JPH10182054A - ハンドレール取り外し工具 - Google Patents

ハンドレール取り外し工具

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JPH10182054A
JPH10182054A JP34366296A JP34366296A JPH10182054A JP H10182054 A JPH10182054 A JP H10182054A JP 34366296 A JP34366296 A JP 34366296A JP 34366296 A JP34366296 A JP 34366296A JP H10182054 A JPH10182054 A JP H10182054A
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Masaki Nakamura
正喜 中村
Yutaka Hirama
豊 平間
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Hitachi Building Systems Co Ltd
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Hitachi Building Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドレールの取り外し作業を安全かつ能率
的に行なうことができるハンドレール取り外し工具を提
供する。 【解決手段】 握り4を有するアーム部3の先端に、湾
曲状把持部6を有する係合部材5を連結ボルト11,1
2と小ねじ9により取外し可能に連結し、湾曲状把持部
6を係合させるハンドレール1の湾曲部に応じて連結ボ
ルト11,12と小ねじ9を取外し、係合部材5の取り
付け方向を変更可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗客コンベアのハ
ンドレールをハンドレールフレームから外すのに好適な
ハンドレール取り外し工具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乗客コンベアのハンドレールをハ
ンドレールフレームから取り外す場合には、ハンドレー
ルとハンドレールフレームの間にドライバーまたは類似
の工具を差し込んだ状態で、ハンドレールの走行方向に
移動させたり、エスカレータを駆動させてハンドレール
の係合部となっている湾曲部をこじ開けるようにして外
していた。また、専用のハンドレール取り外し工具とし
て図6に示すものが知られている。この取り外し工具
は、ハンドレール1における湾曲部1bの外部形状に合
わせた湾曲状把持部6と、この湾曲状把持部6を一方の
湾曲部1bに係合させた状態で他方の湾曲部1に爪を引
っかけた把持部21と、ハンドレール1における平坦部
に接触して支点をなす支持部7を有して構成され、図示
のように湾曲状把持部6および把持部21をそれぞれハ
ンドレール1の湾曲部1a,1bに係合させた状態で、
アーム部3を図示の時計方向に回転させてハンドレール
フレーム2の一方向から取り外すようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ハンドレール外し作業では、ドライバー等を使用した場
合では、ハンドレールやハンドレールフレームなどを傷
付け易く、また、作業中にけがをしたりする安全上の問
題があった。また、図6で示した従来のハンドレール取
り外し工具では、ハンドレールの形状の差や硬度差のた
めに使用できなかったり、設置された乗客コンベアによ
ってはハンドレール1の近傍に障害物があって、アーム
部18を図示の時計方向に回転させることができない場
合があり、全てのハンドレール1の取り外しに対応でき
ないこともあった。
【0004】本発明の目的とするところは、ハンドレー
ルの取り外し作業を安全かつ能率的に行なうことができ
るハンドレール取り外し工具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、その湾曲部をハンドレールフレームに係合
したハンドレールを上記ハンドレールフレームから取り
外すハンドレール取り外し工具において、上記湾曲部に
係合する湾曲状把持部と上記湾曲部の近傍に支点部を有
する係合部材と、この係合部材に連結されると共に、そ
の取り付け方向を反転可能に連結したアーム部とを備え
たことを特徴とする。
【0006】上述したように本発明のハンドレール取り
外し工具は、アーム部と係合部材を取り付け方向を反転
可能に連結したため、ハンドレールの近傍の状況に合わ
せてこれら両者を連結することができるので、近傍の状
況に影響されることなく取外し作業を行なうことができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
によって説明する。図1は本発明の一実施の形態による
ハンドレール取り外し工具の平面図で、図2はその正面
図である。握り4を有するアーム部3の先端には、湾曲
状把持部6を持つ係合部材5が連結されており、両者は
解体可能に二本の連結ボルト11,12とナット13,
14により締め付けられている。より詳細には、係合部
材5の上部には一対の平行な起立部10a,10bが形
成され、この起立部10a,10b間にアーム部3の先
端が配置され、これら間を貫通するように形成された貫
通孔内に連結ボルト11,12をそれぞれ挿入し、挿入
側端にナット13,14を螺合させて取外し可能にアー
ム部1および係合部材5間を連結している。湾曲状把持
部6の基部側には、特に図1から分かるように適当な間
隔で複数の小孔8aもしくは楕円孔8bが一列に並んで
形成されており、これら孔8a,8bのうちの一つに挿
入した小ねじ9によって、係合部材5の下面に支点部7
が取外し可能に固定されている。このようにして、アー
ム部3および係合部材5間は、ボルト11,12とナッ
ト13,14を取り外すことによって解体することがで
き、また係合部材5および支点部7間は小ねじ9を取り
外すことによって解体することができる。
【0008】上述したハンドレール取り外し工具による
ハンドレールの取り外し作業を図9および図10で説明
する。先ず、図9に示すようにハンドレールフレーム2
に移動可能に嵌合したハンドレール1の湾曲部1aに、
係合部材5の湾曲状把持部6を係合させると共に、ハン
ドレール1の平坦部に支点部7を接触させる。この状態
で、握り4をつかんで支点部7を中心にしてアーム部3
を時計方向に回転すると、図10に示すように湾曲状把
持部6によって湾曲部1aがハンドレールフレーム2か
ら外され、ハンドレール1を離脱させることができる。
このとき、離脱させるハンドレール1に合わせて支点部
7の位置を調整する。この調整は、図1に示した小ねじ
9を取外して最適な位置に支点部7を移動させた後、こ
のときに対応した孔8aもしくは楕円孔8bに、再び小
ねじ9を締め付けて支点部7の位置を調整する。
【0009】しかし、この取外し作業は、図9および図
10の左方の湾曲部1aを持ち上げる作業空間がある場
合には容易に行なうことができるが、右方の湾曲部1b
を持ち上げて行なった方が良い場合もある。この場合、
先ず、連結ボルト11,12とナット13,14を取り
外し、アーム部3と係合部材5間を解体する。次に、図
3および図4に示すように係合部材5の方向を反転し
て、係合部材5の湾曲状把持部6が今度は右側に位置す
るようにし、この状態で、再び、連結ボルト11,12
とナット13,14で締め付ける。その後、上述したよ
うにハンドレール1に合わせて支点部7の位置を調整
し、図11に示すようにハンドレールフレーム2に移動
可能に嵌合したハンドレール1の湾曲部1bに、係合部
材5の湾曲状把持部6を係合させると共に、ハンドレー
ル1の平坦部に支点部7を接触させる。この状態で、握
り4をつかんで支点部7を中心にしてアーム部3を反時
計方向に回転すると、図12に示すように湾曲状把持部
6によって湾曲部1bがハンドレールフレーム2から外
され、ハンドレール1を離脱させることができる。
【0010】図5は本発明の他の実施の形態によるハン
ドレール取り外し工具の要部である係合部材5の平面図
である。上述の実施の形態における係合部材5は、その
下部に配置した支点部7を位置調整可能にするため、複
数の小孔8aおよび楕円孔8bを設けて、両者の連結位
置を選定できるようにしたが、本実施の形態では、係合
部材5に一つの長い楕円孔8bのみを設けたものであ
る。一つの楕円孔8bとすることにより、支点部7の位
置を調整する場合、楕円孔8b内で締め付けた小ねじ9
を緩め、これを除去しない状態で支点部7の位置を調整
した後、再び、小ねじ9を締め付ければ良いので作業が
簡単になる。
【0011】図6および図7は本発明の他の実施の形態
によるハンドレール取り外し工具を示す平面図および正
面図である。先の実施の形態との同等物には同一符号を
付けて、その相違する部分について説明する。アーム部
3の先端は、係合部材5の一対の起立部10a,10b
間の軸方向の中間部で、スリーブ15を介して連結ボル
ト16およびナット17等の連結軸によって可回転的に
連結されている。この連結軸は取外し可能であっても良
いし、そうでなくても良く、いずれの場合も、アーム部
3はこの連結軸を中心にして180度回転することがで
きるように、連結ボルト16から先端までの長さが起立
部10a,10bの高さよりも小さくされている。この
連結ボルト16の両側における起立部10a,10bに
は、それぞれ貫通孔18a,18bが形成されており、
一方、これら貫通孔18a,18bに対応する位置のア
ーム部3には貫通孔19が形成されている。この貫通孔
19を選択的に貫通孔18aもしくは貫通孔18bと合
致させ、連結ピン20によってアーム部3と係合部材5
間を固定することができる。こうして係合部材5は、そ
の湾曲状把持部6の取り付け方向を変更可能にアーム部
3と連結されている。
【0012】図6および図7は、アーム部3の貫通孔1
9と、起立部10a,10bの貫通孔18bが合致する
ようにアーム部3が図示の右側に回転され、合致した貫
通孔19および貫通孔18b間に連結ピン20が挿入さ
れてアーム部3と係合部材5間が固定されている。この
ようなハンドレール取り外し工具は、図9および図10
で説明した場合と同じようにハンドレール1の湾曲部1
aを持ち上げて離脱作業を行なうときに使用することが
できる。
【0013】これに対して、図11および図12で説明
したように係合部材5の湾曲状把持部6でハンドレール
1の湾曲部1bを持ち上げて離脱作業を行なうときに
は、図7の連結ピン20を外し、図8に示すように連結
ボルト16を中心にしてアーム部3を反時計方向に18
0度回転し、次に、取り外した連結ピン20を今度は合
致したアーム部3の貫通孔19と、起立部10a,10
bの貫通孔18a間に挿入して両者を固定すれば良い。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるハンド
レール取り外し工具は、湾曲把持部を有する係合部材と
アーム部の取り付け方向を変更可能に連結したため、ハ
ンドレールの周辺の状況に合わせてハンドレールのいず
れかの湾曲部に湾曲把持部を係合させてハンドレールを
取り外すことができ、取り外し作業を安全かつ能率的に
行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるハンドレール取り
外し工具の平面図である。
【図2】図1に示したハンドレール取り外し工具の正面
図である。
【図3】図1に示したハンドレール取り外し工具におけ
る係合部材の取り付け方向を変更した状態を示す平面図
である。
【図4】図3に示したハンドレール取り外し工具の正面
図である。
【図5】本発明の他の実施の形態によるハンドレール取
り外し工具の要部である係合部材を示す平面図である。
【図6】本発明のさらに他の実施の形態によるハンドレ
ール取り外し工具の平面図である。
【図7】図6に示したハンドレール取り外し工具の正面
図である。
【図8】本発明のさらに他の実施の形態によるハンドレ
ール取り外し工具の正面図である。
【図9】図1に示したハンドレール取り外し工具の使用
状態を示す正面図である。
【図10】図1に示したハンドレール取り外し工具の他
の使用状態を示す正面図である。
【図11】図3に示したハンドレール取り外し工具の使
用状態を示す正面図である。
【図12】図3に示したハンドレール取り外し工具の他
の使用状態を示す正面図である。
【図13】従来のハンドレール取り外し工具の使用状態
を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ハンドレール 1a,1b 湾曲部 2 ハンドレールフレーム 3 アーム部 5 係合部材 6 湾曲状把持部 7 支点部 8a 小孔 8b 楕円孔 9 小ねじ 10a,10b 起立部 11,12 連結ボルト 16 連結ボルト 18a,18b 貫通孔 19 貫通孔 20 連結ピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その湾曲部をハンドレールフレームに係
    合したハンドレールを上記ハンドレールフレームから取
    り外すハンドレール取り外し工具において、上記湾曲部
    に係合する湾曲状把持部と上記湾曲部の近傍に支点部を
    有する係合部材と、この係合部材に連結されると共に、
    その取り付け方向を反転可能に連結したアーム部とを備
    えたことを特徴とするハンドレール取り外し工具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、上記支点
    部は、上記アーム部の軸方向に上記係合部材に対して位
    置調整可能に取り付けたことを特徴とするハンドレール
    取り外し工具。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のものにおいて、上記アー
    ム部は、上記係合部材の中間部にその取り付け方向を反
    転可能に可回転的な連結軸で連結すると共に、この連結
    軸の近傍に貫通孔を有し、上記係合部は、この連結軸の
    両側に上記アーム部の取り付け方向を反転させた位置で
    それぞれ上記貫通孔に合致する貫通孔を有し、上記アー
    ム部および上記係合部は、合致した上記貫通孔間に挿入
    した連結ピンによって連結したことを特徴とするハンド
    レール取り外し工具。
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