JPH10184640A - 当止部付きのボルト - Google Patents
当止部付きのボルトInfo
- Publication number
- JPH10184640A JPH10184640A JP35965096A JP35965096A JPH10184640A JP H10184640 A JPH10184640 A JP H10184640A JP 35965096 A JP35965096 A JP 35965096A JP 35965096 A JP35965096 A JP 35965096A JP H10184640 A JPH10184640 A JP H10184640A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bolt
- stop
- stop part
- spot welding
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ボルト、ナットの締結が簡単に確実にでき
る当止部付きのボルトを提供する。 【構成】 ボルト本体は螺子棒の一端に、該螺子棒より
大径の頭部が設けられており、該頭部の周側部には前記
螺子棒と対向して当止部が設けられており、該当止部は
板状にして、その一面にはスポット溶接用の尖状突起が
形成されており、該尖状突起が頭部の周側部とスポット
溶接固定されていることを特徴とする当止部付きのボル
ト。
る当止部付きのボルトを提供する。 【構成】 ボルト本体は螺子棒の一端に、該螺子棒より
大径の頭部が設けられており、該頭部の周側部には前記
螺子棒と対向して当止部が設けられており、該当止部は
板状にして、その一面にはスポット溶接用の尖状突起が
形成されており、該尖状突起が頭部の周側部とスポット
溶接固定されていることを特徴とする当止部付きのボル
ト。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はボルト、ナットの締
結を便利にする当止部付きのボルトの改良に関する。例
えばドラム缶の蓋の巻締めバンドの締付けに用いること
ができる。
結を便利にする当止部付きのボルトの改良に関する。例
えばドラム缶の蓋の巻締めバンドの締付けに用いること
ができる。
【０００２】
【従来の技術】従来ボルト、ナットの締結をたとえば空
回りのないように、又は螺着固定を楽に、かつ確実に行
うために、ボルト本体側に又はナット側に複雑な加工を
施しているものがある。
回りのないように、又は螺着固定を楽に、かつ確実に行
うために、ボルト本体側に又はナット側に複雑な加工を
施しているものがある。
【０００３】
【発明が解決しょうとする課題】ところが従来のものは
加工コストが高くつき、多量に使用されるボルト、ナッ
トとしてはそれのコストダウンが要求されていた。
加工コストが高くつき、多量に使用されるボルト、ナッ
トとしてはそれのコストダウンが要求されていた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明つぎの特徴を備え
ている。「ボルト本体は螺子棒の一端に、該螺子棒より
大径の頭部が設けられており、該頭部の周側部には前記
螺子棒と対向して当止部が設けられており、該当止部は
板状にして、その一面にはスポット溶接用の尖状突起が
形成されており、該尖状突起が頭部の周側部とスポット
溶接固定されていることを特徴とする当止部付きのボル
ト」である。
ている。「ボルト本体は螺子棒の一端に、該螺子棒より
大径の頭部が設けられており、該頭部の周側部には前記
螺子棒と対向して当止部が設けられており、該当止部は
板状にして、その一面にはスポット溶接用の尖状突起が
形成されており、該尖状突起が頭部の周側部とスポット
溶接固定されていることを特徴とする当止部付きのボル
ト」である。
【０００５】
【作用】本発明による当止部付きのボルトは、該ボルト
本体を締付バンドの両端のボルト締付部のボルト貫通孔
に挿通してナットを螺着するに当たり、ボルトの当止部
が締付バンドの一端のボルト締付部に当止係合するの
で、ボルト本体の回転は阻止され、ナットを回転するだ
けで螺着でき、締め付けバンドが確実に、早く、強くボ
ルトに一体的に締め付けされる。また当止部のボルト本
体の頭部周側部への固定は、スポット溶接による簡単に
して確実な方法であり、加工コストが安い。
本体を締付バンドの両端のボルト締付部のボルト貫通孔
に挿通してナットを螺着するに当たり、ボルトの当止部
が締付バンドの一端のボルト締付部に当止係合するの
で、ボルト本体の回転は阻止され、ナットを回転するだ
けで螺着でき、締め付けバンドが確実に、早く、強くボ
ルトに一体的に締め付けされる。また当止部のボルト本
体の頭部周側部への固定は、スポット溶接による簡単に
して確実な方法であり、加工コストが安い。
【０００６】
【実施例】図面は本発明の当止部付きのボルトの実施例
を示す。図１はボルト本体の斜視図で、公知のボルト本
体も使用できる。１はボルト本体で、螺子棒２の一端に
該螺子棒より大径の六角型の頭部３が設けられている。
を示す。図１はボルト本体の斜視図で、公知のボルト本
体も使用できる。１はボルト本体で、螺子棒２の一端に
該螺子棒より大径の六角型の頭部３が設けられている。
【０００７】図２は当止部の実施例を３種類示してい
る。該当止部４は所望厚みをもった板状であり、その一
面にはスポット溶接用の尖状突起４ａを形成している。
Ａに示す尖状突起４ａは当止部の長手方向の一端側に４
個ダボ状に形成している。Ｂに示す尖状突起は同じく２
個線状に形成している。Ｃに示す尖状突起は当止部４の
中間位置に２個、巾の両端を残して短線状に形成してい
る。Ｃの実施例とすれば長手方向の両側つまり左右両側
が当止部となるので、ボルト頭部の周側部に尖状突起を
溶接固定するにあたり、螺子棒に対向せしめる際の左右
の方向性がないこととなる。尖状突起の形状、数等は溶
接固定強度を考慮して適宜設定すればよい。尖状突起に
するのは抵抗溶接の際の通電による熱効率をよくして溶
接固定するためである。
る。該当止部４は所望厚みをもった板状であり、その一
面にはスポット溶接用の尖状突起４ａを形成している。
Ａに示す尖状突起４ａは当止部の長手方向の一端側に４
個ダボ状に形成している。Ｂに示す尖状突起は同じく２
個線状に形成している。Ｃに示す尖状突起は当止部４の
中間位置に２個、巾の両端を残して短線状に形成してい
る。Ｃの実施例とすれば長手方向の両側つまり左右両側
が当止部となるので、ボルト頭部の周側部に尖状突起を
溶接固定するにあたり、螺子棒に対向せしめる際の左右
の方向性がないこととなる。尖状突起の形状、数等は溶
接固定強度を考慮して適宜設定すればよい。尖状突起に
するのは抵抗溶接の際の通電による熱効率をよくして溶
接固定するためである。
【０００８】図３、図４は当止部つきの本発明のボルト
を示している。六角型のボルト本体１の頭部３の周側部
には、図２のＢに示す当止部４が前記螺子棒２と所定の
間隙を残して対向して尖状突起４ａを介してスポット溶
接固定されている。該当止部は板状にして、その一面に
形成している尖状突起を介して頭部３の周側部にスポッ
ト溶接固定している。
を示している。六角型のボルト本体１の頭部３の周側部
には、図２のＢに示す当止部４が前記螺子棒２と所定の
間隙を残して対向して尖状突起４ａを介してスポット溶
接固定されている。該当止部は板状にして、その一面に
形成している尖状突起を介して頭部３の周側部にスポッ
ト溶接固定している。
【０００９】図５は本発明当止部付きのボルトの使用状
態を示す。５はドラム缶本体の上部開口を覆う蓋部、６
は蓋部の周囲に巻回される予め湾曲した締付バンドであ
る。該バンドは両端にボルト締付部６ａ、６ａを外側に
略直角方向に延設している。しかして該締付部には中程
にボルト貫通孔６ｂが形成されている。該貫通孔にボル
ト本体の螺子棒が貫通されて、次いで螺子部にナットが
螺着されて締付バンドがボルトと一体的に強固に締付さ
れる。
態を示す。５はドラム缶本体の上部開口を覆う蓋部、６
は蓋部の周囲に巻回される予め湾曲した締付バンドであ
る。該バンドは両端にボルト締付部６ａ、６ａを外側に
略直角方向に延設している。しかして該締付部には中程
にボルト貫通孔６ｂが形成されている。該貫通孔にボル
ト本体の螺子棒が貫通されて、次いで螺子部にナットが
螺着されて締付バンドがボルトと一体的に強固に締付さ
れる。
【００１０】その際図示のごとくボルト本体がボルト締
付部の貫通孔に挿入した状態では、当止部４が一方のボ
ルト締付部６ａの端部に当接係合する状態となるので、
螺子棒が貫通孔の中で回転しようとしても回転が阻止さ
れる。言わば螺子棒を回転軸とした当止部の回転半径よ
り、ボルト締付部の端部当接部の貫通孔６ｂからの回転
半径が大きく形成されておれば当止部の回転が阻止され
る。それゆえに螺子棒へのナットの螺着は両者が共舞す
ることがなく、ナットの回転によって螺着が簡単に、早
く、確実にできる。
付部の貫通孔に挿入した状態では、当止部４が一方のボ
ルト締付部６ａの端部に当接係合する状態となるので、
螺子棒が貫通孔の中で回転しようとしても回転が阻止さ
れる。言わば螺子棒を回転軸とした当止部の回転半径よ
り、ボルト締付部の端部当接部の貫通孔６ｂからの回転
半径が大きく形成されておれば当止部の回転が阻止され
る。それゆえに螺子棒へのナットの螺着は両者が共舞す
ることがなく、ナットの回転によって螺着が簡単に、早
く、確実にできる。
【００１１】
【効果】本発明による当止部付きのボルトは、該ボルト
本体を締付バンドの両端のボルト締付部のボルト貫通孔
に挿通してナットを螺着するに当たり、ボルトの当止部
が締付バンドの一端のボルト締付部に当止係合するの
で、ボルト本体の回転は阻止され、ナットを回転するだ
けで螺着でき、締め付けバンドが確実に、早く、強くボ
ルトと一体的に締め付けされる。また当止部のボルト本
体の頭部周側部への固定は、スポット溶接による簡単に
して確実な方法であり、加工コストが安い。よって本発
明の当止部付きのボルトは締付バンドの締結のみなら
ず、ボルト、ナットの螺着による締結を必要とする被物
体にも適用できるものであり、実用価値大である。
本体を締付バンドの両端のボルト締付部のボルト貫通孔
に挿通してナットを螺着するに当たり、ボルトの当止部
が締付バンドの一端のボルト締付部に当止係合するの
で、ボルト本体の回転は阻止され、ナットを回転するだ
けで螺着でき、締め付けバンドが確実に、早く、強くボ
ルトと一体的に締め付けされる。また当止部のボルト本
体の頭部周側部への固定は、スポット溶接による簡単に
して確実な方法であり、加工コストが安い。よって本発
明の当止部付きのボルトは締付バンドの締結のみなら
ず、ボルト、ナットの螺着による締結を必要とする被物
体にも適用できるものであり、実用価値大である。
【図１】本発明ボルト本体の斜視図。
【図２】Ａ、Ｂ、Ｃはそれぞれ本発明の当止部の３種類
の実施例を示す斜視図。
の実施例を示す斜視図。
【図３】本発明当止部付きのボルトの正面図。
【図４】同じく平面図。
【図５】本発明の当止部付きのボルトの使用状態を示す
平面図。
平面図。
１ ボルト本体 ２ 螺子棒 ３ 頭部 ４ 当止部 ４ａ 尖状突起
Claims (1)
- 【請求項１】ボルト本体は螺子棒の一端に、該螺子棒よ
り大径の頭部が設けられており、該頭部の周側部には前
記螺子棒と対向して当止部が設けられており、該当止部
は板状にして、その一面にはスポット溶接用の尖状突起
が形成されており、該尖状突起が頭部の周側部とスポッ
ト溶接固定されていることを特徴とする当止部付きのボ
ルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35965096A JPH10184640A (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 当止部付きのボルト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35965096A JPH10184640A (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 当止部付きのボルト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10184640A true JPH10184640A (ja) | 1998-07-14 |
Family
ID=18465588
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35965096A Pending JPH10184640A (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 当止部付きのボルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10184640A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021130128A (ja) * | 2020-02-20 | 2021-09-09 | Ｊｆｅ建材株式会社 | 固定治具及び金型の固定方法 |
-
1996
- 1996-12-18 JP JP35965096A patent/JPH10184640A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021130128A (ja) * | 2020-02-20 | 2021-09-09 | Ｊｆｅ建材株式会社 | 固定治具及び金型の固定方法 |
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