JP2002312663A - データ伝送システム - Google Patents

データ伝送システム

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JP2002312663A
JP2002312663A JP2002021906A JP2002021906A JP2002312663A JP 2002312663 A JP2002312663 A JP 2002312663A JP 2002021906 A JP2002021906 A JP 2002021906A JP 2002021906 A JP2002021906 A JP 2002021906A JP 2002312663 A JP2002312663 A JP 2002312663A
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Japan
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privilege
identifier
terminal device
data
data terminal
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JP2002021906A
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English (en)
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Kiyomi Sakamoto
清美 阪本
Hiroyuki Hamada
浩行 濱田
Teruaki Ata
輝明 阿多
Atsushi Yamashita
敦士 山下
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザがクーポンを印刷出力する必要の無い
使い勝手のよいデータ伝送システムを提供することであ
る。 【解決手段】 データ端末装置31 は、店舗側がユーザ
に与える特典を表しておりかつ当該特典を一意に特定す
る特典識別子を含む特典付きファイルを受信した後、当
該特典付きファイルに含まれる特典識別子を格納する。
データ端末装置2 1 は、データ端末装置31 のユーザに
与えられる特典を一意に識別するための特典識別子を予
め格納している。そして、データ端末装置21 は、デー
タ端末装置31 とデータ通信を行って、当該データ端末
装置31 側の特典識別子を要求する。その後、データ端
末装置21 は、データ端末装置31 から受け取った特典
識別子が、自身に予め格納されている特典識別子に一致
するか否かを判断し、両特典識別子に一致すると判断し
た場合、当該特典識別子により特定される特典を、デー
タ端末装置31 のユーザに与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ伝送システ
ムに関し、より特定的には、レストランに代表される店
舗の紹介を表すファイルをサーバが、当該店舗の客とな
りえるユーザが使用するデータ端末装置に伝送するデー
タ伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、上記のようなデータ伝送システム
がインターネット技術を用いて実現されるようになっ
た。図27(a)は、従来のデータ伝送システムSdtc
を示すブロック図である。データ伝送システムSdtc に
おいては、WWWサーバ101とデータ端末装置102
とが、インターネット103を介して、データ通信可能
に接続される。また、データ端末装置102には、プリ
ンタ104が接続される。
【0003】WWWサーバ101は、いくつかの店舗フ
ァイルFshopを蓄積している。店舗ファイルFshopは、
基本的には、店舗の紹介を表すデータであって、さら
に、店主の意向に応じて、クーポンを表す(図27
(b)参照)。クーポンには、飲食代金の割引に代表さ
れる特典が予め割り当てられている。なお、以上のWW
Wサーバ101の一例が、2001年1月23日の時点
で、例えば、http://gnavi.joy.ne.jpに存在する。
【0004】データ端末装置102は、ユーザの操作に
応答して、インターネット103を介して、WWWサー
バ101にアクセスし、当該ユーザにより指定された店
舗ファイルFshopを取得し、当該店舗ファイルFshopが
表す店舗の紹介を、自身の画面上に表示する。ユーザ
は、表示された店舗の紹介およびクーポンを参照するこ
とができる。さらに、ユーザは、表示された店舗を利用
してみようと決定し、さらに、当該クーポンにより受け
ることができる特典に興味がある場合には、データ端末
装置102に対して印刷を指示する。これによって、今
回取得した店舗ファイルFshopは、データ端末装置10
2から、それに接続されたプリンタ104へと転送され
る。プリンタ104は、受信した店舗ファイルFshopに
従って、それが表す内容を紙上に印刷し、図27(b)
に示すように、少なくともクーポンが表示された印刷結
果Pout として出力する。ユーザは、店舗に印刷結果P
outを持っていき、当該店舗側の人に渡す。これによっ
て、ユーザは、店舗側から特典を受けることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
データ伝送システムSdtc では、ユーザは、クーポンを
いちいち印刷して、店舗に持っていく必要があるので、
当該データ伝送システムSdtc はユーザにとって使い勝
手が悪いという問題点があった。
【0006】それ故に、本発明の目的は、より使い勝手
のよいデータ伝送システムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、特典付与側に設置される第1のデータ端末装置
と、当該特典を受けることが可能なユーザにより使用さ
れる第2のデータ端末装置とがデータ通信を行うデータ
伝送システムであって、第1のデータ端末装置は、第2
のデータ端末装置に与えられる特典を一意に識別するた
めの特典識別子を内部特典識別子として格納する第1の
特典識別子格納部を備える。また、第2のデータ端末装
置は、特典を表しており、かつ当該特典を一意に特定す
る特典識別子を含む特典付きファイルを要求する特典付
きファイル要求部と、特典付きファイル要求部が要求し
た特典付きファイルに含まれる特典識別子を、外部特典
識別子として格納する第2の特典識別子格納部とを備え
る。第1のデータ端末装置は、第2のデータ端末装置と
データ通信を行って、第2の特典識別子格納部に格納さ
れている外部特典識別子を要求する特典識別子要求部
と、特典識別子要求部により要求された外部特典識別子
が、第1の特典識別子格納部に格納された内部特典識別
子に一致するか否かを判断する判断部と、判断部におい
て、外部特典識別子が内部特典識別子に一致すると判断
された場合に、当該内部特典識別子により特定される特
典を、第2のデータ端末装置に与える特典付与部とをさ
らに備える。
【0008】第1の発明によれば、ユーザは、第2のデ
ータ端末装置を特典付与側に持っていくことにより、特
典を受けることができる。したがって、ユーザは、従来
のように、店舗ファイルにより表されるクーポンをわざ
わざ印刷して、特典付与側に持っていく必要がなくな
る。これによって、ユーザにとって使い勝手の良いデー
タ伝送システムを提供することができる。
【0009】第2の発明は第1の発明に従属しており、
データ伝送システムは、データ端末装置と少なくともデ
ータ通信可能に構成されるサーバをさらに備える。サー
バは、特典付きファイルを格納する特典付きファイル記
憶部と、特典付きファイル要求部が要求した特典付きフ
ァイルを、特典付きファイル記憶部から読み出して、第
2のデータ端末装置に送信する特典付きファイル送信部
とを備える。第2の特典識別子格納部は、特典付きファ
イル送信部が送信した特典付きファイルに含まれる特典
識別子を、外部特典識別子として格納する。
【0010】第2の発明によれば、サーバに多くの特典
付きファイルを格納できるので、ユーザは、第2のデー
タ端末装置を操作して、サーバにアクセスするただけ
で、多くの特典をブラウズすることができる。これによ
って、より使い勝手の良いデータ伝送システムを提供す
ることができる。
【0011】第3の発明は、第1の発明に従属してお
り、サーバは、特典付きファイルの作成に必要となる各
項目を入力可能なフォームデータを格納するフォームデ
ータ記憶部をさらに備える。第1のデータ端末装置は、
サーバとデータ通信を行って、フォームデータ記憶部内
のフォームデータを要求するフォームデータ要求部をさ
らに備える。また、サーバは、フォームデータ要求部の
要求に応答して、フォームデータ記憶部からフォームデ
ータを読み出して、第1のデータ端末装置に送信するフ
ォームデータ送信部を備える。第1のデータ端末装置
は、フォームデータ送信部が送信したフォームデータに
基づいて入力された各項目を含む項目データを作成する
項目データ作成部と、項目データ作成部により作成され
た項目データを、サーバに送信する項目データ送信部と
をさらに備える。さらに、サーバは、項目データ送信部
が送信した項目データに基づいて、特典付きファイルを
作成する。
【0012】第3の発明によれば、第1のデータ端末装
置が項目データを送信するだけで、サーバは、特典付き
ファイルを自動的に作成し格納することができる。これ
によって、特典付与側にとって使い勝手が良いデータ伝
送システムを提供することができる。
【0013】第4の発明は第3の発明に従属しており、
フォームデータは、少なくとも、特典付与側が与える特
典と、当該特典を一意に識別するための特典識別子とを
第1のデータ端末装置側で入力可能に予め作成されてい
る。項目データ作成部は、特典付与側により入力された
特典および特典識別子に基づいて、項目データを作成す
る。また、第1の特典識別子格納部は、特典付与側によ
り入力された特典識別子を内部特典識別子として格納す
る。
【0014】第4の発明によれば、特典識別子は、第1
のデータ端末装置において、特典付与側で入力されたも
のが、そのまま第1の特典識別子格納部に格納される。
これによって、特典付与側には、煩わしい操作が要求さ
れず、これによって、さらに使い勝手が良いデータ伝送
システムを提供することができる。
【0015】第5の発明は第1の発明に従属しており、
第1のデータ端末装置は、特典付きファイルを格納する
特典付きファイル記憶部と、特典付きファイル要求部が
要求した特典付きファイルを、特典付きファイル記憶部
から読み出して、第2のデータ端末装置に送信する特典
付きファイル送信部とをさらに備える。第2の特典識別
子格納部は、特典付きファイル送信部が送信した特典付
きファイルに含まれる特典識別子を、外部特典識別子と
して格納する。
【0016】第5の発明によれば、特典付きファイル
は、特典付与側が持つ第2のデータ端末装置に格納され
る。したがって、特典付与側は、第2の発明におけるサ
ーバがなくとも、特典付きファイルをユーザに提供する
ことができる。さらに、特典付与側は、自分の第2のデ
ータ端末装置に特典付きファイルを格納するので、制約
なしで特典付きファイルを自由に作成することができ
る。
【0017】第6の発明は、第1の発明に従属してお
り、データ伝送システムは、第1および第2のデータ端
末装置とデータ通信可能に構成されるサーバをさらに備
える。第1のデータ端末装置は、特典付与側により作成
された特典付きファイルを、サーバにアップロードする
特典付きファイルアップロード部をさらに備える。サー
バは、特典付きファイルアップロード部によりアップロ
ードされた特典付きファイルを格納する特典付きファイ
ル記憶部と、特典付きファイル要求部が要求した特典付
きファイルを、特典付きファイル記憶部から読み出し
て、第2のデータ端末装置に送信する特典付きファイル
送信部とを備える。第2の特典識別子格納部は、特典付
きファイル送信部が送信した特典付きファイルに含まれ
る特典識別子を、外部特典識別子として格納する。
【0018】第6の発明によれば、特典付きファイル
は、特典付与側により作成された後、サーバにアップロ
ードされる。つまり、特典付与側には、第3の発明にお
けるフォームデータで必要な項目を要求されない。これ
によって、特典付与側は、より少ない制約で特典付きフ
ァイルを自由に作成することができる。
【0019】第7の発明は、第1の発明に従属してお
り、ユーザが、特典付与側から有料サービスを受け、ま
たは、特典付与側で物品を購入する場合において、第1
のデータ端末装置とデータ通信を行って、当該特典付与
側が当該ユーザに当該有料サービスまたは当該物品に対
する請求金額を課金するセンタ局をさらに備える。
【0020】第7の発明によれば、ユーザは、キャッシ
ュレスで、特典付与側から有料サービスを受け、また
は、特典付与側で物品を購入することができる。
【0021】第8の発明は、第1の発明に従属してお
り、特典付きファイルには、さらに、特典付与側の代表
位置を含んでいる。第2のデータ端末装置は、特典付き
ファイル要求部が要求した特典付きファイルに含まれる
代表位置に基づいて、ユーザにより指定された出発地か
ら、特典付与側までの最適経路を探索する経路探索部
と、経路探索部が探索した最適経路に従って、ユーザを
特典付与側まで誘導および案内する、誘導・案内部をさ
らに備える。
【0022】第8の発明によれば、ユーザは、第2のデ
ータ端末装置により、特典付与側まで誘導および案内し
てもらうことができるので、より使い勝手の良いデータ
伝送システムを提供することができる。
【0023】第9の発明は、特典付与側に設置される第
1のデータ端末装置と、当該特典を受けることが可能な
ユーザにより使用される第2のデータ端末装置とがデー
タ通信を行うデータ伝送方法であって、第1のデータ端
末装置は、第2のデータ端末装置に与えられる特典を一
意に識別するための特典識別子を内部特典識別子として
格納する第1の特典識別子格納ステップを備える。第2
のデータ端末装置は、特典を表しており、かつ当該特典
を一意に特定する特典識別子を含む特典付きファイルを
要求する特典付きファイル要求ステップと、特典付きフ
ァイル要求ステップで要求された特典付きファイルに含
まれる特典識別子を、外部特典識別子として格納する第
2の特典識別子格納ステップとを備える。第1のデータ
端末装置は、第2のデータ端末装置とデータ通信を行っ
て、第2の特典識別子格納ステップで格納された外部特
典識別子を要求する特典識別子要求ステップと、特典識
別子要求ステップで要求された外部特典識別子が、第1
の特典識別子格納ステップで格納された内部特典識別子
に一致するか否かを判断する判断ステップと、判断ステ
ップにおいて、外部特典識別子が内部特典識別子に一致
すると判断された場合に、当該内部特典識別子により特
定される特典を、第2のデータ端末装置に与える特典付
与ステップとをさらに備える。
【0024】第10の発明は、特典付与側に設置される
第1のデータ端末装置と、当該特典を受けることが可能
なユーザにより使用される第2のデータ端末装置とがデ
ータ通信を行うデータ伝送のためのコンピュータプログ
ラムを記録した記録媒体であって、第1のデータ端末装
置が、第2のデータ端末装置に与えられる特典を一意に
識別するための特典識別子を内部特典識別子として格納
する第1の特典識別子格納ステップと、第2のデータ端
末装置が、特典を表しており、かつ当該特典を一意に特
定する特典識別子を含む特典付きファイルを要求する特
典付きファイル要求ステップと、第2のデータ端末装置
が、特典付きファイル要求ステップで要求された特典付
きファイルに含まれる特典識別子を、外部特典識別子と
して格納する第2の特典識別子格納ステップと、第1の
データ端末装置が、第2のデータ端末装置とデータ通信
を行って、第2の特典識別子格納部に格納されている外
部特典識別子を要求する特典識別子要求ステップと、第
1のデータ端末装置により実行され、特典識別子要求ス
テップで要求された外部特典識別子が、第1の特典識別
子格納ステップに格納された内部特典識別子に一致する
か否かを判断する判断ステップと、第1のデータ端末装
置により実行され、判断ステップにおいて、外部特典識
別子が内部特典識別子に一致すると判断された場合に、
当該内部特典識別子により特定される特典を、第2のデ
ータ端末装置に与える特典付与ステップとを備える。
【0025】第11の発明は、特典付与側に設置される
第1のデータ端末装置と、当該特典を受けることが可能
なユーザにより使用される第2のデータ端末装置とがデ
ータ通信を行うデータ伝送のためのコンピュータプログ
ラムであって、第1のデータ端末装置が、第2のデータ
端末装置に与えられる特典を一意に識別するための特典
識別子を内部特典識別子として格納する第1の特典識別
子格納ステップと、第2のデータ端末装置が、特典を表
しており、かつ当該特典を一意に特定する特典識別子を
含む特典付きファイルを要求する特典付きファイル要求
ステップと、第2のデータ端末装置が、特典付きファイ
ル要求ステップで要求された特典付きファイルに含まれ
る特典識別子を、外部特典識別子として格納する第2の
特典識別子格納ステップと、第1のデータ端末装置が、
第2のデータ端末装置とデータ通信を行って、第2の特
典識別子格納部に格納されている外部特典識別子を要求
する特典識別子要求ステップと、第1のデータ端末装置
により実行され、特典識別子要求ステップで要求された
外部特典識別子が、第1の特典識別子格納ステップに格
納された内部特典識別子に一致するか否かを判断する判
断ステップと、第1のデータ端末装置により実行され、
判断ステップにおいて、外部特典識別子が内部特典識別
子に一致すると判断された場合に、当該内部特典識別子
により特定される特典を、第2のデータ端末装置に与え
る特典付与ステップとを備える。
【0026】第12の発明は、特典付与側に設置される
外部データ端末装置と通信可能に接続されており、当該
特典を受けることが可能なユーザにより使用されるデー
タ端末装置であって、外部データ端末装置には、データ
端末装置に与えられる特典を一意に識別するための特典
識別子が外部特典識別子として格納されている。データ
端末装置は、特典を表しており、かつ当該特典を一意に
特定する特典識別子を含む特典付きファイルを要求する
特典付きファイル要求部と、特典付きファイル要求部が
要求した特典付きファイルに含まれる特典識別子を、内
部特典識別子として格納する特典識別子格納部とを備え
る。外部データ端末装置は、データ端末装置とデータ通
信を行って、特典識別子格納部に格納されている内部特
典識別子を要求し、特典識別子要求部により要求された
内部特典識別子が、自身に格納されている外部特典識別
子に一致するか否かを判断し、内部特典識別子が外部特
典識別子に一致すると判断した場合に、当該内部特典識
別子により特定される特典を、データ端末装置に与え
る。
【0027】第13の発明は、特典を受けることが可能
なユーザにより使用される外部データ端末装置とデータ
通信可能に接続され、特典付与側に設置されるデータ端
末装置であって、外部データ端末装置に与えられる特典
を一意に識別するための特典識別子を内部特典識別子と
して格納する特典識別子格納部を備えている。外部デー
タ端末装置は、特典を表しており、かつ当該特典を一意
に特定する特典識別子を含む特典付きファイルを要求
し、自身が要求した特典付きファイルに含まれる特典識
別子を、外部特典識別子として格納する。データ端末装
置はさらに、外部データ端末装置に格納されている外部
特典識別子を要求する特典識別子要求部と、特典識別子
要求部により要求された外部特典識別子が、特典識別子
格納部に格納された内部特典識別子に一致するか否かを
判断する判断部と、判断部において、外部特典識別子が
内部特典識別子に一致すると判断された場合に、当該内
部特典識別子により特定される特典を、外部データ端末
装置に与える特典付与部とを備える。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
に係るデータ伝送システムSdt1 の構成を示すブロック
図である。データ伝送システムSdt1 は、大略的に、W
WW(World Wide Web)サーバ11 と、データ端末装置2
1 と、データ端末装置31 とを備えている。また、WW
Wサーバ11 と、データ端末装置21 と、データ端末装
置31とは、インターネット41 にアクセス可能に構成
される。これによって、少なくとも、WWWサーバ11
は、インターネット41 を通じて、データ端末装置21
および31 のそれぞれとデータ通信することができる。
さらに、データ端末装置21 および31 は、無線伝送路
1 を通じて、データ通信することができる。
【0029】WWWサーバ11 は、情報提供者により管
理される。ここで、情報提供者とは、店舗側からの依頼
を受けて、特典付きファイルFbonus1(図3(b)参
照)を、WWWサーバ11 に格納し、さらに、当該特典
付きファイルFbonus1を使って、当該店舗の紹介をユー
ザに向けて行う者である。WWWサーバ11 は、図2に
示すように、CPU(Central Processing Unit )111
と、ROM(Read Only Memory)121 と、RAM(Rando
m Access Memory)131 と、フォームデータ記憶部14
1 と、特典付きファイル記憶部151 と、通信制御部1
1 とを備えている。CPU111 は、ROM121
予め記録されているコンピュータプログラム(以下、単
にプログラムと称する)Psrvrに従って、各種処理を行
う。プログラムPsrvrの実行時、CPU111 は、RA
M131 を作業領域として用いる。フォームデータ記憶
部141 は、典型的には、ハードディスクドライブから
なり、予め定められた第1のURL(Uniform Resource
Locator)で特定される記録領域に、フォームデータDfo
rm1 (図3(a)参照)を格納している。特典付きファ
イル記憶部151 は、予め定められた第2のURLで特
定される記録領域に、特典付きファイルFbonus1(図3
(b)参照)を格納している。さらに、特典付きファイ
ル記憶部151 は、予め定められた記録領域に、基礎フ
ァイルFbase1を格納している。基礎ファイルFbase1
は、特典付きファイルFbonus1の背景を表しており、特
典付きファイルFbonus1をWWWサーバ11 が作成する
際(図6のシーケンスSQ8参照)に使われる。なお、
基礎ファイルFbase1 はWWWサーバ11 だけが使うの
で、当該基礎ファイルFbase1 の格納場所についてはU
RLを割り当てる必要はない。通信制御部161 は、イ
ンターネットプロトコルに従って、RAM131 から転
送されてくる各種データをインターネット41 に送出し
たり、当該インターネット41 から送られてくる各種デ
ータを受信して、当該RAM131 に転送したりする。
【0030】ここで、上述のフォームデータDform1 お
よび特典付きファイルFbonus1について説明する。ま
ず、フォームデータDform1 は、図3(a)に示すよう
な入力フォームFin1 を、少なくともデータ端末装置2
1 で表示できるデータである。さらに、入力フォームF
in1 は、後述する特典付きファイルFbonus1の作成時に
必要な項目ITを、データ端末装置21 を使う店舗側の
人間(典型的には、店主または店員)が入力できるよう
に構成される。なお、以下の説明では、店舗側の人間の
ことを記す場合には、便宜上、単に店主と記載する。本
実施形態では、4つの項目ITname、ITinfo、ITco
b およびITiob が、情報提供者の意向に基づいて選ば
れているとする。項目ITnameは店舗の名称であり、項
目ITinfoは、店舗の案内、より具体的には、当該店舗
の住所、当該店舗の電話番号または当該店舗の周辺地
図、もしくは、これらの内、少なくとも2つの組み合わ
せである。項目ITcob は特典の内容である。本実施形
態において、特典とは、店舗を利用した客に特別に与え
られる利益である。項目ITiob は、上記特典を一意に
識別するための特典識別子IDbonus である。以上の4
つが項目ITとして選ばれる場合、入力フォームFin1
は、入力欄Cnameと、入力欄Cinfoと、入力欄Ccob
と、入力欄Ciob とを有する。入力欄Cname、入力欄C
info、入力欄Ccobおよび入力欄Ciob には、データ端
末装置21 を使う店主により、自店の名称(項目ITna
me)、自店の案内(項目ITinfo)および特典の内容
(項目ITcob)、さらに、特典識別子IDbonus (項
目ITiob )が入力される。
【0031】さらに、入力フォームFin1 には、送信ボ
タンBtx1 が準備される。送信ボタンBtx1 には、各入
力欄Cname、Cinfo、Ccob およびCiob に入力された
各項目ITname、ITinfo、ITcob およびITiob を
WWWサーバ11 に送信するという機能が割り当てられ
る。送信ボタンBtx1 は、データ端末装置21 を使う店
主により押される。送信ボタンBtx1 が押されたことに
応答して、データ端末装置21 は、入力項目ITname、
ITinfo、ITcob およびITiob を含む項目データD
item1 (図6参照)をWWWサーバ11 に送信する。
【0032】次に、特典付きファイルFbonus1について
説明する。特典付きファイルFbonus1は、詳細は後述す
るが(図6のシーケンスSQ8参照)、WWWサーバ1
1 により、項目データDitem1 および基礎データFbase
1 を使って作成される。また、特典付きファイルFbonu
s1は、図3(b)に示すような店舗の紹介INshop1
を、少なくともデータ端末装置31 側で表示できるデー
タであって、本実施形態では、店舗の名称(項目ITna
me)、案内(項目ITinfo)および特典の内容(項目I
Tcob )、ならびに、特典識別子IDbonus (項目IT
iob )を表す。
【0033】再度図1を参照する。データ端末装置21
は店舗側に設置され、店主により操作される情報機器で
ある。データ端末装置21 は、図4に示すように、CP
U211 と、ROM221 と、RAM231 と、入力装
置241 と、出力装置251と、特典識別子記憶部26
1 と、第1の通信制御部271 と、第2の通信制御部2
1 とを備えている。CPU211 は、ROM221
予め記録されているコンピュータプログラム(以下、単
にプログラムと称する)Psdteに従って、各種処理を行
う。プログラムPsdteの実行時、CPU211 は、RA
M231 を作業領域として用いる。入力装置241 は、
典型的には、キーボードおよびマウスの組み合わせを含
んでおり、データ端末装置21 に対してコマンドおよび
データを入力するための装置である。出力装置25
1 は、典型的には、ディスプレイ装置を含んでおり、C
PU211 による処理結果を、画像として外部に出力す
るための装置である。特典識別子記憶部261 は、典型
的にはハードディスクドライブからなり、前述の特典識
別子IDbonus を格納する。第1の通信制御部27
1 は、インターネットプロトコルに従って、RAM23
1 から転送されてくる各種データをインターネット41
に送出したり、当該インターネット41 から送られてく
る各種データを受信して、当該RAM231 に転送した
りする。データ端末装置21 は、通常、店舗に固定的に
設置されることから、例えば、デジタル加入者線を使っ
てインターネット41 へのアクセスできることが好まし
い。第2の通信制御部281 は、所定の近距離無線通信
の規格に従って、RAM231 から転送されてくる各種
データを無線伝送路51 に送出したり、当該無線伝送路
1 から送られてくる各種データを受信して、当該RA
M231 に転送したりする。なお、無線通信の規格とし
ては、Bluetooth が代表的である。
【0034】データ端末装置31 は、典型的には、PD
A(Personal Digital Assistants)、ナビゲーション装
置または携帯電話であって、ユーザ、つまり、店舗の客
により携帯可能に構成された情報機器である。データ端
末装置31 は、図5に示すように、CPU311 と、R
OM321 と、RAM331 と、入力装置341 と、出
力装置351 と、特典識別子記憶部361 と、第1の通
信制御部371 と、第2の通信制御部381 とを備えて
いる。CPU311 は、ROM321 に予め記録されて
いるコンピュータプログラム(以下、単にプログラムと
称する)Pudteに従って、各種処理を行う。プログラム
Pudteの実行時、CPU311 は、RAM331 を作業
領域として用いる。入力装置341 は、典型的には、ペ
ンまたはキーボードを含んでおり、データ端末装置31
に対してコマンドおよびデータを入力するための装置で
ある。出力装置351 は、典型的には、ディスプレイ装
置を含んでおり、CPU311 による処理結果を、画像
として外部に出力するための装置である。特典識別子記
憶部361 は、典型的にはハードディスクドライブから
なり、前述の特典識別子IDbonus を格納する。第1の
通信制御部371 は、インターネットプロトコルに従っ
て、RAM331 からの各種データをインターネット4
1 に送出したり、当該インターネット41 からの各種デ
ータを、当該RAM331 に転送したりする。ただし、
第1の通信制御部371 は、データ端末装置31 がユー
ザにより携帯されることから、例えば携帯電話、および
/または、ISDN(Integrated Service Digital Netw
ork)用の公衆電話を使ってインターネット41 へのアク
セスできることが好ましい。第2の通信制御部38
1 は、第2の通信制御部281 と同じ近距離無線通信の
規格に従って、RAM331からの各種データを無線伝
送路51 に送出したり、当該無線伝送路51 からの各種
データを、当該RAM331 に転送したりする。
【0035】次に、上記構成のデータ伝送システムSdt
1 におけるデータ通信を、図6〜図8を参照して説明す
る。まず、図6を参照して、WWWサーバ11 およびデ
ータ端末装置21 の間で行われるデータ通信について説
明する。図6において、店主は、データ端末装置21
操作して、情報提供者に、自店の特典付きファイルFbo
nus1の作成および格納を依頼する。かかる依頼時、CP
U211 は、店主の操作に従って、プログラムPsdteに
記述された処理を行う。より具体的には、CPU211
は、まず、インターネット41 にアクセスする(シーケ
ンスSQ1)。
【0036】次に、店主は、入力装置241 を操作し
て、第1のURLを入力する。CPU211 は、入力さ
れた第1のURLを含む要求RSfd1 をRAM231
で作成した後、第1の通信制御部271 に転送する。こ
こで、要求RSfd1 は、フォームデータDform1 をデー
タ端末装置21 に送信するように、WWWサーバ11
対して要求するための信号である。第1の通信制御部2
1 は、受信要求RSfd1 をインターネット41 上に送
出する。以上のようにして、フォームデータDform1 の
要求が行われる(シーケンスSQ2)。
【0037】要求RSfd1 は、インターネット41 上を
伝送され、WWWサーバ11 の通信制御部161 により
受信された後、RAM131 に転送される。CPU11
1 は、RAM131 に要求RSfd1 が格納された後、プ
ログラムPsrvrに記述された処理を行う。具体的には、
CPU111 は、RAM131 上の要求RSfd1 から第
1のURLを取り出した後、当該第1のURLで特定さ
れるフォームデータ記憶部141 の記録領域から、フォ
ームデータDform1 をRAM131 上に読み出す。次
に、CPU111 は、RAM131 上のフォームデータ
Dform1 を通信制御部161 に転送する。通信制御部1
1 は、フォームデータDform1 をインターネット41
上に送出する(シーケンスSQ3)。
【0038】フォームデータDform1 は、インターネッ
ト41 上を伝送され、データ端末装置21 の第1の通信
制御部271 により受信された後、RAM231 に転送
される。CPU211 は、RAM231 上のフォームデ
ータDform1 を出力装置25 1 に転送する。出力装置2
1 は、受信フォームデータDform1 に従って表示処理
を行って、自身の画面上に、図3(a)に示すような入
力フォームFin1 を表示する(シーケンスSQ4)。
【0039】入力フォームFin1 の表示後、店主は、入
力装置241 を操作して、入力欄Cname、Cinfo、Cco
b およびCiob に、自店の名称(項目ITname)、案内
(項目ITinfo)および特典の内容(項目ITcob )、
ならびに、特典識別子IDbonus (項目ITiob )を入
力する。ここで、本実施形態では、店主は、図9に示す
ように、自店の名称として「居酒屋○○○」を入力欄C
nameに入力し、自店への案内として、当該居酒屋○○○
の周辺地図の画像を入力欄Cinfoに貼り付け、特典の内
容として「飲食代金の20%OFF」と入力欄Ccob に
入力し、さらに、特典識別子IDbonusとして「yyy
y」を入力欄Ciob に入力したと仮定する。これらの入
力後、店主は、入力装置241 を使って、送信ボタンB
tx1 を操作する。かかる操作後、CPU211 は、入力
項目ITname、ITinfo、ITcob およびITiob を含
む項目データDitem1 をRAM231 上で作成する(シ
ーケンスSQ5)。
【0040】次に、CPU211 は、入力特典識別子I
Dbonus を特典識別子記憶部261に格納する(シーケ
ンスSQ6)。ここで、シーケンスSQ6で格納された
特典識別子IDbonus を、以下の説明では、内部特典識
別子IDbonus'と称する。内部特典識別子IDbonus'
は、後で説明するシーケンスSQ22で使用されるの
で、その詳細な説明はここでは省略する。なお、シーケ
ンスSQ6は、特典識別子IDbonus が店主により入力
された後であって、シーケンスSQ22までであれば、
いつ行われてもよい。上記の仮定の下では、シーケンス
SQ6で格納されるのは、yyyyである(図9参
照)。
【0041】次に、CPU211 は、RAM231 上の
項目データDitem1 を第1の通信制御部271 に転送す
る。第1の通信制御部271 は、受信項目データDitem
1 をインターネット41 上に送出する(シーケンスSQ
7)。
【0042】項目データDitem1 は、インターネット4
1 上を伝送され、WWWサーバ11の通信制御部161
により受信された後、RAM131 に転送される。次
に、CPU111 は、特典付きファイルFbonus1を作成
する(シーケンスSQ8)。より具体的には、CPU1
1 は、特典付きファイル記憶部151 から基礎ファイ
ルFbase1 をRAM131 に読み出す。さらに、CPU
111 は、RAM131上で、基礎ファイルFbase1 が
表す背景上の予め定められた位置に、項目データDitem
1 に含まれる各項目ITname、ITinfo、ITcobおよ
びITiobを配置する。これによって、特典付きファイ
ルFbonus1が作成される。各項目ITname、ITinfo、
ITcob およびITiob が図9に示すようなものの場
合、特典付きファイルFbonus1は、図3(b)に示すよ
うなものになる。
【0043】次に、CPU111 は、RAM131 上の
特典付きファイルFbonus1に第2のURLを割り当てた
後、当該特典付きファイルFbonus1を、当該第2のUR
Lで特定される特典付きファイル記憶部151 の記憶領
域に格納する(シーケンスSQ9)。これによって、ユ
ーザのデータ端末装置31 は、図7のシーケンスSQ1
4において、特典付きファイルFbonus1を要求すること
が可能になる。
【0044】次に、CPU111 は、格納完了通知AS
sc1 を作成した後、通信制御部16 1 に転送する。ここ
で、格納完了通知ASsc1 は、特典付きファイルFbonu
s1を特典付きファイル記憶部151 に格納したことを表
すメッセージを含んでおり、当該データ端末装置21
送信される信号である。通信制御部161 は、受信格納
完了通知ASsc1 をインターネット41 上に送出する
(シーケンスSQ10)。
【0045】格納完了通知ASsc1 は、インターネット
1 上を伝送され、データ端末装置21 の第1の通信制
御部271 により受信された後、RAM231 に転送さ
れる。CPU211 は、RAM231 に格納された格納
完了通知ASsc1 を、出力装置251 に転送する。出力
装置251 は、受信格納完了通知ASsc1 に従って表示
処理を行って、自身の画面上に、当該格納完了通知AS
sc1 に含まれるメッセージを表示する(シーケンスSQ
11)。これによって、店主は、自分の依頼を、情報提
供者、つまりWWWサーバ11 が処理したことが分か
る。この後、CPU211 は、インターネット41 への
アクセスを終了する(シーケンスSQ12)。
【0046】なお、以上の実施形態では、説明の便宜
上、シーケンスSQ1〜SQ12を一連の処理として説
明した。しかしながら、特典付きファイルFbonus1の作
成に長時間かかる場合があり、その結果、店主側で待ち
時間および不必要な通信費が発生してしまう。そこで、
シーケンスSQ7の終了後、CPU211 は、インター
ネット41 へのアクセスを終了するようにしてもよい。
この場合、WWWサーバ11 は、格納完了通知ASsc1
に含まれるメッセージが記載された電子メールをデータ
端末装置21 に送信することが好ましい。これによっ
て、店主は、自分の都合が良い時に、即座に、メッセー
ジを読むことができるので、待ち時間および不要な通信
費を圧縮することができる。
【0047】次に、図7を参照して、WWWサーバ11
およびデータ端末装置31 の間で行われるデータ通信に
ついて説明する。ユーザは、データ端末装置31 を操作
して、WWWサーバ11 上の特典付きファイルFbonus1
をブラウズする。かかるブラウズ時、CPU311 は、
ユーザの操作に従って、プログラムPudteに記述された
処理を行う。より具体的には、CPU311 は、インタ
ーネット41 にアクセスする(シーケンスSQ13)。
【0048】次に、ユーザは、入力装置341 を操作し
て、第2のURLを入力する。CPU311 は、入力さ
れた第2のURLを含む要求RSsd1 をRAM331
で作成した後、第1の通信制御部371 に転送する。こ
こで、要求RSsd1 は、特典付きファイルFbonus1をデ
ータ端末装置31 に送信するように、WWWサーバ1 1
に要求するための信号である。第1の通信制御部371
は、受信要求RSsd1をインターネット41 上に送出す
る。以上のようにして、特典付きファイルFbonus1の要
求が行われる(シーケンスSQ14)。
【0049】要求RSsd1 は、インターネット41 上を
伝送され、WWWサーバ11 の通信制御部161 により
受信された後、RAM131 に転送される。CPU11
1 は、RAM131 に要求RSsd1 が格納された後、プ
ログラムPsrvrに記述された処理を行う。具体的には、
CPU111 は、RAM131 上の要求RSsd1 から第
2のURLを取り出した後、当該第2のURLで特定さ
れる特典付きファイル記憶部151 の記録領域から、特
典付きファイルFbonus1をRAM131 上に読み出す。
次に、CPU111 は、RAM131 上の特典付きファ
イルFbonus1を通信制御部161 に転送する。通信制御
部161 は、受信特典付きファイルFbonus1をインター
ネット41 上に送出する(シーケンスSQ15)。
【0050】特典付きファイルFbonus1は、インターネ
ット41 上を伝送され、データ端末装置31 の第1の通
信制御部371 により受信された後、RAM331 に転
送される。CPU311 は、RAM331 上の特典付き
ファイルFbonus1を出力装置351 に転送する。出力装
置351 は、受信特典付きファイルFbonus1に従って表
示処理を行って、自身の画面上に、店舗の紹介INshop
1 を表す画像を表示する(シーケンスSQ16)。これ
によって、ユーザは、店舗の紹介INshop1 をブラウズ
できる。ここで、本実施形態では、ユーザは、図3
(b)に示すものをブラウズしていると仮定する。
【0051】ユーザは、シーケンスSQ16で表示され
た店舗に将来行くと決定し、かつ同じシーケンスSQ1
6で表示された特典を気に入った場合、入力装置341
を操作して、その旨を入力する。かかる入力に応答し
て、CPU311 は、RAM331 上の特典付きファイ
ルFbonus1に含まれる特典識別子IDbonus を特典識別
子記憶部361 に格納する(シーケンスSQ17)。こ
こで、シーケンスSQ17で格納された特典識別子ID
bonus を、以下の説明では、外部特典識別子IDbonus"
と称する。外部特典識別子IDbonus"は、後で説明する
シーケンスSQ22で使用されるので、その詳細な説明
はここでは省略する。上記仮定の下では、今回の外部特
典識別子IDbonus"は、yyyyである(図3(b)参
照)。シーケンスSQ17の後、CPU211 は、イン
ターネット41 へのアクセスを終了する(シーケンスS
Q18)。
【0052】シーケンスSQ18の後、ユーザは、デー
タ端末装置31 を携帯して、対象となる店舗からサービ
スを受けたり、当該店舗で物品を買ったりする。対象と
なる店舗とは、シーケンスSQ16で表示された店舗で
あり、本実施形態では、図3(b)の店舗紹介INshop
1 に示された店舗であると仮定する。ユーザは、対象と
なる店舗から、シーケンスSQ16で表示された特典を
受ける。かかる特典を受ける時、データ端末装置21
よび31 の間で、図8に示すようなデータ通信が行われ
る。
【0053】図8において、データ端末装置21 のCP
U211 は、店主の操作に従って、プログラムPsdteに
記述された処理を行う。より具体的には、CPU211
は、まず、前述した近距離無線通信の規格に従って、デ
ータ端末装置31 とのコネクションを確立する(シーケ
ンスSQ19)。コネクション確立が始まると、データ
端末装置31 側のCPU311 は、プログラムPudteに
記述された処理を行う。
【0054】次に、CPU211 は、要求RSiob をR
AM331 上で作成した後、第2の通信制御部281
転送する。ここで、要求RSiob は、外部特典識別子I
Dbonus"をデータ端末装置21 に送信するように、デー
タ端末装置31 に要求するための信号である。第2の通
信制御部281 は、受信要求RSiob を無線伝送路5 1
上に送出する。以上のようにして、特典識別子の要求が
行われる(シーケンスSQ20)。
【0055】要求RSiob は、無線伝送路51 上を伝送
され、データ端末装置31 の第2の通信制御部381
より受信された後、RAM331 に転送される。CPU
31 1 は、RAM331 に要求RSiob が格納された
後、外部特典識別子IDbonus"を、特典識別子記憶部3
1 からRAM331 上に読み出す。次に、CPU31
1 は、RAM331 上の外部特典識別子IDbonus"を第
2の通信制御部381 に転送する。第2の通信制御部3
1 は、受信外部特典識別子IDbonus"を無線伝送路5
1 上に送出する(シーケンスSQ21)。
【0056】外部特典識別子IDbonus"は、無線伝送路
1 上を伝送され、データ端末装置21 の第2の通信制
御部281 により受信された後、RAM231 に転送さ
れる。さらに、CPU211 は、内部特典識別子IDbo
nus'を、特典識別子記憶部261 からRAM231 上に
読み出す。ここで、内部特典識別子IDbonus'の読み出
しタイミングは、シーケンスSQ19の終了後からシー
ケンスSQ22の開始までの間であれば、いつでもよ
い。以上のようにして、RAM231 には、内部特典識
別子IDbonus'および外部特典識別子IDbonus"の双方
が格納される。CPU211 は、外部特典識別子IDbo
nus"が内部特典識別子IDbonus'に一致するか否かを判
断する(シーケンスSQ22)。
【0057】CPU211 は、外部特典識別子IDbonu
s"が内部特典識別子IDbonus'に一致する場合、ユーザ
が自店の紹介INshop1 を見て来店した者であるとみな
して、シーケンスSQ23を行う。そして、CPU21
1 は、ユーザに特典を与えるための処理を行う(シーケ
ンスSQ23)。本実施形態では、ユーザは、図3
(b)の店舗の紹介INshop1 を見て来店していると仮
定しているので、データ端末装置31 には、外部特典識
別子IDbonus"としてyyyyが格納されている。ま
た、対象となる店舗は、図3(b)の店舗の紹介INsh
op1 で紹介されているものと仮定しているので、データ
端末装置21 には、内部特典識別子IDbonus'としてy
yyyが格納されている。以上のことから、ユーザは、
飲食代金の20%オフという特典を受けることになる。
したがって、CPU211 は、シーケンスSQ23の具
体的な処理として、ユーザの飲食代金から20%をオフ
した額を出力装置251 に表示させる。店主は、出力装
置251 に表示された金額をユーザに請求する。シーケ
ンスSQ23が終了すると、CPU211 は、データ端
末装置31 とのコネクションを切断する(シーケンスS
Q24)。
【0058】再度、シーケンスSQ22を参照する。C
PU211 は、外部特典識別子IDbonus"が内部特典識
別子IDbonus'に一致しない場合、ユーザが自店の紹介
INshop1 を見て来店した者でないとみなして、シーケ
ンスSQ23を行うことなく、シーケンスSQ24を行
う。言い換えれば、CPU211 は特典をユーザに与え
ない。
【0059】なお、自店の紹介INshop1 を見て来店し
たユーザに特典を付与する観点からは、CPU211
シーケンスSQ23を行うのは、外部特典識別子IDbo
nus"が内部特典識別子IDbonus'に一致する場合に限る
ことがより好ましい。
【0060】以上説明したように、データ伝送システム
Sdt1 では、特典付きファイルFbonus1に特典識別子I
Dbonus が含まれる。さらに、特典識別子IDbonus
は、シーケンスSQ6において、内部特典識別子IDbo
nus'として店舗側のデータ端末装置21 に格納され、さ
らに、シーケンスSQ17において、外部特典識別子I
Dbonus"としてユーザのデータ端末装置31 に格納され
る。そして、ユーザの来店時に、データ端末装置2
1 は、データ端末装置31 から外部特典識別子IDbonu
s"を取得して、当該外部特典識別子IDbonus"が内部特
典識別子IDbonus'に一致する場合には、特典付きファ
イルFbonus1で示される特典をユーザに与える。これに
よって、ユーザは、従来のようなクーポン部分を印刷す
る必要が無くなるので、より使い勝手の良いデータ伝送
システムSdt1 を実現することが可能となる。
【0061】なお、第1の実施形態では、特典の具体例
として、飲食代金の20%オフを挙げた。しかし、これ
に限らず、飲食代金に応じてポイントを付与するような
特典であってもよい。かかる場合、データ端末装置21
または31 は、ユーザのポイントを集計する。そして、
店舗側は、ポイントに応じて物品またはサービスをユー
ザに与える。かかるポイントサービスについては、後で
説明する第2および第3の実施形態でも、同様に当ては
まる。
【0062】また、第1の実施形態では、特典付きファ
イルFbonus1の具体例として、居酒屋の紹介を挙げた。
しかし、これに限らず、特典付きファイルFbonus1によ
り紹介されるのは、店舗および施設等、ユーザが訪れる
ことが可能な場所であれば何であっても良い。
【0063】また、特典付きファイルFbonus1には、少
なくとも、特典および特典識別子IDbonus が割り当て
られており、当該特典を受けることができる場所が示さ
れていれば良い。さらに、特典付きファイルFbonus1に
は、様々な情報が付加されていても良い。例えば、特典
付きファイルFbonus1がブティックを紹介しているので
あれば、バーゲンセールに関連する情報が付加された
り、それが観光地を紹介しているのであれば、そこで行
われているイベント内容に関連する情報が付加された
り、それが映画館等多くのユーザが集まるような施設を
紹介しているのであれば、混雑の程度または待ち時間を
示す情報が付加されてもよい。また、自分の好きなタレ
ントがよく行くレストランのメニュー情報または特典、
もしくはブティックのバーゲン情報または特典が付加さ
れてもよい。この点については、後で説明する第2およ
び第3の実施形態でも、同様に当てはまる。
【0064】また、第1の実施形態では、好ましい例と
して、データ端末装置21 および3 1 は、無線伝送路5
1 を使ってデータ通信を行っていた。しかし、これに限
らず、データ端末装置21 および31 は、有線の伝送路
(例えば、USB(UniversalSerial Bus)のケーブル)
を使ってデータ通信を行っても良い。また、データ端末
装置21 および31 はインターネット41 を介して、図
8のデータ通信を行っても良い。この点については、後
で説明する第2および第3の実施形態でも、同様に当て
はまる。
【0065】また、第1の実施形態では、データ端末装
置31 は、無線伝送路51 を使って、データ端末装置2
1 と外部特典識別子IDbonus"の交換を行っていた(図
8のシーケンスSQ21およびSQ22)。しかし、こ
れに限らず、以下のようにして、外部特典識別子IDbo
nus"の交換を行っても良い。つまり、データ端末装置2
1 および31 は、互いに同じ規格のカード型のメモリ用
のスロットを備える。ここで、カード型のメモリとして
は、SDカード、スマートメディアまたはメモリーステ
ィック(いずれも商標)が代表的である。データ端末装
置31 は、自身のスロットに挿入されたカード型のメモ
リを、特典識別子記憶部361 として用い、当該カード
型のメモリに外部特典識別子IDbonus"を格納する。そ
して、ユーザまたは店主は、対象となる店舗において、
データ端末装置31 側のスロットからカード型のメモリ
を取り出し、データ端末装置21 側のスロットに挿入す
る。データ端末装置21 側では、カード型のメモリがス
ロットに挿入されると、CPU211 が、当該メモリか
ら、外部特典識別子IDbonus"をRAM231 に読み出
す。この点については、後で説明する第2および第3の
実施形態でも、同様に当てはまる。
【0066】また、第1の実施形態では、好ましい例と
して、WWWサーバ11 は、データ端末装置21 および
1 と、インターネット41 を介してデータ通信を行っ
ていた(図6および図7参照)。しかし、図6および図
7のデータ通信は、他のネットワーク(例えば、LAN
(Local Area Network))を介して行われても良い。つま
り、特典付きファイルFbonus1を格納するのは、WWW
サーバ11 に限らず、単なるサーバでもよい。この点に
ついては、後で説明する第2および第3の実施形態で
も、同様に当てはまる。
【0067】また、第1の実施形態では、好ましい例と
して、特典付きファイルFbonus1は、WWWサーバ11
に格納されていた。しかし、これに限らず、データ端末
装置21 にWWWサーバ11 の機能を持たせ、当該デー
タ端末装置21 が特典付きファイルFbonus1を格納し、
データ端末装置31 に送信しても良い。この点について
は、後で説明する第2および第3の実施形態でも、同様
に当てはまる。
【0068】また、第1の実施形態では、便宜上、デー
タ端末装置21 が1台で、図6のデータ通信および図8
のデータ通信の双方を行うとして説明した。しかし、こ
れに限らず、物理的に異なるデータ端末装置21 を2台
準備し、一方が図6のデータ通信を行い、他方が図8の
データ通信を行うようにしても良い。
【0069】また、第1の実施形態では、好ましい例と
して、各特典付きファイルFbonus1は、1つの特典、お
よび当該1つの特典を特定する特典識別子IDbonus を
含んでいた。しかし、これに限らず、各特典付きファイ
ルFbonus1は、複数の特典、および当該複数の特典を一
意に特定する複数の特典識別子IDbonus を含んでいて
も良い。ここで、各特典付きファイルFbonus1が1つの
特典を含む場合には、当該特典付きファイルFbonus1お
よび特典とが一意に対応することになるので、特典識別
子IDbonus としてURLを使っても良い。この点につ
いては、後で説明する第2および第3の実施形態でも、
同様に当てはまる。
【0070】また、第1の実施形態では、WWWサーバ
1 が、データ端末装置21 から送られてくる各項目I
Tを使って、特典付きファイルFbonus1を作成してい
た。しかし、これに限らず、以下のようにして、特典付
きファイルFbonus1は作成されても良い。つまり、店主
は、自店の紹介INshop1 の原案を作成して、情報提供
者に渡す。情報提供者は、受け取った原案を基に、店舗
の紹介INshop1 を表す特典付きファイルFbonus1を、
例えばパーソナルコンピュータを使って作成し、自身が
管理するWWWサーバ11 にアップロードする。この場
合、図6のようなデータ通信は必要なくなる。また、店
主は、インターネット41 を介さず、情報提供者に直接
原案を渡す。そのため、当該店主がデータ端末装置21
を操作する機会は、上述の第1の実施形態として比較し
て少なくなる。この点については、後で説明する第2お
よび第3の実施形態でも、同様に当てはまる。
【0071】以上のような特典付きファイルFbonus1の
作成方法を採用した場合、特典識別子IDbonus は、以
下の3通りの方法で、データ端末装置21 に格納され
る。第1の方法としては、店主は、自店の紹介INshop
1 (原案)を情報提供者に渡す時に、特典識別子IDbo
nus を指定する。データ端末装置21 は、店主の操作に
従って、当該店主が指定した特典識別子IDbonus を、
特典識別子記憶部261に格納する。また、第2の方法
としては、情報提供者は、特典付きファイルFbonus1の
作成時に、特典識別子IDbonus を割り当て、当該割り
当てた特典識別子IDbonusを、典型的には電子メール
を使って、店主に通知する。データ端末装置21 は、店
主の操作に従って、電子メールにより通知された特典識
別子IDbonus を、特典識別子記憶部261 に格納す
る。第3の方法としては、情報提供者は、特典付きファ
イルFbonus1の作成時に、特典識別子IDbonus を割り
当てる。また、特典付きファイルFbonus1に特典識別子
IDbonus が示される点では、第1の実施形態で説明し
た通りであるから、店主は、特典付きファイルFbonus1
のアップロード後であれば、データ端末装置21 を操作
して、自店の紹介INshop1 を表す特典付きファイルF
bonus1をブラウズし、これによって、自身の特典識別子
IDbonus を得ることができる。データ端末装置2
1 は、店主の操作に従って、当該店主が得た特典識別子
IDbonusを、特典識別子記憶部261 に格納する。
【0072】次に、第1の実施形態の変形例に係るデー
タ伝送システムSdt1'について説明する。データ伝送シ
ステムSdt1'は、データ伝送システムSdt1 と比較する
と、WWWサーバ11 がフォームデータ記憶部141
備えない点と、図6のデータ通信の代わりに図10のデ
ータ通信が行われる点とで相違する。それ以外に相違点
はないので、以下のデータ伝送システムSdt1'の説明で
は、図1〜図5および図7〜図9を援用する。
【0073】図10のデータ通信に先立って、店主は、
情報提供者から、WWWサーバ11の特典付きファイル
記憶部151 における記憶領域を割り当ててもらう。こ
の時、店主には、前述の第2のURLのホームページデ
ィレクトリが情報提供者から通知される。ここで、ホー
ムページディレクトリとは、情報提供者により決定さ
れ、店主に割り当てた記憶領域を特定する。
【0074】図10において、店主は、データ端末装置
1 を操作して、自店の特典付きファイルFbonus1を作
成し、WWWサーバ11 にアップロードする。この時、
CPU211 は、店主の操作に従って、プログラムPsd
teに記述された処理を行う。より具体的には、CPU2
1 は、店主の操作に従って、店舗の紹介INshop1
(図3(b)参照)を表す特典付きファイルFbonus1を
作成する(シーケンスSQ25)。より具体的には、C
PU211 は、RAM231 上で、背景上に各項目IT
name、ITinfo、ITcob およびITiob (第1の実施
形態参照を参照)を配置し、これによって、店舗の紹介
INshop1 を表す特典付きファイルFbonus1を作成す
る。
【0075】さらに、CPU211 は、RAM231
の入力特典識別子IDbonus (シーケンスSQ25で使
われた項目ITiob )を、内部特典識別子IDbonus'と
して特典識別子記憶部261 に格納する(シーケンスS
Q26)。なお、シーケンスSQ26は、シーケンスS
Q25の後であって、データ端末装置31 が特典付きフ
ァイルFbonus1を要求するまでであれば(図7のシーケ
ンスSQ14参照)、いつ行われてもよい。
【0076】次に、CPU211 は、店主の操作に従っ
て、WWWサーバ11 にアクセスして、シーケンスSQ
25で作成された特典付きファイルFbonus1を、WWW
サーバ11 にアップロードする(シーケンスSQ2
8)。より具体的には、店主は、入力装置241 を操作
して、情報提供者から通知されたホームページディレク
トリに、自分の好きなファイル名を付加して、アップロ
ードすべき特典付きファイルFbonus1用の第2のURL
を指定する。CPU211 は、RAM231 上の特典付
きファイルFbonus1と、指定された第2のURLを、第
1の通信制御部27 1 に転送する。第1の通信制御部2
1 は、受信特典付きファイルFbonus1および第2のU
RLをインターネット41 上に送出する。
【0077】特典付きファイルFbonus1および第2のU
RLは、インターネット41 上を伝送され、WWWサー
バ11 の通信制御部161 により受信された後、RAM
13 1 に転送される。CPU111 は、RAM131
特典付きファイルFbonus1が格納された後、プログラム
Psrvrに記述された処理を行う。CPU111 は、RA
M131 上の特典付きファイルFbonus1を、当該RAM
131 上の第2のURLで特定される特典付きファイル
記憶部151 の記憶領域に格納する(シーケンスSQ2
9)。これによって、データ端末装置31 は、特典付き
ファイルFbonus1を要求することできる状態になる。
【0078】次に、CPU111 は、第1の実施形態と
同様の格納完了通知ASsc1 を作成した後、通信制御部
161 に転送する。通信制御部161 は、受信格納完了
通知ASsc1 をインターネット41 上に送出する(シー
ケンスSQ30)。格納完了通知ASsc1 は、インター
ネット41 上を伝送され、データ端末装置21 の第1の
通信制御部271 により受信された後、RAM231
転送される。CPU211 は、RAM231 に格納され
た格納完了通知ASsc1 を、出力装置251 に転送す
る。出力装置251 は、受信格納完了通知ASsc1 に従
って表示処理を行って、自身の画面上に、当該格納完了
通知ASsc1 に含まれるメッセージを表示する(シーケ
ンスSQ31)。これによって、店主は、WWWサーバ
1 が特典付きファイルFbonus1を格納したことが分か
る。この後、CPU21 1 は、インターネット41 への
アクセスを終了する(シーケンスSQ32)。以降、図
7および図8のデータ通信が行われる。
【0079】以上のように、本変形例では、店主は、情
報提供者からホームページディレクトリ(つまり、特典
付きファイル記憶部151 における記録領域)を割り当
てられるだけで、特典付きファイルFbonus1を自分で好
きなように作成できる。
【0080】次に、本発明の第2の実施形態に係るデー
タ伝送システムSdt2 について説明する。図11は、デ
ータ伝送システムSdt2 の構成を示すブロック図であ
る。データ伝送システムSdt2 は、大略的に、第1の実
施形態で説明したWWWサーバ11 (図2参照)と、デ
ータ端末装置22 と、データ端末装置32 と、センタ局
2 とを備えている。また、WWWサーバ11 と、デー
タ端末装置22 と、データ端末装置32 とは、第1の実
施形態で説明したインターネット41 にアクセス可能に
構成される。これによって、少なくとも、WWWサーバ
1 は、インターネット41 を通じて、データ端末装置
2 および32 のそれぞれとデータ通信することができ
る。また、データ端末装置22 および32 は、第1の実
施形態で説明した無線伝送路51 を通じて、データ通信
することができる。さらに、データ端末装置22 は、有
線または無線の伝送路72 を通じて、センタ局62 とデ
ータ通信することができる。ここで、伝送路72 は公衆
回線または専用線である。
【0081】データ端末装置22 は、データ端末装置2
1 と同様に、店舗側に設置され、店主により操作される
情報機器であって、図12に示す構成を有する。図12
において、データ端末装置22 は、データ端末装置21
の構成(図4参照)と比較すると、第3の通信制御部2
2 をさらに備える点で相違する。それ以外に双方の間
には、構成面における相違点はないので、図12におい
て、図4に示す構成に相当するものには、同一の参照符
号を付し、その説明を省略する。第3の通信制御部29
2 は、伝送路72 で使用されるプロトコルに従って、R
AM231 から転送されてくる各種データを伝送路72
に送出したり、当該伝送路72 から送られてくる各種デ
ータを受信して、当該RAM231 に転送したりする。
【0082】データ端末装置32 は、データ端末装置3
1 と同様に、ユーザにより携帯可能に構成される情報機
器であって、図13に示す構成を有する。図13におい
て、データ端末装置32 は、データ端末装置31 の構成
(図5参照)と比較すると、個人データ記憶部392
さらに備える点で相違する。それ以外に双方の間には、
構成面における相違点はないので、図13において、図
5に示す構成に相当するものには同一の参照符号を付
し、その説明を省略する。個人データ記憶部39 2 は、
ユーザの個人データDuserを記憶する。ここで、本実施
形態では、個人データDuserは、ユーザが所持している
クレジットカードの番号と、当該クレジットカードの有
効期限との組み合わせであるとする。
【0083】センタ局62 は、クレジットカード業者に
より管理され、ユーザに対する課金処理を行う。センタ
局62 は、図14(a)に示すように、CPU61
2 と、ROM622 と、RAM632 と、個人データベ
ース記憶部642 と、通信制御部652 とを備えてい
る。CPU612 は、ROM622 に予め記録されてい
るコンピュータプログラムPssに従って、各種処理を行
う。コンピュータプログラムPssの実行時、CPU61
2 は、RAM632 を作業領域として用いる。個人デー
タベース記憶部642 は、典型的には、ハードディスク
ドライブからなり、個人データベースDBuser(図14
(b)参照)を格納している。通信制御部65 2 は、伝
送路72 で使用されるプロトコルに従って、RAM63
2 から転送されてくる各種データを伝送路72 に送出し
たり、当該伝送路72 から送られてくる各種データを受
信して、当該RAM632 に転送したりする。
【0084】上述の個人データベースDBuserは、クレ
ジットカード業者との契約ユーザ毎に、個人データDus
erおよび利用状況データDstatを格納している。その具
体例として、個人データベースDBuserは、図14
(b)に示すように、ユーザ毎に作成された単位レコー
ドRunit21の集まりからなる。各単位レコードRunit21
は、個人データDuserと、利用状況データDstatとの組
みを含む。ここで、個人データDuserとは、上述した通
り、クレジットカードの番号およびその有効期限からな
る。また、利用状況データDstatは、少なくとも、ユー
ザがクレジットカードを利用した日、利用した店舗名、
および当該店舗が当該ユーザに請求した金額(後述す
る、請求金額CdiscまたはCnoml)を含む。
【0085】次に、上記構成のデータ伝送システムSdt
2 におけるデータ通信を説明する。まず、WWWサーバ
1 およびデータ端末装置22 の間で行われるデータ通
信については、図6のそれと同様であるため、その説明
を省略する。また、WWWサーバ11 およびデータ端末
装置32 の間で行われるデータ通信については、図7の
それと同様であるため、その説明を省略する。
【0086】図7のシーケンスSQ18の後、ユーザ
は、データ端末装置32 を携帯して、対象となる店舗に
おいて、サービスを受けたり、物品を買ったりすると共
に、当該店舗から特典を受ける。上記対象となる店舗で
は、データ端末装置22 、32およびセンタ局62 の間
で、図15および図16に示すようなデータ通信が行わ
れる。
【0087】図15において、データ端末装置22 のC
PU211 は、店主の操作に従って、プログラムPsdte
に記述された処理を行う。より具体的には、CPU21
1 は、データ端末装置32 とのコネクションを確立する
(シーケンスSQ33)。コネクション確立が始まる
と、データ端末装置32 側のCPU311 は、プログラ
ムPudteに記述された処理を行う。
【0088】次に、CPU211 は、要求RSiau をR
AM331 上で作成した後、第2の通信制御部281
転送する。ここで、要求RSiau は、外部特典識別子I
Dbonus"および個人データDuserをデータ端末装置22
に送信するように、データ端末装置32 に要求するため
の信号である。第2の通信制御部281 は、受信要求R
Siau を無線伝送路51 上に送出する。以上のようにし
て、特典識別子および個人データの要求が行われる(シ
ーケンスSQ34)。
【0089】要求RSiau は、無線伝送路51 上を伝送
され、データ端末装置32 の第2の通信制御部381
より受信された後、RAM331 に転送される。CPU
31 1 は、RAM331 に要求RSiau が格納された
後、外部特典識別子IDbonus"を、特典識別子記憶部3
1 からRAM331 上に読み出す。さらに、CPU3
1 は、個人データDuserを、個人データ記憶部392
からRAM331 上に読み出す。次に、CPU31
1 は、RAM331 上の外部特典識別子IDbonus"およ
び個人データDuserを第2の通信制御部381 に転送す
る。第2の通信制御部381 は、受信外部特典識別子I
Dbonus"および受信個人データDuserを無線伝送路51
上に送出する(シーケンスSQ35)。
【0090】外部特典識別子IDbonus"および個人デー
タDuserは、無線伝送路51 上を伝送され、データ端末
装置22 の第2の通信制御部281 により受信された
後、RAM231 に転送される。さらに、CPU211
は、内部特典識別子IDbonus'を、特典識別子記憶部2
1 からRAM231 上に読み出す。ここで、内部特典
識別子IDbonus'の読み出しタイミングは、シーケンス
SQ33の終了後からシーケンスSQ36の開始までの
間であれば、いつでもよい。以上のようにして、RAM
231 には、個人データDuserと、内部特典識別子ID
bonus'および外部特典識別子IDbonus"の双方とが格納
される。次に、CPU211 は、外部特典識別子IDbo
nus"が内部特典識別子IDbonus'に一致するか否かを判
断する(シーケンスSQ36)。
【0091】CPU211 は、外部特典識別子IDbonu
s"が内部特典識別子IDbonus'に一致する場合、ユーザ
が自店の紹介INshop1 を見て来店した者であるとみな
して、シーケンスSQ37を行う。そして、CPU21
1 は、ユーザに特典を与えるための処理を行う(シーケ
ンスSQ37)。第2の実施形態でも、第1の実施形態
と同様に、ユーザは、図3(b)の店舗の紹介INshop
1 を見て来店していると仮定する。この仮定下では、デ
ータ端末装置32 には、外部特典識別子IDbonus"とし
てyyyyが格納されている。また、第2の実施形態で
も、第1の実施形態と同様に、対象となる店舗は、図3
(b)の店舗の紹介INshop1 で紹介されているものと
仮定する。この仮定下では、データ端末装置22 には、
内部特典識別子IDbonus'としてyyyyが格納されて
いる。以上のことから、ユーザは、飲食代金の20%オ
フという特典を受けることになる。この場合、CPU2
1 は、シーケンスSQ37の具体的な処理として、ユ
ーザの飲食代金から20%をオフした請求額Cdiscを算
出する。そして、CPU211 は、算出した請求額Cdi
sc、今日の日付(つまり、クレジットカードの利用日)
および対象となる店舗の名前を含む利用状況データDst
atを、RAM231 上で作成する。なお、店舗の名称
は、データ端末装置22 に予め登録されているものとす
る。また、好ましくは、CPU211 は、請求額Cdisc
をユーザに提示するために出力装置25 1 に表示させ
る。シーケンスSQ37が終了すると、CPU21
1 は、データ端末装置32 とのコネクションを切断する
(シーケンスSQ38)。
【0092】また、シーケンスSQ37において、CP
U211 は、外部特典識別子IDbonus"が内部特典識別
子IDbonus'に一致しないと判断した場合、図16のシ
ーケンスSQ39を行う。そして、CPU211 は、ユ
ーザに特典を与えないための処理を行う(シーケンスS
Q39)。上述の例に当てはめると、ユーザは、飲食代
金の20%オフという特典を受けることができない。こ
の場合、CPU211は、シーケンスSQ39の具体的
な処理として、ユーザの飲食代金を割り引くことなくそ
のまま請求額Cnomlとして算出する。そして、CPU2
1 は、算出した請求額Cnoml、クレジットカードの利
用日および対象となる店舗の名前を含む利用状況データ
Dstatを、RAM231 上で作成する。さらに、好まし
くは、CPU211 は、算出した請求額Cnomlを出力装
置251 に表示させる。シーケンスSQ37が終了する
と、CPU211 は、データ端末装置32 とのコネクシ
ョンを切断する(シーケンスSQ38)。
【0093】以上のシーケンスSQ38の終了後、CP
U211 は、センタ局62 とのコネクションを確立する
(シーケンスSQ39)。コネクション確立が始まる
と、センタ局62 側のCPU612 は、コンピュータプ
ログラムPssに記述された処理を行う。シーケンスSQ
39の次に、CPU211 は、RAM231 上の個人デ
ータDuserおよび利用状況データDstatの組みを、第3
の通信制御部292 に転送する。第3の通信制御部29
2 は、受信した個人データDuserおよび利用状況データ
Dstatの組みを、伝送路72 上に送出する(シーケンス
SQ40)。
【0094】個人データDuserおよび利用状況データD
statの組みは、伝送路72 上を伝送され、センタ局62
の通信制御部652 により受信された後、RAM632
に転送される。その後、CPU612 は、課金処理を行
う(シーケンスSQ41)。より具体的には、CPU6
2 は、個人データベース記憶部642 内の個人データ
ベースDBuserの中から、RAM632 上の個人データ
Duserと同じものを含む単位レコードRunit21(以下、
処理対象の単位レコードRunit21' と称す)を探し出
す。CPU612 は、処理対象の単位レコードRunit2
1' を見つけると、当該単位レコードRunit21' に、R
AM632 上の利用状況データDstatが含む請求額Cdi
cs(またはCnoml)、利用日および店舗名の組みを書き
込む。これによって、課金処理が終了する。
【0095】CPU612 は、正常に課金処理(シーケ
ンスSQ41)が終了すると、その旨を示す課金完了通
知AScharをRAM632 上で作成し、通信制御部65
2 に転送する。通信制御部652 は、受信課金完了通知
AScharを、伝送路72 上に送出する(シーケンスSQ
42)。
【0096】課金完了通知AScharは、伝送路72 上を
伝送され、データ端末装置22 の第3の通信制御部29
2 により受信された後、RAM231 に転送される。そ
の後、CPU211 は、好ましくは、クレジットカード
の利用明細書の発行処理を行い(シーケンスSQ4
3)、店主は、利用明細書をユーザに渡す。シーケンス
SQ43が終了すると、CPU211 は、センタ局62
とのコネクションを切断する(シーケンスSQ44)。
【0097】また、CPU612 は、課金処理(シーケ
ンスSQ41)が正常に終了できなかった場合、その旨
を示す未完了通知をRAM632 上で作成し、通信制御
部652 および伝送路72 を通じて、データ端末装置2
2 に送信する。データ端末装置22 は、未完了通知を受
信した場合、今まで行った各シーケンスを無効にする。
課金処理(シーケンスSQ41)が正常に終了できなか
った場合については、本実施形態の本質ではないので、
詳細な説明は省略する。
【0098】また、クレジットカード業者は、個人デー
タベースDBuserに記録された単位レコードRunit21に
基づいて、各ユーザに対して、クレジットカードの利用
金額を請求する。
【0099】以上説明したように、データ伝送システム
Sdt2 では、ユーザは、データ伝送システムSdt1 と同
様に、対象となる店舗から特典を受けることができ、さ
らに個人データDuserをデータ端末装置32 に格納して
おくことにより、キャッシュレスで店舗からサービスを
受けたり、当該店舗で物品を購入したりできる。これに
よって、さらに、使い勝手のよいデータ伝送システムS
dt2 を実現することができる。
【0100】なお、第2の実施形態においても、特典
は、飲食代金に応じてポイントを付与するものであって
もよい。この場合、データ端末装置22 または32 はユ
ーザのポイントを集計し、店舗側は、ポイントに応じて
物品またはサービスをユーザに与える。かかるポイント
サービスが特典の場合、CPU211 は、シーケンスS
Q37において、上述した請求額Cdiscではなく、ユー
ザの飲食代金を割り引くことなくそのまま請求額Cnoml
として算出して、ポイントをユーザに付与する。一方、
CPU211 は、シーケンスSQ39において、ユーザ
の飲食代金をそのまま請求額Cnomlとして算出するが、
ポイントをユーザに付与しない。
【0101】また、第2の実施形態では、便宜上、デー
タ端末装置22 が1台で、図6のデータ通信、ならびに
図15および図16のデータ通信の全てを行うとして説
明した。しかし、これに限らず、物理的に異なるデータ
端末装置22 を2台準備し、一方が図6のデータ通信を
行い、他方が図15および図16のデータ通信を行うよ
うにしても良い。
【0102】なお、第2の実施形態では、データ端末装
置32 は、個人データDuserとして、クレジットカード
の番号および有効期限を格納し、当該データ端末装置3
2 にクレジットカードのような機能を与えた。しかし、
これに限らず、データ端末装置32 に、ユーザの銀行口
座番号および暗証番号を格納して、デビットカードのよ
うな機能を与えても良い。
【0103】次に、本発明の第3の実施形態に係るデー
タ伝送システムSdt3 について説明する。図17は、デ
ータ伝送システムSdt3 の構成を示すブロック図であ
る。データ伝送システムSdt3 は、大略的に、WWWサ
ーバ13 と、第1の実施形態と同様のデータ端末装置2
1 と、データ端末装置33 とを備えている。また、WW
Wサーバ13 と、データ端末装置21 と、データ端末装
置33 とは、第1の実施形態と同様のインターネット4
1 にアクセス可能に構成される。これによって、少なく
とも、WWWサーバ13 は、インターネット41 を通じ
て、データ端末装置21 および33 のそれぞれとデータ
通信することができる。さらに、データ端末装置21
よび33 は、第1の実施形態で説明した無線伝送路51
を通じて、データ通信することができる。
【0104】WWWサーバ13 は、情報提供者により管
理され、図18に示す構成を有する。ここで、情報提供
者とは、店舗側からの依頼を受けて、特典付きファイル
Fbonus3(図20(b)参照)を、WWWサーバ13
格納し、さらに、当該特典付きファイルFbonus3を使っ
て、当該店舗の紹介をユーザに向けて行う者である。図
18において、WWWサーバ13 は、WWWサーバ11
の構成(図2参照)と比較すると、フォームデータ記憶
部141 および特典付きファイル記憶部151の代わり
に、フォームデータ記憶部143 、特典付きファイル記
憶部153 および変換テーブル記憶部173 を備えてい
る点で相違する。それ以外に双方の間には相違点はない
ので、図18において、図2に示す構成に相当するもの
には同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
【0105】フォームデータ記憶部143 は、典型的に
は、ハードディスクドライブからなり、予め定められた
第1のURL(Uniform Resource Locator)で特定される
記録領域に、フォームデータDform3 を格納している。
フォームデータDform3 は、図19(a)に示すような
入力フォームFin3 を、少なくともデータ端末装置2 3
で表示できるデータである。さらに、入力フォームFin
3 は、後述する特典付きファイルFbonus3の作成時に必
要な項目ITを、データ端末装置23 を使う店主が入力
できるように構成される。本実施形態では、少なくと
も、3つの項目ITname、ITaddr、およびITnote
が、情報提供者の意向に基づいて選ばれているとする。
項目ITnameは店舗の名称であり、項目ITaddrは店舗
の所在地である。項目ITnoteは特典の内容である。本
実施形態において、特典とは、店舗を利用した客に特別
に与えられる利益である。以上の3つが項目ITとして
選ばれる場合、入力フォームFin3 は、入力欄Cname
と、入力欄Caddrと、入力欄Cnoteとを有する。入力欄
Cname、入力欄Caddrおよび入力欄Cnoteには、データ
端末装置23 を使う店主により、自店の名称(項目IT
name)、当該自店の所在地(項目ITaddr)および特典
の内容(項目ITnote)が入力される。
【0106】さらに、入力フォームFin3 には、送信ボ
タンBtx3 が準備される。送信ボタンBtx3 には、各入
力欄Cname、CaddrおよびCnoteに入力された各項目I
Tname、ITaddrおよびITnoteをWWWサーバ13
送信するという機能が割り当てられる。送信ボタンBtx
3 は、データ端末装置23 を使う店主により押される。
送信ボタンBtx3 が押されたことに応答して、データ端
末装置23 は、入力項目ITname、ITaddrおよびIT
noteを含む項目データDitem3 (図23のシーケンスS
Q44参照)をWWWサーバ13 に送信する。
【0107】特典付きファイル記憶部153 は、予め定
められた第2のURLで特定される記録領域に、特典付
きファイルFbonus3(図20(b)参照)を格納してい
る。さらに、特典付きファイル記憶部153 は、予め定
められた記録領域に、基礎ファイルFbase3 を格納して
いる。基礎ファイルFbase3 は、特典付きファイルFbo
nus3の背景を表しており、特典付きファイルFbonus3を
WWWサーバ13 が作成する際(図23のシーケンスS
Q46参照)に使われる。なお、基礎ファイルFbase3
はWWWサーバ13 だけが使うので、当該基礎ファイル
Fbase3 にURLを割り当てる必要はない。
【0108】ここで、特典付きファイルFbonus3につい
て詳細に説明する。特典付きファイルFbonus3は、WW
Wサーバ13 により、項目データDitem3 および基礎デ
ータFbase3 を使って作成される(図23のシーケンス
SQ46参照)。また、特典付きファイルFbonus3は、
図20(a)に示すような店舗の紹介INshop3 を、少
なくともデータ端末装置33 側で表示できるデータであ
って、POIX(PointOf Interest eXchange language)
で記述される。なお、POIXについての詳細は、2
001年1月26日現在、http://www.w3.org/TR/poix
またはhttp://mostec.aplix.co.jp/poix.htmlに公開さ
れているので、本実施形態では、特典付きファイルFbo
nus3に関連する要素のみを説明する。
【0109】特典付きファイルFbonus3は、poiとい
う要素により示され、大略的に、店舗(POIXでは対
象と呼ばれている)の名前、当該店舗の代表位置、およ
び当該店舗の説明から構成される。店舗の名前は、na
meという要素により示され、より具体的には、子要素
nbで記述される。要素nbは、店舗の名前を示してお
り、具体的な書式は、<nb>店舗の名前</nb> である。店
舗の代表位置は、pointという要素により示され、
より具体的には、子要素posで表現される。要素po
sは店舗の代表位置を示しており、当該代表位置は、少
なくとも緯度および経度を使って表現される。要素la
tは、店舗の代表位置を示す緯度を示しており、具体的
な書式は、<lat>緯度</lat> である。要素lonは、店
舗の代表位置を示す経度を示しており、具体的な書式
は、<lon>経度</lon> である。店舗の説明は、note
という要素により示され、文字で記述される。要素no
teの具体的な書式は、<note>店舗の説明</note> であ
る。本実施形態では、要素noteにより、店舗の特典
が示される。なお、要素noteにより、店舗の特典に
加え、店舗のメニューが示されても良い。
【0110】例えば、特典付きファイルFbonus3に、図
20(b)に示す要素poi、つまり、<nb>居酒屋○○
○</nb>、<lat>35.50</lat>、<lon>135.75</lon>および
<note>飲食代金の20%OFF</note>が含まれるとす
る。かかる特典付きファイルFbonus3により、図20
(a)に示すような店舗の紹介INshop3 が、データ端
末装置33 側で表示される。店舗の紹介INshop3 で
は、居酒屋○○○が紹介されている。居酒屋○○○の代
表位置は、緯度35.50度および経度135.75度
であるが、居酒屋○○○の所在地は、ユーザに分かり易
くするために、○△市○×○町×丁目△号のような表記
で店舗の紹介INshop3 に示される(図24のシーケン
スSQ55およびSQ56を参照)。さらに、店舗紹介
INshop3 を見て居酒屋○○○に来店した場合にユーザ
に与えられる特典として、飲食代金の20%OFFが示
される。
【0111】変換テーブル記憶部173 は、図21
(a)に示すような変換テーブルTconv31を格納してい
る。変換テーブルTconv31は、具体的には、図21
(a)に示すように、店舗の所在地(つまり、上述の項
目ITaddr)毎に作成された単位レコードRunit31の集
まりからなる。各単位レコードRunit31は、店舗の所在
地(項目ITaddr)と、当該店舗の代表位置Ptypcを示
す緯度および経度の組み合わせを含む。以上の変換テー
ブルTconv31は、特典付きファイルFbonus3をWWWサ
ーバ13 が作成する際(図23のシーケンスSQ46参
照)に使われる。なお、変換テーブルTconv31はWWW
サーバ13 だけによって使われるので、当該変換テーブ
ルTconv31にURLを割り当てる必要はない。
【0112】再度図17を参照する。データ端末装置2
1 は、第1の実施形態で説明した通りの構成を有するの
で、その説明を省略する。データ端末装置33 は、典型
的には、ユーザ、つまり、店舗の客となりえる人間によ
り携帯可能に構成されており、さらに、ナビゲーション
機能を有する情報機器である。かかるデータ端末装置3
3 の具体例としては、携帯用ナビゲーション装置が典型
的である。データ端末装置33 は、図22に示すような
構成を有する。図22において、データ端末装置3
3 は、データ端末装置31 の構成(図5参照)と比較す
ると、少なくとも、地図データベース記憶部310
3 と、受信機3113 と、変換テーブル記憶部3123
をさらに備える点で相違する。それ以外に双方の間に
は、構成面での相違点はないので、図22において、図
5に示す構成に相当するものには、同一の参照符号を付
し、その説明を省略する。
【0113】地図データベース記憶部3103 は、地図
データベースDBcartを格納している。地図データベー
スDBcartは、いくつかの地図ファイルの集まりであ
る。各地図ファイルには、緯度および経度で規定され
る、予め定められた範囲が割り当てられる。各地図ファ
イルは、自身に割り当てられた範囲の地図を表すための
画像データを含む。さらに、各地図ファイルは、自身に
割り当てられた範囲内の道路網の接続関係を表す道路ネ
ットワークデータを含む。道路ネットワークデータは、
模式的には、ノードおよびリンクにより構成される。ノ
ードは、道路網における特徴点(交差点および道路の屈
曲点)を特定する。また、リンクは、2つの特徴点間の
道路を示す。
【0114】受信機3113 は、典型的には、GPS(G
lobal Positioning System) の受信機からなり、人工衛
星の位置情報を基に、データ端末装置33 の位置を演算
する。受信機3113 による演算結果は、緯度および経
度を含んでおり、CPU31 1 に送信される。なお、受
信機3113 は、他律航法を実現できれば、GPSの受
信機以外で構成されてもよい。ここで、他律航法とは、
自律航法の対語であって、他の測位システムから得た位
置情報を基に、移動体であるデータ端末装置3 3 の位置
を導き出す航法を意味する。
【0115】変換テーブル記憶部3123 は、図21
(b)に示すような変換テーブルTconv32を格納してい
る。変換テーブルTconv32は、具体的には、図21
(b)に示すように、図21(a)と同様の代表位置P
typc毎に作成された単位レコードRunit32の集まりから
なる。各単位レコードRunit32は、代表位置Ptypcと、
店舗の所在地(項目ITaddr)とを含む。以上の変換テ
ーブルTconv32は、データ端末装置33 が表示データD
dispを作成する際(図24のシーケンスSQ55参照)
に使われる。
【0116】以上では、データ伝送システムSdt1 とデ
ータ伝送システムSdt3 との構成面の相違を説明した。
次に、データ伝送システムSdt1 とデータ伝送システム
Sdt 3 とのデータ通信の相違を、図23および図24を
参照して説明する。
【0117】まず、図23を参照して、WWWサーバ1
1 およびデータ端末装置21 の間で行われるデータ通信
について説明する。図23において、店主は、データ端
末装置21 を操作して、情報提供者に、自店の特典付き
ファイルFbonus3の作成および格納を依頼する。かかる
依頼時、CPU211 は、店主の操作に従って、プログ
ラムPsdteに記述された処理を行う。より具体的には、
CPU211 は、まず、インターネット41 にアクセス
する(シーケンスSQ40)。
【0118】次に、店主は、入力装置241 を操作し
て、第1のURLを入力する。CPU211 は、入力さ
れた第1のURLを含む要求RSfd3 をRAM231
で作成した後、第1の通信制御部271 に転送する。要
求RSfd3 は、フォームデータDform3 をデータ端末装
置21 に送信するように、WWWサーバ13 に対して要
求するための信号である。第1の通信制御部271 は、
受信要求RSfd3 をインターネット41 上に送出する。
以上のようにして、フォームデータDform3 の要求が行
われる(シーケンスSQ41)。
【0119】要求RSfd3 は、インターネット41 上を
伝送され、WWWサーバ13 の通信制御部161 により
受信された後、RAM131 に転送される。CPU11
1 は、RAM131 に要求RSfd3 が格納された後、プ
ログラムPsrvrに記述された処理を行う。具体的には、
CPU111 は、RAM131 上の要求RSfd3 から第
1のURLを取り出した後、当該第1のURLで特定さ
れるフォームデータ記憶部143 の記録領域から、フォ
ームデータDform3 をRAM131 上に読み出す。次
に、CPU111 は、RAM131 上のフォームデータ
Dform3 を通信制御部161 に転送する。通信制御部1
1 は、フォームデータDform3 をインターネット41
上に送出する(シーケンスSQ42)。
【0120】フォームデータDform3 は、インターネッ
ト41 上を伝送され、データ端末装置21 の第1の通信
制御部271 により受信された後、RAM231 に転送
される。CPU211 は、RAM231 上のフォームデ
ータDform3 を出力装置25 1 に転送する。出力装置2
1 は、受信フォームデータDform3 に従って表示処理
を行って、自身の画面上に、図19(a)に示す入力フ
ォームFin3 を表示する(シーケンスSQ43)。
【0121】入力フォームFin3 の表示後、店主は、入
力装置241 を操作して、入力欄Cname、Caddr、およ
びCnoteに、自店の名称(項目ITname)、所在地(項
目ITaddr)および特典の内容(項目ITnote)を入力
する。ここで、本実施形態では、店主は、図19(b)
に示すように、自店の名称として「居酒屋○○○」を入
力欄Cnameに入力し、自店の所在地として、○△市○×
○町×丁目△号を入力欄Caddrに入力し、特典の内容と
して「飲食代金の20%OFF」と入力欄Cnoteに入力
すると仮定する。これらの入力後、店主は、入力装置2
1 を使って、送信ボタンBtx3 を操作する。かかる操
作後、CPU211 は、入力項目ITname、ITaddrお
よびITnoteを含む項目データDitem3 をRAM231
上で作成する(シーケンスSQ44)。
【0122】次に、CPU211 は、RAM231 上の
項目データDitem3 を第1の通信制御部271 に転送す
る。第1の通信制御部271 は、受信項目データDitem
3 をインターネット41 上に送出する(シーケンスSQ
45)。項目データDitem3は、インターネット41
を伝送され、WWWサーバ13 の通信制御部161 によ
り受信された後、RAM131 に転送される。
【0123】CPU111 は、項目データDitem3 がR
AM131 に格納されると、特典付きファイルFbonus3
を作成する(シーケンスSQ46)。より具体的には、
CPU111 は、特典付きファイル記憶部153 から基
礎ファイルFbase3 をRAM131 に読み出す。さら
に、CPU111 は、RAM131 上の項目データDit
em3 から項目ITname(店舗の名前)を取り出して、要
素nbで挟み込み、<nb>店舗の名前</nb> を作成する。
項目ITnote(店舗の特典)についても同様に、CPU
111 は、<note>店舗の特典</note> を作成する。さら
に、CPU111は、RAM131 上の項目データDite
m3 から項目ITaddrを取り出し、変換テーブル記憶部
173 に格納される変換テーブルTconv31にアクセスす
る。次に、CPU111 は、取り出した項目ITaddr
(店舗の所在地)を含む単位レコードRunit31を探し出
し、見つけた単位レコードRunit31から代表位置Ptypc
をRAM131 に読み出す。次に、CPU111 は、代
表位置Ptypcに含まれる緯度を要素latで挟み込み、
<lat>緯度</lat> を作成する。代表位置Ptypcに含まれ
る経度も同様に、要素lonで挟み込まれ、これによ
り、<lon>経度</lon> が作成される。
【0124】次に、CPU111 は、上記のようにして
作成した<nb>店舗の名前</nb> 、<note>店舗の特典</no
te> 、<lat>緯度</lat> および<lon>経度</lon> を、基
礎ファイルFbase3 が表す背景において、予め定められ
た位置に配置する。これによって、1つの特典付きファ
イルFbonus3がRAM131 上に作成される。次に、C
PU111 は、RAM131 上の特典付きファイルFbo
nus3に第2のURLを割り当てた後、当該特典付きファ
イルFbonus3を、当該第2のURLで特定される特典付
きファイル記憶部153 の記憶領域に格納する(シーケ
ンスSQ47)。これによって、ユーザのデータ端末装
置33 は、図24のシーケンスSQ53において、特典
付きファイルFbonus3を要求することが可能になる。
【0125】シーケンスSQ47の次に、CPU111
は、今回作成した特典付きファイルFbonus3に割り当て
た第2のURLを含む格納完了通知ASsc3 を作成した
後、通信制御部161 に転送する。ここで、格納完了通
知ASsc3 は、特典付きファイルFbonus3を特典付きフ
ァイル記憶部153 に格納したことを表すメッセージお
よび第2のURLを含んでおり、当該データ端末装置2
1 に送信される信号である。通信制御部161 は、受信
格納完了通知ASsc3 をインターネット41 上に送出す
る(シーケンスSQ48)。
【0126】格納完了通知ASsc3 は、インターネット
1 上を伝送され、データ端末装置21 の第1の通信制
御部271 により受信された後、RAM231 に転送さ
れる。CPU211 は、RAM231 に格納された格納
完了通知ASsc3 を、出力装置251 に転送する。出力
装置251 は、受信格納完了通知ASsc3 に従って表示
処理を行って、自身の画面上に、当該格納完了通知AS
sc3 に含まれるメッセージを表示する(シーケンスSQ
49)。これによって、店主は、自分の依頼を、情報提
供者、つまりWWWサーバ13 が処理したことが分か
る。
【0127】さらに、CPU211 は、RAM231
の格納完了通知ASsc3 から第2のURLを取り出し、
当該第2のURLを特典識別子IDbonus として特典識
別子記憶部261 に格納する(シーケンスSQ50)。
特典識別子IDbonus は、特典付きファイルFbonus3に
より表される特典を一意に識別するための識別子であ
る。ここで、シーケンスSQ50で格納された特典識別
子IDbonus を、以下の説明では、内部特典識別子ID
bonus'と称する。内部特典識別子IDbonus'は、図8の
シーケンスSQ22(後述)で使用されるので、その詳
細な説明はここでは省略する。なお、シーケンスSQ5
0は、格納完了通知ASsc3 がRAM23 1 に格納され
た後、シーケンスSQ22までであれば、いつ行われて
もよい。以上のシーケンスSQ50の後、CPU21
は、インターネット41 へのアクセスを終了する(シー
ケンスSQ51)。
【0128】なお、以上の説明では、便宜上、シーケン
スSQ40〜SQ51を一連の処理として説明した。し
かしながら、第1の実施形態で説明したように、特典付
きファイルFbonus3の作成時間に起因する待ち時間およ
び不必要な通信費が店舗側で発生してしまう場合があ
る。そこで、シーケンスSQ45の終了後、CPU21
1 は、インターネット41 へのアクセスを一旦終了して
もよい。この場合、WWWサーバ13 は、格納完了通知
ASsc3 に含まれるメッセージおよび第2のURLが記
載された電子メールをデータ端末装置21 に送信するこ
とが好ましい。これによって、店主は、自分の都合が良
い時に、即座に、メッセージおよび特典識別子IDbonu
s としての第2のURLを得ることができるので、待ち
時間および不要な通信費を圧縮することができる。
【0129】次に、図24を参照して、WWWサーバ1
1 およびデータ端末装置33 の間で行われるデータ通信
について説明する。ユーザは、データ端末装置33 を携
帯および操作して、WWWサーバ11 上の特典付きファ
イルFbonus3をブラウズする。かかるブラウズ時、CP
U311 は、最初に、ユーザの操作に従って、プログラ
ムPudteに記述された処理を行う。より具体的には、C
PU311 は、インターネット41 にアクセスする(シ
ーケンスSQ52)。
【0130】次に、ユーザは、入力装置341 を操作し
て、第2のURLを入力する。CPU311 は、入力さ
れた第2のURLを含む要求RSsd3 をRAM331
で作成した後、第1の通信制御部371 に転送する。こ
こで、要求RSsd3 は、特典付きファイルFbonus3 を
データ端末装置33 に送信するように、WWWサーバ1
1 に要求するための信号である。第1の通信制御部37
1 は、受信要求RSsd3 をインターネット41 上に送出
する。以上のようにして、特典付きファイルFbonus3の
要求が行われる(シーケンスSQ53)。
【0131】要求RSsd3 は、インターネット41 およ
びWWWサーバ11 の通信制御部161 を介して、RA
M131 に格納される。かかる格納に応答して、CPU
11 1 は、プログラムPsrvrに記述された処理を行う。
具体的には、CPU111 は、特典付きファイル記憶部
153 の記録領域から特典付きファイルFbonus3を読み
出し、RAM131 を介して、通信制御部161 に転送
する。ここで、特典付きファイル記憶部153 の記録領
域は、要求RSsd3 内の第2のURLで特定される。通
信制御部16は、受信特典付きファイルFbonus3をイン
ターネット41上に送出する(シーケンスSQ54)。
【0132】特典付きファイルFbonus3は、インターネ
ット41 およびデータ端末装置33の第1の通信制御部
371 を介して、RAM331 に格納される。次に、C
PU311 は、RAM331 上の特典付きファイルFbo
nus3を基礎として、表示データDdispを作成する(シー
ケンスSQ55)。より具体的には、CPU311 は、
RAM331 上の特典付きファイルFbonus3から代表位
置Ptypcを取り出し、変換テーブル記憶部3123 に格
納される変換テーブルTconv32(図21(b)参照)に
アクセスする。次に、CPU311 は、取り出した代表
位置Ptypc(緯度および経度)を含む単位レコードRun
it32を探し出し、見つけた単位レコードRunit32から、
店舗の所在地(項目ITaddr)をRAM131 に読み出
す。次に、CPU111 は、特典付きファイルFbonus3
内の<lat>緯度</lat> および<lon>経度</lon> を、店舗
の所在地(項目ITaddr)に置き換え、これによって、
1つの表示データDdispがRAM131 上に作成され
る。
【0133】RAM331 上の表示データDdispは、C
PU311 により出力装置351 に転送される。出力装
置351 は、受信表示データDdispに従って表示処理を
行って、店舗の紹介INshop3 を表す画像を表示する
(シーケンスSQ56)。これによって、ユーザは、店
舗の紹介INshop3 をブラウズできる。ここで、本実施
形態では、図20(a)に示す店舗の紹介INshop3 が
ブラウズされると仮定する。
【0134】ユーザは、シーケンスSQ55で表示され
た店舗に将来行くと決定し、かつ同じシーケンスSQ5
5で表示された特典を気に入った場合、入力装置341
を操作して、その旨を入力する。かかる入力に応答し
て、CPU311 は、まず、今回受信した特典付きファ
イルFbonus3の第2のURLを特典識別子IDbonus と
して特典識別子記憶部361 に格納する(シーケンスS
Q57)。ここで、シーケンスSQ56で格納された特
典識別子IDbonus を、以下の説明では、外部特典識別
子IDbonus"と称する。外部特典識別子IDbonus"は、
図8のシーケンスSQ22(後述)で使用されるので、
その詳細な説明はここでは省略する。
【0135】さらに、シーケンスSQ57の後、CPU
311 は、インターネット41 へのアクセスを終了し
(シーケンスSQ58)、その後、ユーザが、対象とな
る店舗に向かうと判断して、現在位置から当該店舗まで
の経路を探索する(シーケンスSQ59)。ここで、対
象となる店舗とは、今回受信した特典付きファイルFbo
nus3により紹介されている店舗を意味する。以下、図2
5のフローチャートを参照して、シーケンスSQ59の
詳細な処理手順を説明する。
【0136】図25において、CPU311 は、探索す
べき経路の出発地および目的地を設定する(ステップS
T591)。ステップST591の具体例として、CP
U311 は、受信機3113 からの演算結果を受信し
て、当該受信演算結果が示す緯度および経度を、出発地
として設定する。また、CPU311 は、今回受信した
特典付きファイルFbonus3から、代表位置Ptypcが示す
緯度および経度を取り出し、当該緯度および経度を目的
地をして設定する。ステップST591の他の具体例と
して、ユーザは、入力装置341 を操作して、出発地を
指定する。CPU311 は、指定された出発地をそのま
ま設定する。目的地は、他の具体例でも、特典付きファ
イルFbonus3から取り出された代表位置Ptypcにより示
される緯度および経度である。
【0137】ステップST591が終了すると、CPU
311 は、地図データベース記憶部3103 内の地図デ
ータベースDBcartから、次のステップST593で必
要となる範囲の道路ネットワークデータをRAM331
に読み出す(ステップST592)。ステップST59
2では、通常、ステップST581で設定された出発地
および目的地を含む矩形領域に含まれる道路ネットワー
クデータが読み出される。
【0138】次に、CPU311 は、ステップST59
2で読み出された道路ネットワークデータを使って、出
発地から目的地までの最適経路を探索する(ステップS
T593)。最適経路は、より具体的には、ダイクスト
ラ法に代表される経路選択アルゴリズムを実行すること
により得られ、典型的には、出発地から目的地まで最短
時間でユーザが到達可能な経路、または最短の道のりで
ユーザが到達可能な経路である。さらに、CPU311
は、ステップST593で、得られた最適経路をノード
およびリンクで構成した経路データを作成する(ステッ
プST594)。その後、CPU311 は、図25の処
理から抜けて、図24のユーザの誘導・案内処理(シー
ケンスSQ60)に進む。以下、図26のフローチャー
トを参照して、シーケンスSQ60の詳細な処理手順を
説明する。
【0139】図26において、CPU311 は、受信機
3113 から演算結果を受信して、当該受信演算結果に
含まれる緯度および経度を、ユーザの現在位置と推定す
る(ステップST601)。ここで、周知のように、人
工衛星からの位置情報は誤差を予め含んでいるので、ス
テップST601において、CPU311 は、D−GP
S(Diffrential GPS) に収容される基地局からの補正情
報に基づいて、受信機3113 の演算結果が示す緯度お
よび経度を補正することが好ましい。なお、この場合、
データ端末装置31 には、D−GPS用の受信機が必要
となる。また、人工衛星からの位置情報を受信できない
場所もあるので、データ端末装置31 は、自律航法のた
めのセンサを有することが好ましい。データ端末装置3
1 が車両用途の場合には、自律航法用のセンサとして
は、車速センサおよびジャイロが典型的である。また、
データ端末装置31 が携帯用途(非車両用途)の場合、
自律航法用のセンサとしては、歩数計および方位センサ
が典型的である。
【0140】ステップST601の次に、CPU311
は、地図データベース記憶部310 3 内の地図データベ
ースDBcartから、ユーザの現在位置周辺の地図ファイ
ルをRAM331 に読み出す(ステップST602)。
ここで、地図ファイルの読み出しは、本実施形態では便
宜上、ステップST601の後に必ず行われるとして説
明する。しかし、これに限らず、ステップST602
は、必要に応じて、スキップされてもよい。
【0141】次に、CPU311 は、誘導データを作成
する(ステップST603)。より具体的には、CPU
311 は、RAM331 上の地図ファイルから、出力装
置351 で今回表示処理されるべきものをリッピングす
る。そして、CPU311 は、RAM331 に予め準備
されているフレームメモリに、リッピングした地図ファ
イルの描画処理を行って、今回表示される地図そのもの
を表す中間画像データを作成する。また、CPU311
は、シーケンスSQ59で得られた経路データから、ス
テップST601で推定された現在位置から目的地(対
象となる店舗)への経路を表すオブジェクトを作成す
る。さらに、CPU311 は、経路を表すオブジェクト
と、ユーザの現在位置を示すポインタを表すオブジェク
トとを、中間画像データにブレンディングし、これによ
って、誘導データを作成する。誘導データは、今回表示
される地図上に、ユーザの現在位置および目的地までの
経路を合成した画像を表すデータであって、フレームメ
モリ(RAM331 )から出力装置351 に転送され
る。そして、出力装置351 は、受信誘導データに従っ
て、表示処理を行って、自身の画面上に、ユーザの現在
位置および目的地への経路が合成された地図を表示する
(ステップST604)。
【0142】次に、CPU311 は、ユーザの現在位置
が目的地に一致するか否かを判断する(ステップST6
05)。CPU311 は、ユーザの現在位置が目的地に
一致しないと判断した場合には、ユーザが対象となる店
舗(目的地)に到着していないとみなして、ステップS
T601に戻り、上述したステップST601〜ST6
04を繰り返す。一方、CPU311 は、ユーザの現在
位置が目的地に一致する場合には、ユーザが対象となる
店舗に到着したとみなして、図26の処理から抜けて、
図24のデータ通信を終了する。
【0143】以上の誘導・案内処理が終了すると、ユー
ザは、対象となる店舗からサービスを受けたり、当該店
舗で物品を買ったりすると共に、当該店舗から特典を受
ける。かかる特典を受ける時、データ端末装置21 およ
び33 の間で、図8に示すようなデータ通信が行われ
る。図8のデータ通信については、既に説明しているた
め、ここでは、その説明を省略する。
【0144】以上説明したように、データ伝送システム
Sdt3 では、ユーザは、データ伝送システムSdt1 と同
様に、対象となる店舗から特典を受けることができ、さ
らに、データ端末装置33 は、ユーザを対象となる店舗
まで誘導・案内することができる。これによって、さら
に使い勝手のよいデータ伝送システムSdt3 を実現する
ことができる。
【0145】また、データ端末装置31 が携帯用途(非
車両用途)の場合、ステップST593において、出発
地から目的地までの最適経路を探索するだけでなく、電
車による移動が必要な場合には、出発地または目的地の
最寄り駅の時刻表情報、乗車可能な電車の種類(急行、
各駅停車等)、最寄り駅または目的地への到着予想時
刻、目的地までの所用時間または必要な費用を表示する
ようにしても良い。
【0146】また、データ端末装置31 は、出発地から
目的地までの最適経路を探索した後に、これから向かう
店舗を予約するための処理を行っても良い。また、何ら
かの事故で、ユーザが目的地に到着予想時刻に到着でき
なかったり、店舗の予約時刻に間に合わないことが判明
した場合には、データ端末装置31 は、その旨を表示し
て、ユーザに告知するようにしても良い。このような場
合、さらに、データ端末装置31 は、店舗の予約をキャ
ンセルしたり、変更したりするための処理を行ってもよ
い。
【0147】なお、データ伝送システムSdt3 と、上述
のデータ伝送システムSdt2 を組み合わせて、ユーザが
キャッシュレスで店舗側のサービスを受けたり、当該店
舗で物品を購入できるようにしてもよい。
【0148】また、第3の実施形態では、便宜上、デー
タ端末装置23 が1台で、図23のデータ通信および図
8のデータ通信の全てを行うとして説明した。しかし、
これに限らず、物理的に異なるデータ端末装置23 を2
台準備し、一方が図23のデータ通信を行い、他方が図
8のデータ通信を行うようにしても良い。
【0149】また、第3の実施形態において、データ端
末装置33 がユーザを店舗まで誘導・案内した場合、当
該店舗側のデータ端末装置23 は、特典付きファイルF
bonus3に表される特典よりもメリットがある特典を当該
ユーザに付与するようにしてもよい。
【0150】また、第3の実施形態において、WWWサ
ーバ11 は、データ端末装置33 からの要求RSsd3 に
応答して、最もユーザメリットがある特典を含む特典付
きファイルFbonus3から検索して、当該データ端末装置
3 に返すようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】データ伝送システムSdt1 およびSdt1'の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1に示すWWWサーバ11 の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】フォームデータDform1 および特典付きファイ
ルFbonus1を説明するための図である。
【図4】図1に示すデータ端末装置21 の構成を示すブ
ロック図である。
【図5】図1に示すデータ端末装置31 の構成を示すブ
ロック図である。
【図6】WWWサーバ11 とデータ端末装置21 のデー
タ通信を示すシーケンスチャートである。
【図7】WWWサーバ11 とデータ端末装置31 のデー
タ通信を示すシーケンスチャートである。
【図8】データ端末装置21 とデータ端末装置31 のデ
ータ通信を示すシーケンスチャートである。
【図9】項目ITname、ITinfo、ITcobおよびITi
obの具体例を示す図である。
【図10】データ伝送システムSdt1'において、WWW
サーバ11 とデータ端末装置21が行うデータ通信を示
すシーケンスチャートである。
【図11】データ伝送システムSdt2 の構成を示すブロ
ック図である。
【図12】図11に示すデータ端末装置22 の構成を示
すブロック図である。
【図13】図11に示すデータ端末装置32 の構成を示
すブロック図である。
【図14】図11に示すセンタ局62 を説明するための
図である。
【図15】データ端末装置22 とデータ端末装置32
データ通信を示すシーケンスチャートである。
【図16】データ端末装置22 とセンタ局62 のデータ
通信を示すシーケンスチャートである。
【図17】データ伝送システムSdt3 の構成を示すブロ
ック図である。
【図18】図17に示すWWWサーバ13 の構成を示す
ブロック図である。
【図19】入力フォームFin3 を示す図である。
【図20】店舗の紹介INshop3 および特典付きファイ
ルFbonus3を示す図である。
【図21】図18に示す変換テーブルTconv31および図
22に示す変換テーブルTconv32を示す図である。
【図22】図17に示すデータ端末装置33 の構成を示
す図である。
【図23】WWWサーバ13 とデータ端末装置21 のデ
ータ通信を示すシーケンスチャートである。
【図24】WWWサーバ13 とデータ端末装置33 のデ
ータ通信を示すシーケンスチャートである。
【図25】シーケンスSQ59の詳細な処理手順を示す
フローチャートである。
【図26】シーケンスSQ60の詳細な処理手順を示す
フローチャートである。
【図27】従来のデータ伝送システムSdtc を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1 ,13 …WWWサーバ 111 …CPU 121 …ROM 131 …RAM 141 ,143 …フォームデータ記憶部 151 ,153 …特典付きファイル記憶部 161 …通信制御部 173 …変換テーブル記憶部 21 ,22 …店舗側データ端末装置 211 …CPU 221 …ROM 231 …RAM 241 …入力装置 251 …出力装置 261 …特典識別子記憶部 271 …第1の通信制御部 281 …第2の通信制御部 292 …第3の通信制御部 31 ,32 ,33 …ユーザ側データ端末装置 311 …CPU 321 …ROM 331 …RAM 341 …入力装置 351 …出力装置 361 …特典識別子記憶部 371 …第1の通信制御部 381 …第2の通信制御部 392 …個人データ記憶部 3103 …地図データベース記憶部 3113 …受信機 3123 …変換テーブル記憶部 41 …インターネット 51 …無線伝送路 62 …センタ局 612 …CPU 622 …ROM 632 …RAM 642 …個人データベース記憶部 652 …通信制御部 72 …有線または無線の伝送路
フロントページの続き (72)発明者 阿多 輝明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山下 敦士 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特典付与側に設置される第1のデータ端
    末装置と、当該特典を受けることが可能なユーザにより
    使用される第2のデータ端末装置とがデータ通信を行う
    データ伝送システムであって、 前記第1のデータ端末装置は、前記第2のデータ端末装
    置に与えられる特典を一意に識別するための特典識別子
    を内部特典識別子として格納する第1の特典識別子格納
    部を備え、 前記第2のデータ端末装置は、 前記特典を表しており、かつ当該特典を一意に特定する
    特典識別子を含む特典付きファイルを要求する特典付き
    ファイル要求部と、 前記特典付きファイル要求部が要求した特典付きファイ
    ルに含まれる特典識別子を、外部特典識別子として格納
    する第2の特典識別子格納部とを備え、 前記第1のデータ端末装置は、 前記第2のデータ端末装置とデータ通信を行って、前記
    第2の特典識別子格納部に格納されている外部特典識別
    子を要求する特典識別子要求部と、 前記特典識別子要求部により要求された外部特典識別子
    が、前記第1の特典識別子格納部に格納された内部特典
    識別子に一致するか否かを判断する判断部と、 前記判断部において、外部特典識別子が内部特典識別子
    に一致すると判断された場合に、当該内部特典識別子に
    より特定される特典を、前記第2のデータ端末装置に与
    える特典付与部とをさらに備える、データ伝送システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記第2のデータ端末装置と少なくとも
    データ通信可能に構成されるサーバをさらに備え、 前記サーバは、 前記特典付きファイルを格納する特典付きファイル記憶
    部と、 前記特典付きファイル要求部が要求した特典付きファイ
    ルを、前記特典付きファイル記憶部から読み出して、前
    記第2のデータ端末装置に送信する特典付きファイル送
    信部とを備え、 前記第2の特典識別子格納部は、前記特典付きファイル
    送信部が送信した特典付きファイルに含まれる特典識別
    子を、外部特典識別子として格納する、請求項1に記載
    のデータ伝送システム。
  3. 【請求項3】 前記サーバは、前記特典付きファイルの
    作成に必要となる各項目を入力可能なフォームデータを
    格納するフォームデータ記憶部をさらに備え、 前記第1のデータ端末装置は、前記サーバとデータ通信
    を行って、前記フォームデータ記憶部内のフォームデー
    タを要求するフォームデータ要求部をさらに備え、 前記サーバは、前記フォームデータ要求部の要求に応答
    して、前記フォームデータ記憶部からフォームデータを
    読み出して、前記第1のデータ端末装置に送信するフォ
    ームデータ送信部をさらに備え、 前記第1のデータ端末装置は、 前記フォームデータ送信部が送信したフォームデータに
    基づいて入力された各項目を含む項目データを作成する
    項目データ作成部と、 前記項目データ作成部により作成された項目データを、
    前記サーバに送信する項目データ送信部とをさらに備
    え、 前記サーバは、前記項目データ送信部が送信した項目デ
    ータに基づいて、特典付きファイルを作成する、請求項
    1に記載のデータ伝送システム。
  4. 【請求項4】 前記フォームデータは、少なくとも、前
    記特典付与側が与える特典と、当該特典を一意に識別す
    るための特典識別子とを前記第1のデータ端末装置側で
    入力可能に予め作成されており、 前記項目データ作成部は、前記特典付与側により入力さ
    れた特典および特典識別子に基づいて、項目データを作
    成し、 前記第1の特典識別子格納部は、前記特典付与側により
    入力された特典識別子を内部特典識別子として格納す
    る、請求項3に記載のデータ伝送システム。
  5. 【請求項5】 前記第1のデータ端末装置は、 前記特典付きファイルを格納する特典付きファイル記憶
    部と、 前記特典付きファイル要求部が要求した特典付きファイ
    ルを、前記特典付きファイル記憶部から読み出して、前
    記第2のデータ端末装置に送信する特典付きファイル送
    信部とをさらに備え、 前記第2の特典識別子格納部は、前記特典付きファイル
    送信部が送信した特典付きファイルに含まれる特典識別
    子を、外部特典識別子として格納する、請求項1に記載
    のデータ伝送システム。
  6. 【請求項6】 前記第1および前記第2のデータ端末装
    置とデータ通信可能に構成されるサーバをさらに備え、 前記第1のデータ端末装置は、前記特典付与側により作
    成された特典付きファイルを、前記サーバにアップロー
    ドする特典付きファイルアップロード部をさらに備え、 前記サーバは、 前記特典付きファイルアップロード部によりアップロー
    ドされた特典付きファイルを格納する特典付きファイル
    記憶部と、 前記特典付きファイル要求部が要求した特典付きファイ
    ルを、前記特典付きファイル記憶部から読み出して、前
    記第2のデータ端末装置に送信する特典付きファイル送
    信部とを備え、 前記第2の特典識別子格納部は、前記特典付きファイル
    送信部が送信した特典付きファイルに含まれる特典識別
    子を、外部特典識別子として格納する、請求項1に記載
    のデータ伝送システム。
  7. 【請求項7】 前記ユーザが、前記特典付与側から有料
    サービスを受け、または、前記特典付与側で物品を購入
    する場合において、前記第1のデータ端末装置とデータ
    通信を行って、当該特典付与側が当該ユーザに当該有料
    サービスまたは当該物品に対する請求金額を課金するセ
    ンタ局をさらに備える、請求項1に記載のデータ伝送シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 前記特典付きファイルには、さらに、前
    記特典付与側の代表位置を含んでおり、 前記第2のデータ端末装置は、 前記特典付きファイル要求部が要求した特典付きファイ
    ルに含まれる代表位置に基づいて、前記ユーザにより指
    定された出発地から、前記特典付与側までの最適経路を
    探索する経路探索部と、 前記経路探索部が探索した最適経路に従って、前記ユー
    ザを前記特典付与側まで誘導および案内する、誘導・案
    内部をさらに備える、請求項1に記載のデータ伝送シス
    テム。
  9. 【請求項9】 特典付与側に設置される第1のデータ端
    末装置と、当該特典を受けることが可能なユーザにより
    使用される第2のデータ端末装置とがデータ通信を行う
    データ伝送方法であって、 前記第1のデータ端末装置は、前記第2のデータ端末装
    置に与えられる特典を一意に識別するための特典識別子
    を内部特典識別子として格納する第1の特典識別子格納
    ステップを備え、 前記第2のデータ端末装置は、 前記特典を表しており、かつ当該特典を一意に特定する
    特典識別子を含む特典付きファイルを要求する特典付き
    ファイル要求ステップと、 前記特典付きファイル要求ステップで要求された特典付
    きファイルに含まれる特典識別子を、外部特典識別子と
    して格納する第2の特典識別子格納ステップとを備え、 前記第1のデータ端末装置は、 前記第2のデータ端末装置とデータ通信を行って、前記
    第2の特典識別子格納ステップで格納された外部特典識
    別子を要求する特典識別子要求ステップと、 前記特典識別子要求ステップで要求された外部特典識別
    子が、前記第1の特典識別子格納ステップで格納された
    内部特典識別子に一致するか否かを判断する判断ステッ
    プと、 前記判断ステップにおいて、外部特典識別子が内部特典
    識別子に一致すると判断された場合に、当該内部特典識
    別子により特定される特典を、前記第2のデータ端末装
    置に与える特典付与ステップとをさらに備える、データ
    伝送方法。
  10. 【請求項10】 特典付与側に設置される第1のデータ
    端末装置と、当該特典を受けることが可能なユーザによ
    り使用される第2のデータ端末装置とがデータ通信を行
    うデータ伝送のためのコンピュータプログラムを記録し
    た記録媒体であって、 前記第1のデータ端末装置が、前記第2のデータ端末装
    置に与えられる特典を一意に識別するための特典識別子
    を内部特典識別子として格納する第1の特典識別子格納
    ステップと、 前記第2のデータ端末装置が、前記特典を表しており、
    かつ当該特典を一意に特定する特典識別子を含む特典付
    きファイルを要求する特典付きファイル要求ステップ
    と、 前記第2のデータ端末装置が、前記特典付きファイル要
    求ステップで要求された特典付きファイルに含まれる特
    典識別子を、外部特典識別子として格納する第2の特典
    識別子格納ステップと、 前記第1のデータ端末装置が、前記第2のデータ端末装
    置とデータ通信を行って、前記第2の特典識別子格納部
    に格納されている外部特典識別子を要求する特典識別子
    要求ステップと、 前記第1のデータ端末装置により実行され、前記特典識
    別子要求ステップで要求された外部特典識別子が、前記
    第1の特典識別子格納ステップに格納された内部特典識
    別子に一致するか否かを判断する判断ステップと、 前記第1のデータ端末装置により実行され、前記判断ス
    テップにおいて、外部特典識別子が内部特典識別子に一
    致すると判断された場合に、当該内部特典識別子により
    特定される特典を、前記第2のデータ端末装置に与える
    特典付与ステップとを備える、コンピュータプログラム
    を記録した記録媒体。
  11. 【請求項11】 特典付与側に設置される第1のデータ
    端末装置と、当該特典を受けることが可能なユーザによ
    り使用される第2のデータ端末装置とがデータ通信を行
    うデータ伝送のためのコンピュータプログラムであっ
    て、 前記第1のデータ端末装置が、前記第2のデータ端末装
    置に与えられる特典を一意に識別するための特典識別子
    を内部特典識別子として格納する第1の特典識別子格納
    ステップと、 前記第2のデータ端末装置が、前記特典を表しており、
    かつ当該特典を一意に特定する特典識別子を含む特典付
    きファイルを要求する特典付きファイル要求ステップ
    と、 前記第2のデータ端末装置が、前記特典付きファイル要
    求ステップで要求された特典付きファイルに含まれる特
    典識別子を、外部特典識別子として格納する第2の特典
    識別子格納ステップと、 前記第1のデータ端末装置が、前記第2のデータ端末装
    置とデータ通信を行って、前記第2の特典識別子格納部
    に格納されている外部特典識別子を要求する特典識別子
    要求ステップと、 前記第1のデータ端末装置により実行され、前記特典識
    別子要求ステップで要求された外部特典識別子が、前記
    第1の特典識別子格納ステップに格納された内部特典識
    別子に一致するか否かを判断する判断ステップと、 前記第1のデータ端末装置により実行され、前記判断ス
    テップにおいて、外部特典識別子が内部特典識別子に一
    致すると判断された場合に、当該内部特典識別子により
    特定される特典を、前記第2のデータ端末装置に与える
    特典付与ステップとを備える、コンピュータプログラ
    ム。
  12. 【請求項12】 特典付与側に設置される外部データ端
    末装置と通信可能に接続されており、当該特典を受ける
    ことが可能なユーザにより使用されるデータ端末装置で
    あって、 前記外部データ端末装置には、前記データ端末装置に与
    えられる特典を一意に識別するための特典識別子が外部
    特典識別子として格納されており、 前記データ端末装置は、 前記特典を表しており、かつ当該特典を一意に特定する
    特典識別子を含む特典付きファイルを要求する特典付き
    ファイル要求部と、 前記特典付きファイル要求部が要求した特典付きファイ
    ルに含まれる特典識別子を、内部特典識別子として格納
    する特典識別子格納部とを備え、 前記外部データ端末装置は、 前記データ端末装置とデータ通信を行って、前記特典識
    別子格納部に格納されている内部特典識別子を要求し、 前記特典識別子要求部により要求された内部特典識別子
    が、自身に格納されている外部特典識別子に一致するか
    否かを判断し、 内部特典識別子が外部特典識別子に一致すると判断した
    場合に、当該内部特典識別子により特定される特典を、
    前記データ端末装置に与える、データ端末装置。
  13. 【請求項13】 特典を受けることが可能なユーザによ
    り使用される外部データ端末装置とデータ通信可能に接
    続され、特典付与側に設置されるデータ端末装置であっ
    て、 前記外部データ端末装置に与えられる特典を一意に識別
    するための特典識別子を内部特典識別子として格納する
    特典識別子格納部を備え、 前記外部データ端末装置は、 前記特典を表しており、かつ当該特典を一意に特定する
    特典識別子を含む特典付きファイルを要求し、 自身が要求した特典付きファイルに含まれる特典識別子
    を、外部特典識別子として格納し、 前記データ端末装置はさらに、 前記外部データ端末装置に格納されている外部特典識別
    子を要求する特典識別子要求部と、 前記特典識別子要求部により要求された外部特典識別子
    が、前記特典識別子格納部に格納された内部特典識別子
    に一致するか否かを判断する判断部と、 前記判断部において、外部特典識別子が内部特典識別子
    に一致すると判断された場合に、当該内部特典識別子に
    より特定される特典を、前記外部データ端末装置に与え
    る特典付与部とを備える、データ端末装置。
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