JPH10181092A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10181092A
JPH10181092A JP8349583A JP34958396A JPH10181092A JP H10181092 A JPH10181092 A JP H10181092A JP 8349583 A JP8349583 A JP 8349583A JP 34958396 A JP34958396 A JP 34958396A JP H10181092 A JPH10181092 A JP H10181092A
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laser
video clock
image
lighting time
frequency
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JP8349583A
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English (en)
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Michio Taniwaki
道夫 谷脇
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー画像形成装置における各色間のずれを
補正して高品質の画像形成を行う。 【解決手段】 レーザー走査光学系200 は画像の濃度デ
ータを格納するメモリ等からなる画像源100 から取り出
した画像情報を感光体ドラム等の像担持体上に走査して
主走査ラインを形成する。レーザー光位置検出手段300
はレーザー光走査スタートのタイミングを決定する。各
色感光体の色ずれを補正する回路400 はレーザー走査ラ
インの傾き等に応じて変調されるビデオクロックの周波
数を可変とするビデオクロック周波数可変手段401 と、
ビデオクロックと画像の濃度データに基づいてレーザー
の点灯時間を決定するレーザー点灯時間設定手段402
と、ビデオクロック周波数を変化させることによるレー
ザー点灯時間の割合の変化を補正するレーザー点灯時間
補正手段403 とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーレーザプリ
ンタ、あるいはカラー複写機等の多色の画像形成装置に
係り、特に各色のレーザー走査ラインの位置ずれに起因
する色ずれを低減して高画質のカラー画像を再現可能と
した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数色の静電潜像形成用の複数の感光体
を備えたカラーレーザプリンタ、あるいはカラー複写機
等の画像形成装置においては、回転多面体を主走査手段
(スキャン手段)とした画像書込み装置(典型的には、
レーザー走査光学系:ROSユニットとも言う)による
走査位置の各色の静電潜像間のずれあるいは各色トナー
像間のずれ、すなわちレジストレーションずれ(以下、
簡略のためにレジストレーションを単にレジと称する)
に伴う色ずれが発生する。
【0003】特に、ディジタル方式の画像形成装置にお
ける感光体への静電潜像の形成は、ビデオクロックに同
期させて画像メモリから読み出した画像データ(ビデオ
信号)でレーザー光を周波数変調し、これをレーザー走
査系で感光体の表面に投射することにより行われる。図
8はこの種の画像形成装置におけるレーザー走査光学系
を説明する模式図であって、1はレーザー(光源)、2
はコリメータレンズ、3は回転多面鏡、4は集光レンズ
系、5は感光体ドラム、6はレーザー光走査位置検出器
である。
【0004】このレーザー走査光学系は、レーザー1か
らの画像データに応じて変調されたレーザー光をコリメ
ータレンズ2で平行光として矢印A方向に回転する回転
多面鏡3の反射面に入射し、その反射光を集光レンズ系
4を通して感光体ドラム5の表面の主走査方向に走査し
て走査ライン5aを形成すると共に、感光体ドラム5の
矢印方向Bの回転に伴う副走査を行うことで当該感光体
ドラム5の表面に潜像を形成する。
【0005】上記レーザー光は感光体ドラム5上の有効
走査領域外にオーバースキャンさせ、当該オーバースキ
ャン位置に配置したレーザー光走査位置検出器6から、
所謂走査開始位置信号(SOS信号)を取り出し、この
SOS信号に基づいて画像メモリからの画像データの読
み出しタイミングを制御する。このようなレーザー走査
光学系では、光学系や感光体ドラムの組付け公差や温度
変化でレーザー光の所定の走査ラインに対する感光体ド
ラムの軸の配置方向が変化すると走査ライン5aの中央
部(点O)から両端(5a−1、5a−2)に向かって
レーザー光の行路長に誤差が生じる。この誤差は色のず
れとなって現れ、作成した画像の品質を劣化させる。
【0006】図9は図8に示したレーザー走査光学系を
複数配置して転写媒体上に複数のトナー像を順次重ね合
わせる方式のタンデム型カラー画像形成装置の要部構成
を説明する模式図であって、A、B、C、Dは各色の作
像ユニットであり、転写用紙搬送ベルト40の回動方向
に沿って一列に配置されている。各作像ユニットA、
B、C、Dは、それぞれ回転多面鏡3a、3b、3c、
3dと、集光レーザー系4a、4b、4c、4d、感光
体ドラム5a、5b、5c、5dを備え、各回転多面鏡
3a、3b、3c、3dは駆動モータ7a、7b、7
c、7dにより回転駆動される。なお、レーザー、コリ
メータレンズ、レーザー走査位置検出器は図示を省略し
てある。
【0007】転写媒体搬送ベルト40は駆動ロール、従
動ロール、テンションロールを含む複数のロール40
a、40b、40c、40dに架張されて図示しないベ
ルト駆動モータによって矢印C方向に回動され、図示し
ない転写媒体トレイから給送された転写媒体41を吸着
して搬送しつつ上記複数の作像ユニットA、B、C、D
の設置位置を通過する毎に一色ずつトナー像の転写がな
されてカラートナー像が形成される。
【0008】しかし、このような複数色のトナー像を重
ね合わせて多色の画像形成を行うカラー画像形成装置に
おいては、走査光学系ごとの構造上の公差や感光体の軸
方向の傾き公差あるいは転写媒体搬送ベルト、さらには
中間転写体などの像担持体を回転または移動させる駆動
力の変動に起因して各色の静電潜像やトナー像間にずれ
(色ずれ)が生じることがあり、この色ずれは形成画像
の品質を低下させてしまう。
【0009】特に、感光体の軸方向の傾きにばらつきが
あると走査ライン上での各ドットの形成位置にずれが発
生する。このずれは形成されたカラー画像の色ずれとな
って現れ、画質を著しく劣化させる。特開平5−207
237号公報に開示の発明では、複数色に対応した複数
のレーザー走査系を像担持体に対して直列配置した所謂
タンデム型の画像形成装置において、周波数変調された
ビデオ信号で主走査期間内でビデオクロックの周波数を
可変とすることにより上記した色ずれを解消して高精度
の多色画像を得るようにしている。
【0010】また、特開昭62−30466号公報に開
示の発明では、レーザー走査光学系にf−θレンズを用
いない画像形成装置において、感光体表面でのレーザー
光の走査速度の変化に応じてビデオクロックの周波数を
連続的に変化させると共に、上記走査速度に応じてレー
ザー光の光強度が最適値となるように変化させている。
【0011】さらに、特開平3−259167号公報に
開示の発明では、複数のレーザー走査系を備えた画像形
成装置において、色ずれに応じてビデオクロックを可変
とすることで上記の色ずれ(色むら)の発生を回避して
いる。これらの従来技術における中間調の再現のための
レーザー点灯時間の変調方法として、所謂誤差拡散法
や、ビデオクロック信号を基に三角波を生成してビデオ
信号の濃度データ(印字率)をD/A変換した信号と上
記三角波の比較出力をレーザー点灯時間とすることで中
間調を表現するパルス幅変調(PWM)方式のレーザー
駆動方法等が提案されている。
【0012】図10は従来技術によるレーザー点灯時間
設定回路の構成例の説明図であって、21はD/Aコン
バータ、22は画像メモリ、23は三角波発生回路、2
3aはCR積分回路、23bはアンプ、23cはアンド
ゲート、23dはインバータゲート、23eは遅延回
路、23fはnMOSトランジスタ、24はコンパレー
タである。
【0013】同図において、画像メモリ22からビデオ
クロックCLV に同期して画像の濃度データDが読み出
されてD/Aコンバータ21に入力される。D/Aコン
バータ21は基準電圧を上限値とし、接地を下限値とし
て入力したデジタル濃度データをアナログ信号に変換
し、これをコンパレータ24の−端子に入力する。一
方、ビデオクロックCLV は三角波発生回路23に印加
される。三角波発生回路23は入力したビデオクロック
CLV を積分回路23aで積分すると共に、アンドゲー
ト23c、インバータゲート23d、遅延回路23eお
よびnMOSトランジスタ23fで三角波を発生し、ア
ンプ23bを介してコンパレータ24の+端子に入力さ
せる。
【0014】コンパレータ24は入力した両信号の比較
出力をレーザー点灯信号として出力する。図11は図1
0の構成による従来のレーザー点灯時間設定動作を説明
する波形図であって、(a)はビデオクロック、(b)
はD/Aコンバータ出力、(c)は三角波発生回路出
力、(d)はコンパレータ出力すなわち、レーザー点灯
信号を示す。
【0015】同図において、ビデオクロック周波数が
(a)の(a−1)標準周波数分周データAでコンパレ
ータ24の出力TA の期間にレーザーが点灯し、ハイラ
イト領域で(a−2)標準周波数分周データBに変化さ
せたとき、コンパレータ24の出力TB0の期間にレーザ
ーが点灯する。図示したように、期間TB0は期間TA
比べて大きく変化し、その結果濃度は大幅に増大するこ
とになり、濃度ムラが発生する。
【0016】なお、この濃度ムラは図8に示したタンデ
ム型の画像形成装置に限らず、感光体あるいは中間転写
体を用いて複数のトナー像を重ね転写する方式の画像形
成装置においても同様に発生する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記PWM方式のレー
ザー駆動方法は、誤差拡散法に比べて、階調と解像度の
両立が可能であるが、ビデオクロックを変調すると三角
波の大きさが変化し、これが濃度むらとなって現れる。
この濃度ムラは、特にハイライトの領域で顕著である。
【0018】例えば、濃度データが10%のとき、ビデ
オクロックの周波数が5%高くなると、実際の印字率は
約5%になってしまう。上記した特開昭62−3046
6号公報や特開平5−20737号公報に記載されたよ
うに、この印字率の変化をレーザー光量で補正したとし
ても、レーザー光量は5%アップするだけなので、印字
率が5%をやや上回る程度である。
【0019】そのため、上記従来の技術では色ずれの補
正に伴うレーザー点灯時間の変化を適正に補正すること
が困難であり、高品質の画像形成ができないという問題
があった。本発明は上記従来技術の問題点を解消し、複
数の色に対応する静電潜像またはトナー像を重ね合わせ
てカラー画像を形成する装置における各色間のずれを補
正して高品質の画像形成を可能とした画像形成装置を提
供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ビデオクロック周波数変調データに基づ
いてビデオクロックの周波数を可変とするビデオクロッ
ク周波数可変手段と、ビデオクロックと画像の濃度デー
タとを基にレーザーの点灯時間を決定するレーザー点灯
時間設定手段と、ビデオクロックの周波数を可変するこ
とにより生じるレーザー点灯時間の割合の変化を補正す
るレーザー点灯時間補正手段とを具備したことを特徴と
する。
【0021】図1は本発明による画像形成装置の構成を
説明する概略ブロック図であって、100は画像源、2
00はレーザー走査光学系、300はレーザー光位置検
出手段、400は本発明の要部構成、401はビデオク
ロック周波数可変手段、402はレーザー点灯時間設定
手段、403はレーザー点灯時間補正手段である。画像
源100は画像の濃度データを格納するメモリ等からな
り、レーザー走査光学系200およびレーザー光位置検
出手段300は前記図8に示したレーザー光学系とレー
ザー光走査位置検出器である。
【0022】符号400で示す本発明の要部構成は、レ
ーザー走査ラインの傾き等に応じて変調されるビデオク
ロックの周波数を可変とするビデオクロック周波数可変
手段401と、ビデオクロックと画像の濃度データに基
づいてレーザーの点灯時間を決定するレーザー点灯時間
設定手段402と、ビデオクロック周波数を変化させる
ことによるレーザー点灯時間の割合の変化を補正するレ
ーザー点灯時間補正手段403とから構成される。
【0023】この構成により、色ずれや画像位置を補正
するためにビデオクロックの周波数を変化させても、こ
のビデオクロックに対するレーザー点灯時間の割合は変
化せず、濃度むらのない高画質の画像を得ることができ
る。すなわち、請求項1に記載の第1の発明は、副走査
方向に移動する像担持体表面の主走査方向に沿う書込み
ラインに、ビデオクロックに同期して読みだ出された画
像データで変調したレーザー光を照射して画像情報を書
き込むレーザー走査系と、前記主走査方向のビーム位置
を検出するためのビーム検出手段と、ビデオクロック周
波数で変調されたデータに基づき、前記ビデオクロック
の周波数を可変するビデオクロック周波数可変手段と、
前記ビデオクロックと画像の濃度データを基にレーザー
の点灯時間を決定するレーザー点灯時間設定手段と、前
記ビデオクロックの周波数を可変することにより生じる
レーザー点灯時間補正手段とを具備したことを特徴とす
る。
【0024】この発明の構成により、色ずれを補正する
ためにビデオクロックの周波数を変化させた場合でも、
濃度むらのない高画質の画像を得ることができる。ま
た、請求項2に記載の第2の発明は、第1の発明におけ
る前記レーザー点灯時間補正手段を、前記ビデオクロッ
クを基に三角波を発生する三角波発生手段と、濃度デー
タをD/A変換するD/Aコンバータと、前記D/Aコ
ンバータの出力と前記三角波発生手段の出力とを比較す
る比較手段とから構成したことを特徴とする。
【0025】この発明の構成により、濃度データに応じ
たビデオクロックの周波数の変化に対応したレーザー点
灯時間が設定され、濃度むらのない高画質の画像を得る
ことができる。なお、上記本発明におけるレーザー点灯
時間補正手段は、D/Aコンバータの上限値または下限
値をビデオクロック周波数変調データに基づいて可変と
する構成とすることができる。
【0026】また、上記レーザー点灯時間補正手段は、
画像の濃度データにビデオクロック周波数変調データに
応じた補正値をビデオクロック周波数の中央値(標準
値)に乗算し、これをD/Aコンバータに入力するよう
に構成できる。さらに、上記レーザー点灯時間設定手段
は、ビデオクロック周波数変調データに応じて三角波の
大きさを増減する構成とすることができる。
【0027】さらにまた、本発明は、各色に対応する複
数の像担持体とレーザー走査系を備え、それぞれの色ず
れを検出する色ずれ量検出手段と、検出された色ずれ量
に基づいてビデオクロックの周波数を可変とする構成を
備えたものも含む。なお、本発明は、前記レーザー走査
系はf−θレンズ系を持たない光学系を備えたものにも
同様に適用できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、実施例を参照して詳細に説明する。図2は本発明の
画像形成装置を構成するビデオクロック周波数可変手段
の一実施例を説明するブロック図であって、7は制御回
路、8はスイッチ、9は周波数変調データ格納メモリ、
10はPLL回路、11は主走査位置アドレス発生器、
12は基準クロック発生回路、13はアドレスセレクタ
である。
【0029】なお、PLL回路10は、1/A分周器1
0a、位相比較器10b、ローパスフィルタ10c、電
圧制御発振器10eおよび1/B分周器10dから構成
される。同図において、制御回路7からのS1信号が
[H]レベルになると、スイッチ8が閉じるとともにセ
レクタ13が制御回路側のアドレスを周波数変調データ
格納メモリ9に入力する。制御回路7は格納メモリに主
走査の走査位置に対応したアドレスに分周比データを格
納する。
【0030】その後、S1信号を[L]にすることによ
り、格納メモリ9は制御回路7から切り離され、主走査
位置アドレス発生器11に従ったアドレスの分周比デー
タをPLL回路10およびレーザ点灯補正手段に出力す
る。主走査位置アドレス発生回路11は、公知のカウン
ターで構成されており、レーザ光走査位置検出器6から
のSOS信号でリセットし、基準クロックをカウントす
ることにより光走査位置に対応するアドレスを発生し、
周波数変調データ格納メモリ9に与える。
【0031】公知のPLL回路10は、基準クロック発
生回路12のクロック周波数CLK12を分周器10a
で1/Aに分周したクロックと電圧制御発振器10eの
出力クロック周波数CLV を分周器10dで1/Bに分
周したクロックが同じ位相になるように位相比較器10
bは、ローパスフィルター10cを介して電圧制御発振
器10eに与える電圧を制御する。よって、電圧制御発
振器10eの出力クロック周波数CLV =CLK12×
B/Aとなる。
【0032】例えば、感光体の軸が主走査の開始端より
も終了端側でレーザー走査側から遠い方向に傾いている
場合、ビデオクロック周波数CLV =基準クロック発生
回路12の出力周波数を20MHz、分周データA=1
00(すなわち、1/A=1/100)とし、主走査開
始直後(図8における走査ライン5aの一端)の分周デ
ータBを1/B=100とすると、ビデオクロック周波
数は20MHz、主走査位置中央(前記図7の点O)の
分周データを1/B=110とすると、ビデオクロック
は18.18MHz、主走査の終了位置(図8における
走査ライン5aの他端)の分周データBを1/B=1/
120とすると、ビデオクロックの周波数は16.66
MHzとなる。この関係を表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】図3は感光体の軸がレーザー走査面に対し
て傾いている場合にビデオクロック周波数を変化させる
一例を説明するレーザー走査位置とビデオクロック周波
数の関係図であって、横軸は感光体上の主走査位置、縦
軸はビデオクロック周波数(MHz)である。上記図2
で説明したように、感光体上の主走査の開始端でビデオ
クロック周波数が20MHzとしたとき、中央位置
(O)におけるビデオクロック周波数は18.18MH
z、終了端では16.66MHzとなる。
【0035】図4は本発明の画像形成装置を構成するレ
ーザー点灯時間設定手段の一実施例を説明するブロック
図であって、20はレーザー点灯時間補正回路、20a
は演算回路、20bはD/Aコンバータ、21はD/A
コンバータ、22は画像メモリ、23は三角波発生回
路、23aは積分回路、23bはバッファアンプ(AM
P)、23cはアンドゲート、23dはインバータゲー
ト、23eは遅延回路(約2nsだけ信号を遅延させ
る)、23fはnMOSトランジスタ([H]レベルで
導通、[L]レベルでハイインピーダンス)、24はコ
ンパレータである。
【0036】図2のビデオクロック周波数可変手段の出
力である分周データは演算回路20aで前記(B/A)
×標準値を演算してD/Aコンバータ20bを介してD
/Aコンバータ21の上限値入力端子に入力される。な
お、標準のビデオクロックを20MHz(分周データ=
100)とした時の三角波発生回路23の振幅範囲は、
0V〜1VとなるようにCRを調整してある。なお、D
Aコンバータ20b(8ビット)の上限値=1.496
V、下限値=0.496Vである。このとき、演算回路
20aで演算する「B/A×標準値」の標準値は128
(10進)である(ノミナル128(10進)で、三角
波発生回路23の振幅範囲とD/Aコンバータの上限
値、下限値が一致している)。
【0037】ビデオクロックCLV は画像メモリ22か
ら画像の濃度データの読み出しを行うと共に、三角波発
生回路23を構成する積分回路23aで積分されて三角
波を生成し、バッファアンプ23bを介してコンパレー
タ24の+入力端子に入力する。画像メモリ22から読
み出された画像の濃度データはD/Aコンバータ21に
入力され、デジタル−アナログ変換されてコンパレータ
24の−入力端子に入力する。
【0038】コンパレータ24は、入力されたD/Aコ
ンバータ21の出力と三角波を比較し、三角波がD/A
コンバータ21の出力より大であるときにレーザー点灯
信号を出力する。図5は本発明の画像形成装置を構成す
るレーザー点灯時間設定手段の他の実施例を説明するブ
ロック図であって、20はレーザー点灯時間補正回路、
20cは演算回路、21は上限値と下限値を有するD/
Aコンバータ、22は画像メモリ、23は三角波発生回
路、23aは積分回路、23bはバッファアンプ、23
cはアンドゲート、23dはインバータゲート、23e
は遅延回路(約2nsだけ信号を遅延させる)、23f
はnMOSトランジスタ([H]レベルで導通、[L]
レベルでハイインピーダンス)、24はコンパレータで
ある。
【0039】この実施例では、レーザー点灯時間補正回
路20を構成する演算回路20cに前記分周データBと
画像メモリ22からの濃度データとが入力され、分周比
B/Aで補正された濃度データDをD/Aコンバータ2
1の入力する。すなわち、演算回路20cは分周データ
の標準値をAとし、実際の分周データがBのとき、濃度
データ×B/A/2の演算を行う。この実施例では、D
/Aコンバータ21は演算回路の結果が8ビット以上に
なることがあるため、9ビットのD/Aコンバータとす
る。標準のビデオクロックの周波数を20MHz(分周
データ=100)とした時の三角波発生回路23の振幅
範囲は、D/Aコンバータの下限値〜上限値/2になる
ように三角波発生回路23のCRを調整する。
【0040】一方、ビデオクロックCLV は上記が画像
メモリ22の読み出しを行う一方、三角波発生回路23
で前記図4と同様にしてビデオクロック周波数に応じた
三角波を発生し、これをコンパレータ24に与える。コ
ンパレータ24は入力されたD/Aコンバータ21の出
力と三角波を比較し、三角波がD/Aコンバータ21の
出力より大であるときにレーザー点灯信号を出力する。
【0041】図6は本発明の実施例におけるレーザー点
灯時間設定動作を説明する波形図であって、(a)はビ
デオクロック、(b)(b’)はD/Aコンバータ出
力、(c)(c’)は三角波発生回路出力、(d)
(d’)はコンパレータ出力すなわちレーザー点灯信号
を示し、(a)(b)(c)(d)は上記した第1およ
び第2実施例の動作を説明する波形図、(a)(b’)
(c’)(d’)は後述する第3実施例の動作を説明す
る波形図である。
【0042】同図(a)(b)(c)(d)に示したよ
うに、ビデオクロック周波数が(a)の(a−1)標準
周波数分周データAでコンパレータ24の出力TA の期
間にレーザーが点灯し、ハイライト領域で(a−2)標
準周波数分周データBに変化させたとき、三角波の大き
さに応じてD/Aコンバータの出力(b)はΔLだけ上
方にシフトする。これにより、コンパレータ24の比較
入力(−)のレベルが大きくなるのでコンパレータ24
の出力TB1は前記図11のTB0に比べて短くなる。その
結果、ハイライト領域でも濃度ムラが大きく変化するこ
とがない。
【0043】図7は本発明の画像形成装置を構成するレ
ーザー点灯時間設定手段のさらに他の実施例を説明する
ブロック図であって、図5と同一符号は同一機能部分に
対応し、20はレーザ点灯時間補正回路、20dは演算
回路、20e,20f,・・・20gはnMOSトラン
ジスタ、R1 〜R10はゲイン設定抵抗である。この実施
例では、演算回路20dの出力値に応じてバッファアン
プ23bのゲインを変化させることでコンパレータ24
に入力させる三角波の大きさを変化させ、レーザー点灯
信号の期間の増加を抑制する。標準のビデオクロック周
波数を20MHz(分周データ=100)とした時の三
角波発生回路23の振幅範囲は、D/Aコンバータ21
の下限値〜上限値/2になるように三角波発生回路23
のCRを調整する。
【0044】ゲイン設定抵抗R1 〜R10の抵抗値を下記
の表2の(a)のように設定する。演算回路20dの出
力をD7〜D0までの8ビットとすると、アンプ23b
のゲインは表1の(b)に示したようになる。これによ
り、分周データに応じてアンプ23bのゲインが適正化
される。
【0045】
【表2】
【0046】すなわち、図6の(a)(b’)(c’)
(d’)に示したように、ビデオクロック周波数が
(a)の(a−1)標準周波数分周データAでコンパレ
ータ24の出力TA の期間にレーザーが点灯し、ハイラ
イト領域で(a−2)標準周波数分周データBに変化さ
せたとき、三角波の大きさはΔSだけ下方にシフトす
る。これにより、コンパレータ24の入力(+)のレベ
ルが小さくなるのでその出力TB2は前記図11のTB0
比べて短くなる。その結果、ハイライト領域でも濃度ム
ラが大きく変化することがない。
【0047】なお、前記した各実施例では、三角波の発
生回路として、所謂CR積分回路を用いているが、本発
明はこれに限るものではなく、例えば定電流回路とコン
デンサを用いて当該コンデンサの充放電を利用したも
の、あるいはその他の既知の積分回路を用いることがで
きることは言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
色ずれの防止やレーザー走査位置の精度を向上するため
にビデオクロックを変化させても、当該ビデオクロック
に対するレーザー点灯時間の割合の変化が少ないので、
濃度むらのない高画質の画像を再生可能な画像形成装置
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による画像形成装置の構成を説明する
概略ブロック図である。
【図2】 本発明の画像形成装置を構成するビデオクロ
ック周波数可変手段の一実施例を説明するブロック図で
ある。
【図3】 感光体の軸がレーザー走査面に対して傾いて
いる場合にビデオクロック周波数を変化させる一例を説
明するレーザー走査位置とビデオクロック周波数の関係
図である。
【図4】 本発明の画像形成装置を構成するレーザー点
灯時間設定手段の一実施例を説明するブロック図であ
る。
【図5】 本発明の画像形成装置を構成するレーザー点
灯時間設定手段の他の実施例を説明するブロック図であ
る。
【図6】 本発明の実施例におけるレーザー点灯時間設
定動作を説明する波形図である。
【図7】 本発明の画像形成装置を構成するレーザー点
灯時間設定手段のさらに他の実施例を説明するブロック
図である。
【図8】 画像形成装置におけるレーザー走査光学系を
説明する模式図である。
【図9】 図8に示したレーザー走査光学系を複数配置
して転写媒体上に複数のトナー像を順次重ね合わせる方
式のタンデム型カラー画像形成装置の要部構成を説明す
る模式図である。
【図10】 従来技術によるレーザー点灯時間設定回路
の構成例の説明図である。
【図11】 図10の構成による従来のレーザー点灯時
間設定動作を説明する波形図である。
【符号の説明】
100・・・・画像源、200・・・・レーザー走査光
学系、300・・・・レーザー光位置検出手段、400
・・・・本発明の要部構成、401・・・・ビデオクロ
ック周波数可変手段、402・・・・レーザー点灯時間
設定手段、403・・・・レーザー点灯時間補正手段、
7・・・・制御回路、8・・・・スイッチ、9・・・・
周波数変調データ格納メモリ、10・・・・PLL回
路、11・・・・主走査位置アドレス発生器、12・・
・・基準クロック発生回路、13・・・・アドレスセレ
クタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/23 103 H04N 1/04 103E 1/40 102

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 副走査方向に移動する像担持体表面の主
    走査方向に沿う書込みラインに、ビデオクロックに同期
    して読みだ出された画像データで変調したレーザー光を
    照射して画像情報を書き込むレーザー走査光学系と、前
    記主走査方向のビーム位置を検出するためのビーム検出
    手段と、ビデオクロック周波数で変調されたデータに基
    づき、前記ビデオクロックの周波数を可変するビデオク
    ロック周波数可変手段と、前記ビデオクロックと画像の
    濃度データを基にレーザーの点灯時間を決定するレーザ
    ー点灯時間設定手段と、前記ビデオクロックの周波数を
    可変することにより生じるレーザー点灯時間補正手段と
    を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記レーザー点灯時間補正手段を、前記
    ビデオクロックを基に三角波を発生する三角波発生手段
    と、濃度データをD/A変換するD/Aコンバータと、
    前記D/Aコンバータの出力と前記三角波発生手段の出
    力とを比較する比較手段とから構成したことを特徴とす
    る請求項1記載の画像形成装置。
JP8349583A 1996-12-27 1996-12-27 画像形成装置 Pending JPH10181092A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005167994A (ja) * 2003-10-30 2005-06-23 Agilent Technol Inc 可変高周波入力クロックと非関連固定周波数基準信号とを有する固定周波数クロック出力
US6995862B1 (en) 1998-11-18 2006-02-07 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method and computer program product

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