JPH10182350A - メークアップ化粧料 - Google Patents
メークアップ化粧料Info
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- JPH10182350A JPH10182350A JP35877296A JP35877296A JPH10182350A JP H10182350 A JPH10182350 A JP H10182350A JP 35877296 A JP35877296 A JP 35877296A JP 35877296 A JP35877296 A JP 35877296A JP H10182350 A JPH10182350 A JP H10182350A
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Abstract
領域まで安定に成型でき、塗布時の伸び、広がりが良好
で、ムラ付きせず、ぼかしやすい等の使用性にも優れた
メークアップ化粧料に関する。 【解決手段】有機シリコーン樹脂を粉体の結合剤として
配合することにより得られる、油分感、塗布時の伸び広
がりが良好で、ムラ付きせず、ぼかしやすい等の使用性
にも優れたメークアップ化粧料を提供するものである。
Description
化粧料、特に粉体を多量に配合した固型粉末状のメーク
アップ化粧料に関するものである。
剤を混合し、金皿等に圧縮プレス成型するタイプ、これ
より油剤を多く配合して、金皿等に溶融充填する、ある
いはスティック状に成型するタイプ、粉体とワックス等
を混合し、成型後熱処理するタイプ、石膏や水溶性高分
子等を配合した系に、水を添加し成型、乾燥させ硬化さ
せるタイプ、アルコール等でスラリー状にし、無水ケイ
酸等を結合剤として充填乾燥させるタイプ等がある。
レス成型するタイプは、パウダーファンデーション、2
ウェイファンデーション、アイシャドウ等があるが、プ
レス成型可能な油剤量が限られた範囲内なので、塗布時
の油分感を調整しようとしても大きく変えられないとい
う欠点があった。また、溶融充填するタイプは、油性フ
ァンデーション、口紅等があるが、塗布時の油分感を少
なくするため油剤量を減少させると、溶融時の流動性が
なくなり充填できなくなったり、一方油分感を多くする
ため油剤量を多く配合すると、安定性が保てなくなると
いう欠点があった。更に、粉体とワックスを混合し熱処
理するタイプは、アイブロウ、アイライナー等がある
が、硬く固めているため使用部位によっては不具合を生
じる場合がある。石膏等を結合剤として成型するタイプ
は、粉体を高濃度に配合しており、特にスティック状の
ものは、棒状であること、塗布具を使用せずに直接肌に
塗布することから、使用中に折れる可能性があり、高い
強度が必要とされ、そのためスティックを固くしなけれ
ばならず、塗布時のスライド性に欠け、肌へ強く押し当
てなければ塗布できず、肌に対して負担のかかるものが
多かった。また、スライド性に欠けるため、むら付きす
る、伸びが悪い、ぼかしずらい等の使用性においても充
分満足できるものがなかった。また、無水ケイ酸を結合
剤として、スラリー状にして成型するタイプは、色々な
形の金皿に充填することができるが、強度が弱いため、
スティック状には不向きであった。
解決すべく鋭意研究を行なった結果、メークアップ化粧
料に有機シリコーン樹脂を粉体の結合剤として配合する
と、油剤を配合した圧縮プレスタイプのメークアップ化
粧料に比べ、油分感のない領域から適度な油分感が得ら
れる領域まで安定に成型でき、また、スティック状にし
た場合でも、塗布時の伸び、広がりが良好で今までにな
い新規な使用感を持ち、ムラ付きせず、ぼかしやすい等
の使用性にも優れたメークアップ化粧料が得られること
を見出だし、本発明を完成するに至った。すなわち、本
発明は化粧料用粉体と該粉体の結合剤として有機シリコ
ーン樹脂とを含有することを特徴とするメークアップ化
粧料に関するものである。
発明で用いられる化粧料用粉体は、通常メークアップ化
粧料に用いられるものであればいずれのものも使用で
き、特に制限を受けるものではないが、例えば、タル
ク、カオリン、マイカ、セリサイト、合成マイカ、酸化
チタン、酸化亜鉛、無水ケイ酸、硫酸バリウム、窒化ホ
ウ素、黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、雲母チタン等の
無機顔料、パール剤やタール色素等の有機顔料やシリコ
ーン粉体、ナイロン粉体、アクリル粉体、ウレタン粉
体、N−アシルリジン、結晶セルロース等の有機粉体等
を用いることができる。
用途、使用目的に応じて適宜決定すればよく、特に限定
されるものではないが、おおむね85〜99.9重量%
(以下単に「%」で示す。)である。又、これらの粉体
を油脂や金属石鹸、フッ素化合物等で表面処理を施した
ものを配合してもよく、1種又は2種以上を用いること
ができる。
は、R1 3SiO1/2単位(R1は炭素数1〜6までの炭化
水素基又はフェニル基)とSiO2単位との比が0.1
25/1〜6/1の範囲に存在し、特に好ましくは0.
5/1〜1.5/1の範囲に存在する、R1 3SiO1/2
単位及びSiO2単位からなる有機シリコーン樹脂で、
対応する既知のシラン類を加水分解することによって得
られるものである。市販品としては、有機シリコーン樹
脂をシリコーン油で溶解したものとして、例えば、KF
7312F、KF7312J、KF7312K、KF9
001、KF9002、X−21−5249、X−21
−5250、(以上、信越化学工業(株)製)、DC5
93、BY11−018(以上、東レ・ダウコーニング
・シリコーン(株)製)、TSF4600(東芝シリコ
ーン(株)製)等が挙げられる。
本発明のメークアップ化粧料中、粉体に対して0.1〜
8%であり、好ましくは0.2〜4%である。0.1%
より少ないと系が硬化せず、8%より多いと系が硬くス
ライド性に欠け、肌に強く押し当てなければ塗布でき
ず、肌に負担のかかるものとなり、好ましくない。ま
た、これらの有機シリコーン樹脂は必要に応じて1種又
は2種以上用いることができる。
のオルガノポリシロキサンで処理したシリコーン処理粉
体であれば、使用性、化粧膜の均一性の点で特に優れた
ものが得られ、より好ましい。上記直鎖状のオルガノポ
リシロキサンは、混合や加熱処理により、粉体に吸着す
るものであれば特に限定されないが、特に分子内に水
素、アミノ水素基、ハロゲン原子、水酸基またはアルコ
キシ基を有する直鎖状の反応性アルキルポリシロキサン
や低級アルキル基、ベンジル基、シクロヘキサン基又は
ナフチル基を有する直鎖状のオルガノポリシロキサンが
好適に用いられる。また、これらのシリコーン処理粉体
は1種又は2種以上を用いることができる。
ない範囲で通常の化粧料に使用される固体、半固体、液
状の油剤、水溶性高分子、有機変性粘土鉱物、紫外線吸
収剤、防腐剤、高分子、保湿剤、香料、界面活性剤、酸
化防止剤、美肌用成分等を添加することができる。
アイシャドウ、頬紅、アイライナー、アイブロウ、口
紅、ファンデーション、コンシーラー等が挙げられ、形
態としては、主にスティック状(棒状)、ケーキ状、ペ
ンシル状等が挙げられる。
ドウ 表1に示す組成のアイシャドウを調製し、タッチの軽
さ、スライド感、ムラ付きの無さ、ぼかし易さ、発色の
良さについて評価を行った。その結果も併せて表1に示
す。
ン処理 *2:メトキシジメチルポリシロキサン処理 *3:有機シリコーン樹脂の50%デカメチルシクロペン
タシロキサン溶液 *4:デカメチルシクロペンタシロキサン(信越化学工
業(株)製)
ウを得た。
使用テストを行い、下記の7段階(0〜6)の絶対評価
を行い、その平均点を更に4段階に分けて評価した。
ョンを得た。 以上のようにして得られた本発明品は、スライド感に富
み、ムラ付きもなく、しっとりとした仕上がりのファン
デーションであった。
た。 以上のようにして得られた本発明品は、スライド感に富
み、ムラ付きのない仕上がりのほほ紅が得られた。
トラシロキサン溶液
得た。 以上のようにして得られた本発明品は、スライド感に富
み、ムラ付きのない仕上がりのアイブロウが得られた。
の伸び広がりが良好で、今までにない新規な使用感を持
ち、ムラ付きせず、ぼかしやすい等の使用性に優れたも
のである。
Claims (3)
- 【請求項1】 粉体と、該粉体の結合剤として有機シリ
コーン樹脂とを含有する化粧料において、前記粉体に対
し有機シリコーン樹脂を0.1〜8重量%含有すること
を特徴とするメークアップ化粧料。 - 【請求項2】 粉体の一部又は全部が、直鎖状のオルガ
ノポリシロキサンで処理されたシリコーン処理粉体であ
ることを特徴とする請求項1記載のメークアップ化粧
料。 - 【請求項3】 メークアップ化粧料が固型粉末状である
ことを特徴とする請求項1又は2記載のメークアップ化
粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35877296A JP3588686B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | スティック状メークアップ化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35877296A JP3588686B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | スティック状メークアップ化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10182350A true JPH10182350A (ja) | 1998-07-07 |
JP3588686B2 JP3588686B2 (ja) | 2004-11-17 |
Family
ID=18461032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35877296A Expired - Fee Related JP3588686B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | スティック状メークアップ化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3588686B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100817145B1 (ko) * | 2001-02-23 | 2008-03-27 | 코세 코퍼레이션 | 다공질 산화티탄·오가노폴리실록산 하이브리드 분체 및산화티탄·실리카 복합체 및 이를 배합한 화장료 |
WO2008038225A3 (en) * | 2006-09-28 | 2008-07-03 | Procter & Gamble | Cosmetic product |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP35877296A patent/JP3588686B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100817145B1 (ko) * | 2001-02-23 | 2008-03-27 | 코세 코퍼레이션 | 다공질 산화티탄·오가노폴리실록산 하이브리드 분체 및산화티탄·실리카 복합체 및 이를 배합한 화장료 |
WO2008038225A3 (en) * | 2006-09-28 | 2008-07-03 | Procter & Gamble | Cosmetic product |
Also Published As
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---|---|
JP3588686B2 (ja) | 2004-11-17 |
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