JPH10190592A - 監視システム - Google Patents
監視システムInfo
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- JPH10190592A JPH10190592A JP8343128A JP34312896A JPH10190592A JP H10190592 A JPH10190592 A JP H10190592A JP 8343128 A JP8343128 A JP 8343128A JP 34312896 A JP34312896 A JP 34312896A JP H10190592 A JPH10190592 A JP H10190592A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】設備の作動状態を示すテレメータデータの値の
履歴から設備障害の発生時期を予測し設備の劣化状況と
ともに表示する。 【解決手段】テレメータ信号送信部５は、設備の作動状
態を示すデータをテレメータで中央監視装置３に送出
し、これをテレメータ信号受信部９が受信しデータの値
を出力する。記憶部１０はテレメータデータの値の履歴
を設備ごとに記憶する。障害発生予測情報生成部１１は
データの値があらかじめ決められた値まで劣化したこと
を検出したとき、設備の障害の発生時期が間近いことを
知らせる障害発生予測情報を出力する。障害発生時期予
測部１２は、障害発生予測情報に基づき設備のデータの
値の履歴を分析し、設備の障害の発生時期を予測する。
設備劣化情報表示制御部１３は、設備のデータの値の履
歴曲線と標準劣化曲線と予測された設備の障害の発生時
期とを併せて表示部６に表示する。
履歴から設備障害の発生時期を予測し設備の劣化状況と
ともに表示する。 【解決手段】テレメータ信号送信部５は、設備の作動状
態を示すデータをテレメータで中央監視装置３に送出
し、これをテレメータ信号受信部９が受信しデータの値
を出力する。記憶部１０はテレメータデータの値の履歴
を設備ごとに記憶する。障害発生予測情報生成部１１は
データの値があらかじめ決められた値まで劣化したこと
を検出したとき、設備の障害の発生時期が間近いことを
知らせる障害発生予測情報を出力する。障害発生時期予
測部１２は、障害発生予測情報に基づき設備のデータの
値の履歴を分析し、設備の障害の発生時期を予測する。
設備劣化情報表示制御部１３は、設備のデータの値の履
歴曲線と標準劣化曲線と予測された設備の障害の発生時
期とを併せて表示部６に表示する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は監視システムに関
し、特に監視対象設備の作動状態を示すデータの値の履
歴を分析し、設備障害の発生時期が間近に予想されるこ
とを知らせる障害発生予測情報を表示する監視システム
に関する。
し、特に監視対象設備の作動状態を示すデータの値の履
歴を分析し、設備障害の発生時期が間近に予想されるこ
とを知らせる障害発生予測情報を表示する監視システム
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の監視システムは、無人無線基地局
の設備に障害が発生したときは、監視回線により監視情
報信号を中央監視装置に送出し、この監視情報信号を受
信した中央監視装置が、設備に障害が発生したことを表
示して中央監視装置のオペレータに知らせ、オペレータ
がその障害に関係のある保守要員に対して修理による障
害回復等の対応を連絡するようになっている。
の設備に障害が発生したときは、監視回線により監視情
報信号を中央監視装置に送出し、この監視情報信号を受
信した中央監視装置が、設備に障害が発生したことを表
示して中央監視装置のオペレータに知らせ、オペレータ
がその障害に関係のある保守要員に対して修理による障
害回復等の対応を連絡するようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の監視シ
ステムは、障害が発生すると、障害が発生したことを示
す警報が中央監視装置に表示されるが、設備に障害が発
生したとき、監視システムが監視対象とするシステムの
稼働に重大な影響が生じるような設備の場合には、保守
要員は日常の保守業務の中で、無人無線基地局に赴いて
重要な設備については、設備の作動状態を示すデータの
値を点検してその劣化状況を調べ、その予防保全の対策
を講じていたが、このような保守点検は定期的に行う必
要があり保守要員に対し大きな負担になるという欠点を
有していた。
ステムは、障害が発生すると、障害が発生したことを示
す警報が中央監視装置に表示されるが、設備に障害が発
生したとき、監視システムが監視対象とするシステムの
稼働に重大な影響が生じるような設備の場合には、保守
要員は日常の保守業務の中で、無人無線基地局に赴いて
重要な設備については、設備の作動状態を示すデータの
値を点検してその劣化状況を調べ、その予防保全の対策
を講じていたが、このような保守点検は定期的に行う必
要があり保守要員に対し大きな負担になるという欠点を
有していた。
【０００４】本発明の目的は、設備の作動状態を示すデ
ータの値を自動的に収拾してデータの分析を行い、設備
の劣化状況および設備障害の発生時期を予測し予測情報
をオペレータに通報する監視システムを提供することに
ある。
ータの値を自動的に収拾してデータの分析を行い、設備
の劣化状況および設備障害の発生時期を予測し予測情報
をオペレータに通報する監視システムを提供することに
ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の監視システム
は、無人局の設備の作動状態を示すデータの値をテレメ
ータ信号として中央監視装置に送出し、前記中央監視装
置でデータの値の履歴を調べ、前記データの値が示す設
備の劣化度が設備障害発生時期の間近であることを示し
ていることを検出したとき、警告を発して前記設備障害
の発生時期を予測し通報するように構成される。
は、無人局の設備の作動状態を示すデータの値をテレメ
ータ信号として中央監視装置に送出し、前記中央監視装
置でデータの値の履歴を調べ、前記データの値が示す設
備の劣化度が設備障害発生時期の間近であることを示し
ていることを検出したとき、警告を発して前記設備障害
の発生時期を予測し通報するように構成される。
【０００６】また、本発明の監視システムは、無人局に
設置された少なくとも１の設備の設備障害を検出し、監
視情報信号を送出する設備障害通報手段と、前記設備障
害通報手段からの前記監視情報信号を受信し、前記無人
局の設備障害を警報表示する中央監視手段とを備えた監
視システムにおいて、前記設備障害通報手段が、（Ａ）
前記設備の作動状態を示すデータの値をテレメータ信号
として前記中央監視手段に送出するテレメータ信号送信
手段、を備え、前記中央監視手段が、（Ｂ）前記テレメ
ータ信号を受信し前記データの値を出力するテレメータ
信号受信手段、（Ｃ）前記テレメータ信号受信手段から
出力された前記データの値の履歴を前記設備ごとに記憶
する記憶手段、（Ｄ）前記テレメータ信号受信手段から
出力された前記データの値があらかじめ決められた値よ
り劣化したことを検出した時点で、前記設備障害の発生
時期が間近に予想されることを知らせる障害発生予測情
報を出力する障害発生予測情報生成手段、（Ｅ）前記障
害発生予測情報に基づき、標準劣化曲線を参照して前記
設備のデータの値の履歴を分析し、前記設備障害の発生
時期を予測する障害発生時期予測手段、（Ｆ）予測され
た前記設備障害の発生時期の情報を含む設備劣化情報を
表示する設備劣化情報表示制御手段、を備えて構成され
る。
設置された少なくとも１の設備の設備障害を検出し、監
視情報信号を送出する設備障害通報手段と、前記設備障
害通報手段からの前記監視情報信号を受信し、前記無人
局の設備障害を警報表示する中央監視手段とを備えた監
視システムにおいて、前記設備障害通報手段が、（Ａ）
前記設備の作動状態を示すデータの値をテレメータ信号
として前記中央監視手段に送出するテレメータ信号送信
手段、を備え、前記中央監視手段が、（Ｂ）前記テレメ
ータ信号を受信し前記データの値を出力するテレメータ
信号受信手段、（Ｃ）前記テレメータ信号受信手段から
出力された前記データの値の履歴を前記設備ごとに記憶
する記憶手段、（Ｄ）前記テレメータ信号受信手段から
出力された前記データの値があらかじめ決められた値よ
り劣化したことを検出した時点で、前記設備障害の発生
時期が間近に予想されることを知らせる障害発生予測情
報を出力する障害発生予測情報生成手段、（Ｅ）前記障
害発生予測情報に基づき、標準劣化曲線を参照して前記
設備のデータの値の履歴を分析し、前記設備障害の発生
時期を予測する障害発生時期予測手段、（Ｆ）予測され
た前記設備障害の発生時期の情報を含む設備劣化情報を
表示する設備劣化情報表示制御手段、を備えて構成され
る。
【０００７】また、本発明の監視システムは、前記設備
劣化情報表示制御手段は前記設備のデータの値の履歴曲
線と前記標準劣化曲線とを前記設備劣化情報に含めて表
示するように構成される。
劣化情報表示制御手段は前記設備のデータの値の履歴曲
線と前記標準劣化曲線とを前記設備劣化情報に含めて表
示するように構成される。
【０００８】また、本発明の監視システムは、前記設備
劣化情報表示制御手段は前記設備のデータの値の履歴曲
線の予測部分および前記設備障害の発生時期の表示を点
滅表示するように構成される。
劣化情報表示制御手段は前記設備のデータの値の履歴曲
線の予測部分および前記設備障害の発生時期の表示を点
滅表示するように構成される。
【０００９】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【００１０】図１は、本発明の監視システムの実施の一
形態を示すブロック図である。
形態を示すブロック図である。
【００１１】図１に示す本実施の形態の監視システム
は、無線基地局１５の複数の設備１ａ〜１ｂの障害を検
出して障害情報を監視情報信号として送出する設備障害
通報装置２と、設備障害通報装置２からの監視情報信号
を受信し、無線基地局１５の設備１ａ〜１ｂの障害を表
示する中央監視装置３とから構成される。
は、無線基地局１５の複数の設備１ａ〜１ｂの障害を検
出して障害情報を監視情報信号として送出する設備障害
通報装置２と、設備障害通報装置２からの監視情報信号
を受信し、無線基地局１５の設備１ａ〜１ｂの障害を表
示する中央監視装置３とから構成される。
【００１２】また、設備障害通報装置２は、無線基地局
１５の設備１ａ〜１ｂの障害を検出して障害情報を監視
情報信号として送出する監視情報信号送信部４と、設備
の作動状態を示すテレメータデータの値をテレメータ信
号として中央監視装置３に送出するテレメータ信号送信
部５とから構成される。
１５の設備１ａ〜１ｂの障害を検出して障害情報を監視
情報信号として送出する監視情報信号送信部４と、設備
の作動状態を示すテレメータデータの値をテレメータ信
号として中央監視装置３に送出するテレメータ信号送信
部５とから構成される。
【００１３】また、中央監視装置３は、設備障害通報装
置２から送出されてきた障害情報およびテレメータデー
タを表示する表示部６と、設備障害通報装置２から送信
された監視情報信号を受信し障害情報を出力する監視情
報信号受信部７と、監視情報信号受信部７が受信した監
視情報信号に含まれる障害情報を表示部６に表示する監
視情報表示制御部８と、テレメータ信号を受信しテレメ
ータデータの値を出力するテレメータ信号受信部９と、
テレメータ信号受信部９から出力されたテレメータデー
タの値の履歴を設備ごとに記憶する記憶部１０と、テレ
メータ信号受信部９から出力されたテレメータデータの
値があらかじめ決められた値より劣化したことを検出し
た時点で設備１ａ〜１ｂの障害の発生時期が間近に予想
されることを知らせる障害発生予測情報を出力する障害
発生予測情報生成部１１と、障害発生予測情報に基づ
き、設備の標準劣化曲線を参照して設備のテレメータデ
ータの値の履歴を分析し、設備１ａ〜１ｂの障害の発生
時期を予測する障害発生時期予測部１２と、設備のテレ
メータデータの値の履歴曲線と標準劣化曲線と予測され
た設備１ａ〜１ｂの障害の発生時期とを併せて表示部６
に表示する設備劣化情報表示制御部１３と、監視情報表
示と設備劣化情報表示との表示の切替制御を行う主制御
部１４とを備えて構成される。
置２から送出されてきた障害情報およびテレメータデー
タを表示する表示部６と、設備障害通報装置２から送信
された監視情報信号を受信し障害情報を出力する監視情
報信号受信部７と、監視情報信号受信部７が受信した監
視情報信号に含まれる障害情報を表示部６に表示する監
視情報表示制御部８と、テレメータ信号を受信しテレメ
ータデータの値を出力するテレメータ信号受信部９と、
テレメータ信号受信部９から出力されたテレメータデー
タの値の履歴を設備ごとに記憶する記憶部１０と、テレ
メータ信号受信部９から出力されたテレメータデータの
値があらかじめ決められた値より劣化したことを検出し
た時点で設備１ａ〜１ｂの障害の発生時期が間近に予想
されることを知らせる障害発生予測情報を出力する障害
発生予測情報生成部１１と、障害発生予測情報に基づ
き、設備の標準劣化曲線を参照して設備のテレメータデ
ータの値の履歴を分析し、設備１ａ〜１ｂの障害の発生
時期を予測する障害発生時期予測部１２と、設備のテレ
メータデータの値の履歴曲線と標準劣化曲線と予測され
た設備１ａ〜１ｂの障害の発生時期とを併せて表示部６
に表示する設備劣化情報表示制御部１３と、監視情報表
示と設備劣化情報表示との表示の切替制御を行う主制御
部１４とを備えて構成される。
【００１４】次に、動作を説明する。
【００１５】図１において、設備障害通報装置２の監視
情報信号送信部４は、無線基地局の設備１ａ〜１ｂの障
害が検出され入力されると、設備１ａ〜１ｂに障害が発
生したことを通報する監視情報信号を中央監視装置３に
送出する。中央監視装置３の監視情報信号受信部７は、
設備障害通報装置２からの監視情報信号を受信して無線
基地局の設備１ａ〜１ｂの障害情報を警報情報表示制御
部８に送出し、警報情報表示制御部８は障害情報を表示
部６に表示する。
情報信号送信部４は、無線基地局の設備１ａ〜１ｂの障
害が検出され入力されると、設備１ａ〜１ｂに障害が発
生したことを通報する監視情報信号を中央監視装置３に
送出する。中央監視装置３の監視情報信号受信部７は、
設備障害通報装置２からの監視情報信号を受信して無線
基地局の設備１ａ〜１ｂの障害情報を警報情報表示制御
部８に送出し、警報情報表示制御部８は障害情報を表示
部６に表示する。
【００１６】一方、設備障害通報装置２のテレメータ信
号送信部５は、設備１ａ〜１ｂの作動状態を示すテレメ
ータデータの値をテレメータ信号として定期的に中央監
視装置３に送出する。中央監視装置３のテレメータ信号
受信部９は、テレメータ信号を受信しテレメータデータ
の値を出力する。記憶部１０は、テレメータ信号受信部
９から出力されたテレメータデータの値の履歴を設備ご
とに記憶する。障害発生予測情報生成部１１は、設備の
劣化が進行し警告が必要なレベルに達したときのテレメ
ータデータの数値として、あらかじめ決められ内蔵して
いるレジスタ（図示せず）に格納された数値である障害
発生予測情報表示レベル判定基準値と、テレメータ信号
受信部９から出力されたテレメータデータの値を照合し
て、障害発生予測情報表示レベル判定基準値に設備の劣
化度が達したことを検出すると、検出した時点で設備１
ａ〜１ｂの障害の発生時期が間近に予想されることを知
らせる障害発生予測情報を出力する。障害発生時期予測
部１２は、障害発生予測情報に基づき、記憶部１０に格
納されている、設備の劣化度の標準的な進行状態を示す
標準劣化曲線の数値データを読み出すとともに、記憶部
１０から該当する設備の、あらかじめ決められた一定期
間のテレメータデータの履歴値を読み出して、設備１ａ
〜１ｂの標準劣化曲線の数値データと照合し、設備１ａ
〜１ｂのテレメータデータの値の履歴を分析し、設備１
ａ〜１ｂの障害の発生時期を予測し、予測された設備１
ａ〜１ｂの障害の発生時期情報とともに、該当する設備
のテレメータデータの値の履歴曲線の情報を設備劣化情
報として設備劣化情報表示制御部１３に出力する。設備
劣化情報表示制御部１３は、障害発生時期予測部１２か
ら出力された、これらの設備劣化情報を、一例として図
２に示すような、あらかじめ決められた様式で表示部６
に表示する。
号送信部５は、設備１ａ〜１ｂの作動状態を示すテレメ
ータデータの値をテレメータ信号として定期的に中央監
視装置３に送出する。中央監視装置３のテレメータ信号
受信部９は、テレメータ信号を受信しテレメータデータ
の値を出力する。記憶部１０は、テレメータ信号受信部
９から出力されたテレメータデータの値の履歴を設備ご
とに記憶する。障害発生予測情報生成部１１は、設備の
劣化が進行し警告が必要なレベルに達したときのテレメ
ータデータの数値として、あらかじめ決められ内蔵して
いるレジスタ（図示せず）に格納された数値である障害
発生予測情報表示レベル判定基準値と、テレメータ信号
受信部９から出力されたテレメータデータの値を照合し
て、障害発生予測情報表示レベル判定基準値に設備の劣
化度が達したことを検出すると、検出した時点で設備１
ａ〜１ｂの障害の発生時期が間近に予想されることを知
らせる障害発生予測情報を出力する。障害発生時期予測
部１２は、障害発生予測情報に基づき、記憶部１０に格
納されている、設備の劣化度の標準的な進行状態を示す
標準劣化曲線の数値データを読み出すとともに、記憶部
１０から該当する設備の、あらかじめ決められた一定期
間のテレメータデータの履歴値を読み出して、設備１ａ
〜１ｂの標準劣化曲線の数値データと照合し、設備１ａ
〜１ｂのテレメータデータの値の履歴を分析し、設備１
ａ〜１ｂの障害の発生時期を予測し、予測された設備１
ａ〜１ｂの障害の発生時期情報とともに、該当する設備
のテレメータデータの値の履歴曲線の情報を設備劣化情
報として設備劣化情報表示制御部１３に出力する。設備
劣化情報表示制御部１３は、障害発生時期予測部１２か
ら出力された、これらの設備劣化情報を、一例として図
２に示すような、あらかじめ決められた様式で表示部６
に表示する。
【００１７】図２は、本実施の形態の監視システムの設
備劣化情報の表示の一例を示す説明図である。図２にお
いて、縦軸は、設備１ａ〜１ｂの中の劣化度が悪化した
特定の設備についての劣化度を示すデータの値を示し、
横軸が時間の経過を示す値である。横軸の時間の経過の
期間は、表示を行う時点よりも過去に遡って、あらあじ
め決められた期間のテレメータデータの値を記憶部１０
から設備劣化情報表示制御部１３が読み出し、表示部６
に渡す。記憶部１０では、上記のあらあじめ決められた
期間を経過した古いテレメータデータの値を消去する。
図２の設備劣化情報の表示の一例として設備１ａの劣化
度が悪化した場合について述べると、テレメータデータ
の値の履歴曲線が示す設備１ａの設備劣化曲線は、設備
１ａの使用開始当初は初期動作レベルにあったが、時間
経過とともに、徐々に設備が劣化するに従いテレメータ
データの値も低下していき、ある時期以降は急激に劣化
度が増し、障害発生予測情報表示レベルを経過してて遂
に障害発生レベルに至る様子を示している。テレメータ
データの値の履歴曲線が障害発生レベルと交わる点が予
測される障害の発生時期となる。設備劣化情報表示制御
部１３は、オペレータが事態を把握しやすいように、設
備１ａのデータの値の履歴曲線の予測部分および設備１
ａの障害の発生時期の表示を点滅表示する。また、設備
劣化情報表示制御部１３は、図２に示した情報の他に、
該当する設備名や予測された障害の発生に備えた処置方
法等のメッセージ情報を表示部６の表示画面に表示す
る。
備劣化情報の表示の一例を示す説明図である。図２にお
いて、縦軸は、設備１ａ〜１ｂの中の劣化度が悪化した
特定の設備についての劣化度を示すデータの値を示し、
横軸が時間の経過を示す値である。横軸の時間の経過の
期間は、表示を行う時点よりも過去に遡って、あらあじ
め決められた期間のテレメータデータの値を記憶部１０
から設備劣化情報表示制御部１３が読み出し、表示部６
に渡す。記憶部１０では、上記のあらあじめ決められた
期間を経過した古いテレメータデータの値を消去する。
図２の設備劣化情報の表示の一例として設備１ａの劣化
度が悪化した場合について述べると、テレメータデータ
の値の履歴曲線が示す設備１ａの設備劣化曲線は、設備
１ａの使用開始当初は初期動作レベルにあったが、時間
経過とともに、徐々に設備が劣化するに従いテレメータ
データの値も低下していき、ある時期以降は急激に劣化
度が増し、障害発生予測情報表示レベルを経過してて遂
に障害発生レベルに至る様子を示している。テレメータ
データの値の履歴曲線が障害発生レベルと交わる点が予
測される障害の発生時期となる。設備劣化情報表示制御
部１３は、オペレータが事態を把握しやすいように、設
備１ａのデータの値の履歴曲線の予測部分および設備１
ａの障害の発生時期の表示を点滅表示する。また、設備
劣化情報表示制御部１３は、図２に示した情報の他に、
該当する設備名や予測された障害の発生に備えた処置方
法等のメッセージ情報を表示部６の表示画面に表示す
る。
【００１８】表示部６には、設備１ａ〜１ｂに障害が発
生した場合に設備障害通報装置２から送信されてくる障
害情報も表示されるので、上記の設備劣化情報が表示さ
れているときに、設備１ａ〜１ｂに障害が発生して障害
情報が送信されてきたときには、障害情報が送信されて
きたことを警報情報表示制御部８から通知された主制御
部１４が、設備劣化情報表示制御部１３にこの旨を通知
して設備劣化情報の表示を消去させるとともに、警報情
報表示制御部８に障害情報を表示部６に表示させるよう
に指示する。オペレータは、表示部６に表示された障害
情報の確認後、必要に応じて表示部６の操作入力キー
（図示せず）からのキー操作で、表示部６から消去され
た設備劣化情報の再表示を指示する制御入力を行うこと
ができる。このときは、設備劣化情報の再表示を指示す
る制御入力を主制御１４が受けて、制御入力を主制御１
４が設備劣化情報表示制御部１３にこの旨を通知して設
備劣化情報を記憶部１０から読み出させ、設備劣化情報
表示制御部１３は読み出した設備劣化情報を表示部６に
再表示させる。
生した場合に設備障害通報装置２から送信されてくる障
害情報も表示されるので、上記の設備劣化情報が表示さ
れているときに、設備１ａ〜１ｂに障害が発生して障害
情報が送信されてきたときには、障害情報が送信されて
きたことを警報情報表示制御部８から通知された主制御
部１４が、設備劣化情報表示制御部１３にこの旨を通知
して設備劣化情報の表示を消去させるとともに、警報情
報表示制御部８に障害情報を表示部６に表示させるよう
に指示する。オペレータは、表示部６に表示された障害
情報の確認後、必要に応じて表示部６の操作入力キー
（図示せず）からのキー操作で、表示部６から消去され
た設備劣化情報の再表示を指示する制御入力を行うこと
ができる。このときは、設備劣化情報の再表示を指示す
る制御入力を主制御１４が受けて、制御入力を主制御１
４が設備劣化情報表示制御部１３にこの旨を通知して設
備劣化情報を記憶部１０から読み出させ、設備劣化情報
表示制御部１３は読み出した設備劣化情報を表示部６に
再表示させる。
【００１９】上記説明では、障害発生時期予測部１２
は、設備１ａ〜１ｂの障害の発生時期を予測し、予測さ
れた設備１ａ〜１ｂの障害の発生時期情報とともに、該
当する設備のテレメータデータの値の履歴曲線の情報を
設備劣化情報として設備劣化情報表示制御部１３に出力
し、設備劣化情報表示制御部１３は、障害発生時期予測
部１２から出力された、これらの設備劣化情報を図２に
示すような、あらかじめ決められた様式で表示部６に表
示するものとして説明したが、設備劣化情報としては、
障害の発生時期情報およびテレメータデータの値の履歴
曲線の情報の他に、例えば設備の標準劣化曲線の情報な
どを含めて表示するようにしてもよい。
は、設備１ａ〜１ｂの障害の発生時期を予測し、予測さ
れた設備１ａ〜１ｂの障害の発生時期情報とともに、該
当する設備のテレメータデータの値の履歴曲線の情報を
設備劣化情報として設備劣化情報表示制御部１３に出力
し、設備劣化情報表示制御部１３は、障害発生時期予測
部１２から出力された、これらの設備劣化情報を図２に
示すような、あらかじめ決められた様式で表示部６に表
示するものとして説明したが、設備劣化情報としては、
障害の発生時期情報およびテレメータデータの値の履歴
曲線の情報の他に、例えば設備の標準劣化曲線の情報な
どを含めて表示するようにしてもよい。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の監視シス
テムは、設備の作動状態を示すテレメータデータの値を
テレメータ信号として中央監視手段に送出し、中央監視
手段が、テレメータ信号を受信しテレメータデータの値
を出力して記憶するとともに、受信したテレメータデー
タの値があらかじめ決められた値より劣化したことを検
出して、この時点で設備障害の発生時期が間近に予想さ
れることを知らせる障害発生予測情報を出力し、障害発
生予測情報に基づき、設備の標準劣化曲線を参照して設
備のテレメータデータの値の履歴を分析して設備障害の
発生時期を予測し、設備のテレメータデータの値の履歴
曲線と標準劣化曲線と予測された設備障害の発生時期と
を併せて表示するように構成することにより、設備の作
動状態を示すテレメータデータの値を自動的に収拾して
テレメータデータの分析を行い、設備の劣化状況および
設備障害の発生時期を予測情報を自動的に通報・表示す
ることができるので、保守要員の負担になる設備の作動
状態を示すテレメータデータの値の定期的な点検も必要
なくなり、オペレータは設備の劣化状況についての状況
把握がしやすく、予防保全としての事前に障害を防ぐた
めの劣化部品の交換、あるいは劣化パネルの交換等を行
う時期についての情報もタイムリーに保守要員に提供で
きるという効果を有している。
テムは、設備の作動状態を示すテレメータデータの値を
テレメータ信号として中央監視手段に送出し、中央監視
手段が、テレメータ信号を受信しテレメータデータの値
を出力して記憶するとともに、受信したテレメータデー
タの値があらかじめ決められた値より劣化したことを検
出して、この時点で設備障害の発生時期が間近に予想さ
れることを知らせる障害発生予測情報を出力し、障害発
生予測情報に基づき、設備の標準劣化曲線を参照して設
備のテレメータデータの値の履歴を分析して設備障害の
発生時期を予測し、設備のテレメータデータの値の履歴
曲線と標準劣化曲線と予測された設備障害の発生時期と
を併せて表示するように構成することにより、設備の作
動状態を示すテレメータデータの値を自動的に収拾して
テレメータデータの分析を行い、設備の劣化状況および
設備障害の発生時期を予測情報を自動的に通報・表示す
ることができるので、保守要員の負担になる設備の作動
状態を示すテレメータデータの値の定期的な点検も必要
なくなり、オペレータは設備の劣化状況についての状況
把握がしやすく、予防保全としての事前に障害を防ぐた
めの劣化部品の交換、あるいは劣化パネルの交換等を行
う時期についての情報もタイムリーに保守要員に提供で
きるという効果を有している。
【図１】本発明の監視システムの実施の一形態を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図２】本実施の形態の監視システムの設備劣化情報の
表示の一例を示す説明図である。
表示の一例を示す説明図である。
１ａ〜１ｂ 設備 ２ 設備障害通報装置 ３ 中央監視装置 ４ 監視情報信号送信部 ５ テレメータ信号送信部 ６ 表示部 ７ 監視情報信号受信部 ８ 監視情報表示制御部 ９ テレメータ信号受信部 １０ 記憶部 １１ 障害発生予測情報生成部 １２ 障害発生時期予測部 １３ 設備劣化情報表示制御部 １４ 主制御部 １５ 無線基地局
Claims (4)
- 【請求項１】 無人局の設備の作動状態を示すデータの
値をテレメータ信号として中央監視装置に送出し、前記
中央監視装置でデータの値の履歴を調べ、前記データの
値が示す設備の劣化度が設備障害発生時期の間近である
ことを示していることを検出したとき、警告を発して前
記設備障害の発生時期を予測し通報する監視システム。 - 【請求項２】 無人局に設置された少なくとも１の設備
の設備障害を検出し、監視情報信号を送出する設備障害
通報手段と、前記設備障害通報手段からの前記監視情報
信号を受信し、前記無人局の設備障害を警報表示する中
央監視手段とを備えた監視システムにおいて、前記設備
障害通報手段が、（Ａ）前記設備の作動状態を示すデー
タの値をテレメータ信号として前記中央監視手段に送出
するテレメータ信号送信手段、を備え、前記中央監視手
段が、（Ｂ）前記テレメータ信号を受信し前記データの
値を出力するテレメータ信号受信手段、（Ｃ）前記テレ
メータ信号受信手段から出力された前記データの値の履
歴を前記設備ごとに記憶する記憶手段、（Ｄ）前記テレ
メータ信号受信手段から出力された前記データの値があ
らかじめ決められた値より劣化したことを検出した時点
で、前記設備障害の発生時期が間近に予想されることを
知らせる障害発生予測情報を出力する障害発生予測情報
生成手段、（Ｅ）前記障害発生予測情報に基づき、標準
劣化曲線を参照して前記設備のデータの値の履歴を分析
し、前記設備障害の発生時期を予測する障害発生時期予
測手段、（Ｆ）予測された前記設備障害の発生時期の情
報を含む設備劣化情報を表示する設備劣化情報表示制御
手段、を備えたことを特徴とする監視システム。 - 【請求項３】 請求項２記載の監視システムにおいて、
前記設備劣化情報表示制御手段は前記設備のデータの値
の履歴曲線と前記標準劣化曲線とを前記設備劣化情報に
含めて表示することを特徴とする監視システム。 - 【請求項４】 請求項３記載の監視システムにおいて、
前記設備劣化情報表示制御手段は前記設備のデータの値
の履歴曲線の予測部分および前記設備障害の発生時期の
表示を点滅表示することを特徴とする監視システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8343128A JP3071700B2 (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | 監視システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8343128A JP3071700B2 (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | 監視システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10190592A true JPH10190592A (ja) | 1998-07-21 |
| JP3071700B2 JP3071700B2 (ja) | 2000-07-31 |
Family
ID=18359141
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8343128A Expired - Fee Related JP3071700B2 (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | 監視システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3071700B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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1996
- 1996-12-24 JP JP8343128A patent/JP3071700B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| CN115372816B (zh) * | 2022-10-25 | 2023-01-24 | 华能辛店发电有限公司 | 基于数据分析的配电开关设备运行故障预测系统及方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3071700B2 (ja) | 2000-07-31 |
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