JPH1018441A - パネルの連結構造 - Google Patents

パネルの連結構造

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JPH1018441A
JPH1018441A JP17696596A JP17696596A JPH1018441A JP H1018441 A JPH1018441 A JP H1018441A JP 17696596 A JP17696596 A JP 17696596A JP 17696596 A JP17696596 A JP 17696596A JP H1018441 A JPH1018441 A JP H1018441A
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panels
frame
pair
panel
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JP17696596A
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Kazuhisa Matsumoto
量央 松本
Shiro Ohashi
史郎 大橋
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Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネルの連結に際し、方向性を生じず、一対
のパネルを引き寄せ合うよう強固且つ正確に連結でき、
両パネルを離隔させる力に対し十分抵抗できると共に、
部分的なパネルの取り外しも容易にしたパネルの連結構
造を提供する。 【解決手段】 一対の表面板2間に芯材4を充填したパ
ネル1同士の連結構造であって、各パネル1の連結側縁
に沿って互いに先端が当接する当接部13,17,34
と、該当接部13等の両側面に突設した係止片16,3
5を有する枠材10,20を配設し、且つ各係止片1
6,35を互いに引き寄せる一対の係合片24を有する
コ字形枠20を側方から嵌合したパネルの連結構造。前
記嵌合に際して、各係止片16,35の先端に設けた係
止部16a,36に、各係合片24の先端に設けた係合
部26を係合させることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリーンルーム、
電磁波シールドルーム、或いは、プレハブ式の冷蔵・冷
凍庫等の壁、天井、又は床面を構成するために用いられ
る所謂サンドイッチ構造のパネル同士の連結構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、プレハブ式の冷蔵庫におけるパネ
ル同士の連結構造としては、図7(A)のものが知られて
いる(実開昭59−191792号公報参照)。即ち、左
側のパネル100は、一対の表面板102間に断熱性の
芯材104を充填し、且つ、その連結側縁に沿って硬質
樹脂製の雄型枠材106を配設し、該雄型枠材106の
両側には上記表面板102の折曲縁101を添接すると
共に、雄型部108の基部の両側には外向きの凹溝10
7を有する。一方、右側のパネル110も同様のサンド
イッチ構造を有し、その連結側縁に沿って雌型枠材11
6を配設し、該雌型枠材116の中央には、前記パネル
100における雄型枠材106の雄型部108を嵌合す
る雌型部118を有する。そして、図示のように両パネ
ル100,110を嵌合した状態において、側方から弾
性を有する二重構造の気密材120を両パネル間の隙間
内に挿入し、前記各凹溝107内にその内側部分を嵌合
して、両パネル間の気密性を維持している(以下、技術
という)。即ち、上記技術では、パネル同士の連結
は、雄・雌型枠材106,116の嵌合により、パネル
間の気密は気密材120の目地部への挿入で行ってい
た。
【0003】また、電磁波シールドルームのパネル同士
の連結構造としては、図7(B)のものが知られている
(実開平5−20390号公報参照)。即ち、前記同様の
サンドイッチ構造を有する左右の各パネル130の連結
側縁に沿って、硬質樹脂からなる薄肉の雌型枠材136
を各々対称に配設し、その中央に雌型部138を有す
る。両パネルを接合した際、これらの一対の雌型部13
8間には、略十字状の中空型材140の両側部142が
密に嵌合される。型材140の一側面に設けた底広溝1
44内には、両側に導電性シールド材154を設けた固
定部材150の雄型部152が嵌合され、且つ上記各シ
ールド材154は両パネルの各表面板132の折曲縁1
31にその外側面が面接触している。また、反対側の折
曲縁131間には、弾性を有する気密片160が挿入さ
れている(以下、技術という)。即ち、上記技術で
は、パネル同士の連結は、両パネルの各枠材136内に
ほぼ半体ずつ嵌合される中空型材140により、また、
両パネル間の気密は気密片160の挿入で、更に、電磁
波シールドは、上記シールド材154を有する固定部材
150の挿入によって行っていた。
【0004】
【発明が解決すべき課題】前記従来の技術では、雄・
雌型枠材106,116による嵌合で両パネルを連結す
るため、パネルの連結面が雄・雌型と専用化し、パネル
の連結に方向性が生ずる。また、両パネルは、互いに離
隔する方向には、抵抗力を有しないため、上記雄・雌型
の嵌合度合いもバラツキ、両パネル間に挿入される気密
材120の性能も不十分になることがあった。また、前
記従来の技術では、上記技術のようなパネルの連結
に方向性を生じないが、両パネルを互いに離隔させる方
向には、抵抗力を有しないため、中空型材140の嵌合
度合いも上記同様にバラツキ、両パネル間に挿入される
導電性シールド材154や気密材160の性能も不十分
になることがあった。また、いずれも連結されたパネル
の一方を取り替え等のため一旦取り外すにも、雄・雌型
の嵌合や中空型材の嵌合によるので、一枚のみ外すこと
は大変困難であり、改装等に際して多大な工数を要する
という問題点もあった。
【0005】本発明は、上記各従来の技術が抱える問題
点を解決し、連結すべき一対のパネルに、前記方向性を
生じず、且つ、両パネルを互いに引き寄せ合うように強
固、且つ正確に連結し、両パネルを互いに離隔させる方
向にも抵抗力を有し、バネル間の気密性等を確実に保証
可能とすると共に、部分的なパネルの取り外しも容易に
でき、且つ、いずれに於いても簡単な操作で確実に作業
することができるパネルの連結構造を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記各問題点
を解決するため、連結すべき一対のパネルの連結側縁に
配設する枠材に対称的な当接部を設け、且つ両枠材を側
方から引き寄せ合うようにすることに着目してなされた
ものである。即ち、本発明のパネルの連結構造は、一対
の表面板間に芯材を充填したパネル同士の連結構造であ
って、各パネルの連結側縁に沿って互いに先端が当接す
る当接部と、該当接部の両側面に突設した少なくとも一
つの係止片を有する枠材を配設し、両パネルの枠材の各
当接部を当接させ、両パネルの枠材の各係止片に跨り、
且つ各係止片を互いに引き寄せる少なくとも一対の係合
片を有するコ字形枠を側方から嵌合したことを特徴とす
る。前記コ字形枠の嵌合に際して、前記枠材の各係止片
の先端に設けた係止部に、コ字形枠の各係合片の先端に
設けた係合部を係合させることも含まれ、係る係合によ
りコ字形枠のズレや脱落を防ぐことができる。前記枠材
の当接部の間に、長手方向に沿って凹条を設けると共
に、両パネルの各当接部を当接した際に上記一対の凹条
により形成される中空部内に、位置決め材を嵌合するこ
ともできる。また、前記コ字形枠の一対の係合片の内側
に弾性を有する気密材を充填したり、又は、各係合片の
両外側に弾性を有する導電性シールド材を設けたり、或
るいは、これらを併用することもできる。尚、前記枠材
の両側面にパネルの前記表面板の折曲縁を挿入する挿入
部を設けたり、或いは、前記枠材をアルミニウム合金の
押出型材、又は合成樹脂の射出成形型材の一体物、或い
は複数の部材の組立材から構成することもできる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施に好適な形
態を図面と共に説明する。図1(A)は、本発明の一つの
形態を示し、左右の各パネル1,1は、一対のアルミ薄
板からなる表面板2,2間に硬質ポリウレタン等の芯材
4を発泡して充填したサンドイッチ構造を有する。各パ
ネル1の連結側縁に沿って、アルミ合金の押出型材から
なる中空部11を有する枠材10が一体に配設され、上
記表面板2の折曲縁3が中空部11の外隅に添接してい
る。枠材10の中央には、他方のパネル1に向かって延
びる一対のフランジ12を有し、それらの各先端には略
く形状の当接部13を有すると共に、上記フランジ12
同士の間には、矩形状の凹条14を設けている。また、
各フランジ12の外側には、平行な突条15を有し、該
突条15の各先端には直角に係止片16が突設され、そ
の外端には先端を前記中空部11に向けた係止部16a
を設けている。この係止部16aの反対側には前記当接
部13と先端を揃えた短い当接部17を有する。更に、
前記中空部11の外隅と上記係止片16との間には、前
記表面板2の折曲縁3を挿入する挿入部18を設けてい
る。尚、枠材10は、押出型材であるので、上記各要素
は長手方向に連続して設けられている。
【0008】また、両パネル1,1を引き寄せて連結す
る一対のコ字形枠20も、アルミ合金の押出型材からな
り、表面片22の内面には一対の係合片24,24を平
行に有し、これら係合片24先端の互いに対向する面に
は、前記枠材10の各係止部16aに係合する係合部2
6を有する。また、係合片24同士の間(内側)には、矩
形状の凹溝28が設けられると共に、この凹溝28に
は、弾性を有する柔軟な気密材29が挿入されている。
このコ字形枠20も押出型材であるので、上記各要素は
長手方向に連続して設けられている。
【0009】そして、両パネル1,1を連結するには、
先ず各枠材10の当接部13,17同士の端面を当接さ
せ、側方から前記一対のコ字形枠20を各枠材10に接
近させ、各枠材10の係止部16aにコ字形枠20の各
係合部26を係合するようにコ字形枠20を嵌合する。
この場合、係合部26の先端同士間の幅は、予め係止部
16aの先端同士間の幅よりも狭く、且つ隣接する係止
片16同士の幅よりもやや狭く設定されているので、両
側のコ字形枠20を各枠材10に嵌合すると同時に、両
パネル1,1は互いに引き寄せられ連結される。また、
コ字形枠20の凹溝28に挿入された気密材29が、各
枠材10の各当接部17,17の外面に密接するので、
両パネル1,1間の気密性も確実に保たれる。尚、各枠
材10の当接部13,17同士間の端面を当接させるに
先立って、矩形状の各凹条14によって形成される中空
部19内に、図中の一点鎖線で示す位置決め材Sを嵌合
すると、内外方向の位置決めが確実になり、上記の当接
操作も容易になる。位置決め材Sの長さは、各凹条14
の全長に渉る長尺な部材か、複数の短尺な部材のいずれ
でも良い。但し、位置決め材Sの断面における長手方向
の寸法は、上記引き寄せ操作に支障を生じない程度にす
る必要がある。また、コ字形枠20の各係合片24の外
側に、弾性を有する導電性シールド材(図示せず)を取付
け、その外側面を表面板2の各折曲縁3に面接触させ
て、電磁波シールド機能を付与することもできる。
【0010】図1(B)は、本発明の別形態を示す。尚、
符号は可及的に共通にして用いる。各パネル1に配設さ
れる枠材30は、中空部31とその中央に他方のパネル
1に向かって延びる一対のフランジ32を有する。各フ
ランジ32の先端にはアール状コーナー部33を介して
外向きの幅広な当接部34を有すると共に、フランジ3
2の中間には係止片35が外向きに突設され、この係止
片35の外端には先端が前記中空部31に向いた係止部
36がそれぞれ設けられている。また、上記各フランジ
32の外側には、L形状の突条37が外向きにそれぞれ
設けられると共に、前記中空部31との間には表面板2
の折曲縁3を挿入する挿入部38を設けている。更に、
一対のフランジ32間には、矩形状の凹条39を設けて
いる。尚、一対のコ字形枠20及び気密材29は、前記
と同様である。
【0011】そして、両パネル1,1を連結するには、
先ず各枠材30の当接部34同士を面接触させる。これ
に先立ち、両側の矩形状の凹条39によって形成される
中空部39a内に図中の一点鎖線で示す位置決め材Sを
嵌合しておくと、内外方向の位置が確実に定まり、当接
操作も自ずと正確に行える。そして、側方から前記一対
のコ字形枠20を各枠材30に接近させ、各枠材30の
係止部36にコ字形枠20の各係合部26を係合するよ
う嵌合する。前記と同様、係合部26の先端同士間の幅
は、係止部36の先端同士及び係止片35同士の幅より
狭いので、コ字形枠20の嵌合と同時に両パネル1,1
は互いに引き寄せられ連結される。また、気密材29も
図示のように変形し、各枠材30の当接部34の外端面
に密接するので、両パネル1,1間の気密も確実とな
る。尚、前記と同様、コ字形枠20に導電性シールド材
を取付けることもできる。
【0012】図2(A)、(B)はコ字形枠の異なる形態を
示す断面図で、同図(A)のコ字形枠40は、表面片41
の内面に一対の平行な係合片42を有し、各係合片42
の先端の内面には、前記枠材10,30の各係止部16,
36に係合する球形状の係合部43を有すると共に、係
合片42同士の間に凹溝44を形成している。係る係合
部43と相互に係合する前記枠材10,30の各係止部
16,36も同様の球形状としても良い。同図(B)のコ
字形枠45も同様に、表面片46、一対の係合片47、
及び凹溝49を有し、その係合部48同士の先端をやや
凹溝49側に曲げたものである。いずれのコ字形枠4
0,45も各係合部43,48が曲線形状を有するの
で、連結された一対のパネル1の一方を取り外す際、枠
材10等との係合を容易に解除でき、取り替え操作も簡
単に行える。
【0013】図2(C)は、本発明の連結構造の異なる形
態を示し、各パネル1に配設される枠材50は、チャン
ネル形の基部51と、その中央に他方のパネル1に向か
って延びる一対のフランジ52を有し、その間に矩形状
の凹条53を有する。各フランジ52の先端には、当接
部を兼ねる係止片54を直角に突設し、該係止片54の
外端には先端が上記基部51に向いた係止部56が設け
られている。また、上記各フランジ52の中間には、突
条57が外向きに立設され、上記基部51との間に表面
板2の折曲縁3を挿入する挿入部58を有する。即ち、
上記枠材50は、係止片54が当接部を兼用して設けら
れているため、左右の係止片54同士が図示のように当
接すると係止部56間の幅寸法は変化しない。従って、
コ字形枠20の両係合部26同士が左右に移動できるよ
う、一対の係合片24を弾性変形可能にしておく必要が
ある。尚、左右一対の凹条53によって形成される中空
部59内にも前記と同様に、位置決め材Sを嵌合するこ
ともできる。その他は、前記形態と同様であるため、説
明を省略する。
【0014】図2(D)は、本発明の連結構造の更に異な
る形態を示し、各パネル1に配設される枠材60は、一
対の表面板2の各折曲縁3に内接する内外のL形基部6
1,61と、それらの間から他方のパネル1に向かって
突出する中空状の凸部62とからなる。この凸部62先
端の幅広な当接部63の両外側には、係止片64が突設
され、それらの外端には、先端を上記L形基部61に向
いた係止部66を有する。また、凸部62両側の中間に
も突条67を外向きに立設し、上記L形基部61との間
に表面板2の各折曲縁3を挿入する挿入部68を形成し
ている。この形態では、枠材60に幅広の当接部63を
設けたが、前記凹条14等を省略したので、前記位置決
め材Sは使えない。従って、枠材60の両側にコ字形枠
20を嵌合する場合、内外方向にずれないよう常に他方
側から支持することが必要となる。尚、当接部63の一
方に両面テープを貼り付けて仮止めすることでも代用で
きる。その他は、前記形態と同様であるため、説明を省
略する。
【0015】図3は、パネルを直角に連結する形態に関
し、同図(A)は、垂直なパネル1の上面に水平なパネル
1′を載置する形態の連結構造を示す。垂直なパネル1
の上端縁には、前記枠材50と同様の形状を有する枠材
50′が配設されている。一方、水平なパネル1′の側
端縁には、チャンネル状の基部71と、その下面の中央
部に一対のフランジ72を垂下させ、これらの間に矩形
状の凹条73を有する枠材70が配設されている。各フ
ランジ72の先端には、底面が当接部を兼ねる係止片7
4を直角に突設すると共に、それらの外端に先端を上記
基部71に向けた係止部76を設けている。更に上記基
部71の上下片の右方には、表面板2の折曲縁3を挿入
する挿入部78がそれぞれ設けられている。そして、垂
直なパネル1の枠材50′の凹条53内に一点鎖線で示
す位置決め材Sを嵌合・立設し、その当接部を兼ねる係
止片54上に、水平なパネル1′側の枠材70の係止片
74を載置して当接させ、且つその凹条73内に位置決
め材Sの上半部を嵌合する。更に、左右の側方から前記
コ字形枠20と同様なコ字形枠20′を接近させ、コ字
形枠20′の各係合部26を各枠材50,70の係止片
56,76に係合させるよう連結する。尚、コ字形枠2
0′の内側に前記同様の気密材を挿入したり、又は、外
側に導電性シールド材を設けても良い。
【0016】図3(B)は、一対のパネルを互いに同じ枠
材を用いて直角に連結する構造を示す。各パネル1の連
結側縁には、当接部を45度傾けた枠材80を配設して
いる。この枠材80は、変形台形状の基部81の側端に
45度に傾斜した一対のフランジ82とその間に凹条8
3を有する。各フランジ82の先端には当接部を兼ねる
係止片84を直角に有し、各係止片84の外端には先端
を上記基部81に向けた係止部86を設けている。ま
た、上記基部81の上下(両側)片の右(下)方には、表面
板2の折曲縁3を挿入する挿入部88がそれぞれ設けら
れている。連結するには、両パネル1の各枠材80の凹
条83内に一点鎖線で示す位置決め材Sの半体を嵌合し
て、各々の係止片84同士を当接させる。次いで、内隅
側からは、前記と同様のコ字形枠20′を、外隅にはL
形状の表面片22″とその内面に直交状に突設した一対
の係合片24″、及びその先端に係合部26″を有する
コ字形枠20″を接近させる。そして、コ字形枠2
0′,20″の各係合部26,26″を両枠材の各係止
部86に係合させて、両パネル1を互いに引き寄せて連
結する。コ字形枠20′,20″にも前記気密材等を設
けても良い。尚、枠材80の前記基部81に対する各フ
ランジ82等の傾斜角度を変更すると、両パネル1の連
結角度を鈍角や鋭角の任意の角度に設定することもでき
る。
【0017】図4は、三枚以上のパネル1を連結する形
態を示す。同図(A)は、三枚のパネル1を逆T型に連結
した連結隅部分の側面を示す。各パネル1の連結側縁に
は、前記枠材10が配設される。上方の左右の各パネル
1において、垂直側縁の枠材10′の下端は、表面板2
の下辺と同じ高さに止められるが、水平側縁の枠材1
0″の側端は、上記枠材10′の下端に面接触する位置
までそれぞれ突設されている。そして、前記と同様に各
パネル1が位置決めされ、下方において水平に当接する
三枚のパネルの各枠材10,10″に跨って長手通しに
コ字形枠20が前記同様に嵌合される。一方、垂直に当
接する二枚のパネルの各枠材10′,10′間に嵌合さ
れるコ字形枠20は、上記水平方向に嵌合されたコ字形
枠20の上面に近接する位置に下端を留められる。
【0018】図4(B)は、四枚の各パネル1による+形
状の連結部の側面を示す。各パネル1の連結側縁の枠材
10は、隅部で45度に切断され、互いに同じ部分にて
連続するよう当接している。四枚の各パネル1は、互い
に隣接するパネル1同士が前記同様位置決めや、枠材1
0同士の当接がされ、且つ、+形状の連結隅部を除い
て、コ字形枠20が嵌合される。一方、+形状の連結隅
部には、同図(C)に示す十字形状のコ字形枠20aを用
いる。コ字形枠20aは、十字形状の表面片22aの各
翼片の先端側に前記同様の一対の係合片24aとそれら
の先端の係合部26aをそれぞれ所定長さずつ設けたも
のである。係るコ字形枠20aを各翼片先端の係合部2
6aが、互いに当接する各枠材10の係止部16aに係
合すると、四枚の各パネル1による+形状の連結隅部も
図示のように、隣接する各コ字形枠20と連続した外観
が得られる。この場合、コ字形枠20aの表面片22a
の内側面が平坦であるため、各パネル1の隅で斜めに連
続する二辺の各枠材10には、何ら特別な加工等を施す
必要はない。
【0019】図5は、本発明を電磁波シールドルームに
用いた連結構造の一側部分を示す。両パネル1の連結側
縁には、前記枠材60と同様で、且つ中空部を有する枠
材60′が配設されている。一方、これらに嵌合するコ
字形枠20bは、その表面片22bの内面に一対の平行
な係合片24bと、それらの先端に係合部26bを前記
同様に有するが、更に、各係合片24bの外側には、短
い一対の突片25を立設し、その間に浅溝25bを形成
しいてる。この浅溝25b内には、弾性を有する断面角
形の導電性シールド材29bの基部が長手方向に渉り挿
入される。そして、前記同様に両パネル1の各枠材6
0′がその当接部63にて当接され、上記コ字形枠20
bを側方から接近させ、その係合部26bを各枠材6
0′の係止部66に係合して、嵌合する。同時に、コ字
形枠20bの両側に突出する前記導電性シールド材29
bの先端部は、両パネル1の各表面板2の折曲縁3に面
接触する。すると、両パネル1の各表面板2は、金属製
のコ字形枠20bと一対の導電性シールド材29bを介
して、電気的に接続され、導電可能になるので、両パネ
ル1の連結部を厚さ方向に進入する電磁波を遮蔽するこ
とができる。係る導電性シールド材29bには、スポン
ジ状片の表面に金属繊維を巻付けたもの、金属繊維を角
形断面等に圧縮成形したもの、或いは、金属繊維や金属
粉末を樹脂又はゴムで成形したもの等を用いる。また、
上記導電性シールド材29bは、図示のように両パネル
1の一側面だけ配設しても効果を有するが、長期のシー
ルド保証のため等により両側面に設けても良い。
【0020】図6(A)、(B)は、複数の部材を用いて組
立てる枠材90を示す。即ち、枠材90は、一対の側部
材91とこれらを結合する結合部材99とからなる。各
側部材91は、図示のように、矩形の中空部92からL
形状のフランジ93を他方のパネル側に向けて延在す
る。フランジ93の先端には直角に当接片94を、中間
には側方に係止片95を外向きに突設し、その外端には
上記中空部92に先端を向けた係止部96を設けてい
る。また、中空部92の側縁面には、L形突片97を有
し、その間に表面板2の折曲縁3を挿入する挿入部98
を形成している。更に、上記中空部92の内面側には、
凹溝92aを形成している。一方、結合部材99は、変
形十字状の中空型材からなり、図中上下両側の凸部99
aは、上記側部材91の各凹溝92a内に嵌合され、且
つ左右の凸部99bは、一対の側部材91の各フランジ
93同士間の距離を設定する。従って、幅広の枠材90
が必要な場合には、同図(B)のように、凸部99bの寸
法が大きな結合部材99′を、一対の側部材91間に嵌
合させれば良い。
【0021】本発明は、以上の各形態に限定されるもの
ではない。前記コ字形枠には、一対の係合片を設けた
が、二対以上の係合片を互いに平行して設け、枠材の係
止片もこれと同数設けることもできる。又、各係合片を
先端が互いに近接するように、やや斜めに設けることも
できる。パネルの表面板は、前記アルミ合金の薄板の
他、鋼板、塩ビ鋼板、亜鉛メッキ鋼板、ステンレス鋼
板、樹脂板、又は、これらの波板、成形板も使用でき
る。パネルの芯材も、各種合成樹脂の発泡材、炭酸カル
シウム発泡板、発泡コンクリート、金属ハニカムコア、
セラミックス等の無機質材製ハニカムコア、又は水酸化
アルミ紙ハニカムコア等の単体、又はこれらを含む多層
構造や複合構造のもの等を種々組み合わせて使用するこ
とができる。また、前記各コ字形枠と隣接するパネルの
表面板又はその折曲縁との隙間には、シリコン系シーラ
ント等のシール剤によって、密封することもできる。更
に、前記一対の枠材間に嵌合される位置決め材も、アル
ミ合金の中空型材や厚板、楔型等に両側を成形した合成
木材、硬質樹脂材等を使用できる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、連結すべき各パネルに
方向性がなく、且つ連結すべき一対のパネルを互いに引
き寄せて強固、正確、且つ迅速に連結することができ
る。また、パネル同士を離間させる力に対して十分抵抗
することもできる。従って、パネルによって組立てられ
る前記構築物や建築物を正確な納まりにて、短期間に施
工することが可能になる。しかも、施工の変更や改装等
に際して、一部のパネルのみを容易に取り外せ、新たに
別のパネルを組み込むことも簡単に行える。更に、請求
項4の発明によれば、パネル連結部の気密性や電磁波シ
ールド特性等を確実に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)共に本発明の連結構造の各形態を示
す断面図である。
【図2】(A)、(B)共に本発明に用いるコ字形枠の各断
面図である。(C)、(D)は、異なる形態の連結構造の各
断面図である。
【図3】(A)、(B)共に本発明の連結構造の更に異なる
形態の断面図である。
【図4】(A)、(B)共に本発明の連結構造の別の形態の
側面図、(C)は(B)の連結構造に用いるコ字形枠の斜視
図である。
【図5】本発明の連結構造の別異の形態の断面図であ
る。
【図6】(A)、(B)共に本発明に用いる別形態の枠材の
各断面図である。
【図7】(A)、(B)共に従来の技術による連結構造を示
す各断面図である。
【符号の説明】
1………………………………………………パネル 2………………………………………………表面板 3………………………………………………折曲縁 4………………………………………………芯材 10,30,50,60,70,80,90……枠材 20,40,45………………………………コ字形枠 16,35,54,64,74,84,95……係止片 24,42,47………………………………係合片 16a,36,56,66,76,86,96…係止部 26,43,48………………………………係合部 29(29b)…………………………………気密材(導電
性シールド材) S………………………………………………位置決め材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の表面板間に芯材を充填したパネル
    同士の連結構造であって、各パネルの連結側縁に沿って
    互いに先端が当接する当接部と、該当接部の両側面に突
    設した少なくとも一つの係止片を有する枠材を配設し、
    両パネルの枠材の各当接部を当接させ、両パネルの枠材
    の各係止片に跨り、且つ各係止片を互いに引き寄せる少
    なくとも一対の係合片を有するコ字形枠を側方から嵌合
    したことを特徴とするパネルの連結構造。
  2. 【請求項2】 前記コ字形枠の嵌合に際して、前記枠材
    の各係止片の先端に設けた係止部に、コ字形枠の各係合
    片の先端に設けた係合部を係合させることを特徴とする
    請求項1に記載のパネルの連結構造。
  3. 【請求項3】 前記枠材の当接部の間に、長手方向に沿
    って凹条を設けると共に、両パネルの各当接部を当接し
    た際に上記一対の凹条により形成される中空部内に、位
    置決め材を嵌合することを特徴とする請求項1又は2に
    記載のパネルの連結構造。
  4. 【請求項4】 前記コ字形枠の一対の係合片の内側に弾
    性を有する気密材を充填し、及び/又は、一対の係合片
    の両外側に弾性を有する導電性シールド材を設けたこと
    を特徴とする請求項1乃至3に記載のパネルの連結構
    造。
  5. 【請求項5】 前記枠材の両側面にパネルの前記表面板
    の折曲縁を挿入する挿入部を設けたことを特徴とする請
    求項1乃至4に記載のパネルの連結構造。
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