JPH10187820A - Ｅｃシステムの商品販売利用方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のクーポンを利用した商品販売方法では値
引きサービスにより商品の販売促進を目的としたもので
あるが、購入された商品の値引き額がデータとして使用
されるだけで、実際購入された商品の販売情報や購入者
の利用頻度等の販売情報が使用されないという問題があ
った。これに対し、該商品の販売情報や購入者情報をＰ
ＯＳ端末にて入力する場合１件づつ情報入力する必要が
あり、クーポン利用度が多くなった場合、ＰＯＳ端末で
の操作時間が著しく要するという問題が生じる。 【解決手段】本発明は、クーポンを利用した商品の販売
情報を利用し、購入者に対して類似商品の紹介や利用頻
度に応じた値引き、商品情報提供方法を提供するもので
ある。また、クーポンによる購入者が特定できることに
よって購入者の使用実績が明確となるため、利用頻度に
応じたサービスが提供できるものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は商品販売方法に関
し、特に、ＥＣシステムでのクーポンサービスを利用し
た商品販売において販売向上を行うのに好適なＥＣシス
テムの商品販売利用方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】欧米等ではクーポンを利用した商品販売
方法があるが新聞、雑誌に掲載されたクーポンを切り取
り、店舗に持参することでサービスの提供を受ける方法
が実用化されている。また取り引きの利便性を考慮した
技術方法として、「商品販売処理装置」（特開平１−６
２７９４）がある。この装置は磁気カードの値引きデー
タを磁気カードリーダライタ−によって読み出すことに
より値引き操作を簡単にし、操作ミスを防止するという
ものである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来のクーポンを利用
した商品販売方法は値引きサービスにより商品の販売促
進を目的としたものであるが、購入された商品の値引き
額がデータとして使用されるだけで、実際購入された商
品の販売情報や購入者の利用頻度等の販売情報が使用さ
れないという問題があった。

【０００４】これに対し、該商品の販売情報や購入者情
報をＰＯＳ端末にて入力する場合１件づつ情報入力する
必要があり、クーポン利用度が多くなった場合、ＰＯＳ
端末での操作時間が著しく要するという問題が生じる。

【０００５】本発明の目的は、クーポンを利用した商品
の販売情報を利用し、購入者に対して類似商品の紹介や
利用頻度に応じた値引き、商品情報提供方法を提供する
ものである。

【０００６】本発明の他の目的は、クーポンによる購入
者が特定できることによって購入者の使用実績が明確と
なるため、利用頻度に応じたサービスが提供できるもの
である。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、インターネッ
トによる商品提供小売店と出金処理を行うＥＣにより構
成されたシステムである。

【０００８】店舗は個人向に商品情報の提供を行うイン
ターネットで商品値引きクーポン情報を提供し、購入者
はインターネットで提供された商品値引きクーポン情報
から購入予定商品のクーポン情報を選択後ＥＣ内クーポ
ン格納エリアに格納し、店舗内のＰＯＳ端末は購入され
た商品がＥＣ内に格納されたクーポン情報と情報提供し
た内容の一致がみられた場合にクーポン情報に該当する
サービスを提供し、店舗内のＰＯＳ端末はクーポンサー
ビスした商品に関連した類似商品のクーポンサービス情
報を検索後、検索した商品のクーポンサービス情報をＰ
ＯＳ端末の表示部、レシートおよび電子決済したＥＣに
情報提供し、ＥＣ（電子カード）内の情報エリアに対し
現金情報以外に個人情報格納部分を割当てし、店舗内の
ＰＯＳ端末は該ＥＣにて電子決済する場合、利用したＥ
Ｃの個人情報とクーポン利用件数を格納し、その利用頻
度に応じたサービスを提供し、利用したクーポンの統計
情報を基に売筋商品の検索をしたり、利用者個人情報を
作成したりする。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図面により詳細に説明する。

【００１０】図１は本発明を適用したＥＣシステムの商
品販売方法を実施したシステム構成の例である。図１に
おいて、１０は小売り店本部、２０、３０、４０は個人
の家、５０、６０、７０は小売り店店舗、１５，１６，
１７は小売り店本部１０と小売り店店舗５０，６０，７
０を結ぶ通信回線、１２，１３，１４は小売り店本部１
０と個人の家２０，３０，４０を結ぶ通信回線である。

【００１１】本実施例は小売り店店舗は３台、個人の家
３戸しか通信回線にて接続していないが、実際にはこれ
以上の店舗および家と接続されている。小売り店本部１
０はホストコンピュータ１１を有している。ホストコン
ピュータは通信回線１２，１３，１４を使用して個人の
家２０に対しインターネットにより商品情報２２を提供
する。商品情報２２にはＡクーポン情報２３，Ｂクーポ
ン情報２４、Ｃクーポン２５、Ｄクーポン２６も含まれ
ており、購入者２７はその情報の中から購入予定のクー
ポンを画面により選択する。またパーソナルコンピュー
タ２１はＥＣリーダライタ２９と接続されており、購入
者２７はあらかじめ個人コードを格納したＥＣ２８をＥ
Ｃリーダライタ２９に挿入し、選択したクーポン情報２
２をＥＣ２８内に格納する。また個人の家３０，４０も
同様な構成となっている。

【００１２】小売店舗５０はＰＯＳ端末５１を有してい
る。ＰＯＳ端末はＥＣにて生産処理するためＥＣリダラ
イタ５２と接続されており、購入者５３が店舗での買い
物金額をＥＣ２８で支払う。このときＥＣ２８内にクー
ポン情報が格納されている場合、ＰＯＳ端末にてサービ
スを自動的に提供する。また小売り店舗６０，７０も同
様の構成となっている。

【００１３】図２は本発明を実現した場合のホスト、パ
ソコン、ＥＣとＰＯＳ端末における機器内の構成例を示
す。ホストコンピュータ１１１０はオンライン通信制御
部１１２０、ＣＰＵ部１１３０、ハードディスク部１１
４０、インターネット通信制御部１１４５から構成され
ている。

【００１４】またパーソナルコンピュータ１１５０はイ
ンターネット通信制御部１１６０、ＣＰＵ部１１７０、
メモリ部１１８０、ＥＣ通信制御部１１９０から構成
し、それに接続されるＥＣ１１０はＥＣ通信制御部１２
０、ＣＰＵ部１３０、メモリ部１４０から構成されてい
る。このＥＣを接続するＰＯＳ端末１５０はＥＣ通信制
御部１６０、ＣＰＵ部１７０、ハードディスク部１９
０、オンライン通信制御部１８０からそれぞれ構成され
ている。

【００１５】ホストコンピュータ１１１０内のＣＰＵ部
１１３０はＨＤバス１１１４を介してハードディスク部
１１４０内に格納されたハードディスク情報１１４１の
一部をオンライン通信バス１１１２を通してオンライン
通信制御部１１２０へ転送する。またＣＰＵ部１１３０
はハードディスク情報の一部をインターネット通信バス
１１１３を通してインターネット通信制御部１１４５へ
出力する。このときのハードディスク情報はクーポン商
品名１１４３、商品単価１１４４、クーポン番号１１４
５、値引き額１１４６がそれぞれ対応した商品情報とし
て商品群として保管されている。

【００１６】パーソナルコンピュータ１１５０はインタ
ーネット１１５１でホストコンピュータと接続され、パ
ーソナルコンピュータ内のＣＰＵ部１１７０はインター
ネットを通しインターネット通信制御部１１６０で受信
したホストコンピュータからのハードディスク情報をイ
ンターネット通信バス１１５２、メモリバス１１５４を
通してメモリ部１１８０へ格納する。またＣＰＵ部はEC
通信制御部１１９０とＥＣ通信バス１１５５で接続さ
れ、メモリ部に格納したメモリ情報１１８１を送信す
る。このときのメモリ情報はクーポン商品名１１８３と
クーポン番号１１８４である。

【００１７】ＥＣ１１０はパーソナルコンピュータ１１
５０とＥＣ送受信インターフェイス１１１で接続されク
ーポン情報を受信する。ＥＣ１１０内のＣＰＵ部１３０
はＥＣ通信制御部１２０からパーソナルコンピュータの
メモリ情報をＩＯバス１１２、メモリバス１１３を介し
てメモリ部１４０に格納する。

【００１８】またメモリ情報を送出する場合ＥＣ通信制
御部１２０に対し、ＩＯバスを通して出力する。

【００１９】このときのメモリ情報は残金データ１４
３、クーポン商品名１４４、クーポン番号１４５、個人
情報１４６である。

【００２０】ＰＯＳ端末１５０はＥＣとＥＣ送受信イン
ターフェイス１５１で接続され、ＰＯＳ端末内通信制御
部１６０はＥＣ内のメモリ情報を受信する。ＰＯＳ端末
内のＣＰＵ部１７０は通信制御部１６０からＩＯバス１
５２を介してＥＣ内メモリ情報を受取りＨＤバス１５４
を通してハードディスク部１９０に格納する。

【００２１】またＰＯＳ端末はホストコンピュータとオ
ンライン１１１１でも接続されており、ホストコンピュ
ータ内のハードディスク情報をオンライン通信制御部１
８０からオンライン通信バス１５３を介してハードディ
スク部１９０に格納する。このときのハードディスク情
報１９１は入金情報１９４、クーポン商品名１９５、商
品単価１９６、クーポン番号１９７、値引き額１９８、
類似商品情報１９９から構成される。

【００２２】次に、ＥＣを使用した商品取り引きにおけ
るクーポンデータの流れを図３に示す。

【００２３】ホストコンピュータに格納されたクーポン
情報２０１０にはクーポンデータ２０１１と同一のクー
ポンデータ２０１３が存在し、各々追番００１が付加さ
れた追番データ２０１２、追番００２が付加された追番
データ２０１４が含まれる。インターネット２０１５に
よりクーポンデータ２０１１、追番２０１２がＥＣ２０
２０に転送されクーポン情報２０２１として格納され
る。また別のＥＣにはインターネット２０１６によりク
ーポンデータ２０１３、追番２０１４がＥＣ２０３０に
転送されクーポン情報２０３１として格納される。

【００２４】ＰＯＳ端末２０４０に対してはオンライン
２０１８によりクーポンデータ２０１１が転送され商品
データ２０４１として格納される。別のＰＯＳ端末２０
５０に対してはオンライン２０１９によりクーポンデー
タ２０１３が転送され商品データ２０５１として格納さ
れる。

【００２５】データの流れとしては店舗内のＰＯＳ端末
２０４０でＥＣ２０３０を使用して決済する際にクーポ
ン情報２０３１がＰＯＳ端末２０４０に転送される。Ｐ
ＯＳ端末２０４０では予めホストコンピュータから転送
された商品データ２０４１を検索し、クーポン番号が一
致すれば、値引き額を減額する。

【００２６】またＰＯＳ端末はクーポン情報２０３１に
含まれる追番００２をオンライン２０４２を介して転送
することで、この商品クーポンデータ２０１３は使用済
であるという情報を提供する。ホストコンピュータ２０
１０はオンライン２０５２により他のＰＯＳ端末２０５
０に対しクーポン情報２０１３と追番２０１４が既に使
用されたことを知らせる。これによりＥＣからクーポン
情報２０３１が再度使用された時サービスの適用がされ
ず、ＥＣ内クーポン情報の不正書き込みを防止すること
ができる。

【００２７】次にインターネットによるクーポン情報の
検索と採取についての例を図４に示す。

【００２８】インターネット画面１３００はクーポン情
報を表示しており、商品一覧１３１０と商品群の選択１
３２０、選択クーポン商品メニュー１３３０、ＥＣへの
格納１３４０の表示画面となっている。

【００２９】Ａ群商品としてはＡ商品１３１１、Ｂ商品
１３１２、Ｃ商品１３１３、Ｄ商品１３１４、Ｅ商品１
３１５、Ｆ商品１３１６があり購入予定商品の画面表示
に対しマウスのカーソルを持っていきクリックする。こ
れにより選択された商品は選択クーポン商品メニュー１
３３０に表示される。購入予定商品の選択が終了する
と、ＥＣへ格納表示部分をマウスにてクリックする。

【００３０】次に、パソコン上出の処理について、図５
のフローチャートに従って説明する。

【００３１】インターネットで購入予定のホームページ
を開く。（ステップ１４０１）次にクーポンの一覧ペー
ジを開く。（ステップ１４０２）画面上の商品選択部分
をクリックする。（ステップ１４０３）その商品選択画
面から購入予定商品の商品群を選択する。（ステップ１
４０４）購入予定商品をクリックする。（ステップ１４
０５）選択表示画面のメニューで購入予定品の内容をチ
ェックする。（ステップ１４０６）最後に「ＥＣへ格
納」部分の画面をクリックしＥＣへクーポン情報を転送
する。（ステップ１４０７）次に、ＥＣシステムによる
商品販売の処理を図６のフローチャートに従って説明す
る．店舗のＰＯＳ端末がＥＣ内クーポン情報を格納した
メモリ情報の読み取りを実行する（ステップ２０１）。
読み取られた情報にクーポンデータが有るか無いかを判
別する（ステップ２０２）。クーポンデータが存在する
場合、そのクーポンデータをＰＯＳ端末内ハードディス
ク情報に格納する（ステップ２０３）。一方存在しない
場合はクーポンによる値引処理は行わず、クーポンに関
する処理は実施されない。

【００３２】ＰＯＳ端末は客の売り上げ品の精算を行い
（ステップ２０４）、既に取り込んだクーポンデータと
売上品のクーポンデータと売上品の中にクーポン対象商
品が存在するか検索する（ステップ２０５）。読み込ん
だクーポンデータと売上品クーポンの内容が一致すると
クーポンデータの内容に従って値引処理を実行する（ス
テップ２０６）。一方一致しない場合はクーポンによる
値引処理は行わない。

【００３３】値引処理の商品とあらかじめハードディス
ク情報に格納しておいた類似商品のクーポンデータを検
索し（ステップ２０７）、売上品の精算データと類似製
品一覧をレシート用紙に印刷する（ステップ２０８）。
ただし、該情報の出力はレシート用紙に特定したが、Ｐ
ＯＳ端末のユーザ向け表示装置や直接ＥＣ内に送信して
もよい。

【００３４】このとき同時にクーポンを使用したＥＣの
メモリ情報内にある個人情報を入手し（ステップ２０
９）、個人情報とクーポンデータをホストに転送するこ
とにより処理は終了する（ステップ２１０）。

【００３５】図７はクーポンデータの処理から類似商品
のクーポンデータ印字までの方法を示している。

【００３６】ＥＣ３１０にはＡ商品、Ｂ商品、Ｃ商品の
クーポンデータがあり、それぞれＡ商品は−４０円、Ｂ
商品は−５０円、Ｃ商品は−６０円といったデータが格
納されている。これに対し購入者は買い物品３２０につ
いてＰＯＳ端末３３０で精算処理してもらう。この中に
はクーポン付きのＢ商品が含まれている。ＰＯＳ端末３
３０は全買い物の精算とＢ商品がクーポン対象品である
ことを確認し、値引処理を実行する。これに対しＰＯＳ
内ＨＤＤ３４０に格納した類似商品検索からＢ商品の類
似品であるＧ商品、Ｈ商品、Ｉ商品を検索しレシート印
字データとして保管する。これらのデータをレシート用
紙３５０に印字する。

【００３７】

【発明の効果】本発明により、下記効果が得られる。

【００３８】（１）クーポンを利用した商品の購入実績
がわかり、売れ筋および死に筋商品が明確となる。これ
により在庫管理、商品開発の素データとなる。

【００３９】（２）購入者の利用頻度がわかり、購入実
績によりダイレクトメールや他のサービスを提供するこ
とができる。

【００４０】（３）利用したクーポンの類似商品紹介が
でき、販売促進に役立つ。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のシステム例である。

【図２】本発明の機器内構成例である。

【図３】クーポン情報の受け渡しデータ例である。

【図４】本発明のクーポン情報提供例である。

【図５】パソコン上でのクーポン情報格納処理例であ
る。

【図６】本発明のＰＯＳ内の処理例である。

【図７】本発明の商品情報提供例である。

【符号の説明】

１０ ・・・・・小売り店本部 １１ ・・・・・ホストコンピュータ １２，１３，１４ ・・・・・小売り店本部と個人の家
間の通信回線 １５，１６，１７ ・・・・・小売り店本部と小売り店
店舗間の通信回線 ２０，３０，４０ ・・・・・個人の家 ２１，３１，４１ ・・・・・パーソナルコンピュータ ２２，３２，４２ ・・・・・インタネット情報 ２８，３８，４８ ・・・・・ＥＣ ２９，３９，４９ ・・・・・ＥＣリーダライタ ５０，６０，７０ ・・・・・小売り店店舗 ５１，６１，７１ ・・・・・ＰＯＳ端末 ５２，６２，７２ ・・・・・ＥＣリーダライタ ５４，６４，７４ ・・・・・ＥＣ。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】値引きクーポンを店舗に持参するとサービ
   スを受けることができる商品販売方法において、 ＥＣ
   （電子カード）内の情報エリアに対し現金情報以外にク
   ーポン情報格納エリアを割当てし、店舗は個人向に商品
   情報の提供を行うインターネットで商品値引きクーポン
   情報を提供し、購入者はインターネットで提供された商
   品値引きクーポン情報から購入予定商品のクーポン情報
   を選択後ＥＣ内のクーポン情報格納エリアに格納し、 店舗内のＰＯＳ端末は購入された商品がＥＣ内に格納さ
   れた前記クーポン情報と情報提供した内容の一致がみら
   れた場合にクーポン情報に該当するサービスを提供する
   商品販売方法。
2. 【請求項２】請求項１記載の商品販売方法において、店
   舗内のＰＯＳ端末はクーポンサービスした商品に関連し
   た類似商品のクーポンサービス情報を検索後、検索した
   商品のクーポンサービス情報をＰＯＳ端末の表示部、レ
   シートおよび電子決済したＥＣに情報提供することを特
   徴とする商品販売方法。
3. 【請求項３】請求項１記載の商品販売方法において、Ｅ
   Ｃ（電子カード）内の情報エリアに対し現金情報以外に
   個人情報格納部分を割当てし、店舗内のＰＯＳ端末は該
   ＥＣにて電子決済する場合、利用したＥＣの個人情報と
   クーポン利用件数を格納し、その利用頻度に応じたサー
   ビスを提供することが可能な商品販売方法。
4. 【請求項４】請求項１記載の商品販売方法において、店
   舗は商品値引きクーポン情報として購入品の値引き内容
   が不明なクーポン番号を付加し、店舗のＰＯＳ端末内で
   そのクーポン番号に照合した値引き額を引き落とすこと
   により、購入者がクーポン情報を不正に偽造することを
   防止する商品販売方法。