JPS5912253Y2 - ラバ−コ−ンのおもり - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は道路工事、下水道工事や道路に面した個所での建
設工事などにおいて、工事現場を表示し通行車輛、一般
歩行者等が、妄りに工事現場に近づいてそれを伴う危険
より保護するため工事現場を仮仕切りに行い、危険を表
示するラバーコーンのおもりに係るものである。

道路工事、下水工事などにおいてその工事現場を孝示し
、一般の車輌や人がその現場に近づいて不測の事故にま
きこまれないよう工事現場や、その危険を表示するため
工事現場近くによく目だつようにしてラバーコーン（表
示器）を設置される。

ラバーコーンは板状のベース上に円錐状の本体を一体と
した合成樹脂またはゴム製で、全体をよく目立だつ色彩
、例えば赤や黒黄のよんだら色等としているが、その材
質上軽いため近くを通る車輌の風圧や強い風等によって
設置がずれたり傾倒したりする。

かかる状態では正確な工事現場の表示や仕切り等が行え
ないものとなる。

本考案は従来より使用されているラバーコーンに手を加
えることなく別のおもりを簡単にセットするのみで上述
の欠点を除かんとし、且つ安価に提供できるラバーコー
ン用おもりを提案するものである。

本案おもりＷは廃品を利用して製する。

一般に車輌用ゴムタイヤはそのトレッド深さが一定値以
下になると安全性の問題よりそのタイヤは再びトレッド
部に肉盛りして再使用するか、あるいは破棄されている
。

この破棄される古タイヤはトレッド部、側部に鋼線が埋
設されていないものであれば、トレッド部、側部のみを
取り除いてこれを溶解して再使用できるが、ビードワイ
ヤーが埋設されたビード部の再利用は困難である。

従来はこのビード部を焼却処分とするか、又は投棄場所
へ直接投棄している。

本案はこの同じサイズの輪切状としたビード部１，２．
３を３枚以上第１図に示すように重ね、止具４にて一体
に固着せしめる。

ビード部１，２．３の重積枚数は図示の実施例では３枚
であるが、必要とする重さとなるようにビード部の重積
枚数は変えられる。

止具４は第３図に示されるように通常の釘を用いてエヤ
ーハンマー等を利用して重積された複数のビード部を貫
通せしめると共に、この釘の先端部をビード部表面に沿
って折り曲げ抜けないようにする。

上述の如くして形威したおもりＷはそのまま使用できる
が、第４図に示すようにラバーコーンに挿通して使用す
るとき美観を増し且つ目だつように赤や黄等の着色５を
全体もしくは一部に施すものである。

ビード部の内径が大小異なるものを複数種作威し、ラバ
ーコーンの円錐状の本体７の底部外径に合わせてこの本
体外周に挿入して使用し、底状のベース６上に載置し所
望のおもりとするものである。

この考案は上述のような構戊であるため、廃品を利用し
簡単に製作できるので安価に提供できるとともに、使用
が簡単でしかも輸送や保管にも手数を要せずラバーコー
ンを風圧などによって転倒させることなく確固に保持で
きる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は古タイヤの廃品を利用して本案おもりを製作す
る説明図、第２図は製品の斜視図、第３図は拡大断面図
、第４図は使用態様の説明図である。 １，２．３・・・・・・夫々古タイヤのビード部、４・
・・・・・止具、５・・・・・・着色部、６・・・・・
・ラバーコーンのベース、７・・・・・・ラバーコーン
の本体、Ｗ・・・・・・ラバーコーンのおもり。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 再生可能な部分を取り除いた古タイヤのビード部を輪切
   状にした同サイズのものを複数枚重積し、この重積ビー
   ド部間に止具を挿通して一体としラバーコーンに挿通し
   、ベース上に載置できるリング状としたラバーコーンの
   おもり。