JPH10185335A - インバータエアコン - Google Patents
インバータエアコンInfo
- Publication number
- JPH10185335A JPH10185335A JP8355696A JP35569696A JPH10185335A JP H10185335 A JPH10185335 A JP H10185335A JP 8355696 A JP8355696 A JP 8355696A JP 35569696 A JP35569696 A JP 35569696A JP H10185335 A JPH10185335 A JP H10185335A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power supply
- compressor
- circuit
- control
- current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Control Of Ac Motors In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
過電流制御と電流レリース制御を同時に満足し、且つ大
型の平滑コンデンサを使用しなくてもよいインバータエ
アコンの制御装置を提供する。 【目的】 インバータエアコン室外機の制御回路におい
て、ＡＣ電源には並列接続されるＡＣ電源電流検知回路
と、ＡＣ電源電圧検知回路と、電源回路と、制御回路
と、コンプレッサとが備えられ、前記制御回路が室内機
からの運転指令とＡＣ電源電流検知回路とＡＣ電源電圧
検知回路との検知結果によりコンプレッサの駆動及び停
止等の制御を行うことを特徴とするインバータエアコン
の制御装置とする。 【構成】
型の平滑コンデンサを使用しなくてもよいインバータエ
アコンの制御装置を提供する。 【目的】 インバータエアコン室外機の制御回路におい
て、ＡＣ電源には並列接続されるＡＣ電源電流検知回路
と、ＡＣ電源電圧検知回路と、電源回路と、制御回路
と、コンプレッサとが備えられ、前記制御回路が室内機
からの運転指令とＡＣ電源電流検知回路とＡＣ電源電圧
検知回路との検知結果によりコンプレッサの駆動及び停
止等の制御を行うことを特徴とするインバータエアコン
の制御装置とする。 【構成】
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、過電流制御と電流レリ
ース制御によりコンプレッサの動作制御を行うインバー
タエアコン制御装置に関する。
ース制御によりコンプレッサの動作制御を行うインバー
タエアコン制御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のインバータエアコン室外機の概略
ブロック図を図２に示す。図２において、商用電源（Ａ
Ｃ電源）10は、並列接続されるノイズフィルタ20とＡＣ
電源電流検知回路30、電源回路50、制御回路60を通って
コンプレッサ70に接続されている。
ブロック図を図２に示す。図２において、商用電源（Ａ
Ｃ電源）10は、並列接続されるノイズフィルタ20とＡＣ
電源電流検知回路30、電源回路50、制御回路60を通って
コンプレッサ70に接続されている。
【０００３】上記において、電源回路50は、ＡＣ電源電
流検知回路30に接続される倍電圧回路52と、この後段に
並列接続される平滑コンデンサ54とから構成され、また
制御回路60は、コンプレッサ駆動素子保護回路62と、コ
ンプレッサ駆動素子64とから構成され、またこの制御回
路60はＡＣ電源電流検知回路30にも直接に接続されてい
る。
流検知回路30に接続される倍電圧回路52と、この後段に
並列接続される平滑コンデンサ54とから構成され、また
制御回路60は、コンプレッサ駆動素子保護回路62と、コ
ンプレッサ駆動素子64とから構成され、またこの制御回
路60はＡＣ電源電流検知回路30にも直接に接続されてい
る。
【０００４】上記構成のインバータエアコンでは、室内
機からの運転指令と、ＡＣ電源電流検知回路30からの検
知結果に基づいて駆動電流を監視し、この結果に応じて
コンプレッサ70の駆動、停止等の制御を行っている。
機からの運転指令と、ＡＣ電源電流検知回路30からの検
知結果に基づいて駆動電流を監視し、この結果に応じて
コンプレッサ70の駆動、停止等の制御を行っている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】次に図２を参照しなが
ら上記従来技術における動作と問題点を述べる。上記従
来の構成においては、ＡＣ電源10の電圧ＶACが低下する
にしたがって電源回路50からの出力電圧ＶDCも低下す
る。このときコンプレッサ70の回転速度及びトルクが一
定を保持すれば、ＶDCの低下に伴いコンプレッサ70に流
れる電流が増加することになる。
ら上記従来技術における動作と問題点を述べる。上記従
来の構成においては、ＡＣ電源10の電圧ＶACが低下する
にしたがって電源回路50からの出力電圧ＶDCも低下す
る。このときコンプレッサ70の回転速度及びトルクが一
定を保持すれば、ＶDCの低下に伴いコンプレッサ70に流
れる電流が増加することになる。
【０００６】前記コンプレッサ70の駆動素子、すなわち
制御回路60内のコンプレッサ駆動素子64には、一般にＩ
ＧＢＴまたはＧＴＲと呼ばれる電流制限素子が使用され
ているが、このいずれの素子を使用する場合であって
も、この素子に許容以上の電流が流れないように保護回
路が付加される。この保護回路がコンプレッサ駆動素子
保護回路62であり、これによりコンプレッサ70の電流が
規定値に達した場合に、異常が発生したと判断し、「過
電流制御」としてコンプレッサ70を停止させている。
制御回路60内のコンプレッサ駆動素子64には、一般にＩ
ＧＢＴまたはＧＴＲと呼ばれる電流制限素子が使用され
ているが、このいずれの素子を使用する場合であって
も、この素子に許容以上の電流が流れないように保護回
路が付加される。この保護回路がコンプレッサ駆動素子
保護回路62であり、これによりコンプレッサ70の電流が
規定値に達した場合に、異常が発生したと判断し、「過
電流制御」としてコンプレッサ70を停止させている。
【０００７】また、一般にエアコンにおいては、「電流
レリース制御」として以下のような制御を行っている。
すなわち、ＡＣ電源電流が規定値に達した場合では、家
庭の配電盤のブレーカが落ちないようにインバータ波形
制御出力の周波数を下げて変調率を下げることでコンプ
レッサ70の出力電力を下げる制御を行い、この制御によ
りＡＣ電源電流が規定値以上に流れないようにしてい
る。
レリース制御」として以下のような制御を行っている。
すなわち、ＡＣ電源電流が規定値に達した場合では、家
庭の配電盤のブレーカが落ちないようにインバータ波形
制御出力の周波数を下げて変調率を下げることでコンプ
レッサ70の出力電力を下げる制御を行い、この制御によ
りＡＣ電源電流が規定値以上に流れないようにしてい
る。
【０００８】上記動作をまとめると、ＶACの低下に伴い
ＶDCが低下するとコンプレッサ70に流れる電流が増加す
るが、ＶACがある規定値を下回ると電流レリース作用に
よりコンプレッサ70の出力を下げる前に、過電流制御が
働き、コンプレッサ70が停止する。このような現象は、
電源回路50内の平滑コンデンサ54の容量が小さいほど起
こり易いものとなっている。このような場合、電流レリ
ース検知電流を下げれば過電流制御によるコンプレッサ
70の停止は起こり難くなるが、ＡＣ電源10の定格出力時
にはエアコンの定格能力が出せないものとなってしまう
ため、電流レリース検知電流を下げることはできない。
ＶDCが低下するとコンプレッサ70に流れる電流が増加す
るが、ＶACがある規定値を下回ると電流レリース作用に
よりコンプレッサ70の出力を下げる前に、過電流制御が
働き、コンプレッサ70が停止する。このような現象は、
電源回路50内の平滑コンデンサ54の容量が小さいほど起
こり易いものとなっている。このような場合、電流レリ
ース検知電流を下げれば過電流制御によるコンプレッサ
70の停止は起こり難くなるが、ＡＣ電源10の定格出力時
にはエアコンの定格能力が出せないものとなってしまう
ため、電流レリース検知電流を下げることはできない。
【０００９】したがって上記理由により、平滑コンデン
サ54は、ＡＣ電源10の動作保証電圧の下限電圧時に過電
流制御を行わないような容量に設定しなくてはならない
が、このような条件を満足するコンデンサは容量の大き
な大型のものを使用しなくてはならない。
サ54は、ＡＣ電源10の動作保証電圧の下限電圧時に過電
流制御を行わないような容量に設定しなくてはならない
が、このような条件を満足するコンデンサは容量の大き
な大型のものを使用しなくてはならない。
【００１０】本発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、過電流制御と電流レリース制御を同時に満足し、且
つ大型の平滑コンデンサを使用しなくてもよいインバー
タエアコンの制御装置を提供することを目的とする。
で、過電流制御と電流レリース制御を同時に満足し、且
つ大型の平滑コンデンサを使用しなくてもよいインバー
タエアコンの制御装置を提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、インバータエアコン室外機の制御回路に
おいて、ＡＣ電源には並列接続されるＡＣ電源電流検知
回路と、ＡＣ電源電圧検知回路と、電源回路と、制御回
路と、コンプレッサとが備えられ、前記制御回路が室内
機からの運転指令とＡＣ電源電流検知回路とＡＣ電源電
圧検知回路との検知結果によりコンプレッサの駆動及び
停止等の制御を行うことを特徴とするインバータエアコ
ンの制御装置。
に本発明では、インバータエアコン室外機の制御回路に
おいて、ＡＣ電源には並列接続されるＡＣ電源電流検知
回路と、ＡＣ電源電圧検知回路と、電源回路と、制御回
路と、コンプレッサとが備えられ、前記制御回路が室内
機からの運転指令とＡＣ電源電流検知回路とＡＣ電源電
圧検知回路との検知結果によりコンプレッサの駆動及び
停止等の制御を行うことを特徴とするインバータエアコ
ンの制御装置。
【００１２】
【実施例】本発明の実施例とするインバータエアコン室
外機の概略ブロック図を図１に示す。図１において、商
用電源10は、並列接続されるノイズフィルタ20とＡＣ電
源電流検知回路30、ＡＣ電源電圧検知回路40、電源回路
50、制御回路60を通ってコンプレッサ70に接続されてい
る。
外機の概略ブロック図を図１に示す。図１において、商
用電源10は、並列接続されるノイズフィルタ20とＡＣ電
源電流検知回路30、ＡＣ電源電圧検知回路40、電源回路
50、制御回路60を通ってコンプレッサ70に接続されてい
る。
【００１３】上記において、電源回路50は、ＡＣ電源電
圧検知回路40に接続される倍電圧回路52と、この後段に
並列接続される平滑コンデンサ54とから構成され、また
制御回路60は、コンプレッサ駆動素子保護回路62と、コ
ンプレッサ駆動素子64とから構成され、またこの制御回
路60はＡＣ電源電流検知回路30とＡＣ電源電圧検知回路
40にも直接に接続されている。
圧検知回路40に接続される倍電圧回路52と、この後段に
並列接続される平滑コンデンサ54とから構成され、また
制御回路60は、コンプレッサ駆動素子保護回路62と、コ
ンプレッサ駆動素子64とから構成され、またこの制御回
路60はＡＣ電源電流検知回路30とＡＣ電源電圧検知回路
40にも直接に接続されている。
【００１４】上記構成のインバータエアコンでは、ＡＣ
電源電流検知回路30からの検知結果に基づいて駆動電流
を監視し、この結果に応じてコンプレッサ70の駆動、停
止等の制御を行っている。
電源電流検知回路30からの検知結果に基づいて駆動電流
を監視し、この結果に応じてコンプレッサ70の駆動、停
止等の制御を行っている。
【００１５】ＡＣ電源電圧検知回路40からの検知結果に
基づいてコンプレッサ70への出力電圧を監視し過電流制
御によりコンプレッサ70が停止しないように制御する。
基づいてコンプレッサ70への出力電圧を監視し過電流制
御によりコンプレッサ70が停止しないように制御する。
【００１６】次に上記構成の動作を説明すると、ＶACが
規定値より低下した場合、コンプレッサ70の回転周波数
の上限値を下げるか、または電流レリース制御を行う電
流値を下げるか、またはこれら両方を同時に行う。この
ような制御を行うことで通常回転周波数が低いときは変
調率も小さくなるので、コンプレッサ70の回転周波数の
上限を下げれば変調率の上限も低下し、コンプレッサ70
への出力電力が低下し電流も低下する。したがって過電
流制御によるコンプレッサ70の停止は起こり難くなる。
規定値より低下した場合、コンプレッサ70の回転周波数
の上限値を下げるか、または電流レリース制御を行う電
流値を下げるか、またはこれら両方を同時に行う。この
ような制御を行うことで通常回転周波数が低いときは変
調率も小さくなるので、コンプレッサ70の回転周波数の
上限を下げれば変調率の上限も低下し、コンプレッサ70
への出力電力が低下し電流も低下する。したがって過電
流制御によるコンプレッサ70の停止は起こり難くなる。
【００１７】
【発明の効果】上記構成により、ＶACが定格電圧付近の
状態ではエアコンの運転も定格能力通り行え、ＶACが規
定の電圧を下回るものとなっても、コンプレッサ70を停
止させることなく、自動的に能力を下げて運転を継続で
きる。
状態ではエアコンの運転も定格能力通り行え、ＶACが規
定の電圧を下回るものとなっても、コンプレッサ70を停
止させることなく、自動的に能力を下げて運転を継続で
きる。
【００１８】また、上記構成によれば、ＶACが定格電圧
時に定格能力を出すように平滑コンデンサの容量を決定
できるので、従来より容量を小さくできる。これにより
コスト高にならず、部品の小型化も実現できる。
時に定格能力を出すように平滑コンデンサの容量を決定
できるので、従来より容量を小さくできる。これにより
コスト高にならず、部品の小型化も実現できる。
【図１】本発明の実施例とするインバータエアコンの制
御部分の概略ブロック図を示す。
御部分の概略ブロック図を示す。
【図２】従来のインバータエアコンの制御部分の概略ブ
ロック図を示す。
ロック図を示す。
図において同一符号は同一、または相当部分を示す。 １０ ＡＣ電源 ３０ ＡＣ電源電流検知回路 ４０ ＡＣ電源電圧検知回路 ５０ 電源回路 ５４ 平滑コンデンサ ６０ 制御回路 ７０ コンプレッサ
Claims (1)
- 【請求項１】インバータエアコンの制御回路において、
ＡＣ電源には並列接続されるＡＣ電源電流検知回路と、
ＡＣ電源電圧検知回路と、電源回路と、制御回路と、コ
ンプレッサとが備えられ、前記制御回路がＡＣ電源電流
検知回路とＡＣ電源電圧検知回路との検知結果によりコ
ンプレッサの駆動及び停止等の制御を行うことを特徴と
するインバータエアコンの制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8355696A JPH10185335A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | インバータエアコン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8355696A JPH10185335A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | インバータエアコン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10185335A true JPH10185335A (ja) | 1998-07-14 |
Family
ID=18445302
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8355696A Pending JPH10185335A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | インバータエアコン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10185335A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012065386A (ja) * | 2010-09-14 | 2012-03-29 | Corona Corp | 圧縮機制御装置 |
| WO2018235230A1 (ja) * | 2017-06-22 | 2018-12-27 | 三菱電機株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
-
1996
- 1996-12-24 JP JP8355696A patent/JPH10185335A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012065386A (ja) * | 2010-09-14 | 2012-03-29 | Corona Corp | 圧縮機制御装置 |
| WO2018235230A1 (ja) * | 2017-06-22 | 2018-12-27 | 三菱電機株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
| JPWO2018235230A1 (ja) * | 2017-06-22 | 2020-01-16 | 三菱電機株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20031216 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060921 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070116 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070612 |