JPH10187775A - 設計図面データ作成支援装置及び支援方法 - Google Patents

設計図面データ作成支援装置及び支援方法

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JPH10187775A
JPH10187775A JP8341166A JP34116696A JPH10187775A JP H10187775 A JPH10187775 A JP H10187775A JP 8341166 A JP8341166 A JP 8341166A JP 34116696 A JP34116696 A JP 34116696A JP H10187775 A JPH10187775 A JP H10187775A
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JP
Japan
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drawing data
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cad
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Application number
JP8341166A
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English (en)
Inventor
Hiroki Yamamoto
博樹 山本
Hidenori Kawahara
秀憲 川原
Masaaki Fukushima
正明 福島
Shunichi Shimizu
俊一 清水
Miki Ichibagase
幹 一番ヶ瀬
Takao Hamano
隆雄 濱野
Hiroya Futami
広也 二見
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プラント設計図面をCAD化すると共に、改訂
前後の機器や配管等の情報を色別表示して保守管理作業
を支援し、より正確で迅速にCAD図面データを作成す
ることができる設計図面データ作成支援装置及び支援方
法を提供する。 【解決手段】請求項1記載の発明に係る設計図面データ
作成支援装置1は、プラント設備の機能構成を示すCA
D図面データ情報をストリングとシンボルデータとに分
類して図面番号等と組合せ記憶する設計図面データベー
ス4と、シンボルデータベース5及びシンボル接続点デ
ータベース6と、ユーザ8入力の図面番号等を基にシン
ボル接続点データベース6を作成処理する情報処理手段
3と、処理結果を記憶する処理結果データベース7と、
改訂前後のCAD図面データの変更状況や未接続部情報
を出力する情報入出力手段2を備えたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電プラン
トの配管計装線図等で、大規模プラントにおける設計図
面を機械化された設計図面データとする場合に適した設
計図面データ作成支援装置及び支援方法に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電プラント等の大規模プラント
においては、プラントの建設段階より例えば、配管計装
線図等の設計図面を機械化された設計図面データ(Comp
uter Aided Design ,以下、CADと略称する)化する
ことにより、設計作業の合理化及び信頼性向上を図って
いる。また、プラントの建設終了後にプラントの運転を
開始した場合には、前記CAD化した設計図面のCAD
図面データを、各種設備の管理や保守等の各種作業に用
いることにより、前記各種作業の省力化及び信頼性の向
上を行っている。
【0003】例えば、プラントの定期検査時に行われる
機器等の点検保守については、前記点検保守作業の前に
各系統等の隔離作業を実施する必要があることから、こ
れら隔離範囲を配管計装線図等のCAD図面データに記
載されている機器等の接続関係を用いて設定している。
【0004】また、前記点検保守作業等の結果から、設
備の経年変化による劣化が確認された場合には、性能向
上等を目的として最新機器等へのリプレースといった設
備改造が行われが、設備改造終了後も当該設備の性能維
持管理の観点から、前記点検保守を引き続き行うものと
している。
【0005】従って、この設備改造の内容については、
正確に配管計装線図等の設計図面に反映する必要があ
り、以上のことからCAD図面データの記載されている
機器等の接続関係確認や、設備改造の内容反映に関わる
図面の改訂状況確認は、プラント設備を良好に維持管理
して行く上で極めて重要な事柄となっている。
【0006】このために現在は、各種機器等の接続関係
の確認を人間がCAD化用計算機等を用いることで実施
しており、たとえば、CAD図面データに記載されてい
る各種機器や配管等をCRT等の図面表示出力装置の画
面上から個々に選択して、接続状況を表示することによ
り確認をしていた。また、図面における改訂状況の確認
については、プリンタやプロッタ等の印字出力装置を用
いて、紙面上に出力記録した改訂前後の図面を人手によ
り比較して状況の確認を行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の機器等の接続関
係の確認作業においては、一図面当たりに平均数百個の
機器や配管等からなるCAD図面データの全ての接続点
を、人手により確認する必要があることから、膨大な労
力と時間を要するという問題があった。また、人手によ
る確認作業では、前記CAD図面データには極めて多数
の接続点があることから、確認の見落としや、確認して
いても誤判断をするという不具合があった。
【0008】さらに、図面改訂の確認についても同様
で、紙面上において個々に比較することから膨大な労力
と時間が必要であると共に、図面改訂内容の見落しや誤
判断が生ずる支障があった。従って、前記のような接続
確認の不備、あるいは改訂確認の不備があった場合に
は、次回以降の定期検査に際して実施する点検保守時
に、隔離範囲の設定ができない場合や、その設定を誤る
不具合が生じる問題があった。
【0009】本発明の目的とするところは、大規模プラ
ントにおける設計図面をCAD化すると共に、改訂前後
の機器や配管等の情報を色別表示することにより保守管
理作業を支援し、正確で迅速にCAD図面データを作成
して作業員の負担軽減と作業効率を向上することができ
る設計図面データ作成支援装置及び支援方法を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明に係る設計図面データ作成支援装置
は、プラント設備の機能構成を示す配管計装線図や単線
結線図及び制御展開接続図等の機械化された設計図面デ
ータであるCAD図面データに関わる情報を配管等のス
トリングデータと機器等のシンボルデータとに分類する
と共に図面番号又は図面番号相当及び図面改訂番号と組
み合わせて記憶する設計図面データベースと、前記シン
ボルデータの名称及び原点と接続点及び形状等の前記C
AD図面データを構成する全シンボルデータに関する情
報を記憶したシンボルデータベースと、前記CAD図面
データを構成する機器等のシンボルデータの接続点に関
する情報を記憶するシンボル接続点データベースと、ユ
ーザから入力された図面番号又は図面番号相当と比較対
象の図面改訂番号を基にして改訂前及び改訂後のCAD
図面データを読み込んで比較表示することにより当該プ
ラント設備の改造状況及びCAD図面データの変更状況
を可視化する処理とユーザからの要求により前記シンボ
ルデータベース及びシンボル接続点データベースを用い
て前記CAD図面データを構成する機器及び配管等の接
続状況を調査して未接続部分を可視化する処理と共に、
これらの処理結果をCRT等の画面表示出力装置及びカ
ラープリンタやプロッタ等のカラー印字出力装置に出力
する処理と図面番号又は図面番号相当と組み合わせてそ
の結果を記憶する処理及び前記シンボルデータベースを
基にして前記接続点種別を記憶した前記シンボル接続点
データベースを作成する処理を行う情報処理手段と、前
記情報処理手段における処理結果を記憶する処理結果デ
ータベースと、前記CAD図面データの図面番号又は図
面番号相当及び図面名称や前記接続状況調査処理の起動
要求に関する情報をユーザから入力すると共に、前記改
訂前後のCAD図面データの変更状況及びCAD図面デ
ータの未接続部分に関する情報をユーザに出力する情報
入出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】設計図面データベースには、改訂前後のC
AD図面データに関する情報が記憶され、処理結果デー
タベースには、改訂前後のCAD図面データの比較結果
やCAD図面データの接続調査結果が、図面番号又は図
面番号相当、及び図面改訂番号と組み合わせて記憶され
る。これにより、ユーザから入力された図面番号又は図
面番号相当と、比較対象の図面改訂番号をキーとして、
比較すべきCAD図面データ及び、前記比較結果や接続
調査結果を提示することが可能となる。
【0012】さらにシンボルデータベースには、シンボ
ルデータの名称及び原点と、接続点や形状等の前記CA
D図面データを構成する全シンボルデータに関する情報
が記憶されており、シンボル接続点データベースには、
CAD図面データを構成する機器等のシンボルデータの
接続点種別に関する情報が記憶される。また、シンボル
接続点データベースは、前記情報処理手段によりシンボ
ルデータベースを基に作成され、シンボル接続点データ
ベースをシンボルデータベースから作成することが可能
となる。
【0013】従って、この設計図面データ作成支援装置
によれば、図面番号又は図面番号相当、及び図面改訂番
号をキーとして、CAD図面データの改訂状況やプラン
ト設備の改造状況、さらにCAD図面データを構成する
機器や配管等の接続状況に関する情報を、ユーザの要求
に応じて容易に提示してすることにより各種の設計図面
データ作成支援が行える。
【0014】請求項2記載の発明に係る設計図面データ
作成支援方法は、情報処理手段にて予め定義した上層と
中層及び下層の3段階に重なった透過表示及び単独表示
が可能な記憶層を用いて、上層と下層に改訂前(又は改
訂後)のCAD図面データを読み込むと共に中層に改訂
後(又は改訂前)のCAD図面データを読み込んだ後
に、改訂前(又は改訂後)の図面を基点とした改訂後
(又は改訂前)の比較結果を表示する場合には中層を透
過させて下層と重ねて表示し、改訂後(又は改訂前)の
図面を基点とした改訂前(又は改訂後)の比較結果を表
示する場合には上層を透過させて中層と重ねて表示する
処理と、改訂前又は改訂後のCAD図面データのみを表
示する場合には前記各層のみを透過させずに単独表示す
る処理と、改訂前又は改訂後のCAD図面データの表示
や改訂前を基点とした改訂後のCAD図面データ比較結
果又は改訂後を基点とした改訂前のCAD図面データ比
較結果の表示を前記層の透過と組合せにより人間の目に
残像が残る程度の速度で実施する処理とを行うことを特
徴とする。
【0015】改訂前及び改訂後のCAD図面データを、
透過表示及び単独表示可能な記憶層に記憶し、これによ
り、改訂前又は改訂後のCAD図面データの表示や、改
訂前を基点とした改訂後のCAD図面データ比較結果、
又は改訂後を基点とした改訂前のCAD図面データ比較
結果を、瞬時に切り替えて表示する。さらに、ユーザで
ある人間の目には、前記切り替え処理にて切り替え前の
CAD図面データの残像を切り替え後のCAD図面デー
タ上に見掛け上発生させて、切り替え後のCAD図面デ
ータとの比較を行う。
【0016】請求項3記載の発明に係る設計図面データ
作成支援方法は、CAD図面データを前記各層へ読み込
む際に個々のCAD図面データを別々の単一色にて着色
しておいてCRT等の図面表示出力装置を用いて改訂前
後のCAD図面データの比較結果を表示する際には、C
AD図面データの重なっている部分を最上のCAD図面
データの色で表示し、それ以外の部分を個々のCAD図
面データの色にて表示してカラープリンタやプロッタ等
のカラー印字出力装置を用いて改訂前後のCAD図面デ
ータの比較結果を表示する際には、重なっている部分を
両者のCAD図面データの色を混合した色にて表示し、
それ以外の部分を個々のCAD図面データの色にて表示
することを特徴とする。
【0017】改訂前後のCAD図面データは、別々の単
色にて着色することから、CRT等の図面表示出力装置
による改訂前後の比較結果表示は、CAD図面データの
重複部分を最上のCAD図面データの色で、その他を個
々のCAD図面データの色にて表示する。
【0018】さらに、カラー印字出力装置による改訂前
後の比較結果表示は、CAD図面データの同一部分を前
記単一色を混合した色にて、他の異なる部分を個々の単
一色にて紙面の形式で印字する。従って、CRT等の図
面表示出力装置、及びカラープリンタやプロッタ等のカ
ラー印字出力装置にて前記比較結果の把握を行う際は、
個々の装置毎に前記色をキーとして行うことが可能とな
る。
【0019】請求項4記載の発明に係る設計図面データ
作成支援方法は、CAD図面データを構成する機器及び
配管等の接続状況を調査して未接続部分を可視化する際
に、前記CAD図面データをストリングデータとシンボ
ルデータとに分けて接続状況を調査すると共に、前記ス
トリングデータに対しては全ての接続点の接続有無を調
査する処理を行い、前記シンボルデータに対しては予め
シンボルデータ毎に調査対象か否かの接続点種別を分類
して記憶したシンボル接続点データベースを用いて調査
対象とした接続点のみの接続状況を調査する処理を行う
方式により未接続部分を抽出する処理を行うことを特徴
とする。
【0020】配管等のストリングデータと、機器等のシ
ンボルデータから構成されるCAD図面データは、スト
リングデータとシンボルデータに分けて接続状況の調査
を行う。これにより、全ての接続状況を欠落なく確認す
ることが可能となると共に、ストリングデータ及びシン
ボルデータ毎に、未接続部分に関する情報を提示するこ
とができる。
【0021】また、ストリングデータに関する接続点は
全ての接続状況が調査され、シンボルデータに関する接
続点は予めシンボルデータ毎に調査対象か否かの接続点
種別を分記憶したシンボル接続点データベースにより、
調査対象とした接続点の接続状況が調査される。従っ
て、ストリングデータについては全接続点を、シンボル
データについては膨大な数のシンボルデータの全接続点
の内で、必要最小限の接続点のみを調査することができ
る。
【0022】請求項5記載の発明に係る設計図面データ
作成支援方法は、抽出した未接続部分に関する情報をC
RT等の図面表示出力装置及びカラープリンタやプロッ
タ等のカラー印字装置に出力する際に、接続の有無を別
々の単一色にて出力して未接続点に関する情報を予め定
めた記号等にて出力することを特徴とする。
【0023】抽出した未接続部分に関する情報は、CR
T等の図面表示出力装置、及びカラープリンタやプロッ
タ等のカラー印字装置にて出力される。ここでは、接続
調査結果である接続の有無が別々の単一色にて出力され
て、未接続点に関する情報が、予め定めた×印等の記号
等にて出力されることから、接続の有無が一目で把握で
きると共に、未接続点も直ちに容易に確認することがで
きる。
【0024】請求項6記載の発明に係る設計図面データ
作成支援方法は、接続点種別を記憶したシンボル接続点
データベースを作成する場合に、前記シンボルデータベ
ースに記憶されてるシンボルデータの接続点に関する情
報をユーザに提示した後にユーザからの要求に応じてシ
ンボルデータの接続点に調査対象か否かの種別をシンボ
ルデータ毎に設定する方式と、前記シンボルデータベー
スを基にしてシンボルデータの原点を中心としたX軸及
びY軸上の接続点の内で原点を除く接続点を調査対象と
すると共に、それ以外を調査対象外として自動的に設定
する方式とを備えたことを特徴とする。
【0025】シンボル接続点データベースの作成には、
前記シンボルデータベースに記憶されてるシンボルデー
タの接続点に関する情報をユーザに提示した後に、ユー
ザからの要求に応じてシンボルデータの接続点に調査対
象か否かの種別をシンボルデータ毎に設定する方式があ
る。
【0026】また、前記シンボルデータベースを基にし
て、シンボルデータの原点を中心としたX軸及びY軸上
の接続点の内で、原点を除く接続点を調査対象とし、そ
れ以外を調査対象外として自動的に設定する方式があ
る。従って、この2つの方式により迅速で、かつ正確な
シンボル接続点データベースが作成できる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
面を参照して説明する。本一実施の形態は請求項1乃至
請求項6に係り、図1の機能ブロック構成図に示すよう
に、設計図面データ作成支援装置1は、情報入出力手段
2と情報処理手段3、及び設計図面データベース4とシ
ンボルデータベース5、さらにシンボル接続点データベ
ース6と処理結果データベース7とから構成されてい
る。
【0028】プラントにおける各種設備の例えば、配管
計装線図等のCAD図面データは、大別すると配管等の
ストリングデータと、機器等のシンボルデータとの2つ
から構成されている。前記設計図面データベース4にお
いては、CAD図面データを配管等のストリングデータ
と、機器等のシンボルデータとに予め分類しておき、図
面番号又は図面番号相当、及び図面改訂番号と組み合わ
せて記憶するものとしている。
【0029】また、前記シンボルデータベース5には、
機器等のシンボルデータの名称及び原点と、接続点や形
状等の前記CAD図面データを構成する全シンボルデー
タに関する情報が記憶される。さらに、シンボル接続点
データベース6においては、CAD図面データを構成す
る機器等のシンボルデータの接続点種別に関する情報が
記憶されている。
【0030】情報入出力手段2は、CAD図面データの
図面番号又は図面番号相当や、図面名称及び前記接続状
況調査処理の起動要求に関する情報をユーザ8から入力
すると共に、前記改訂前後のCAD図面データの変更状
況や、CAD図面データの未接続部分に関する情報をユ
ーザ8に対して出力する処理を行うものである。
【0031】なお、ここで前記情報の入力は、予めプル
ダウンやボタンといった画面上のメニューとして登録し
て実施する方法や、キーボードからのコマンド入力にて
実施する方法等のいずれの方法でも良い。また、前記情
報出力については、前記情報処理手段3に付随するCR
T等の図面表示出力装置3a、及びカラープリンタやプ
ロッタ等のカラー印字装置3bを用いて実施している。
【0032】情報処理手段3においては、前記情報入出
力手段2を介してユーザ8から入力された図面番号又は
図面番号相当と、比較対象の図面改訂番号を基にして、
改訂前及び改訂後におけるCAD図面データを読み込む
と共に、CRT等の図面表示出力装置3a等において出
力して比較表示する。
【0033】これにより、プラント設備の改造状況及び
CAD図面データの変更状況を可視化する処理と、ユー
ザ8からの要求により前記シンボル接続点データベース
6を用いて、CAD図面データを構成する機器及び配管
等の接続状況を調査し、未接続部分を可視化する処理を
行う。
【0034】さらに、これら処理の結果をCRT等の画
面表示出力装置3a、及びカラープリンタやプロッタ等
のカラー印字出力装置3bに出力する処理と、図面番号
又は図面番号相当と組み合わせて前記の結果を記憶する
処理と、前記シンボルデータベース5を基にして、前記
接続点種別を記憶したシンボル接続点データベース6を
作成する処理を行うようになっている。
【0035】処理結果データベース7においては、前記
情報処理手段3における処理結果である改訂前及び改訂
後のCAD図面データ比較表示結果と、CAD図面デー
タの接続状況調査の結果が、図面番号又は図面番号相当
や、比較対象の図面改訂番号と組み合わせて記憶され
る。
【0036】また、前記の記憶された各種情報について
は、ユーザ8から入力された図面番号又は図面番号相当
や、比較対象の図面改訂番号をキーとして、比較すべき
CAD図面データ等を前記改訂前後の比較表示処理や、
接続状況調査における作業の確認用等として、適宜提示
が可能なように構成している(請求項1)。
【0037】前記情報処理手段3における改訂前及び改
訂後のCAD図面データを読み込む処理では、予め定義
した上層と中層及び下層の3段階に重なった透過表示及
び単独表示が可能な記憶層を用いて行うようになってい
る。これらの記憶層は、計算機等の記憶領域に設けられ
たもので、全てのCAD図面データを無理なく記憶する
ことが可能となっている。
【0038】ここでは、前記記憶層の上層及び下層に改
訂前(又は改訂後)のCAD図面データを、中層におい
ては改訂後(又は改訂前)のCAD図面データを読み込
むようにしている。なお、前記の読み込んだCAD図面
データの比較結果を表示する際は、前記の各記憶層を適
宜透過して重ね合わせて表示させるようにしている。
【0039】例えば、改訂前(又は改訂後)の図面を基
点とした改訂後(又は改訂前)の比較結果を表示する場
合には、上層を非表示として中層を透過させて、これと
下層とを重ねて表示することにより行う。
【0040】なお、改訂後(又は改訂前)の図面を基点
とした改訂前(又は改訂後)の比較結果を表示する場合
には、下層を非表示として上層を透過させて、これと中
層とを重ねて表示するようにする。さらに、前記上中下
の各記憶層を用いた比較表示については、人間の目に残
像が残る程度の速度で切り替えて処理することが可能な
ように構成している(請求項2)。
【0041】また、前記比較表示の結果は、前記情報処
理手段3に付随するCRT等の図面表示出力装置3a、
及びカラープリンタやプロッタ等のカラー印字出力装置
3bにおいて出力できるようになっている。なお、ここ
では、先ず前記CAD図面データの前記各記憶層へ読み
込む時に、個々のCAD図面データを別々の単一色にて
着色しておくことにより、次のような表示方式を実施す
ることができる。
【0042】CRT等の図面表示出力装置3aを用い
て、改訂前後のCAD図面データの比較結果を表示する
場合には、CAD図面データの重なっている部分を、非
表示層を除いた最上層のCAD図面データの色にて表示
し、それ以外の部分を個々のCAD図面データの記憶層
の色にて表示する。
【0043】カラープリンタやプロッタ等のカラー印字
出力装置3bを用いて、改訂前後のCAD図面データの
比較結果を出力表示する場合には、重なっている部分を
非表示層を除いた両者のCAD図面データの混合色にて
表示する。また、それ以外の部分は個々のCAD図面デ
ータの記憶層の色にて表示するように構成している(請
求項3)。
【0044】次に、上記構成による作用について説明す
る。図2及び図3はプラント設備の機能構成を示すCA
D図面データ出力の配管計装図の一例で、図2は改訂前
のCAD図面データ出力の配管計装図で、それぞれZZ-V
OO1 及び弁ZZ-V002 という弁番号をもつ2つの弁(弁の
シンボルデータ)と、それらを接続する3つの部分の配
管(ストリングデータ)により形成されている。
【0045】また、図3は上記図2に示したプラント設
備に対して、改造等の工事が実施されたことによる改訂
後のCAD図面データ出力の配管計装図で、弁番号ZZ-V
OO1の弁の型式が玉形弁から仕切弁へ変更されていると
共に、弁番号がZZ-V003 及びZZ-V004 の2つの弁が追加
されている。
【0046】さらに、前記弁番号がのZZ-V003 及びZZ-V
004 の2つの弁を追加するために、前記配管からの分岐
や合流に用いられる2つのT字型の配管継ぎ手及び関連
する配管と、別途弁番号ZZ-VOO2 の弁に接続したT字型
の配管継ぎ手と配管が増設されている。なお、上記図2
及び図3のCAD図面データについては、前記設計図面
データベース4に、シンボルデータとストリングデータ
を分類して記憶されている。
【0047】設計図面データ作成支援装置1では、先ず
図2で示すように改訂前のCAD図面データを、例えば
赤色(図においては色彩表示が不可能なことから便宜上
太線で示す)にて前記記憶層の上層及び下層に読み込
み、また、図3で示すように改訂後のCAD図面データ
を、緑色(図では細線で示す)にて前記記憶層の中層に
弁番号と共に読み込むものとする。
【0048】次にCRT等の図面表示出力装置3aにお
いて、改訂前のCAD図面データを基点とした改訂後の
CAD図面データを比較表示する場合には、前記記憶層
の上層を非表示にして中層を透過し、下層に重ね合わせ
ることにより、図4の改訂後前の比較結果の配管計装図
に示すような、改訂後(緑色)に対する改訂前(赤色)
による出力画面を弁番号と共に得ることができる。
【0049】また、前記図面表示出力装置3aにて、改
訂後のCAD図面データを基点とした改訂前のCAD図
面データを比較表示する場合は、前記記憶層の下層を非
表示にして上層を透過させると共に中層に重ね合わせる
ことにより、図5の改訂前後の比較結果の配管計装図に
示すような、改訂前(赤色)に対する改訂後(緑色)に
よる出力画面を弁番号と共に得ることができる。
【0050】なお、上記図2乃至図5に示す表示画面
は、いずれも人間の目に残像が残る程度の速度で切り替
えることが任意に行えるので、改訂後前(又は改訂前
後)において相違した部分のみが、異なる色により見掛
け上強調して表示されるので、この確認を作業員におい
ては迅速で確実に行うことができる。
【0051】さらに、カラープリンタやプロッタ等のカ
ラー印字装置3bにて紙面の形式により、改訂前及び改
訂後のCAD図面データを比較表示する場合は、例え
ば、図6の改訂前及び改訂後の比較結果の配管計装図に
示すように、改訂前後において同一の部分を記憶層の上
層(下層)と中層の混合色である紫色(図では点線で示
す)にて示す。また、異なる部分については、記憶層の
上層(下層)の赤色又は中層の緑色にて記録表示するこ
とができる。
【0052】なおここでは、改訂前後において同一の部
分が、それぞれ改訂前の赤色と改訂後の緑色との混合色
である紫色であるために、改訂前のCAD図面データを
基点とした改訂後のCAD図面データを比較表示する場
合も、改訂後のCAD図面データを基点とした改訂前の
CAD図面データを比較表示する場合でも、同様な結果
を得ることができる。
【0053】設計図面データ作成支援装置1において
は、CAD図面データを構成する機器及び配管等の接続
状況を調査して未接続部分を可視化する際には、前記C
AD図面データをストリングデータとシンボルデータと
に分けて、接続状況を調査することができる。
【0054】なお、ストリングデータに対しては、全て
の接続点の接続状況を調査する処理を行うと共に、シン
ボルデータに対しては、予めシンボルデータ毎に調査対
象か否かの接続点種別を分類し記憶した前記シンボル接
続点データベース6を用いて、調査対象とした接続点の
みの接続状況を調査する処理を行う方式としている(請
求項4)。
【0055】また、前記接続調査結果である未接続部分
に関する情報は、CRT等の図面表示出力装置3a、及
びカラープリンタやプロッタ等のカラー印字出力装置3
bに出力されるようにしているが、ここでは、接続の有
無を別々の単一色にて出力すると共に、未接続点に関す
る情報を予め定めた×印記号等にて出力するようにして
いる(請求項5)。
【0056】シンボル接続点データベース6において
は、ユーザ8からの要求に応じてシンボルデータの接続
点に調査対象か否かの種別を、シンボルデータ毎に設定
する方式と、前記シンボルデータベース5を基にして、
自動的に設定する方式の2つにより作成するようになっ
ている。なお、前記ユーザ8に問合わせる場合は、シン
ボルデータベース5に記憶されているシンボルデータの
接続点に関する情報を、ユーザ8に提示して行うように
なつている。
【0057】また、後者のシンボルデータベース5から
自動的に設定する場合は、シンボルデータベース5に記
憶された、シンボルデータの接続点情報を基に行うよう
になっている。ここでは、シンボルデータの原点を中心
としたX軸及びY軸上の接続点の内で、原点を除く接続
点を調査対象とし、それ以外を調査対象外として接続点
種別を分類して行うようにしている(請求項6)。
【0058】次に、上記構成による作用として、シンボ
ルデータを用いてシンボル接続点データベース6を作成
すると共に、これを基にしてCAD図面データの接続状
況を調査する方式について説明する。
【0059】図7のシンボルデータの接続点種別例図に
示すように、図8の接続調査結果のCAD図面データ出
力の配管計装図を構成するシンボルデータは、図7
(a)の弁シンボルデータ、図7(b)の配管継ぎ手シ
ンボルデータ、図7(c)の機器(ポンプ)シンボルデ
ータと、相互間に接続された配管とからおり、各シンボ
ルデータ毎にシンボルの形状と、×印で表す接続点の位
置を示している。
【0060】前記情報処理手段3では、シンボルデータ
ベース5を基にして、前記接続点種別を記憶したシンボ
ル接続点データベース6を作成する処理を行うようにな
っている。
【0061】この図7(c)に示す機器(ポンプ)シン
ボルデータの接続点は、接続調査対象(図では太線の×
印で赤色)であるか、接続調査対象外(図では細線の×
印で黒色)かの種別を、ユーザ8からの要求に応じて設
定する。また、その他の図7(a)の弁、及び図7
(b)に示す配管継ぎ手のシンボルデータの接続点は、
その種別を自動的に設定する。
【0062】ここでは、シンボルデータベース5に記憶
されている各シンボルデータの接続点情報を基にして、
シンボルデータの原点を中心としたX軸及びY軸上の接
続点の内で、原点を除く接続点を接続調査対象(太線の
×印で赤色)とし、それ以外を接続調査対象外(細線の
×印で黒色)として自動的に設定すると共に、以上の結
果をシンボル接続点データベース6に記憶させる。
【0063】次に、シンボル接続点データベース6を基
にして、図8に示したCAD図面データベースを構成す
る機器及び配管等の接続状況を調査する。ここでは、ス
トリングデータに関する接続状況の調査を行った後に、
シンボルデータに関する接続状況の調査を行うものと
し、ストリングデータに関する接続状況の調査結果か
ら、5カ所の未接続部分の候補を抽出して赤色(図では
太線)で表示すると共に、未接続点を青色の×印で(図
では細線の×印)示す。
【0064】なお、その他の調査対象接続点が全て接続
されている部分は、緑色(図では細線で示す)で表示さ
れる。ここで抽出した前記5カ所の未接続部分につい
て、図面として正しい端点であるか否かをユーザ8に対
して問合わせるものとする。
【0065】この問合わせによりユーザ8は、2つの配
管継ぎ手と機器(ポンプ)に接続された配管の端部にお
ける3カ所は正しい端点であると判断し、残りの弁番号
ZZ-V004 の弁に接続する配管と、機器(ポンプ)の吸込
側に接続する配管の2カ所を未接続部分として判断す
る。これにより、上記に関する未接続点としての情報を
青色×印として(細線の×印)ユーザ8に提示する。
【0066】次に、シンボルデータに関する接続状況を
調査して、この調査結果から2カ所の未接続部分の候補
を青色×印にて抽出する。これらの結果は、前記ストリ
ングデータと同様にユーザ8に問合わせを行い、その結
果から未接続部分を判断するものである。
【0067】以上より、弁番号ZZ-V0004の弁と、機器
(ポンプ)の吸込側の接続点が未接続であると判断で
き、これらの結果を図8に示したように、CRT等の図
面表示出力装置3a、及びカラープリンタやプロッタ等
のカラー印字出力装置3bにおいて出力表示される。
【0068】処理結果データベース7には、前記の改訂
前及び改訂後のCAD図面データ比較表示結果と、CA
D図面データの接続状況調査結果が、図面番号又は図面
番号相当と、比較対象の図面改訂番号と組み合わせて記
憶される。なお、これらの情報は、改訂前後の比較表示
処理や、接続状況調査における作業の確認用として用い
られる。
【0069】次に、設計図面データ作成支援装置1にお
ける処理フローについて説明する。なお、ユーザ8にお
いては、前記情報入出力手段2を介し、前記情報処理手
段3に付随したCRT等の図面表示出力装置3aにおけ
る出力表示により、処理結果と共に指令の確認を行うこ
とができる。さらに、それらの処理経過と処理結果は、
必要に応じて前記カラープリンタやプロッタ等のカラー
印字出力装置3bに出力させて記録表示がされる。
【0070】図9の第1処理フロー図に示すように、設
計図面データ作成支援装置1はユーザ8からの指令によ
り起動されて、開始後に(A)改訂前後の比較表示処理
を行うか、(B)接続状況の調査処理を行うか、(C)
シンボルデータの接続点種別設定処理を行うか、(D)
全ての処理を終了するか、をユーザ8に提示する。
【0071】ここでユーザ8による処理選択が、(A)
の改訂前後の比較表示処理であるならば、図10の第2処
理フロー図に示すように、ユーザ8より図面番号又は図
面番号相当や、図面名称及び図面改訂番号を入力するこ
とにより、設計図面データベース4より比較対象となる
CAD図面データを読み込み、次いで単一色による各記
憶層の着色を行う。
【0072】CAD図面データの読み込み後に表示処理
選択としては、(a)改訂前図面のみの表示処理を行う
か、(b)改訂後図面の表示処理を行うか、(c)改訂
前を基点とした改訂後の図面比較表示処理を行うか、
(d)改訂後を基点とした改訂前の図面比較表示処理を
行うか、(e)表示処理を終了するか、をユーザ8に問
合わせする。
【0073】上記ユーザ8への問合わせ結果が(a)〜
(d)であった場合には、それぞれ(a)改訂前のCA
D図面データ表示、(b)改訂後のCAD図面データ表
示、(c)改訂前/後のCAD図面データ表示、(d)
改訂後/前のCAD図面データ表示の処理を行う。
【0074】また、(e)表示処理終了の場合は、カラ
ー印字出力装置3bによる出力の有無をユーザ8に問合
わせして出力有りである場合は、カラー印字出力装置3
bに出力し、そうでない場合は処理結果の保存要否を、
ユーザ8に問合わせる。この結果が保存要であった場合
は、処理結果データベース7に前記処理結果を保存し、
そうでない場合は、改訂前後の比較結果表示処理を終了
するか否かをユーザ8に問合わせる。
【0075】このユーザ8への問合わせ結果が、改訂前
後の比較結果表示処理の終了であるならば、これらの処
理を終了して上記図9における開始起動による開始直後
の(E)から処理選択に戻り、そうでない場合は、表示
処理選択に戻って引き続き他のCAD図面データに関す
る改訂前後の比較表示処理を行う。
【0076】ユーザ8による処理選択が、(B)の接続
状況調査処理である場合には、図11の第3処理フロー図
に示すように、ユーザ8より図面番号又は図面番号相
当、図面名称、図面改訂番号の入力をすることにより、
設計図面データベース4より比較対象となるCAD図面
データを読み込む。次に、調査対象選択として、(イ)
ストリングデータに関する接続状況調査を行うか、
(ロ)シンボルデータに関する接続状況調査を行うか
を、ユーザ8に問合わせる。
【0077】上記ユーザ8への問合わせ結果が(イ)ス
トリングデータであった場合には、ストリングデータの
全接続点状況調査をして、ストリングデータに関する未
接続点をユーザ8に提示し、ユーザ8からの選択により
判定を行う。また、(ロ)シンボルデータであった場合
には、シンボル接続点データベース6に記憶されている
シンボルデータ毎の接続点種別を読み込み、次にこれを
基にしてシンボルデータの接続状況調査を行う。
【0078】これらの調査結果については、前記(イ)
のストリングデータの場合と同様に、シンボルデータに
関する未接続点をユーザ8に提示し、ユーザ8からの選
択により判定を行う。これらの判定後は、接続状況の調
査終了をするか否かをユーザ8に問合わせて、終了であ
る場合には、ストリングデータ及びシンボルデータの両
者の結果である未接続点の表示を行い、そうでない場合
は、調査対象選択に戻して、再度CAD図面データの接
続状況を調査する。
【0079】前記ストリングデータ及びシンボルデータ
の両者の結果による未接続点を表示した後は、カラー印
字出力装置3bによる出力の有無をユーザ8に問合わせ
て、出力有りの場合は、カラー印字出力装置3bに出力
し、そうでない場合には処理結果の保存要否をユーザ8
に問合わせる。このユーザ8へ問合わせ結果が保存要で
あった場合は、前記処理結果を処理結果データベース7
に保存し、そうでない場合は、接続状況調査処理終了か
否かをユーザ8に問合わせる。
【0080】ユーザ8への問合わせ結果が、接続状況調
査処理の終了であるならば、これらの処理を終了して、
上記図9における開始起動による開始直後の(E)から
処理選択に戻り、そうでない場合は、前記図面番号又は
図面番号相当、図面名称、図面改訂番号の入力に戻っ
て、引き続き他のCAD図面データに関する改訂前後の
接続状況調査処理を行う。
【0081】ユーザ8による処理選択が、(C)のシン
ボル接続点種別設定処理である場合には、図12の第4処
理フロー図に示すように、前記シンボルデータベース5
に記憶されているシンボルデータを読み込みを行うと共
に、ユーザ8に次の処理選択の問合わせをする。
【0082】(1)ユーザによる設定として、ユーザ8
の要求に応じてシンボルデータ毎に接続点種別を設定す
る処理を行うか、(2)シンボルデータベースによる設
定として、前記シンボルデータベース5に記憶されてい
るシンボルデータの接続点情報を基にして、原点を除く
X軸及びY軸上の接続点を調査対象とし、それ以外を調
査対象外として自動的に設定する処理を行うか、(3)
接続点種別設定処理終了するか。
【0083】ユーザ8への問合わせ結果が、(1)のユ
ーザ8からの要求に応じてシンボルデータ毎に接続点種
別を設定する処理の場合には、設定するシンボルデータ
選択をして、選択したシンボルデータの接続点情報提示
をユーザ8に対して行った後に、ユーザ8からの選択に
より調査対象か否かの種別設定をする。
【0084】これら種別設定後に、処理継続をするか否
かをユーザ8に問合わせして、処理継続であった場合に
は、前記シンボルデータ選択に戻して、他のシンボルデ
ータに関する接続点種別を設定する。また、そうでない
場合は、シンボルデータの接続点種別設定の処理選択後
の処理選択に戻す。なお、前記シンボルデータの接続点
情報提示と種別設定の結果は、前記シンボル接続点デー
タベース6に記録する。
【0085】(2)のシンボルデータベースによる設定
の場合には、シンボルデータベース5に記憶されている
シンボルデータの接続点情報を基にして、原点を除くX
軸及びY軸上の接続点を調査対象として種別設定をす
る。また、それ以外を調査対象外として自動的に設定す
る処理であった場合には、シンボルデータに基づく上記
の処理を実施して、前記シンボルデータの接続点種別設
定の処理選択後の処理選択に戻す。
【0086】なお、前記シンボルデータの接続点情報提
示と種別設定の結果は、前記シンボル接続点データベー
ス6に記録する。(3)の接続点種別設定処理終了であ
った場合には、上記図9における開始起動による開始直
後の(E)から処理選択に戻る。
【0087】
【発明の効果】以上本発明によれば、CAD図面データ
の改訂前後の比較と接続点状況調査及び、それらの結果
出力を容易に行うことができて、CAD図面データの図
面番号又は図面番号相当や、図面名称及び図面改訂番号
をキーとして管理と提示することができるので、作業量
と作業者の負担が削減して信頼性が向上する。
【0088】また、改訂前後のCAD図面データを瞬時
に切り替えて、改訂前の残像を改訂後のCAD図面デー
タ上に表示することで、比較結果が容易で図面表示出力
装置等にて、色をキーとして出力することにより、結果
把握が容易でデータの誤調査や欠落等が防止できる。
【0089】さらに、CAD図面データをストリングデ
ータとシンボルデータに分けて接続状況を調査するの
で、個々及び両者を併せた全体の接続状況の把握が容易
で、シンボルデータについては、予め接続点種別を設定
することにより、最小限の接続点のみの調査で良いこと
から調査時間が短縮できる。また、接続の有無及び未接
続点に関する情報を分けて、図面表示出力装置等に表示
することにより情報の把握が容易にできる。
【0090】なお、シンボルデータ毎に接続点種別をユ
ーザが設定する方式と、シンボルデータベースを基に自
動的に設定する方式の2つでシンボル接続点データベー
スを作成しているので、人手による設定に比べて大幅に
労力が削減され、ユーザの要求に応じた接続点のみを調
査対象とすることができる。このような設計図面データ
作成の作業と支援により、大規模プラントにおける設計
図面のCAD化が、正確かつ迅速に作成できると共に、
作業員の負担が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る設計図面データ作
成支援装置の機能ブロック構成図。
【図2】本発明の一実施の形態に係るプラント設備の改
訂前のCAD図面データ出力の配管計装図。
【図3】本発明の一実施の形態に係るプラント設備の改
訂後のCAD図面データ出力の配管計装図。
【図4】本発明の一実施の形態に係るプラント設備の改
訂前のCAD図面データ出力を基点とした改訂後の比較
結果の配管計装図。
【図5】本発明の一実施の形態に係るプラント設備の改
訂後のCAD図面データを基点とした改訂前の比較結果
の配管計装図。
【図6】本発明の一実施の形態に係るプラント設備の改
訂前後のCAD図面データをカラー印字主力装置による
比較結果の配管計装図。
【図7】本発明の一実施の形態に係るシンボルデータの
接続点種別図で、(a)は弁、(b)は配管継ぎ手、
(c)はポンプを示す。
【図8】本発明の一実施の形態に係る接続調査結果のC
AD図面データ出力の配管計装図。
【図9】本発明の一実施の形態に係る第1処理フロー
図。
【図10】本発明の一実施の形態に係る第2処理フロー
図。
【図11】本発明の一実施の形態に係る第3処理フロー
図。
【図12】本発明の一実施の形態に係る第4処理フロー
図。
【符号の説明】
1…設計図面データ作成支援装置、2…情報入出力手
段、3…情報処理手段、3a…図面表示出力装置、3b
…カラー印字出力装置、4…設計図面データベース、5
…シンボルデータベース、6…シンボル接続点データベ
ース、7…処理結果データベース、8…ユーザ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 俊一 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 一番ヶ瀬 幹 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 濱野 隆雄 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 二見 広也 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラント設備の機能構成を示す配管計装
    線図や単線結線図及び制御展開接続図等の機械化された
    設計図面データであるCAD図面データに関わる情報を
    配管等のストリングデータと機器等のシンボルデータと
    に分類すると共に図面番号又は図面番号相当及び図面改
    訂番号と組み合わせて記憶する設計図面データベース
    と、前記シンボルデータの名称及び原点と接続点及び形
    状等の前記CAD図面データを構成する全シンボルデー
    タに関する情報を記憶したシンボルデータベースと、前
    記CAD図面データを構成する機器等のシンボルデータ
    の接続点に関する情報を記憶するシンボル接続点データ
    ベースと、ユーザから入力された図面番号又は図面番号
    相当と比較対象の図面改訂番号を基にして改訂前及び改
    訂後のCAD図面データを読み込んで比較表示すること
    により当該プラント設備の改造状況及びCAD図面デー
    タの変更状況を可視化する処理とユーザからの要求によ
    り前記シンボルデータベース及びシンボル接続点データ
    ベースを用いて前記CAD図面データを構成する機器及
    び配管等の接続状況を調査して未接続部分を可視化する
    処理と共に、これらの処理結果をCRT等の画面表示出
    力装置及びカラープリンタやプロッタ等のカラー印字出
    力装置に出力する処理と図面番号又は図面番号相当と組
    み合わせてその結果を記憶する処理及び前記シンボルデ
    ータベースを基にして前記接続点種別を記憶した前記シ
    ンボル接続点データベースを作成する処理を行う情報処
    理手段と、前記情報処理手段における処理結果を記憶す
    る処理結果データベースと、前記CAD図面データの図
    面番号又は図面番号相当及び図面名称や前記接続状況調
    査処理の起動要求に関する情報をユーザから入力すると
    共に、前記改訂前後のCAD図面データの変更状況及び
    CAD図面データの未接続部分に関する情報をユーザに
    出力する情報入出力手段とを備えたことを特徴とする設
    計図面データ作成支援装置。
  2. 【請求項2】 前記設計図面データ作成支援装置におい
    て、前記情報処理手段にて予め定義した上層と中層及び
    下層の3段階に重なった透過表示及び単独表示が可能な
    記憶層を用いて、上層と下層に改訂前(又は改訂後)の
    CAD図面データを読み込むと共に中層に改訂後(又は
    改訂前)のCAD図面データを読み込んだ後に、改訂前
    (又は改訂後)の図面を基点とした改訂後(又は改訂
    前)の比較結果を表示する場合には中層を透過させて下
    層と重ねて表示し、改訂後(又は改訂前)の図面を基点
    とした改訂前(又は改訂後)の比較結果を表示する場合
    には上層を透過させて中層と重ねて表示する処理と、改
    訂前又は改訂後のCAD図面データのみを表示する場合
    には前記各層のみを透過させずに単独表示する処理と、
    改訂前又は改訂後のCAD図面データの表示や改訂前を
    基点とした改訂後のCAD図面データ比較結果又は改訂
    後を基点とした改訂前のCAD図面データ比較結果の表
    示を前記層の透過と組合せにより人間の目に残像が残る
    程度の速度で実施する処理とを行うことを特徴とする請
    求項1記載の設計図面データ作成支援方法。
  3. 【請求項3】 前記設計図面データ作成支援方法におい
    て、前記CAD図面データを前記各層へ読み込む際に個
    々のCAD図面データを別々の単一色にて着色しておい
    てCRT等の図面表示出力装置を用いて改訂前後のCA
    D図面データの比較結果を表示する際には、CAD図面
    データの重なっている部分を最上のCAD図面データの
    色で表示し、それ以外の部分を個々のCAD図面データ
    の色にて表示してカラープリンタやプロッタ等のカラー
    印字出力装置を用いて改訂前後のCAD図面データの比
    較結果を表示する際には、重なっている部分を両者のC
    AD図面データの色を混合した色にて表示し、それ以外
    の部分を個々のCAD図面データの色にて表示すること
    を特徴とする請求項2記載の設計図面データ作成支援方
    法。
  4. 【請求項4】 前記設計図面データ作成支援方法におい
    て、前記CAD図面データを構成する機器及び配管等の
    接続状況を調査して未接続部分を可視化する際に、前記
    CAD図面データをストリングデータとシンボルデータ
    とに分けて接続状況を調査すると共に、前記ストリング
    データに対しては全ての接続点の接続有無を調査する処
    理を行い、前記シンボルデータに対しては予めシンボル
    データ毎に調査対象か否かの接続点種別を分類して記憶
    したシンボル接続点データベースを用いて調査対象とし
    た接続点のみの接続状況を調査する処理を行う方式によ
    り未接続部分を抽出する処理を行うことを特徴とする請
    求項2記載の設計図面データ作成支援方法。
  5. 【請求項5】 前記設計図面データ作成支援方法におい
    て、前記抽出した未接続部分に関する情報をCRT等の
    図面表示出力装置及びカラープリンタやプロッタ等のカ
    ラー印字装置に出力する際に、接続の有無を別々の単一
    色にて出力して未接続点に関する情報を予め定めた記号
    等にて出力することを特徴とする請求項4記載の設計図
    面データ作成支援方法。
  6. 【請求項6】 前記設計図面データ作成支援方法におい
    て、前記接続点種別を記憶したシンボル接続点データベ
    ースを作成する場合に、前記シンボルデータベースに記
    憶されてるシンボルデータの接続点に関する情報をユー
    ザに提示した後にユーザからの要求に応じてシンボルデ
    ータの接続点に調査対象か否かの種別をシンボルデータ
    毎に設定する方式と、前記シンボルデータベースを基に
    してシンボルデータの原点を中心としたX軸及びY軸上
    の接続点の内で原点を除く接続点を調査対象とすると共
    に、それ以外を調査対象外として自動的に設定する方式
    とを備えたことを特徴とする請求項4記載の設計図面デ
    ータ作成支援方法。
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