JPH10188168A - 火災検出装置 - Google Patents

火災検出装置

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JPH10188168A
JPH10188168A JP8341560A JP34156096A JPH10188168A JP H10188168 A JPH10188168 A JP H10188168A JP 8341560 A JP8341560 A JP 8341560A JP 34156096 A JP34156096 A JP 34156096A JP H10188168 A JPH10188168 A JP H10188168A
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貴俊 山岸
Misaki Kishimoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の走査方式がインタレース方式の画像処
理において、監視領域に非常に動きの早い監視対象物が
存在した場合に発生する縞模様のノイズを除去して確実
に火災を検出することができる火災検出装置を得る。 【解決手段】 監視領域を撮影する監視カメラ(1)
と、この監視カメラ(1)により撮影された画像を格納
するための画像メモリ(3)と、監視カメラ(1)によ
り撮影された画像に対して膨張処理を施す画像膨張処理
手段(4)と、この画像膨張処理手段(4)で施された
画像に基づいて火災らしい領域があるか否かを検出する
火災検出手段(42〜47)とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は火災検出に画像処
理を用いた火災検出装置に関し、特に監視領域に監視対
象である炎以外の光源が混在したり、ノイズが混入する
場合等に用いて好適な火災検出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、監視領域に監視カメラを設置し、そ
の監視カメラで撮影された画像を処理して監視領域内に
火災が発生しているか否かを検出する火災検出装置があ
る。このような画像処理を利用して火災を検出する従来
装置として、例えば特開平5−20559号公報に記載
されているようなものがある。このような従来装置の主
な原理は、撮影される画像から所定の明度を有する領域
を抽出することで、火災時の炎を捕らえるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、画像の処理
に際して、画像の走査方式がいわゆるインタレース方式
の場合、1フレームの画像は時間の異なる2つのフィー
ルドの画像で構成されるため、監視する監視領域に非常
に動きの早い監視対象物が存在すると、図11に示すよ
うに上下に筋状に分布する縞模様のノイズが発生する。
同図は火災時の炎を監視カメラで撮影したものを示すも
ので、この縞模様のノイズは、その画像の形状変化の激
しい上方に現れる。つまり、炎は、特にその下部は形状
や面積が変化しにくいが、その上部は形状や面積が絶え
ず変化する特徴を有しているので、その画像の動きの激
しい上方に縞模様のノイズが現れることになる。
【0004】また、例えばトンネル内に監視カメラを設
置して火災の発生を監視している場合に、トンネル内を
通過する後方の車両のヘッドライトの光が前を行く車両
の後部に強く当たると、その曲面をなす後面ガラスがい
わゆる鏡面反射を起こし、図12に示すような細い横長
の光を放つ領域が発生する。この鏡面反射による光が監
視カメラにより取り込まれると、その画像に一種の単一
の筋状のノイズとして現れる。一方、監視カメラで撮影
した画像を処理して火災を検出する場合、上述の火災の
特徴部分である上方に着目して検出する場合がある。従
って、火災判別の段階で、このような単一の筋状のノイ
ズや縞模様のノイズ等を含む画像をそのまま使用して火
災を検出しようとすると、正確な火災判別ができず、誤
報を生じてしまうという問題点があった。
【0005】この発明はこのような問題点を解決するた
めになされたもので、監視対象物の動きに左右された
り、また、鏡面反射の影響を受けることなく確実に火災
を検出することができる火災検出装置を得ることを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる火災検
出装置は、監視領域を撮影する撮影手段と、この撮影手
段により撮影された画像を格納するための画像メモリと
を備え、この画像メモリに格納された画像を処理するこ
とにより火災を検出する火災検出装置において、撮影手
段により撮影された画像に対して膨張処理を施す画像膨
張処理手段と、この画像膨張処理手段で施された画像に
基づいて火災らしい領域があるか否かを検出する火災検
出手段とを備えたものである。
【0007】また、この発明に係わる火災検出装置は、
監視領域を撮影する撮影手段と、この撮影手段により撮
影された画像を格納するための画像メモリとを備え、こ
の画像メモリに格納された画像を処理することにより火
災を検出する火災検出装置において、撮影手段により撮
影された画像を微分してエッジを抽出し、微分画像を作
成する微分画像作成手段と、撮影手段により撮影された
画像から微分画像を減算して差分画像を得る減算手段
と、撮影された画像と差分画像に基づいて火災らしい領
域があるか否かを検出する火災検出手段とを備えたもの
である。
【0008】また、この発明に係わる火災検出装置は、
撮影手段がカラーカメラであり、火災検出手段が画像か
らR成分とG成分の大きい領域を検出するものである。
【0009】また、この発明に係わる火災検出装置は、
火災検出手段は画像からR成分とG成分の大きい領域を
検出するものである。
【0010】また、この発明に係わる火災検出装置は、
画膨張処理の膨張処理は、撮影された画像内で、上下二
マスのマトリクスを水平走査して、上下のマスを比較し
て、それぞれの輝度値を大きい値の方に合わせて、同じ
値にしていくものである。
【0011】また、この発明に係わる火災検出装置は、
微分画像作成手段は、RGB信号のうち、R成分フレー
ムメモリに格納されたカラー成分信号のR成分のみに微
分処理を行うものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図を参照して説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の第1の実施の形態を示
す構成図である。図において、1は撮影手段としての監
視カメラ(カラーカメラ)であって、例えばCCDカメ
ラなどが使用され、所定のサンプリング周期で監視領域
を撮影するものである。この監視カメラ1は例えばNT
SC方式に従ったR(赤)、G(緑)、B(青)のカラ
ー成分信号でなるカラー画像信号を出力するものであ
る。また、監視カメラ1は例えば監視領域としてのトン
ネル内の監視区域全体を見渡せる位置に設置され、トン
ネル内で発生する火災を監視し、撮影した画像内に火災
の領域があるか否かは後述する画像処理部で検出され
る。
【0013】図2は、監視カメラ1により撮影された画
像を示すもので、この図からもわかるように監視カメラ
1は車両Cが走り去って行く方向を映すように、例えば
トンネル内の側壁上部に設置されている。これは、車両
Cのヘッドライトが監視カメラ1に入射するのを防止す
るためで、このように設置することで画像処理する際に
ヘッドランプが火災領域として捕らえられることがなく
なる。
【0014】2は監視カメラ1に接続されたアナログー
デジタル変換器であって、監視カメラ1から得られたカ
ラー画像、即ちRGB信号のそれぞれを画素単位で多階
調、例えば255階調のデジタル信号に変換するもので
ある。3はアナログーデジタル変換器2に接続され、デ
ジタル化された画像を記憶する画像メモリであって、R
(赤)成分フレームメモリ31、G(緑)成分フレーム
メモリ32およびB(青)成分フレームメモリ33から
なり、監視カメラ1で撮影された画像の1画面分を格納
するものである。フレームメモリ31、32および33
は、図1に示すように複数の画像を格納できるように複
数個で構成され、一番古い画像を削除しながら、順次新
しい画像を更新格納していく。
【0015】41は画像メモリ3に接続された、画像処
理部4の構成要素の1つである画像膨張処理手段であっ
て、後述の理由から例えば画像メモリ3のフレームメモ
リ31、32および33の内R成分フレームメモリ31
およびG成分フレームメモリ32に接続されて、これら
の各フレームメモリに格納されたカラー成分信号のR成
分とG成分に対して画像膨張処理を行う。42は画像膨
張処理手段41に接続された、同じく画像処理部4の構
成要素の1つである最小値演算手段(最小値フィルタと
も呼ばれる)であって、画像膨張処理手段41で画像膨
張処理を受けたカラー成分信号のR成分とG成分を同一
画素毎に比較して小さい値の成分(の輝度値)を出力す
る。
【0016】43は最小値演算手段42に接続された、
同じく画像処理部4の構成要素の1つである火災候補領
域抽出手段であって、最小値演算手段42からの画像信
号を所定値で二値化処理し、所定値を越える領域、つま
り明るい領域を火災らしい領域(火災の可能性のある領
域)として抽出する。即ち、火災らしい領域を“1”、
画像のそれ以外の部分(所定値未満の部分)を“0”で
表す。なお、以下の説明において、火災らしい領域を抽
出領域と呼ぶ場合がある。この二値化処理で使用される
所定値は、画像から所定の明るさを有する領域だけ抽出
できるように設定された値であり、トンネルのように暗
い環境下では例えば200位(255階調の場合)に設
定される。なお、図3は図2の画像を二値化処理した二
値化画像で、後述の二値化メモリに格納されている。後
で詳しく説明するが、単純に所定値より大きいか否かで
二値化処理をすると、所定の明るさを有する領域(例え
ば、炎、ナトリウム灯、テールランプ)は全て抽出され
るが、最小値演算後に二値化処理を行うと、炎だけを抽
出することができる。
【0017】5は火災候補領域抽出手段43に接続さ
れ、この火災候補領域抽出手段43によって二値化され
た画像を格納するための二値化メモリであって、画像メ
モリ3と同様に複数個で構成され、実質的に画像メモリ
3からの最新の画像を画像膨張処理手段41、最小値演
算手段42および火災候補領域抽出手段43を介して順
次複数個分格納する。6および7は上述の火災候補領域
抽出手段43等を含む画像処理部4にそれぞれ接続され
たROMおよびRAMであって、画像処理部4における
各種演算処理等は、ROM6に格納された後述のプログ
ラム(図5参照)に基づいて行われ、その際、演算され
た値はRAM7に格納される。またROM6は二値化処
理をする際の所定値や火災判別をする際に使う所定値な
どが記憶されている。
【0018】44は二値化メモリ5に接続された対応判
別手段であって、監視カメラ1により周期的に撮影され
た画像に火災らしい領域が連続してある場合、つまり二
値化メモリ5に火災らしい領域が連続して格納される場
合に、ある時間の前後にわたる火災らしい領域同士の対
応関係、即ち同じ炎により抽出された領域なのかどうか
を判別するので、この対応判別手段を設けることで、監
視領域内に所定時間に亙って火災らしい領域が存在する
かどうかを判別することが可能となる。対応判別手段4
4による対応関係をとる方法はいくつか有り、例えば二
値化メモリに格納された、撮影時間の連続する火災らし
い領域同士を重ね合わせ、その重なり具合が所定値以上
の場合に対応有りと判断する方法、または、撮影時間の
連続する火災らしい領域A,Bの一方の領域Aの重心座
標が他方の領域であるBに入っていれば対応有りと判断
する方法等がある。これらは監視対象物が炎のように全
体的な移動量の少ないものの場合に有効で、車両のラン
プ類が火災候補領域抽出手段により一次的に火災らしい
領域として抽出されても、車両の移動量は大きいので、
火災らしい領域同士の対応関係がとられることはない。
【0019】45は二値化メモリ5および対応判別手段
44に接続された外接矩形作成手段であって、二値化メ
モリ5に格納された火災らしい領域を外接する最小の矩
形で囲み、矩形の対角(例えば左上、右下)の隅の画素
の座標(フィレ値)から矩形の高さdyと矩形の幅dx
(フィレ径)を演算して、それらの値をRAM7に格納
する(図3参照)。46は外接矩形作成手段45に接続
された火災特徴量演算手段であって、外接矩形作成手段
45により演算され、RAM7に格納された7個の{d
x/dy}から、最大値と最小値を選び、次式に示す火
災特徴量FCを演算する。
【0020】 FC=max(dx/dy)/min(dx/dy)・・・(1)
【0021】また、47は火災特徴量演算手段46に接
続された火災判別手段であって、火災特徴量演算手段4
6で演算された火災特徴量FCの値と所定値(1.2〜
1.3)の大小関係を調べ、火災特徴量FCの値の方が
大きい場合に火災であると判定し、出力端子8を介して
図示しない表示部や音響部から火災の発生を警報する。
また、火災判別手段47は、二値化メモリ5に格納され
た火災らしい領域がある時間内にわたって存在し、対応
判別手段44により連続して例えば7回程度、火災らし
い領域の対応関係がとれた場合、つまりその領域が同じ
炎(又は光源)によって抽出されているものと判断され
た場合、その火災らしい領域が本当の火災領域であるか
どうかの判定も行うものである。なお、上述の構成要素
41〜47により画像処理部4を構成し、この画像処理
部4としては、例えばMPU(マイクロプロセッサ)が
用いられる。また、構成要素41〜47の内42〜47
は火災検出手段を構成する。
【0022】次に動作について説明する。先ず、詳細な
動作説明に入る前に、この発明における火災検出の原理
を簡単に説明する。今、監視カメラ1が撮影した画像に
は、例えば図2に示すように、所定の明るさを有する領
域として3つの明度を有するもの、車両C、照明用のナ
トリウム灯N、火災時の炎Fが映し出されているものと
する。なお、図2において、CTは車両のテールランプ
(ポジションランプを含む)示す。これら車両Cのテー
ルランプCT、ナトリウム灯N、炎Fに関してのこれら
3つのカラー成分信号の一例を、下記の表1に255階
調にて表す。
【0023】 (表1) 監視領域における光源のRGB毎の輝度値 R G B 車両(テールランプ) 160 75 55 ナトリウム灯 200 85 70 炎 220 210 60
【0024】このように各光源をRGB成分で表すと、
炎FはR成分、G成分の値(輝度値)が共に高く、テー
ルランプやナトリウム灯などの人工光源は3つの成分の
うち、R成分のみが大きい値をもつことがわかる。つま
り、R成分とG成分が共に大きい領域(画素)を抽出す
ることで、監視画像から人工光源を省いて火災の領域の
みを抽出することが可能となる。
【0025】この原理を踏まえて、詳細な動作につい
て、図4および図5を参照しながら説明する。監視カメ
ラ1によって撮影された監視領域の画像は、カラー画像
信号がアナログーデジタル変換器2によってデジタル化
された後、画像メモリ3に取り込まれる(ステップS
1)。つまり、RGB信号のそれぞれがA/D変換され
た後に、画像メモリ3のR成分フレームメモリ31、G
成分フレームメモリ32、B成分フレームメモリ33に
書き込まれる。
【0026】次いで、ステップS2において、画像メモ
リ3のR成分フレームメモリ31およびG成分フレーム
メモリ32に格納されたカラー成分信号のR成分とG成
分のみが読み出されてこれらR成分とG成分のカラー成
分信号に対して画像膨張処理手段41において膨張処理
が行われる。ここで、この画像膨張処理手段41におけ
る膨張処理について、特に図4を参照して説明する。同
図において、図4(a)は図11の破線で示す枠内の縞
模様のノイズを含む画像に対応した膨張処理前の各画素
の輝度値の分布を示しており、また、図4(b)はその
膨張処理後の各画素の輝度値の分布を示している。な
お、図中空白の部分はその輝度値が所定値例えば200
未満であることを表している。
【0027】画像膨張処理手段41では画像の左上から
右下へとラスター走査するが、そのとき上の行と隣接す
る下の行の対応する2つの画素同士の輝度値を順次比較
し、両画素を大きい値の方に合わせて行く。つまり、膨
張処理とは、撮影された画像内で、1×2列からなる上
下二マスのマトリクスをラスター走査(水平走査)して
いき、上下のマスを比較して、それぞれの輝度値を大き
い値の方に合わせて、同じ値にしていくものである。例
えば、図4(a)の1行1列の輝度値215と2行1列
の輝度値212を比較すると、1行1列の輝度値が大き
いので、図4(b)に示すように2行1列の輝度値を2
15とし、図4(a)の1行2列の輝度値221と2行
2列の輝度値218を比較すると、1行2列の輝度値が
大きいので、図4(b)に示すように2行2列の輝度値
を221とし、以下同様にして2行づつ膨張処理を行
い、図4(b)に示すような分布をなす輝度値を持つ画
像が得られ、この画像から実質的に縞模様のノイズが除
去されていることが分かる。
【0028】さて、このようにして、膨張処理された画
像膨張処理手段41からの画像は画素単位で、全ての画
像領域にわたって、最小値演算手段42によって最小値
演算がなされる(ステップS3)。最小値演算手段42
は、R成分フレームメモリ31とG成分フレームメモリ
32から読み出され、画像膨張処理手段41で画像膨張
処理されたカラー成分信号のR成分とG成分を同一画素
毎に比較して小さい値の成分を出力する。即ち、例えば
車両Cの上記表1のカラー成分で表せられるテールラン
プCTの領域部分が画像処理される場合、テールランプ
CTの領域はRが160、Gが75なので小さい値をも
つG成分即ち輝度値75を有するG成分が出力される。
ナトリウム灯Nの領域に対しても同様に最小値演算が行
われ、ナトリウム灯Nの領域はRが200、Gが85な
ので小さい値をもつG成分即ち輝度値85を有するG成
分が出力される。また、炎FもテールランプCTやナト
リウム灯Nと同様にR成分とG成分では、G成分の方が
小さいので(R成分が小さい場合もある)、最小値演算
手段42からは小さい値をもつG成分即ち輝度値210
を有するG成分が出力される。
【0029】次いで、最小値演算手段42から出力され
た値を基に火災候補領域抽出手段43により二値化処理
が行われる(ステップS4)。ここで、二値化を行う閾
値としての所定値が例えば180に設定されているとす
ると、最小値演算手段42から出力された値はテールラ
ンプCTの場合輝度値75のG成分であり、所定値18
0よりも小さいので、その領域は“0”(黒レベル)と
される。また、ナトリウム灯Nの場合も輝度値85のG
成分であり、所定値180よりも小さいので、その領域
は“0”となる。また、炎Fの場合輝度値210のG成
分であり、所定値180よりも大きいので、その領域は
“1”になる。
【0030】なお、明るい領域ほど255階調で表せら
れる数値は大きくなるので、車両Cの本体部分などの光
を発しない領域は、最小値演算手段42の結果がいかな
る場合でも、火災候補領域抽出手段43における二値化
処理の段階で全て“0”になる。かくして、火災候補領
域抽出手段43で二値化処理された画像は、次段の二値
化メモリ5に格納される。上記図3は二値化メモリ5に
格納された画像処理(最小値演算、二値化処理)後の画
像で、この図からも明らかなように、画像メモリ3に格
納された画像(原画像)から、ナトリウム灯、テールラ
ンプTを除去して火災領域のみを抽出して表示させるこ
とが可能となる。
【0031】次いで、ステップS5において、輝度値が
所定値以上の領域、つまり抽出すべき領域があるか否か
を判断し、ここで無い場合は新たな画像を取り込むため
にステップS1に戻るが、抽出領域があるならば、外接
矩形作成手段45がその抽出した領域の外接矩形を作成
し、そしてフィレ径の比{dx/dy}を演算し(ステ
ップS6)、その演算値をRAM7に格納しておく。即
ち、外接矩形作成手段45は、二値化メモリ5に格納さ
れた火災領域を外接する最小の矩形で囲み、矩形の対角
(例えば左上、右下)の隅の画素の座標(フィレ値)か
ら矩形の高さdyと矩形の幅dx(フィレ径)を演算し
て、その高さと幅の比{dx/dy}の値を求めてRA
M7に格納する(図3参照)。
【0032】また、ステップS7においてこの抽出され
た領域が前回サンプリングした(取り込んだ)画像にお
ける抽出領域と対応関係があるかを対応判別手段44に
より判別する。対応関係がない場合には新たに発生した
領域と認識し、ラベリングを行い(抽出領域に番号をつ
ける)、ステップS1に戻る。また、対応判別手段44
により対応関係がとれた場合には、ステップS8に進ん
で、所定回に亙って対応関係がとられたかどうかを判断
する。例えばまだ2回しか対応関係がとられていなけれ
ば、ステップS1に戻り、所定回、例えば7回対応関係
がとれた場合にはステップS9に進んで、火災特徴量演
算手段46が、外接矩形作成手段45により演算され、
RAM7に格納された7個の{dx/dy}から、最大
値と最小値を選び、上記式(1)に基づく火災特徴量を
演算する。
【0033】ここで、この式(1)に基づく火災検出の
原理について説明する。二値化メモリに格納された火災
らしい領域が本当の火災領域である場合、時間の経過に
伴いその領域は形状が変化していくはずである。また、
火災が進展しなくても、炎は激しい高さ方向の変化を持
つ。このため、ある時間内に亙って何回か(dx/d
y)の値を演算すると、それらの値は大きくばらつき、
これらの最大値と最小値の比をとると、概ね1.4程度を
越える。一方、火災らしい領域がヘッドライト等の光源
である場合、車両が移動して撮影される位置がたとえ異
なっても、形状は変化しないから(dx/dy)の値は
ある時間内に亙って、一定であり、式(1)のように最
大値と最小値の比をとっても、その値は限りなく1に近
く、所定値1.3を越すことはない。
【0034】そして、ステップS9で演算された特徴量
が所定値よりも大きいか否かを火災判別手段47により
判別する(ステップS10)。即ち、火災判別手段47
は、演算された火災特徴量の値と所定値(1.2〜1.
3)の大小関係を調べ、火災特徴量の値の方が大きい場
合に火災であると判定し、図示しない表示部や音響部か
ら火災の発生を警報する(ステップS11)。また、ス
テップS10で火災特徴量の値が所定値以下の場合には
S1に戻る。
【0035】このように本実施の形態では、画像の走査
方式がインタレース方式の画像処理において、監視カメ
ラが撮影した画像に対して画像膨張処理を施し、しかる
後この画像膨張処理された画像に基づいて火災を判別す
るようにしているので、監視する監視領域に非常に動き
の早い監視対象物が存在した場合に発生する縞模様のノ
イズを実質的に除去して正確な火災判別が可能になる。
【0036】実施の形態2.上記実施の形態1では撮影
された画像に現れる縞模様のノイズに対する画像処理の
場合であったが、本実施の形態では、撮影された画像に
現れる曲面をなす鏡面反射による筋状のノイズに対する
画像処理の場合である。即ち、例えば図2に示す車両C
の後部に後続車両のヘッドライトの光が強く当たってい
る場合には、車両Cの曲面をなす後面ガラスが鏡面反射
を起こし、細い横長の光を放つ領域(図12参照)が発
生する。この領域は、最小値演算及び二値化処理を行っ
ても、抽出される虞れがある。そこで原画像の微分画像
(エッジ画像)を抽出する微分画像作成手段を設け、原
画像からこの微分画像を差分処理するようにすれば、原
画像のエッジを削ることができる。つまり、原画像の抽
出領域は、回りが削られ、一回り小さい領域となるの
で、ある程度の幅(大きさ)を持つ領域のみが残り、幅
の小さい領域は、全て削除されてしまう。よって曲面を
なす後面ガラスの鏡面反射により発生した細長い形状の
領域は、このような処理をすることで領域そのものをな
くすことが可能となる。
【0037】図6はこの発明の第2の実施の形態を示す
構成図である。図において、図1と対応する部分には同
一符号を付し、その詳細説明を省略する。4Aは上述の
最小値演算手段42等を含む画像処理部、6Aは画像処
理部4Aに接続されたROMであって、画像処理部4A
における各種演算処理等は、ROM6Aに格納された後
述のプログラム(図10参照)に基づいて行われ、ま
た、ROM6Aには二値化処理をする際の所定値や火災
判別をする際に使う所定値などが記憶されている。
【0038】48は画像メモリ3に接続された、画像処
理部4Aの構成要素の1つである微分画像作成手段であ
って、後述の理由から画像メモリ3にはそのフレームメ
モリ31、32および33の内例えばR成分フレームメ
モリ31に接続されて、このフレームメモリに格納され
たカラー成分信号のR成分に対して微分処理を行う。こ
の微分画像作成手段48としては、色の濃淡の大きな境
界部分のエッジを強く出せる(幅が大きい)例えばソベ
ルオペレータを使用する。
【0039】49は画像メモリ3と微分画像作成手段4
8に接続された、画像処理部4Aの構成要素の1つであ
る減算手段であって、後述の理由から画像メモリ3には
そのフレームメモリ31、32および33の内例えばR
成分フレームメモリ31に接続されて、そのRフレーム
メモリ31に格納されたカラー成分信号のR成分(原画
像)から微分画像作成手段48で作成された微分画像を
減算して差分画像を得る。なお、上述の構成要素42〜
49により画像処理部4Aを構成し、この画像処理部4
Aとしては、例えばMPU(マイクロプロセッサ)が用
いられる。その他の構成は図1と同様である。
【0040】次に動作について説明する。ここで、先
ず、本実施の形態の基本原理、即ち、何故カラー成分信
号のR成分についてのみ微分画像を作成し、これを原画
像から減算して差分画像を生成するかについて、特に図
7〜図9を参照して説明する。先ず、図7に示すように
炎の色の分布に着目すると、その内側部分は大体白色か
ら黄色に近く、外側部分は大体赤色に近い。一般に、炎
の内側部分の白色はR成分、G成分およびB成分が共に
大きく、また、その黄色はR成分とG成分が共に大き
く、B成分が小さい(表1参照)場合である。そして、
一般に微分処理(エッジ処理)の場合、濃淡画像から所
定の濃淡レベルで分けられる明部と暗部の境界のみを抽
出して、この境界線のみを明るくした画像を生成する。
【0041】そこで、いま、監視対象物として炎の場合
を考えると、実質的に図7の炎の外側の赤色部分に等価
な大きさを有する図8(a)の左側部分に示すようなカ
ラー成分信号のR成分(原画像)を微分すると、図8
(b)の左側部分に示すような微分画像が得られる。そ
して、原画像より微分画像を減算すると図8(c)の左
側部分に示すような差分画像が得られる。ここで、図8
(a)の左側部分に示す原画像と図8(c)の左側部分
に示す差分画像を対比してみると、この差分画像は原画
像より一回り小さい大きさ(面積)の画像となっている
が、これは火災の抽出の際に必要な炎の内側部分のR成
分全体を実質的に含んでいるので問題ない。言い換える
と、実施の形態1で示したように火災候補領域抽出手段
43はR成分とG成分が大きい領域を抽出するものなの
で、R成分だけが大きい炎の外側部分(図7の赤色の部
分)は抽出できず、内側の部分(図7の白色〜黄色の部
分)だけを抽出するものであるから、減算することで領
域が一回り程小さくなっても問題ないのである。
【0042】ところが、実質的に図7の炎の内側の白色
から黄色部分に等価な大きさを有する図8(a)の右側
部分に示すようなカラー成分信号のG成分(原画像)を
微分すると、図8(b)の右側部分に示すような微分画
像が得られる。そして、原画像より微分画像を減算する
と図8(c)の右側部分に示すような差分画像が得られ
る。ここで、図8(a)の右側部分に示す原画像と図8
(c)の右側部分に示す差分画像を対比してみると、こ
の差分画像は原画像より一回り小さい大きさ(面積)の
画像で、しかも、図8(c)の左側部分に示す差分画像
より更に一回り小さい大きさ(図8(a)の左側部分に
示す原画像より見ると実質的に二回り小さい大きさ)の
画像となり、精度の高い火災判別を行うには問題があ
る。従って、精度の高い火災判別を行うには、面積の大
きな差分画像即ち原画像と略等価な火災判別情報を含む
面積のカラー成分信号のR成分についてのみ微分処理す
ることが好ましいことが分かる。
【0043】この原理を踏まえて、詳細な動作について
図10を参照しながら説明する。監視カメラ1によって
撮影された監視領域の画像は、カラー画像信号がアナロ
グーデジタル変換器2によってデジタル化された後、画
像メモリ3に取り込まれる(ステップS1)。つまり、
RGB信号のそれぞれがA/D変換された後に、画像メ
モリ3のR成分フレームメモリ31、G成分フレームメ
モリ32、B成分フレームメモリ33に書き込まれる。
次いで、ステップS12において、画像メモリ3のR成
分フレームメモリ31に格納されたカラー成分信号のR
成分を読み出して微分画像作成手段48により微分処理
を行い微分画像(図8(b)参照)を作成し、次段の減
算手段49に供給する。そして、減算手段49は画像メ
モリ3のRフレームメモリ31に格納されたカラー成分
信号のR成分(原画像)から微分画像作成手段48で作
成された微分画像を減算し、差分画像(図8(c)参
照)を生成する(ステップS13)。
【0044】このようにして、減算手段49で得られた
差分画像(R成分)は、画像メモリ3のG成分フレーム
メモリ32から読み出されたカラー成分信号のG成分と
共に最小値演算手段42に供給され、ここで上述と同様
に画素単位で、全ての画像領域にわたって、最小値演算
がなされる(ステップS3)。即ち、最小値演算手段4
2は、入力されたカラー成分信号のR成分とG成分を同
一画素毎に比較して小さい値の成分を出力する。以下、
ステップS4〜S11に亙って火災判別の動作が行われ
るが、これについては、上述の実施の形態1の場合と同
様であるのでここではその説明を省略する。
【0045】さて、次に、撮影された画像に現れる曲面
をなす鏡面反射による筋状のノイズに対する画像処理に
ついて説明する。トンネル内を通過する後方の車両のヘ
ッドライトの光が前を行く車両の後部に強く当たると、
その曲面をなす後面ガラスがいわゆる鏡面反射を起こ
し、図12に示すように細い横長の光を放つ領域が発生
する。この鏡面反射による光が監視カメラにより取り込
まれると、その画像に、図9(a)に示すように、一種
の単一の筋状のノイズとして現れる。この場合のノイズ
状の画像は上述と同様に一種の原画像として一旦画像メ
モリ3のR成分フレームメモリ31、G成分フレームメ
モリ32、B成分フレームメモリ33に書き込まれる
(ステップS1)。
【0046】そして、画像メモリ3のR成分フレームメ
モリ31に格納されたカラー成分信号のR成分が読み出
されて微分画像作成手段48により微分処理され、この
結果、その出力側には図9(b)に示すような微分画像
が得られる(ステップS12)。この微分画像は次段の
減算手段49に供給され、ここで、画像メモリ3のRフ
レームメモリ31に格納されたカラー成分信号のR成分
(原画像)から微分画像作成手段48で作成された微分
画像が減算され、図9(c)に示すような差分画像が得
られる(ステップS13)。つまり、いま、図9におい
て、図面上白い部分を画像の暗い部分(論理的に“0”
相当)、ハッチングの施されている部分を画像の明るい
部分(論理的に“1”相当)とすると、減算により図9
(a)に示す原画像に相当する部分P1と図9(b)に
示す微分画像の部分P1とは実質的に相殺されて図9
(c)に示すように暗い部分となり、また、微分画像の
部分P2は255階調で表すと限りなく0に近い画像即
ち暗い部分となり、この結果、実質的に鏡面反射による
ノイズ状の画像が除去される。
【0047】なお、図9(c)からも分かるように、画
面の中央に小さな明るい部分P3が残るが、これは、本
来微分処理は、濃淡画像から所定の濃淡レベルで分けら
れる明部と暗部の境界のみを抽出して、この境界線のみ
を明るくした画像を得る訳であるが、このP3の部分は
微分処理の段階で、図9(b)からも分かるように、周
りの画素と比べて殆ど濃淡レベルの差がないので、微分
処理されずに残ったものである。もっとも、このP3の
部分ぐらい小さい領域になれば、その後のノイズ処理で
除去されるので問題ない。
【0048】このように本実施の形態では、監視カメラ
が撮影した画像に対して微分処理を施し、この微分処理
で得られた微分画像を元の原画像から減算して差分画像
を生成し、この差分画像と原画像像に基づいて火災を判
別するようにしているので、撮影された画像に現れる曲
面をなす鏡面反射による筋状のノイズを実質的に除去し
て正確な火災判別が可能になる。
【0049】実施の形態3.なお、上述の各実施の形態
では、監視カメラとしてカラーカメラを用いた場合につ
いて説明したが、モノクロカメラでもよい。また、監視
領域として例えばトンネルに監視カメラを設置した場合
を説明したが、その他の監視領域例えば球場、アトリウ
ムといった大空間に監視カメラを設けるようにしてもよ
い。また、上述の各実施の形態では、火災特徴量は、数
回のデータにおける{dx/dy}の最大値と最小値の
比から求めたが、所定時間内にわたる外接矩形の高さと
幅の比の変化量から演算してもよい。つまり{dx/d
y}の値を演算する度に、前回の{dx/dy}の値と
の差を絶対値で求めていき、所定回演算した時に、その
差を加算した値が所定値よりも大きければ本当の火災領
域であると判断するようにしてもよい。なお、二値化メ
モリに格納された二値化画像を微分して得られた微分画
像を、二値化画像から差分画像を生成し、その差分画像
に基づいて火災判別するようにしてもよい。また、監視
カメラとして、TVカメラやデジタルカメラ等を使用し
てもよい。
【0050】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、撮影
された画像に対して膨張処理を施し、この膨張処理の施
された画像に基づいて火災判別をしているので、監視領
域に非常に動きの早い監視対象物が存在した場合に発生
する縞模様のノイズを実質的に除去して正確な火災判別
が可能になり、精度の高い火災検出が可能になるという
効果がある。
【0051】また、この発明によれば、撮影された画像
を微分して得られた微分画像を元の画像(撮影された画
像)から減算して差分画像を生成し、この差分画像と元
の画像に基づいて火災判別をしているので、撮影された
画像に現れる曲面をなす鏡面反射による筋状のノイズを
実質的に除去して正確な火災判別が可能になり、精度の
高い火災検出が可能になるという効果がある。
【0052】また、この発明によれば、撮影手段として
カラーカメラを用い、撮影された画像からR成分とG成
分の大きい領域を検出して火災判別をしているので、よ
り確実に火災検出を行うことができるという効果があ
る。
【0053】また、この発明によれば、微分画像作成手
段は、RGB信号のうち、R成分フレームメモリに格納
されたカラー成分信号のR成分のみに微分処理を行うの
で、精度の高い火災判別を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示す構成図である。
【図2】監視カメラにより映される画像(原画像)の一
例を示す図である。
【図3】二値化メモリに格納された画像処理(抽出処
理)後の画像の一例を示す図である。
【図4】この発明の実施の形態1における画像膨張処理
を説明するための図である。
【図5】この発明の実施の形態1の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図6】この発明の実施の形態2を示す構成図である。
【図7】この発明の実施の形態2における炎に対する微
分処理を説明するための図である。
【図8】この発明の実施の形態2における炎の画像に対
する微分処理を説明するための図である。
【図9】この発明の実施の形態2における鏡面反射によ
る光源の画像に対する微分処理を説明するための図であ
る。
【図10】この発明の実施の形態2の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図11】炎の撮影画像に発生した縞模様のノイズを示
す図である。
【図12】鏡面反射により発生した細い横長の光を放つ
領域を示す図である。
【符号の説明】
1 監視カメラ、3 画像メモリ、5 二値化メモリ、
6,6A ROM、7RAM、41 画像膨張処理手
段、42 最小値演算手段、43 火災候補領域抽出手
段、44 対応判別手段、45 外接矩形作成手段、4
6 火災特徴量演算手段、47 火災判別手段、48
微分画像作成手段、49 減算手段。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視領域を撮影する撮影手段と、該撮影
    手段により撮影された画像を格納するための画像メモリ
    とを備え、該画像メモリに格納された画像を処理するこ
    とにより火災を検出する火災検出装置において、 前記撮影手段により撮影された画像に対して膨張処理を
    施す画像膨張処理手段と、 該画像膨張処理手段で施された画像に基づいて火災らし
    い領域があるか否かを検出する火災検出手段とを備えた
    ことを特徴とする火災検出装置。
  2. 【請求項2】 監視領域を撮影する撮影手段と、該撮影
    手段により撮影された画像を格納するための画像メモリ
    とを備え、該画像メモリに格納された画像を処理するこ
    とにより火災を検出する火災検出装置において、 前記撮影手段により撮影された画像を微分してエッジを
    抽出し、微分画像を作成する微分画像作成手段と、 前記撮影手段により撮影された画像から前記微分画像を
    減算して差分画像を得る減算手段と、 前記撮影された画像と前記差分画像に基づいて火災らし
    い領域があるか否かを検出する火災検出手段とを備えた
    ことを特徴とする火災検出装置。
  3. 【請求項3】 前記撮影手段は、カラーカメラであるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の火災検出装
    置。
  4. 【請求項4】 前記火災検出手段は前記画像からR成分
    とG成分の大きい領域を検出するものであることを特徴
    とする請求項3に記載の火災検出装置。
  5. 【請求項5】 前記画膨張処理の膨張処理は、撮影され
    た画像内で、上下二マスのマトリクスを水平走査して、
    上下のマスを比較して、それぞれの輝度値を大きい値の
    方に合わせて、同じ値にしていくものであることを特徴
    とする請求項1に記載の火災検出装置。
  6. 【請求項6】 前記微分画像作成手段は、RGB信号の
    うち、R成分フレームメモリに格納されたカラー成分信
    号のR成分のみに微分処理を行うものであることを特徴
    とする請求項3に記載の火災検出装置。
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