JPH10186816A - 現像剤容器 - Google Patents

現像剤容器

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JPH10186816A
JPH10186816A JP8340963A JP34096396A JPH10186816A JP H10186816 A JPH10186816 A JP H10186816A JP 8340963 A JP8340963 A JP 8340963A JP 34096396 A JP34096396 A JP 34096396A JP H10186816 A JPH10186816 A JP H10186816A
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JP
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developer container
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ammonia gas
container
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JP8340963A
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English (en)
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Haruji Mizuishi
治司 水石
Masaru Tanaka
勝 田中
Shigeru Watanabe
滋 渡邊
Toshitaka Yamaguchi
俊隆 山口
Kenzo Tatsumi
謙三 巽
Hiroshi Yoshinaga
洋 吉永
Takeo Suda
武男 須田
Masaru Amamiya
賢 雨宮
Mayumi Ohori
真由美 大堀
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤容器内の現像剤特性を良好な状態に維
持できる現像剤容器を提供すること。 【解決手段】 現像器に供給するための現像剤を収容し
た現像剤容器において、現像器に対して着脱自在であ
り、現像器に取り付けられた後、現像剤を現像器に供給
する現像剤容器であって、現像剤容器の内部にアンモニ
ア除去部材が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真式の画像
記録装置等に使用される現像手段の現像剤容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真式の画像記録装置において、ド
ラム状あるいはベルト状の感光体の外周近傍に静電潜像
を可視像化するための現像器が配置されている。この現
像器に用いられる現像剤としては、一成分系の現像剤と
二成分系の現像剤とが知られている。一成分系の現像剤
を使用する現像器ではトナーのみ、二成分系の現像剤を
使用する現像器ではトナーとキャリアとを混合したもの
が現像器の内部に収容されている。現像に際してトナー
が現像器中の現像スリーブを介して感光体の潜像に付着
させられて現像が行なわれる。
【0003】二成分系の現像剤を使用する現像器を有す
る画像記録装置について説明すると、画像記録装置がユ
ーザーに搬入された直後の状態では、一般的に現像器の
中には現像剤が未充填であり、画像記録装置が使用され
る準備が整った段階で、現像剤が現像器に充填される。
この充填の手段として現像剤容器が使用される。
【0004】現像剤容器は、現像器に対して着脱自在に
構成されている。現像剤容器は、工場等においてその内
部に現像剤を充填され、密閉状態に維持されてユーザの
もとに届られ、現像器に装着される。この装着後に現像
剤容器の密閉状態が解除されて中の現像剤が現像器内に
移される。画像形成の度にトナーが消費されるので、こ
のトナーの消費分を補うために、現像器に対してトナー
ボトル等からトナーが補給されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の現像器は、完全
な密閉構造ではないため、画像記録装置の設置状態や使
用環境により現像器内の現像剤の特性が変化することが
ある。特に、画像記録装置の周囲にアンモニアガスが存
在すると、アンモニアガス成分が現像剤に付着し、現像
剤の帯電特性が低下して現像性能が低下するおそれがあ
る。
【0006】よって、本発明の目的は、現像剤容器内の
現像剤特性を良好な状態に維持できる現像剤容器を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
現像器に供給するための現像剤を収容した現像剤容器に
おいて、現像器に対して着脱自在であり、現像器に取り
付けられた後、現像剤を現像器に供給する現像剤容器で
あって、現像剤容器の内部にアンモニア除去部材が設け
られている構成である。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の現
像剤容器において、アンモニア除去部材と現像剤とを互
いに離隔する離隔部材を有する構成である。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項2記載の現
像剤容器において、現像剤容器の現像剤供給口を閉塞す
る閉塞部材を有し、離隔部材及び閉塞部材が、共に現像
剤容器から抜脱可能であって、離隔部材及び閉塞部材の
各抜脱側の端部が互いに接合されている構成である。
【0010】
【実施例】本発明の第1の実施例を図面を参照して説明
する。図1において、ドラム状をした感光体1は、感光
体ケース13に時計まわりの向きに回転可能に支持され
ている。この感光体1の周囲であって所定の部位には、
ケーシングで覆われた現像器2が設けられている。この
現像器2は、感光体1の軸方向に略平行して長く、感光
体1に対応した長さを有しており、感光体ケース13と
一体的に形成され、感光体ユニット22を構成してい
る。現像器2の感光体1に隣接した部位には、現像スリ
ーブ5の一部が現像器2の開孔部2cから突出して配置
されており、現像スリーブ5は、現像器2に軸支されて
いる。現像器2の内部において、現像スリーブ5の感光
体1に対する反対側には、現像剤10を撹拌するととも
に、現像剤10を現像スリーブ5に搬送する第1の撹拌
搬送部材3と第2の撹拌搬送部材4とがそれぞれ配置さ
れている。両撹拌搬送部材3,4は、現像器2にそれぞ
れ軸支されている。第1の撹拌搬送部材3及び第2の撹
拌搬送部材4には、それぞれ現像剤10の撹拌及び搬送
機能を有する羽根3h,4hが多数設けられていて、こ
れらの羽根3h,4hが回転することによって、現像剤
10が撹拌搬送され現像スリーブ5を経て現像器2内を
循環される。なお、図中、符号8は、現像スリーブ5上
の現像剤10の量を規制するドクターブレードである。
【0011】第1の撹拌搬送部材3及び第2の撹拌搬送
部材4の上方に相当する現像器2の部位には、現像器2
内部に現像剤10を供給するための開孔6が形成されて
いる。開孔6は、感光体1の軸方向に略平行する長い矩
形状をなしている。この開孔6の上方には、現像剤10
を収容した現像剤容器7が開孔6を覆うように配置され
ている。現像剤容器7は、開孔6に対応して細長い箱形
に形成されており、現像器2に対して着脱自在に設けら
れている。現像剤容器7の着脱手段として、現像剤容器
7の側部に係止凸部7a,7bをそれぞれ突出して設け
るとともに、これらの係止凸部7a,7bがそれぞれ係
合する係止部2a,2bを現像器2側にそれぞれ設け、
係止凸部7aを係止部2aの孔部に差し込み、係止凸部
7bを係止部2bに係合して、現像剤容器7を取り付け
る構造を採用することで、現像剤容器7が現像器2に対
して着脱自在になっている。
【0012】開孔6の隣であって、第2の撹拌搬送部材
4の上方に相当する現像器2の部位には、トナー補給用
の開孔2dが設けられている。この開孔2dの近傍に
は、トナーボトル18が配置されており、トナーボトル
18内のトナーが図中、矢印Aで示す経路を経て現像器
2内に補給され、現像により消費されたトナーを補うよ
うにしている。符号19は、トナー濃度検知センサ19
を示し、このトナー濃度検知センサ19の検知情報に基
づいて、トナーボトル18から現像器2に補給されるト
ナー量が制御される。
【0013】時計まわりの向きに回転する感光体1は、
帯電ローラ14により帯電される。この帯電された部位
には、画像情報を含む露光用の光15により露光されて
静電潜像が形成される。さらに、現像スリーブ5により
静電潜像が可視像化され、この可視像が、感光体1と転
写ローラ16との間を通る転写紙に転写される。転写紙
上のトナー像は、図示しない定着器によって転写紙上に
定着されて図示しない排紙トレイに排出される。
【0014】一方、トナー像転写後の感光体1は、クリ
ーニングブレード17により残留トナーの除去が行わ
れ、除電光220により除電される。クリーニングブレ
ード17により掻き取れられた残留トナーは、感光体ケ
ース13の一部に設けられた回収容器に落下し、搬送ス
クリュー20の回転により該搬送スクリュー20の軸方
向の端部側に送られた後、この端部側に設けられたリサ
イクルベルト21により現像器2に送られる。現像器2
側に送り込まれたトナーは、トナーボトル18からの新
規トナーを混合されて現像スリーブ5に送られるという
サイクルを繰り返す。
【0015】トナーは、現像の度に消費されるので、こ
の消費されたトナーを補うべく、現像器2の開孔2dか
らは、トナーボトル18内のトナーが矢印Aで示す経路
を経て補給される。このとき、トナー補給量は、トナー
濃度検知センサ19の検知情報に基づいて制御される。
【0016】図2は、感光体ユニット22の外観を示し
ており、現像剤容器7を取り外した状態を示している。
既に説明したように、現像剤容器7には、係止凸部7
a,7bが形成されており、一方、現像器2には、これ
ら係止凸部7a,7bと係合する係止部2a,2bが形
成されており、これらの係合により、現像剤容器7を現
像器2に対して着脱自在としている。
【0017】図3を参照して現像剤10の循環経路につ
いて説明する。第2の撹拌搬送部材4は、第1の撹拌搬
送部材3よりも外側(図中、手前側)に長く、この長い
部位には、スクリュー40が形成されている。このスク
リュー40が形成された部位よりも内側の部位には楕円
板を略半分に切断した如き形状の羽根4hが多数、軸に
対して斜めに設けられていて、第2の撹拌搬送部材4の
回転に応じて現像剤10を撹拌すると同時に搬送する機
能を有している。この第2の撹拌搬送部材4の回転によ
る搬送方向は図3中、矢印B方向である。同様に第1の
撹拌搬送部材3についても、羽根4hの配置領域に対応
して同様の羽根3hが形成されている。この第1の撹拌
搬送部材3に形成した羽根3hの傾きは、第2の撹拌搬
送部材4における羽根4hの傾きとは逆になっており、
回転に応じて現像剤10を図3中、矢印C方向に搬送す
る。
【0018】第1の撹拌搬送部材3と第2の撹拌搬送部
材4との間には、仕切り板24が設けられていて、これ
ら第1の撹拌搬送部材3と第2の撹拌搬送部材4とを仕
切っている。現像剤10が第1の撹拌搬送部材3の回転
に応じて図3中、矢印Bの向きに送られる間に、現像剤
10は、現像スリーブ5の磁気的吸引力により現像スリ
ーブ5に吸引され、残りの現像剤10は、仕切板24か
ら外れた手前側の隙間から第2の撹拌搬送部材4側に移
り、第2の撹拌搬送部材4により図3中、矢印Bの向き
に送られ、仕切板24の奥側の隙間から第1の撹拌搬送
部材3に移る。このように基本的には、現像剤10は、
第1の撹拌搬送部材3と第2の撹拌搬送部材4により、
仕切板24を境にしてループ状に循環している。
【0019】図2において、符号23は、開閉蓋を示
し、この開閉蓋23を開いた状態でトナーボトル18の
トナーが現像器2内に補給される。この補給位置は、図
3における第2の撹拌搬送部材4に形成したスクリュー
40部分、つまり仕切り板24や羽根4hなどの形成部
位よりも外側のスクリュー部40a上である。このスク
リュー部40aよりも軸方向外側のスクリュー部40b
には感光体1から掻き落された残留トナーがリサイクル
ベルト21により再利用のため送り込まれるようになっ
ている。
【0020】したがって、第2の撹拌搬送部材4のスク
リュー部40bに残留トナーが送り込まれ、これにスク
リュー部40aにて新規トナーが送り込まれ、これら残
留トナー及び新規トナーが、上述したループ状の循環経
路の現像剤10中に送り込まれて、羽根4hにより撹拌
搬送される。この撹拌初期の段階では帯電状態が不十分
であり、帯電不十分な現像剤10が仕切板24を乗り越
えて現像に供されることは好ましくないため、撹拌初期
の部位については、仕切板24を他の部位よりも高さを
高く設定している。
【0021】以下、現像剤容器7について詳しく説明す
る。図1において、現像剤容器7は、上述したように細
長い箱形に形成されており、その内部に現像剤10を収
容しており、さらに、アンモニアガスを除去するアンモ
ニア除去部材としての活性炭11も収容している。活性
炭11は、現像剤容器7の内部において、その底部に接
着剤を介して固着されている。現像剤容器7の現像剤供
給口としての開口部7cには、この開口部7cを閉塞す
る閉塞部材としてのヒートシール9が設けられている。
ヒートシール9は、フィルム状のものからなり、開口部
7cから容易に引き抜くことが可能である。現像剤容器
7は、その開口部7cを開孔6に対応させて、開孔6を
塞ぐように現像器2に取り付けられている。すなわち、
現像剤容器7は、その開口部7cを図1中、下向きにし
て現像器2に取り付けられている。開口部7cがヒート
シール9により閉塞されているので、現像剤容器7の内
部から現像剤10が流出することはない。
【0022】図1では、ヒートシール9を引き抜く前の
状態を示しているので、現像剤10は、まだ現像剤容器
7内にあるが、ヒートシール9を引き抜くことにより、
現像剤容器7と現像器2とが連通状態となり、現像剤1
0は、現像器2内に落下する。活性炭11は、現像剤容
器7の底部に固着されているので、現像剤容器7内に留
まる。落下した現像剤10は、第1の撹拌搬送部材3及
び第2の撹拌搬送部材4を経て現像スリーブ5に搬送さ
れ、現像に供される。活性炭11は、ヒートシール9が
引き抜かれた後、現像器2内のアンモニアガスの除去も
行う。
【0023】このように、ヒートシール9を引き抜くま
では、現像剤容器7は、現像剤10と活性炭11とを当
該容器7内に封じ込めた密閉状態にある。つまり、工場
等において、現像剤10が現像剤容器7に充填されると
きに、この周囲にアンモニアガスが存在すると、現像剤
10は、アンモニアガスと共に現像剤容器7に充填され
て、その後、現像剤容器7は、ヒートシール9により密
封される。ところが、現像剤容器7の内部に活性炭11
が収容されているので、この活性炭11により、現像剤
容器7の内部のアンモニアガスが吸着されて、アンモニ
アガスによる現像剤10への悪影響を防止できる。すな
わち、現像剤容器7の内部のアンモニアガスが低減され
て、現像剤10の帯電特性の悪化を防止でき、現像性能
の低下を防止できる。
【0024】また、現像剤容器7を現像器2に取り付け
て、ヒートシール9を引き抜いた後は、現像剤容器7と
現像器2内とは連通するので、活性炭11は、現像器2
内におけるアンモニアガスの除去作用を果たし、現像器
2内において、アンモニアガスによる現像剤10の帯電
特性の悪化も防止できる。
【0025】よって、現像剤容器7に活性炭11を設け
ることで、現像剤容器7内の現像剤10の帯電特性の悪
化を防止でき、さらに、現像剤容器7の現像器2への装
着後における現像器2内の現像剤10の帯電特性の悪化
も防止でき、現像剤容器7及び現像器2の両内部の環境
を良好に維持して帯電状態の低下を防ぎ、現像性能を維
持することができる。
【0026】なお、活性炭11を現像器2内に設けると
いう考え方もあるが、現像器2の小型化の要望から、現
像器2内において、活性炭11を設ける空間を探し出す
ことは困難である。その一方、現像剤容器7内には、活
性炭11を設ける空間が残されている場合が多く、ま
た、現像剤容器7の現像器2に対する装着位置により、
活性炭11を設ける空間を現像剤容器7に増設すること
も可能である。よって、このように活性炭11を設ける
空間に制限がある場合には現像剤容器7に活性炭11を
設けるのが良い。
【0027】本実施例では、活性炭11を現像剤容器7
の底部に設けること、すなわち、現像剤容器7を現像器
2に装着した後は、現像剤容器7の底部が現像器2に対
して上方に位置することで、アンモニアガスを効率良く
吸収する。これは、アンモニアガスは空気よりも軽いの
で、通常は上方に流動するためである。したがって、活
性炭11は、現像剤容器7及び現像器2において、上方
に配設することが望ましい。
【0028】また、現像器と現像剤容器とを一体形成す
るとともに、それぞれが分離空間を有する構成とし、現
像剤容器中にアンモニア除去部材を設けても良い。この
場合も現像器の初期使用時において、現像剤容器と現像
器とを互いに仕切る部材、例えば、ヒートシールあるい
は仕切り板を引き抜くことで両空間を連通状態にするこ
とができるように構成する。このように構成すれば、仕
切る部材を引き抜く前の状態では現像剤容器内のアンモ
ニアガスを除去し、仕切る部材を引き抜き後は現像器内
のアンモニアガスも除去することができる。
【0029】一成分系現像剤を使用する場合には、トナ
ーボトルが現像剤容器となるので、トナーボトル中にア
ンモニア除去部材を設けることでトナーボトル内のアン
モニアガスの除去を行なうことができるとともに、該ト
ナーボトルを現像器に装着後は、現像器中のアンモニア
ガスの除去も行なうことができる。二成分系現像剤を使
用するタイプの現像器でも、トナーボトル中にアンモニ
ア除去部材を設けることで、トナーボトル内のアンモニ
アガスの除去はもちろん、トナーボトルの現像器への装
着後は、現像器内のアンモニアガスの除去も行なうこと
ができることはいうまでもない。
【0030】次に、第2の実施例を図4に示し、この実
施例について説明する。本実施例では、第1の実施例の
感光体ユニット22に対して現像剤容器の構成のみが相
違しており、現像剤容器以外は、第1の実施例の感光体
ユニット22の構成と同様に構成されているので、現像
剤容器について説明する。
【0031】図4に示すように、第2の実施例における
現像剤容器70の基本的な形状は、図1に示した現像剤
容器7と略同様であり、現像剤容器7に準じて、現像剤
容器70の側部には係止凸部70a,70bが、現像剤
容器70の開口部70cにはヒートシール90がそれぞ
れ設けられている。
【0032】現像剤容器70の底部、すなわち、開口部
70cと対向する部位には、現像剤容器70の長手方向
に沿った矩形状の開口部70dが設けられている。開口
部70dは、開口部70cよりもその開口面積が小さ
く、その周囲にアンモニア除去部材80を保持する保持
片70eが形成されている。開口部70dの近傍であっ
て、現像剤容器70の内周壁には、保持片70eと共に
アンモニア除去部材80を保持するリブ部材70fが保
持片70eに対応して形成されている。
【0033】アンモニア除去部材80は、現像剤容器7
0の内部において、保持片70eとリブ部材70fとの
間に、保持片70e及びリブ部材70fよって保持され
ている。アンモニア除去部材80とリブ部材70fとの
間には、アンモニア除去部材80と現像剤10とを互い
に離隔する離隔部材としてのヒートシール91が設けら
ている。ヒートシール91の側縁は、リブ部材70fに
貼り付けられている。ヒートシール91は、ヒートシー
ル90と同様のフィルム状であり、リブ部材70fから
引き剥がして現像剤容器70から容易に抜脱することが
可能である。
【0034】アンモニア除去部材80は、図5に示すよ
うに、現像剤容器70に対応した長さを有する長尺形状
に形成されており、開口部70dから現像剤容器70の
内部に嵌入される。アンモニア除去部材80は、アンモ
ニアガスを吸収するフィルター80aと、フィルター8
0aの外周を覆う枠80bとから構成されている。フィ
ルター80aには、周知のオゾン除去フィルターと略同
様な構造を有する活性炭フィルターをハニカム形状に形
成して使用している。アンモニア除去部材80に活性炭
フィルターを用いることで、その形状、大きさ及び厚さ
の設定範囲の自由度を高めることができる。また、フィ
ルター80aとして、TCBフィルター(東京ろき株式
会社製)や、ASフィルター(東洋紡績株式会社製)を
用いても良い。
【0035】本実施例の現像剤容器70によれば、現像
剤10とアンモニア除去部材80との間にヒートシール
91が設けられているので、現像剤10がアンモニア除
去部材80に付着することが防止される。現像剤10の
アンモニア除去部材80への付着が防止されると、現像
剤10のアンモニア除去部材80への混入による目詰ま
りを防止できる。特に、現像剤容器70の搬送中に、搬
送による振動等で現像剤10がアンモニア除去部材80
に付着することが防止される。
【0036】また、現像剤容器70の底部に開口部70
dが設けられているので、現像剤容器70内の圧抜きが
行われ、現像剤10の飛散を防止できる。詳述すると、
従来の現像器では、現像剤容器を現像器に装着した後、
ヒートシールを現像剤容器から抜脱し、現像器内に現像
剤を供給して現像を行うと、現像器内の圧力が高まり、
現像器と現像剤容器との隙間等から現像剤が漏れるおそ
れがあった。そこで、本実施例では、現像剤容器70の
底部に開口部70dが設けられているので、現像器2内
が活性炭11を介して外部(大気)と連通されている。
したがって、現像を行っても現像器2内の圧力の上昇が
防止され、圧力変化に伴う現像剤10の飛散を防止する
ことができる。
【0037】次に、第3の実施例を図6に示し、この実
施例について説明する。本実施例は、第2の実施例の現
像剤容器70において、ヒートシール90,91の両端
部を互いに接合した例である。図6に示すように、ヒー
トシール90,91の抜脱側の端部は、ヒートシール9
0,91の抜脱が容易に行えるように現像剤容器70か
ら所定長さ延出されている。この延出された各端部は、
接着剤を介して互いに接合されて、把持部92を形成し
ている。把持部92を把持して、ヒートシール90,9
1を図中、矢印D方向に引っ張ると、一度に両方のヒー
トシール90,91が現像剤容器70から抜脱される。
ヒートシールを抜脱する動作を一度行うだけで、二つの
ヒートシール90,91を現像剤容器70から抜脱する
ことができ、作業の手間を軽減することができる。ま
た、どちらか一方のヒートシールの抜き忘れも防止でき
る。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、現像剤容器の内部にアンモニア除去部材が設け
られているので、現像剤容器の内部のアンモニアガスが
アンモニア除去部材に吸着されて、アンモニアガスによ
る現像剤への悪影響を防止することができる。すなわ
ち、現像剤の帯電特性の悪化を防止でき、現像性能の低
下を防止できる。また、現像剤容器を現像器に装着した
後、アンモニアガスによる現像器内の現像剤への悪影響
も防止でき、現像剤容器及び現像器の両内部の環境を良
好に維持して帯電状態の低下を防ぎ、現像性能を維持で
きる。
【0039】請求項2の発明によれば、アンモニア除去
部材と現像剤とを互いに離隔する離隔部材を有するの
で、現像剤がアンモニア除去部材に付着することが防止
され、現像剤のアンモニア除去部材への混入による目詰
まりを防止できる。
【0040】請求項3の発明によれば、離隔部材及び閉
塞部材が、共に現像剤容器から抜脱可能であって、離隔
部材及び閉塞部材の各抜脱側の端部が互いに接合されて
いるので、この接合部を把持して抜脱することで、離隔
部材及び閉塞部材の両部材が一度に現像剤容器から抜脱
され、作業の手間を軽減することができる。また、どち
らか一方の部材の抜き忘れも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】現像剤容器を感光体ユニットと共に説明した断
面図である。
【図2】現像剤容器を外したときの感光体ユニットの斜
視図である。
【図3】上カバーを外したときの感光体ユニットの斜視
図である。
【図4】第2の実施例を示す現像剤容器の断面図であ
る。
【図5】アンモニア除去部材の斜視図である。
【図6】第3の実施例を示す現像剤容器の端部の斜視図
である。
【符号の説明】
2 現像器 7,70 現像剤容器 9,90,91 ヒートシール 10 現像剤 11 活性炭 80 アンモニア除去部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 俊隆 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 巽 謙三 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 吉永 洋 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 須田 武男 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 雨宮 賢 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 大堀 真由美 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像器に供給するための現像剤を収容した
    現像剤容器において、上記現像器に対して着脱自在であ
    り、上記現像器に取り付けられた後、上記現像剤を上記
    現像器に供給する現像剤容器であって、 上記現像剤容器の内部にアンモニア除去部材が設けられ
    ていることを特徴とする現像剤容器。
  2. 【請求項2】上記アンモニア除去部材と上記現像剤とを
    互いに離隔する離隔部材を有することを特徴とする請求
    項1記載の現像剤容器。
  3. 【請求項3】上記現像剤容器の現像剤供給口を閉塞する
    閉塞部材を有し、 上記離隔部材及び上記閉塞部材が、共に上記現像剤容器
    から抜脱可能であって、上記離隔部材及び上記閉塞部材
    の各抜脱側の端部が互いに接合されていることを特徴と
    する請求項2記載の現像剤容器。
JP8340963A 1996-12-20 1996-12-20 現像剤容器 Pending JPH10186816A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002278245A (ja) * 2001-03-21 2002-09-27 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2009169345A (ja) * 2008-01-21 2009-07-30 Canon Inc プロセスカートリッジ及び現像装置

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