JPH10181721A - 製袋包装機におけるフィルムへの印字方法及びその印字方法を使用した製袋包装機 - Google Patents
製袋包装機におけるフィルムへの印字方法及びその印字方法を使用した製袋包装機Info
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- JPH10181721A JPH10181721A JP9250042A JP25004297A JPH10181721A JP H10181721 A JPH10181721 A JP H10181721A JP 9250042 A JP9250042 A JP 9250042A JP 25004297 A JP25004297 A JP 25004297A JP H10181721 A JPH10181721 A JP H10181721A
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Abstract
単で安価な間欠印字方式の印字装置を用いながらも帯状
フィルムを連続走行させて、当該製袋包装機の処理スピ
ードを向上させることを課題とする。 【解決手段】 帯状フィルムFの走行経路上に、支軸3
6を中心に揺動するアーム部材35を備え、該アーム部
材35の前後端部に、フィルムFを案内するローラ3
7,38を設けて、該フィルムFを蛇行させる。これら
の蛇行部A,B間で上記フィルムFの走行を停止させる
ストッパ部材32を配置し、該ストッパ部材32でフィ
ルムFが停止している期間中に、間欠印字方式のプリン
タ28で上記フィルムFに印字を行なう。この停止期間
中は、下流側の蛇行部AにフィルムFが蓄積されている
ので、該フィルムFの連続走行は阻害されない。
Description
装袋に成形しながら該包装袋に物品を封入する製袋包装
機における上記フィルムへの印字方法及びその印字方法
を使用した製袋包装機に関する。
されているように、帯状のフィルムをロールから繰り出
し、これを走行経路に沿って走行させながら、該走行経
路の下流端部において、上記フィルムを筒状に曲成する
と共に、この筒状とされたフィルムの互いに重なり合っ
た両側縁部及び下端部をそれぞれ接合封止したのち、物
品を供給し、然るのちに、筒状フィルムの上端部を同じ
く溶着封止して切り離すことにより、上記物品が封入さ
れた包装袋を順次生成する製袋包装機が知られている。
1号公報や特開平6−127533号公報に開示される
ように、フィルムの走行経路上にプリンタ等の印字装置
を配置して、フィルムが下流端部に導入されて製袋され
る前に該フィルムに製造年月日や製造番号等の所定情報
を印字することがある。このとき、製袋包装機には、フ
ィルムを連続的に走行させるタイプと、間欠的に走行さ
せるタイプとがあり、これらのタイプに応じて、フィル
ムに対する印字方式にも、フィルムの走行と同期させて
印字装置の印字部を回転させながら印字する連続印字方
式と、フィルムの間欠停止期間中に印字する間欠印字方
式とが知られている。
式では、帯状フィルムを連続走行させることができるの
で、製袋包装機の処理能力は向上するが、印字部に複雑
なシンクロ機構を採用しなければならないと共に、袋長
さや印字位置の変更に伴って印字部の回転動作や印字の
タイミングを設定し直す必要が生じる。
タイミングの制御も比較的簡単なもので済み、したがっ
て印字装置自体も価格的に安価であるが、帯状フィルム
を印字の都度停止させなければならないので、製袋包装
機の処理能力の点で劣る。
字方式の長所を兼ね備え、間欠印字方式を採用しながら
もフィルムの連続走行が可能で製袋包装機の処理能力を
損なうことのない製袋包装機におけるフィルムへの印字
方法及びその印字方法を使用した製袋包装機の提供を課
題とする。
に本発明は次のように特定される。
発明(以下「第1発明」という。)は、帯状フィルムを
包装袋に成形しながら該包装袋に物品を供給して封止す
る製袋包装機における上記フィルムへの印字方法であっ
て、上記帯状フィルムの走行経路上の二箇所の蓄積部に
おいて該フィルムを蓄積及び排出しながら、これらの蓄
積部間にないフィルムの部分を連続走行させる一方で、
上記蓄積部間にあるフィルムの部分を間欠的に停止させ
てこれに印字することを特徴とする。
発明」という。)は、帯状フィルムを包装袋に成形しな
がら該包装袋に物品を供給して封止する製袋包装機であ
って、上記帯状フィルムを連続走行させる駆動手段と、
上記帯状フィルムを該フィルムの走行経路上の二箇所に
おいてそれぞれ蓄積させる上流側及び下流側の蓄積手段
と、これらの上流側及び下流側の蓄積手段間にあるフィ
ルムの部分を間欠的に停止させる間欠停止手段とが備え
られ、該間欠停止手段によってフィルムが間欠停止され
ている間に上記上流側及び下流側の蓄積手段間にないフ
ィルムの部分が連続走行されるのに充分なフィルムを該
上流側及び下流側の蓄積手段が備蓄するように構成され
ていると共に、フィルムが間欠停止されている間に上記
上流側及び下流側の蓄積手段間で停止されたフィルムの
部分に印字を行なう印字手段とが備えられていることを
特徴とする。
発明」という。)は、上記第2発明において、上流側及
び下流側の蓄積手段は、フィルムを蛇行させる案内手段
を有し、その蛇行距離が、フィルムがより蓄積され又は
より排出されるように可変であることを特徴とする。
4発明」という。)は、上記第3発明において、上流側
及び下流側の蓄積手段は、フィルム走行経路をS字状に
蛇行させるそれぞれ少なくとも一のローラ部材を有する
と共に、これらの上流側及び下流側の蓄積手段を両端部
に備える支持部材を有する蛇行量調整手段が備えられ、
上記支持部材が、一方の蓄積手段の蛇行量が増加すると
きには他方の蓄積手段の蛇行量が減少するように両蓄積
手段間の中間位置を支点としてシーソー運動をするべく
揺動可能に設けられていることを特徴とする。
発明」という。)は、上記第2発明ないし第4発明のい
ずれかにおいて、帯状フィルムに包装袋の長さに相当す
る間隔で設けられた被検出部を検出する検出手段がフィ
ルムの走行経路の近傍に備えられて、間欠停止手段は、
この検出手段による被検出部の検出に基づいてフィルム
を停止させるように構成されていることを特徴とする。
6発明」という。)は、上記第2発明ないし第5発明の
いずれかにおいて、駆動手段は、上流側蓄積手段にフィ
ルムを走行させる上流側装置と、下流側蓄積手段からフ
ィルムを走行させる下流側装置とを有することを特徴と
する。
フィルムは、その走行経路途中の二箇所の蓄積部位でそ
れぞれ一部分が蓄積及び排出されながら連続走行すると
共に、これらの二箇所の蓄積部位間にあるフィルムの部
分が該蓄積部位間において間欠停止する。
に、フィルムは蓄積部において曲がりくねった蛇行経路
に沿って走行し、フィルムがより蓄積され又はより排出
されるように上記蛇行経路の長さが可変とされる。
ルムの部分が該蓄積部間において間欠停止している期間
中に、相反的に、下流側の蛇行経路の長さを減少させ、
且つ上流側の蛇行経路の長さを増大させることにより、
下流側蓄積部に蓄積されているフィルムの部分が走行経
路の下流側に排出されると共に、走行経路の上流側から
流入してくるフィルムの部分が上流側蓄積部に蓄積され
る。
部分が該蓄積部間において間欠走行している期間中に、
逆に、上流側の蛇行経路の長さを減少させ、且つ下流側
の蛇行経路の長さを増大させることにより、上流側蓄積
部に蓄積されているフィルムの部分が走行経路の下流側
に排出されると共に、この排出されたフィルムの部分が
下流側蓄積部に蓄積される。
フィルムの部分の連続走行を阻害することなく、二箇所
の蓄積部間にあるフィルムの部分を該蓄積部間において
間欠的に停止させることが可能となり、その期間中に、
フィルムに印字を行なうことができる。その結果、安価
な間欠印字方式を採用しながらも、フィルムの連続走行
が可能となって、製袋包装機の処理能力が損なわれな
い。
蓄積手段を両端部に備える支持部材がシーソー運動する
ことによって、上流側蓄積部の蛇行量と下流側蓄積部の
蛇行量とが相反的に増減される。
サイズやフィルムの走行速度が変更されても、フィルム
への印字が常に所定の位置で行なわれることになる。
ムには、その走行経路の上流側と下流側とにおいてそれ
ぞれ走行駆動力が与えられるので、上流側の駆動装置の
負荷が軽減されると共に、走行経路上の帯状フィルムに
過大な引張力がかからないように調整することが可能と
なる。
に基づいて説明する。
が搭載された製袋包装機1の概略側面図であって、最初
にこの図1を参照しながら上記製袋包装機1の全体構成
とフィルムFの流れとを説明すると、この製袋包装機1
はフィルムを連続的に走行させるタイプのもので、本体
2の後方から上方に及んで前方に至る左右一対のフレー
ム3,3を有し、該フレーム3,3の後部に帯状フィル
ムFのロールRが支持ブラケット4及び駆動シャフト5
を介して回転可能に支持されて、上記ロールRから繰り
出されたフィルムFがフレーム3,3間に架設された複
数の固定ローラ6a…6aやダンサローラ6b等で案内
されながら該フレーム3,3に沿って本体2の前方に移
送されるようになっている。
びて配置された物品投入用の円筒状シュート7と、該シ
ュート7を取り囲むように配置された所定形状のフォー
マ8とが備えられ、上記フレーム3,3に沿って移送さ
れてきた帯状フィルムFが上記フォーマ8を介してシュ
ート7の周面に巻き付けられて筒状に曲成されると共
に、このとき該フィルムFの両側縁部がシュート7の周
面上で重ね合わせられ、その状態で上記フィルムFがさ
らにシュート7に沿って下方向に移送される。
ュート7を抱え込むように本体2から前方に延設された
L型支持アーム9を介して、縦シール装置10が上記シ
ュート7と対向するように配置されて、上記シュート7
の周面上で重合されたフィルムFの両側縁部がこの縦シ
ール装置10によってシュート7側に圧着され、この状
態で加熱されて接合される。
シュート7から下方向に移送されて垂下した筒状フィル
ムを幅方向に封止すると共に、その封止部分のセンター
位置で先行部分を後続部分から切り離すカッター装置が
内蔵された横シール装置11が配設されている。この横
シール装置11は、詳しくは図示しないが、筒状フィル
ムを幅方向に圧着する一対のシールジョーが、該筒状フ
ィルムを挟み付けた状態で下方移動するように構成され
ており、これにより、該筒状フィルムないし帯状フィル
ムFの移送を横封止の度に停止することなく、連続送り
できるようになっている。そして、この横シール装置1
1による筒状フィルムの横封止に続いて、上記シュート
7から物品が投入され、次に筒状フィルムが下方向に移
送されながら横封止及び切断が行なわれて包装袋が排出
されるようになっている。
一方しか図示しないが、筒状フィルムを吸着しながらこ
れを連続的に下方に移送する送りベルト12,12が備
えられている。フィルムロールRから繰り出された帯状
フィルムFは、この本体2の前方に備えられた一対の送
りベルト12,12の連続駆動によって上記走行経路を
連続して走行する。
駆動シャフト5に減速機構13を介して回転駆動力を伝
達するフィルム送出用のモータ14が格納されている。
これにより、フィルムロールR自身が回転して、上記送
りベルト12,12の負荷を軽減すると共に、走行経路
上の帯状フィルムFに過大な引張力がかからないように
なっている。
ルムの交換時等に新旧のフィルム同士を接続するスプラ
イサ15が配置されているが、詳しい説明は省略する。
本発明に係るフィルム印字装置16について説明する。
この印字装置16は、上記フレーム3,3の上部におけ
るフィルムFの走行経路途中に備えられ、フィルムロー
ルRから繰り出された帯状フィルムFが走行経路の下流
端部に至ってフォーマ8やシュート7等で包装袋に成形
される前に、該フィルムFに製造年月日や製造番号等の
所定の情報を印字するようになっている。その場合に、
前述したように、この製袋包装機1はフィルムFを連続
走行させるタイプのものであるが、この印字装置16は
上記フィルムの連続走行を阻害することなく、間欠印字
方式のプリンタを用いてフィルム印字を行なうことがで
きるように構成されている。
を説明すると、この印字装置16は略左右対称の構造と
され、図2及び図3に、それぞれ一方のフレーム3側近
辺における包装機1の側方からの拡大縦断面図と、包装
機1の後方からの拡大縦断面図とを示した。
3の上部における比較的前方で相互に同じ高さ位置に回
転自在に架設された前後二つの固定ローラ17,18
と、これらの固定ローラ17,18間において、フレー
ム3,3から下方に張り出すように該フレーム3,3の
対向する内面にそれぞれボルト19…19,19a,1
9aで取り付けられた二つの縦壁部材20,20とを有
し、各縦壁部材20,20の比較的上方でフレーム3,
3と略同じ高さ位置に、所定形状に曲折成形された左右
一対の支持ブラケット21,21が相互に対向するよう
にボルト22,22で固定されている。
2,22が締め付けられる取付面21aと、該取付面2
1aからフレーム3,3間の内方向に延設された中間面
21bと、該中間面21bから上方に立設された支持面
21cとを有し、これらの支持面21c,21cの前後
の上部間に、帯状フィルムFを水平に案内する前固定ロ
ーラ23及び後固定ローラ24が回転自在に架設されて
いる。
記固定ローラ23,24間の上縁部がフレーム3,3間
の内方向に曲折されてそれぞれフランジ25,25が形
成されている。そして、これらのフランジ25,25間
に、断面コ字状の当接プレート26が架設されていると
共に、該当接プレート26の下面には、ラバーや軟性シ
リコーン樹脂等で成形された平坦な緩衝部材27が貼り
付けられて、上記前後の固定ローラ23,24で案内さ
れた帯状フィルムFが、この緩衝部材27の下面に沿っ
て走行するようになっている。そして、この緩衝部材2
7の下方に、間欠印字方式のプリンタ28が配置され
て、上記緩衝部材27の下面を水平に走行するフィルム
Fに所定のタイミングで印字が行なわれるようになって
いる。
後部にはピン29,29が突設されて、ピストンロッド
30a,30aを進退させるエアシリンダ30,30の
尾部が上記ピン29,29にそれぞれ相対回転自在に取
り付けられていると共に、上記支持ブラケット21,2
1の支持面21c,21cの前部における上記フランジ
25,25ないし緩衝部材27の下方には、一端が上記
エアシリンダ30,30のピストンロッド30a,30
aにピン30b,30bで相対回転自在に連結された揺
動部材31,31が回動自在に軸支されている。そし
て、これらの揺動部材31,31の揺動軸上に設けられ
たボス部31a,31a間にストッパ部材32が架設さ
れて、上記エアシリンダ30,30のON,OFFによ
るピストンロッド30a,30aの進退を介して揺動部
材31,31が揺動し、エアシリンダ30,30がOF
Fでピストンロッド30a,30aが後退したときに、
上記ストッパ部材32が緩衝部材27に当接して走行中
の帯状フィルムFを該緩衝部材27との間で挟み付けて
停止させ(図2又は図4参照)、逆に、エアシリンダ3
0,30がONでピストンロッド30a,30aが進出
したときには、上記ストッパ部材32が緩衝部材27か
ら離れて帯状フィルムFを解放するようになっている
(図5参照)。
には、ピストンロッド33a,33aを進退させる第二
のエアシリンダ33,33がそれぞれブラケット34,
34を介して上下方向に備えられている。各エアシリン
ダ33,33のピストンロッド33a,33aは、支持
ブラケット21,21の中間面21b,21bに形成さ
れた孔を介して、該支持ブラケット21,21の支持面
21c,21cと、縦壁部材20,20との間の空間に
延び、その先端部に前後方向に延びるアーム部材35,
35がそれぞれピン36,36で回動自在に取り付けら
れている。
前後の回動端部間に、それぞれ帯状フィルムFを案内す
るローラ37,38が回転自在に架設されている。その
場合に、これらの前後の揺動ローラ37,38は、縦壁
部材20,20を挟んでフレーム3,3に架設された前
後の固定ローラ17,18と、上記支持ブラケット2
1,21の支持面21c,21cに取り付けられた前後
の固定ローラ23,24との間の位置で揺動すると共
に、図2又は図3に示したように、上記第二のエアシリ
ンダ33,33がONとなってピストンロッド33a,
33aが進出したときには、アーム部材35,35が上
昇して、これらの前後の揺動ローラ37,38が上記各
固定ローラ17,18,23,24の上方に位置し、逆
に、図2に鎖線で示したように、第二のエアシリンダ3
3,33がOFFとなってピストンロッド33a,33
aが後退したときには、アーム部材35,35が支持ブ
ラケット21,21の中間面21b,21bまで下降し
て、上記各固定ローラ17,18,23,24の下方に
位置するようになっている。
2に示したように、これらのアーム昇降用シリンダ3
3,33がONとされ、上記緩衝部材27とプリンタ2
8との間を走行中の帯状フィルムFが、その前後におい
て、上昇した二つの揺動ローラ37,38と、各固定ロ
ーラ17,18,23,24とにより、上方向に蛇行し
て走行するようになっている。一方、例えばフィルムを
最初にこの走行経路にセッティングする場合等において
は、アーム昇降用シリンダ33,33をOFFにする。
これにより、図2に鎖線で示したように、フィルムF’
を水平にセッティングすることができて、該セッティン
グ作業を容易化することができる。
(ピン36,36)と、前後の揺動ローラ37,38と
の間隔は同じに設定されて、図2又は図4に示すよう
に、アーム部材35,35が水平に位置しているとき
と、図5に示すように、アーム部材35,35がいずれ
かの方向に傾斜(図例では、前揺動ローラ37が上昇
し、後揺動ローラ38が下降するように傾斜)したとき
とで、前後の蛇行部A,BにおけるフィルムFの蛇行の
増減量が等しくなるようになっている。
は切欠部39,39が設けられ、これにより、該アーム
部材35,35は重心が後部に位置して、外からの作用
がなければ、上記図5に示したように、前揺動ローラ3
7が上昇し、後揺動ローラ38が下降するように傾斜す
ると共に、同じくアーム部材35,35の前部には、縦
壁部材20,20の一の取付ボルト19a,19aに備
えられた当接部材40,40に当接する凸部41,41
が形成され、これにより、アーム部材35,35の上記
傾斜が制限されるようになっている。
蛇行部Aの前方に配置された二つの固定ローラ6a,6
aの間には、合いマークセンサ42が、軸43を中心に
回動自在に備えられたブラケット44を介して、上記固
定ローラ6a,6a間を走行するフィルムFに対して位
置調整可能に配備されている。この合いマークセンサ4
2は、図6に示すように、帯状フィルムFに袋長さの間
隔で予め設けられた合いマークM…Mを検出し、該マー
クMを検出したときに検出信号を出力するように構成さ
れている。
すように、上記合いマークセンサ42からの合いマーク
検出信号に基づいて、ストッパ部材32を駆動させる第
一エアシリンダ30とプリンタ28とにON、OFF信
号を出力する印字コントロールユニット45が備えられ
ている。
8のタイムチャート図を参照しながら、この印字装置1
6を用いて行なう本発明に係るフィルムへの印字方法を
説明する。
がONとされて、ストッパ部材32が帯状フィルムFを
解放し、該フィルムF全体が走行経路を連続走行してい
るものとする。このとき、帯状フィルムFは、走行経路
前方から送りベルト12,12により引っ張られて走行
するが、走行経路後方に配置された送出モータ14によ
って略同速度で後方から送り出されているので、前述し
たように、走行経路上の帯状フィルムFに過大な引張力
がかからず、したがって、図5に示すように、アーム部
材35は、後部重心によって、前揺動ローラ37が上昇
し、後揺動ローラ38が下降するように傾斜している。
換言すれば、下流側蛇行部Aのフィルム蛇行量が相対的
に大きく、上流側蛇行部Bのフィルム蛇行量が相対的に
小さい状態となっている。
フィルムF上の合いマークMが合いマークセンサ42で
検出され、その検出信号がコントロールユニット45に
入力されると、このコントロールユニット45は、スト
ッパ用シリンダ30をOFFとして、フィルムFを前後
の蛇行部A,B間で停止させる(時間t1)。すると、
該フィルムFは前方から送りベルト12,12により引
っ張られているので、その引張力がアーム部材35の前
端部に作用し、これにより、後部重心に抗して、図4に
示すように、前揺動ローラ37が下降し、下流側蛇行部
Aのフィルム蛇行量が減少する。また、これと同時に、
後揺動ローラ38が上昇し、上流側蛇行部Bのフィルム
蛇行量が増加する。
ローラ37が下降して、下流側蛇行部Aにおけるフィル
ムFの備蓄量がなくならない間に、上記ストッパ部材3
2で走行が停止されたフィルムに対してプリンタ28で
印字を実行したのち(t2〜t3)、上記ストッパ部材
32を解放してフィルムF全体を再び連続走行させる
(t4)。すると、先に述べた図5に示す状態に戻り、
アーム部材35は、後部重心によって、後揺動ローラ3
8が下降し、これにより、上流側蛇行部Bから下流側蛇
行部Aに向けてフィルムFが流出すると共に、前揺動ロ
ーラ37が上昇して、この流入してくるフィルムFが下
流側蛇行部Aに備蓄され、フィルム蛇行量が回復するよ
うになる。
その走行経路途中の所定の二箇所A,Bでそれぞれ蛇行
しながら連続走行すると共に、これらの蛇行部A,B間
で部分的に間欠停止される。その場合に、下流側の蛇行
部Aと上流側の蛇行部BとではフィルムFが蛇行してい
るので該蛇行量だけフィルムFが備蓄された状態となっ
ている。
ムFが間欠停止されている期間中は、下流側蛇行量が小
さく、上流側蛇行量が大きくなって、下流側蛇行部Aに
蓄積されていたフィルムFが走行経路の下流側に流出す
ると共に、上流側蛇行部Bに走行経路の上流側から流入
してくるフィルムFが蓄積され、一方、ストッパ部材3
2の解放によってフィルムF全体が連続走行されている
期間中には、逆に、上流側蛇行量が小さく、下流側蛇行
量が大きくなって、上流側蛇行部Bに蓄積されていたフ
ィルムFが下流側に流出すると共に、下流側蛇行部Aに
上流側から流入してくるフィルムFが蓄積される。これ
により、フィルムFの連続走行を阻害することなく、当
該製袋包装機1の処理能力を維持しながら、上記蛇行部
A,B間においてフィルムFを間欠的に停止させること
が可能となり、この間欠停止期間中に、構成や制御が比
較的簡単で安価な間欠印字方式のプリンタ28を用い
て、該フィルムFに印字を行なうことができる。
て、下流側蛇行部A及び上流側蛇行部Bの各蛇行量が相
反的に増減され、また、該アーム部材35,35の揺動
中心36,36を揺動ローラ37,38;37,38の
中間に位置させているので、一方の蛇行部における蛇行
増量と、他方の蛇行部における蛇行減量とが同じとな
り、フィルムFの円滑な連続走行が実現する。
られた合いマークM…Mを検出した時点で、フィルムF
を部分的に間欠停止させて印字するので、包装袋のサイ
ズやフィルムFの走行速度が変更されても、該フィルム
Fへの印字が常に所定の位置で行なわれることになる。
構成や制御が比較的簡単な間欠印字方式を採用しながら
もフィルムを連続走行させることができるので、製造コ
ストの低減と、製袋包装機の処理能力の向上とを両立さ
せることができる。
袋包装機の全体構成を示す概略側面図である。
明図である。
明図である。
図である。
る。
のタイムチャート図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 帯状フィルムを包装袋に成形しながら該
包装袋に物品を供給して封止する製袋包装機における上
記フィルムへの印字方法であって、上記帯状フィルムの
走行経路上の二箇所の蓄積部において該フィルムを蓄積
及び排出しながら、これらの蓄積部間にないフィルムの
部分を連続走行させる一方で、上記蓄積部間にあるフィ
ルムの部分を間欠的に停止させてこれに印字することを
特徴とする製袋包装機におけるフィルムへの印字方法。 - 【請求項2】 帯状フィルムを包装袋に成形しながら該
包装袋に物品を供給して封止する製袋包装機であって、
上記帯状フィルムを連続走行させる駆動手段と、上記帯
状フィルムを該フィルムの走行経路上の二箇所において
それぞれ蓄積させる上流側及び下流側の蓄積手段と、こ
れらの上流側及び下流側の蓄積手段間にあるフィルムの
部分を間欠的に停止させる間欠停止手段とが備えられ、
該間欠停止手段によってフィルムが間欠停止されている
間に上記上流側及び下流側の蓄積手段間にないフィルム
の部分が連続走行されるのに充分なフィルムを該上流側
及び下流側の蓄積手段が備蓄するように構成されている
と共に、フィルムが間欠停止されている間に上記上流側
及び下流側の蓄積手段間で停止されたフィルムの部分に
印字を行なう印字手段とが備えられていることを特徴と
する製袋包装機。 - 【請求項3】 上流側及び下流側の蓄積手段は、フィル
ムを蛇行させる案内手段を有し、その蛇行距離が、フィ
ルムがより蓄積され又はより排出されるように可変であ
ることを特徴とする請求項2に記載の製袋包装機。 - 【請求項4】 上流側及び下流側の蓄積手段は、フィル
ム走行経路をS字状に蛇行させるそれぞれ少なくとも一
のローラ部材を有すると共に、これらの上流側及び下流
側の蓄積手段を両端部に備える支持部材を有する蛇行量
調整手段が備えられ、上記支持部材が、一方の蓄積手段
の蛇行量が増加するときには他方の蓄積手段の蛇行量が
減少するように両蓄積手段間の中間位置を支点としてシ
ーソー運動をするべく揺動可能に設けられていることを
特徴とする請求項3に記載の製袋包装機。 - 【請求項5】 帯状フィルムに包装袋の長さに相当する
間隔で設けられた被検出部を検出する検出手段がフィル
ムの走行経路の近傍に備えられて、間欠停止手段は、こ
の検出手段による被検出部の検出に基づいてフィルムを
停止させるように構成されていることを特徴とする請求
項2ないし請求項4のいずれかに記載の製袋包装機。 - 【請求項6】 駆動手段は、上流側蓄積手段にフィルム
を走行させる上流側装置と、下流側蓄積手段からフィル
ムを走行させる下流側装置とを有することを特徴とする
請求項2ないし請求項5のいずれかに記載の製袋包装
機。
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061110 |
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A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
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A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
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