JPH103115A - 撮像装置における機能設定装置 - Google Patents

撮像装置における機能設定装置

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JPH103115A
JPH103115A JP8155313A JP15531396A JPH103115A JP H103115 A JPH103115 A JP H103115A JP 8155313 A JP8155313 A JP 8155313A JP 15531396 A JP15531396 A JP 15531396A JP H103115 A JPH103115 A JP H103115A
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lcd
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JP8155313A
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Inventor
Tetsuro Goto
哲朗 後藤
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多機能かつ高機能な撮像装置において、不必
要な機能設定や機能範囲の選択という煩わしく時間もか
かる設定操作を省き、撮影者にとっての必要な機能のみ
を任意に設定可能とする。 【解決手段】 撮影に関するモードまたは撮影に関する
作動範囲を示す数値である複数の機能作動要素14,1
1を表示する表示手段であるLCD11を備える。この
LCDに表示可能な要素の中から任意の要素を選択する
手動操作手段12,13、15を備える。この手動操作
手段で選択した任意の要素を作動禁止とする制御手段を
設ける。また、この制御手段での制御内容をLCD上に
表示、非表示し、作動または作動禁止状態を表示可能に
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばカメラ等
の撮像装置において露出モードのような各種の撮影モー
ドや種々の撮影動作に関連する機能を任意に設定するこ
とができる撮像装置における機能設定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、撮像装置としてのカメラでは、デ
ジタル制御の導入によって高機能化が進んでいる。すな
わち、カメラ内にCPUを中心とした制御回路系を設
け、さらに複数の操作釦などの設定手段とLCDによる
表示手段とを設けることによって、撮影動作に関連する
機能を始めとする、あらゆる機能を搭載することが容易
に行えるようになっている。
【0003】たとえば露出モードを例として述べると、
少なくともプログラム、シャッタ優先、絞り優先、マニ
ュアルという四つのモードのなかから、あるいはそれ以
外のモードからも任意に選択できるような構成となって
いる。このようなカメラでの多機能化は、前述した露出
モードの他、シャッタ速度、絞り、露出補正の選択範
囲、測光モード、測距モード、巻上げモード、ストロボ
の制御モード等、あらゆる機能設定モードについて同様
である。
【0004】一方、カメラの使用状況について述べる
と、プロ、アマチュアを問わず、あらゆる撮影ジャンル
にカメラマンが存在しており、それぞれのジャンル毎に
カメラに必要とされる機能は、その詳細に至るまで多種
多様である。たとえばプロカメラマンを見ると、特定の
撮影ジャンルのみでの業務であることが多いため、撮影
に使用される機能は非常に限定されている。ただし、限
定された機能の範囲内であっても、その機能内容をきわ
めて迅速に変更できる構成とすることが望まれている。
【0005】市場コストを無視すれば、前述のような各
種ジャンルに完全に対応した単機能に近いカメラを供給
することが理想的ではあるが、実際にはコスト高とな
る。したがって、現実には大量の機能をもたせ、需要者
自身がそれらの機能の中から所望のものを選択すること
によって、あらゆるジャンルでの使用状況に対応できる
ようにしたカメラを供給している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように現在のカ
メラは、多機能化、高機能化が図られているが、各種ジ
ャンルでの撮影やカメラマン固有の撮影状況によって特
定の設定モードしか必要がないため、数多くの不要な機
能が存在するのも、もう一方の事実である。
【0007】たとえば露出モードにおいて、シャッタ優
先とマニュアルしか必要としないにもかかわらず、モー
ドの選択時において余計なプログラムと絞り優先が表示
手段上に出現するため、迅速な選択が行えないことにな
る。また、シャッタ速度では、常用領域が1/1000
から1/60までで十分であるにもかかわらず、1/8
000から1秒まで表示され、その中から選択する必要
がある。
【0008】したがって、多機能化、高機能化を図って
いる現在のカメラでは、個々の需要者での撮影には不要
な機能モードの設定、あるいは不要な機能範囲の選択を
行う必要があり、機能設定の内容、機能範囲の内容選択
を変更するにあたって煩雑な操作を必要とし、煩わしく
時間もかかるという操作上での問題があった。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、多機能かつ高機能化が進められている撮像
装置において、不要な詳細機能の設定や不要な機能範囲
の選択といった煩雑な操作をなくし、撮影者にとって必
要となる機能を任意に設定し、撮影者の必要度に合わせ
た撮像装置を構成することができる撮像装置における機
能設定装置を得ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係る撮像装置における機能設定装置は、
撮影に関するモードまたは撮影に関する作動範囲を示す
数値である複数の機能作動要素と、手動操作手段と、前
記機能作動要素の中の任意の要素を前記手動操作手段に
よって作動禁止とする制御手段とを備えているものであ
る。
【0011】また、本発明に係る撮像装置における機能
設定装置は、複数の機能作動要素を表示する表示手段を
備え、この表示手段での機能作動要素の表示、非表示を
手動操作手段で切換えることにより、作動または作動禁
止状態を表示可能に構成したものである。
【0012】本発明によれば、各種モードの種類の設定
あるいは数値の機能範囲の選択を任意に行うことによ
り、撮影者の必要度に合わせた撮像装置を構成すること
ができる。したがって、本発明によれば、必要としない
機能設定モードが出現したり、不要に広い機能の選択可
能な範囲にある数値が出現したりすることはなく、設定
内容の変更に際しても迅速な操作で迅速に設定変更が行
なえ、応答性の面で優れている。
【0013】機能作動要素とは、たとえば露出モード、
その他の撮影に関する機能設定モードや、シャッタ速
度、その他の撮影に関する作動範囲を示す数値である。
手動操作手段とは、モード設定ダイアル、アップ、ダウ
ン釦12,13、コマンドダイアル5,6、消去釦15
であるが、これに類する手動操作手段であればよい。制
御手段とは、たとえばCPUを含むカメラ内の制御回路
である。表示手段とはたとえばLCDであるが、これに
は限らない。
【0014】
【発明の実施の形態】図1ないし図3は本発明に係る撮
像装置における機能設定装置の一つの実施の形態を示す
ものであり、この実施の形態では、撮像装置としてカメ
ラについて説明する。
【0015】図1において符号1で示すものはカメラ本
体であり、このカメラ本体1の前面中央に装着したレン
ズ鏡筒2を通過した被写体像は、カメラ本体1内のファ
インダ光学系(図示せず)を通って背面上端部のファイ
ンダ3を覗くことにより視認することができる。また、
各種の露出条件等は裏蓋10上に設けた表示手段である
大型のLCD11上に表示され、シャッタ釦4を押圧操
作することによりシャッタ機構(図示せず)などが作動
し、装填したフィルムへの露光が行われる。
【0016】また、カメラ本体1の前面および背面に
は、二個のコマンドダイアル5,6が前後方向に突出す
る状態で設けられている。前記カメラ本体1の上端部片
側に設けたモード設定ダイアル7は、後述するが、本発
明を特徴づける機能消去モードの設定、初期値への復帰
設定に切換える手段である。また、裏蓋10には、前述
した大型のLCD11の他、その横に各種のモード名1
4が付与され、さらにアップ釦12とダウン釦13、消
去釦15が設けられている。その詳細は後述する。
【0017】上述したカメラの基本的な使用方法は、以
下の通りである。すなわち、モード設定ダイアル7を常
用ポジションに設定しておくと、実際に撮影できる態勢
となる。そして、たとえばコマンドダイアル5,6を単
独で操作すると、それぞれシャッタ速度、絞り値の変更
ができる。また、アップ、ダウン釦12,13を操作し
ながらコマンドダイアル5を回転させると、たとえば露
出モード、測光モード等を始め、他の条件データの設定
変更が行える。いずれの操作についてもLCD11を見
ながら、あるいはファインダ3の内部に設けられる図示
しないLCD表示を見ながら、コマンドダイアル5は右
手の親指にて、コマンドダイアル6は右手の人差し指に
て容易に操作することが可能である。
【0018】次に、モード設定ダイアル7を消去ポジシ
ョン(図2のRESET位置)に設定すると、不要な機
能の消去あるいは不要な設定範囲の縮小が可能となる。
ここで、アップ、ダウン釦12,13で消去したいモー
ドを選択し、消去ボタン15を押すことで可能となる。
これとは逆に、機能を削減した状態を元の状態(工場出
荷時の初期状態)に復帰させたい場合には、モード設定
ダイアル7を復帰ポジション(図2のERASE位置)
に設定すれば可能である。このような操作方法について
も、以下に詳述する。
【0019】すなわち、図2はモード設定ダイアル7と
その周囲に付された指示表示部との詳細図である。矢印
形状の指標が設けられたモード設定ダイアル7は、三ポ
ジションの設定が可能である。すなわち、常用ポジショ
ン(USE)20では、実際のカメラを操作して撮影を
行う際の設定位置である。次に、消去ポジション(ER
ASE)21では、各設定モード内での不要な機能の消
去あるいは不要に広い設定範囲の縮小が可能となる。ま
た、復帰ポジション(RESET)では、消去ポジショ
ンで消去あるいは削減した機能を元の初期状態に戻す場
合の位置である。
【0020】図3は表示手段としてのLCD11とその
周囲の操作部および表示部の詳細図である。すなわち、
LCD11の横には各種モード名が印字表示されてい
る。この実施の形態の場合には、上側から露出モード、
シャッタ速度、絞り値、測光モード、測距モード、巻上
げモード、ストロボモードが用意されている。そして、
それぞれのモードでの準備されている設定内容、設定範
囲は、図3に示すように、LCD11に表示される。こ
の図3ではほぼ全セグメントの表示内容を示しており、
長円形のセグメント25はいずれのモードが選択されて
いるかを、またセグメント26はその内容を表現する表
示である。
【0021】たとえば露出モードでは、P(プログラ
ム)、S(シャッタ優先)、A(絞り優先)、M(マニ
ュアル)の四つのモードがある。また、シャッタ速度で
は、その最高速度が1/8000あるいは1/1000
のいずれか、最低速度が1/30あるいは1秒のいずれ
かが、同様に絞り値ではその最高値がF1.4あるいは
F2.8、最低値がF11あるいはF22のいずれかが
選択可能に表示されている。
【0022】以下、上述したと同様に、測光モードでは
MLT(多分割測光)、CTR(中央重点測光)、SP
T(スポット測光)の三つのモードが、測距モードでは
AF−C(連続AF)、AF−S(ワンショットA
F)、MNL(マニュアル)の三つのモードが、巻上げ
モードではCH(高速連続巻上げ)、CL(低速連続巻
上げ)、S(一コマ巻上げ)の三つのモードが、さらに
ストロボモードではNORM(通常シンクロ)、REA
R(後幕シンクロ)、SLOW(低速シンクロ)の三つ
のモードの中から、それぞれの全てを、あるいは部分的
に選択することができる。
【0023】この実施の形態では、たとえば露出モード
ではSとMのみ残してP、Aを消去すること、たとえば
シャッタ速度では1/1000および1/30を選択し
て作動範囲を狭くすること等が後述する方法で可能とな
る。
【0024】図4〜図6はモード設定ダイアル7が常用
ポジション20に設定されている場合の表示例である。
すなわち、この実施の形態の場合には、露出モードの横
にに長円形セグメント30が点灯表示されており、その
右側の複数セグメント31で表示されているように、プ
ログラム、1/2000、F5.6、中央重点測光、連
続AF、高速連続巻上げ、通常シンクロの組み合わせが
設定されている。
【0025】図5は図4に続いて露出モードを変更する
場合の表示例である。この例では、図4のように長円形
セグメント30を露出モードに合わせ、コマンドダイア
ル5を回転させると、選択可能な露出モードの全て(プ
ログラム、シャッタ優先、絞り優先、マニュアル)がセ
グメント33のように表示される。そして、この中での
先頭のセグメント(プログラム)が点滅する。この状態
でコマンドダイアル5を回転させると、点滅セグメント
が左右に移動する。所望のモード表示を点滅状態にした
後、シャッタ釦4を半押し操作すると、そのセグメント
が点灯状態に復帰し、変更したモードを決定することが
できる。
【0026】図6は図5において露出モードをシャッタ
優先(S)に変更した後に、別のモードを変更する場合
の表示である。上述した図5の状態で露出モードを変更
設定した状態でダウン釦13を押すと、長円形セグメン
ト35が図の位置に移動する。そして、現在設定されて
いるシャッタ速度値36が点滅を始める。このままの状
態でコマンドダイアル5を回転させると、シャッタ速度
値が切替わる。そして、所望の数値に到達した時にシャ
ッタ釦4を半押し操作すると、その数値が点灯して変更
されたことを示す。なお、シャッタ速度と絞り値につい
ては、特に迅速な変更が必要なことから、図6のように
アップ、ダウン釦12,13で指定することなく、常時
コマンドダイアル5,6にて直接変更できるようにした
方が便利である。
【0027】図7ないし図9は前述したモード設定ダイ
アル7が消去ポジション(ERASE)21、すなわち
各モード内での不要な機能の消去あるいは不要に広い設
定範囲の縮小が可能なモードでの作動である。図7は工
場出荷後、始めてモード設定ダイアル7を消去ポジショ
ン(ERASE)に設定した場合の表示である。この状
態でアップ、ダウン釦12,13を押し、消去したい対
象のあるモードに長円形セグメント37を移動し、さら
にコマンドダイアル5を回転させて点滅セグメント38
を消去したい対象に移動させる。この実施の形態では、
露出モード中のシャッタ優先モード(S)を消去したい
場合を示す。
【0028】図8は図7において対象を指定した後に、
消去釦15を押した時の表示である。すなわち、消去し
たかったシャッタ優先(S)を示していた点滅セグメン
ト38が消滅し、点滅は次のセグメント39に移動す
る。ここで、シャッタ速度、絞り値の各モードでは、複
数用意されている最高数値あるいは最低数値のいずれか
を消去することで範囲の限定が可能となる。
【0029】以上のように、アップ、ダウン釦12,1
3を押して消去したい対象のあるモードに長円形セグメ
ント37を移動し、さらにコマンドダイアル5を回転さ
せて点滅セグメント38を消去したい対象に移動させ、
さらに消去釦15を押すという処理を繰り返すと、撮影
者の撮影形態に合わせた設定モードの組合わせが完成す
る。
【0030】図9は上述した図8でのモード設定操作を
行った後の完成例を示し、長円形セグメント39は最下
段のストロボモードを、点滅セグメント40はスローシ
ンクロを示している。この後、モード設定ダイアル7を
常用ポジション(USE)に回転させると、上述したよ
うにして設定機能あるいは設定範囲の制限された組合わ
せによる表示が図6のような表示にて行われる。図9ま
での処理を行った後、設定内容を変更したい場合には、
図2に示したモード設定ダイアル7を回転させ、復帰ポ
ジション(RESET)に合わせると、図7に示すよう
に何も消去されていない初期状態に復帰する。この後、
前述したような操作を繰り返すことにより、新たな設定
内容への変更が可能となる。
【0031】なお、上述した図8での消去処理におい
て、各モード中の全てのセグメントを消去すること、た
とえば露出モードにおいてP、S、A、Mを全て消去す
るようなカメラの基本条件と矛盾する処理は禁止され
る。たとえばP、S、Aを消去したときには、最後の対
象であるMの消去を行うことはできないように構成して
いる。
【0032】図10は前述した図1におけるカメラでの
電気制御系の概要を示す。それぞれの回路の作動に必要
な電池とその給電回路についての詳細は省略している。
カメラ本体1内での制御は全てCPU49を中心として
実行される。このCPU49には、インタフェース回路
48を経由して測光回路あるいは測距回路のようなセン
サ45からの被写体輝度信号や測距信号、フィルム感度
検出回路46からのフィルム感度信号、操作スイッチや
作動シーケンスに関するスイッチ群47あるいはコマン
ドダイアル5,6内に二つづつ設けたスイッチからの信
号が入力される。なお、コマンドダイアル5,6を構成
する二つづつのスイッチは、それぞれオン、オフの位相
を所定量ずらしておくことにより、その信号によってコ
マンドダイアル5,6の回転方向と量を検知するための
ものである。
【0033】また、前記CPU49は、インタフェース
回路50を介してLCD11にて露光モード条件などの
表示、シャッタ52を開閉して所定時間の露光、絞り5
3の開口径を可変して透過光量の制御、AFモータある
いは巻上げモータのようなアクチュエータ54を回転さ
せて焦点合わせあるいはフィルムの巻上げ、巻戻しを行
う。さらに、CPU49はメモリ51とデータ交信を行
い、給電開始時には前回の設定条件を読出し、逆に給電
終了時にはコマンドダイアル5,6で設定されている最
新の露出モード条件などを記憶する作動を行う。なお、
この記憶内容には図9等において選択している各種の設
定モードの状態情報も含んでいる。
【0034】図11は上述した図10での電気制御系で
実行する処理例を示し、給電が行われている間は繰返し
実行される。すなわち、S1ではモード設定ダイアル7
を確認し、指示位置が消去ポジションであるか否かを判
断する。消去ポジション(ERASE)が選択されてい
るときには、S2に進み、後述する図12に示す消去処
理を実行した後、再びS1に戻る。
【0035】また、消去ポジション以外であれば、S3
に進み、復帰ポジション(RESET)であるか否かを
判断する。そして、復帰ポジションであれば、S4に進
み、メモリ51内の記憶内容を消去し、S5においてメ
モリ51内に工場出荷時の初期値、すなわち図7のよう
な設定内容を格納し、S1に戻る。
【0036】一方、S3において復帰ポジションでない
ことが判断されると、S6に進み、メモリ51内の記憶
情報を読み出す。そして、S7においてLCD11上に
その情報に基づいた表示を行う。このときの表示状態は
図4に示すようになる。次いで、S8において、アッ
プ、ダウン釦12,13あるいはコマンドダイアル5,
6による設定の変更処理が必要であるかの有無を判断す
る。そして、S9において、モードの選択、内容の変更
処理を実行し、しかる後S1に戻る。この変更処理状態
は、前述した図5や図6に示すようにして行う。
【0037】S8で変更処理を行わないと判断される
と、S10に進み、センサ45からの被写体輝度信号、
感度検出回路46からのフィルム感度信号を読み取る。
そして、S11において、これら両者を演算し、適正な
露光情報を求める。また、S12ではセンサ45から被
写体の測距信号を得て、S13においてアクチュエータ
54の中のAFモータを作動させ、レンズ駆動により焦
点合わせを行う。
【0038】そして、S14では、測光あるいは測距に
関する被写体情報をLCD11などに表示する。次い
で、S15において、シャッタ釦4が全押し操作され、
露光動作を開始するか否かを判断する。そして、全押し
操作されていなければS1に戻り、上述した処理を繰り
返す。S15で露光動作を開始すると判断されると、S
16に進み、絞り53の開口を設定し、シャッタ52を
所定時間開き、その後アクチュエータ5の中の巻上げモ
ータを回転させ、フィルムの巻上げを行う。この後、S
1に戻り、上述した処理を繰り返す。
【0039】図12は上述した図11のS2における消
去処理のサブルーチンである。これを説明すると、S2
0でメモリ51内の記憶情報を読み出し、S21でLC
D11上にその内容を表示する。次いで、S22におい
て、消去対象となる最初のセグメントを点滅させる。
【0040】そして、S23に進み、アップ、ダウン釦
12,13が押されたか否かを判断する。押圧操作され
ているときには、S24に進み、アップ、ダウン釦1
2,13の押し加減にしたがって、セグメント30,3
5,37,39などの長円形セグメントを移動させる。
また、これと同時に、S25において、同時に点滅させ
るセグメントも移動させ、S26に進む。
【0041】また、前記S23でアップ、ダウン釦1
2,13が押されていないときにもS26に進む。この
S26では、コマンドダイアル5の回転を検出する。そ
して、回転が検出されたときには、S27において、S
25のように点滅セグメントの移動を行う。以上によっ
て、図7のような表示が行われる。
【0042】次いで、S28において、消去釦15が押
されたか否かを判断する。押されていなければ、S23
に戻り、上述した処理を繰り返す。また、消去釦15が
押されていればS29に進み、前述したS27で点滅し
ていたセグメントを消去する。なお、点滅セグメントは
隣接するセグメントに移動させる。
【0043】そして、S30では、上述した処理による
最新の設定内容をメモリ51に格納する。次いで、S3
1において、モード設定ダイアル7のポジションが変更
されたか否かを判断する。変更されていれば、このサブ
ルーチンを終了し、図11のS3に戻る。また、変更さ
れていなければ、S23に戻って以上の処理を繰り返
す。
【0044】なお、本発明は上述した実施の形態で説明
した構造には限定されず、撮像装置各部の形状、構造等
を適宜変形、変更し得ることは言うまでもない。また、
設定する機能としても、上述した実施の形態での露出モ
ード、シャッタ速度、絞り値等に限らず、複数の機能の
中から必要に応じて選択するものであればよい。
【0045】また、上述した実施の形態では、たとえば
露出モードの中の対象を制限するような例を示したが、
露出モード自体の選択も不可能となるような制限手段を
設けるようにしてもよい。さらに、上述した実施の形態
では、撮像装置としてのスチルカメラを例としたが、本
発明はこれに限らず、たとえばムービカメラにあっても
適用することができる。
【0046】
【実施例】スチルカメラのようなカメラ本体1におい
て、本体背面に表示手段としてLCD11を設け、これ
に露出モード、シャッタ速度、絞り値、測光、測距など
の設定できる機能あるいは設定可能な範囲を表示し、そ
れを見ながら、モード設定ダイアル7、アップ、ダウン
釦12,13、コマンドダイアル5,6、シャッタ釦
4、消去釦15の操作によって、モードの設定やその変
更、消去、あるいは復帰を行う。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る撮像装
置における機能設定装置によれば、撮影に関するモード
または撮影に関する作動範囲を示す数値である複数の機
能作動要素と、手動操作手段と、前記機能作動要素の中
の任意の要素を前記手動操作手段によって作動禁止とす
る制御手段とを備えているので、簡単な構成であるにも
かかわらず、以下に述べる優れた効果を奏する。
【0048】すなわち、本発明によれば、多機能かつ高
機能化が進められている撮像装置において、不要な詳細
機能の設定や不要な機能範囲の選択といった煩雑な操作
をなくし、撮影者にとって必要となる各種のモードの種
類あるいは数値の選択範囲を任意に設定できることによ
り、撮影者の必要度に合わせた撮像装置を構成すること
ができる。特に、各設定モードの中での不要な対象が消
去、あるいは所望の設定範囲が設定されているので、選
択内容の中での設定、調整がきわめて迅速かつ簡単に行
え、従来のような煩わしさがない。
【0049】したがって、本発明によれば、必要としな
い機能設定モードが出現したり、不要に広い機能選択範
囲にある数値が出現したりすることはなく、設定内容の
変更に際しても迅速な操作で迅速に設定変更が行なえ、
応答性の面で優れている。換言すれば、複数の操作釦の
ような操作手段と表示手段などを付設することにより、
単一の機種であらゆる細かなジャンルでの撮影、種々の
趣向をもったカメラマンに対して供給することが可能と
なり、大量生産によってカメラ自体のコスト低減ができ
るという効果もある。
【0050】また、本発明に係る撮像装置における機能
設定装置によれば、複数の機能作動要素を表示する表示
手段を備え、この表示手段での機能作動要素の表示、非
表示を手動操作手段で切換えることにより、作動または
作動禁止状態を表示によって確認できるように構成した
ので、上述した作用効果を有するとともに、操作性の面
で優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る撮像装置における機能設定装置
の一つの実施の形態を示し、カメラ全体の外観の斜視図
である。
【図2】 図1でのカメラにおいてモード設定ダイアル
の詳細図である。
【図3】 図1のカメラにおいて背面側に表示手段とし
て設けたLCDおよびその周囲の操作部や指示表示部を
示す詳細図である。
【図4】 モード設定ダイアルが常用ポジションにある
ときのLCDでの表示状態を示す図である。
【図5】 図4の状態において露出モードの変更を行う
場合の表示状態を示す図である。
【図6】 図5でのモード変更を行った後の表示状態を
示す図である。
【図7】 モード設定ダイアルが消去ポジションにある
ときのLCDでの表示状態を示す図である。
【図8】 図7の状態において消去釦を押したときの表
示状態を示す図である。
【図9】 設定機能を制限した後の表示状態を示す図で
ある。
【図10】 本発明に係る機能設定装置を適用したカメ
ラの電気制御系を示す図である。
【図11】 図10での電気制御系でのメインルーチン
を示すフローチャートである。
【図12】 図11でのS2の消去処理のサブルーチン
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…カメラ本体、4…シャッタ釦、5,6…コマンドダ
イアル、7…モード設定ダイアル(手動操作手段)、1
0…裏蓋、11…LCD(表示手段)、12,13…ア
ップ、ダウン釦(手動操作手段)、14…各種モード
名、15…消去釦(手動操作手段)、49…CPU(制
御装置)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の機能作動要素と、 これらの機能作動要素の中の任意の要素を選択するため
    の手動操作手段と、 この手動操作手段によって前記機能作動要素の中から選
    択した任意の要素を作動禁止とする制御手段とを備えて
    いることを特徴とする撮像装置における機能設定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の撮像装置における機能設
    定装置において、 機能作動要素が撮影に関するモードであることを特徴と
    する撮像装置における機能設定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の撮像装置における機能設
    定装置において、 機能作動要素が撮影に関する作動範囲を示す数値である
    ことを特徴とする撮像装置における機能設定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2または請求項3記載
    の撮像装置における機能設定装置において、 複数の機能作動要素を表示する表示手段を備え、 この表示手段での機能作動要素の表示、非表示を手動操
    作手段で切換えることにより、作動または作動禁止状態
    を表示可能に構成したことを特徴とする撮像装置におけ
    る機能設定装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4842019A (en) * 1987-08-03 1989-06-27 Bennes Marrel Pressure compensator device for proportional type hydraulic distributor and hydraulic distributor incorporating same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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