JPH101909A - 道路工事中の孔蓋部の仮処置具 - Google Patents

道路工事中の孔蓋部の仮処置具

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JPH101909A
JPH101909A JP8192657A JP19265796A JPH101909A JP H101909 A JPH101909 A JP H101909A JP 8192657 A JP8192657 A JP 8192657A JP 19265796 A JP19265796 A JP 19265796A JP H101909 A JPH101909 A JP H101909A
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JP
Japan
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road
hole
slope
road construction
lower member
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Pending
Application number
JP8192657A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsugihito Sekiya
次仁 関谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAAJIN ENTERP KK
Original Assignee
SAAJIN ENTERP KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全で、設置、除去が容易にできる新たな仮
処置手段を得る。 【解決手段】 全体が、工事中の道路15上に置くこと
のできる扁平形状となり、中央部に、道路工事中の孔蓋
部14を嵌合させる嵌合孔13,23を有する。上面
は、嵌合孔から周端に向って低くなり、車両が容易に乗
り上げられる斜面18,25となる。この上面に道路面
と明瞭に識別される標識22,26が表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】舗装張替え等の道路工事におい
て、夜間等に、工事を中断し、交通を再開させることが
ある。この場合、マンホール等の孔蓋部が路面から突出
した状態となっているため、孔蓋部周囲に斜面を形成す
る仮処置がなされる。本発明は、この仮処置に使用され
る仮処置具に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来は、この仮処置と
して、突出した孔蓋部の周囲に、砂利とアスファルトの
混合物を置き、斜面を形成することが行なわれている。
この仮処置では、作業を簡易にするため、斜面の傾斜
を、比較的急なものとし、また表面の塗装も省略して仕
上げることが多い。
【0003】この砂利、アスファルト混合物は暗い色調
を有し、目立たないので、この仮処置部分に特別な注意
を払って、あるいはここを避けて、通行することが困難
であり、気付かずに車両を乗り上げてしまうことが多
い。こうすると、車両に急激な衝撃を生じることにな
り、ハンドル操作を誤ったり、特に、二輪車では、転倒
する危険もある。
【0004】さらに、工事再開の際には、この仮処置に
使用した砂利、アスファルトを廃棄しなけらればならな
いので、その処分にも手数がかかる。
【0005】本発明は、これらの不都合を解消し、安全
で、設置、除去が容易にできる新たな仮処置手段を提供
することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、全
体が、工事中の道路上に置くことのできる扁平形状とな
り、中央部に、道路工事中の孔蓋部を嵌合させる嵌合孔
を有し、この嵌合孔部分の高さが孔蓋部とほぼ同じとな
り、さらに、上面が嵌合孔から周端に向って低くなり、
車両が容易に乗り上げられる斜面となり、この上面に塗
装等により道路面と明瞭に識別される標識が表示されて
いることを特徴とする道路工事中の孔蓋部の仮処置具で
ある。
【0007】本発明はさらに、上記において、全体が、
道路の表面に接っして置くことのできるように変形可能
となった道路工事中の孔蓋部の仮処置具を含む。
【0008】また、上記において、全体が、移動等の際
に、2以上に分割可能となった道路工事中の孔蓋部の仮
処置具も含む。
【0009】さらに、上記において、全体が、2以上の
部材を重ねて構成され、一部の部材を適宜選択して使用
することにより、嵌合孔部分の高さを孔蓋部に合わせる
ことが可能となった道路工事中の孔蓋部の仮処置具も包
含する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図示する本発明の実施の形
態について、具体的に説明する。
【0011】この仮処置具10は、4の下部部材11,
…と2の上部部材12,12’よりなる。
【0012】4の下部部材11,…は、いずれも基本的
に同一の構成であり、4を結合すると、中央に嵌合孔1
3を有する扁平な円環となる形状である(3を結合した
状態を示す図1参照)。この嵌合孔13は、道路工事中
の孔蓋部14をちょうど嵌合させることができる。この
下部部材11は、ゴム製であって、柔軟性を有し、道路
15上に置いたとき、道路の形状に応じて変形し、道路
に接するようになる。この下部部材11の裏面には、薄
い発泡材16が設けられ、道路15との摩擦を増大さ
せ、道路上で容易に移動しないようにされている。
【0013】下部部材11の上面は、中央部では略水平
面17となり、周端部では、周端に向って低くなる斜面
18となっている。この略水平面17には、4を結合す
ると環状になる溝19が形成されている。また、この略
水平面17の周方向端部には、凹部20に埋設されて留
め金具21a,21bが設けられ、隣接させた他の下部
部材11と、この留め金具21a,21bを互いに留め
ることにより、結合される。なお、この留め金具21
a,21bの具体的構成は任意であるが、図示のもの
は、カバンの蓋を留める金具をそのまま流用している。
斜面18の表面には、蛍光塗料を塗装することにより、
4を結合したとき平行斜線状となる標識22が設けられ
ている。
【0014】2の上部部材12,12’は、ほぼ同様の
構成であり、それぞれ、中央に嵌合孔23,23’を有
する扁平な円環状である。この嵌合孔23,23’は、
孔蓋部14をちょうど嵌合させることができる。上部部
材12,12’の外径は、4を結合した下部部材11,
…の略水平面17,…の形成する円と同一形状となり、
下面は、略水平面となり、凸条24,24’を有してい
る。これにより、この上部部材12,12’は、結合し
た下部部材11,…の略水平面17,…上に載せ、凸条
24,24’、溝19,…を嵌合させることにより、固
定される。なお、この上部部材12,12’もゴム製で
あって、柔軟性を有する。
【0015】上部部材12,12’の上面は、周端に向
って低くなる斜面25,25’となっている。この斜面
25,25’の表面には、蛍光塗料により、下部部材1
1,…の標識22とともに平行斜線状となる標識26,
26’が設けられている。
【0016】上部部材12,12’は、嵌合孔23,2
3’部分の高さが相違し、使用する蓋孔部14の高さに
応じて、選択して使用される。
【0017】この仮処置具10は、以上の構成であり、
次のようにして使用される。
【0018】この仮処置具10は、保管、運搬の際に
は、各部材を分割しておく。実際に使用するときは、孔
蓋部材14に合わせて4の下部部材11,…を道路15
上に置き、留め金具21a,21bを互いに留めて結合
する。さらに、孔蓋部材14の高さにあった上部部材1
2,12’を選択して、下部部材11,…上に載せ、設
置を完了する。すなわち、孔蓋部材14の高さが低い場
合は、図1に示すように上部部材12を使用し、図2の
状態として完了し、高い場合は、上部部材12’を使用
し、図3の状態とする。こうすると、嵌合孔13,23
あるいは23’は、一体となって、孔蓋部材14を嵌合
させ、斜面18,…、25あるいは25’も一体となっ
て斜面を形成する。さらに、道路工事を再開するときに
は、この仮処置具10を、再び分割して取り外せばよ
い。
【0019】この仮処置具は、嵌合孔を蓋孔部に嵌合さ
せるものであるから、当然、嵌合孔は、蓋孔部の大き
さ、形状に合ったものでなければならない。すなわち、
使用する蓋孔部に応じて、種々の仮処置具を用意してお
くことが必要である。しかし、従来の仮処置方法と併用
することにすれば、すべての蓋孔部に合わせることな
く、一部の蓋孔部に合った仮処置具を用意するだけでも
よい。特に、最も多く使用されている直径620mmの
円形の蓋孔部に合わせた1種類の仮処置具を用いるだけ
で、実用上は十分有効である。
【0020】上述の図示形態では、仮処置具の外径が円
形であるが、楕円形、小判型、四角形等の他の形状とす
ることもできることはいうまでもない。また、上記形態
では、分割可能としているが、全体が小型のものであれ
ば、分割不能の一体のものとしてもよい。分割の数、形
状も、上記形態に限定されることはなく、各種構成とす
ることができる。さらに、上述の形態のように、全体
が、2以上の部材を重ねて構成されるものは、一部を選
択使用するだけで、高さ調節をすることができるので便
利であるが、この機能を省くことも当然可能である。ま
た、変形可能としたのは、道路に合わせて良好に接する
ようにするためであり、全体が小型のものであれば、変
形不能としてもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明の仮処置具は、上述のように、単
に置くだけ設置することができ、また、簡単に取り除く
ことができるので、仮処置作業を著しく効率化すること
ができる。しかも、従来のような、廃棄物を生じること
もない。さらに、斜面の傾斜を緩くし、また、表面に目
立つ標識を設けることが、確実に実行されることになる
ので、安全性が向上する。
【0022】特に、全体が変形可能となるようにする
と、道路の表面に良好に接っして置くことができ、より
安定なものとなる。また、全体を2以上に分割可能とす
ると、保管、移動の際に、小型、軽量となり、取り扱い
がより簡易となる。さらに、全体を、2以上の部材を重
ねて構成すると、部材を適宜選択して高さ調節をするこ
とができ、実用上便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の分解斜視図である。
【図2】同形態を低い孔蓋部について使用する場合の断
面図である。
【図3】同形態を高い孔蓋部について使用する場合の断
面図である。
【符号の説明】
10…仮処置具、11…下部部材、12,12’…上部
部材、13…嵌合孔、14…孔蓋部、15…道路、16
…発泡材、17…略水平面、18…斜面、19…溝、2
0…凹部、21a,21b…留め金具、22…標識、2
3,23’…嵌合孔、24,24’…凸条、25,2
5’…斜面、26,26’…標識。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体が、工事中の道路上に置くことので
    きる扁平形状となり、中央部に、道路工事中の孔蓋部を
    嵌合させる嵌合孔を有し、この嵌合孔部分の高さが孔蓋
    部とほぼ同じとなり、さらに、上面が嵌合孔から周端に
    向って低くなり、車両が容易に乗り上げられる斜面とな
    り、この上面に塗装等により道路面と明瞭に識別される
    標識が表示されていることを特徴とする道路工事中の孔
    蓋部の仮処置具。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 全体が、道路の表面に接っして置くことのできるように
    変形可能となった道路工事中の孔蓋部の仮処置具。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 全体が、移動等の際に、2以上に分割可能となった道路
    工事中の孔蓋部の仮処置具。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 全体が、2以上の部材を重ねて構成され、一部の部材を
    適宜選択して使用することにより、嵌合孔部分の高さを
    孔蓋部に合わせることが可能となった道路工事中の孔蓋
    部の仮処置具。
JP8192657A 1996-06-18 1996-06-18 道路工事中の孔蓋部の仮処置具 Pending JPH101909A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010133125A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Nippo Corp 舗装材の締固め方法
CN103469741A (zh) * 2013-08-08 2013-12-25 广西科技大学 井盖缺失警示报警装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010133125A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Nippo Corp 舗装材の締固め方法
CN103469741A (zh) * 2013-08-08 2013-12-25 广西科技大学 井盖缺失警示报警装置
CN103469741B (zh) * 2013-08-08 2015-12-23 广西科技大学 井盖缺失警示报警装置

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