JPH10185024A - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH10185024A
JPH10185024A JP33793896A JP33793896A JPH10185024A JP H10185024 A JPH10185024 A JP H10185024A JP 33793896 A JP33793896 A JP 33793896A JP 33793896 A JP33793896 A JP 33793896A JP H10185024 A JPH10185024 A JP H10185024A
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JP
Japan
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sealing material
pipe
joint
receiving surface
joint body
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Pending
Application number
JP33793896A
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English (en)
Inventor
Hajime Miyamae
肇 宮前
Masayuki Fujinami
昌幸 藤浪
Masami Nakajima
昌身 中島
Ayanori Takimoto
文徳 滝本
Yoshiro Okazaki
義郎 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Pipe Fitting Mfg Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kokan Pipe Fitting Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管継手において、継手本体に取り付けたシー
ル材が施工前に継手本体から脱落しないようにする。継
手本体へのシール材の取付けを確実かつ適正に行えるよ
うにする。 【解決手段】 継手本体4の端部41が、先細テーパ状
のシール材受面45と、テーパ面状の被係合部47とを
有する。弾力性を持ったシール材3が、シール材受面4
5に重なり合うシール部31と、円筒状の挿入部32
と、挿入部32の先端の係合部34とを備える。リング
状の係合部34により継手本体4からのシール材3の脱
落を防ぐ。押輪5が、管端の拡開部に重なり合うテーパ
状の押圧面52を備える。継手本体4と押輪5とをねじ
結合して締め付けて、シール部31を押圧面52とシー
ル材受面45とにより挾圧させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管継手、特に、管
の端部に形成された先拡がり状の拡開部がシール材を介
して、あるいはシール材を介さずにその拡開部がメタル
タッチで接続される管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の管継手として、管継
手側に設けられた先細テーパ状の受面に管の端部に設け
られた拡開部を直接に重ね合わせてメタルタッチで接続
するというメタルタッチ式の管継手が知られており、こ
の管継手ではガスケットなどのパッキンやその他のシー
ル材を用いる必要がない。
【0003】また、図4や図5に示したようにパッキン
やその他のシール材を用いる形式のものも知られてい
た。
【0004】図4の管継手は、継手本体11の端部に先
細テーパ状のシール材受面12が形成され、このシール
材受面12と管100の端部に具備された先拡がり状の
拡開部110との間に皿形のシール材13が挟み込ま
れ、継手本体11にねじ込んだ押輪14を締め付けるこ
とによって、その押輪14に備わっているテーパ状の押
圧面15で管100の拡開部110を押し付けることに
より、その拡開部110と上記シール材受面12との間
でシール材13が挾圧されるようになっている。
【0005】また、図5の管継手は、特開平6−235
485号公報によって開示されているものである。この
管継手において、継手本体21の端部には段違いの2つ
の先細り形状のテーパ面22,23が形成されていると
共に、これらのテーパ面22,23の境界部分に環状の
溝部24が形成されている。シール材25は略皿形に形
成されており、その最大径部に内方へ膨出したリング部
26を有している。そして、シール材25を径小側のテ
ーパ面22に嵌合して重ね合わせると共に、そのシール
材25のリング部26を継手本体21の溝部24に嵌合
させ、継手本体21にねじ込んだ押輪27を締め付ける
ことによってその押輪27に備わっているテーパ状の押
圧面28で管200の拡開部210を押し付け、その拡
開部210の基部側部分211と上記テーパ面22との
間でシール材25を挾圧させると共に、拡開部210の
先端側部分212を径大側の上記テーパ面23にメタル
タッチで接触させる得るようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したパ
ッキンやその他のシール材を用いないメタルタッチ式の
管継手を消火設備のスプリンクラー配管などに用いた場
合、管継手側の接触面と管側の拡開部との重なり部に隙
間腐食を生じることがあるので、この「隙間腐食」とい
う問題が常につきまとうことになる。また、管継手側の
接触面と上記拡開部との重なり部の状態によっては漏れ
などを生じるおそれがあるので上記接触面や上記拡開部
の内周面を高精度に仕上げる必要があるだけでなく、施
工時にはシール剤を塗布する必要があり、コスト高にな
ったり施工に手間がかかったりする。
【0007】他方、図4で説明した管継手にあっては、
施工前にシール材13を継手本体11のシール材受面1
2に取り付けたときに、そのシール材13がただ単に先
細テーパ状のシール材受面に嵌まっているだけであるに
過ぎないため、施工するまでにシール材13が継手本体
から脱落したりすることがあり、また、シール材13が
脱落したまま施工してしまってシール材13を入れ忘れ
たりすることがあった。
【0008】また、図5で説明した管継手においては、
メタルタッチによる密封とシール材25を用いた密封と
を併用しているので、メタルタッチ部分においては上記
した隙間腐食の問題がつきまとう。また、この管継手で
は、シール材25のリング部26を継手本体21の溝部
24に嵌合してあるので、シール材受面としてのテーパ
面22に取り付けたシール材25が、施工前にそのテー
パ面22から脱落するという事態は起こりにくいけれど
も、継手本体21に段違いの2つのテーパ面22,23
や環状の溝部24を形成したりする必要があり、それら
のテーパ面22,23や溝部24を既設管に形成するこ
とが困難であるので、既設管に対して適用しにくい。
【0009】本発明は、以上の状況に鑑みてなされたも
のであり、継手本体にシール材を一旦取り付けるとその
シール材が施工前に継手本体から脱落するおそれがな
く、また、メタルタッチに伴う隙間腐食の問題がつきま
とうおそれのない管継手を提供することを目的とする。
また、本発明は、メタルタッチを採用することも可能な
管継手を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の管
継手は、開口された端部の外周面が先細テーパ状のシー
ル材受面に形成され、上記端部の開口縁に隣接する内周
面がその開口縁から遠ざかるほど径大になるテーパ面状
の被係合部となされた継手本体と、上記シール材受面に
重ね合わされる先拡がり円筒状のシール部、このシール
部の最小径部に折返し状に連設されて上記端部の開口に
挿入される円筒状の挿入部、この挿入部の先端部に連設
されかつ上記開口縁よりも径大で上記被係合部によって
取り囲まれた空間に収容される係合部、とを備える弾力
性を持ったシール材と、このシール材の上記シール部に
重ね合わされる先拡がり状の拡開部を端部に有する管に
外嵌可能でかつ上記拡開部の外周面に重なり合うテーパ
状の押圧面を備えた押輪と、上記継手本体と上記押輪と
をねじ結合しかつ締付けによって上記シール材を上記押
圧面と上記シール材受面との間で挾圧するためのねじ合
わせ機構と、を備える、というものである。ここで、シ
ール材に、ゴムで作られたガスケットなどのパッキンが
含まれることは勿論である。
【0011】この管継手において、シール材は、継手本
体のシール材受面にそのシール部を嵌合して重ね合わ
せ、継手本体の開口にその挿入部を挿入し、継手本体の
被係合部によって取り囲まれた空間にその係合部を収容
させることによって、継手本体に取り付けられる。この
取付状態において、シール材の係合部が継手本体の開口
縁よりも径大であることから、その係合部が継手本体の
被係合部と共働してシール材の脱落を防ぐことに役立
つ。また、シール材の挿入部を継手本体の開口に手で挿
入するときには、その挿入部や係合部が変形されて継手
本体の開口に差し込まれた後、継手本体の被係合部によ
って取り囲まれた空間に収容されるときにシール材の挿
入部や係合部がその弾力性によって元々の形状に復帰す
るので、そのときの感触が手に伝わり、その感触によっ
て適切な状態にシール材が取り付けられたことを認識で
きる。
【0012】さらに、この発明の管継手においては、ね
じ合わせ機構を締め付けることによって継手本体のシー
ル材受面と押輪の押圧面との間でシール材が挾圧される
ようになっているので、シール材受面と押圧面とが直接
にメタルタッチの状態になることはない。そのため、上
述したメタルタッチに伴う隙間腐食の問題を生じる余地
がなくなる。
【0013】請求項2に係る発明の管継手は、請求項1
に記載したものにおいて、上記シール材の上記係合部
が、上記挿入部の外側に膨出する円形断面のリング状に
形成されている、というものである。
【0014】この発明によれば、リング状に形成された
円形断面の係合部が、シール材の全体、特にその挿入部
を円筒状に保形する作用を発揮するので、シール材の挿
入部を継手本体の開口に手で挿入するときの上述した感
触が確実に手に伝わるようになるけでなく、シール材の
挿入部を継手本体の開口に挿入したときに挿入部がねじ
れたままになったり変形したままになったりすることが
防止される。
【0015】請求項3に係る発明の管継手は、請求項1
または請求項2に記載したものにおいて、上記ねじ合わ
せ機構が、上記継手本体と上記押輪とのそれぞれ設けら
れたねじ部によって形成されている、というものであ
る。
【0016】この発明によれば、ねじ合わせ機構を継手
本体や押輪とは別に設ける必要がなくなる。なお、ねじ
合わせ機構を形成している継手本体側のねじ部は、雄ね
じ部であっても雌ねじ部であってもよく、継手本体側の
ねじ部を雄ねじ部としたときには押輪側のねじ部が雌ね
じ部となり、継手本体側のねじ部を雌ねじ部としたとき
には押輪側のねじ部が雄ねじ部となる。
【0017】請求項4に係る発明の管継手は、請求項
1、請求項2、請求項3のいずれかに記載したものにお
いて、上記継手本体の軸線に対する上記シール材受面の
傾斜角が、上記管の軸線に対する上記拡開部の傾斜角に
合わせて定められており、上記シール材受面が、上記拡
開部に対するメタルタッチで密封可能な平滑度を有して
いる、というものである。
【0018】この発明の管継手によると、上記したシー
ル材を用いずにメタルタッチによる接続が可能になる。
この場合、上述した隙間腐食が問題になるが、この発明
では、シール材受面の傾斜角が、管の軸線に対する拡開
部の傾斜角に合わせて定められており、しかもシール材
受面が、拡開部に対するメタルタッチで密封可能な平滑
度を有しているので、シール材受面や拡開部の傾斜角お
よびシール材受面の平滑度を適切に定めておくことによ
り、隙間腐食を生じるおそれのないメタルタッチでの接
続が可能になる。なお、この発明の管継手において、シ
ール材を用いると、メタルタッチでない接続が可能にな
る。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
る管継手Aと管300とを接続するときの途中の作業段
階を示した部分断面図、図2はその管継手Aと管300
とを接続した段階を示した部分断面図である。また、図
3は図2の要部を拡大した断面図である。
【0020】図3に示したように、シール材3は、先拡
がり円筒状のシール部31と、このシール部31の最小
径部に折返し状に連設された円筒状の挿入部32と、こ
の挿入部32の先端部33に連設された係合部34とを
一体に有するゴム成形体でなる。
【0021】このシール材3において、上記挿入部32
における上記シール部31との連設部分35は、このシ
ール材3の軸線36に対して直角をなす方向に拡がって
おり、このような連設部分35を設けることによって、
上記シール部31と上記挿入部32との間に、後述する
継手本体4の端部41を受入れ可能な空間37を形成し
てある。また、上記係合部34は、上記挿入部32の外
側に膨出する円形断面のリング状に形成されている。係
合部34をこのような形状に形成しておくことにより、
その係合部34が、シール材3の全体、特にその挿入部
32を円筒状に保形する作用を発揮する。したがって、
シール材3が元々の形状から強制的に変形されたような
ときには、その変形を促す力が解除されたときにシール
材3がその弾力性によって即座に元々の形状に復帰する
ようになる。
【0022】図1および図2のように、継手本体4は、
その軸方向中間部にスパナなどの工具に対する嵌合部4
2を有すると共に、この嵌合部42の片側に延出された
第1接続筒部43と、他側に延出された第2接続筒部4
4とを有している。図3に詳細に示したように、第1接
続筒部43の開口された端部41は、その外周面が先細
テーパ状のシール材受面45に形成されている。また、
その端部41の開口縁46には、継手本体4の軸線48
(図3においてシール材3の軸線36に一致する)に対
して直角の端面40が連設されている。そして、その開
口縁46に隣接する内周面は、その開口縁46から遠ざ
かるほど次第に径大になるテーパ面として形成され、そ
のテーパ面が被係合部47になっている。
【0023】上記シール材3は、図1〜図3のように第
1接続筒部43の端部41に取り付けられる。具体的に
は、シール材3の先拡がり円筒状のシール部31が上記
シール材受面45に重ね合わされ、シール材3の上記挿
入部32が上記端部41の開口に挿入され、シール材3
の上記係合部34が上記被係合部47によって取り囲ま
れた空間49に使用されている。ここで、シール材3の
係合部34は、上記開口縁46よりも径大になってい
る。そのため、図3などのように継手本体4に取り付け
られたシール材3が抜出し方向に引張られたときには、
その係合部34が継手本体4側の被係合部47に係合し
てシール材3の脱落を防ぐ。このことから、シール材3
を継手本体4に一旦取り付けると、そのシール材3が容
易に継手本体4から脱落してしまうことはなくなる。
【0024】シール材3を継手本体4に取り付けるとき
は、シール材3を手で持ち、その挿入部32や係合部3
4を弾力性に抗して変形させながらそれらを継手本体4
の開口に差し込む。このようにすることによって、その
挿入部32が継手本体4の開口に挿入され、かつ、その
係合部34が継手本体4の被係合部47によって取り囲
まれた空間49に収容されると、係合部34の全体が空
間49に収容された瞬間に挿入部32や係合部34がそ
の弾力性によって元々の形状に即座に復帰して上述した
ような適正な状態にシール材3が継手本体4に取り付け
られ、しかも、挿入部32や係合部34が元々の形状に
復帰するときの感触が手に伝わって適正な状態にシール
材3が取り付けられたことが判る。
【0025】図1〜図2に示したように、押輪5は、管
300に外嵌させるための孔部51を有する。また、図
3に示したように、押輪5は、後述する管300の拡開
部310の外周面311に重なり合うテーパ状の押圧面
52を備えている。
【0026】さらに、図1〜図2のように、継手本体4
の第1接続筒部43の外周面に雄ねじ部61が、押輪5
の内周面に雌ねじ部62がそれぞれ設けられており、こ
れらをねじ合わせることによって継手本体4と押輪5と
がねじ結合されるようになっている。上記した雄ねじ部
61と雌ねじ部62とによってねじ合わせ機構6が形成
されている。
【0027】なお、継手本体4の第2接続筒部44には
テーパ雄ねじ部44aが設けられている。
【0028】次に、管300はその端部に先拡がり状の
上記拡開部310を有しており、この拡開部310がシ
ール材3のシール部31に重ね合わされるようになって
いる。そして、継手本体4の軸線48に対するシール材
受面45の傾斜角が、管300の軸線(図1および図2
において継手本体4の軸線48に一致する)に対する拡
開部310の傾斜角と同じ角度になっている。しかも、
シール材受面45が拡開部310の内周面312(図3
参照)に対するメタルタッチで密封可能な平滑度を有す
るように仕上げられている。
【0029】以上において、上述したようにしてシール
材3を継手本体4に取り付けると共に、管300に嵌合
した押輪5の雌ねじ部62を第1接続筒部43の雄ねじ
部61にねじ合わせて継手本体4と押輪5とを図1のよ
うにねじ結合した後、押輪5を回してねじ合わせ機構6
を図2のように締め付けると、図3に詳細に示したよう
に、シール材3のシール部31が押輪5の押圧面52に
より押され、それに伴ってシール部31が上記押圧面5
2と上記シール材受面45との間で挾圧される。これに
よって、押圧面52とシール材受面45との間が水密に
密封される。
【0030】このようにして管継手Aと管300とが接
続されていると、上記押圧面52と上記シール材受面4
5との間にシール材3が介在されているので、それら両
面52,45がメタルタッチになることがなく、そのた
め、隙間腐食を生じるおそれがない。
【0031】また、シール材受面45は、管300の拡
開部310にメタルタッチさせたときに密封状態を保ち
得る平滑度を有しているので、上記したシール材3を省
略し、押輪5の押圧面52で管300の拡開部310を
シール材受面45に直接に押し付けてシール材受面45
と拡開部310とをメタルタッチで直接に接触させるこ
とも可能である。このようにすると、メタルタッチでの
接続が可能になる。この場合、シール材受面45や拡開
部310の傾斜角およびシール材受面45の平滑度を適
切に定めておくと、隙間腐食を生じるおそれがなくな
る。
【0032】以上説明した実施形態では、ねじ合わせ機
構6を、継手本体4側の雄ねじ部61と押輪5側の雌ね
じ部62とによって形成してあるけれども、この逆に、
継手本体側に雌ねじ部を設け、押輪側にその雌ねじ部に
ねじ合わせ可能な雄ねじ部を設けることによってねじ合
わせ機構を形成することもできる。
【0033】
【発明の効果】請求項1、請求項2、請求項3に係る各
発明によると、隙間腐食の問題を生じる余地のないシー
ル材を用いた管継手を提供することができるようにな
る。また、これらの各発明において、継手本体のシール
材受面に取り付けたシール材は、継手本体側の被係合部
とシール材側の係合部との共働によって脱落が防止され
るので、施工前にシール材が脱落していたり、あるい
は、シール材を入れ忘れて施工してしまうといった事態
が未然に防止されるようになる。しかも、シール材の係
合部の作用によって、シール材を継手本体のシール材受
面に取り付ける際に、その作業を手で確実かつ適切に、
しかも容易に行うことができる。そのほか、ねじ合わせ
機構を継手本体や押輪とは別に設ける必要がなくなるの
で、それだけ部品点数が削減されて価格が安価になると
いう効果がある。
【0034】請求項4に係る発明によると、シール材を
用いた接続方式を採用するか、メタルタッチによる接続
方式を採用するかを、適宜選択することができるように
なるという利便がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である管継手と管とを接
続するときの途中の作業段階を示した部分断面図であ
る。
【図2】管継手と管とを接続した段階を示した部分断面
図である。
【図3】図2の要部を拡大した断面図である。
【図4】従来の管継手の使用状態を示す部分断面図であ
る。
【図5】従来の他の管継手の使用状態を示す部分断面図
である。
【符号の説明】
A 管継手 3 シール材 4 継手本体 5 押輪 6 ねじ合わせ機構 31 シール部 32 挿入部 34 係合部 41 継手本体の端部 45 シール材受面 46 継手本体の端部の開口縁 47 被係合部 52 押圧面 61 雄ねじ部(ねじ部) 62 雌ねじ部(ねじ部) 310 拡開部 300 管 311 拡開部の外周面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝本 文徳 大阪府岸和田市田治米町153番地の1 日 本鋼管継手株式会社内 (72)発明者 岡崎 義郎 大阪府岸和田市田治米町153番地の1 日 本鋼管継手株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口された端部の外周面が先細テーパ状
    のシール材受面に形成され、上記端部の開口縁に隣接す
    る内周面がその開口縁から遠ざかるほど径大になるテー
    パ面状の被係合部となされた継手本体と、 上記シール材受面に重ね合わされる先拡がり円筒状のシ
    ール部、このシール部の最小径部に折返し状に連設され
    て上記端部の開口に挿入される円筒状の挿入部、この挿
    入部の先端部に連設されかつ上記開口縁よりも径大で上
    記被係合部によって取り囲まれた空間に収容される係合
    部、とを備える弾力性を持ったシール材と、 このシール材の上記シール部に重ね合わされる先拡がり
    状の拡開部を端部に有する管に外嵌可能でかつ上記拡開
    部の外周面に重なり合うテーパ状の押圧面を備えた押輪
    と、 上記継手本体と上記押輪とをねじ結合しかつ締付けによ
    って上記シール材を上記押圧面と上記シール材受面との
    間で挾圧するためのねじ合わせ機構と、 を備えることを特徴とする管継手。
  2. 【請求項2】 上記シール材の上記係合部が、上記挿入
    部の外側に膨出する円形断面のリング状に形成されてい
    る請求項1に記載した管継手。
  3. 【請求項3】 上記ねじ合わせ機構が、上記継手本体と
    上記押輪とのそれぞれ設けられたねじ部によって形成さ
    れている請求項1または請求項2に記載した管継手。
  4. 【請求項4】 上記継手本体の軸線に対する上記シール
    材受面の傾斜角が、上記管の軸線に対する上記拡開部の
    傾斜角に合わせて定められており、上記シール材受面
    が、上記拡開部に対するメタルタッチで密封可能な平滑
    度を有している請求項1、請求項2、請求項3のいずれ
    かに記載した管継手。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011126251A3 (en) * 2010-04-05 2011-12-15 Dong-A Flexible Metal Tubes Co., Ltd Connection structure of corrugated pipe

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