JPH10189902A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH10189902A
JPH10189902A JP8347891A JP34789196A JPH10189902A JP H10189902 A JPH10189902 A JP H10189902A JP 8347891 A JP8347891 A JP 8347891A JP 34789196 A JP34789196 A JP 34789196A JP H10189902 A JPH10189902 A JP H10189902A
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JP
Japan
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electrode
impurity
manufacturing
semiconductor device
pattern
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JP8347891A
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English (en)
Inventor
Kenji Koshio
賢治 小塩
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極形成時の残渣によるショートパス発生を
防止できる半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 スタック構造により容量を形成するDR
AM装置の製造において、不純物導入により抵抗値の調
整が可能なポリシリコン層19の必要な領域に、第1不
純物13を導入して低抵抗とし、ついで1/2Vcc電
極(第2電極)パターン形成マスクを利用し、ポリシリ
コン層19のエッチングされる領域に第2不純物を導入
して高抵抗とし、この後、パターン形成マスクによりエ
ッチングを行って1/2Vcc電極(第2電極)を形成
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、とりわけ半導体装置の電極形成時に電極の
周縁部を高抵抗化させることによって電気絶縁性を付与
する製造技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体によるメモリ装置で、トランジス
タ上に積み重ねて高容量を形成させる構成のスタック構
造DRAM装置がある。このようなスタック構造DRA
M装置では、誘電体から構成されるメモリセルを、この
メモリセルに接して下方に配設されている蓄積ゲート電
極(第1電極)と、このメモリセルに接して上方に配設
されている1/2Vcc電極(第2電極)とで挟んで容
量を形成している。そして、このメモリセルの近傍に、
基板面にいたるコンタクトホールが設けられ、AL析出
等によって導電材が充填されてビットコンタクトが形成
されている。
【0003】前記蓄積ゲート電極、すなわち第1電極は
通常、ポリシリコン製であり、また1/2Vcc電位に
接続されるハーフVcc電極、すなわち第2電極は、メ
モリセルを覆って析出されたポリシリコン薄膜をエッチ
ングによって電極パターンに形成させるものである。し
たがって第2電極の電位は、Vccの二分の一に保たれ
る構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような構成のスタック構造DRAM装置の製造時におい
て、エッチングによって1/2Vcc電極(第2電極)
を形成させる際に、本来エッチングで除去されなければ
ならない部分、すなわちパターン周縁部が、付着したダ
スト等の影響で除去されずに残るという問題があった。
【0005】本来、1/2Vcc電極(第2電極)はビ
ットコンタクト部に達しない構成とされるが、このよう
な、第2電極の周縁部のはみ出した部分が、近接して設
けられたビットコンタクト部と接触してブリッジされ、
ビット線間でショートパスが生じると、第2電極の電位
がビット線電位の影響を受けて変化し、この結果、該当
領域のデータが壊されるという不具合が生じる。しか
も、このショートパスによって生じる不具合は、動作電
圧によって症状が現われたり、現われなかったりし、リ
ペアで除去することが困難であった。
【0006】本発明は、前記のような従来技術における
問題点を解決するためなされたもので、電極形成時に生
成された不要部分によるショートパス発生を防止できる
半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明に係る半導体装置の製造方法は、不純物導入によ
り抵抗値の調整が可能な薄膜のパターン加工に基づき電
極を形成する半導体装置の製造方法であって、前記電極
の周縁部の少なくとも一部分に、第2不純物を導入して
高抵抗値とする工程を有することを特徴とする。とりわ
け、前記薄膜をポリシリコンとする。
【0008】前記の構成の製造方法によれば、電極の周
縁部に、例えばパターンからはみ出して形成された部分
が残っても、この部分は第2不純物の導入工程によって
高抵抗値になっており、電気絶縁性を有すから、たとえ
パターンからはみ出した部分がコンタクト部と接触して
も、短絡が生じない。
【0009】あるいは、本発明に係る半導体装置の製造
方法は、スタック構造により容量を形成するDRAM装
置の製造方法であって、不純物導入により抵抗値の調整
が可能な薄膜の必要な領域に、第1不純物を導入して低
抵抗とし、ついで1/2Vcc電極(第2電極)パター
ン形成マスクを利用し、前記薄膜のエッチングされる領
域に、第2不純物を導入して高抵抗とし、前記工程の後
に、前記1/2Vcc電極(第2電極)パターン形成マ
スクによりエッチングを行って1/2Vcc電極(第2
電極)を形成させることを特徴とする。
【0010】前記の構成の製造方法によれば、パターン
からはみ出して形成され、電極の周縁に不要な部分とし
て残った部分が、すでに第2不純物の導入で高抵抗とな
っているから、よってパターンからはみ出した部分がコ
ンタクト部と接触しても、短絡が生じることがない。
【0011】
【発明の実施の形態】前記のように、本発明に係る半導
体装置の製造方法は、薄膜のパターン加工に基づき電極
を形成する前工程として、電極の周縁部の少なくとも一
部分を第2不純物の導入で高抵抗化させる工程を有する
ものであり、このように電極の周縁部の不要部分の高抵
抗化によって電気絶縁性を付与することを骨子とする。
以下、この発明の実施の一形態を、添付図面に基づいて
説明する。
【0012】図4は、本発明に係る半導体装置の製造方
法が適用されて、ビット配線の形成までが為された状態
の、スタック構造DRAMセルの模式断面図である。同
図で、スタック型DRAM装置1は、表面にLOCOS
膜3が形成され、LOCOS膜3間に、イオン拡散等の
プロセスによってドレイン拡散域5、ソース拡散域6が
形成されたSi基板2の上に各部が構築されている。
【0013】ドレイン拡散域5は、MOSトランジスタ
のドレイン領域を構成するn+の拡散域であり、同時に
メモリのビットラインとしても作用するとともに、後記
するビットコンタクト11Aとのオーミック接続部とし
ても作用する。
【0014】ソース拡散域6は、MOSトランジスタの
ソース領域を構成するn+の拡散域であり、同時にSi
基板2上に形成された、メモリ部の構成部材である蓄積
ゲート電極(第1電極)7に、直接または間接に接合し
ている。このソース拡散域6は通常、ポリシリコンで形
成される。
【0015】さらに、ゲート酸化膜を介して前記のドレ
イン拡散域5とソース拡散域6にそれぞれ接合された制
御ゲート4が、Si基板2上に形成されている。すなわ
ち、これら制御ゲート4、ドレイン拡散域5、ソース拡
散域6で MOSトランジスタが形成されている。
【0016】蓄積ゲート電極(第1電極)7上には、誘
電体膜を有するメモリーセル8と、このメモリーセル8
を包むように上部に析出形成された1/2Vcc電極
(第2電極)9が設けられている。この第2電極9は、
ポリシリコンで形成される。
【0017】第2電極9は、後記のようにエッチングで
パターン形成されるが、パターンからはみ出た部分は高
抵抗の残渣部19Cとなっていて、電気絶縁性を有して
いる。
【0018】第2電極9と高抵抗の残渣部19C上に
は、層間絶縁膜10が堆積され、さらに層間絶縁膜10
の上には、導電性のビット配線11が析出形成されてい
る。ビット配線11は、ポリシリコンあるいはALで形
成される。このビット配線11から下方に向かいコンタ
クトホールが、ドレイン拡散域5にいたり形成され、コ
ンタクトホール内はポリシリコンあるいはALの導電材
によって充填され、ビットコンタクト11Aを形成して
いる。
【0019】前記の構成によって、データはビット配線
11から供給される信号および、ワードラインである制
御ゲート4に基づいてメモリーセル8に容量蓄積され、
あるいは読出されることになる。
【0020】ここで、層間絶縁膜10によって1/2V
cc電極(第2電極)9とビット配線11との短絡が阻
止される。また、ビットコンタクト11Aと残渣部19
Cとが接触することがあるが、残渣部19Cは高抵抗で
絶縁性を有するから、電気的な導通は無視できる程度に
抑えられる。この結果、1/2Vcc電極(第2電極)
9とビットコンタクト11Aとの短絡が生じることがな
い。
【0021】前記のように、1/2Vcc電極(第2電
極)9とビットコンタクト11Aとの間に高抵抗領域1
9Bが介在しても、1/2Vcc電極(第2電極)9と
ビットコンタクト11Aとの電気的接続はなく、よって
安定した動作が可能になる。
【0022】つぎに、本発明に係る半導体装置の製造方
法の実施の一形態を、図1〜図3に基づいて説明する。
図1は、本発明を構成する第1不純物導入工程の説明図
であり、スタック構造のDRAMセルで、後に1/2V
cc電極(第2電極)が形成されるポリシリコン層19
が全面にを形成されている状態を示す。
【0023】この段階で、ポリシリコン層19に抵抗値
を下げるための第1不純物13の導入を行う。導入方法
はイオンインプランテーションや拡散炉での不純物導入
を用いる。この結果、ポリシリコン層19全面が低抵抗
値となる。
【0024】ついで、図2に示される第2不純物導入工
程に移り、1/2Vcc電極(第2電極)パターンを必
要な領域のみに残してエッチング処理すためのレジスト
パターン12を形成し、これをエッチング処理前の段階
で利用する。すなわち、前記図1の状態で導入した第1
不純物13と反対の極性を示す第2不純物20を、イン
プランテーションを用いて打ち込む。この工程により、
レジストパターン12でマスクされない領域にのみ第2
不純物20が打ち込まれ、高抵抗化する。一方、レジス
トパターン12でマスクされた領域19Aは、低抵抗の
ままとなる。
【0025】この後、図3に示されるパターン形成工程
に移り、前記のレジストパターン12をそのまま使用し
てRIEを行い、不要部分を除去して1/2Vcc電極
(第2電極)9を形成する、このとき、エッチング残り
の残渣部19Cがあっても、高抵抗のため隣接セルへの
影響が無くなる。これ以降の製造工程は、従来における
工程と同様である。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
に係る半導体装置の製造方法は、不純物導入により抵抗
値の調整が可能な薄膜のパターン加工に基づき電極を形
成するもので、電極の周縁部の少なくとも一部分に、第
2不純物を導入して高抵抗値とする工程を有するから、
電極の周縁部の、例えばパターンからはみ出した部分を
高抵抗値にできる。したがって、パターンからはみ出し
た部分がコンタクト部と接触しても、短絡が生じること
がなく、これにより歩留まりや信頼性を改善できる。
【0027】本発明の請求項2に係る半導体装置の製造
方法は、薄膜をポリシリコンで構成するものであり、ポ
リシリコンの不純物打ち込み処理は容易であるから、簡
素化された工程での処理が可能になり、よって処理コス
トを削減できる。
【0028】本発明の請求項3に係る半導体装置の製造
方法は、スタック構造により容量を形成するDRAM装
置の製造に適用され、不純物導入により抵抗値の調整が
可能な薄膜の必要な領域に、第1不純物を導入して低抵
抗とし、ついで1/2Vcc電極(第2電極)パターン
形成マスクを利用し、薄膜のエッチングされる領域に第
2不純物を導入して高抵抗とし、この後に、パターン形
成マスクによりエッチングを行って1/2Vcc電極
(第2電極)を形成させる構成とするものであるから、
パターンからはみ出して形成され、電極の周縁に不要な
部分として残った部分はすでに第2不純物の導入で高抵
抗となっている。
【0029】この結果、第2電極とビット線間で、例え
はみ出した部分が接触することがあっても、ショートす
ることがなく、よってリークパスを防止できる。このよ
うに、ビット線間でダストやパターン形成異常で残った
層により生じた配線ショートの影響が、カウンタードー
プの工程を1工程追加するだけで解消でき、歩留まりや
信頼性を改善できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を構成する、第1不純物導入工程の説明
図である。
【図2】本発明を構成する、第2不純物導入工程の説明
図である。
【図3】本発明を構成する、パターン形成工程の説明図
である。
【図4】本発明により製造されたスタック構造DRAM
セルの模式断面図である。
【符号の説明】
2……Si基板、3……LOCOS膜、4……制御ゲー
ト、5……ドレイン拡散域、6……ソース拡散域、7…
…蓄積ゲート電極(第1電極)、8……メモリーセル、
9……1/2Vcc電極(第2電極)、13……第1不
純物、19……ポリシリコン層、19A……低抵抗領
域、19B……高抵抗領域、19C……残渣部、20…
…第2不純物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不純物導入により抵抗値の調整が可能な
    薄膜のパターン加工に基づき電極を形成する半導体装置
    の製造方法であって、 前記電極の周縁部の少なくとも一部分に、第2不純物を
    導入して高抵抗値とする工程を有することを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記薄膜がポリシリコンであることを特
    徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 スタック構造により容量を形成するDR
    AM装置の製造方法であって、 不純物導入により抵抗値の調整が可能な薄膜の必要な領
    域に、第1不純物を導入して低抵抗とし、 ついで1/2Vcc電極(第2電極)パターン形成マス
    クを利用し、前記薄膜のエッチングされる領域に、第2
    不純物を導入して高抵抗とし、 前記工程の後に、前記1/2Vcc電極(第2電極)パ
    ターン形成マスクによりエッチングを行って1/2Vc
    c電極(第2電極)を形成させることを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
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