JPH10186483A - カメラ - Google Patents

カメラ

Info

Publication number
JPH10186483A
JPH10186483A JP10967197A JP10967197A JPH10186483A JP H10186483 A JPH10186483 A JP H10186483A JP 10967197 A JP10967197 A JP 10967197A JP 10967197 A JP10967197 A JP 10967197A JP H10186483 A JPH10186483 A JP H10186483A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mode
photographing
camera
exposure
selecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10967197A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuka Hikita
由加 引田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP10967197A priority Critical patent/JPH10186483A/ja
Publication of JPH10186483A publication Critical patent/JPH10186483A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の機能の選択を単一の操作部材により簡
単に行うことができるカメラを提供する。 【解決手段】 複数の撮影条件項目を組み合わせてなる
複数の撮影モードを選択可能に有するカメラ50におい
て、回動軸を中心にCW方向またはCCW方向へ回動可
能であって且つ該回動軸に略垂直な矢印55の方向へ移
動可能な操作ダイアル30を備え、この操作ダイアル3
0を回動することにより複数の撮影モードの中から1つ
を選択設定することができるとともに、上記操作ダイア
ル30を上記矢印55の方向へ押圧操作することにより
上記モードを構成する複数の撮影条件項目から1つを選
択可能であるカメラ50。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ、より詳し
くは、複数の機能を選択可能に有するカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、カメラの情報入力手段として
は、例えば撮影時の条件であるシャッタ秒時、絞り値、
及び露出補正値等を、複数の操作部材を用いて設定する
ものが存在する。
【0003】さらに近年では、カメラにおいて撮影条件
を自動的に設定して撮影動作を行う自動化が進む反面、
各種の撮影場面に適した設定を行う露出モード等が増え
たために、選択する項目は増えてきている。
【0004】こうした撮影情報を入力して設定するため
の操作部材としては、例えば釦やダイアルなどが挙げら
れる。
【0005】例えば、特開平7−295047号公報に
は、カメラ本体に対して回動可能に取り付けられ、回動
することによりカメラ情報等を設定するダイアル操作部
材を有するカメラにおいて、該ダイアル操作部材はカメ
ラ本体の上下方向に対して移動可能に保持され、カメラ
本体に対して押し下げられるとレリーズスイッチを作動
させるレリーズスイッチ操作手段を有するカメラが記載
されている。そして、上記ダイアル操作部材により設定
することができるカメラ情報は、画面サイズやズームの
切り換えとなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平7−295047号公報に記載のものでは、露出モ
ード、シャッタ秒時、絞り値、露出補正値、リセット等
の複数の情報を制御する手段については言及されておら
ず、撮影者が撮影モードやその他の各撮影情報をカメラ
に入力する際には、他の部材を操作するために左手を用
いたり、あるいは右手をグリップから離して不安定な状
態で操作しなければならないために、操作性が良いとは
いえなかった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、複数の機能の選択を簡単に行うことができるカメ
ラを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明によるカメラは、複数の撮影条件項目
を組み合わせてなる複数の撮影モードを選択可能に有す
るカメラにおいて、回動軸を中心に回動可能であって且
つ回動軸に対して略垂直方向へ移動可能に支持された操
作部材と、上記操作部材を回動することにより複数の撮
影モードの中から1つを選択設定する撮影モード選択手
段と、上記操作部材を回動軸に対して略垂直方向へ移動
するよう押圧操作することにより上記モードを構成する
複数の撮影条件項目から1つを選択可能とする撮影条件
項目選択手段とを備えたものである。
【0009】また、第2の発明によるカメラは、回動軸
を中心に回動可能で且つ押圧操作により上記回動とは異
なる変位が可能に支持された単一の操作部材と、上記操
作部材の回動操作により複数の第1の機能の内から1つ
を選択する第1選択手段と、上記操作部材を第1押圧操
作形態で押圧操作することにより複数の第2の機能の内
から1つを選択可能とする第2選択手段と、上記操作部
材を上記第1押圧操作形態とは異なる第2押圧操作形態
で押圧操作することにより第3の機能を選択可能とする
第3選択手段とを備えたものである。
【0010】さらに、第3の発明によるカメラは、複数
の撮影条件項目を組み合わせてなる複数の撮影モードを
選択可能に有するカメラにおいて、回動軸を中心に回動
可能で且つ押圧操作により上記回動とは異なる移動変位
が可能に支持された単一の操作部材と、上記操作部材の
上記回動と上記移動変位との操作に応じて上記撮影モー
ド及び撮影条件項目に関する内容の選択設定を行う設定
手段とを備えたものである。
【0011】従って、第1の発明によるカメラは、複数
の撮影条件項目を組み合わせてなる複数の撮影モードを
選択可能に有し、操作部材が回動軸を中心に回動可能で
あって且つ回動軸に対して略垂直方向へ移動可能に支持
され、撮影モード選択手段が上記操作部材を回動するこ
とにより複数の撮影モードの中から1つを選択設定し、
撮影条件項目選択手段が上記操作部材を回動軸に対して
略垂直方向へ移動するよう押圧操作することにより上記
モードを構成する複数の撮影条件項目から1つを選択可
能とする。
【0012】また、第2の発明によるカメラは、単一の
操作部材が回動軸を中心に回動可能で且つ押圧操作によ
り上記回動とは異なる変位が可能に支持され、第1選択
手段が上記操作部材の回動操作により複数の第1の機能
の内から1つを選択し、第2選択手段が上記操作部材を
第1押圧操作形態で押圧操作することにより複数の第2
の機能の内から1つを選択可能とし、第3選択手段が上
記操作部材を上記第1押圧操作形態とは異なる第2押圧
操作形態で押圧操作することにより第3の機能を選択可
能とする。
【0013】さらに、第3の発明によるカメラは、複数
の撮影条件項目を組み合わせてなる複数の撮影モードを
選択可能に有し、単一の操作部材が回動軸を中心に回動
可能で且つ押圧操作により上記回動とは異なる移動変位
が可能に支持され、設定手段が上記操作部材の上記回動
と上記移動変位との操作に応じて上記撮影モード及び撮
影条件項目に関する内容の選択設定を行う。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1から図12は本発明の第1の
実施形態を示したものであり、図1はカメラの主として
電気的な構成を示すブロック図である。
【0015】メインCPU1は、その内部に設けられた
ROM(リードオンリーメモリー)に記憶されたプログ
ラムに基づいて、逐次シーケンシャル制御を実行し、こ
れによって周辺の集積回路等の動作を司るものである。
【0016】LCD表示2は、カメラの外装部に設けら
れた表示手段であり、上記メインCPU1の制御信号に
基づいて、カメラのモード表示やフィルム駒数の表示等
を行うものである。
【0017】AFIC3は、電荷蓄積型のセンサ列を有
してなり、このセンサ列上には後述する撮影レンズ53
(図6参照)を通して入射してくる被写体像を2つの像
に分割した像が結像されるようになっている。AFIC
3は、これら2つの像の光強度を量子化した値を形成し
て、上記メインCPU1に転送する。メインCPU1で
は、公知の技術である位相差検出方法によって、後述す
るフォーカス装置17を駆動して上記撮影レンズ53の
ピント調節を行う。
【0018】データバック4は、上記メインCPU1の
信号に基づいて、フィルムに日付け等の写し込みを行う
ものである。
【0019】ストロボ5は、被写体の輝度が低いとき
や、被写体が逆光状態にあるときに、上記メインCPU
1の信号に基づいて、露出時において被写体にストロボ
光を照射するものである。
【0020】ISO入力装置6は、フィルムケースまた
はフィルムカートリッジから、フィルム感度情報を読み
取るものである。
【0021】スイッチ入力装置7は、図示しないキース
イッチと、カメラ動作に応じて開閉するメカニカルスイ
ッチとの動作状態を検出する装置である。上記キースイ
ッチは、いわゆるカメラのレリーズ、ズームのアップ/
ダウン、カメラモードの設定等を行うスイッチであり、
後で詳しく説明する操作部材たる操作ダイアル30(図
5参照)によるスイッチも含まれている。
【0022】EEPROM8は、カメラ毎にばらつく測
光値やAFデータ等の補正に用いるデータを記憶するた
めの不揮発性メモリである。
【0023】受光回路9は、後述する遠隔操作装置10
から受信された遠隔操作信号を波形成形した後に、上記
メインCPU1へ転送する機能を有するものである。
【0024】遠隔操作装置10は、該遠隔操作装置10
上において操作者が設定したデータをカメラ本体に送信
したり、カメラの露出開始タイミングを決定するために
所定の送信コードを発信するものである。
【0025】測光回路11は、上記撮影レンズ53(図
6参照)を通して入射してきた被写体光の輝度を測定し
て、自動露出を行う際の絞り値やシャッタ秒時を決定す
るための装置である。
【0026】モータドライバ12は、このカメラに内蔵
された各種のモータを、上記メインCPU1からの信号
に基づいて駆動するための集積回路である。
【0027】このドライバ12には、上記撮影レンズ5
3内のフォーカス装置17を駆動するレンズドライブモ
ータ(図中、LDMと記す。)13と、該撮影レンズ5
3の焦点距離を変更するズーム装置18を駆動するズー
ムモータ(図中、ZMと記す。)14と、フィルムの巻
き上げを行う巻上装置19とシャッタ装置20内のフォ
ーカルプレーンシャッタを走行させるためのばねチャー
ジと撮影光束を図示しないファインダに導くかあるいは
フィルム面に導くかを選択的に動作する図示しないミラ
ー機構とを駆動する巻上シャッタモータ(図中、WSM
と記す。)15と、撮影光束の光量を制御するための絞
り装置21を駆動する絞り駆動モータ(図中、AVMと
記す。)16とが接続されている。
【0028】図2はカメラの操作ダイアル30(図4参
照)の電気的な構成を示す回路図である。
【0029】この操作部材たる操作ダイアル30は、3
つのスイッチSW1,SW2,SW3を有してなり、そ
れぞれ抵抗R1,R2,R3でプルアップすることによ
って、各スイッチSW1,SW2,SW3がオンのとき
にロー(L)レベル信号が、各スイッチSW1,SW
2,SW3がオフのときにハイ(H)レベル信号が、そ
れぞれの端子T1,T2,T3から上記メインCPU1
に出力されるようになっている。
【0030】上記スイッチSW1とスイッチSW2は、
後述するような機構(図4参照)により、操作ダイアル
30を回動させると、該操作ダイアル30の所定回転角
毎にパルスを発生するように構成されている。
【0031】このとき上記端子T1,T2から出力され
るパルスは2相の信号となるために、これらから操作ダ
イアル30の回動方向を検知することができる。この回
動方向の検知について図3を参照して説明する。
【0032】図3は、上記操作ダイアル30を回動させ
たときに、上記端子T1,T2から出力される信号の様
子を示すタイムチャートである。
【0033】操作ダイアル30の回動によって、上記端
子T1,T2からは、互いに位相がずれた矩形波のパル
スが出力されるようになっている。
【0034】このとき、操作ダイアル30を時計方向
(C.W.方向)に回動させた場合には、端子T1から
立ち下がり信号が出力される時点の端子T2の出力信号
は、ハイレベル状態となっている。
【0035】一方、操作ダイアル30を反時計方向
(C.C.W.方向)に回動させた場合には、端子T1
から立ち下がり信号が出力される時点の端子T2の出力
信号は、ローレベル状態となっている。
【0036】こうして、端子T1の立ち下がり信号に同
期して端子T2の信号レベルを検知することにより、操
作ダイアル30が時計方向に回動されているか反時計方
向に回動されているかを検知することが可能となる。
【0037】図4は、上記操作ダイアル30上に形成さ
れるスイッチSW1,SW2の構成を示す底面図であ
る。なお、この図4は操作ダイアル30を底面側から示
しているために、時計方向(C.W.方向)と反時計方
向(C.C.W.方向)を示す矢印は、通常とは反対と
なっている。
【0038】操作ダイアル30は、回動軸30a周りに
回動自在に設けられた円板状部材でなり、底面には斜線
で示したような導通パターン部EP2,EP1が1つの
導電パターンとなって形成されている。
【0039】すなわち、導通パターン部EP2は外周側
に周方向に沿った例えば6つのセグメントにより構成さ
れ、上記導通パターン部EP1は導通パターン部EP2
と接続したパターンとして内周側にリング状に形成され
ていて、これらは銅箔上に金メッキの薄膜を施して形成
されている。
【0040】上記導通パターン部EP1には導電切片2
7が常に当接するようになっており、一方、上記導通パ
ターン部EP2には導電切片25,26が互いの位相を
ずらして当接するようになっている。
【0041】そして、上記導電切片25は上記図2の端
子T1に、導電切片26は上記図2の端子T2に、導電
切片27は上記図2の接地ラインに、図示しない導線を
各介してそれぞれ接続されている。
【0042】こうして、上記導電切片25と導通パター
ン部EP1により上記スイッチSW1が、上記導電切片
26と導通パターン部EP1により上記スイッチSW2
が、各構成されていて、操作ダイアル30を回動させる
と、上記導電切片25,26と導通パターン部EP2と
の当接状態によって、上記図3に示したような信号が発
生するようになっている。
【0043】図5は、上記操作ダイアル30が回動軸3
0aに垂直な方向に押圧操作されるときに機能するスイ
ッチ機構を示す側面図である。
【0044】上記操作ダイアル30は、矢印32または
矢印33に示す方向に移動可能に支持されており、この
操作ダイアル30は支持部材31と一体的に構成されて
いる。
【0045】上記支持部材31は、一端部側で上記操作
ダイアル30を支持するとともに、他端部31aにより
レバー部材36の一端部36aに当接するようになって
いる。
【0046】このレバー部材36は、回転軸37を回転
中心として、矢印34または矢印35の方向に回転可能
に支持されており、ばね38の付勢力によって常に矢印
34の方向に付勢されている。
【0047】上記レバー部材36は、基板39上に構成
されているスイッチSW3に、曲面を有する先端部36
bにより当接するようになっている。
【0048】そして、カメラ操作者が、操作ダイアル3
0を矢印33の方向に押圧すると、支持部材31が矢印
33の方向に移動して、レバー部材36をばね38の付
勢力に抗して矢印35の方向に回動する。これにより、
レバー部材36の先端部36bがスイッチSW3を基板
39に垂直な方向に押圧して、スイッチSW3がオンす
るようになっている。
【0049】図6は上記操作ダイアル30を適用したカ
メラの外観を示す平面図である。
【0050】このカメラ50は、露光範囲内となる被写
体像を視覚により確認するためのファインダ接眼部51
と、露光開始を指示するためのレリーズ釦52と、被写
体像を結像するための撮影レンズ53と、該カメラ50
を把持するためのグリップ部54と、上記操作ダイアル
30とを有して構成されている。
【0051】上記操作ダイアル30は、上記グリップ部
54によりカメラを右手で把持するカメラ操作者が、該
右手の親指のみにより操作することができる位置に配置
されていて、時計方向(C.W.方向)および反時計方
向(C.C.W.方向)に回転操作することができると
ともに、矢印55の方向に押圧操作することもできるよ
うになっている。
【0052】なお、ここでは操作ダイアル30を右手親
指により操作可能な位置に配置しているが、これに限る
ものではなく、例えば上記グリップ部54の上部に配置
して、右手の人差し指で操作することができるようにし
てもよい。
【0053】図7はモードの種類と分類を示すもので、
MODE0,1,2は上記操作ダイアル30の操作によ
ってそれぞれ選択される。
【0054】MODE0は露出モードを示し、MODE
L番号0〜7に対応して、以下のモードを選択すること
ができる。 0… P :プログラムモード 1… A :絞り優先オートモード 2… S :シャッタ優先オートモード 3… M :マニュアル露出モード 4…P1:スポーツモード 5…P2:ポートレートモード 6…P3:風景モード 7…P4:夜景モード ここに、プログラムモードは標準的なプログラム線図に
準じた自動露出撮影を行うモード、絞り優先オートモー
ドは絞りを手動により設定するとシャッタ秒時が自動的
に設定されて撮影するモード、シャッタ優先オートモー
ドはシャッタ秒時を手動により設定すると絞りが自動的
に設定されて撮影するモード、マニュアル露出モードは
絞りおよびシャッタ秒時を手動により設定して撮影する
モード、スポーツモードは適正露出となる範囲内で最速
のシャッタ秒時を自動的に設定して撮影するモード、ポ
ートレートモードは適正露出となる範囲内で被写界深度
が浅くなるように自動的に設定して撮影するモード、風
景モードは適正露出となる範囲内で被写界深度が深くな
るように自動的に設定して撮影するモード、夜景モード
はシャッタ秒時の長秒時リミット時間を通常よりも長く
して撮影するモードである。
【0055】上記露出モードは、操作ダイアル30を一
方向に回転することによって、プログラムモード→絞り
優先オートモード→シャッタ優先オートモード→マニュ
アル露出モード→スポーツモード→ポートレートモード
→風景モード→夜景モードに順次スクロールされ、夜景
モードの次は再びプログラムモードに戻るようになって
いる。また、操作ダイアル30を逆方向に回転すると、
上記露出モードのスクロールも逆方向に行われる。
【0056】そして、操作ダイアル30を回転して表示
された露出モードを選択する際には、該操作ダイアル3
0を上記矢印55の方向に押圧することによってそのモ
ードが確定して、続いてMODE1の設定を行うことが
できるようになっている。
【0057】このMODE1は、上述で選択された露出
モードにおいて、変更することができる露出データの内
の第一優先データの内容を示しており、上記MODEL
番号0〜7で示される各露出モードに対して、+/−,
AV,TV,TV,+/−,+/−,+/−,+/−が
各対応している。ここに各記号は、「TV」がシャッタ
秒時、「AV」が絞り値、「+/−」が露出補正値をそ
れぞれ表している。
【0058】このMODE1において、操作ダイアル3
0を回転させると、表示されている第一優先データ+/
−,AV,TVの値を変更することができる。こうして
変更を行った後には、該操作ダイアル30を押圧するこ
とによってそれが確定して、続いてMODE2の設定を
行うことができるようになっている。
【0059】このMODE2は、上記選択されている露
出モードにおいて、変更することができる露出データの
内の第二優先データの内容を示しており、上記MODE
L番号0〜7で示される各露出モードに対して、+/
−,+/−,+/−,AV,+/−,+/−,+/−,
+/−が各対応している。
【0060】こうして、例えば操作ダイアル30を回転
させることによりシャッタ優先オートモード(S)を表
示させると、該操作ダイアル30を押圧することにより
それが露出モードとして確定されるとともに第1優先デ
ータであるシャッタ秒時(TV)の選択が可能な状態と
なり、ここで操作ダイアル30を回転させることによっ
て、該シャッタ秒時(TV)を変更することができる。
そして、上記操作ダイアル30を再び押圧することによ
り該シャッタ秒時(TV)が確定されるとともに第2優
先データである露出補正値(+/−)の選択が可能な状
態となり、ここで操作ダイアル30を回転させることに
よって、露出補正値(+/−)を選択することができ
る。
【0061】なお、操作ダイアル30をダブルクリック
するかあるいは長時間押圧することにより、初期設定
(例えばMODE0)に戻されるようになっている。
【0062】図8は、各露出データ「EXPD」、すな
わち上記シャッタ秒時(TV)、絞り値(AV)、露出
補正値(+/−)のシフト内容を示したものである。
【0063】ここに、「デフォルト」は、特段の設定を
行わない場合に与えられる設定値(各、TV0,AV
0,PM0で示す)を表し、「EXPDL」は、上記シ
ャッタ秒時(TV)、絞り値(AV)、露出補正値(+
/−)の最終設定値(各、TVL,AVL,PMLで示
す)を表している。
【0064】上記シャッタ秒時(TV)、絞り値(A
V)、露出補正値(+/−)の各露出データは、上記操
作ダイアル30を回動操作することにより、次に示すよ
うな範囲で選択することができるようになっている。
【0065】これらの露出データの内、シャッタ秒時
(TV)は、バルブ(B)または15秒から1/200
0秒までのシャッタ秒時を、1/2段ステップで選択す
るようになっている。
【0066】また、絞り値(AV)は、開放絞り値から
最小絞り値(F22)までを1/2段ステップで選択す
るようになっている。
【0067】さらに、露出補正値(+/−)は、−3段
から+3段までの補正値を、1/3段のステップで選択
するようになっている。
【0068】図9はLCD表示2における具体的な表示
内容を示す図である。この図9は、LCD表示2におけ
る全表示を示したものであるが、実際には、カメラの状
態や操作ダイアル30による操作に応じて、必要な部分
のみが表示されるようになっている。
【0069】このLCD表示2の上部には、露出モード
を示す欄が設けられており、各絵表示62,63,6
4,65,66,67,68,69は、それぞれ、プロ
グラムモード、絞り優先オートモード、シャッタ優先オ
ートモード、マニュアル露出モード、スポーツモード、
ポートレートモード、風景モード、夜景モードを表して
いる。
【0070】また、LCD表示2の中欄左側には、シャ
ッタ秒時(TV)を示すセグメント群60と、絞り値
(AV)を示すセグメント群61とが、7セグメントの
数字として表示を行うように設けられている。
【0071】同LCD表示2の中欄の中央やや右側に
は、露出補正値(+/−)を示すゲージ表示70が設け
られ、そのさらに右側にはストロボ撮影や赤目防止撮
影、連続撮影などを表示する絵表示71が設けられてい
る。
【0072】そして、LCD表示2の下欄左側には、タ
イマ撮影、上記遠隔操作装置10(図1参照)による撮
影、近接撮影、スポット測光などを示す絵表示72が設
けられ、同下欄右側には、撮影年月日を示す表示73が
設けられている。
【0073】図10は、上記操作ダイアル30を操作す
る際に、上記メインCPU1により実行されるサブルー
チン“ダイアル処理”を示すフローチャートである。こ
のサブルーチン“ダイアル処理”は、カメラの図示しな
いメインルーチンにおいて、定期的に繰り返してサブル
ーチンコールされるものとする。
【0074】この処理が始まると、まず、現在設定され
ているモードデータを読み込み(ステップS1)、端子
T1からの出力信号に立ち下がりが発生したかを検出す
る(ステップS2)。これにより、操作ダイアル30が
回転操作された(図中、「ダイアル」と記す。)か否か
を判断することができる。
【0075】上記端子T1の立ち下がりが発生している
ときは、引き続いて端子T2がハイ(H)レベルである
かどうかを検出し(ステップS3)、Hレベルであると
きには、操作ダイアル30が時計方向(C.W.方向)
に回動されたことを示すためにダウン方向にスクロール
処理を行い(ステップS4)、Lレベルであるときは、
該操作ダイアル30が反時計方向(C.C.W.方向)
に回動されたことを示すためにアップ方向にスクロール
処理を行う(ステップS5)。
【0076】次に、上記ステップS4またはステップS
5のスクロール動作に伴って、露出モード、シャッタ秒
時、絞り値、露出補正値の内の所望の値の選択を行う
(ステップS6)。この選択処理については、後でその
内容を詳しく説明する。
【0077】上記ステップS6が終了するか、または上
記ステップS2において端子T1の立ち下がりが検出さ
れなかった場合には、端子T3の立ち下がりを検出する
(ステップS7)。これにより、操作ダイアル30が押
圧操作された(図中、「ジョグ」と記す。)か否かを判
断することができる。
【0078】ここで端子T3の立ち下がりが検出された
ときは、操作ダイアル30の押圧操作が行われた場合で
あり、タイマ値tを0に初期化して(ステップS8)、
所定時間のタイマ動作を行い(ステップS9)、その
後、タイマ値tをインクリメントして(ステップS1
0)、端子T3の立ち下がりを再び検出する(ステップ
S11)。
【0079】このステップS11において端子T3の立
ち下がりが検出されたときは、所定時間内に操作ダイア
ル30の押圧操作が2回行われた(図中、「2pus
h」と記す。)ことを示すために、モードを表わす「M
ODE」を初期値「MODE0」に設定して(ステップ
S12)、選択するデータを初期化する(ステップS1
3)。
【0080】上記ステップS11において端子T3の立
ち下がりが検出されないときは、操作ダイアル30の押
圧操作がまだ1回である(図中、「1push」と記
す。)ことを示し、タイマ値tが所定値t0 よりも大き
いか否かを判断して(ステップS14)、所定値t0 以
下である場合には上記ステップS10に戻る。
【0081】一方、上記ステップS14において、タイ
マ値tが所定値t0 を越えたときは、所定時間内におけ
る操作ダイアル30の押圧操作が1回であったと判断し
て、後述するモード切換の処理を行う(ステップS1
5)。
【0082】上記ステップS7において端子T3の立ち
下がりが検出されない場合、あるいは上記ステップS1
3またはステップS15の処理が終了した場合には、サ
ブルーチン“表示”の処理を行い(ステップS16)、
その後、このダイアル処理を終了する。
【0083】図11は、上記図10のステップS6にお
けるサブルーチン“選択処理”の詳細を示すフローチャ
ートである。この選択処理は、操作ダイアル30の回転
操作によってシフト動作を行い、このシフト動作により
選択される値を設定するために行われる。
【0084】まず、「MODE」が「MODE0」であ
るか否かを判断して(ステップS21)、「MODE
0」であるときは、シフト動作が露出モードについて行
われることを示しているために、上述した変数により、
シフト情報に対応する露出モードのシフトを行い(ステ
ップS22)、操作ダイアル30によるシフトが停止し
た位置の値を最終値「MODEL」に設定する(ステッ
プS23)。
【0085】上記ステップS21において「MODE」
が「MODE0」でない場合には、既にモードが選択さ
れているということであり、選択可能な変数に応じたシ
フト選択を行う。
【0086】すなわち、露出データ「EXPD」がシャ
ッタ秒時(TV)であるか否かを判断し(ステップS2
4)、シャッタ秒時(TV)であるときは、TVシフト
によりシャッタ秒時(TV)の選択を上記図8に示した
変化範囲から行い(ステップS25)、設定したシャッ
タ秒時(TV)の値を最終設定値を示す「EXPDL」
へ記憶する(ステップS26)。
【0087】また、上記ステップS24において、露出
データ「EXPD」がシャッタ秒時(TV)でない場合
には、さらに絞り値(AV)であるか否かを判断し(ス
テップS27)、絞り値(AV)であるときは、AVシ
フトによる絞り値(AV)の選択を上記図8に示した変
化範囲から行い(ステップS28)、設定した絞り値
(AV)を最終設定値を示す「EXPDL」へ記憶する
(ステップS29)。
【0088】一方、上記ステップS27において、露出
データ「EXPD」が絞り値(AV)でない場合には、
+/−シフトによる露出補正値(+/−)の選択を上記
図8に示した変化範囲から行い(ステップS30)、設
定した露出補正値(+/−)の設定値を最終設定値を示
す「EXPDL」へ記憶する(ステップS31)。
【0089】こうして、上記ステップS23,S26,
S29,S31の何れかの処理が終了したら、この選択
処理のサブルーチンを終了する。
【0090】図12は、上記図10のステップS15に
おけるサブルーチン“モード切換”の詳細を示すフロー
チャートである。
【0091】このサブルーチンにおいては、操作ダイア
ル30の押圧操作によるモードの切換と、切り換えたモ
ードに対応した露出データの設定と最終データを「EX
PDL」へ設定する処理を行う。
【0092】この処理が始まると、まず、「MODE」
が「MODE0」であるか否かを判断し(ステップS4
1)、「MODE0」であって露出モードを選択する状
態であるときは、選択されているモード毎に露出データ
の選択可能なものとその優先順位、および最終の設定デ
ータの設定を行う。
【0093】すなわち、現在選択されている露出モード
「MODEL」がシャッタ優先オートモードSまたはマ
ニュアル露出モードMであるか否かを判断し(ステップ
S42)、これらの何れかである場合には、操作ダイア
ル選択第一優先モード「MODE1」をシャッタ秒時
(TV)を選択するモードに設定する(ステップS4
3)。
【0094】次に、「MODE0」がシャッタ優先オー
トモードSであるか否かを判断し(ステップS44)、
シャッタ優先オートモードSであるときは、操作ダイア
ル選択第二優先モード「MODE2」を露出補正値(+
/−)に設定し(ステップS45)、その最終の設定値
を「EXPDL」に設定する(ステップS46)。その
後、「MODE」を「MODE1」に切り換える(ステ
ップS47)。
【0095】また、上記ステップS44において、「M
ODE0」がマニュアル露出モードMモードである場合
は、操作ダイアル選択第二優先モード「MODE2」を
絞り値(AV)に設定し(ステップS48)、その最終
の設定値を「EXPDL」に設定して(ステップS4
9)、上記ステップS47へ行く。
【0096】一方、上記ステップS42において、「M
ODEL」がシャッタ優先オートモードSとマニュアル
露出モードMの何れでもない場合には、絞り優先オート
モードAであるか否かを判断し(ステップS50)、絞
り優先オートモードAである場合には、「MODE1」
を絞り値(AV)に設定し(ステップS51)、「MO
DE2」を露出補正値(+/−)に設定して(ステップ
S52)、その最終の設定値を「EXPDL」に設定し
て(ステップS53)、上記ステップS47へ行く。
【0097】また、上記ステップS50において、「M
ODEL」が絞り優先オートモードAでない場合には、
その他のモードであると判断して、「MODE1」を露
出補正値(+/−)に設定するとともに(ステップS5
4)、「MODE2」を露出補正値(+/−)に設定し
(ステップS55)、その最終の設定値を「EXPD
L」に設定して(ステップS56)、上記ステップS4
7へ行く。
【0098】次に、上記ステップS41において、「M
ODE」が「MODE0」でなく、露出モードが選択さ
れていない場合には、選択可能な露出データの優先順位
を入れ替える。すなわち、現在優先して操作ダイアル選
択されているものと、現在選択することができない露出
データとを入れ替えて、操作ダイアル30により選択可
能とする。
【0099】まず、「MODE」が「MODE1」であ
るか否かを判断し(ステップS57)、「MODE1」
である場合には、それぞれ選択されている露出モードに
対応した「MODE2」の露出データを「MODE」に
入れ替えて(ステップS58)、その最終の設定値を
「EXPDL」に設定する(ステップS59)。
【0100】また、上記ステップS57において、「M
ODE」が「MODE1」でない場合には、「MODE
1」の露出データを「MODE」に入れ替えて(ステッ
プS60)、その最終の設定値を「EXPDL」に設定
する(ステップS61)。
【0101】こうして、上記ステップS47,S59,
S61の何れかの処理が終了したところで、このサブル
ーチンを終了する。
【0102】このような第1の実施形態によれば、各種
の撮影モードの設定を一つの操作ダイアルを用いて行う
ことが可能になるために、複数の操作部材を操作する必
要がなくなって操作性が向上する。また、操作部材の部
品点数が減少するために、省スペースおよびコストダウ
ンを図ることができる。
【0103】図13は本発明の第2の実施形態を示した
ものであり、メインCPUにより実行されるサブルーチ
ン“ダイアル処理”を示すフローチャートである。この
第2の実施形態において、上述の第1の実施形態と同様
である部分については説明を省略し、主として異なる点
についてのみ説明する。
【0104】この第2の実施形態は、上述した第1の実
施形態において操作ダイアル30の押圧操作の回数によ
りモード選択と露出データ切換とを行っていたものを、
操作ダイアル30の押圧時間を判断することにより行う
ようにした例である。
【0105】本実施形態のカメラの構成は、上述の第1
の実施形態とほぼ同様である。
【0106】次に、図13に示すサブルーチン“ダイア
ル処理”において、上述の第1の実施形態における図1
0と同様である部分については同一の符号を付して説明
を省略する。
【0107】ステップS10においてタイマ値tをイン
クリメントした後に、端子T3がLレベルであるかどう
かを検出し(ステップS71)、Lレベルである場合に
は、タイマ値tが所定値t0 を越えたか否かを判断する
(ステップS72)。そして、所定値t0 を越えていな
いときは、上記ステップS10に戻る。
【0108】また、タイマ値tが所定値t0 を越えてい
る場合には、操作ダイアル30が所定時間以上押圧され
続けたと判断して、モードを表わす「MODE」を初期
値「MODE0」に設定し(ステップS12)、露出デ
ータ「EXPD」を前回の値「EXPDL」に設定する
(ステップS73)。
【0109】一方、上記ステップS71において端子T
3がLレベルでない場合には、所定時間内に操作ダイア
ル30の押圧が解除されたと判断して、上記ステップS
15のモード切換処理を行う。
【0110】上記ステップS7において端子T3の立ち
下がりが検出されない場合、あるいは上記ステップS7
3またはステップS15の処理が終了した場合には、サ
ブルーチン“表示”の処理を行い(ステップS16)、
その後、このダイアル処理を終了する。
【0111】このような第2の実施形態によれば、上述
の第1の実施形態とほぼ同様の効果を、操作ダイアルの
押圧回数ではなく押圧時間により判断して、奏すること
ができる。
【0112】図14,図15は本発明の第3の実施形態
を示したものであり、図14はメインCPUにより実行
されるサブルーチン“露光処理”を示すフローチャー
ト、図15はメインCPUにより実行されるサブルーチ
ン“モード処理”を示すフローチャートである。この第
3の実施形態において、上述の第1,第2の実施形態と
同様である部分については説明を省略し、主として異な
る点についてのみ説明する。
【0113】この第3の実施形態は、露光動作によって
露出データの切換と補正値の初期化とを行うものであ
る。よって、次回の撮影時に、第一優先モードの選択状
態に自動的に設定されるようになっている。
【0114】図14に示す露光処理に入ると、まず、ス
イッチ入力が有ったかどうかを検出し(ステップS8
1)、スイッチ入力が有ったときは、上述したダイアル
処理を行ってデータを選択する(ステップS82)。
【0115】そして、2段スイッチでなるレリーズスイ
ッチの2段目であるセカンドレリーズスイッチ2Rがオ
ンしたか否かを検出し(ステップS83)、オンしてい
ないときは上記ステップS81に戻る。
【0116】また、上記ステップS83においてセカン
ドレリーズスイッチ2Rがオンしているときは、露光可
能であるか否かを判断し(ステップS84)、その判断
結果に基づいて露光許可が得られるかを判断し(ステッ
プS85)、露光可能である場合には露光制御を行う
(ステップS86)。その後、後述するモード処理を実
行する(ステップS88)。
【0117】また、上記ステップS85において露光が
許可されない場合には、撮影不能(NG)表示をする。
【0118】そして、上記ステップS81においてスイ
ッチ入力がない場合、または上記ステップS87または
ステップS88の処理が終了した場合には、この露光処
理を終了する。
【0119】次に、図15は上記図14のステップS8
7におけるモード処理の詳細を示すフローチャートであ
る。
【0120】この処理が始まると、まず、露出補正値
(+/−)が0でないかどうかを、つまり露出補正がな
されているかどうかを検出し(ステップS91)、露出
補正がされている場合には、その露出補正値(+/−)
をクリアし(ステップS92)、露出補正がされていな
い場合には、そのまま続くステップに進む。
【0121】次に、「MODE」が「MODE2」であ
るか否かを判断し(ステップS93)、「MODE2」
であるときは、「MODE」を第一優先モードである
「MODE1」に入れ替えて(ステップS94)、選択
された露出データを前回の値「EXPDL」に設定して
(ステップS95)、このモード処理を終了する。
【0122】また、上記ステップS93において「MO
DE」が「MODE2」以外であるときは、第一優先モ
ードか、または露出モードであることになるために、モ
ードの変更を行うことなく、このモード処理を終了す
る。
【0123】このような第3の実施形態によれば、上述
の第1,第2の実施形態とほぼ同様の効果を奏するとと
もに、露光動作によって露出データの切換と補正値の初
期化が自動的に行われるために、より操作が簡便にな
る。
【0124】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下のごとき構成を得ることができ
る。
【0125】(1) 複数の撮影条件項目を組み合わせ
てなる複数の撮影モードを選択可能に有するカメラにお
いて、回動軸を中心に回動可能であって、且つ回動軸に
対して略垂直方向へ移動可能に支持された操作部材と、
上記操作部材を回動することにより、複数の撮影モード
の中から1つを選択設定する撮影モード選択手段と、上
記操作部材を回動軸に対して略垂直方向へ移動するよう
押圧操作することにより、上記モードを構成する複数の
撮影条件項目から1つを選択可能とする撮影条件項目選
択手段と、を具備することを特徴とするカメラ。
【0126】(2) 複数の撮影条件項目を組み合わせ
てなる複数の撮影モードを選択可能に有するカメラにお
いて、回動軸を中心に回動可能であって、且つ回動軸に
対して略垂直方向へ移動可能に支持された操作部材と、
上記操作部材を回動することにより、複数の撮影モード
の中から1つを選択設定する撮影モード選択手段と、上
記操作部材を回動軸に対して略垂直方向へ移動するよう
押圧操作することにより、上記モードを構成する複数の
撮影条件項目から1つを選択可能とする撮影条件項目選
択手段と、上記撮影条件項目選択手段によりある撮影条
件項目が選択された状態にあるとき、上記操作部材を回
動することにより、該撮影条件項目が有する設定可能値
から所望の値を選択設定する数値設定手段と、を具備す
ることを特徴とするカメラ。
【0127】(3) 撮影に関する複数の撮影モード
と、各撮影モードを構成する要素の選択設定が可能なカ
メラにおいて、回動及び押圧移動可能に支持された単一
の操作部材と、上記操作部材の回動操作により上記撮影
モードを選択する撮影モード選択手段と、上記操作部材
の押圧移動操作により、上記撮影モードの確定、及び各
撮影モードによって予め組み合わせが設定されている要
素を選択する撮影要素選択手段と、上記撮影要素選択手
段により撮影モードの要素が選択されているときに、上
記操作部材が回動操作されると、上記撮影要素が有する
複数のデータから選択して設定する数値設定手段と、上
記撮影モード選択手段,上記撮影要素選択手段,乃至デ
ータ設定手段により選択設定された内容を表示する表示
手段と、上記操作部材を所定の押圧状態で操作すること
により、上記撮影モード選択手段,上記撮影要素選択手
段,乃至データ設定手段により選択設定された内容を、
予め定められた内容に初期化する初期化手段と、を具備
することを特徴とするカメラ。
【0128】(4) 付記(3)において、上記初期化
手段は、上記操作部材を所定の押圧状態で操作すること
により発するリセット信号に応答して作動する。
【0129】(5) 付記(3)において、上記撮影要
素選択手段により選択可能な上記撮影モードの要素は、
シャッタ秒時,絞り,露出補正量の要素の内少なくとも
1つである。
【0130】(6) 付記(5)において、上記データ
設定手段により選択して設定するデータは、上記撮影要
素選択手段により選択された撮影モードの要素であるシ
ャッタ秒時,絞り,露出補正量の少なくとも1つの要素
に関して、予め定められた設定可能な複数の数値の1つ
である。
【0131】(7) 付記(3)において、上記初期化
手段による上記操作部材の所定の押圧操作の状態は、上
記撮影要素選択手段によって上記撮影モードの要素を選
択するときの上記操作部材の押圧移動操作の状態とは異
なる。
【0132】(8) 付記(7)において、上記初期化
手段による上記操作部材の所定の押圧操作の状態は、上
記撮影要素選択手段によって上記撮影モードの要素を選
択するときの上記操作部材の押圧移動操作よりも、押圧
維持時間が長く設定されている。
【0133】(9) 付記(7)において、上記初期化
手段による上記操作部材の所定の押圧操作は、所定時間
内に2回押される。
【0134】(10) 撮影に関する複数の撮影モード
と、さらに各撮影モードを構成する要素の選択設定が可
能なカメラにおいて、回動及び押圧移動可能に支持され
た単一の操作部材と、上記操作部材の回動操作により上
記撮影モードを選択する撮影モード選択手段と、上記操
作部材の押圧移動操作により上記撮影モードの要素を選
択する撮影要素選択手段と、撮影者の撮影開始操作によ
って撮影動作を行う撮影手段と、上記撮影手段による撮
影動作に応じて、上記撮影要素選択手段によって選択さ
れた上記撮影モードの要素を予め決められた初期設定内
容に設定する初期化手段と、を具備することを特徴とす
るカメラ。
【0135】(11) 撮影に関する複数の撮影モード
と、さらに各撮影モードを構成する要素の選択設定が可
能なカメラにおいて、回動及び押圧移動可能に支持され
た単一の操作部材と、上記操作部材の回動操作により上
記撮影モードを選択する撮影モード選択手段と、上記操
作部材の押圧移動操作により上記撮影モードの要素を選
択する撮影要素選択手段と、上記撮影要素選択手段によ
り撮影モードの要素が選択されているときに、上記操作
部材が回動操作されると、上記撮影要素が有する複数の
データから所望のデータを選択して設定するデータ設定
手段と、撮影者の撮影開始操作によって撮影動作を行う
撮影手段と、上記撮影手段による撮影動作に応じて、上
記データ設定手段によって選択されたデータを予め決め
られた初期設定内容に設定する初期化手段と、を具備す
ることを特徴とするカメラ。
【0136】(12) 付記(10),(11)におい
て、上記初期化手段は、上記撮影動作における露出終了
信号により初期化を行う。
【0137】(13) 付記(10),(11)におい
て、上記初期化手段は、上記撮影動作におけるレリーズ
による露出開始信号により初期化を行う。
【0138】(14) 付記(10),(11)におい
て、上記初期化手段による初期化後にあっては、上記撮
影モード選択手段による上記操作部材を回動操作するこ
とで上記撮影モードを選択可能とする状態に復帰する。
【0139】(15) 回動軸を中心に回動可能で且つ
押圧操作による上記回動とは異なる移動が可能に支持さ
れた単一の操作部材と、上記操作部材の回動操作により
第1の機能を選択する第1選択手段と、上記操作部材の
第1押圧操作形態により第2の機能を選択可能に、また
上記第1押圧操作形態とは異なる上記操作部材の第2押
圧操作形態により第3の機能を選択可能とする第2選択
手段と、を具備することを特徴とするカメラ。
【0140】(16) 付記(15)において、上記第
2選択手段による第2の機能は、上記第1選択手段の選
択した第1の機能に関連するものである。
【0141】(17) 付記(15)において、上記第
2選択手段による各押圧操作形態に応じて選択される機
能は、切換え,確定,初期化の内少なくとも1つを含
む。
【0142】(18) 付記(15)において、上記第
2選択手段による第1押圧操作形態と第2押圧操作形態
とは、押圧による上記操作部材の押し回数が異なる。
【0143】
【発明の効果】以上説明したように本発明のカメラによ
れば、複数の機能の選択を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるカメラの主と
して電気的な構成を示すブロック図。
【図2】上記第1の実施形態のカメラの操作ダイアルの
電気的な構成を示す回路図。
【図3】上記第1の実施形態において、操作ダイアルを
(A)CW方向,(B)CCW方向に回動させたとき
に、端子T1,T2から出力される信号の様子を示すタ
イムチャート。
【図4】上記第1の実施形態において、操作ダイアル上
に形成されるスイッチの構成を示す底面図。
【図5】上記第1の実施形態において、操作ダイアルが
回動軸に垂直な方向に押圧操作されるときに機能するス
イッチ機構を示す側面図。
【図6】上記第1の実施形態において、操作ダイアルを
適用したカメラの外観を示す平面図。
【図7】上記第1の実施形態のカメラにおけるモードの
種類と分類を示す図。
【図8】上記第1の実施形態のカメラにおける各露出デ
ータのシフト内容を示す図。
【図9】上記第1の実施形態のLCD表示における具体
的な表示内容を示す図。
【図10】上記第1の実施形態のメインCPUにより実
行されるサブルーチン“ダイアル処理”を示すフローチ
ャート。
【図11】上記図10のステップS6におけるサブルー
チン“選択処理”の詳細を示すフローチャート。
【図12】上記図10のステップS15におけるサブル
ーチン“モード切換”の詳細を示すフローチャート。
【図13】本発明の第2の実施形態のメインCPUによ
り実行されるサブルーチン“ダイアル処理”を示すフロ
ーチャート。
【図14】本発明の第3の実施形態のメインCPUによ
り実行されるサブルーチン“露光処理”を示すフローチ
ャート。
【図15】上記図14のステップS87におけるサブル
ーチン“モード処理”の詳細を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…メインCPU 2…LCD表示(表示手段) 7…スイッチ入力装置 8…EEPROM 30…操作ダイアル(操作部材) 30a…回動軸 50…カメラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の撮影条件項目を組み合わせてなる
    複数の撮影モードを選択可能に有するカメラにおいて、 回動軸を中心に回動可能であって、且つ回動軸に対して
    略垂直方向へ移動可能に支持された操作部材と、 上記操作部材を回動することにより、複数の撮影モード
    の中から1つを選択設定する撮影モード選択手段と、 上記操作部材を回動軸に対して略垂直方向へ移動するよ
    う押圧操作することにより、上記モードを構成する複数
    の撮影条件項目から1つを選択可能とする撮影条件項目
    選択手段と、 を具備することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 回動軸を中心に回動可能で、且つ押圧操
    作により上記回動とは異なる変位が可能に支持された単
    一の操作部材と、 上記操作部材の回動操作により複数の第1の機能の内か
    ら1つを選択する第1選択手段と、 上記操作部材を第1押圧操作形態で押圧操作することに
    より複数の第2の機能の内から1つを選択可能とする第
    2選択手段と、 上記操作部材を上記第1押圧操作形態とは異なる第2押
    圧操作形態で押圧操作することにより第3の機能を選択
    可能とする第3選択手段と、 を具備することを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 複数の撮影条件項目を組み合わせてなる
    複数の撮影モードを選択可能に有するカメラにおいて、 回動軸を中心に回動可能で、且つ押圧操作により上記回
    動とは異なる移動変位が可能に支持された単一の操作部
    材と、 上記操作部材の上記回動と上記移動変位との操作に応じ
    て、上記撮影モード及び撮影条件項目に関する内容の選
    択設定を行う設定手段と、 を具備することを特徴とするカメラ。
JP10967197A 1996-10-22 1997-04-25 カメラ Withdrawn JPH10186483A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10967197A JPH10186483A (ja) 1996-10-22 1997-04-25 カメラ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8-279630 1996-10-22
JP27963096 1996-10-22
JP10967197A JPH10186483A (ja) 1996-10-22 1997-04-25 カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10186483A true JPH10186483A (ja) 1998-07-14

Family

ID=26449404

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10967197A Withdrawn JPH10186483A (ja) 1996-10-22 1997-04-25 カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10186483A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4853733A (en) Program rewritable camera
US6546207B2 (en) Camera capable of inputting data and selectively displaying image
JPH02141715A (ja) 機能要素選択カメラ
JP2007201671A (ja) デジタル一眼レフカメラ
KR100360541B1 (ko) 노출모드선택장치
US5903786A (en) Function setting device for photographic device
US5103251A (en) Camera capable of providing a pseudo print format
US5589907A (en) Camera having an information setting apparatus for setting photographic data
JP5074694B2 (ja) 撮像装置及び表示制御方法
JPH10186483A (ja) カメラ
JPH0876170A (ja) 自動露出カメラの露出補正量設定装置
JP3929093B2 (ja) カメラの撮影情報入力表示装置
JP4337160B2 (ja) カメラ
JP3929095B2 (ja) カメラの撮影情報入力装置
CN110418052B (zh) 电子装置及其控制方法以及存储介质
JP3060362B2 (ja) 表示装置
JPH07306461A (ja) トリミング指定可能なカメラ
JPH08286252A (ja) カメラ
JPH07311398A (ja) カメラの情報設定装置
JPH1068993A (ja) カメラの撮影情報入力装置
JP2545759B2 (ja) カメラの測光装置
JPH04344628A (ja) カメラの表示装置
JPH103115A (ja) 撮像装置における機能設定装置
JPH07311405A (ja) カメラの露出制御モード設定装置
JPH10148861A (ja) カメラの入力装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040706