JPH10182761A - 中空重合体粒子、その水性分散液およびそれらの製造方法 - Google Patents
中空重合体粒子、その水性分散液およびそれらの製造方法Info
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- JPH10182761A JPH10182761A JP30955497A JP30955497A JPH10182761A JP H10182761 A JPH10182761 A JP H10182761A JP 30955497 A JP30955497 A JP 30955497A JP 30955497 A JP30955497 A JP 30955497A JP H10182761 A JPH10182761 A JP H10182761A
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Abstract
ることができる中空重合体粒子、および、その水性分散
液、ならびに該粒子および該分散液を工業的有利に製造
する方法を提供する。 【解決手段】 (1)酸性基含有単量体20〜60重量
%を含む共重合体からなる芯重合体、(2)酸性基含有
単量体1〜12重量%を含む共重合体からなり、芯重合
体を包囲する中間層重合体、(3)酸性基含有単量体
0.5〜3.5重量%と芳香族ビニル99.5〜96.
5重量%との共重合体からなり、中間層重合体を包囲す
る外層重合体からなる多層構造を有し、かつ、芯重合体
中の酸性基の中和によって形成されたボイドを有する中
空重合体粒子;およびその水性分散液。上記中空重合体
粒子および水性分散液は、芯重合体、中間層重合体およ
び外層重合体を順次形成した後、得られた重合体粒子を
含む水性分散液を塩基で処理することにより得られる。
Description
びその水性分散液、ならびにそれらの製造方法に関す
る。さらに詳しくは、比較的大きな空隙率を有する中空
重合体粒子およびその水性分散液、ならびにそのような
中空重合体粒子およびその水性分散液を工業的有利に製
造する方法に関する。本発明の中空重合体粒子は有機顔
料、断熱材、不透明化剤などとして水系塗料、紙塗被物
などの分野で用いられる。
性分散液は、水系塗料または紙塗被組成物などの用途に
使用されている。すなわち、中空重合体粒子は、粒子中
に密実均一に重合体が充填された重合体粒子と比べて、
光を良く散乱させ、光の透過性を低くするので、隠蔽剤
や不透明度、白色度などの光学的性質に優れた有機顔料
として水系塗料、紙塗被組成物などの用途で汎用されて
いる。
用途においては、塗料や紙塗被組成物などの軽量化およ
び中空重合体粒子による断熱化、不透明化などの効果の
向上のために、配合する中空重合体粒子の空隙率を高め
ることが望まれている。しかしながら、従来知られてい
る中空重合体粒子の製造方法では、空隙率の大きい中空
重合体粒子を安定して製造することは困難であった。
は、多割合のカルボキシル基含有単量体を含む単量体混
合物を共重合してなる芯重合体、少割合のカルボキシル
基含有単量体を含む単量体混合物を共重合してなる中間
層重合体およびカルボキシル基を含まない重合体を含有
してなる外層重合体からなる少なくとも3層構造を有す
る重合体粒子の水性分散液に塩基を加え、さらに酸を加
えることからなる、空隙率が大きく、殻厚が比較的薄い
中空重合体粒子の製造方法が記載されている。
される方法では、表面層を形成するための重合時に表面
層形成用単量体が芯層、中間層に侵入して表面層の酸濃
度が高くなり、塩基処理時にこの酸含有重合体が容易に
溶出するため、重合体粒子中にボイドが形成されなかっ
たりする可能性があった。これを防ぐには外層をある程
度厚くする必要があり、この結果、アルカリ処理の時間
を長くとる必要が生じ、生産性が必ずしもよいとはいえ
なかった。加えて、重合時の安定性も、必ずしも満足で
きるものではなかった。
割合のカルボキシル基含有単量体を含む単量体混合物を
共重合してなる芯重合体と、少割合のカルボキシル基含
有単量体を含む単量体混合物を共重合してなる、少なく
とも1%のカルボキシル基を含むかまたは溶媒で膨潤す
る外層重合体からなる2層構造重合体粒子のラテックス
を非揮発性塩基で処理することからなる中空重合体粒子
の製造方法が記載されている。この方法によって得られ
る中空重合体粒子は不透明度が十分高いとはいえず、そ
の不透明化剤としての用途が著しく制約される。さら
に、この方法においても、特に、中空重合体粒子の空隙
率を高めるために、外層重合体の厚さを薄くすると、酸
を含む重合体が外層の外側に移動して表面層の酸濃度が
高くなり、塩基処理時にこの酸含有重合体が溶け出し易
く、重合体粒子中にボイドが形成されない場合がある。
キシル基含有単量体を10重量%以上含む単量体混合物
を共重合してなる芯重合体と、カルボキシル基含有単量
体を含まず、芳香族系単量体25モル%以上を含む単量
体混合物を共重合してなる外層重合体からなる2層構造
重合体粒子の水性ラテックスを非揮発性塩基で処理する
ことからなる中空重合体粒子の製造方法が記載されてい
る。
れる方法では、外層重合体形成の段階で、外層形成用単
量体のみからなる新重合体粒子が生成することが多く、
目的とする2層構造重合体粒子が得られず、その結果、
中空粒子が得られないという問題がある。また、芯層重
合体が極性のない芳香族単量体を含有する外層重合体の
表面層に移動してくるためか、塩基処理時に重合体が溶
解してしまって、重合体粒子内にボイドが形成されない
ことが多い。さらに、凝固物が多量に生成するなど、重
合時の安定性にも問題があった。
ボキシル基含有単量体を含む単量体混合物を共重合して
なる芯重合体と、カルボキシル基含有単量体を含まず、
非イオン性モノエチレン系不飽和脂肪族単量体、エステ
ル含有不飽和単量体および0〜25モル%の芳香族単量
体からなる単量体混合物を共重合してなる外層重合体か
らなる2層構造重合体粒子のラテックスを非揮発性塩基
で処理することからなる中空重合体粒子の製造方法が記
載されている。この方法によれば、重合時の安定性は、
若干改良されるものの十分ではなく、しかも、得られる
中空重合体粒子の不透明化効果が十分ではない。
ボキシル基含有単量体を含む単量体混合物を共重合して
なる芯重合体と、芳香族単量体と15モル%以上の極性
単量体との単量体混合物を共重合してなる中間層重合体
と、水に対する溶解度1%未満の非イオン性単量体の外
層重合体からなる3層構造重合体粒子のラテックスを非
揮発性塩基で処理することからなる中空重合体粒子の製
造方法が記載されている。この方法においても、やは
り、重合時の安定性が十分ではなく、また、中空重合体
粒子が安定的に形成されないという問題がある。
のような従来の技術に鑑み、比較的大きな空隙率を有
し、殻厚が薄く、不透明度が高く、安定して製造するこ
とができる中空重合体粒子およびその水性分散液を提供
することにある。本発明の他の目的は、そのような中空
重合体粒子およびその水性分散液を安定して形成するこ
とができ、且つ短縮されたアルカリ処理時間をもって工
業的有利に製造することができる方法を提供するにあ
る。
的多量に含む共重合体からなる芯重合体、酸性基含有単
量体単位を比較的少量含む共重合体からなる中間層重合
体および酸性基含有単量体単位を極く少量含む共重合体
でできた外層重合体からなる少なくとも3層構造を有す
る重合体粒子の水性分散液を塩基で処理することによっ
て上記目的が達成されることを見出し、この知見に基づ
いて本発明を完成するに至った。
ば、(1)酸性基含有単量体20〜60重量%およびこ
れと共重合可能な単量体80〜40重量%とを共重合し
てなる芯重合体、(2)酸性基含有単量体1〜12重量
%およびこれと共重合可能な単量体99〜88重量%と
を共重合することによって形成された、実質的に上記芯
重合体を包囲する少なくとも1層の中間層重合体、
(3)酸性基含有単量体0.5〜3.5重量%およびこ
れと共重合可能な芳香族ビニル単量体99.5〜96.
5重量%とを共重合することによって形成された、実質
的に上記中間層重合体を包囲する外層重合体からなる少
なくとも3層構造を有し、かつ、芯重合体に含まれる酸
性基の少なくとも一部が中和されることによって形成さ
れた少なくとも一つのボイドを有することを特徴とする
中空重合体粒子が提供される。
のような特徴を有する中空重合体粒子の水性分散液が提
供される。
有単量体20〜60重量%およびこれと共重合可能な単
量体80〜40重量%との単量体混合物を共重合するこ
とによって芯重合体粒子を調製し、(2)上記芯重合体
粒子の存在下に、酸性基含有単量体1〜12重量%およ
びこれと共重合可能な単量体99〜88重量%からなる
単量体混合物を共重合することによって、実質的に該芯
重合体粒子を包囲する少なくとも1層の中間層重合体を
形成し、(3)上記芯重合体粒子を包囲する中間層重合
体が形成された重合体粒子の存在下に、酸性基含有単量
体0.5〜3.5重量%およびこれと共重合可能な芳香
族ビニル単量体99.5〜96.5重量%とからなる単
量体混合物を共重合することによって、実質的に上記中
間層重合体を包囲する外層重合体を形成し、(4)得ら
れた少なくとも3層構造を有する重合体粒子を含有する
水性分散液に塩基を添加して該分散液のpHを7以上と
する、上記(1)〜(4)の工程を含むことを特徴とす
る中空重合体粒子の製造方法が提供される。
て、上記の(1)〜(4)の工程を含むことを特徴とす
る中空重合体粒子の水性分散液の製造方法が提供され
る。
体、中間層重合体および外層重合体からなる少なくとも
3層構造を有するか、または、これらに加えて、最外層
重合体を有する少なくとも4層構造を有し、かつ、芯重
合体に含まれる酸性基の少なくとも一部が中和されるこ
とによって形成された少なくとも一つのボイドを有す
る。
しくは30〜55重量%およびこれと共重合可能な単量
体80〜40重量%、好ましくは70〜45重量%とを
共重合して得られる。酸性基含有単量体の量が過小であ
ると、塩基処理工程において重合体粒子中に塩基が浸透
し難くなり、重合体粒子中にボイドの形成が困難とな
る。また、その量が過大であると、芯重合体が中間層重
合体や外層重合体の外側へ移動し易くなり、重合の安定
性が損われる。
を示す官能基を有する単量体であって、その具体例とし
ては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、ケイ皮
酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸、ブテントリカ
ルボン酸などのエチレン性不飽和カルボン酸;イタコン
酸モノエチル、フマル酸モノブチル、マレイン酸モノブ
チルなどの不飽和ジカルボン酸のモノアルキルエステル
などのカルボキシル基含有単量体、ならびにスチレンス
ルホン酸などのスルホン酸基含有単量体などを挙げるこ
とができる。これらの酸性基含有単量体は、それぞれ単
独で、または2種以上を組み合わせて使用することがで
きる。過度に親水性が強い酸では酸性基が重合体粒子の
外側に局在し易く、中間層重合体による芯重合体の被覆
が困難となったり、重合体粒子内のボイドの形成が困難
になる。酸性基含有単量体の中でもモノカルボン酸およ
びジカルボン酸のモノエステルが好ましく用いられる。
これらの中でもメタクリル酸が最も好ましい。
体と共重合可能な酸性基を含有しない単量体としては、
例えば、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルス
チレン、ハロゲン化スチレンなどの芳香族ビニル単量
体;メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アク
リレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘ
キシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリ
レート、グリシジル(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリ
ル酸エステル;(メタ)アクリルアミド、N−メチロー
ル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メ
タ)アクリルアミドなどの(メタ)アクリルアミドおよ
びその誘導体;ブタジエン、イソプレンなどのジエン系
単量体;酢酸ビニルなどのカルボン酸ビニルエステル;
塩化ビニルなどのハロゲン化ビニル;塩化ビニリデンな
どのハロゲン化ビニリデン;ビニルピリジンなどを挙げ
ることができる。これらの単量体の中でも(メタ)アク
リル酸エステルが好ましい。これらの単量体は、それぞ
れ単独で、または2種以上を組み合わせて使用すること
ができる。
ルフタレート、アリル(メタ)アクリレート、エチレン
グリコールジ(メタ)アクリレートなどの架橋性単量体
を必要に応じて使用することができる。但し、架橋性単
量体を多量に使用するとボイド形成が困難になるので、
その量は安定なボイド形成が維持できる範囲にとどめる
べきである。
常、乳化重合法が採られる。ただし、他の重合法によっ
て得られた重合体を転相法によってラテックスとしても
よい。重合方式としては、回分式、半連続式、連続式な
どのいずれの方式を採用してもよい。重合温度も、低
温、高温のいずれでもよい。重合圧力、重合時間も格別
限定されることなく、公知の条件が採られる。また、重
合用副資材としては、公知のもの、例えば、各種乳化
剤、重合開始剤、キレート剤、電解質、分子量調整剤、
界面活性剤などの各種添加剤を使用することができる。
また、芯重合体の形成はシードを用いて重合を行うこと
が望ましい。シードを使用すれば生成する重合体粒子の
径を制御することが容易となる。シードの組成は格別限
定されない。重合反応における単量体の転化率は通常9
0重量%以上、好ましくは97重量%以上であり、生成
する共重合体の組成は使用した単量体混合物の組成とほ
ぼ同じである。
半径方向の分布は、特に限定されない。単量体混合物の
組成を逐次変化させて重合反応系に添加しながら共重合
を行うことができるが、このような重合方法によって、
芯重合体粒子中に酸性基含有単量体単位の含有量に半径
方向の分布を生じる場合には、酸性基含有単量体単位の
最も少ない部分が、該部分を形成する全単量体単位に対
して酸性基含有単量体単位を10重量%以上、好ましく
は15重量%以上含有することが好ましい。この割合が
10重量%未満では、中空重合体粒子のボイドの中に小
粒子が生成し、空隙率が低くなることがある。
り、芯重合体と表面層重合体に挟まれているものであ
る。中間層重合体は、芯重合体粒子の存在下に、酸性基
含有単量体1〜12重量%、好ましくは2〜10重量
%、さらに好ましくは3〜9重量%およびこれと共重合
可能な単量体99〜88重量%、好ましくは98〜90
重量%、さらに好ましくは97〜91重量%との2種以
上の単量体混合物を共重合することにより芯重合体の外
周に形成される。なお、中間層は単一の重合体層で形成
されていてもよく、または、複数の重合体層で形成され
ていてもよい。複数の重合体層で形成される場合、それ
ぞれの層が上記組成に関する要件を満足する限り、それ
ぞれの重合体層の組成は格別限定されるものではない。
基含有単量体の割合が1重量%未満では、得られる中空
体粒子の殻厚が厚くなり、逆に、12重量%を超えると
塩基処理工程(およびその後に任意工程として行う酸処
理工程)における条件制御が困難となり、中空重合体粒
子を安定して得ることができない。
量体の具体例としては芯重合体の形成に用いる酸性基含
有単量体として例示したものと同様な単量体を挙げるこ
とができ、また、これと共重合可能な単量体の具体例と
しては、同様に芯重合体の形成に用いる共重合可能な単
量体として例示したものと同様な単量体を挙げることが
できる。
中間層)は、通常1/99〜50/50、好ましくは5
/95〜40/60、より好ましくは10/90〜30
/70の範囲である。中間層重合体の量が過大である
と、塩基処理時に塩基が浸透し難く、重合体粒子中のボ
イド形成が困難となる。また、中間層重合体の量が過小
であると重合時または塩基処理時に芯重合体が外層重合
体の外側に移動して、やはりボイド形成が困難となる。
中間層重合体を形成するための重合方法としては、通常
は乳化重合法が採用され、また、回分式、連続式、半連
続式などいずれの方式も採用でき、また、重合条件およ
び重合用副資材については芯重合体の場合と同様に公知
の条件および資材を使用することができる。
体粒子の外周に形成され、これら芯/中間層重合体を実
質的に包み込むものである。必要に応じて、外層重合体
のさらに外周に最外層重合体を形成することができる
が、この場合には、外層重合体は中間層重合体と最外層
重合体との間に介在することになる。本発明の中空重合
体粒子を構成する外層重合体は、芯重合体の外周に中間
層重合体が形成された重合体粒子の存在下に、酸性基含
有単量体0.5〜3.5重量%、好ましくは0.7〜
2.5重量%と芳香族ビニル単量体99.5〜96.5
重量%、好ましくは99.3〜97.5重量%とからな
る単量体混合物を重合することによって形成される。
少割合の酸性基含有単量体と極めて多割合の芳香族ビニ
ル単量体を含む単量体混合物であるが、酸性基含有単量
体の量が3.5重量%を越えると重合体粒子中に形成さ
れるボイドの大きさが小さくなり、ボイドを取囲む殻厚
が厚くなって中空重合体粒子の不透明化効果が低下す
る。逆に、酸性基含有単量体の量が0.5重量%未満で
あると重合安定性が不十分となる。芳香族ビニル単量体
の具体例としては、スチレン、α−メチルスチレン、p
−メチルスチレンおよびハロゲン化スチレンなどが挙げ
られる。これらの中でもスチレンが最も好ましい。
含有単量体としては、芯重合体形成用単量体として例示
した酸性基含有単量体を挙げることができる。
粒子と外層重合体との重量比〔(芯重合体+中間層重合
体)/外層重合体〕は、通常30/70〜80/20、
好ましくは40/60〜75/25の範囲である。外層
重合体の量が過大であると塩基処理時に塩基が浸透し難
く、重合体粒子中にボイドの形成が困難となる。逆に、
外層重合体の量が過小であると、重合時または塩基処理
時に芯重合体が外層重合体の外側に移動して、やはりボ
イドの形成が困難となる。外層重合体を形成するための
重合方法としては、中間層重合体の場合と同様に、通
常、乳化重合法が採用され、また、重合方式、重合条
件、重合用副資材についても同様に公知のものが採られ
る。
くとも3層構造を有する重合体粒子を含有するラテック
スなどの水性分散液に塩基を添加して水性分散液のpH
を7以上とすることによって、重合体粒子内に少なくと
も一つのボイドが形成される(ボイドは水性分散液を形
成する水性液で充満している)。
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウムなどのア
ルカリ金属の水酸化物;水酸化カルシウム、水酸化マグ
ネシウムなどのアルカリ土類金属の水酸化物;炭酸ナト
リウム、重炭酸カリウムなどのアルカリ金属(重)炭酸
塩;炭酸アンモニウム、重炭酸アンモニウムなどの
(重)炭酸アンモニウム塩;などを挙げることができ
る。これらの中でも、アルカリ金属の水酸化物が好まし
い。使用する塩基の量は、前記重合体粒子中の酸性基の
少なくとも一部を中和して、重合体粒子を含有する水性
分散液のpHを7以上とする量である。
内部の酸性基を中和させるためには、塩基が重合体粒子
内部に拡散する時間が必要であり、従って、塩基を添加
した後、時間をかけて攪拌を十分に行うことが望まし
い。塩基処理における処理温度は、重合体粒子を十分に
軟化させうる温度以上が好ましい。塩基添加後の処理時
間は、通常15分〜60分程度である。塩基の添加によ
り水性分散液の安定性が低下することがあるが、これを
防ぐために、塩基を添加する前に、アニオン界面活性剤
や非イオン界面活性剤を単独または併用して添加しても
よい。
24号公報に開示されている方法に準じて、有機溶剤の
存在下に塩基を添加してもよい。有機溶剤の使用によっ
て重合体粒子が軟化し、塩基の拡散が促進される。有機
溶剤としては、芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、
アルコール類、エーテル類、ケトン類、飽和カルボン酸
エステル類などが挙げられる。有機溶剤は、前記重合体
粒子を製造する際に仕込んだ全単量体混合物100重量
部に対して、通常0.1〜1000重量部の範囲で使用
する。使用した有機溶剤は、塩基処理の後、蒸発させて
除去することができる。
に、重合性単量体を存在させてもよい。重合性単量体と
しては、通常、酸性基を含まない単量体を使用する。重
合性単量体は、前記重合体粒子を製造する際に仕込んだ
全単量体混合物100重量部に対して、通常1〜20重
量部、好ましくは2〜10重量部の範囲で使用する。
理してラテックスのpHを7未満にすることができる。
酸で処理することによって粒子径、ボイド径を大きくす
ることができる。酸処理に使用される酸は、特に限定さ
れず、その具体例としては、塩酸、硫酸などの鉱酸;酢
酸、マロン酸などの有機酸を挙げることができる。酸処
理工程において、酸として酸性基含有単量体を使用する
ことができる。酸として酸性基含有単量体を使用する場
合には、芯重合体、中間層重合体および外層重合体の合
成に使用した単量体合計100重量部に対して、通常
0.01〜40重量部、好ましくは0.05〜20重量
部、さらに好ましくは0.2〜10重量部の範囲で使用
する。
量体と共に、これと共重合可能な単量体を共存させても
よい。酸性基含有単量体と共重合可能な単量体を使用す
る場合には、酸性基含有単量体は、最外層用単量体合計
100重量部に対して、通常0.1〜20重量部、好ま
しくは0.5〜10重量部の範囲で使用する。酸性基含
有単量体および共重合可能な単量体の具体例としては芯
重合体について例示したものと同様な単量体が挙げられ
る。酸処理工程における処理温度、処理時間などは、塩
基処理の条件とほぼ同様である。酸の添加により水性分
散液の安定性が低下することがあるが、これを防ぐため
に、酸を添加する前に、アニオン界面活性剤や非イオン
界面活性剤を単独または併用して添加してもよい。
より、重合体粒子の存在下に芳香族ビニル単量体または
芳香族ビニル単量体90重量%以上およびこれと共重合
可能な単量体10重量%以下とからなる単量体混合物を
重合することによって外層重合体の外周に最外層重合体
を形成することができる。芳香族ビニル単量体またはそ
れを主成分とする単量体混合物を重合することによって
ガラス転移温度(Tg)の高い最外層重合体が形成さ
れ、得られる中空重合体粒子の不透明化効果が向上する
とともに、粒子同士の融着も防止される。
に、塩基処理工程において重合体粒子中への塩基の拡散
を促進するために、塩基処理する重合体の水性分散液中
に添加することができる。また、芳香族ビニル単量体に
併用する共重合可能な単量体として、酸性基含有単量体
を用いることができる。この酸性基含有単量体は、前記
酸処理工程で説明したように酸処理を目的として重合体
の水性分散液に添加することができる。芳香族ビニル単
量体に酸性基含有単量体を併用すると、中空重合体粒子
の空隙率が向上するので好ましい。
族ビニル単量体の量が90重量%未満であると不透明化
効果が不十分となり、使用する単量体の種類によっては
粒子同士の融着も起り易くなる。芯重合体、中間層重合
体および外層重合体からなる重合体粒子と最外層重合体
との重量比〔(芯重合体+中間層重合体+外層重合体)
/最外層重合体〕は、通常100/10〜50/10
0、好ましくは100/25〜100/100である。
合物の一部として、少割合の架橋性単量体を用いること
ができる。最外層重合体を形成するための重合方法とし
ては、他の層の場合と同様に、通常、乳化重合法が採用
され、また、重合条件、重合用副資材についても同様に
公知のものが採用される。
具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例のみに
限定されるものではない。なお、部および%は、特に断
りのない限り重量基準である。また、重合はすべて不活
性ガスである窒素雰囲気下で行った。中空重合体粒子の
平均粒径およびボイド径は、透過型電子顕微鏡で中空重
合体粒子を観察して測定し、20個の平均値として求め
た。
レート(BA)5%およびメタクリル酸(MAA)35
%からなる、芯重合体形成用の単量体混合物(a)3
部、乳化剤(ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、
DBS)0.03部およびイオン交換水48部を攪拌下
に混合してエマルジョン(イ)を調製した。別に、MM
A78%、BA16%およびMAA6%からなる中間層
重合体形成用の単量体混合物(b)25部、DBS0.
075部およびイオン交換水35部を攪拌下に混合して
エマルジョン(ロ)を調製した。さらに、外層重合体形
成用および最外層重合体形成用単量体としてスチレン9
6.8%およびMAA3.2%からなる単量体混合物
(c)75部、DBS0.075部およびイオン交換水
33部を攪拌下に混合してエマルジョン(ハ)を調製し
た。
た反応器に、イオン交換水17部、粒子径35nm、固
形分濃度12%のアクリル系シードラテックス(固形分
換算)0.06重量部を仕込み、80℃まで昇温した。
次いで、過硫酸カリウム(KPS)3%水溶液1部を分
液ロートより添加し、エマルジョン(イ)を4時間かけ
て連続的に添加し、その後さらに1時間重合して芯重合
体を形成した。単量体混合物(a)の転化率は99%で
あった。
%水溶液3.5部を添加した後、エマルジョン(ロ)を
上記反応器に2時間かけて連続的に添加した。添加後、
さらに2時間重合して中間層重合体を形成した。単量体
混合物(b)の転化率は99%であった。さらに、85
℃に昇温し、KPS3%水溶液3.5部を添加した後、
エマルジョン(ハ)の半量を上記反応器に1.5時間か
けて連続的に添加した。添加後、さらに1時間重合して
外層重合体を形成した後重合体粒子を含有するラテック
スを得た。単量体混合物(c)の転化率は99%であっ
た。
酸化ナトリウム10%水溶液10部を分液ロートから添
加し、その後、30分間、85℃に加熱を続けて塩基処
理を行った。この段階でラテックスの一部を採取し、室
温にてpHを測定したところ11.6であった。次い
で、KPS3%水溶液33部を添加し、次いでエマルジ
ョン(ハ)の残量を1.5時間かけて連続的に添加し、
その後さらに2時間重合し、最外層重合体を形成した。
この最終段階での重合転化率は99%であった。透過型
電子顕微鏡(TEM)により、得られた中空重合体粒子
の粒子径およびボイド径を観察し、測定した(写真測
定)。結果を表1に示す。
成および量を表1に示すようにかえた他は、実施例1と
同様にして重合体粒子を含有するラテックスを得た。得
られた重合体粒子の特性を評価した結果を表1に示す。
ドが粒子中心部に生成した。 B:凝固物が生成した。
比較的大きな空隙率を有し、殻厚の薄い中空重合体粒子
を安定して得ることができる。これとは対照的に、外層
重合体を酸性基含有単量体を3.5重量%より多量に含
む単量体混合物から形成するとボイド径が小さくなり、
ボイドを取囲む殻厚が厚くなって、中空重合体粒子の不
透明化効果が低下する(比較例1)。逆に、外層重合体
を、酸性基含有単量体を用いず、芳香族ビニル単量体の
みから形成すると重合安定性が低下し、外層形成時に多
量の凝固物が生成する(比較例2)。
な空隙率を有し、ボイドを包む殻厚の薄い中空重合体粒
子であって、本発明の製造方法によれば、そのような中
空重合体粒子を安定し、且つ短縮されたアルカリ処理時
間をもって工業的有利に製造することができる。従っ
て、本発明の中空重量体粒子を、水系塗料や紙塗被組成
物などに不透明化剤、白色化剤、隠蔽剤などとして配合
すると、不透明度、白色度などが高く、且つ軽量化され
た水系塗料や紙塗被組成物などが得られる。
中空重合体粒子、すなわち、(1)酸性基含有単量体2
0〜60重量%およびこれと共重合可能な単量体80〜
40重量%とを共重合してなる芯重合体、(2)酸性基
含有単量体1〜12重量%およびこれと共重合可能な単
量体99〜88重量%とを共重合することによって形成
された、実質的に上記芯重合体を包囲する少なくとも1
層の中間層重合体、(3)酸性基含有単量体0.5〜
3.5重量%およびこれと共重合可能な芳香族ビニル単
量体99.5〜96.5重量%とを共重合することによ
って形成された、実質的に上記中間層重合体を包囲する
外層重合体からなる少なくとも3層構造を有し、かつ、
芯重合体に含まれる酸性基の少なくとも一部が中和され
ることによって形成された少なくとも一つのボイドを有
することを特徴とする中空重合体粒子;および、そのよ
うな中空重合体粒子の水性分散液の好ましい実施態様;
ならびに
すなわち、(1)酸性基含有単量体20〜60重量%お
よびこれと共重合可能な単量体80〜40重量%との単
量体混合物を共重合することによって芯重合体粒子を調
製し、(2)上記芯重合体粒子の存在下に、酸性基含有
単量体1〜12重量%およびこれと共重合可能な単量体
99〜88重量%からなる単量体混合物を共重合するこ
とによって、実質的に該芯重合体粒子を包囲する少なく
とも1層の中間層重合体を形成し、(3)上記芯重合体
粒子を包囲する中間層重合体が形成された重合体粒子の
存在下に、酸性基含有単量体0.5〜3.5重量%およ
びこれと共重合可能な芳香族ビニル単量体99.5〜9
6.5重量%とからなる単量体混合物を共重合すること
によって、実質的に上記中間層重合体を包囲する外層重
合体を形成し、(4)得られた少なくとも3層構造を有
する重合体粒子を含有する水性分散液に塩基を添加して
該分散液のpHを7以上とする、上記(1)〜(4)の
工程を含むことを特徴とする中空重合体粒子の製造方
法;および、上記(1)〜(4)の工程を含むことを特
徴とする中空重合体粒子の水性分散液の製造方法の好ま
しい実施態様をまとめると以下のとおりである。
〜55重量%およびこれと共重合可能な単量体70〜4
5重量%とを共重合してなるものである。 (2)中間層重合体は、酸性基含有単量体2〜10重量
%およびこれと共重合可能な単量体98〜90重量%と
を共重合してなるものである。 (3)外層重合体は、酸性基含有単量体0.7〜2.5
重量%およびこれと共重合可能な芳香族ビニル単量体9
9.3〜97.5重量%とを共重合してなるものであ
る。
重合体の形成に用いる酸性基含有単量体がカルボキシル
基含有単量体、より好ましくは、モノカルボン酸または
ジカルボン酸のモノエステルである。 (5)芯重合体および中間層重合体の形成に用いる、酸
性基含有単量体と共重合可能な単量体が芳香族ビニル単
量体、(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリル
アミドおよびその誘導体、ジエン系単量体、カルボン酸
ビニルエステル、ハロゲン化ビニル、ハロゲン化ビニリ
デン、ビニルピリジンの中から選ばれ、より好ましく
は、(メタ)アクリル酸エステルの中から選ばれる。
ニル単量体がスチレンである。 (7)芯重合体と中間層重合体との重量比(芯/中間
層)は、1/99〜50/50、好ましくは5/95〜
50/50、さらに好ましくは10/90〜40/60
の範囲である。
重合体粒子と外層重合体との重量比〔(芯重合体+中間
層重合体)/外層重合体〕は30/70〜80/20、
より好ましくは40/60〜75/25の範囲である。 (9)少なくとも3層構造を有する重合体粒子の水性分
散液に添加する塩基がアルカリ金属の水酸化物、アルカ
リ土類金属の水酸化物、アルカリ金属の炭酸塩および重
炭酸塩、炭酸アンモニウムおよび重炭酸アンモニウムの
中から選ばれ、より好ましくは、アルカリ金属の水酸化
物、アルカリ土類金属の水酸化物である。
を添加する処理を、有機溶剤または酸性基を含まない単
量体の共存下に行う。 (11)重合体粒子含有水性分散液に塩基を添加してp
Hを7以上とする処理を行った後、酸で処理してpHを
7未満とする。 (12)芯重合体、中間層重合体および外層重合体とか
らなる重合体粒子と最外層重合体との重量比〔(芯+中
間層+外層)/最外層〕が100/10〜50/10
0、より好ましくは100/25〜100/100の範
囲である。
Claims (4)
- 【請求項1】 (1)酸性基含有単量体20〜60重量
%およびこれと共重合可能な単量体80〜40重量%と
を共重合してなる芯重合体、 (2)酸性基含有単量体1〜12重量%およびこれと共
重合可能な単量体99〜88重量%とを共重合すること
によって形成された、実質的に上記芯重合体を包囲する
少なくとも1層の中間層重合体、 (3)酸性基含有単量体0.5〜3.5重量%およびこ
れと共重合可能な芳香族ビニル単量体99.5〜96.
5重量%とを共重合することによって形成された、実質
的に上記中間層重合体を包囲する外層重合体からなる少
なくとも3層構造を有し、かつ、芯重合体に含まれる酸
性基の少なくとも一部が中和されることによって形成さ
れた少なくとも一つのボイドを有することを特徴とする
中空重合体粒子。 - 【請求項2】 請求項1記載の中空重合体粒子の水性分
散液。 - 【請求項3】 (1)酸性基含有単量体20〜60重量
%およびこれと共重合可能な単量体80〜40重量%と
の単量体混合物を共重合することによって芯重合体粒子
を調製し、 (2)上記芯重合体粒子の存在下に、酸性基含有単量体
1〜12重量%およびこれと共重合可能な単量体99〜
88重量%からなる単量体混合物を共重合することによ
って、実質的に該芯重合体粒子を包囲する少なくとも1
層の中間層重合体を形成し、 (3)上記芯重合体粒子を包囲する中間層重合体が形成
された重合体粒子の存在下に、酸性基含有単量体0.5
〜3.5重量%およびこれと共重合可能な芳香族ビニル
単量体99.5〜96.5重量%とからなる単量体混合
物を共重合することによって、実質的に上記中間層重合
体を包囲する外層重合体を形成し、 (4)得られた少なくとも3層構造を有する重合体粒子
を含有する水性分散液に塩基を添加して該分散液のpH
を7以上とする、 上記(1)〜(4)の工程を含むことを特徴とする中空
重合体粒子の製造方法。 - 【請求項4】 請求項3記載の(1)〜(4)の工程を
含むことを特徴とする中空重合体粒子の水性分散液の製
造方法。
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1997
- 1997-10-24 JP JP30955497A patent/JP3948083B2/ja not_active Expired - Fee Related
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