを
通じて入力軸1外部に吐出する。
【0037】枝油路1aから吐出した潤滑油は、貫通孔
2a及び11aを通じてキャリアプレート15A内周部
の環状溝15a内に入り込み、そこから径方向溝17を
通じてピニオンシャフト14の端部14A近傍の外周面
に至る。そして、その外周面に至った潤滑油によって、
端部14A側のスラストワッシャ16が潤滑されるとと
もに、そのスラストワッシャ16の内周面の凹部16b
を通じてラジアルニードルベアリング12a側にも潤滑
油が供給されるから、ラジアルニードルベアリング12
aの潤滑も行われる。
【0038】また、枝油路1cから吐出した潤滑油は、
サンギア31及びキャリアプレート35B間の隙間を通
じて端部34B側のスラストワッシャ36に至るから、
そのスラストワッシャ36が潤滑されるとともに、その
スラストワッシャ36の内周面の凹部36bを通じてラ
ジアルニードルベアリング32a側にも潤滑油が供給さ
れるから、ラジアルニードルベアリング32aの潤滑も
行われる。
【0039】そして、枝油路1bから吐出した潤滑油の
一部は、ハブ部2の貫通孔2b及び径方向溝18Aを通
じ、端部14B側のスラストワッシャ16を潤滑しつつ
ピニオンシャフト14外周面に至るが、径方向溝18A
の端部は下穴20に臨んでいるから、径方向溝18Aを
通じた潤滑油はその下穴20内に入り込み、そこから傾
斜油路21A及び径方向油路21Bを通じてピニオンシ
ャフト14外部に排出されるから、ラジアルニードルベ
アリング12aの軸方向中央部に供給されてそのラジア
ルニードルベアリング12aの潤滑が行われる。ラジア
ルニードルベアリング12aの潤滑を行った潤滑油は、
遠心力の影響を受けて、端部14A側及び14B側のス
ラストワッシャ16を潤滑しつつ、径方向溝18B等を
通じてリングギア13側に排出される。
【0040】また、枝油路1bから吐出した潤滑油の他
の一部は、入力軸1A外周面とハブ部2内周面との間の
隙間を通じてサンギア31方向に流れ、ハブ部2端部を
回り込んでキャリアプレート15B及びサンギア31間
の隙間に入り、キャリアプレート35A内周面の環状溝
35a及び径方向溝37を通じて下穴40内に入り込む
とともに、端部34A側のスラストワッシャ36を潤滑
する。下穴40内に入り込んだ潤滑油は、傾斜油路41
A及び径方向油路41Bを通じてピニオンシャフト34
外部に排出されるから、ラジアルニードルベアリング3
2aの軸方向中央部に供給されてそのラジアルニードル
ベアリング32aの潤滑が行われる。ラジアルニードル
ベアリング32aの潤滑を行った潤滑油は、遠心力の影
響を受けて、端部34A側及び34B側のスラストワッ
シャ36を潤滑しつつ、径方向溝38B等を通じてリン
グギア33側に排出される。
【0041】このように、本実施の形態であれば、径方
向溝17,18Aや内部潤滑油路21,41等を適宜形
成しているので、リングギア13,33やキャリアプレ
ート15A,15B,35A,35Bで囲まれているた
めに潤滑油を供給し難いラジアルニードルベアリング1
2a,32aやスラストワッシャ16,36に対しても
良好な潤滑を行えるのである。
【0042】さらに、本実施の形態にあっては、傾斜油
路21A,41Aが開口する下穴20,40のそれぞれ
を上述したような斜めの方向に形成しているため、下記
のような利点もある。なお、下穴20及び40による利
点は同様であるため、下穴20による利点を説明し、下
穴40に関する説明は省略する。
【0043】即ち、下穴20を上述のように傾斜させて
穿孔すると、ピニオンシャフト14の下穴20が形成さ
れた部分及びその周辺を正面から見た図である図4に示
すように、その下穴20の底部20aがピニオンシャフ
ト14の端部14B寄りに位置するようになるから、ス
ラストワッシャ16が外嵌する部位の下穴20の開口部
幅は狭くなる。すると、スラストワッシャ16の凸部1
6aの周方向の幅を極端に広くしなくても、スラストワ
ッシャ16がピニオンシャフト14外周面を摺動する際
に凸部16aが下穴20に嵌まり込むことを防止でき
る。そして、スラストワッシャ16の凸部16aの幅を
広くする必要がなければ、相対的に凹部16bの周方向
の幅を広くできるから、スラストワッシャ16内外の潤
滑油の移動がスムーズに行えて、スラストニードルベア
リング12aに対する潤滑効率が良好になるという利点
がある。
【0044】また、下穴20の底部20aがピニオンシ
ャフト14の端部14B寄りに位置すれば、下穴20を
小径のエンドミル51で穿孔する際にその下穴20の開
口部左右に形成される薄肉部20cも端部14B寄りと
なり、その薄肉部20cはキャリアプレート15Bに包
囲された部分の内側に位置するようになる。すると、ピ
ニオンシャフト14とキャリアプレート15Bとは回転
方向に一体となっているから、薄肉部20c上をキャリ
アプレート15Bが摺動してその薄肉部20cが衝撃を
受けるようなことはなく、従って、薄肉部20cが欠損
する可能性は極めて小さい。
【0045】そして、下穴20を小径のエンドミル51
で穿孔すれば、下穴20の開口部の幅が狭くなるから、
径方向溝18Aから下穴20内に一旦入り込んだ潤滑油
が外部に逃げ出し難くなり、内部潤滑油路21への潤滑
油の流入量が確保されて良好な潤滑が行われるという利
点があるし、下穴20が小径となれば、ピニオンシャフ
ト14の切削量も少なくなり、その強度低下は最小限で
済むようになる。
【0046】さらに、下穴20の軸心を、傾斜油路21
Aの軸心と直交するようにしているから、下穴20の内
側面20bに傾斜油路21Aを穿孔する際に、その内側
面20bに対して直角に治具を当てればよいから、小径
の治具であっても確実に傾斜油路21Aを穿孔すること
ができ、その傾斜油路21Aを高精度に仕上げることが
できる。
【0047】また、径方向溝18Aを径方向外側に流れ
る潤滑油が下穴20内に入り込み、そこから傾斜油路2
1A内に潤滑油が流入するのであるから、潤滑効率の点
からは、図5に示すように、下穴20の開口部の最大径
max の部分に径方向溝18Aを臨ませることが望まし
い。一方、薄肉部20cは上述のようにキャリアプレー
ト15Bに包囲された部位に位置しており、その薄肉部
20c上をスラストワッシャ16が摺動するようなこと
はない。このため、薄肉部20cの位置等を考慮するこ
となく、径方向溝18Aを下穴20の開口部の最大径R
max の部分に臨ませて、潤滑効率をさらに高めることが
できる。この場合、下穴20の開口部の最大径Rmax
部分に径方向溝18Aを臨ませることができれば、スラ
ストワッシャ16は確実に下穴20の開口部のうち狭い
部分上を摺動するようになり、スラストワッシャ16の
凸部16aの周方向の幅を確実に狭くすることができ
る。つまり、本実施の形態の構成は、実際に設計をする
上で極めて好適な構成となっているのである。
【0048】そして、径方向溝18Aと下穴20との位
置関係は、図4や図5の位置関係に限定されるものでは
なく、例えば、図6に示すように、その径方向溝18A
の一部が薄肉部20cに重なるようにしてもよい。かか
る位置関係であっても、スラストワッシャ16が薄肉部
20c上を摺動することはないから、その薄肉部20c
が欠損する可能性は極めて小さい。
【0049】さらに、図4〜図6のいずれの構成を採用
したとしても、ラジアルニードルベアリング12aは、
下穴20の薄肉部20c上や最大径Rmax 上を転動面と
することはないから、そのラジアルニードルベアリング
12aの転動体が転動に伴って受ける応力の変化を無く
する若しくは極小さくでき、その耐久性の低下を最小限
に抑えることができるのである。
【0050】なお、上記実施の形態では、スラストワッ
シャ16,36は各部位にそれぞれ2枚ずつ配設してい
るが、これに限定されるものではなく、各部に1枚ずつ
配設するようにしてもよい。また、上記実施の形態で
は、内周面に凸部16a,36aを有するスラストワッ
シャ16,36を用いているが、凸部16a,36aを
有しないスラストワッシャであっても適用可能である。
【0051】そして、上記実施の形態では、内部潤滑油
路21,41を傾斜油路21A,41A及び径方向油路
21B,41Bにより構成しているが、これに限定され
るものではなく、例えば傾斜油路21A,41Aの下穴
20,40とは逆側の端部を直接ピニオンシャフト1
4,34の外周面に開口させてもよい。
【0052】さらに、上記実施の形態では、本発明に係
る遊星歯車装置を車両用自動変速機に適用した場合につ
いて説明しているが、本発明の適用対象はこれに限定さ
れるものではなく、他の装置に用いられる遊星歯車装置
であってもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
内部潤滑油路を穿孔する際に予め形成する下穴を、その
開口部よりもその底部がピニオンシャフトの軸方向端部
寄りとなるように斜めに形成し、内部潤滑油路を下穴の
内側面に開口させたため、下穴の開口部に薄肉部が形成
されたとしてもそれが欠損し難くなるとともに、潤滑効
率も良好となり、さらには、ピニオンシャフトの切削量
も少なくなってその強度低下は最小限で済むという効果
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示す断面図であ
る。
【図2】スラストワッシャの正面図である。
【図3】下穴の穿孔を説明する断面図である。
【図4】ピニオンシャフトの要部を拡大した正面図であ
る。
【図5】他の例におけるピニオンシャフトの要部を拡大
した正面図である。
【図6】さらに他のにおけるピニオンシャフトの要部を
拡大した正面図である。
【図7】従来の下穴の穿孔を説明する断面図である。
【図8】図7のA方向矢視図である。
【図9】図7のB−B線断面図である。
【図10】下穴を小径にした場合の図7のB−B線断面
図である。
【符号の説明】
10 フロント遊星歯車装置 11,31 サンギア 12,32 ピニオン 13,33 リングギア 14,34 ピニオンシャフト 14A,14B,34A,34B 端部 15A,15B,35A,35B キャリアプレート 16,36 スラストワッシャ 18A 径方向溝(径方向油路) 20,40 下穴 20a,40a 底部 20b,40b 内側面 21,41 内部潤滑油路 21A,41A 傾斜油路 21B,41B 径方向油路 30 リヤ遊星歯車装置 37 径方向溝(径方向油路)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピニオンを回転自在に支持するピニオン
    シャフトを有するとともに、前記ピニオンシャフトに
    は、その外周面の軸方向端部寄りに位置する下穴と、そ
    の下穴の内側面に開口し前記ピニオンシャフトの軸心に
    対して斜めの方向に延びる内部潤滑油路と、を形成して
    いる遊星歯車装置において、前記下穴を、その開口部よ
    りもその底部が前記ピニオンシャフトの軸方向端部寄り
    となるように斜めに形成したことを特徴とする遊星歯車
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ピニオンシャフトの両端部それぞれ
    をキャリアプレートに保持し、前記ピニオンの端面と前
    記キャリアプレートとの間にスラストワッシャを介在さ
    せ、前記キャリアプレートには、径方向に延びて前記下
    穴の開口部に通じる径方向油路を形成した請求項1記載
    の遊星歯車装置。
  3. 【請求項3】 ピニオンを回転自在に支持するピニオン
    シャフトの外周面の軸方向端部寄りの位置に下穴を形成
    する工程と、その下穴の内側面に開口し前記ピニオンシ
    ャフトの軸心に対して斜めの方向に延びる内部潤滑油路
    を形成する工程と、を備えた遊星歯車装置の製造方法に
    おいて、前記下穴を、その開口部よりもその底部が前記
    ピニオンシャフトの軸方向端部寄りとなるように斜めに
    形成することを特徴とする遊星歯車装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記内部潤滑油路を、前記下穴の加工方
    向に対して略直交する方向に延びるように形成する請求
    項3記載の遊星歯車装置の製造方法。
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