JPH10187345A - マウスパッド - Google Patents

マウスパッド

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JPH10187345A
JPH10187345A JP8354552A JP35455296A JPH10187345A JP H10187345 A JPH10187345 A JP H10187345A JP 8354552 A JP8354552 A JP 8354552A JP 35455296 A JP35455296 A JP 35455296A JP H10187345 A JPH10187345 A JP H10187345A
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JP
Japan
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layer
sheet member
mouse pad
base sheet
resin layer
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JP8354552A
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Inventor
Tadashi Asano
正 浅野
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Keiwa Shoko KK
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Keiwa Shoko KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で、受像層のデザインを好みに応じて作
成することができるマウスパッドを提供する。 【解決手段】 少なくとも表面凹凸シート部材22とベ
ースシート部材24とを有し、前記ベースシート部材2
4の上面に吸着性能を有する吸盤模様の樹脂層32を有
しするマウスパッドであり、前記吸盤模様樹脂層32を
介して前記表面凹凸シート部材22と前記ベースシート
部材24とが脱着自在に接合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種のコンピュー
タとともに使用するマウスパッドに関し、特に安価で、
ユーザが自由にデザインできるマウスパッドに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】最近の
パソコン等は、グラフィカルユーザーインターフェース
(GUI)の普及に伴い、マウスを使用するものがほと
んどになった。マウスはパソコン本体又はキーボードに
接続されており、パッド上で任意の方向に動かすことに
よりモニター画面上のポインターを所望の位置に移動さ
せ、クリック又はドラッグによりパソコン操作を行うた
めのものである。このような機能を有するマウスととも
に使用するマウスパッドは、当然表面抵抗が大きくなる
ようにざらつきを有する必要がある。またマウスパッド
はパソコンの側に常時置かれているものであるので、種
々のデザインに印刷されたものが多い。
【0003】図6は従来のマウスパッドの断面構造の一
例を示す。マウスパッド10の層構成は、最上層に位置す
る表面凹凸11を有する層12と、表面凹凸層12の下面に積
層された受像層13と、接着層14を介して受像層13の下面
に積層されたゴム、スポンジ、ポリマー樹脂等からなる
ベース層15とからなる。マウスパッド10は一体的に積層
された状態で市販されているので、受像層13のデザイン
はレディーメイドであり、ユーザーの好みに応じて作成
することはできない。
【0004】そこで、本発明者らは先に、(a) 平均粒径
が10〜60μmのビーズを含有する実質的に透明な凹凸層
が上面に形成された実質的に透明な合成樹脂シート層
と、前記合成樹脂シート層の下面に積層された受像層と
からなる表面凹凸シート部材と、(b) 常温発泡シリコー
ンからなるベースシート部材からなるマウスパッドを提
案した(特願平8-266682号)。発泡シリコーンは十分な
粘着性を有するため、ベースシート部材に脱着自在に接
合可能である。そのため、好みのデザインに印刷した表
面凹凸シート部材を作成した後でベースシート部材に接
合したり、別のデザインに印刷した表面凹凸シート部材
に交換したりすることができる。しかし、発泡シリコー
ンは高価なうえ製造法が複雑なため、若干コスト高にな
るという問題点がある。
【0005】従って、本発明の目的は、安価で、受像層
のデザインを好みに応じて作成することができるマウス
パッドを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み鋭意研究
の結果、本発明者は、ベースシート部材の上面に吸着性
を有する吸盤模様樹脂層を設けることにより、受像層を
有する表面凹凸シート部材を脱着自在に接合できるよう
になり、かつ表面凹凸シート部材を交換することにより
簡単にユーザー好みのデザインのマウスパッドが得られ
ることを発見し、本発明に想到した。
【0007】すなわち、本発明のマウスパッドは、少な
くとも表面凹凸シート部材とベースシート部材とを有
し、前記ベースシート部材の上面に吸着性能を有する吸
盤模様の樹脂層を有し、前記吸盤模様樹脂層を介して前
記表面凹凸シート部材と前記ベースシート部材とが脱着
容易に接合されていることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のマウスパッドは少なくと
も表面凹凸シート部材とベースシート部材とを有し、前
記ベースシート部材の上面に吸着性吸盤模様樹脂層を有
する。
【0009】表面凹凸シート部材は表面凹凸層と受像層
とを有するが、好ましい表面凹凸シート部材はビーズを
含有する実質的に透明な凹凸層が上面に形成された実質
的に透明な合成樹脂シート層と、前記合成樹脂シート層
の下面に積層された受像層とからなる。吸盤模様樹脂層
は吸着性を有するため、表面凹凸シート部材はそのまま
ベースシート部材に貼付することができる。
【0010】本発明のマウスパッドの具体例を添付図面
を参照して説明するが、本発明はこれらの具体例に限定
されない。
【0011】[1] マウスパッドの構成 図1(a) 及び(b) に示す例では、本発明のマウスパッド
20は、別体の表面凹凸シート部材22及びベースシート部
材24からなる。表面凹凸シート部材22は凹凸層26が上面
に形成された合成樹脂シート層28と、合成樹脂シート層
28の下面に積層された受像層30とからなり、ベースシー
ト部材24の上面には吸着性を有する吸盤模様樹脂層32が
形成されている。以下に、まず吸盤模様樹脂層32を有す
るベースシート部材24について説明し、次いで表面凹凸
シート部材22について説明することにする。
【0012】[A] ベースシート部材 (1) 吸着性吸盤模様樹脂層 吸盤模様樹脂層32はベースシート部材24上に特殊な合成
樹脂を吸盤模様状に印刷することにより形成される。図
2に示すように、吸盤模様としては多数の微小な閉ルー
プからなるパターンであれば特に限定されないが、好ま
しい実例としては多数の微小な円輪形、楕円形、多角
形、花柄形等からなる模様や、蜂の巣形、網目系、レー
ス模様等の模様が挙げられる。吸盤31を成す各閉ループ
の径(最大部分とする)は0.5 〜10mmとするのが好まし
い。最大径が0.5 mmより小さくても10mmより大きくても
吸着性が実質的に不十分になる。より好ましい閉ループ
径は1〜5mmである。なお吸盤模様樹脂層32の厚さは特
に限定されないが、0.1 〜1mmであるのが好ましい。
【0013】(a) 組成 吸盤模様樹脂層32を形成する合成樹脂としては、柔軟性
及び弾力性とともに若干の粘着性を有する紫外線硬化型
樹脂が好ましい。このような樹脂として、ウレタンアク
リレートとエーテルアクリレートを含有する組成物を使
用するのが好ましい。
【0014】(i) ウレタンアクリレート ウレタンアクリレートはジイソシアネートと、末端に水
酸基を有するとともにラジカル重合性不飽和基を有する
アクリレートとが結合してなり、必要に応じて両末端に
水酸基を有するジオールを含有するのが好ましい。ウレ
タンアクリレートは1分子中に少なくとも1個のラジカ
ル重合性不飽和基を有する。
【0015】ジイソシアネートは1分子中に2個のイソ
シアネート基を有する脂肪族又は芳香族のジイソシアネ
ート化合物であり、例えばテトラメチレンジイソシアネ
ート、ヘキサメチレンジイソシアネート、2,4-トリレン
ジイソシアネート、2,6-トリレンジイソシアネート、イ
ソホロンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネー
ト等が挙げられる。
【0016】末端に水酸基を有するとともにラジカル重
合性不飽和基を有するアクリレートは、ウレタン化合物
のイソシアネート基に結合するとともに、紫外線照射に
より架橋反応を引き起こす不飽和基を有するいわゆるラ
ジカル重合性化合物である。このような末端に水酸基を
有するラジカル重合性アクリレートは、アクリル酸又は
メタクリル酸若しくはこれらの誘導体のエステル化合物
であって末端に水酸基を有するものであり、例えば、ヒ
ドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルアク
リレート、ヒドロキシブチルアクリレート、ヒドロキシ
エチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレ
ート、ヒドロキシブチルメタクリレート、4-ヒドロキシ
シクロヘキシルアクリレート、5-ヒドロキシシクロオク
チルアクリレート等が挙げられる。
【0017】両末端に水酸基を有するジオールとして
は、直鎖の脂肪族系ジオールを用いるのが好ましく、例
えば両末端に水酸基を有するポリエステルプレポリマ
ー、ポリエーテルプレポリマー等が挙げられる。ポリエ
ステルプレポリマーとしては多塩基酸とポリオールとの
縮合生成物が挙げられる。また両末端に水酸基を有する
ポリエーテルプレポリマーとしてはポリテトラメチレン
エーテルグリコール、ポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール等がある。
【0018】次にウレタンアクリレートの製造方法につ
いて説明すると、ジオールを使用する場合にはまずジイ
ソシアネートとジオールとを反応させる。この場合、反
応式は以下の通りである。 OCN-R1 -NCO+HO-R2 -OH → OCN-R1 -[NHCOO-R 2 -COON
H-R1 ] n - NCO (ただし、R1 及びR2 はそれぞれアルキレン基等の炭
化水素基であり、nは整数である。)
【0019】次に上記反応生成物にヒドロキシアクリレ
ートを反応させる。この場合、反応式は以下の通りであ
る。 OCN-R1 -[NHCOO-R 2 -COONH-R1 ] n -NCO+ 2HO-R3 →R
3 -COONH-R 1-[NHCOO-R 2 -COONH-R1 ] n -NHCOO-R 3 (ただしR3 はアクリレート残基(アクリル酸エステル
基又はメタクリル酸エステル基である。)
【0020】(ii)エーテルアクリレート ウレタンアクリレートに混合するエーテルアクリレート
としては、エチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメチロ
ールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロー
ルプロパンジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリト
ールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトー
ルトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトール
ヘキサ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジグ
リシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、ポリエチレ
ングリコールジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレ
ート、プロピレングリコールジグリシジルエーテルジ
(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジグ
リシジルエーテルジ(メタ)アクリレート等が挙げられ
る。
【0021】(iii) 配合比等 十分な柔軟性及び弾力性とともに適度な粘着性を有する
ためには、ウレタンアクリレートとエーテルアクリレー
トとの配合比(重量)は30/70〜60〜40であるのが好ま
しい。また紫外線硬化型樹脂組成物は上記成分の他に、
公知の光開始剤、顔料及び添加剤を含有しても良い。紫
外線硬化型樹脂組成物を含有するインキは市販されてお
り、例えば帝国インキ製造(株)製のUVQVNスクリ
ーンインキを用いることができる。
【0022】(b) 製法 上記ウレタンアクリレート及びエーテルアクリレートを
適当な光開始剤、顔料及び添加剤等とともに有機溶媒に
溶解し、紫外線硬化型インク組成物とする。インク組成
物による吸盤模様樹脂層32の形成はスクリーン印刷法に
より行うのが好ましい。所望の吸盤模様に印刷した樹脂
層を乾燥後、紫外線照射により架橋させる。架橋条件自
体は公知のものでよい。架橋した吸盤模様樹脂層32は耐
候性、耐薬品性、耐久性等を有するとともに、ウレタン
アクリレート及びエーテルアクリレートの組成に起因す
る柔軟性、弾力性及び適度な粘着性を有する。
【0023】(2) ベースシート部材 ベースシート部材24は表面凹凸シート部材22を支持する
ためのもので、マウス操作中にマウスパッドがデスク上
で滑らないようにする作用も有する。ベースシート部材
24は公知のもので良い。
【0024】吸盤模様樹脂層32を直接形成するために
は、ベースシート部材24を合成樹脂シートにより形成す
るのが好ましいが、必要に応じて発泡ポリウレタン、発
泡ポリエチレン、発泡ポリスチレン等の発泡シートを使
用することもできる。ベースシート部材24の厚さは2〜
6mm程度であれば良い。なおベースシート部材24の下面
に滑り止め層を設けても良い。
【0025】[B] 表面凹凸シート部材 (1) 合成樹脂シート層 合成樹脂シート層28は、マウスを摺動する際にボールの
回転をスムーズにするために、ある程度の強度及び弾力
を有する必要がある。そのためには、合成樹脂シート層
28の材質としてはポリプロピレン、ポリエチレン等のポ
リオレフィン類、ポリエチレンテレフタレート等のポリ
エステル類、ナイロン等のポリアミド類等が好ましく、
特にポリエチレンテレフタレート等のポリエステル類が
好ましい。また、合成樹脂シート層28の厚さは20〜100
μmが好ましく、50〜100 μmがより好ましい。下面に
受像層30を形成するので、合成樹脂シート層28は実質的
に透明である必要がある。ただし、受像層30の目視に障
害が生じない程度に着色されていても良い。
【0026】(2) 表面凹凸層 合成樹脂シート層28の上面に形成された表面凹凸層26
は、平均粒径が10〜60μmと微細なビーズ27を含有する
樹脂層である。ビーズ27の素材としては、アクリル樹脂
やガラス等の実質的に透明な微粒子が好ましい。ビーズ
27の平均粒径が10μm未満であると摺動時にマウスボー
ルの抵抗が小さすぎ、またビーズ27の平均粒径が60μm
を超えると表面の凹凸が大きすぎて、マウス操作時の感
触が悪いだけでなく、受像層30が鮮明に見えなくなる。
【0027】表面凹凸層26を構成する樹脂としては、微
細なビーズ27を分散できるものであれば特に限定されな
い。好ましい樹脂の例としては、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル
樹脂;ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂;ポ
リ塩化ビニル樹脂;ポリエチレン、ポリプロピレン、エ
チレン−α- オレフィン共重合体等のポリオレフィン樹
脂;ポリスチレン樹脂;ABS樹脂;ポリアミド樹脂;
エポキシ樹脂等が挙げられる。
【0028】表面凹凸層26の形成は、上記樹脂の有機溶
媒溶液に微細なビーズ27を分散させたものを合成樹脂シ
ート層28上に塗布し、乾燥することにより行うのが好ま
しい。また上記樹脂とビーズ27との溶融混練物を押し出
してラミネートする方法でも良い。表面凹凸層26の耐摩
耗性を向上させるために、硬化処理を施してもよい。硬
化処理は、熱硬化、紫外線硬化等任意の方法で行うこと
ができる。
【0029】表面凹凸層26は、微細なビーズ27が表面に
突出する程度の厚さであれば良く、具体的には30〜40μ
mであるのが好ましい。
【0030】(3) 受像層 受像層30上の印刷は任意の方法により行うことができる
が、好みに応じて簡単に作成できるという点から、イン
クジェットプリンターによる印刷が好ましい。インクジ
ェット方式による印刷の場合には、受像層30は、水性イ
ンクとの親和性に優れている必要がある。また受像層30
は、インクジェット印刷が下面に施され、図1(b) に示
すように受像層30の裏から見られるので、水性インク
が浸透しても過剰に拡散しないとともに、印刷を十分
に透過する透明度を有する必要がある。このような受像
層30の素材としては、ポリエチレンオキサイド、ポリプ
ロピレンオキサイド、ポバール系の吸水性樹脂、ポリエ
チレンオキサイド−ポリプロピレンオキサイド共重合体
等のグリコール類が挙げられ、中でもポリエチレンオキ
サイド−ポリプロピレンオキサイド共重合体が好まし
い。さらに気泡を目立たなくする目的でシリカ、酸化チ
タン等の充填材を加えるのが好ましい。成膜性、水性イ
ンクの乗り等を考慮すると、グリコール類の分子量は5,
000 〜5,000,000 が好ましく、500,000 〜1,000,000 が
より好ましい。
【0031】受像層30の厚さは5〜20μmが好ましく、
10〜15μmがより好ましい。受像層30の厚さが5μm未
満では、インクの付着量が不十分であり、一方受像層30
の厚さが20μmを超えると、裏から見る関係で印刷の鮮
明度が低下するので好ましくない。
【0032】(4) 紫外線カット層 図3に示すように、インクジェット印刷された受像層30
の耐光性を向上させるために、合成樹脂シート層28と受
像層30との間に紫外線カット層34を設けるのが好まし
い。紫外線カット層34は紫外線吸収剤を含有するととも
に、良好な透明度を有する樹脂からなる。このような特
性を有する樹脂としてはアクリル樹脂、ポリエステル樹
脂等が好ましい。これらの樹脂からなる紫外線カット層
34を用いることにより、受像層30に印刷された文字や絵
柄の鮮明度を低下することなく耐光性を付与することが
できる。
【0033】紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン
系化合物(2-ヒドロキシベンゾフェノン、2,4-ジヒドロ
キシベンゾフェノン、2,2',4- トリヒドロキシベンゾフ
ェノン等)、サルチレート系化合物(フェニルサルチ
レート、2,4-ジt-ブチルフェニル-3,5- ジt-ブチル-4-
ヒドロキシベンゾエート等)、ベンゾトリアゾール系
化合物((2'-ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、(2'- ヒドロキシ-5'-メチルフェニル)ベンゾトリ
アゾール等)、アクリレート(メチル-2- カルボメト
キシ-3- パラメトキシアクリレート等)、ヒンダード
アミン系化合物(ビス(2,2,6,6-テトラメチルピペリジ
ニル)セバケート等)、ヒンダード・フェノール系化
合物(テトラキス-[メチレン-3-(3',5'-ジt-ブチル-4'-
ヒドロキシフェニル)プロピオネート] メタン、2,6-ジ
t-ブチル-4- メチルフェノール、オクタデシル-3-(3,5-
ジt-ブチル-4- ヒドロキシフェニル)プロピオネート、
2,2'- メチレン- ビス(4- メチル-6-t- ブチルフェノー
ル)、4,4'- ブチリデンビス(6-t- ブチル-6-t- ブチル
フェノール)等)が挙げられる。
【0034】紫外線カット層34中の紫外線吸収剤の含有
量は0.0005〜1.0重量%であるのが好ましい。紫外線吸
収剤が0.0005重量%未満であると、耐光性の向上効果が
十分に達成できず、1.0 重量%を超えてもそれに応じた
効果の向上が得られない。紫外線カット層34の中の紫外
線吸収剤のより好ましい含有量は0.05〜0.5 重量%であ
る。
【0035】紫外線カット層34の厚さは1〜20μmが好
ましく、2〜4μmがより好ましい。紫外線カット層34
の厚さが1μm未満では紫外線カット効果が不十分であ
り、一方20μmを超えても紫外線カット効果は飽和し
て、さらなる向上が得られない。なお、合成樹脂シート
層28に紫外線吸収剤を含有させた場合には、紫外線カッ
ト層34を省略してもよい。この場合には、合成樹脂シー
ト層28中の紫外線吸収剤の量を0.1 〜0.3 重量%とする
のが好ましい。
【0036】[2] マウスパッドの作成方法 まず表面凹凸シート部材22及びベースシート部材24を個
別に作成する。各部材の積層方法は公知の方法により行
う。次に表面凹凸シート部材22の受像層30に印刷するに
は、市販のインクジェットプリンターを利用するのが好
ましい。
【0037】ベースシート部材24又は支持層35にスクリ
ーン印刷して、吸盤模様樹脂層32を形成する。印刷済の
表面凹凸シート部材22を、受像層30を下にしてベースシ
ート部材24上に配置し、押圧だけで接着することができ
る。接着剤を使用していないため、両部材を容易に剥離
できる。
【0038】合成樹脂のベースシート部材の上面にスク
リーン印刷するのが困難な場合、又は発泡樹脂等のよう
に吸盤形成が困難なシートを使用する場合、図4に示す
ように、支持層35を塗布して、前記支持層35の上面に前
記吸盤模様樹脂層32を設けても良い。
【0039】図5の例では、ベースシート部材24の下面
に吸盤模様樹脂層からなる滑り止め層36を設けている。
これにより、マウスパッドが机上で滑りにくくなり、よ
り安定したマウス操作を行うことができる。この場合に
も合成樹脂のベースシート部材の下面にスクリーン印刷
するのが困難な場合には支持層を設けても良い。
【0040】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明のマウスパッ
ドは、吸着性を有する吸盤模様樹脂層を介してベースシ
ート部材と表面凹凸シート部材とを脱着自在に接合する
構造のため、接着層を設けなくても、表面凹凸シート部
材をベースシート部材に押圧するだけで貼付することが
でき、また剥離も容易である。そのため、表面凹凸シー
ト部材だけを新たに印刷したものに交換してすれば、別
の絵柄のマウスパッドとすることができる。
【0041】またマウスパッド表面は微細なビーズが分
散した樹脂層からなるので、マウスボールの回転が良好
であり、良好なマウスの操作感が得られる。以上の特徴
を有する本発明のマウスパッドは、パソコンユーザーの
マウスパッドに対するストレスを解消できるので、新た
な需要が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマウスパッドの一例を示す概略断面図
であり、(a) は表面凹凸シート部材とベースシート部材
が接合前の状態を示し、(b) は接合後の状態を示す。
【図2】ベースシート部材上に形成された吸盤模様樹脂
層の一例を示す平面図である。
【図3】本発明のマウスパッドの別の例を示す概略断面
図である。
【図4】本発明のマウスパッドのさらに別の例を示す概
略断面図である。
【図5】本発明のマウスパッドのさらに別の例を示す概
略断面図である。
【図6】従来のマウスパッドを示す概略断面図である。
【符号の説明】 20・・・マウスパッド 22・・・表面凹凸シート部材 24・・・ベースシート部材 26・・・表面凹凸層 27・・・ビーズ 28・・・合成樹脂シート層 30・・・受像層 31・・・吸盤 32・・・吸盤模様樹脂層 34・・・紫外線カット層 35・・・支持層 36・・・滑り止め層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも表面凹凸シート部材とベース
    シート部材とを有するマウスパッドにおいて、前記ベー
    スシート部材の上面に吸着性能を有する吸盤模様の樹脂
    層を有し、前記吸盤模様樹脂層を介して前記表面凹凸シ
    ート部材と前記ベースシート部材とが脱着自在に接合さ
    れることを特徴とするマウスパッド。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のマウスパッドにおい
    て、前記表面凹凸シート部材は平均粒径が10〜60μmの
    ビーズを含有する実質的に透明な凹凸層が上面に形成さ
    れた実質的に透明な合成樹脂シート層と、前記合成樹脂
    シート層の下面に積層された受像層とからなることを特
    徴とするマウスパッド。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のマウスパッドに
    おいて、前記受像層は水性インクに対して良好な親和性
    を有する樹脂からなり、インクジェット法により印刷で
    きることを特徴とするマウスパッド。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のマウス
    パッドにおいて、前記吸盤模様樹脂層は吸盤模様状に印
    刷された後で架橋された合成樹脂層であることを特徴と
    するマウスパッド。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のマウス
    パッドにおいて、前記吸盤模様樹脂層はウレタンアクリ
    レート及びエーテルアクリレートを含有する紫外線硬化
    型インキにより形成されたものであることを特徴とする
    マウスパッド。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のマウス
    パッドにおいて、前記ベースシート部材の上面に吸着性
    能を有する吸盤模様樹脂層と、前記ベースシート部材の
    下面に吸盤模様樹脂からなる滑り止め層とを有すること
    を特徴とするマウスパッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015077716A (ja) * 2013-10-16 2015-04-23 株式会社クレアフォーム トレース用ファイルホルダ

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JP2015077716A (ja) * 2013-10-16 2015-04-23 株式会社クレアフォーム トレース用ファイルホルダ

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