JPH10183740A - 透水性成形材充填溝蓋 - Google Patents
透水性成形材充填溝蓋Info
- Publication number
- JPH10183740A JPH10183740A JP35488096A JP35488096A JPH10183740A JP H10183740 A JPH10183740 A JP H10183740A JP 35488096 A JP35488096 A JP 35488096A JP 35488096 A JP35488096 A JP 35488096A JP H10183740 A JPH10183740 A JP H10183740A
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- Japan
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- adhesive
- frame
- permeable
- filled
- grains
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 廃材利用透水性成形材充填溝蓋を提供する。
【解決手段】 適当な粒径範囲に成粒した廃材よりなる
粒体に接着剤を混和したうえ、格子壁11で仕切られた
格子状枠体10に充填し、加圧し、前記粒体を接着剤で
結合し、成形した、多数の気孔を有する透水性成形材2
0を、離型せず、前記枠体10と一体に結合した溝蓋で
ある。
粒体に接着剤を混和したうえ、格子壁11で仕切られた
格子状枠体10に充填し、加圧し、前記粒体を接着剤で
結合し、成形した、多数の気孔を有する透水性成形材2
0を、離型せず、前記枠体10と一体に結合した溝蓋で
ある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、透水性成形材充
填溝蓋であって、特に廃材利用して製造した透水性成形
材を充填したものに関する。
填溝蓋であって、特に廃材利用して製造した透水性成形
材を充填したものに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、地面や床面に設ける下水溝等を
覆う溝蓋として、格子状の溝蓋が使用されている。
覆う溝蓋として、格子状の溝蓋が使用されている。
【0003】しかしながら桝の部分にハイヒールが入っ
て転倒したり、ハイヒール部分が抜けずに困ることがあ
る。
て転倒したり、ハイヒール部分が抜けずに困ることがあ
る。
【0004】他方、道路の改装、建物の解体時等にアス
ファルト・コンクリート・砂利・木材等の廃材やヘドロ
が大量に発生しているが、埋立以外に利用価値がなく、
殆ど有効利用されず、山中に穴を掘って埋めたりしてい
る。しかしながら、環境問題その他の理由から、それを
埋めるための用地の確保も次第に困難になっているとい
う問題点がある。なお、ヘドロはその中に含まれる有害
成分が除去された後、5〜15ミリに造粒され、埋立に
使用されているが、上記と同様の問題がある。
ファルト・コンクリート・砂利・木材等の廃材やヘドロ
が大量に発生しているが、埋立以外に利用価値がなく、
殆ど有効利用されず、山中に穴を掘って埋めたりしてい
る。しかしながら、環境問題その他の理由から、それを
埋めるための用地の確保も次第に困難になっているとい
う問題点がある。なお、ヘドロはその中に含まれる有害
成分が除去された後、5〜15ミリに造粒され、埋立に
使用されているが、上記と同様の問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 解決しようとする課
題は、従来の金属製の溝蓋も、ハイヒールが入って困る
こと、さらに都市に発生する廃材の処理又は利用に有効
な手段がないこと等であって、本発明は、上記廃材より
得られる透水性成形材との金属製である枠体とを組合わ
せることにより、上記問題点を解決した透水性成形材充
填溝蓋を提供するものである。
題は、従来の金属製の溝蓋も、ハイヒールが入って困る
こと、さらに都市に発生する廃材の処理又は利用に有効
な手段がないこと等であって、本発明は、上記廃材より
得られる透水性成形材との金属製である枠体とを組合わ
せることにより、上記問題点を解決した透水性成形材充
填溝蓋を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 第1の発明の透水性成
形材充填溝蓋は、図2に示す如く、適当な粒径範囲に成
粒した廃材よりなる粒体に接着剤を混和したうえ、格子
壁11で仕切られた格子状枠体10に充填し、加圧し、
前記粒体を接着剤で結合し、成形した、多数の気孔を有
する透水性成形材20を、離型せず、前記枠体10と一
体に結合したものである。
形材充填溝蓋は、図2に示す如く、適当な粒径範囲に成
粒した廃材よりなる粒体に接着剤を混和したうえ、格子
壁11で仕切られた格子状枠体10に充填し、加圧し、
前記粒体を接着剤で結合し、成形した、多数の気孔を有
する透水性成形材20を、離型せず、前記枠体10と一
体に結合したものである。
【0007】第2の発明は、第1の発明の構成に加え
て、接着剤がエポキシ樹脂を主剤とするものである。
て、接着剤がエポキシ樹脂を主剤とするものである。
【0008】第1の発明によれば、桝にハイヒールが入
って、転んだり、抜けないこという事故も防止すること
が出来る。またゴミ・砂等も溝に落ちることはなく、溝
が清潔に保たれるため、清掃の回数が低減され、環境美
化にも役立つ。
って、転んだり、抜けないこという事故も防止すること
が出来る。またゴミ・砂等も溝に落ちることはなく、溝
が清潔に保たれるため、清掃の回数が低減され、環境美
化にも役立つ。
【0009】第2の発明によれば、第1の発明の作用効
果に加えて、エポキシ樹脂を主剤とする接着剤は適当な
硬化剤と混和することにより容易に硬化し、安価であ
り、接着性がよく、殆ど全てのものを接着することが出
来、耐薬品性、耐候性、機械的性質、電気的性質にも優
れているため、雑多なものよりなる廃材より得られた粒
体を結合するうえには最適である。
果に加えて、エポキシ樹脂を主剤とする接着剤は適当な
硬化剤と混和することにより容易に硬化し、安価であ
り、接着性がよく、殆ど全てのものを接着することが出
来、耐薬品性、耐候性、機械的性質、電気的性質にも優
れているため、雑多なものよりなる廃材より得られた粒
体を結合するうえには最適である。
【0010】
【発明の実施の形態】 本発明の実施の形態例につい
て、図1及び図2により説明すると、先ず本発明の外枠
及び骨組を構成する格子状枠体10について説明する。
11は格子状枠体10を複数列・複数段に桝に仕切る格
子壁である。
て、図1及び図2により説明すると、先ず本発明の外枠
及び骨組を構成する格子状枠体10について説明する。
11は格子状枠体10を複数列・複数段に桝に仕切る格
子壁である。
【0011】20は各桝に充填された透水性成形材であ
る。なお、枠体の構造は上記に限定されるものではな
い。廃材よりなる粒体と接着剤との混合物が充填される
ことにより、透水性成形材20が桝を埋め、本発明の目
的を達成するものであれば、上記に限定されるものでは
ない。
る。なお、枠体の構造は上記に限定されるものではな
い。廃材よりなる粒体と接着剤との混合物が充填される
ことにより、透水性成形材20が桝を埋め、本発明の目
的を達成するものであれば、上記に限定されるものでは
ない。
【0012】次に透水性成形材20について説明する。
原料の廃材とは、都市を中心に道路の改装、建物の解体
時等に発生するアスファルト・コンクリート・砂利・木
材等の廃材やヘドロを総称したものであって、材質・形
状・寸法・性状が雑多であるが、本発明ではいわゆる家
庭から出る都市ごみである生ゴミ・プラスチック・紙類
は対象としない。
原料の廃材とは、都市を中心に道路の改装、建物の解体
時等に発生するアスファルト・コンクリート・砂利・木
材等の廃材やヘドロを総称したものであって、材質・形
状・寸法・性状が雑多であるが、本発明ではいわゆる家
庭から出る都市ごみである生ゴミ・プラスチック・紙類
は対象としない。
【0013】廃材は大きく分類すると、好ましい粒径範
囲より大きい径のものと、小さい粉粒状のものとがあ
る。そのため先ず粒径を成形に適した値(5〜15ミ
リ)に調整する必要がある。前者は予め選別し、出来る
だけ均質化したうえ、破砕機等で破砕し、篩い分けして
希望粒径範囲の粒径に粒体にする。後者、例えばヘドロ
があるが、ヘドロそのままでは一般に有害成分を含んで
いるため、他場所で予め有害成分を除く。その有害成分
を除いたヘドロを処理機により脱水、造粒し、固形化し
て希望粒径範囲の粒体を得る。なお、前者の破砕によっ
て生じた希望粒径範囲を下回るものは後者と混合して、
造粒することが好ましい。
囲より大きい径のものと、小さい粉粒状のものとがあ
る。そのため先ず粒径を成形に適した値(5〜15ミ
リ)に調整する必要がある。前者は予め選別し、出来る
だけ均質化したうえ、破砕機等で破砕し、篩い分けして
希望粒径範囲の粒径に粒体にする。後者、例えばヘドロ
があるが、ヘドロそのままでは一般に有害成分を含んで
いるため、他場所で予め有害成分を除く。その有害成分
を除いたヘドロを処理機により脱水、造粒し、固形化し
て希望粒径範囲の粒体を得る。なお、前者の破砕によっ
て生じた希望粒径範囲を下回るものは後者と混合して、
造粒することが好ましい。
【0014】次に廃材の粒体をミキサーに投入し、エポ
キシ樹脂を主剤とする接着剤を混和する。必要に応じて
無害・無公害の着色剤を混和してもよい。接着剤として
は例えばエポキシ樹脂ペーストを含む建築土木用の接着
剤が好ましい。これはエポキシ樹脂を主剤とする接着剤
であって、ジエチレントリアミン等のポリアミンにより
低温でも硬化し、強靱な樹脂になり、物体と物体との間
にこれが介在すると、物体は強く接合される。
キシ樹脂を主剤とする接着剤を混和する。必要に応じて
無害・無公害の着色剤を混和してもよい。接着剤として
は例えばエポキシ樹脂ペーストを含む建築土木用の接着
剤が好ましい。これはエポキシ樹脂を主剤とする接着剤
であって、ジエチレントリアミン等のポリアミンにより
低温でも硬化し、強靱な樹脂になり、物体と物体との間
にこれが介在すると、物体は強く接合される。
【0015】この接着剤は安価であり、接着性がよく、
塩ビ等一部のプラスチック類を除き、金属・ガラス・陶
磁器・石材・コンクリート・木材・硬質プラスチック等
殆ど全てのものを接着する万能接着剤ともいうことが出
来、耐薬品性、耐候性、機械的性質、電気的性質にも優
れているため、雑多なものよりなる廃材より得られた粒
体の結合には最適である。
塩ビ等一部のプラスチック類を除き、金属・ガラス・陶
磁器・石材・コンクリート・木材・硬質プラスチック等
殆ど全てのものを接着する万能接着剤ともいうことが出
来、耐薬品性、耐候性、機械的性質、電気的性質にも優
れているため、雑多なものよりなる廃材より得られた粒
体の結合には最適である。
【0016】最後に廃材よりなる粒体と接着剤との混合
物を前記枠体10に充填し、加圧すると、粒体は接着剤
によって結合されて、透水性成形材20が得られるが、
離型せず、枠体20と一体に結合したまま、溝蓋として
使用する。
物を前記枠体10に充填し、加圧すると、粒体は接着剤
によって結合されて、透水性成形材20が得られるが、
離型せず、枠体20と一体に結合したまま、溝蓋として
使用する。
【0017】作用について説明すると、得られた成形材
は廃材よりなる粒体の接点で接着剤により粒体同士が結
合されたものであって、比較的に強度が高く、それ自体
が極めて強靱な枠体20によって補強されているため、
隙間もなく、強度も十分大きく、外観もよく、安価であ
り、耐久性に優れた発明者のさきの提案の溝蓋の長所を
損うことはない。
は廃材よりなる粒体の接点で接着剤により粒体同士が結
合されたものであって、比較的に強度が高く、それ自体
が極めて強靱な枠体20によって補強されているため、
隙間もなく、強度も十分大きく、外観もよく、安価であ
り、耐久性に優れた発明者のさきの提案の溝蓋の長所を
損うことはない。
【0018】しかも、内部に連続気孔を有し、透水性、
通気性に優れており、透水性に優れている。従って、ハ
イヒールが入って、転んだり、抜けないこという事故も
防止することが出来る。またゴミ・砂等も溝に落ちるこ
とはなく、溝が清潔に保たれるため、清掃の回数が低減
され、環境美化にも役立つ。
通気性に優れており、透水性に優れている。従って、ハ
イヒールが入って、転んだり、抜けないこという事故も
防止することが出来る。またゴミ・砂等も溝に落ちるこ
とはなく、溝が清潔に保たれるため、清掃の回数が低減
され、環境美化にも役立つ。
【0019】
【発明の効果】 本発明は以上のように構成されるた
め、埋立ての用地難でその処理及び活用に困っている廃
材を有効利用の1つの手段としても役立つ。また隙間も
なく、強度も十分大きく、外観もよく、安価であり、耐
久性に優れた発明者のさきの提案の溝蓋の長所を損うこ
となく、水抜き孔は不要か又は少数で足り、ハイヒール
が入ることによる事故も防止することが出来、また溝が
清潔に保たれるため、清掃の回数が低減され、環境美化
にも役立つ。
め、埋立ての用地難でその処理及び活用に困っている廃
材を有効利用の1つの手段としても役立つ。また隙間も
なく、強度も十分大きく、外観もよく、安価であり、耐
久性に優れた発明者のさきの提案の溝蓋の長所を損うこ
となく、水抜き孔は不要か又は少数で足り、ハイヒール
が入ることによる事故も防止することが出来、また溝が
清潔に保たれるため、清掃の回数が低減され、環境美化
にも役立つ。
【図1】 透水性成形材を充填する前の溝蓋の一例の斜
視図である。
視図である。
【図2】 本発明の実施の形態例を示す斜視図である。
10 枠体 11 格子壁 20 透水性成形材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 勝浦 昭 大阪市東成区神路1丁目13番11号勝浦エン ジニアサービス株式会社内 (72)発明者 中田 隆司 山口県下関市丸山町3丁目10−7
Claims (2)
- 【請求項1】 適当な粒径範囲に成粒した廃材よりなる
粒体に接着剤を混和したうえ、一体の格子壁(11)で
仕切られた格子状枠体(10)に充填し、加圧し、前記
粒体を接着剤で結合し、成形した、多数の気孔を有する
透水性成形材(20)を、離型せず、前記枠体(10)
と一体に結合したことを特徴とする透水性成形材充填溝
蓋。 - 【請求項2】 接着剤がエポキシ樹脂を主剤とすること
を特徴とする請求項1に記載の廃材利用透水性成形材充
填溝蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35488096A JPH10183740A (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 透水性成形材充填溝蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35488096A JPH10183740A (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 透水性成形材充填溝蓋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10183740A true JPH10183740A (ja) | 1998-07-14 |
Family
ID=18440537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35488096A Pending JPH10183740A (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 透水性成形材充填溝蓋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10183740A (ja) |
-
1996
- 1996-12-19 JP JP35488096A patent/JPH10183740A/ja active Pending
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