JPH10183083A - 再剥離用エマルジョン型粘着剤及び該粘着剤を用いた表面保護フィルム - Google Patents
再剥離用エマルジョン型粘着剤及び該粘着剤を用いた表面保護フィルムInfo
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- JPH10183083A JPH10183083A JP34811696A JP34811696A JPH10183083A JP H10183083 A JPH10183083 A JP H10183083A JP 34811696 A JP34811696 A JP 34811696A JP 34811696 A JP34811696 A JP 34811696A JP H10183083 A JPH10183083 A JP H10183083A
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- C09J—ADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
- C09J143/00—Adhesives based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and containing boron, silicon, phosphorus, selenium, tellurium, or a metal; Adhesives based on derivatives of such polymers
- C09J143/04—Homopolymers or copolymers of monomers containing silicon
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高温高湿下のような過酷な条件下で保管され
ても粘着力が経時的に変化せず、且つ剥離速度にかかわ
らず良好な再剥離性を示す水性エマルジョン型の粘着剤
を提供する。 【解決手段】 再剥離用エマルジョン型粘着剤の主基材
として、アルキル基の炭素原子数が11〜16である長鎖ア
ルキル(メタ)アクリル酸エステルを10重量%以上含有
する単量体混合物に対して、特定比率でシラン系単量体
を共重合させて得られた高分子を用いる。
ても粘着力が経時的に変化せず、且つ剥離速度にかかわ
らず良好な再剥離性を示す水性エマルジョン型の粘着剤
を提供する。 【解決手段】 再剥離用エマルジョン型粘着剤の主基材
として、アルキル基の炭素原子数が11〜16である長鎖ア
ルキル(メタ)アクリル酸エステルを10重量%以上含有
する単量体混合物に対して、特定比率でシラン系単量体
を共重合させて得られた高分子を用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、再剥離用エマルジ
ョン型粘着剤に関し、更に詳しくは、ステンレンス板、
アルミ板、鋼板等の金属板、ABS樹脂等の樹脂板、化
粧版等の表面に仮接着させる表面保護フィルムの製造に
適した再剥離用エマルジョン型粘着剤に関する。
ョン型粘着剤に関し、更に詳しくは、ステンレンス板、
アルミ板、鋼板等の金属板、ABS樹脂等の樹脂板、化
粧版等の表面に仮接着させる表面保護フィルムの製造に
適した再剥離用エマルジョン型粘着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境、労働環境の改善、資源
の有効利用の観点から、溶剤型粘着剤から水性エマルジ
ョン型粘着剤への転換が要望されている。アルキル基の
炭素数が8以下である(メタ)アクリル酸エステルを主
成分とするエマルジョン型粘着剤は主に乳化重合法で製
造され、汎用ラベル用途で利用されている。しかし、従
来のエマルジョン型粘着剤は、耐湿、耐水性、耐熱性の
点で溶剤型に劣るため、高度の性能が要求される分野で
は溶剤型が多用され、水性のエマルジョン型粘着剤への
転換は充分に進んでいないのが実情である。
の有効利用の観点から、溶剤型粘着剤から水性エマルジ
ョン型粘着剤への転換が要望されている。アルキル基の
炭素数が8以下である(メタ)アクリル酸エステルを主
成分とするエマルジョン型粘着剤は主に乳化重合法で製
造され、汎用ラベル用途で利用されている。しかし、従
来のエマルジョン型粘着剤は、耐湿、耐水性、耐熱性の
点で溶剤型に劣るため、高度の性能が要求される分野で
は溶剤型が多用され、水性のエマルジョン型粘着剤への
転換は充分に進んでいないのが実情である。
【0003】一方、ステンレンス板やアルミ板等の金属
板、塗装した金属板や樹脂板、ガラス板等を加工、運
搬、養生する際にその表面の損傷や汚れを防ぐために表
面保護フィルムが用いられる。表面保護フィルムには、
種々の用途に適した粘着力を有し、且つその粘着力が高
湿度下や高温度下で保管されても経時的には変化せず、
再剥離する時に容易に剥離できること、剥離後の被着体
に対して粘着剤の残留又は汚染が全くないこと等の性能
が要求される。また、表面保護フィルムの製品形態はロ
ール状の巻重体とされる場合が多く、フィルム基材の背
面に剥離剤処理をしなくても容易に巻き戻しできること
が求められる。しかし表面保護フィルムの用途において
も、エマルジョン型粘着剤では性能が劣るために溶剤型
粘着剤が使用されている。表面保護フィルムの再剥離性
を良くする方法としては、乳化重合反応で使用する乳化
剤を最適化する方法(例えば、特開昭60−127385号公
報)、金属イオン架橋構造とする方法(例えば、特開昭
58−176284号公報)、2個以上のアジリジニル基を持つ
化合物を配合する方法(例えば、特開平6−25630 号公
報)、シラン化合物を共重合する方法(例えば特開昭62
−129374号公報)等が開示されているが、上記の要求性
能を十分に満足させるには至っていない。
板、塗装した金属板や樹脂板、ガラス板等を加工、運
搬、養生する際にその表面の損傷や汚れを防ぐために表
面保護フィルムが用いられる。表面保護フィルムには、
種々の用途に適した粘着力を有し、且つその粘着力が高
湿度下や高温度下で保管されても経時的には変化せず、
再剥離する時に容易に剥離できること、剥離後の被着体
に対して粘着剤の残留又は汚染が全くないこと等の性能
が要求される。また、表面保護フィルムの製品形態はロ
ール状の巻重体とされる場合が多く、フィルム基材の背
面に剥離剤処理をしなくても容易に巻き戻しできること
が求められる。しかし表面保護フィルムの用途において
も、エマルジョン型粘着剤では性能が劣るために溶剤型
粘着剤が使用されている。表面保護フィルムの再剥離性
を良くする方法としては、乳化重合反応で使用する乳化
剤を最適化する方法(例えば、特開昭60−127385号公
報)、金属イオン架橋構造とする方法(例えば、特開昭
58−176284号公報)、2個以上のアジリジニル基を持つ
化合物を配合する方法(例えば、特開平6−25630 号公
報)、シラン化合物を共重合する方法(例えば特開昭62
−129374号公報)等が開示されているが、上記の要求性
能を十分に満足させるには至っていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決し得る水性のエマルジョン型粘着剤を提供し、高
温、高湿等の過酷な環境下におかれても良好な再剥離性
を発揮する表面保護フィルムを提供することを目的とす
る。
を解決し得る水性のエマルジョン型粘着剤を提供し、高
温、高湿等の過酷な環境下におかれても良好な再剥離性
を発揮する表面保護フィルムを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を行った結果、特定炭素数の
長鎖アルキル(メタ)アクリル酸エステルを含有する単
量体混合物に対して特定比率でシラン系単量体を共重合
させて得られる高分子を用いることにより、過酷な条件
下で保管された場合でも良好な再剥離性能を示す再剥離
用エマルジョン型粘着剤及び表面保護フィルムが得られ
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
を解決するために鋭意研究を行った結果、特定炭素数の
長鎖アルキル(メタ)アクリル酸エステルを含有する単
量体混合物に対して特定比率でシラン系単量体を共重合
させて得られる高分子を用いることにより、過酷な条件
下で保管された場合でも良好な再剥離性能を示す再剥離
用エマルジョン型粘着剤及び表面保護フィルムが得られ
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、アルキル基の炭素原
子数が11〜16である長鎖アルキル(メタ)アクリル酸エ
ステルを10重量%以上含有する単量体混合物100 重量部
に対して、シラン系単量体を0.2 〜5重量部共重合させ
て得られた高分子からなる再剥離用エマルジョン型粘着
剤、及び基材フィルムの片面に、かかる再剥離用エマル
ジョン型粘着剤からなる粘着剤層を設けてなることを特
徴とする表面保護フィルムを提供するものである。
子数が11〜16である長鎖アルキル(メタ)アクリル酸エ
ステルを10重量%以上含有する単量体混合物100 重量部
に対して、シラン系単量体を0.2 〜5重量部共重合させ
て得られた高分子からなる再剥離用エマルジョン型粘着
剤、及び基材フィルムの片面に、かかる再剥離用エマル
ジョン型粘着剤からなる粘着剤層を設けてなることを特
徴とする表面保護フィルムを提供するものである。
【0007】本発明の再剥離用エマルジョン型粘着剤を
用いた表面保護フィルムは、種々の用途に適した粘着力
を有し、且つその粘着力が高湿度下や高温度下で保管さ
れても経時的には変化せず、再剥離する際に剥離速度に
影響されずに容易に剥離することができ、剥離後の被着
体に対して粘着剤の残留又は汚染が全くない。更にはロ
ール状の巻重体のような製品形態とした場合に、背面剥
離剤がなくても容易に巻き戻すことができる。特開昭62
−129374号公報には、アルキル基の炭素原子数が3〜10
のアクリル酸エステルと有機官能性シラン系単量体の乳
化重合物を剥離性の粘着剤として用いることが開示され
ているが、表面保護フィルムへの応用では、高温、高湿
度(40℃/92%RH)下で保存すると経時的に粘着力が増
加し、高速剥離(30m/分)では粘着剤層の破壊が起こ
り被着体を汚染する。本発明に係る再剥離用エマルジョ
ン型粘着剤を用いた表面保護フィルムが再剥離性に優れ
る理由については明確ではないが、主基材のポリマーが
長鎖アルキル(メタ)アクリレートであることと、重合
の場がポリマー微粒子であるという重合方法の特徴に基
づいているものと考えられる。すなわち、長鎖アルキル
(メタ)アクリレートは疎水性が高いため耐水性、耐湿
性に優れるという基本的なポリマー特性を有しているこ
と、及び、本発明の特徴であるモノマー微粒子を重合の
場とする重合方法がシラン系単量体の加水分解抑制と均
質共重合の点において有利に作用していることが考えら
れる。
用いた表面保護フィルムは、種々の用途に適した粘着力
を有し、且つその粘着力が高湿度下や高温度下で保管さ
れても経時的には変化せず、再剥離する際に剥離速度に
影響されずに容易に剥離することができ、剥離後の被着
体に対して粘着剤の残留又は汚染が全くない。更にはロ
ール状の巻重体のような製品形態とした場合に、背面剥
離剤がなくても容易に巻き戻すことができる。特開昭62
−129374号公報には、アルキル基の炭素原子数が3〜10
のアクリル酸エステルと有機官能性シラン系単量体の乳
化重合物を剥離性の粘着剤として用いることが開示され
ているが、表面保護フィルムへの応用では、高温、高湿
度(40℃/92%RH)下で保存すると経時的に粘着力が増
加し、高速剥離(30m/分)では粘着剤層の破壊が起こ
り被着体を汚染する。本発明に係る再剥離用エマルジョ
ン型粘着剤を用いた表面保護フィルムが再剥離性に優れ
る理由については明確ではないが、主基材のポリマーが
長鎖アルキル(メタ)アクリレートであることと、重合
の場がポリマー微粒子であるという重合方法の特徴に基
づいているものと考えられる。すなわち、長鎖アルキル
(メタ)アクリレートは疎水性が高いため耐水性、耐湿
性に優れるという基本的なポリマー特性を有しているこ
と、及び、本発明の特徴であるモノマー微粒子を重合の
場とする重合方法がシラン系単量体の加水分解抑制と均
質共重合の点において有利に作用していることが考えら
れる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のエマルジョン型
粘着剤について、詳細に説明する。
粘着剤について、詳細に説明する。
【0009】本発明の再剥離用エマルジョン型粘着剤の
主基材となるポリマーを得るのに用いられるモノマー
は、アルキル基の炭素原子数が11〜16である長鎖アルキ
ル(メタ)アクリル酸エステルを10重量%以上、好まし
くは30重量%以上、更に好ましくは70重量%以上含有す
る単量体の混合物と、該単量体混合物100 重量部に対し
て 0.2〜5重量部、好ましくは 0.6〜3重量部のラジカ
ル重合性のシラン系単量体である。
主基材となるポリマーを得るのに用いられるモノマー
は、アルキル基の炭素原子数が11〜16である長鎖アルキ
ル(メタ)アクリル酸エステルを10重量%以上、好まし
くは30重量%以上、更に好ましくは70重量%以上含有す
る単量体の混合物と、該単量体混合物100 重量部に対し
て 0.2〜5重量部、好ましくは 0.6〜3重量部のラジカ
ル重合性のシラン系単量体である。
【0010】本発明の長鎖アルキル(メタ)アクリル酸
エステルは、例えば、(メタ)アクリル酸ウンデシル、
(メタ)アクリル酸イソウンデシル、(メタ)アクリル
酸ドデシル、(メタ)アクリル酸イソドデシル、(メ
タ)アクリル酸トリデシル、(メタ)アクリル酸イソト
リデシル、(メタ)アクリル酸テトラデシル、(メタ)
アクリル酸イソテトラデシル、(メタ)アクリル酸ヘキ
サデシル、(メタ)アクリル酸イソヘキサデシル等が挙
げられる。これらの長鎖アルキル(メタ)アクリル酸エ
ステルは、単体、もしくはこれらの長鎖(メタ)アクリ
ル酸エステルの混合体で使用される。また、これら長鎖
アルキル(メタ)アクリル酸エステルに、アクリル酸ブ
チルのような(メタ)アクリル酸低級アルキルエステル
類、炭素原子数17以上のアルキル基を持つ長鎖アルキル
(メタ)アクリル酸エステル類、酢酸ビニル等のビニル
エステル類、スチレン等の芳香族ビニル類、アクリロニ
トリル等のニトリル系単量体、アクリルアミド等のアミ
ド系単量体、(メタ)アクリル酸等のカルボン酸系単量
体等を単量体混合物中30重量%以下の量で併用すること
ができる。更に必要に応じて、ジビニルベンゼンやエチ
レングリコール等の架橋性モノマーを単量体混合物中2
重量%以下の量で併用することができる。架橋性モノマ
ーの量が2重量%を超えると粘着力が低下し、被着体と
の接着性が極端に悪くなる。
エステルは、例えば、(メタ)アクリル酸ウンデシル、
(メタ)アクリル酸イソウンデシル、(メタ)アクリル
酸ドデシル、(メタ)アクリル酸イソドデシル、(メ
タ)アクリル酸トリデシル、(メタ)アクリル酸イソト
リデシル、(メタ)アクリル酸テトラデシル、(メタ)
アクリル酸イソテトラデシル、(メタ)アクリル酸ヘキ
サデシル、(メタ)アクリル酸イソヘキサデシル等が挙
げられる。これらの長鎖アルキル(メタ)アクリル酸エ
ステルは、単体、もしくはこれらの長鎖(メタ)アクリ
ル酸エステルの混合体で使用される。また、これら長鎖
アルキル(メタ)アクリル酸エステルに、アクリル酸ブ
チルのような(メタ)アクリル酸低級アルキルエステル
類、炭素原子数17以上のアルキル基を持つ長鎖アルキル
(メタ)アクリル酸エステル類、酢酸ビニル等のビニル
エステル類、スチレン等の芳香族ビニル類、アクリロニ
トリル等のニトリル系単量体、アクリルアミド等のアミ
ド系単量体、(メタ)アクリル酸等のカルボン酸系単量
体等を単量体混合物中30重量%以下の量で併用すること
ができる。更に必要に応じて、ジビニルベンゼンやエチ
レングリコール等の架橋性モノマーを単量体混合物中2
重量%以下の量で併用することができる。架橋性モノマ
ーの量が2重量%を超えると粘着力が低下し、被着体と
の接着性が極端に悪くなる。
【0011】本発明において、アルキル基の炭素原子数
が11〜16である長鎖アルキル(メタ)アクリル酸エステ
ルに共重合されるシラン系単量体としては、共重合性の
点で(メタ)アクリル酸の誘導体である(メタ)アクリ
ル酸系シラン単量体が好ましく、例えば、3−メタクリ
ルオキシプロピルトリメトキシシラン、3−アクリルオ
キシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリルオキ
シプロピルトリエトキシシラン、3−アクリルオキシプ
ロピルトリエトキシシラン、3−メタクリルオキシプロ
ピルメチルジメトキシシラン、3−アクリルオキシプロ
ピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリルオキシプ
ロピルメチルジエトキシシラン、3−アクリルオキシプ
ロピルメチルジエトキシシラン等が挙げられる。シラン
系単量体の共重合量は、エマルジョン粘着剤の粘着性、
支持体のコロナ処理面と粘着剤層の結合性、粘着剤のポ
リマー強度に影響を及ぼす。シラン系単量体の共重合量
が、アルキル基の炭素原子数が11〜16である長鎖アルキ
ル(メタ)アクリル酸エステルを含有する上記の如き単
量体混合物100 重量部に対して、5重量部を超えると接
着できない程度まで粘着力が低下し、また0.2 重量部未
満ではポリマー強度の不足で凝集破壊を起こし被着体を
汚染する。従って、本発明では、単量体混合物100 重量
部に対するシラン系単量体の比率は、0.2〜5重量部、
好ましくは0.6〜3重量部の範囲である。
が11〜16である長鎖アルキル(メタ)アクリル酸エステ
ルに共重合されるシラン系単量体としては、共重合性の
点で(メタ)アクリル酸の誘導体である(メタ)アクリ
ル酸系シラン単量体が好ましく、例えば、3−メタクリ
ルオキシプロピルトリメトキシシラン、3−アクリルオ
キシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリルオキ
シプロピルトリエトキシシラン、3−アクリルオキシプ
ロピルトリエトキシシラン、3−メタクリルオキシプロ
ピルメチルジメトキシシラン、3−アクリルオキシプロ
ピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリルオキシプ
ロピルメチルジエトキシシラン、3−アクリルオキシプ
ロピルメチルジエトキシシラン等が挙げられる。シラン
系単量体の共重合量は、エマルジョン粘着剤の粘着性、
支持体のコロナ処理面と粘着剤層の結合性、粘着剤のポ
リマー強度に影響を及ぼす。シラン系単量体の共重合量
が、アルキル基の炭素原子数が11〜16である長鎖アルキ
ル(メタ)アクリル酸エステルを含有する上記の如き単
量体混合物100 重量部に対して、5重量部を超えると接
着できない程度まで粘着力が低下し、また0.2 重量部未
満ではポリマー強度の不足で凝集破壊を起こし被着体を
汚染する。従って、本発明では、単量体混合物100 重量
部に対するシラン系単量体の比率は、0.2〜5重量部、
好ましくは0.6〜3重量部の範囲である。
【0012】次に、本発明の再剥離用エマルジョン型粘
着剤の主基材となる特定の長鎖アルキル(メタ)アクリ
ル酸エステルを含有する単量体混合物とシラン系単量体
の共重合高分子を得る方法の一例を説明する。
着剤の主基材となる特定の長鎖アルキル(メタ)アクリ
ル酸エステルを含有する単量体混合物とシラン系単量体
の共重合高分子を得る方法の一例を説明する。
【0013】本発明に係る共重合高分子を得る方法とし
て好ましいものは、乳化分散剤水溶液を使用してモノマ
ーを微粒子化した後、重合開始剤の存在下で共重合を行
う方法である。ミセルを重合の場とする通常の乳化重合
においては難水溶性の長鎖アルキル(メタ)アクリル酸
エマルジョンを原料モノマーに用いた場合には安定なポ
リマーエマルジョンは得られないが、上記の方法によれ
ば安定性の良好なポリマーエマルジョンを得ることがで
きる。この方法において使用される乳化分散剤として
は、アニオン性、ノニオン性の界面活性剤を用いること
ができる。係なく使用することができる。例えば、アル
キルアリルスルホネート塩、アルキルジフェニルエーテ
ルスルホネート塩、アルキルサルフェート塩、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテルのサルフェート塩、ジアル
キルスルホサクシネート塩、アルキルホスフェート塩、
ポリオキシエチレンアルキルエーテルのホスフェート塩
等のアニオン性界面活性剤が挙げられる。また、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンア
ルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレングリコー
ルの脂肪酸エステル、プロピレンオキシドとエチレンオ
キシドのブロック共重合体等のノニオン性界面活性剤が
挙げられる。また、カチオン性界面活性剤、両性界面活
性剤、ポリビニルアルコール等の水溶性高分子化合物も
乳化分散剤として使用することができる。更には重合性
の乳化分散剤を単独又は上記の乳化分散剤との併用で使
用することができる。重合性の乳化分散剤を使用すると
通常の乳化分散剤に比べて耐水性、耐湿性を向上させる
ことができる。本発明に使用できる重合性の乳化分散剤
は分子中にラジカル重合性の二重結合を有する乳化分散
剤である。重合性の乳化分散剤としては、重合性基にア
リル基、(メタ)アクリル酸基、スチレン基、イソプロ
ペニル基を分子中に有する界面活性剤は公知であり、こ
れらを本発明の重合性の乳化分散剤として使用すること
ができる。本発明において使用できる重合性の乳化分散
剤の例を以下に示す。
て好ましいものは、乳化分散剤水溶液を使用してモノマ
ーを微粒子化した後、重合開始剤の存在下で共重合を行
う方法である。ミセルを重合の場とする通常の乳化重合
においては難水溶性の長鎖アルキル(メタ)アクリル酸
エマルジョンを原料モノマーに用いた場合には安定なポ
リマーエマルジョンは得られないが、上記の方法によれ
ば安定性の良好なポリマーエマルジョンを得ることがで
きる。この方法において使用される乳化分散剤として
は、アニオン性、ノニオン性の界面活性剤を用いること
ができる。係なく使用することができる。例えば、アル
キルアリルスルホネート塩、アルキルジフェニルエーテ
ルスルホネート塩、アルキルサルフェート塩、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテルのサルフェート塩、ジアル
キルスルホサクシネート塩、アルキルホスフェート塩、
ポリオキシエチレンアルキルエーテルのホスフェート塩
等のアニオン性界面活性剤が挙げられる。また、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンア
ルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレングリコー
ルの脂肪酸エステル、プロピレンオキシドとエチレンオ
キシドのブロック共重合体等のノニオン性界面活性剤が
挙げられる。また、カチオン性界面活性剤、両性界面活
性剤、ポリビニルアルコール等の水溶性高分子化合物も
乳化分散剤として使用することができる。更には重合性
の乳化分散剤を単独又は上記の乳化分散剤との併用で使
用することができる。重合性の乳化分散剤を使用すると
通常の乳化分散剤に比べて耐水性、耐湿性を向上させる
ことができる。本発明に使用できる重合性の乳化分散剤
は分子中にラジカル重合性の二重結合を有する乳化分散
剤である。重合性の乳化分散剤としては、重合性基にア
リル基、(メタ)アクリル酸基、スチレン基、イソプロ
ペニル基を分子中に有する界面活性剤は公知であり、こ
れらを本発明の重合性の乳化分散剤として使用すること
ができる。本発明において使用できる重合性の乳化分散
剤の例を以下に示す。
【0014】
【化1】
【0015】
【化2】
【0016】上記化学構造式中、R 、R1、R2及びR3は、
それぞれ、水素原子、アルキル基等であり、M は、アル
カリ金属原子等であり、AO、A1O 及びA2O は、それぞ
れ、オキシアルキレン基であり、l 、m 、n 、x 、y 及
び zは、それぞれ、0又は正数である。
それぞれ、水素原子、アルキル基等であり、M は、アル
カリ金属原子等であり、AO、A1O 及びA2O は、それぞ
れ、オキシアルキレン基であり、l 、m 、n 、x 、y 及
び zは、それぞれ、0又は正数である。
【0017】本発明のエマルジョン型粘着剤を製造する
方法は、モノマーの乳化分散工程と重合工程に分けるこ
とができる。モノマーの乳化分散工程ではモノマー及び
乳化分散剤水溶液を配合し、乳化機を用いてモノマー粒
子の平均粒径を 0.1〜5μm、好ましくは 0.1〜2μm
に乳化分散する。モノマーと乳化剤水溶液の使用比率は
限定するものではないが、ポリマー濃度が5重量%未満
では経済性に問題があり、ポリマー濃度が80重量%を超
えるとエマルジョン粘度が高くなる等の理由から製造が
難しくなるため、全モノマー量は全重合系に対して5〜
80重量%が望ましい。本発明に使用される乳化機はモノ
マー微粒子の平均粒径を 0.1〜5μmにできるものであ
ればどの様な機種でも使用することができる。本発明で
使用できる乳化機としては、超音波ホモジナイザー、ホ
モミキサー、マイルダー、アトライター、(超)高圧ホ
モジナイザー、コロイドミル等を挙げることができる。
方法は、モノマーの乳化分散工程と重合工程に分けるこ
とができる。モノマーの乳化分散工程ではモノマー及び
乳化分散剤水溶液を配合し、乳化機を用いてモノマー粒
子の平均粒径を 0.1〜5μm、好ましくは 0.1〜2μm
に乳化分散する。モノマーと乳化剤水溶液の使用比率は
限定するものではないが、ポリマー濃度が5重量%未満
では経済性に問題があり、ポリマー濃度が80重量%を超
えるとエマルジョン粘度が高くなる等の理由から製造が
難しくなるため、全モノマー量は全重合系に対して5〜
80重量%が望ましい。本発明に使用される乳化機はモノ
マー微粒子の平均粒径を 0.1〜5μmにできるものであ
ればどの様な機種でも使用することができる。本発明で
使用できる乳化機としては、超音波ホモジナイザー、ホ
モミキサー、マイルダー、アトライター、(超)高圧ホ
モジナイザー、コロイドミル等を挙げることができる。
【0018】重合反応工程では、前記のモノマーの乳化
物を攪拌機を備えた重合容器に仕込み、これに重合開始
剤を添加し、適切な重合温度に加熱することで重合反応
が開始される。この時、重合系は酸素による重合の抑制
作用を防止するために、窒素の様な不活性ガスでパージ
することが望ましい。重合反応工程で用いる重合開始剤
は水溶性重合開始剤、油溶性重合開始剤のいずれも使用
することができる。水溶性重合開始剤の場合には重合反
応の直前に重合系に添加し、油溶性重合開始剤の場合に
は乳化前のモノマーに添加溶解するのが望ましい。水溶
性開始剤としては、たとえば、過硫酸カリウム、過硫酸
アンモニウム等の過硫酸塩、2,2'−アゾビス(2−アミ
ジノプロパン)塩酸塩等の水溶性アゾ系重合開始剤、t
−ブチルハイドロオキサイド/アスコルビン酸等のレド
ックス開始剤が挙げられる。油溶性重合開始剤として
は、例えば、ベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパ
ーオキサイド等の有機パーオキサイド類、2,2'−アゾビ
ス(2−メチルニトリル)等の油溶性アゾ系重合開始剤
類等が挙げられる。
物を攪拌機を備えた重合容器に仕込み、これに重合開始
剤を添加し、適切な重合温度に加熱することで重合反応
が開始される。この時、重合系は酸素による重合の抑制
作用を防止するために、窒素の様な不活性ガスでパージ
することが望ましい。重合反応工程で用いる重合開始剤
は水溶性重合開始剤、油溶性重合開始剤のいずれも使用
することができる。水溶性重合開始剤の場合には重合反
応の直前に重合系に添加し、油溶性重合開始剤の場合に
は乳化前のモノマーに添加溶解するのが望ましい。水溶
性開始剤としては、たとえば、過硫酸カリウム、過硫酸
アンモニウム等の過硫酸塩、2,2'−アゾビス(2−アミ
ジノプロパン)塩酸塩等の水溶性アゾ系重合開始剤、t
−ブチルハイドロオキサイド/アスコルビン酸等のレド
ックス開始剤が挙げられる。油溶性重合開始剤として
は、例えば、ベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパ
ーオキサイド等の有機パーオキサイド類、2,2'−アゾビ
ス(2−メチルニトリル)等の油溶性アゾ系重合開始剤
類等が挙げられる。
【0019】重合開始剤の使用量は限定するものではな
いが、全モノマーに対して0.01〜5重量%、好ましくは
0.05〜1重量%の範囲にあることが望ましい。さらに、
必要に応じて燐酸塩や炭酸塩等を重合系のpH調整剤とし
て使用する。また、重合物の分子量を調整する目的でド
デシルメルカプタン等のラジカル連鎖移動剤を併用する
ことができる。重合温度はモノマーの組成や重合開始剤
の種類によっても異なるが、約40〜90℃の範囲が適当で
ある。また、重合時間は同様にモノマー、重合開始剤、
重合温度で異なるものであるが、一般に1〜10時間が適
当である。上記の乳化工程および重合工程を経て得られ
るポリマーエマルジョンの平均粒径は0.1 〜2μmであ
り安定性は良好である。
いが、全モノマーに対して0.01〜5重量%、好ましくは
0.05〜1重量%の範囲にあることが望ましい。さらに、
必要に応じて燐酸塩や炭酸塩等を重合系のpH調整剤とし
て使用する。また、重合物の分子量を調整する目的でド
デシルメルカプタン等のラジカル連鎖移動剤を併用する
ことができる。重合温度はモノマーの組成や重合開始剤
の種類によっても異なるが、約40〜90℃の範囲が適当で
ある。また、重合時間は同様にモノマー、重合開始剤、
重合温度で異なるものであるが、一般に1〜10時間が適
当である。上記の乳化工程および重合工程を経て得られ
るポリマーエマルジョンの平均粒径は0.1 〜2μmであ
り安定性は良好である。
【0020】本発明の表面保護フィルムは、本発明の水
性の再剥離用エマルジョン型粘着剤を、基材フィルムの
片面に塗布乾燥して粘着剤層を形成することにより製造
される。粘着剤層の厚さは1〜20μmが好ましい。ま
た、基材フィルムとしては、ポリエチレン樹脂、ポリプ
ロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂及びポリエステル樹
脂からなる群から選ばれる1種又は2種以上の合成樹脂
からなるフィルムが好適に用いられる。これら基材フィ
ルムの厚さは用途、目的によって適宜決めればよく、限
定されない。本発明の表面保護フィルムは、ロール状の
巻重体とされた場合でも、フィルム基材の背面に剥離剤
処理をしなくても容易に巻き戻しができる。
性の再剥離用エマルジョン型粘着剤を、基材フィルムの
片面に塗布乾燥して粘着剤層を形成することにより製造
される。粘着剤層の厚さは1〜20μmが好ましい。ま
た、基材フィルムとしては、ポリエチレン樹脂、ポリプ
ロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂及びポリエステル樹
脂からなる群から選ばれる1種又は2種以上の合成樹脂
からなるフィルムが好適に用いられる。これら基材フィ
ルムの厚さは用途、目的によって適宜決めればよく、限
定されない。本発明の表面保護フィルムは、ロール状の
巻重体とされた場合でも、フィルム基材の背面に剥離剤
処理をしなくても容易に巻き戻しができる。
【0021】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。例中
の「%」は特記しない限り「重量%」である。尚、実施
例において平均粒径はHORIBA製粒径測定機(LA-910型)
を用いて測定した。また、表面保護フィルムの作製方法
及び評価方法を以下に記す。
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。例中
の「%」は特記しない限り「重量%」である。尚、実施
例において平均粒径はHORIBA製粒径測定機(LA-910型)
を用いて測定した。また、表面保護フィルムの作製方法
及び評価方法を以下に記す。
【0022】(1)表面保護フィルムの作製方法 ポリエチレンフィルム(厚さ60μm)のコロナ処理面に
ヒラノテクシード社製塗工機(マルチコーター、M-200
)を用いてエマルジョン型粘着剤を粘着層の厚さが5
μmになるように塗布して乾燥し、製品形態がロール状
(巻重体)の表面保護フィルムを作製した。
ヒラノテクシード社製塗工機(マルチコーター、M-200
)を用いてエマルジョン型粘着剤を粘着層の厚さが5
μmになるように塗布して乾燥し、製品形態がロール状
(巻重体)の表面保護フィルムを作製した。
【0023】(2)表面保護フィルムの評価方法 1.巻き戻し性 温度40℃、湿度92%RHの条件下で7日間保存した表面保
護フィルム(ロール状製品)の巻き戻し力 (300mm/min)
をJIS Z 0237-1991 に準拠して (30mm/min) 測定した。
また、この巻き戻し測定において支持体背面を肉眼で観
察し、粘着剤の移行が全く無い場合を「○」、粘着剤の
移行が認められる場合を「×」として評価した。
護フィルム(ロール状製品)の巻き戻し力 (300mm/min)
をJIS Z 0237-1991 に準拠して (30mm/min) 測定した。
また、この巻き戻し測定において支持体背面を肉眼で観
察し、粘着剤の移行が全く無い場合を「○」、粘着剤の
移行が認められる場合を「×」として評価した。
【0024】2.低速剥離性 鏡面ステンレス板(SUS304/#800 研磨)に幅20mmの表面
保護フィルムを貼り合わせ、温度40℃、湿度92%RHの条
件下で7日間保存し、JIS Z 0237-1991 に準拠して180
度剥離強度(剥離速度0.3m/min)を測定した。また、こ
の剥離強度測定において鏡面ステンレス板の剥離面の汚
染状態を肉眼で観察し、汚染が全く無い場合を「○」、
曇りがある場合を「△」、粘着剤の移行が認められる場
合を「×」として評価した。
保護フィルムを貼り合わせ、温度40℃、湿度92%RHの条
件下で7日間保存し、JIS Z 0237-1991 に準拠して180
度剥離強度(剥離速度0.3m/min)を測定した。また、こ
の剥離強度測定において鏡面ステンレス板の剥離面の汚
染状態を肉眼で観察し、汚染が全く無い場合を「○」、
曇りがある場合を「△」、粘着剤の移行が認められる場
合を「×」として評価した。
【0025】3.高速剥離性 剥離速度を30m/min に変更する他は、上記の低速剥離性
試験と同様にして180度剥離強度を測定した。また、同
様にして鏡面ステンレス板の汚染状態を観察した。
試験と同様にして180度剥離強度を測定した。また、同
様にして鏡面ステンレス板の汚染状態を観察した。
【0026】実施例1 2リットルの容器にラウリルメタクリレート 594g、メ
タクリロイルプロピルトリメトキシシラン6g及びベン
ゾイルパーオキサイド 2.4gを加えて均一に溶解し、こ
れに有効成分2%のラテムルS-180 〔花王(株)製:重
合性乳化分散剤〕水溶液 600gを配合したものを高圧ホ
モジナイザー〔イズミフードマシナリ (株) 製〕で5分
間処理して、平均粒径が0.46μmの乳化物を得た。この
乳化物を、攪拌機、冷却器、窒素導入管を備えた2リッ
トルのガラス製反応器に移し、窒素ガスパージした後、
攪拌しながら加熱して内温を85℃に昇温し、その後、重
合を完結させるために同温度で6時間熟成してポリマー
エマルジョンを得た。このポリマーエマルジョンの安定
性は良好であり、平均粒径は0.40μmであった。このエ
マルジョン粘着剤から作製した表面保護フィルムの性能
を表1に示す。
タクリロイルプロピルトリメトキシシラン6g及びベン
ゾイルパーオキサイド 2.4gを加えて均一に溶解し、こ
れに有効成分2%のラテムルS-180 〔花王(株)製:重
合性乳化分散剤〕水溶液 600gを配合したものを高圧ホ
モジナイザー〔イズミフードマシナリ (株) 製〕で5分
間処理して、平均粒径が0.46μmの乳化物を得た。この
乳化物を、攪拌機、冷却器、窒素導入管を備えた2リッ
トルのガラス製反応器に移し、窒素ガスパージした後、
攪拌しながら加熱して内温を85℃に昇温し、その後、重
合を完結させるために同温度で6時間熟成してポリマー
エマルジョンを得た。このポリマーエマルジョンの安定
性は良好であり、平均粒径は0.40μmであった。このエ
マルジョン粘着剤から作製した表面保護フィルムの性能
を表1に示す。
【0027】実施例2 2リットルの容器にラウリルメタクリレート 300g、テ
トラデシルメタクリレート 288g、メタクリロイルプロ
ピルトリメトキシシラン12g及びベンゾイルパーオキサ
イド 2.4gを加えて均一に溶解し、これに有効成分 1.5
%のレベノールWZ〔花王(株)製:乳化分散剤〕水溶液
600gを配合したものを超音波ホモジナイザー〔日本精
機製作所 (株) 製〕で15分間処理して、平均粒径が0.55
μmの乳化物を得た。この乳化物を、攪拌機、冷却器、
窒素導入管を備えた2リットルのガラス製反応器に移
し、窒素ガスパージした後、攪拌しながら加熱して内温
を85℃に昇温し、その後、重合を完結させるために同温
度で6時間熟成してポリマーエマルジョンを得た。この
ポリマーエマルジョンの安定性は良好であり、平均粒径
は0.49μmであった。このエマルジョン粘着剤から作製
した表面保護フィルムの性能を表1に示す。
トラデシルメタクリレート 288g、メタクリロイルプロ
ピルトリメトキシシラン12g及びベンゾイルパーオキサ
イド 2.4gを加えて均一に溶解し、これに有効成分 1.5
%のレベノールWZ〔花王(株)製:乳化分散剤〕水溶液
600gを配合したものを超音波ホモジナイザー〔日本精
機製作所 (株) 製〕で15分間処理して、平均粒径が0.55
μmの乳化物を得た。この乳化物を、攪拌機、冷却器、
窒素導入管を備えた2リットルのガラス製反応器に移
し、窒素ガスパージした後、攪拌しながら加熱して内温
を85℃に昇温し、その後、重合を完結させるために同温
度で6時間熟成してポリマーエマルジョンを得た。この
ポリマーエマルジョンの安定性は良好であり、平均粒径
は0.49μmであった。このエマルジョン粘着剤から作製
した表面保護フィルムの性能を表1に示す。
【0028】実施例3 2リットルの容器にラウリルメタクリレート 400g、ヘ
キサデシルメタクリレート 188g、メタクリロイルプロ
ピルメチルジメトキシシラン12gを加え、これに有効成
分 1.5%のネオペレックスF-25〔花王(株)製:乳化分
散剤〕水溶液 600gを配合したものを超音波ホモジナイ
ザー〔日本精機製作所 (株) 製〕で15分間処理して、平
均粒径が0.45μmの乳化物を得た。この乳化物を、攪拌
機、冷却器、窒素導入管を備えた2リットルのガラス製
反応器に移し、窒素ガスパージした後、攪拌しながら加
熱して内温を70℃に昇温した。これに重合開始剤とし
て、t−ブチルハイドロパーオキサイド 2.4gを水25g
に溶解したものおよびL−アスコルビン酸 2.4gを水25
gに溶解したものを添加して重合反応を開始し、その
後、重合を完結させるために80℃で4時間熟成してポリ
マーエマルジョンを得た。このポリマーエマルジョンの
安定性は良好であり、平均粒径は0.40μmであった。こ
のエマルジョン粘着剤から作製した表面保護フィルムの
性能を表1に示す。
キサデシルメタクリレート 188g、メタクリロイルプロ
ピルメチルジメトキシシラン12gを加え、これに有効成
分 1.5%のネオペレックスF-25〔花王(株)製:乳化分
散剤〕水溶液 600gを配合したものを超音波ホモジナイ
ザー〔日本精機製作所 (株) 製〕で15分間処理して、平
均粒径が0.45μmの乳化物を得た。この乳化物を、攪拌
機、冷却器、窒素導入管を備えた2リットルのガラス製
反応器に移し、窒素ガスパージした後、攪拌しながら加
熱して内温を70℃に昇温した。これに重合開始剤とし
て、t−ブチルハイドロパーオキサイド 2.4gを水25g
に溶解したものおよびL−アスコルビン酸 2.4gを水25
gに溶解したものを添加して重合反応を開始し、その
後、重合を完結させるために80℃で4時間熟成してポリ
マーエマルジョンを得た。このポリマーエマルジョンの
安定性は良好であり、平均粒径は0.40μmであった。こ
のエマルジョン粘着剤から作製した表面保護フィルムの
性能を表1に示す。
【0029】実施例4 2リットルの容器に2−エチルヘキシルアクリレート50
g、ラウリルメタクリレート 300g、テトラデシルメタ
クリレート 233g、アクリロイルプロピルトリメトキシ
シラン12g及びベンゾイルパーオキサイド 2.4gを加え
て均一に溶解し、これに有効成分 1.5%のアクアロンHS
-10 〔第一工業製薬(株)製:重合性乳化分散剤〕水溶
液 600gを配合したものを超音波ホモジナイザー〔日本
精機製作所 (株) 製〕で15分間処理して、平均粒径が0.
43μmの乳化物を得た。この乳化物を、攪拌機、冷却
器、窒素導入管を備えた2リットルのガラス製反応器に
移し、窒素ガスパージした後、攪拌しながら加熱して内
温を85℃に昇温し、その後、重合を完結させるために同
温度で6時間熟成してポリマーエマルジョンを得た。こ
のポリマーエマルジョンの安定性は良好であり、平均粒
径は0.38μmであった。このエマルジョン粘着剤から作
製した表面保護フィルムの性能を表1に示す。
g、ラウリルメタクリレート 300g、テトラデシルメタ
クリレート 233g、アクリロイルプロピルトリメトキシ
シラン12g及びベンゾイルパーオキサイド 2.4gを加え
て均一に溶解し、これに有効成分 1.5%のアクアロンHS
-10 〔第一工業製薬(株)製:重合性乳化分散剤〕水溶
液 600gを配合したものを超音波ホモジナイザー〔日本
精機製作所 (株) 製〕で15分間処理して、平均粒径が0.
43μmの乳化物を得た。この乳化物を、攪拌機、冷却
器、窒素導入管を備えた2リットルのガラス製反応器に
移し、窒素ガスパージした後、攪拌しながら加熱して内
温を85℃に昇温し、その後、重合を完結させるために同
温度で6時間熟成してポリマーエマルジョンを得た。こ
のポリマーエマルジョンの安定性は良好であり、平均粒
径は0.38μmであった。このエマルジョン粘着剤から作
製した表面保護フィルムの性能を表1に示す。
【0030】実施例5 2リットルの容器にメタクリル酸3g、エチレングリコ
ールジメタクリレート1g、ラウリルメタクリレート 5
90g、メタクリロイルプロピルトリメトキシシラン6g
及びベンゾイルパーオキサイド 2.4gを加えて均一に溶
解し、これに有効成分 2.5%のラテムルS-180 〔花王
(株)製:重合性乳化分散剤〕水溶液 600gを配合した
ものを超音波ホモジナイザー〔日本精機製作所 (株)
製〕で15分間処理して、平均粒径が0.43μmの乳化物を
得た。この乳化物を、攪拌機、冷却器、窒素導入管を備
えた2リットルのガラス製反応器に移し、窒素ガスパー
ジした後、攪拌しながら加熱して内温を85℃に昇温し、
その後、重合を完結させるために同温度で6時間熟成し
てポリマーエマルジョンを得た。このポリマーエマルジ
ョンの安定性は良好であり、平均粒径は0.38μmであっ
た。このエマルジョン粘着剤から作製した表面保護フィ
ルムの性能を表1に示す。
ールジメタクリレート1g、ラウリルメタクリレート 5
90g、メタクリロイルプロピルトリメトキシシラン6g
及びベンゾイルパーオキサイド 2.4gを加えて均一に溶
解し、これに有効成分 2.5%のラテムルS-180 〔花王
(株)製:重合性乳化分散剤〕水溶液 600gを配合した
ものを超音波ホモジナイザー〔日本精機製作所 (株)
製〕で15分間処理して、平均粒径が0.43μmの乳化物を
得た。この乳化物を、攪拌機、冷却器、窒素導入管を備
えた2リットルのガラス製反応器に移し、窒素ガスパー
ジした後、攪拌しながら加熱して内温を85℃に昇温し、
その後、重合を完結させるために同温度で6時間熟成し
てポリマーエマルジョンを得た。このポリマーエマルジ
ョンの安定性は良好であり、平均粒径は0.38μmであっ
た。このエマルジョン粘着剤から作製した表面保護フィ
ルムの性能を表1に示す。
【0031】比較例1 2リットルの容器にアクリル酸ブチル 100g、2−エチ
ルヘキシルアクリレート 488g、メタクリロイルプロピ
ルトリメトキシシラン12g及びベンゾイルパーオキサイ
ド 2.4gを加えて均一に溶解し、これに有効成分2%の
ラテムル S-180〔花王(株)製:重合性乳化分散剤〕水
溶液 600gを配合したものを高圧ホモジナイザー〔イズ
ミフードマシナリ (株) 製〕で5分間処理して、平均粒
径が0.66μmの乳化物を得た。この乳化物を、攪拌機、
冷却器、窒素導入管を備えた2リットルのガラス製反応
器に移し、窒素ガスパージした後、攪拌しながら加熱し
て内温を85℃に昇温し、その後、重合を完結させるため
に同温度で6時間熟成してポリマーエマルジョンを得
た。このポリマーエマルジョンの平均粒径は0.35μmで
あった。このエマルジョン粘着剤から作製した表面保護
フィルムの性能を表1に示す。
ルヘキシルアクリレート 488g、メタクリロイルプロピ
ルトリメトキシシラン12g及びベンゾイルパーオキサイ
ド 2.4gを加えて均一に溶解し、これに有効成分2%の
ラテムル S-180〔花王(株)製:重合性乳化分散剤〕水
溶液 600gを配合したものを高圧ホモジナイザー〔イズ
ミフードマシナリ (株) 製〕で5分間処理して、平均粒
径が0.66μmの乳化物を得た。この乳化物を、攪拌機、
冷却器、窒素導入管を備えた2リットルのガラス製反応
器に移し、窒素ガスパージした後、攪拌しながら加熱し
て内温を85℃に昇温し、その後、重合を完結させるため
に同温度で6時間熟成してポリマーエマルジョンを得
た。このポリマーエマルジョンの平均粒径は0.35μmで
あった。このエマルジョン粘着剤から作製した表面保護
フィルムの性能を表1に示す。
【0032】比較例2 2リットルの容器にアクリル酸ブチル 200g、アクリル
酸−2−エチルヘキシル 188g、メタクリロイルプロピ
ルメチルジメトキシシラン2gを加え、これに有効成分
1.5%のネオペレックスF-25〔花王(株)製:乳化分散
剤〕水溶液 600gを配合したものを超音波ホモジナイザ
ー〔日本精機製作所 (株) 製〕で15分間処理して、平均
粒径が0.45μmの乳化物を得た。この乳化物を、攪拌
機、冷却器、窒素導入管を備えた2リットルのガラス製
反応器に移し、窒素ガスパージした後、攪拌しながら加
熱して内温を70℃に昇温した。これに重合開始剤とし
て、t−ブチルハイドロパーオキサイド 2.4gを水25g
に溶解したものおよびアスコルビン酸 2.4gを水25gに
溶解したものを添加して重合反応を開始し、その後、重
合を完結させるために80℃で4時間熟成してポリマーエ
マルジョンを得た。このポリマーエマルジョンの平均粒
径は0.23μmであった。このエマルジョン粘着剤から作
製した表面保護フィルムの性能を表1に示す。
酸−2−エチルヘキシル 188g、メタクリロイルプロピ
ルメチルジメトキシシラン2gを加え、これに有効成分
1.5%のネオペレックスF-25〔花王(株)製:乳化分散
剤〕水溶液 600gを配合したものを超音波ホモジナイザ
ー〔日本精機製作所 (株) 製〕で15分間処理して、平均
粒径が0.45μmの乳化物を得た。この乳化物を、攪拌
機、冷却器、窒素導入管を備えた2リットルのガラス製
反応器に移し、窒素ガスパージした後、攪拌しながら加
熱して内温を70℃に昇温した。これに重合開始剤とし
て、t−ブチルハイドロパーオキサイド 2.4gを水25g
に溶解したものおよびアスコルビン酸 2.4gを水25gに
溶解したものを添加して重合反応を開始し、その後、重
合を完結させるために80℃で4時間熟成してポリマーエ
マルジョンを得た。このポリマーエマルジョンの平均粒
径は0.23μmであった。このエマルジョン粘着剤から作
製した表面保護フィルムの性能を表1に示す。
【0033】なお、上記の実施例および比較例で使用し
た乳化分散剤の構造を以下に示す。
た乳化分散剤の構造を以下に示す。
【0034】
【化3】
【0035】
【表1】
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、再剥離性に優れる水性
のエマルジョン型粘着剤が提供され、また、基材フィル
ムの片面に該水性粘着剤組成物からなる粘着剤層が設け
られたことを特徴とする表面保護フィルムが提供され
る。本発明の係る表面保護フィルムは、種々の用途に適
した粘着力を有し、且つその粘着力が高湿下や高温度下
で保管されても経時的に変化せず、再剥離する際の剥離
速度に影響されず、容易に剥離することができ、被着体
に対して粘着剤の残留や汚染を起こすことがない。更に
は製品形態を巻重体とした場合に背面剥離剤処理がなく
ても容易に巻き戻すことができる。
のエマルジョン型粘着剤が提供され、また、基材フィル
ムの片面に該水性粘着剤組成物からなる粘着剤層が設け
られたことを特徴とする表面保護フィルムが提供され
る。本発明の係る表面保護フィルムは、種々の用途に適
した粘着力を有し、且つその粘着力が高湿下や高温度下
で保管されても経時的に変化せず、再剥離する際の剥離
速度に影響されず、容易に剥離することができ、被着体
に対して粘着剤の残留や汚染を起こすことがない。更に
は製品形態を巻重体とした場合に背面剥離剤処理がなく
ても容易に巻き戻すことができる。
Claims (8)
- 【請求項1】 アルキル基の炭素原子数が11〜16である
長鎖アルキル(メタ)アクリル酸エステルを10重量%以
上含有する単量体混合物100 重量部に対して、シラン系
単量体を 0.2〜5重量部共重合させて得られた高分子か
らなる再剥離用エマルジョン型粘着剤。 - 【請求項2】 前記高分子が、単量体混合物及びシラン
系単量体を乳化分散剤水溶液中に乳化分散させて平均粒
径が0.1 〜5μmの微粒子とした後、重合開始剤の存在
下で重合させて得られたものである請求項1記載の再剥
離用エマルジョン型粘着剤。 - 【請求項3】 単量体混合物100 重量部に対するシラン
系単量体の割合が0.6 〜3重量部である請求項1又は2
記載の再剥離用エマルジョン型粘着剤。 - 【請求項4】 乳化分散剤が、ラジカル重合性の二重結
合基を有する乳化分散剤である請求項2又は3記載の再
剥離用エマルジョン型粘着剤。 - 【請求項5】 シラン系単量体が、メタクリル酸系シラ
ン単量体又はアクリル酸系シラン単量体である請求項1
〜4の何れか1項記載の再剥離用エマルジョン型粘着
剤。 - 【請求項6】 基材フィルムの片面に、請求項1〜5の
何れか1項記載の再剥離用エマルジョン型粘着剤からな
る粘着剤層を設けてなることを特徴とする表面保護フィ
ルム。 - 【請求項7】 粘着剤層の厚さが1〜20μmである請求
項6記載の表面保護フィルム。 - 【請求項8】 基材フィルムが、ポリエチレン樹脂、ポ
リプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂及びポリエステ
ル樹脂からなる群から選ばれる1種又は2種以上の樹脂
からなる請求項6又は7記載の表面保護フィルム。
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JP34811696A JPH10183083A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 再剥離用エマルジョン型粘着剤及び該粘着剤を用いた表面保護フィルム |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071211 |