JP3065603U - 合成樹脂廃棄物を原材料とした樹脂成形品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多種類の微細化した合成樹脂を原材料として
結合成形することにより各種樹脂成形品を形成して資源
の再利用を図ることができ、延いては自然環境の保護に
寄与することができる合成樹脂廃棄物を原材料とした樹
脂成形品を提供する。 【解決手段】 微細に破砕された各種合成樹脂廃棄物に
ボンドを添加、混合し、適宜モルタルを添加し、これを
成形型により圧縮成形して樹脂成形品が形成されたのち
該樹脂成形品を乾燥して樹脂成形品が形成されるから、
一種類の樹脂に限定されずに多種類の樹脂を寄せ集めて
結合、成形されるので、資源の再利用を図ることができ
ることは勿論、破砕片が結合されて成形されるため多孔
質で通気性、通水性を有する特有の成形品を得る事がで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、産業廃棄物である多種類の微細化した合成樹脂を原材料として樹脂 成形品を形成して資源の再利用を図ることができる合成樹脂廃棄物を原材料とし た樹脂成形品に関する。

【０００２】

【従来の技術】

周知の通り、合成樹脂としてのプラスチック等から成形された成形品の廃棄物 は、埋設されるか焼却処理されている。特に、近年では焼却処理により生ずるダ イオキシンの発生が深刻な環境問題となっており、一部では、合成樹脂廃棄物を 微細に破砕する装置を備えた施設を設置し、この装置で破砕したものを無害な状 態まで処理して埋設する方法や、破砕した微細樹脂を接着固化し、これを河川や 沼に沈めてこの表面に微生物等を付着することにより水質の浄化を図るようにし た方法等が採られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、このような従来の合成樹脂廃棄物破砕片の無害化処理でも、処理工 程が長く設備費も多大となり、また、微生物生殖のために合成樹脂廃棄物破砕片 を接着固化により単純形状に成形したもので、利用範囲が極めて限られたもので あった。

【０００４】 従って、本考案の目的とする所は、多種類の微細化した合成樹脂を原材料とし て結合成形することにより各種樹脂成形品を形成して資源の再利用を図ることが でき、延いては自然環境の保護に寄与することができる合成樹脂廃棄物を原材料 とした樹脂成形品を提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成する為に、本考案は次の技術的手段を有する。即ち、考案の実 施の形態に対応する添付図面中の符号を用いてこれを説明すると、本考案は、微 細に破砕された各種合成樹脂廃棄物の破砕片を原材料とし、この原材料に結合剤 を添加、混合し、これを成形型により圧縮成形されて樹脂成形品が得られ、該樹 脂成形品が乾燥されていることを特徴とする合成樹脂廃棄物を原材料とした樹脂 成形品である。 上記によると、各種合成樹脂廃棄物を微細に破砕してこれを原材料とし、この 原材料に結合剤を添加、混合して成形型により圧縮成形し、その後乾燥によって 樹脂成形品が得られる。 従って、微細に破砕された各種合成樹脂廃棄物の破砕片を原材料とし、一種類 の樹脂に限定されずに多種類の樹脂を寄せ集めて結合、成形されるので、資源の 再利用を図ることができることは勿論、破砕片が結合されて成形されるため多孔 質で通気性、通水性を有する特有の成形品を得る事ができる。

【０００６】 また本考案は、前記樹脂成形品の原材料が、前記結合剤に加えモルタルが添加 、混合されている合成樹脂廃棄物を原材料とした樹脂成形品である。 上記によると、各種合成樹脂廃棄物の破砕片から成る原材料に、結合剤に加え てモルタルを添加し、混合して樹脂成形品が得られる。従って、成形される樹脂 成形品にさらに強度を与えることができる。

【０００７】 さらに本考案は、前記樹脂成形品として、植樹用プランター１が形成されてい る合成樹脂廃棄物を原材料とした樹脂成形品である。 上記によると、合成樹脂廃棄物の破砕片から成る原材料に結合剤またはモルタ ルを添加、混合し、圧縮成形により植樹用プランター１が形成される。 従って、成形される植樹用プランター１は、通気性、通水性が良好で強度を有 しており、不必要になっても微細に破砕することにより、再度成形することがで き再利用が可能となる。

【０００８】 また本考案は、前記樹脂成形品として、下水用側溝２が形成されている合成樹 脂廃棄物を原材料とした樹脂成形品である。 上記によると、合成樹脂廃棄物の破砕片から成る原材料に結合剤またはモルタ ルを添加、混合し、圧縮成形により下水用側溝２が形成される。 従って、成形される下水用側溝２は、通水性を有しているので漏れた水は濾過 された状態で地下に浸透させることができ、水の漏洩が禁止されるところではモ ルタルが添加、混合されて防水化された下水用側溝２を使用することができる。

【０００９】 さらに本考案は、前記樹脂成形品として、建家の外壁用パネル３が形成されて いる合成樹脂廃棄物を原材料とした樹脂成形品である。 上記によると、合成樹脂廃棄物の破砕片から成る原材料に結合剤またはモルタ ルを添加、混合し、圧縮成形により建家の外壁用パネル３が形成される。 従って、成形される建家の外壁用パネル３は、通気性を有しているので外気と の流通性が良くなり、外壁内建材の腐蝕を防止することができ。モルタルの適量 の添加により強度を得ることもできる。

【００１０】 また本考案は、前記樹脂成形品として、門柱６および塀７に使用されるブロッ ク５が形成されている合成樹脂廃棄物を原材料とした樹脂成形品である。 上記によると、合成樹脂廃棄物の破砕片から成る原材料に結合剤またはモルタ ルを添加、混合し、圧縮成形により門柱６および塀７に使用されるブロック５が 形成される。 従って、通常のコンクリートブロックに比べて軽量に形成され、しかもこのコ ンクリートブロックとほぼ同等の強度を有しているので、積み重ね作業が容易に なり、施工作業の能率を向上することができる。

【００１１】 さらに本考案は、前記樹脂成形品として、踏み石状に形成されて成るブロック ８が形成される合成樹脂廃棄物を原材料とした樹脂成形品である。 上記によると、合成樹脂廃棄物の破砕片から成る原材料に結合剤またはモルタ ルを添加、混合し、圧縮成形により踏み石状に形成されて成るブロック８が形成 される。 従って、本成形品を踏み石として使用してもモルタルを添加することにより強 化することができ、成形型内で圧縮成形されるので各種形状の踏み石を量産する ことができ、コストの低減を図ることができる。

【００１２】 また考案は、前記樹脂成形品として、河川の法面、河床または造成地に敷設さ れる擁壁ブロック９が形成されている合成樹脂廃棄物を原材料とした樹脂成形品 である。 上記によると、合成樹脂廃棄物の破砕片から成る原材料に結合剤またはモルタ ルを添加、混合し、圧縮成形により河川の法面、河床または造成地に敷設される 擁壁ブロック９が形成される。 従って、この擁壁ブロック９が河川の法面、河床に敷設されると、多孔質で構 成されることから、河川の法面では植物が繁殖して自然環境が保護され、河床で は有機物（バクテリア）が取り込まれて河川水を浄化することができ、または造 成地に敷設された場合では埋め立て地の擁壁を形成することができる。

【００１３】

【考案の実施の形態】

次に、添付図面、図１に従い、本考案の実施の形態を詳細に説明する。図１は 本考案の第1実施形態における合成樹脂廃棄物を原材料として形成されたプラン ターの斜視図である。

【００１４】 図１に示されるように、植樹用プランターは符号１として示されている。この プランター１は、微細に破砕された各種合成樹脂廃棄物の破砕片を原材料とし、 この原材料に結合剤を添加、混合し、これを成形型により圧縮成形したのち乾燥 することにより形成される。

【００１５】 更に詳しくは、使用される各種合成樹脂（例えばプラスチック）廃棄物として 、ポリップロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ＡＢＳ樹脂、ＦＲＰ、塩化 ビニール等が使用され、これら各種合成樹脂廃棄物は粉砕機で８ｍｍ程度の形状 に破砕され、好ましくは粒の揃ったものが使用される。

【００１６】 破砕された各種合成樹脂廃棄物は、結合剤として接着剤（ボンド）が使用され 、このボンドは、エポキシ樹脂（ビスフェノールＡ型液状エポキシ樹脂）と硬化 剤の２液が使用される。なお、更にこれらの結合度を強化する際には助剤として モルタルが添加される。

【００１７】 そして、これらの配合割合は、合成樹脂廃棄物の破砕片１４ｋｇに対し、エポ キシ樹脂１ｋｇ、硬化剤５００ｇとし、モルタルを添加する場合は３００ｇとす る。

【００１８】 合成樹脂廃棄物の破砕片とボンドを混合する際は、回転式混合機で１０分間回 転させたのち、この混合合成樹脂をプランター１用の成形型（金型）に流し込み １００ｋｇの圧力で圧縮成形する。

【００１９】 次に、圧縮成形されたプランター１は、成形型内で５０℃の熱風乾燥機で３０ 分間乾燥させ、成形型から取り出して自然乾燥させる。このようにプランター１ が形成されると、その外表面を例えばアクリル樹脂系の塗料で塗布してプランタ ー１が完成する。

【００２０】 従って、微細に破砕された各種合成樹脂廃棄物の破砕片を原材料とし、一種類 の樹脂に限定されずに多種類の樹脂を寄せ集めて結合、成形されるので、資源の 再利用を図ることができることは勿論、約８ｍｍに整粒化された破砕片が結合さ れて成形されるため、内部に空間が形成された多孔質で通気性、通水性を有する 特有の成形品を得ることができる。また、結合剤に加えて助剤としてモルタルを 添加、混合することにより、結合度が高まり成形される樹脂成形品にさらに適度 の強度を与えることができる。

【００２１】 さらに、成形されたプランター１は、通気性、通水性が良好で且つ所定の強度 を有しており、プランター１が不必要になっても微細に破砕することにより、再 度成形することができ再利用が可能となる。

【００２２】 次に、図２は本考案の第２実施形態における樹脂成形品として形成された下水 用側溝の斜視図である。この下水用側溝は、符号２として示され、この下水用側 溝（例えばＵ字溝）２は、上記実施形態と同様に、微細に破砕された各種合成樹 脂廃棄物の破砕片に結合剤を添加、混合し、これを成形型により圧縮成形したの ち乾燥することにより形成され、必要に応じてモルタルが添加されて形成される 。

【００２３】 なお、後述する実施形態で形成される各種成形品は、それぞれ前述したものと 同一原材料、同一配合比率、同一工程により成形されるため、重複する説明を省 略する。これによって成形される各実施形態における各種成形品の種類別の形態 および特徴並びに効果について説明する。

【００２４】 従って、本実施形態におけるＵ字溝２は、通水性を有しているので漏れた水は 濾過された状態で地下に浸透させることができ、水の漏洩が禁止されるところで はモルタルが添加、混合されて防水化されたＵ字溝２として使用することができ る。

【００２５】 次に、図３は本考案の第３実施形態における樹脂成形品として形成された建家 の外壁用パネルが施工されている例を示す斜視図である。

【００２６】 この外壁用パネル３は、矩形状の所定厚みの板状に形成されたもので、建家の 外壁用として使用され、建屋の各柱４等を利用して固定され外壁が形成される。

【００２７】 従って、成形された外壁用パネル３は、通気性を有しているので外気との流通 性が良くなり、外壁内建材の腐蝕を防止することができ。モルタルの適量の添加 により強度を得ることができる。

【００２８】 次に、図４は本考案の第４実施形態における樹脂成形品として形成された門柱 および塀に使用されるブロックが施工されている例を示す斜視図である。

【００２９】 本実施形態におけるブロック５は、通常コンクリートブロックと略同一構造で あって、内部に中空部が形成されており、この中空部５ａに図示しない鉄筋等を 挿通してモルタルを充填し順次積み重ねて、門柱６や塀７が構築される。

【００３０】 従って、本実施形態のブロック５は、通常のコンクリートブロックに比べて軽 量に形成され、しかもこのコンクリートブロックとほぼ同等の強度を有している ので、積み重ね作業が容易となり施工作業の能率を向上することができる。

【００３１】 次に図５は、本考案の第５実施形態における樹脂成形品として形成された踏み 石状に形成されて成るブロックが施工されている例を示す斜視図である。 本実施形態におけるブロック８は、家庭の敷地内の庭や公道における踏み石とし て形成されるもので、所定厚みの板状で外形を各種形状に形成することができ、 本実施形態では６角形に形成されたものが示されている。

【００３２】 従って、本樹脂成形品であるブロック８を踏み石として使用してもモルタルを 添加することにより強化することができ、成形型内で圧縮成形されるので各種形 状の踏み石を量産することができ、コストの低減を図ることができる。

【００３３】 次に図６は、本考案の第６実施形態における樹脂成形品として形成された擁壁 ブロックが河川の法面、河床または造成地に敷設されている状態を示す斜視図で ある。

【００３４】 本実施形態の擁壁ブロックは符号９として示されており、この擁壁ブロック９ は、内部に角穴が形成された角型の枠体として形成されており、これらは例えば 河川の法面や河床に敷設することができ、造成地における埋め立て地では擁壁を 構築することができる。

【００３５】 従って、この擁壁ブロック９が河川の法面、河床に敷設されると、河川の法面 では侵食が防止されると共に擁壁ブロック９が多孔質で構成されるので、河川の 法面では植物が繁殖して自然環境が保護され、河床では有機物（バクテリア）が 取り込まれて河川水を浄化することができ、造成地に敷設された場合では埋め立 て地の擁壁等を構築することができる。

【００３６】 ここで、合成樹脂廃棄物を原材料とした樹脂成形品における透水性に関しては 次の表１に示される良好な試験データが得られている。

【００３７】

【表１】

【００３８】

【考案の効果】

本考案は次の効果を奏する。

【００３９】 以上詳述した如く本願の請求項１記載の考案によると、微細に破砕された各種 合成樹脂廃棄物の破砕片を原材料とし、一種類の樹脂に限定されずに多種類の樹 脂を寄せ集めて結合、成形されるから、資源の再利用を図ることができることは 勿論、破砕片が結合されて成形されるため多孔質で通気性、通水性を有する特有 の成形品を得ることができる。

【００４０】 本願の請求項２記載の考案によると、結合剤に加えてモルタルが添加、混合さ れるから、成形される樹脂成形品にさらに強度を与えることができる。

【００４１】 本願の請求項３記載の考案によると、樹脂成形品として成形される植樹用プラ ンターは、通気性、通水性が良好で強度を有しており、不必要になっても微細に 破砕することにより、再成形することにより再利用を図ることができる。

【００４２】 本願の請求項４記載の考案によると、樹脂成形品として成形される下水用側溝 が通水性を有しているから、漏れた水は濾過された状態で地下に浸透させること ができ、水の漏洩が禁止されるところではモルタルが添加、混合されて防水化さ れた下水用側溝を使用することができる。

【００４３】 本願の請求項５記載の考案によると、樹脂成形品として成形される建家の外壁 用パネルが通気性を有しているから、外気との流通性が良くなり、外壁内建材の 腐蝕を防止することができ。モルタルの適量の添加により強度を得ることもでき る。

【００４４】 本願の請求項６記載の考案によると、樹脂成形品として成形される門柱および 塀に使用されるブロックが通常のコンクリートブロックに比べて軽量に形成され 、しかもこのコンクリートブロックとほぼ同等の強度を有しているから、積み重 ね作業が容易になり、施工作業の能率を向上することができる。

【００４５】 本願の請求項７記載の考案によると、樹脂成形品として成形される踏み石状に 形成されて成るブロックがモルタルを添加することにより強化することができ、 成形型内で圧縮成形されるので各種形状の踏み石を量産することができ、コスト の低減を図ることができる。

【００４６】 本願の請求項８記載の考案によると、樹脂成形品として成形される河川の法面 、河床または造成地に敷設される擁壁ブロックが河川の法面、河床に敷設される と、多孔質で構成されることから、河川の法面では植物が繁殖して自然環境が保 護され、河床では水中の有機物（バクテリア）が取り込まれて河川水を浄化する ことができ、これが造成地に敷設された場合では埋め立て地の擁壁を形成するこ とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第1実施形態における合成樹脂廃棄物
を原材料として形成されたプランターの斜視図である。

【図２】本考案の第２実施形態における樹脂成形品とし
て形成された下水用側溝の斜視図である。

【図３】本考案の第３実施形態における樹脂成形品とし
て形成された建家の外壁用パネルが施工されている例を
示す斜視図である。

【図４】本考案の第４実施形態における樹脂成形品とし
て形成された門柱および塀に使用されるブロックが施工
されている例を示す斜視図である。

【図５】本考案の第５実施形態における樹脂成形品とし
て形成された踏み石状に形成されて成るブロックが施工
されている例を示す斜視図である。

【図６】本考案の第６実施形態における樹脂成形品とし
て形成された擁壁ブロックが河川の法面、河床または造
成地に敷設されている状態を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ プランター ２ Ｕ字溝（下水用側溝） ３ 外壁用パネル ４ 柱 ５ ブロック ５ａ 中空部 ６ 門柱 ７ 塀 ８ ブロック ９ 擁壁ブロック

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ Ｅ０４Ｆ 13/18 Ａ Ｅ０４Ｈ 17/00 Ｅ０６Ｂ 11/02 Ｑ // Ｂ２９Ｋ 103:00 105:26 Ｂ２９Ｌ 31:10

Claims (8)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 微細に破砕された各種合成樹脂廃棄物の
   破砕片を原材料とし、この原材料に結合剤を添加、混合
   し、これを成形型により圧縮成形されて樹脂成形品が得
   られ、該樹脂成形品が乾燥されていることを特徴とする
   合成樹脂廃棄物を原材料とした樹脂成形品。
2. 【請求項２】 前記樹脂成形品は、前記原材料が、前記
   結合剤に加えモルタルが添加、混合されている請求項１
   に記載の合成樹脂廃棄物を原材料とした樹脂成形品。
3. 【請求項３】 前記樹脂成形品は、植樹用プランター１
   である請求項１または２に記載の合成樹脂廃棄物を原材
   料とした樹脂成形品。
4. 【請求項４】 前記樹脂成形品は、下水用側溝２である
   請求項１または２に記載の合成樹脂廃棄物を原材料とし
   た樹脂成形品。
5. 【請求項５】 前記樹脂成形品は、建家の外壁用パネル
   ３である請求項１または２に記載の合成樹脂廃棄物を原
   材料とした樹脂成形品。
6. 【請求項６】 前記樹脂成形品は、門柱６および塀７に
   使用されるブロック５である請求項１または２に記載の
   合成樹脂廃棄物を原材料とした樹脂成形品。
7. 【請求項７】 前記樹脂成形品は、踏み石状に形成され
   て成るブロック８である請求項１または２に記載の合成
   樹脂廃棄物を原材料とした樹脂成形品。
8. 【請求項８】 前記樹脂成形品は、河川の法面、河床ま
   たは造成地に敷設される擁壁ブロック９である請求項１
   または２に記載の合成樹脂廃棄物を原材料とした樹脂成
   形品。