JPH10181103A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JPH10181103A
JPH10181103A JP9294060A JP29406097A JPH10181103A JP H10181103 A JPH10181103 A JP H10181103A JP 9294060 A JP9294060 A JP 9294060A JP 29406097 A JP29406097 A JP 29406097A JP H10181103 A JPH10181103 A JP H10181103A
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JP
Japan
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image
luminance
data
conversion
gradation
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Application number
JP9294060A
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English (en)
Inventor
Koichi Watabe
康一 渡部
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Priority to US08/965,864 priority patent/US6154288A/en
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Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/407Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level
    • H04N1/4072Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level dependent on the contents of the original
    • H04N1/4074Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level dependent on the contents of the original using histograms

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力される画像を高画質に記録する。 【解決手段】 記録すべき画像は、ビデオ信号で入力さ
れ、輝度データと、赤色色差データ及青色色差データと
してDARM13に記憶される。DSP14は、輝度デ
ータから輝度のヒストグラムを調べ、このヒストグラム
に応じた黒点レベルと白点レベルを決定するとともに、
各輝度の度数に所定の輝度係数を乗算したた各結果を積
算したものをシーン判別係数Kとする。このシーン判別
係数Kは、輝度の分布状態を示している。DSP14
は、シーン判別係数Kに応じた変換テーブルを用いて、
階調変換処理を行い入力された画像の階調レベルを記録
用の階調レベルに割り当てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を記録するプ
リンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像を記録するプリンタとして、例え
ば、アナログのビデオ信号が入力されて、記録紙にイン
クを転写したり、感熱記録紙を直接に発色させて画像を
記録するビデオプリンタが知られている。このビデオプ
リンタでは、1画像分のビデオ信号をA/D変換して、
例えば赤色,緑色,青色の各画像データや、輝度データ
と色差データに変換して取り込み、この後、各色の画像
データに各種の画像処理を行った記録用のデータでカラ
ー画像が記録される。
【0003】ビデオプリンタ等によって作成されるプリ
ント(ハードコピー)は、テレビ等のブラウン管に比べ
てダイナミックレッジが小さいため、テレビとプリント
では見え方が異なる。テレビ等では、画像が多少暗いも
のであったり、明るいものであっても自然に見えるが、
プリントでは記録した画像の明暗が強調されて見えるて
しまうという特性がある。このため、例えばビデオ信号
で入力された画像の階調を補正せずにプリントを作成す
ると、記録された画像の階調再現性や濃度バランスが悪
くなり良質なプリントを作成できないことがある。した
がって、画像を高画質で記録するには、入力された画像
の階調を適切に補正して記録用の階調にする必要があ
る。
【0004】このような、階調の補正を行う方法として
は、入力された画像の輝度範囲を記録時の濃度範囲に対
応する輝度範囲に伸張する方法が知られている。この方
法では、画像の輝度範囲内で低輝度側の黒点レベルSb
と高輝度側の白点レベルSwを適宜に決定し、以下の式
により、黒点レベルSbから白点レベルSwまでの各輝
度Daを、記録時の最高濃度と最低濃度に対応する最低
輝度D0〜最高輝度Dmaxの範囲の輝度Dbに割り当
てるように変換するものである。そして、変換された輝
度Dbに応じて、各色の濃淡すなわち階調を決定するよ
うにしている。 Db=(Dmax−D0)・(Da−Sb)/(Sw−
Sb)+D0
【0005】また、画像の輝度のヒストグラムを調べ、
このヒストグラムの各輝度の度数に応じた変換曲線を用
いて、度数の多い輝度範囲に多くの階調を割り当てて、
ヒストグラムを平坦化する方法がある。さらには、ビデ
オプリンタで記録できる階調数が少ないときに、入力さ
れた画像の階調を限られたビデオプリンタの階調に割り
当てる方法が特開昭61−157191号公報により知
られている。この場合には、画像の輝度すなわち記録す
べき濃度が集中している部分に多くの階調を有効に割り
当てることにより、ヒストグラムをできるだけ平坦化さ
せている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、入力される
画像は、その画像が表現するシーンに応じて、輝度のヒ
ストグラムが平坦なもの、明るい部分が多くハイキーな
もの、暗い部分が多くローキーなもの、明るい部分と暗
い部分の両方に輝度が集中するハイコントラストのもの
等様々である。このため、上記式を用いて輝度範囲を伸
張する方法では、輝度に偏りがある画像に対しては、そ
の偏りがあまり改善されないで残るため、明るい画像や
暗い画像に対する明暗の強調解消をあまり期待できな
い。
【0007】また、ヒストグラムを平坦化する方法で
は、例えば、輝度が集中した輝度範囲の低輝度側から高
輝度側に輝度が変化する像が画像中にあった場合に、こ
の像の階調(濃度)は、輝度が集中した輝度範囲よりも
低輝度側と高輝度側の部分でほとんど変化せず、輝度が
集中した輝度範囲に含まれる部分内で急激に変化するよ
うに記録される。すなわち、階調とびが生じてしまう。
これを通常の自然画にあてはめると、例えば、顔等に階
調とびが生じて、記録された画像が不自然になる。した
がって、自然画のプリントを作成するには不向きであ
る。
【0008】さらに、ビデオプリンタでは、入力される
ビデオ信号の輝度信号のレベル範囲は、ビデオ信号の入
力装置によってバラツキがある。例えば、白色に対応す
る輝度信号は、100IREの場合もあれば、140I
REの場合もある。また、入力装置にセットアップの有
るものとないものとが存在しているので、黒色の輝度に
対応する輝度信号のについてもバラツキがある。したが
って、ビデオプリンタに取り込まれる輝度、すなわち入
力時の画像の濃度の範囲が一定しない。
【0009】このため、上述のようにして、記録すべき
濃度が集中している部分に多くの階調を割り当てるだけ
では、自然画に階調とびが生じて不自然になる他に、輝
度信号のレベル範囲が変わった時に、テレビで見る以上
に、プリントでは画像の階調の変化を感じてしまい、良
質な記録画像が得られないといった問題があった。もち
ろん、このような問題は、ビデオ信号からプリントを作
成する他にも、画像をデジタルな画像データとして入力
して、この画像を記録するプリンタでも発生する。
【0010】本発明は、上記問題点を解消するためにな
されたものであり、様々なシーンの画像や、輝度信号の
レベルが異なるビデオ信号からの画像でも高画質で記録
でき、特に自然画に対して自然な濃度補正を施した画像
を記録することができるプリンタを提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のプリンタ
では、入力された画像の輝度毎の度数を表すヒストグラ
ムを調べ、このヒストグラムに応じて、記録する濃淡の
最高値と最低値とに対応させる輝度の黒点及び白点を決
定し、これらの黒点と白点に対応する前記画像の各階調
レベルを所定の階調レベルにそれぞれ変換するととも
に、ヒストグラム中の各輝度の度数に対してその輝度に
応じた輝度係数を乗算し、これらの各乗算結果を積算し
たものをシーン判別係数とし、このシーン判別係数の値
に応じて前記画像の黒点と白点の間の各階調レベルを記
録用の階調レベルにそれぞれ変換する階調変換手段を備
え、この階調変換手段から得られる記録用の階調レベル
に表される濃度で画像をプリントするものである。
【0012】請求項2記載のプリンタでは、記記録紙
は、感熱記録紙であって、この感熱記録紙の発色特性に
応じた複数のγ変換テープルを有し、記録紙に応じたγ
変換テーブルを選択可能なγ変換手段を備えたものであ
る。
【0013】請求項3記載のプリンタでは、階調変換手
段は、乗算を行う際の輝度係数として、黒点と白点との
間の各輝度に対しては、乗算対象の輝度と黒点との輝度
差に比例した値を用い、また前記黒点よりも暗い各輝度
に対しては、値「0」を用い、さらに前記白点よりも明
るい各輝度に対しては、白点と黒点との輝度差に比例し
た値を用いるものである。
【0014】請求項4記載のプリンタでは、階調変換手
段は、シーン判別係数の値が所定の範囲内である場合に
は、画像の黒点と白点の間の各階調レベル差をそのまま
にして記録用の階調レベルに変換し、前記シーン判別係
数の値が前記所定の範囲内より小さい場合には、前記黒
点と白点との間の前記画像の各階調レベルをその階調レ
ベルよりも低い濃度を表す記録用の階調レベルにそれぞ
れ変換するとともに、前記画像の低輝度域に対して記録
用の階調の割り当てが多くなるように変換し、前記シー
ン判別係数の値が前記所定の範囲内より大きい場合に
は、前記黒点と白点との間の前記画像の各階調レベルを
その階調レベルよりも高い濃度を表す記録用の階調レベ
ルにそれぞれ変換するとともに、前記画像の高輝度域に
対して記録用の階調の割り当てが多くなるように変換す
るものである。
【0015】請求項5記載のプリンタでは、階調変換手
段は、シーン判別係数の値が所定の範囲内より小さい場
合には、このシーン判別係数の値が小さいほど画像の低
輝度域に割り当てる記録用の階調数を多くし、前記シー
ン判別係数の値が前記所定の範囲内より大きい場合に
は、このシーン判別係数の値が大きいほど前記画像の高
輝度域に割り当てる記録用の階調数を多くするものであ
る。
【0016】請求項6記載のプリンタでは、階調変換手
段は、黒点と白点を決定する際に、画像の黒点及び白点
に対応する各輝度をそれぞれ検出し、この検出した各輝
度をそれぞれその輝度に応じて補正し、この補正した各
輝度を黒点及び白点とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】図1に本発明を実施したビデオプ
リンタを示す。このビデオプリンタは、記録すべきカラ
ー画像(画面)がアナログのビデオ信号として入力さ
れ、カラー感熱記録紙16にカラー画像をフルカラーで
記録する。この記録では、1枚の普通紙タイプのカラー
感熱記録紙16に1個の画像を記録する普通プリント
と、1枚のシールプリントタイプのカラー感熱記録紙1
6に縮小した画像を複数個記録するシールプリントとが
できる。
【0018】ビデオ信号処理回路10には、ビデオプレ
イヤやビデオカメラ等の入力装置からのビデオ信号が入
力される。このビデオ信号は、周知のように輝度(明
暗)を表現する輝度信号と、色を表現する色信号(色副
搬送波周波数fsc)と、同期信号とを合成したものであ
る。
【0019】ビデオ信号処理回路10は、入力されたビ
デオ信号から輝度信号(Y)と、赤色原色成分(R)か
ら輝度成分を差引いた赤色色差信号(CR:=R−Y)
と、青色原色成分(B)から輝度成分を差引いた青色色
差信号(CB:=B−Y)とを生成し、これらの各信号
をA/D変換器11に送る。
【0020】A/D変換器11は、輝度信号,赤色色差
信号,青色色差信号をそれぞれサンプリングしてデジタ
ル変換する。この変換に際して、A/D変換器11は、
輝度信号については、サンプリング周波数4fscでサン
プリングを行い、1個の画像を712×448個の画素
に区画し、各画素毎に8ビットの輝度データを作成す
る。また、赤色色差信号,青色色差信号については、そ
れぞれサンプリング周波数2fscでサンプリングを行
い、1個の画像を356×448個の画素に区画し、各
画素毎に8ビットの赤色色差データと青色色差データと
を作成する。
【0021】輝度データは、その値が輝度信号の大きさ
に比例した値とされ、輝度信号が0IREの時に十進法
で「0」とされ、150IREの時に十進法で「25
5」とされる。また、各色差データについては、対応す
る色差信号の大きさに比例した値とされるが、グレーに
対応する色差信号が入力された時にの基準値が十進法で
「128」となように変換される。これらの輝度データ
と、各色差データは、メモリコントローラ12に送られ
る。
【0022】メモリコントローラ12には、DRAM1
3,DSP(デジタルシグナルプロセッサ)14が接続
されている。DRAM13は、記録すべき画像を記憶す
るためのものであり、メモリコントローラ12によっ
て、輝度データと各色差データの書き込み及び読み出し
が行われる。メモリコントローラ12は、画像の取り込
み時には、A/D変換器11からの記録すべき画像の輝
度データと各色差データをDRAM13に書き込む。ま
た、プリント時には、DRAM13から輝度データと各
色差データを読み出して、これらをDSP14に送る。
【0023】DSP14には、ROM14aとRAM1
4bとが接続されている。ROM14aには、DSP1
4が行う処理のプログラムが記憶されている他、後述す
る階調変換処理のための各種の変換テーブルや、使用す
るカラー感熱記録紙16の種類毎のプリンタγ変換テー
ブル等が記憶されている。RAM14bは、DSP14
の処理に必要なデータを一時的に記憶するワークメモリ
として用いられる。
【0024】DSP14は、輝度データと各色差データ
を用いて、サーマルヘッド15を駆動してカラー画像を
記録するためのイエロー、マゼンタ,シアンの記録デー
タを作成する。DSP14は、記録データを作成する時
には、階調再現性,濃度バランス、コントラスト等が良
好なカラー画像を記録するための階調変換処理を行う
他、各種の補正処理、画像処理を行う。各種の処理を施
して作成した記録すべき色の記録データは、メモリコン
トローラ12,マイクロコンピュータ17を介して1ラ
インずつヘッドドライバ18に送られる。
【0025】DSP14は、輝度データと各色差データ
から補色データ、例えば、イエローの記録データを作成
する際には、イエローに対するの補色である青色の青色
データを作成するRGB処理と、青色データを補色変換
してイエローの階調を表す一次変換データに変換する補
色変換と、一次変換データに階調変換を施して二次変換
データにする階調変換処理と、画像の縦横比を正しくす
るために二次変換データを三次変換データに変換処理す
る正方画素化処理と、記録される画像をはっきりさせる
ために三次変換データを四次変換データに変換するシャ
ープネス処理と、画像の濃淡をカラー感熱記録紙16上
に正しく表現するために四次変換データを記録データに
変換するプリンタγ変換処理とを順番に行う。
【0026】なお、補色データ,一次〜四次変換デー
タ,記録データはいずれも8ビットになっている。ま
た、シールプリントを行う際には、選択スイッチ14c
を操作してシールプリントを選択することにより、DS
P14が例えばシャープネス処理のあとに画像処理を行
って、1個の画像からシールプリント用の画像を作成す
る。もちろん、カラー感熱記録紙16にその種類に応じ
た識別マーク等を記しておいて、カラー感熱記録紙16
の種類をビデオプリンタで識別し、カラー感熱記録紙1
6の種類に応じたプリントを自動的に行うようにしても
よい。
【0027】DSP14は、階調変換処理を行う際に
は、入力された画像の輝度のヒストグラムを調べ、この
ヒストグラムに応じて、黒点レベルと白点レベルとを決
定する。この黒点レベルは、カラー感熱記録紙16の濃
度を最も高くして記録する輝度の値であり、白点レベル
は、カラー感熱記録紙を16を発色させず濃度を最も低
くして記録する輝度の値であって、取り込んだ画像の明
暗の内でカラー感熱記録紙16に濃淡として表現される
輝度の範囲の下限と上限である。
【0028】また、DSP14は、黒点レベルと、白点
レベルと、ヒストグラムの各輝度の度数とを基にして、
取り込んだ画像の輝度の分布を示すシーン判別係数Kを
求める。DSP14は、このシーン判別係数Kの大きさ
に応じて、ROM14aに記憶されている第1〜第9変
換テーブルの内の1つを選択し、この選択した変換テー
ブルで、階調変換処理を行う。
【0029】第1〜第9変換テーブルには、一次変換デ
ータの値、すなわち階調変換処理前の各階調レベル毎
に、対応する階調変換処理済の階調レベルがテーブルデ
ータとして書き込まれており、各変換テーブルの階調変
換処理済の階調レベルは、シーン判別係数Kの値に応じ
たものになっている。DSP14は、一次変換データに
対応するテーブルデータを選択した変換テーブルから二
次変換データとして取り出すことにより階調変換処理を
行う。シーン判別係数Kと選択する変換テーブルの関係
を以下に示す。
【0030】K<0.58の場合には、第1変換テーブ
ルを用いる 0.58≦K<0.64の場合には、第2変換テーブル
を用いる 0.64≦K<0.71の場合には、第3変換テーブル
を用いる 0.71≦K<0.80の場合には、第4変換テーブル
を用いる 0.80≦K<1.08の場合には、第5変換テーブル
を用いる 1.08≦K<1.20の場合には、第6変換テーブル
を用いる 1.20≦K<1.25の場合には、第7変換テーブル
を用いる 1.25≦K<1.30の場合には、第8変換テーブル
を用いる 1.30≦Kの場合には、第9変換テーブルを用いる
【0031】図2は、第1〜第9変換テーブルによる階
調変換処理を、それぞれ変換曲線で表したものである。
なお、一次変換データの値が入力階調レベルであり、二
次変換データの値が出力階調レベルである。
【0032】第5変換テーブルを用いて階調変換を行っ
た場合には、一次変換データと二次変換データの値、す
なわち階調レベルは同じとされる。すなわち、一次変換
データの値(階調レベル)をD1 、変換後の二次変換デ
ータの値(階調レベル)をD 2 とすれば、D2 =D1
なり、一次変換データと二次変換データの変換関係は、
図2(a)の直線の第5変換曲線35で表される。
【0033】第6変換テーブルは、変換後の階調レベル
2 が変換前の階調レベルD1 に対して、次の(1)式
によって求められており、この第6変換テーブルを用い
た場合には、一次変換データと二次変換データの変換関
係は、図2(b)の第6変換曲線36で表され、第5変
換曲線35に対して、高濃度(低輝度)域の傾斜が緩や
かで、低濃度(高輝度)域の傾斜が急になる。これによ
り、入力された画像の高輝度域に対応する各色の低濃度
域に対して、多くの記録時の階調が割り当てられるよう
になっている。 D2 =(D1 /255)g ・255・・・・・(1) 但し、g=0.93
【0034】第7〜第9変換テーブルについても、第6
変換テーブルと同様に、(1)式により変換後の階調レ
ベルが求められているが、(1)式中の値gが以下のよ
うに変えられている。また、第7〜第9変換テーブルに
対応する第7〜第8変換曲線を図2(b)中で符号37
〜39で示す。これにより、シーン判別係数Kが大きく
なるのにしたがって、入力された画像の高輝度域に対応
する各色の低濃度域に対して、より多くの記録時の階調
が割り当てられるようになっている。 第7変換テーブルの場合には、g=0.88 第8変換テーブルの場合には、g=0.84 第9変換テーブルの場合には、g=0.80
【0035】第1〜4変換テーブルは、変換後の階調レ
ベルD2 が変換前の階調レベルD1に対して、次の
(2)式によって求められており、この第1〜4変換テ
ーブルを用いた場合には、一次変換データと二次変換デ
ータの変換関係は、図2(c)の第1〜4変換曲線31
〜34で表されるように、第5変換曲線35に対して、
低低濃度(高輝度)域の傾斜が緩やかで、高濃度(低輝
度)域の傾斜が急になっている。これにより、入力され
た画像の低輝度域に対応する各色の高濃度域に対して、
多くの記録時の階調が割り当てられるようになってい
る。また、シーン判別係数Kが小さくなるのにしたがっ
て、高濃度域に対応する各色の階調域に対してより多く
の階調数が割り当てられるようになっている。
【0036】 D2 =255−f(255−D1 )・・・・・・・(2) 但し、f(X)=(X/255)g ・255 第1変換テーブルの場合には、g=0.81 第2変換テーブルの場合には、g=0.85 第3変換テーブルの場合には、g=0.88 第4変換テーブルの場合には、g=0.92
【0037】マイクロコンピュータ17は、記録系を制
御する。記録系は、ヘッドドライバ18,サーマルヘッ
ド15,イエロー用光定着器20,マゼンタ用光定着器
21及びカラー感熱記録紙16を往復動させる搬送機構
(図示省略)等から構成されている。
【0038】普通紙タイプのカラー感熱記録紙16は、
支持体の上に、シアン感熱発色層,365nmの電磁波
(紫外線)に光定着性を有するマゼンタ感熱発色層,4
20nmの近紫外線に光定着性を有するイエロー感熱発
色層,保護層が順次層設されている。これらの各感熱発
色層は、熱記録される順番に層設されているが、 例えば
マゼンタ,イエロー,シアンの順番に熱記録する場合に
は、イエロー感熱発色層とマゼンタ感熱発色層とが入れ
換えられる。これらの感熱発色層は、深層ほど熱感度が
低くなっている。また、カラー感熱記録紙16に与える
熱エネルギーの大きさを制御することで、各感熱発色層
の発色濃度を変えることができる。
【0039】シールプリントタイプのカラー感熱記録紙
16は、普通紙タイプのものと同様に、支持体の上に各
感熱発色層と保護層とが形成されているが、支持体の裏
面に接着剤層が形成されてこれに剥離紙が密着されてい
る。そして、図3に示すように、剥離紙よりも上層の部
分に切り込みを入れることにより、マトリックス状に配
された複数のシール片16aが形成されている。このシ
ールプリントタイプのカラー感熱記録紙16を用いた場
合には、各シール片16aにそれぞれ縮小画像が記録さ
れ、各シール片16aは、記録後に剥離紙より剥がして
シールとして利用できる。
【0040】普通紙タイプとシールプリントタイプのカ
ラー感熱記録紙16では、例えば、感熱発色層等の厚み
の違い等により、互いに発色特性が異なっている。この
発色特性の違いは、プリンタγ変換処理の際に、それぞ
れに応じたプリンタγ変換テーブルでγ変換を行うこと
で補正され、適切な発色が得られるようにされている。
【0041】ヘッドドライバ18は、1ライン分の記録
データに基づいて、サーマルヘッド15を駆動する。こ
のサーマルヘッド15の下面には、多数の発熱素子をラ
イン状に形成した発熱素子アレイ15aが設けられてい
る。各発熱素子は、記録すべき色の感熱発色層が発色す
る直前まで加熱するバイアス加熱を行った後に、対応す
る記録データに応じた通電時間されて発熱する。この発
熱で、カラー感熱記録紙16を加熱して階調加熱を行
う。これにより、記録すべき色の感熱発色層が発色す
る。このサーマルヘッド15により、カラー感熱記録1
6には1色について1ラインずつ画像が発色記録され、
カラー感熱記録紙を3回の往復動している間に、3色面
順次でカラー画像が記録される。
【0042】イエロー用光定着器20は、発光ピークが
ほぼ420nmのイエロー用紫外線を放出する紫外線ラ
ンプ20aと、リフレクタ20bとからなり、イエロー
画像の記録直後にイエロー用紫外線をカラー感熱記録紙
16に照射して、イエロー感熱発色層を光定着する。ま
た、マゼンタ用光定着器21は、発光ピークがほぼ36
5nmのマゼンタ用紫外線を放出する紫外線ランプ21
aと、リフレクタ21bとからなり、マゼンタ画像の記
録直後にマゼンタ用紫外線をカラー感熱記録紙16に照
射して、マゼンタ感熱発色層を光定着する。。
【0043】次に上記構成の作用について説明する。ま
ず、普通紙タイプのカラー感熱記録紙16に画像を記録
する場合について、図4を参照しながら説明する。カラ
ー画像をプリントする場合には、ビデオプレイヤやビデ
オカメラで記録すべきカラー画像を再生したビデオ信号
をビデオプリンタに入力する。ビデオ信号は、ビデオ信
号処理回路10で輝度信号と各色差信号とに分離されて
から、A/D変換器11に送られ、A/D変換器11で
輝度信号及び各色差信号がそれぞれ、所定のサンプリン
グ周波数でサンプリングされ、輝度データと各色差デー
タに変換される。A/D変換器11は、得られた輝度デ
ータと各色差データをメモリコントローラ12に送り、
このメモリコントローラ12は、輝度データと各色差デ
ータをDRAM13に書き込む。これにより、1画像分
の輝度データと各色差データとがDRAM13に取り込
まれた状態になる。
【0044】画像の取り込み後、プリント開始スイッチ
(図示省略)を操作して、プリントの開始を指示する。
プリントの開始が指示されると、普通紙タイプのカラー
感熱記録紙16が給紙カセット(図示せず)からサーマ
ルヘッド15に向けて搬送され、その記録エリアの先端
がサーマルヘッド15に達すると、発熱素子アレイ15
aがカラー感熱記録紙16に圧接される。また、DSP
14は、メモリコントローラ12を介して、DRAM1
3の712×442画素の内の中央部分の600×40
0個の画素に対応する各輝度データを読み出し、各輝度
(0〜255)に対応する輝度データの個数(度数)を
カウントして、輝度のヒストグラムを作成する。
【0045】なお、中央部分の600×400個の画素
に対応する各輝度データを読み出してヒストグラムを作
成するのは、DRAM13に取り込まれた画像に黒枠や
白枠がある場合に、これらが影響して階調変換処理が正
しく行われないことがあるためである。また、以下の説
明では、説明を簡単にするために、作成されたヒストグ
ラムの輝度Ey(Eyは、0〜255)の度数をHY
[Ey]として表記する。
【0046】ヒストグラムの作成後、DSP14は、黒
点レベルSb及び白点レベルSwを決定するために、図
4の手順にしたがって、輝度「0」から輝度「255」
に向かって、順番にHY[Ey]を積算し、この積算値
Sが所定の値「S1」を超えた時点の輝度レベルを黒点
レベルSbとする。また、輝度「255」から輝度
「0」に向かって、HY[Ey]を順次に積算し、この
積算値Sが所定の値「S2」を超えた時点の輝度を白点
レベルSwとする。
【0047】また、取り込んだ画像の中に高輝度部分や
低輝度部分がない場合、意図的に白っぽい(濃度が薄
い)画像である場合、極端に輝度が偏っている、例えば
画像のほとんどが中間の輝度になっている場合などに、
過度の補正が行われないようにするために、Sbが所定
の値S3を超える場合には、Sb=S3とし、Swが所
定の値S4よりも小さくなる場合には、Sw=S4とし
て、黒点,白点レベルSb,Swを制限する。
【0048】なお、このビデオプリンタでは、値S1
は、「600」に、値S2は、「200」に設定されて
いる。また、値S3は、「18」に、値S4は、「18
2」に設定されている。これにより、黒点レベルが10
IRE相当よりも大きい場合には、黒点レベルは10I
RE相当とし、白点レベルが107IRE相当よりも小
さい場合には、白点レベルを107IRE相当としてい
る。なおS1〜S4の値は、これらの値に限られるもの
ではない。
【0049】黒点レベルSb及び白点レベルSwの決定
後、DSP14は、各輝度Eyの度数HY[Ey]に対
して,各輝度に応じた輝度係数を乗算して、この乗算結
果を積算したものに基づいてシーン判別係数Kを算出す
る。このビデオプリンタでは、以下に示す(3)〜
(5)式に示す演算を順番に行うことによりシーン判別
係数Kを算出する。なお、(5)式中のCpは、ヒスト
グラムを作成した時の画素数であり、このビデオプリン
タでは、Cp=600×400である。
【0050】 SUM1=Σ(HY[Ey]・(Ey−Sb))・・・(3) 但し、EyはSbからSwまでの各値 SUM2=Σ(HY[Ey]・(Sw−Sb))・・・(4) 但し、Eyは(Sw+1)から255までの各値 K=2・(SUM1+SUM2)/((Sw−Sb)・Cp)・・・(5)
【0051】上記各式により、黒点レベルSbから白点
レベルSwの間の各輝度Ey(Sb≦Ey≦Sw)に対
して、その輝度Eyと黒レベルSbの輝度差に比例した
値(2・(Ey−Sb)/((Sw−Sb)・Cp))
を輝度係数として乗算した各結果と、白点レベルSwよ
りも明るい各輝度Ey(>Sw)に対して、白点レベル
Swと黒レベルSbの輝度差に比例した値(2・(Sw
−Sb)/((Sw−Sb)・Cp))を輝度係数とし
て乗算した各結果と、輝度係数に比例した値を「0」と
しているため上記式に表われないが、黒点レベルSbよ
りも暗い各輝度Ey(<Sb)に対して、黒点レベルS
bに対する黒点レベルSbの輝度差を乗算した各結果と
を積算したものがシーン判別係数Kとなる。
【0052】このようにして得られるシーン判別係数K
は、例えば、輝度が一様に広がっている場合、輝度が黒
点レベルSbと白点レベルSwとの平均レベル付近を頂
点に山状に広がっている場合、高輝度側と低輝度側の両
方に輝度の分布が集中している場合(以下、これをまと
めて平均分布と称する)のように、取り込んだ画像の輝
度の平均が黒点レベルSbと白点レベルSwとの平均レ
ベルに近くなるほどシーン判別係数Kが「1」に近い値
となる。
【0053】また、高輝度側に輝度の分布が偏っている
場合には,シーン判別係数Kが「1」より大きくなり、
逆に低輝度側に輝度の分布が偏っている場合には,その
値が「1」より小さくなる。
【0054】上記のようにしてシーン判別係数Kを算出
した後に、DSP14は、第1ラインの輝度データ,赤
色色差データ,青色色差データをDRAM13から読み
出して、第1ラインのイエローの記録データを作成する
ための処理を開始する。DSP14は、まず、次の
(6)式によりRGB処理を行って,イエローに対応す
る青色データ(値B)を求める。また、この時に、カラ
ー感熱記録紙16の各感熱発色層の発色する色成分を考
慮したマスキング処理が同時に行われる。
【0055】 B=Ya+(2.03・1.297)・CBa+(1.14 ・0.06)・CRa・・・(6) 但し、Ya=(Y−Sb)・(255/(Sw−S
b)) CRa=(CR−128)・(255/(Sw−S
b)) CBa=(CB−128)・(255/(Sw−S
b))
【0056】なお、上記式中の「Y」(=Ey)は輝度
データの値を,「CR」は赤色差データの値を,「C
B」は青色色差データの値をそれぞれ表している。ま
た、赤色色差データ及び青色色差データは、輝度データ
の1/2のサンプリング周波数でサンプングされている
ため、2個の輝度データが対応する2個の各画素には、
それぞれ同じ1個の赤色色差データ及び1個の青色色差
データが対応するので、各色差データが2回重複して使
用される。また、マスキング処理を行わない場合には、
青色データは次の式で求める。 B=Ya+2.03・CBa+0・CRa
【0057】上記(6)式の演算を行うことにより、黒
点レベルSbから白点レベルSwまでの範囲の輝度に対
応する各画素の青色の各階調レベルは、その値に応じて
0〜255までの階調レベルに割り当てられる。これに
より、輝度信号のレベル範囲が異なる各種のビデオプレ
イヤ等の入力装置の影響を受けることなく、記録時の0
〜255の全階調レベルを有効に用いて記録することが
できるようになる。
【0058】イエローの第1ラインのRGB処理が終了
すると、DSP14は(7)式により補色変換処理を行
って、第1ラインの各青色データをイエローの一次変換
データ(値Yea)に変換しRAM14bに記憶する。 Yea=255−B・・・(7)
【0059】この第1ラインに対する補色変換処理が終
了すると、階調変換処理を行う。まず、DSP14は、
先に求めたシーン判別係数Kを参照し、このシーン判別
係数Kに応じたROM14a内の第1〜第9変換テーブ
ルのうちの1つを選択する。この選択後、DSP14
は、第1ラインの各一次変換データをRAM14bから
順番に読み出し、選択した変換テーブルよりこの一次変
換データに対応するテーブルデータを取り出し、これを
二次変換データとしてRAM14bに順次記憶する。
【0060】例えば、シーン判別係数Kの値が0.80
から1.08の範囲にある場合には、取り込んだ画像の
輝度分布が平均分布であるから、記録時の階調を二次変
換データの表す階調に平均的に割り当てて、低濃度域か
ら高濃度域にわたって平均的に階調再現を行うことがで
きる第5変換テーブルが選択される。
【0061】また、シーン判別係数Kの値が0.80よ
りも小さくなる場合には、取り込んだ画像の輝度分布が
低輝度(高濃度)側に偏って全体的に暗い画像になるか
ら、記録された画像の暗さが強調されるのを防止するた
めに、濃度を低くし、また低輝度側に対応するイエロー
の高濃度域に多くの階調を割り当てて階調再現を良好に
する第1〜第4変換テーブルのいずれか1つが選択され
る。そして、シーン判別係数Kが小さくなるほど輝度の
偏りが大きくなるので、シーン判別係数Kが小さくなる
ほど、より濃度を低くして、低輝度域により多くの階調
を割り当てる変換テーブルが選択される。
【0062】逆に、シーン判別係数Kの値が1.08よ
りも大きくなる場合には、取り込んだ画像の輝度分布が
高輝度(低濃度)側に偏って全体的に画像が明るくなる
から、記録された画像の明るさが強調されるのを防止す
るために、濃度を高くし、高輝度側に対応するイエロー
の低濃度域に多くの階調を割り当てて階調再現を良好に
する第6〜第9変換テーブルのいずれか1つが選択され
る。そして、シーン判別係数Kが大きくなるほど輝度の
偏りが大きくなるので、シーン判別係数Kが大きくなる
ほど、より濃度を高くして、高輝度域により多くの階調
を割り当てる変換テーブルが選択される。
【0063】DSP14は、この階調変換処理の終了
後、各発熱素子が正方形に画素を記録するため、そのま
ま画像を記録すると、画像が横に伸びて記録されてしま
うので、これを防止するために、第1ラインの第二次変
換データに対して正方画素化処理を行う。この処理で
は、サンプリング周波数4fSCで輝度信号サンプリング
しているため、1ラインの端から順番に連続した7個毎
の各二次変換データを、以下の各式により6個の記録デ
ータに変換する6/7変換が行われる。なお、以下の式
では連続する7個の二次変換データの値を端のもから
順番にYeb0 ,Yeb1 ・・・・・とし、正方画素化
処理によって得られる三次変換データの値を順番にYe
0 ,Yec1 ・・・・・として表してある。 Yec0 =Yeb0 Yec1 =5/6・Yeb0 +1/6・Yeb1 Yec2 =4/6・Yeb3 +2/6・Yeb2 Yec3 =3/6・Yeb2 +3/6・Yeb3 Yec4 =2/6・Yeb3 +4/6・Yeb4 Yec5 =1/6・Yeb5 +5/6・Yeb6
【0064】第1ライン目の全ての二次変換データに対
して正方画素化処理が終了すると、DSP14は、この
正方画素化処理で得られた各三次変換データをいったん
RAM14bに記憶してから、DRAM13から第2ラ
インの輝度データと各色差データを読み出す。そして、
この第2ラインの輝度データと各色差データを用いて、
上記第1ライン目と同様にして、RGB処理、補色変換
処理,階調変換処理、正方画素化処理を行い、第2ライ
ンのイエローの三次変換データを作成して、RAM14
bに記憶する。同様にして、第3ラインのイエローの三
次変換データを作成して、RAM14bに記憶する。こ
れにより、1ライン中の画素数が712から610個と
なる。
【0065】DSP14は、シャープネス処理に必要な
ライン数に対して正方画素化処理を行うと、正方画素化
処理済の各三次変換データを用いて、第1ラインの三次
変換データに対してシャープネス処理を行う。このシャ
ープネス処理では、610×448画素の各三次変換デ
ータの値、及びこの処理で得られる四次変換データ値を
それぞれ画素の配列に応じてYeci,j 、Yed
i,j (iは、0〜609、jは、0〜447)とする
と、以下の式によって行われる。
【0066】Yedi,j =Yeci,j ・1.4−Yec
i+1,j ・0.1−Yeci-1,j ・0.1−Yeci,j+1
・0.1−Yeci,j-1 ・0.1 但し、Yec-1,0・・・447 =0, Yec610,0・・・447 =0, Yec0・・・609,-1 =0, Yec0・・・609,448 =0, また、Yedi,j >255の場合は、Yedi,j =25
5 Yedi,j <0 の場合は、Yedi,j =0
【0067】さらに、DSP14は、シャープネス処理
が施した四次変換データに対して、プリンタγ変換処理
を行う。このプリントγ変換処理では、図6の普通紙タ
イプの発色特性を考慮したイエロー用プリンタγ変換曲
線46に基づいて作成されたROM14a内のプリント
γ変換テーブルが用いられる。そして、このプリンタγ
変換処理を行うことにより、四次変換データがリニアに
表現する階調をビデオプリンタ及び使用される普通紙タ
イプのカラー感熱記録紙16に応じたイエローのγ特性
を考慮したイエロー用記録データに変換される。このイ
エロー用記録データは、RAM14bに記憶される。同
様にして、第2ライン以降の各三次変換データにシャー
プネス処理と、プリンタγ変換処理を順次に施したイエ
ロー用記録データがRAM14bに記憶される。
【0068】数ライン分のイエロー用記録データがRA
M14bに記憶されると、カラー感熱記録紙16にイエ
ロー画像の第1ラインを記録するために、DSP14
は、RAM14bから第1ラインのイエロー用記録デー
タを読み出し、この1ライン分のイエロー用記録データ
をメモリコントローラ12及びマイクロコンピュータ1
7を介してヘッドドライバ18に送る。
【0069】ヘッドドライバ18は、1ライン分のイエ
ロー用記録データが入力されると、まず、サーマルヘッ
ド15を駆動して、発熱素子アレイ15aの各発熱素子
を発熱させて、バイアス加熱を行った後、各発熱素子を
対応するイエロー用記録データで駆動して発熱させる。
これにより、カラー感熱記録紙16の記録エリアの先端
に第1ラインが記録され、この第1ラインの各画素は、
階調変換処理により割り当てられた階調レベルに応じた
イエローの濃度になっている。
【0070】第1ラインの記録後、カラー感熱記録紙1
6が1ライン分搬送される。また、DSP14は、第2
ラインのイエロー用記録データをRAM14bから読み
出して、ヘッドドライバ18に送る。ヘッドドライバ1
8は、この第2ラインのイエロー用記録データに基づい
て、第1ラインと同様にして、サーマルヘッド15を駆
動し、イエロー画像の第2ラインをカラー感熱記録紙1
6に発色記録する。
【0071】DSP14は、上記のようにして1ライン
ずつイエロー画像を記録している間に、残りのラインの
輝度データと各色差データを1ラインずつDRAM13
から読み出し、上記と同様な手順でイエロー用記録デー
タを作成し、所定のタイミングでヘッドドライバ18に
送る。これにより、イエロー画像の第3ライン以降が1
ラインずつ記録される。
【0072】また、イエロー画像の記録が開始される
と、イエロー用光定着器20の紫外線ランプ20aが点
灯される。イエロー画像が記録されたカラー感熱記録紙
16の部分がイエロー用光定着器20に達すると、イエ
ロー用光定着器20からのイエロー用紫外線がカラー感
熱記録紙16照射され、イエロー感熱発色層5が光定着
される。
【0073】カラー感熱記録紙16は、サーマルヘッド
15によって記録エリアの後端まで記録された後、さら
に継続搬送され、全ての記録エリアの部分にイエロー用
紫外線が照射される。この後、カラー感熱記録紙16
は、サーマルヘッド15に向けて引き戻される。このと
きには、サーマルヘッド15はカラー感熱記録紙16か
ら離れている。
【0074】この引き戻しによってカラー感熱記録紙1
6の記録エリアの先端がサーマルヘッド15に達する
と、カラー感熱記録紙16の搬送方向が切り換えられる
とともに、サーマルヘッド15はカラー感熱記録紙1に
圧接され、サーマルヘッド15によってマゼンタ画像の
記録が開始される。これと同時に、イエロー用光定着器
20の紫外線ランプ20aは消灯されて、代わりにマゼ
ンタ用光定着器21の紫外線ランプ21aが点灯され
る。
【0075】一方、DSP14は、カラー感熱記録紙1
6の引き戻し中に、マゼンタ画像の記録のための処理を
開始し、数ライン分のマゼンタ用記録データをRAM1
4bに記憶した後に、第1ラインのマゼンタ用記録デー
タをヘッドドライバ18に送る。
【0076】DSP14は、マゼンタ用記録データを作
成する際には、イエロー用記録データの作成時と同様
に、まずDRAM13から第1ラインの輝度データと各
色差データを読み出して、RGB処理を行って緑色デー
タを作成する。この緑色データの値Gを求める場合に
は、次の(8)式により求める。なお、(8)式中のY
a,CRa,CBaは、上記(6)式のものと同じであ
る。 G=Ya−・R2・CRa−R3・CBa・・・(8) 但し、R2=(0.3 ・1.14・1.39/0.59) R3=(0.11・2.03・1.39/0.59) なお、 マスキング処理を行わない場合には、 R2=(0.3 ・1.14/0.59) R3=(0.11・2.03/0.59)
【0077】この後、(9)式により補色変換処理を行
って、緑色データをマゼンタの一次変換データ(値M
a)に変換する。 Ma=255−G・・・・・(9)
【0078】次に、DSP14は、シーン判別係数Kに
応じた変換テーブル、すなわちイエローに対して階調変
換処理を行った同じ変換テーブルを用いて、マゼンタの
各一次変換データを二次変換データに変換する。この変
換後に、イエローと同様にして、正方画素化処理を行
う。さらに、第2ライン以降の輝度データと色差データ
とを1ラインずつDRAM13から読み出して、第2ラ
イン以降の三次変換データを作成する。この後、シャー
プネス処理とプリンタγ変換処理を行う。シャープネス
処理は、イエローの場合と同様にして行われ、プリンタ
γ変換処理は、普通紙タイプのカラー感熱記録紙16に
応じたマゼンタ用のプリンタγ変換テーブルが用いられ
る。
【0079】DSP14は、数ライン分のマゼンタ用記
録データがRAM14bに記憶された状態になると、R
AM14bから順番に1ラインずつマゼンタ用記録デー
タを読み出して、ヘッドドライバ18に送る。また、こ
のマゼンタ画像の記録中に、残りのラインの輝度データ
と各色差データが1ラインずつ読み出され、マゼンタ用
記録データに変換され、このマゼンタ用記録データが所
定のタイミングでヘッドドライバ18に送られる。これ
により、カラー感熱記録紙16にマゼンタ画像が1ライ
ンずつ記録される。
【0080】マゼンタ画像が記録されたカラー感熱記録
紙16の部分には、マゼンタ用光定着器21からのマゼ
ンタ用紫外線が照射されて、マゼンタ感熱発色層が光定
着される。そして、記録エリアの後端までマゼンタ用紫
外線が照射されると、カラー感熱記録紙16の搬送方向
が切り換えられ、記録エリアの先端がサーマルヘッド1
5に達するまで引き戻された後に、シアン画像の記録が
開始される。
【0081】このシアン画像の記録においても、DSP
14は、上記同様にして、DRAM13から読み出した
輝度データと各色差データを用いて、RGB処理,補色
変換処理、階調変換処理、正方画素化処理,シャープネ
ス処理,プリンタγ変換処理を順番に行ってシアン用記
録データを作成する。そして、このシアン用記録データ
に基づいてカラー感熱記録紙16にシアン画像が1ライ
ンずつ記録される。なお、このシアンについてのRGB
処理では、次の(10)式によって赤色の補色データ
(値R)が求められ、補色変換処理は、(11)式によ
って行われる。また、階調変換処理では、イエロー,マ
ゼンタと同じ変換テーブルが使用され、プリンタγ変換
では普通紙タイプのカラー感熱記録紙16に応じたシア
ン用のプリンタγ変換テーブルが用いられる。
【0082】 R=Ya+(1.14・1.382 )・CRa+(2.03 ・0.1 )・CBa・・・(10) Cy=255−R・・・・・・・・・・・・・・(11) なお、マスキング処理を行わない場合には、 R=Ya+1.14・CRa+0・CBa
【0083】以上のようにして、カラー感熱記録紙16
に記録されたカラー画像は、階調再現性が良く、またコ
ントラストや濃度バランスのよい高画質になっている。
【0084】一方、シールプリントを行う場合は、給紙
カセットにシールプリントタイプのカラー感熱記録紙1
6をセットしてから、選択スイッチ14cを操作してシ
ールプリントを選択する。この後、プリント開始スイッ
チを操作して、プリントの開始を指示する。この場合に
も、上記の普通紙プリントと同様な手順で、画像の取り
込みが行われ、DSP14は、シーン判別係数Kの算出
が行われる。そして、DSP14は、イエローの記録用
にRGB処理,補色変換処理,シーン判別係数Kに基づ
く階調変換処理、正方画素化処理、シャープネス処理を
順次に行って、処理された全てのラインのイエローの四
次変換データをRAM14bにいったん書き込む。
【0085】この後、DSP14は、四次変換データに
対して画像の縮小を行い、この縮小した画像を複数個マ
トリックス状に並べるための画像処理を行ってシールプ
リント用のイエローの合成画像を作成する。そして、こ
の画像処理が施された合成画像のデータ、すなわち四次
変換データをRAM14bに書き込む。次に、DSP1
4は、合成画像の第1ラインの四次変換データをRAM
14bから読み出して、これらにプリントγ変換処理を
施す。そして、このプリントγ変換処理を施したイエロ
ー用記録データがメモリコントローラ12,マイクロコ
ンピュータ17を介してヘッドドライバ18に送られ
る。イエローの合成画像の第1ラインが記録される。
【0086】このときに、DSP14は、図6のシール
プリントタイプの発色特性を考慮したイエロー用プリン
タγ変換曲線47に基づいて作成されたRAM14b内
のプリントγ変換テーブルを用いてプリントγ変換処理
を行う。そして、このプリンタγ変換処理を行うことに
より、四次変換データがリニアに表現する階調をビデオ
プリンタ及び使用されるシールプリントタイプのカラー
感熱記録紙16に応じたイエローのγ特性を考慮したイ
エロー用記録データに変換される。
【0087】以下、同様にして、RAM14bから合成
画像の第2ライン以降の四次変換データをRAM14b
から順番に読み出して、これらにプリンタγ変換処理を
行い、得られたイエロー用記録データをヘッドドライバ
18に送る。これにより、シールプリントタイプのカラ
ー感熱記録紙16に応じたプリンタγ変換処理が施され
たイエロー用記録データでサーマルヘッド18が駆動さ
れてシールプリントタイプのカラー感熱記録紙16にカ
ラーの合成画像が記録される。
【0088】イエロー画像の記録後には、同様にしてマ
ゼンタ画像,シアン画像の記録が順次に行われる。そし
て、マゼンタ画像の記録の際のプリンタγ変換ではシー
ルプリントタイプのカラー感熱記録紙16に応じたマゼ
ンタ用のプリンタγ変換テーブルが用いられ、シアン画
像の記録の際のプリンタγ変換ではシールプリントタイ
プのカラー感熱記録紙16に応じたシアン用のプリンタ
γ変換テーブルが用いられる。これにより、普通紙タイ
プと発色特性が異なるシールプリントタイプのカラー感
熱記録紙16にも良好な画質の画像が記録される。
【0089】
【実施例】次に上記ビデオプリンタによって、図5に示
すテスト画像を普通プリントした場合について説明す
る。この実施例では、テスト画像40をビデオプリンタ
に取り込む際に、輝度データに対応する画素を600×
400個に区画して取り込み、この600×400個の
全ての画素の輝度でヒストグラムを作成して、シーン判
別係数Kを算出している。
【0090】[実施例1]テスト画像40内には、80
×80画素の正方形をした第1領域41と、150×1
50画素の正方形をした第2領域42と、10×10画
素の正方形をした第3領域43と、60×512画素の
長方形の第4領域44と、その他の部分(以下、第5領
域という)45とが設けられている。
【0091】第1領域41は全ての画素の輝度データの
値(Ey)が「50」、第2領域42は全ての画素の輝
度データの値が「180」、第3領域43は全ての画素
の輝度データの値が「3」となるようにされている。ま
た、第4領域44は、天地方向60画素,左右方向2画
素の256個の小領域に分けられており、同じ小領域内
の各画素が同じ輝度データの値となるようにされてい
る。そして各小領域は、図中左から右方向の順番で輝度
データの値が「0」,「1」,「2」・・・「255」
となるようにされている。また、第5領域45の全ての
画素は、輝度データの値が「128」となるようにされ
ている。
【0092】テスト画像40を取り込んで得られる輝度
のヒストグラムを図6に示すように、このテスト画像4
0のヒストグラムは、輝度「0」〜「255」に一様な
第4領域45の各輝度の度数に、第1〜第3,第5領域
41〜43,45の各輝度の度数が加算されたものにな
っており、HY[128]が最も大きく、HY[18
0],HY[50],HY[3]の順番に小さくなり、
その他の度数は「120」で一定となる。このテスト画
像40は、全体的に見た場合に、輝度の分布が低輝度側
や高輝度側に偏っていない中間的な明るさのものであ
る。
【0093】このヒストグラムから黒点レベルSbを求
めると、HY[0]+HY[1]+HY[2]+HY
[3]=580,HY[0]+HY[1]+HY[2]
+HY[3]+HY[4]=700であるから、Sb=
4となる。また、HY[255]=120,HY[25
5]+HY[254]=240であるから、Sw=25
4となる。
【0094】また、上記(3),(4),(5)式より
シーン判別係数Kを求めると、 SUM1=Σ(HY[Ey]・(Ey−4))=266
24120 但し、Ey=4〜254 SUM2=120・(254−4)=30000 K=2(26624120+30000)/250/600/400 ≒0.888
【0095】したがって、シーン判別係数K(≒0.8
88)に対応する第5変換テーブルが選択される。例え
ば、イエロー画像の場合には、以下の式によりイエロー
の一次変換データが算出され、この一次変換データ(値
Yea)が第5変換テーブルで二次変換データ(値Ye
b;=Yea)に変換される。
【0096】B=Ya+(2.03・1.297)・CBa+(1.1
4 ・0.06)・CRa または、B=Ya+2.03・CBa+0・CRa 但し、Ya=(Y−4)・(255/(254−4)) CRa=(CR−128)・(255/(254−
4)) CBa=(CB−128)・(255/(254−
4)) Yea=255−B
【0097】以上のようにして、入力されたテスト画像
40の第1〜第5領域41〜45の階調が、記録時の階
調に平均的に割り当てられることになる。そして、テス
ト画像40の輝度の分布は、偏っていないので、特に記
録される画像の明暗が強調されることがないので、この
第5変換テーブルの階調変換で低濃度域から高濃度域に
わたって良好な階調再現が得ることができる。
【0098】[実施例2]次に、テスト画像40の第5
領域45の輝度データの値が「100」となるようにし
て、テスト画像40を全体的に暗くした場合について説
明する。この場合にも、黒点レベルSb=「4」,白点
レベルSw=「254」となるが、シーン判別係数Kは
≒0.720となり第4変換テーブルが選択される。な
お、この例では、マスキング処理を行わないRGB処理
により補色データを求めている。
【0099】ここで、第1領域41の各画素の赤色色差
データ及び青色色差データの値を「130」,「12
8」とすれば、イエローの一次変換データの値は「20
9」となる。これは、入力されたテスト画像の第1領域
のイエローが階調レベル「209」になっていることを
示している。そして、この一次変換データは、第4変換
テーブルによって、値「202」の二次変換データに変
換される。
【0100】また、第2領域42の各画素の赤色色差デ
ータ及び青色色差データの値を「128」,「110」
とすれば、イエローの一次変換データの値は「113」
となって、入力されたテスト画像の第1領域のイエロー
が階調レベル「113」になっていることを示してい
る。そして、この一次変換データは、第4変換テーブル
によって、値「106」の二次変換データに変換され
る。
【0101】さらに、第3領域43及び第5領域45の
各画素の赤色色差データ及び青色色差データの値を「1
28」,「128」とすれば、第3領域43のイエロー
の一次変換データの値は「255」となり、値「25
5」の二次変換データに変換され、第5領域45のイエ
ローの一次変換データの値は「158」となり、値「1
50」の二次変換データに変換される。
【0102】また、第4領域44の各画素の赤色色差デ
ータ及び青色色差データの値を「128」,「128」
とすれば、例えば、輝度データの値が「255」の画素
については、それに対応する青色データの値は「25
6.02」となるが、8ビット化されることにより「2
55]となり、イエローの一次変換データは「0」、二
次変換データも「0」となる。
【0103】そして、テスト画像40の各画素は、上記
のようにして得られる二次変換データに表される階調レ
ベルの濃度で記録される。すなわち、第4変換テーブル
によりテスト画像40は、記録時の濃度が全体的に低く
されて、明るく記録される。これにより、実施例1より
も第5領域45を暗くすることにより、全体的に暗いテ
スト画像40は、その暗くされた程度以上に、暗さが強
調されないようになる。また、入力されたテスト画像4
0の低輝度域に対して記録時の階調を多く割り当てるよ
うにし滑らかな変換曲線に基づいて階調を変換している
ので、例えば、第4領域44のように連続して階調が変
化する部分であっても階調とびが生じることがない。す
なわち、自然画を記録しても階調飛びがない自然なプリ
ントを得ることが可能になることが分かる。
【0104】上記実施形態では、階調変換処理の変換テ
ーブルと、プリンタγ変換処理の変換テーブルを別々に
設け、これらの変換処理を別々に行っているが、これら
の変換テーブルを合成した合成変換テーブルを設けて、
1回の変換処理で階調変換処理とプリンタγ変換処理を
行うようにしてもよい。このようにすると、処理回数が
少なくなり便利である。なお、この場合には、カラー感
熱記録紙のタイプ毎に、イエロー、マゼンタ、シアンの
各合成変換テーブルを用意する必要があるのはいうまで
もない。
【0105】上記実施形態では、取り込んだ画像の輝度
のヒストグラムの度数を積算して、その積算した値が所
定値を超えたところを黒点と白点とするように決定して
いるが、図9に示すような補正線を利用して黒点と白点
を決定してもよい。この場合には、DSP14は、例え
ば取り込んだ画像の輝度のヒストグラムを作成した後
に、このヒストグラムで輝度の度数Hy[Ey]が1以
上となっている各輝度の範囲の最大輝度と最小輝度とを
検出する。すなわち取り込んだ画像の黒点レベルと白点
レベルを検出する。
【0106】次に、この検出で得られた黒点レベルを、
図9(a)の補正線48にしたがって補正し、補正黒点
レベルを求める。また、得られた白点レベルを、図9
(b)の補正線49にしたがって補正し、白点レベルを
求める。そして補正された補正黒点レベル及び補正白点
レベルを用いて各種の処理を行うようにする。
【0107】このようにして、取り込んだ画像の黒点及
び白点に対応する各輝度をそれぞれ検出し、この検出し
た各輝度をそれぞれその輝度に応じて補正したものを黒
点及び白点として用いても、良好な画質の画像を記録す
ることができる。なお、図9(a)、図9(b)補正線
48,49は一例であり、これらの傾き等はこれに限ら
れない。
【0108】以下に説明する例は、上記のような輝度信
号と色信号とが合成されたアナログのビデオ信号の他
に、輝度信号と色信号とが分離されて2つの信号とされ
たアナログのビデオ信号(以下、Sビデオ信号とい
う)、コンピュータに記憶されているデータ、ICカー
ドに記憶されているデータのいずれからもカラー画像を
フルカラーで記録できるようにしたものである。なお、
以下に説明する他は、上記実施形態と同様であり、実質
的に同じ構成部材には、同じ符号を付して詳細な説明を
省略する。
【0109】図10にプリンタの外観を示す。図10
(a)に示すように、プリンタ50の前面には、給排紙
口51,カードスロット52,プリントボタン53,メ
モリボタン54,メニューボタン55,方向キー56,
表示切り換えボタン57,ビデオ信号入力端子58,入
力切り換えボタン59等が設けられている。また、図1
0(b)に示すように、プリンタ50の背面には、ビデ
オ信号出力端子60,シリアル入力端子61,パラレル
入力端子62等が設けられている。
【0110】給排紙口51は、未記録のカラー感熱記録
紙16が給紙されるとともに、カラー画像が記録された
記録済のカラー感熱記録紙16が排紙される。カードス
ロット52は、複数の画像が書き込まれたICカード6
3が挿入される。このICカード63には、デジタルカ
メラで撮影された画像が書き込まれる他、コンピュータ
で画像を書き込むことが可能であり、その画像は、赤色
データ,緑色データ,青色データを圧縮してデータ容量
を小さくした圧縮画像データとして記憶されている。
【0111】ビデオ入力端子58は、S端子と呼ばれる
ものであり、第1入力端子58aと第2入力端子58b
とからなる。ビデオプレイヤ等からの色信号,輝度信
号、同期信号を合成したビデオ信号をプリンタ50に入
力する際には、このビデオ信号が第1端子58aに入力
される。また、ビデオプレイヤ等から輝度信号と色信号
とが分離されたSビデオ信号をプリンタ50に入力する
際には、Sビデオ信号のうちの輝度信号が第1端子58
aに、色信号が第2端子58bに入力される。カードス
ロット52と、ビデオ信号またはSビデオ信号との入力
の切り換えは、入力切り換えボタン59の操作で行う。
【0112】外部のコンピュータからの画像をプリンタ
50で記録する際には、シリアル入力端子61またはパ
ラレル入力端子62にコンピュータを接続する。シリア
ル入力端子61は、シリアルインタフェースの規格であ
るRS422Aのものであり、これに応じたコンピュー
タのシリアルポートに接続され、接続されたコンピュー
タからシリアルに画像データが入力される。また、パラ
レル入力端子62は、IEEE1284に準拠したもの
であり、これに応じたコンピュータのパラレルポートに
接続され、接続されたコンピュータからパラレルに画像
データが入力される。コンピュータから入力される画像
データは、赤色データ,緑色データ、青色データがあ
る。
【0113】ビデオ信号出力端子60には、テレビ等の
モニタが接続され、この接続されたモニタには、ビデオ
信号、またはSビデオ信号として入力されている画像と
プリンタに取り込まれた画像を切り換えて表示すること
ができる。この画像の切り換えは、表示切り換えボタン
57を操作することにより行うことができる。
【0114】メニューボタン55を操作することによ
り、ビデオ信号出力端子60に接続されたモニタにプリ
ンタ50の各種設定を行うメニュー画面が表示され、こ
の表示中に方向キー56の操作でシールプリント等の設
定をすることができる。
【0115】図11にプリンタ50の電気的な構成を示
す。なお、図11には図示していないが、プリンタ50
には、ビデオ信号,Sビデオ信号で入力中の画像及び取
り込んだ画像をビデオ信号として出力するための回路,
プリンタ50の前面に設けらた各種スイッチの操作によ
り設定された内容に基づき、プリンタの各部を制御する
制御回路等が設けられている。
【0116】記録する画像をビデオ信号として入力する
場合には、このビデオ信号がビデオ入力端子58の第1
端子58aを介して、ビデオ信号処理回路10に入力さ
れるこの後の処理は、図1に示す実施形態と同じであ
る。
【0117】一方、記録する画像をSビデオ信号として
入力する場合には、Sビデオ信号のうちの輝度信号が第
1端子58aを介してビデオ信号処理回路10に入力さ
れ、色信号が第2端子58bを介してS用ビデオ信号処
理回路70に入力される。Sビデオ信号が入力された際
には、ビデオ信号処理回路10は、ビデオ信号が入力さ
れたときと同様な処理で、入力される輝度信号から同期
信号等の不要な成分を取り除いた輝度信号を作成する。
そして、この輝度信号がA/D変換器11に入力されて
輝度データに変換されてから、メモリコントローラ12
に送られDRAM13に書き込まれる。また、S用ビデ
オ信号処理回路70は、入力される色信号を赤色信号と
青色信号とに分離し、これらをA/D変換器71に送
る。このA/D変換器71は、赤色信号及び青色信号を
赤色データ、青色データに変換し、これらをメモリコン
トローラ12を介してDRAM13にそれぞれ書き込
む。
【0118】DSP14は、Sビデオ信号から得られて
DRAM13に書き込まれた輝度データからシーン判別
係数Kを算出するとともに、この輝度データと赤色デー
タ及び青色データとから、赤色色差データ及び青色色差
データを作成する。結果、シーン判別係数Kと、輝度デ
ータと、赤色色差データ及び青色色差データが得られ、
これらを用いてRGB処理、補色変換処理,階調変換処
理、正方画像化処理,シャープネス処理、プリンタγ変
換処理を行って、イエロー、マゼンタ、シアンの順にカ
ラー画像を記録する。なお、赤色色差データ及び青色色
差データを作成せずに、色信号から得られる赤色データ
と青色データについてはそのまま補色変換を行いシア
ン,イエローの一次変換データを求め、マゼンタの一次
変換データについては、輝度データと赤色データ及び青
色データとから求めるようにしてもよい。
【0119】また、カードストロット52に挿入された
ICカード63の画像を記録する場合には、カードスロ
ット52がICカード63から圧縮画像データを読み出
し、バッファ73を介してDSP14に送る。DSP1
4は、ICカード63からの圧縮画像データが入力され
ると、その圧縮画像データを伸張して赤色データ,緑色
データ,青色データに復元する。この後、DSP14
は、赤色データ,緑色データ,青色データから各輝度デ
ータを所定の演算式で求め、得られた各輝度データから
シーン判別係数Kを算出する。また、赤色データ,緑色
データ,青色データに対して補色変換を行ってから、算
出したシーン判別係数Kに応じた階調変換処理及びそれ
以降の各処理を行う。
【0120】さらに、シリアルポート61またはパラレ
ルポート62に接続されたコンピュータから画像を入力
する場合には、システムコントローラ74が所定の通信
手順でコンピュータと通信を行い、このシステムコント
ローラ74にシアリアルに、またはパラレルにコンピュ
ータからの赤色データ,緑色データ,青色データが入力
される。そして、このシステムコントローラ74から赤
色データ,緑色データ,青色データがDSP14に送ら
れる。以降、DSP14は、ICカード63の場合と同
様にして、赤色データ,緑色データ,青色データから輝
度データを求めてシーン判別係数Kを求めてから各種の
処理を行う。
【0121】なお、ICカード63,コンピュータから
画像が入力される場合には、DSP14は、正方画素化
処理を行わないとともに、補色変換処理の際には、それ
ぞれ1個赤色データ,緑色データ,青色データのからシ
アン、マゼンタ、イエローの一次変換データが作成され
る。
【0122】上記実施形態では、感熱方式で画像を記録
する例について説明したが、インクリボンを使用する熱
転写方式やインクジェット方式で画像を記録するビデオ
プリンタにも、本発明の階調変換処理の手法を利用する
ことができる。また、階調変換処理を行う変換テーブル
を9個としたが、その個数は適宜に増減することがで
き、各種の変換テーブルを用いる代わりに、演算を行っ
て変換処理をしてもよい。
【0123】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ビデオ
信号で入力された画像の輝度のヒストグラムに応じて決
定された黒点及び白点に対応する画像の各階調レベルを
所定の階調レベルにそれぞれ変換するするとともに、各
輝度の度数に対してその輝度に応じた輝度係数を乗算し
た各結果を積算したものをシーン判別係数とし、このシ
ーン判別係数の値に応じて画像の各階調レベルを記録用
の階調レベルにそれぞれ変換するようにしたから、入力
された画像の階調を記録用の階調に適切に割り当てるこ
とができ、各種の輝度分布の画像が入力される場合や、
輝度信号のレベル範囲が変わる場合でも、階調再現性や
濃度バランスの良い画像を記録することができる。
【0124】また、シーン判別係数の値に応じて、画像
の黒点と白点の間の各階調レベル差をそのままにして記
録用の階調レベルに変換したり、黒点と白点との間の画
像の各階調レベルをその階調レベルよりも低い濃度を表
す記録用の階調レベルにそれぞれ変換するとともに、前
記画像の高輝度域に対して記録用の階調の割り当てが多
くなるように変換したり、画像の各階調レベルをその階
調レベルよりも高い濃度を表す記録用の階調レベルにそ
れぞれ変換するとともに、画像の低輝度域に対して記録
用の階調の割り当てが多くなるように変換するようにす
るから、記録される画像の明暗が強調されなくなるとと
もに、自然画を記録する場合であっても、自然な濃度補
正が行うことができるので、良質な画像をプリントする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したビデオプリンタの電気的な構
成を示すブロック図である。
【図2】階調変換処理に用いられる変換テーブルに相当
する変換曲線を示す説明図である。
【図3】シールプリントタイプのカラー感熱記録紙を示
す説明図である。
【図4】カラー画像を記録する際の手順を示すフローチ
ャートである。
【図5】黒点レベル及び白点レベルを決める際の手順を
示すフローチャートである。
【図6】普通紙タイプとシールプリントタイプのプリン
トγ変換テーブルに相当する変換曲線を示す説明図であ
る。
【図7】テスト画像を示す説明図である。
【図8】テスト画像のヒストグラムを示すグラフであ
る。
【図9】画像の黒点レベル及び白点レベルを補正して用
いるための補正曲線を示す説明図である。
【図10】各種のビデオ信号、画像データとして画像が
入力されるプリンタの外観を示す外観図である。
【図11】図10のプリンタの電気的な構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
10 ビデオ信号処理回路 11 A/D変換器 13 DRAM 14 DSP 15 サーマルヘッド 16 カラー感熱記録紙

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録すべき画像をメモリに取り込み、こ
    の取り込んだ画像を記録紙にプリントするプリンタにお
    いて、 前記画像の輝度毎の度数を表すヒストグラムを調べ、こ
    のヒストグラムに応じて、記録する濃淡の最高値と最低
    値とに対応させる輝度の黒点及び白点を決定し、これら
    の黒点と白点に対応する前記画像の各階調レベルを所定
    の階調レベルにそれぞれ変換するとともに、ヒストグラ
    ム中の各輝度の度数に対してその輝度に応じた輝度係数
    を乗算し、これらの各乗算結果を積算したものをシーン
    判別係数とし、このシーン判別係数の値に応じて前記画
    像の黒点と白点の間の各階調レベルを記録用の階調レベ
    ルにそれぞれ変換する階調変換手段を備え、この階調変
    換手段から得られる記録用の階調レベルに表される濃度
    で画像をプリントすることを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記記録紙は、感熱記録紙であって、こ
    の感熱記録紙の発色特性に応じた複数のγ変換テープル
    を有し、記録紙に応じたγ変換テーブルを選択可能なγ
    変換手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のプリ
    ンタ。
  3. 【請求項3】 前記階調変換手段は、前記乗算を行う際
    の前記輝度係数として、前記黒点と白点との間の各輝度
    に対しては、乗算対象の輝度と黒点との輝度差に比例し
    た値を用い、また前記黒点よりも暗い各輝度に対して
    は、値「0」を用い、さらに前記白点よりも明るい各輝
    度に対しては、白点と黒点との輝度差に比例した値を用
    いること特徴とする請求項1記載のビデオプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記階調変換手段は、前記シーン判別係
    数の値が所定の範囲内である場合には、前記画像の黒点
    と白点の間の各階調レベル差をそのままにして記録用の
    階調レベルに変換し、前記シーン判別係数の値が前記所
    定の範囲内より小さい場合には、前記黒点と白点との間
    の前記画像の各階調レベルをその階調レベルよりも低い
    濃度を表す記録用の階調レベルにそれぞれ変換するとと
    もに、前記画像の低輝度域に対して記録用の階調の割り
    当てが多くなるように変換し、 前記シーン判別係数の値が前記所定の範囲内より大きい
    場合には、前記黒点と白点との間の前記画像の各階調レ
    ベルをその階調レベルよりも高い濃度を表す記録用の階
    調レベルにそれぞれ変換するとともに、前記画像の高輝
    度域に対して記録用の階調の割り当てが多くなるように
    変換することを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記階調変換手段は、前記シーン判別係
    数の値が前記所定の範囲内より小さい場合には、このシ
    ーン判別係数の値が小さいほど前記画像の低輝度域に割
    り当てる記録用の階調数を多くし、 前記シーン判別係数の値が前記所定の範囲内より大きい
    場合には、このシーン判別係数の値が大きいほど前記画
    像の高輝度域に割り当てる記録用の階調数を多くするこ
    とを特徴とする請求項3記載のプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記階調変換手段は、前記黒点と白点を
    決定する際に、前記取り込んだ画像の黒点及び白点に対
    応する各輝度をそれぞれ検出し、この検出した各輝度を
    それぞれその輝度に応じて補正し、この補正した各輝度
    を黒点及び白点とすることを特徴とする請求項5記載の
    プリンタ。
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