JPH10179265A - 机の天板の高さ調節装置 - Google Patents

机の天板の高さ調節装置

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Publication number
JPH10179265A
JPH10179265A JP35562496A JP35562496A JPH10179265A JP H10179265 A JPH10179265 A JP H10179265A JP 35562496 A JP35562496 A JP 35562496A JP 35562496 A JP35562496 A JP 35562496A JP H10179265 A JPH10179265 A JP H10179265A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
rod
pulley
top plate
gas spring
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP35562496A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Takahashi
誠 高橋
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Okamura Corp
Original Assignee
Okamura Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤーで左右の昇降杆を接続して左右の昇
降杆を同期させる装置で、部品点数が少なく、調整が簡
単で組立性が良い安価な机の天板の高さ調節装置を提供
することを提供すること。 【解決手段】 ガススプリングが設けられたガイド杆7
の下部に下部プーリー29を軸着するとともに、他方の
ガイド杆7’の上部に上部プーリー30を軸着し、昇降
杆8にワイヤー33の一端を固着し、下部プーリー29
と上部プーリー30とに掛け回し、昇降杆8’にワイヤ
ー33の他端を固着することにより、天板2の高さを上
げる場合、昇降杆8が先行して上昇しようとするが、こ
の昇降杆8に一端が固着されたワイヤー33が下部プー
リー29を支点にして引き上げられ、同時に該ワイヤー
33の他端が上部プーリー30を支点にして引き上げら
れるため、両昇降杆が同期的に上昇する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、机の天板の高さ
を、ガススプリングを利用して所望の高さに容易に調節
しうる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の机の天板の高さ調節装置
で天板の下方に左右の昇降杆を備えたものでは、左右の
昇降杆を同期させ、左右のバランスを取って天板を昇降
させる必要が生ずる。左右の昇降杆を同期させる装置と
しては、実公昭52一27043号公報のように、左右にガス
スプリングを配設して同時にガススプリングを作動させ
るものや、実公平2一40809号公報のようにリンクで左右
の昇降杆を接続するものや、実開昭61-172542号公報の
ようにワイヤーで左右の昇降杆を接続するもの等が知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような装置では、
ガススプリングが2本必要であったり、ガススプリング
が1本のものでは、左右を同期させるためプーリーが4
個とワイヤーが2本必要になる等、部品が多数必要とな
り、コストが上昇するばかりか、組立に時間が掛り、装
置も高価になるという問題点があった。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するた
め、ワイヤーで左右の昇降杆を接続して左右の昇降杆を
同期させる装置で、部品点数が少なく、調整が簡単で組
立性が良い安価な机の天板の高さ調節装置を提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の机の天板の高さ調節装置は、左右一対の上
下方向のガイド杆を設けるとともに、該ガイド杆に沿っ
て上下摺動可能な昇降杆を設け、該各昇降杆の上端に天
板を取付け、かつ、一方のガイド杆と昇降杵との間に、
レバー操作により上下伸縮可能状態と上下伸縮ロック状
態とに選択可能なガススプリングを設け、ガススプリン
グが設けられたガイド杆の下部に下部プーリーを軸着す
るとともに、他方のガイド杆の上部に上部プーリーを軸
着し、前記一方の昇降杆にワイヤーの一端を固着し、該
ワイヤーを下部プーリーと上部プーリーとに掛け回し、
他方の昇降杆にワイヤーの他端を固着したことを特徴と
している。この特徴によれば、天板の高さを上げる場合
には、ガススプリングが設けられた昇降杆が先行して上
昇しようとするが、この昇降杆に一端が固着されたワイ
ヤーが下部プーリーを支点にして引き上げられ、同時に
該ワイヤーの他端が上部プーリーを支点にして引き上げ
られるため、両昇降杆が同期的に上昇する。また、ガス
スプリングと反対側の天板を下降させようとすると、押
圧された側の昇降杆が先行して下降しようとするが、こ
の昇降杆に一端が固着されたワイヤーが上部プーリーを
支点にして引き下げられ、同時に該ワイヤーの他端は下
部プーリーを支点にして引き下げられるため、両昇降杆
が同期的に下降する。このように少ない部品点数で左右
の昇降杆を同期的に昇降させることが出来、かつ調整、
組立等が容易に行なえる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明していくと、まず図1には本発明の第1の
実施形態としての机1が示されている。机1は、天板2
と、天板2の裏面左右両端部を支持する脚体3、3’
と、天板2の下部後方を覆う幕板4とから構成される。
左右の脚体3、3’は、図1、図2に示されるように床
面5に載置される脚6、6’と、脚6、6’上に立設さ
れ、上面が開放する箱型に形成される下脚部7、7’
と、上端を天板2の裏面に固設され、下半部が下脚部
7、7’上面内に上下動可能に遊挿される上脚部8、
8’とからなる。なお、26は下脚部7、7’内面と上
脚部8、8’外面との隙間に嵌挿されるスペーサであ
る。
【0007】図2に示される9は天板2を昇降させるガ
ススプリングであり、ガススプリング9の基体9aの下
端は取付部材10を以て下脚部7に固定され、基体9a
内に摺動自在に嵌挿される伸縮棒9bの先端は、断面略
コ字状の取付部材11を以て上脚部8に固定されてい
る。
【0008】伸縮棒9bを伸縮自在またはロック状態に
すべくガススプリング9内に設けられるバルブ(図示せ
ず)の開閉操作する操作杆としてのロッド12の先端
は、特に図4に示されるように伸縮棒9bの先端より突
出されており、先端を押圧するとバルブが開閉し、伸縮
棒9bを伸縮自在とし、解除された時ロック状態とする
ようになっている。また、このロッド12は適宜付勢手
段をもって常時上方に付勢されている。
【0009】そしてこのロッド12は、取付部材11に
軸13をもって枢支された第1押圧板14の回動により
押圧されるようになっており、また押圧板14は、上脚
部8に軸15をもって枢支され、一片に、後述するレバ
ーに連係するワイヤー17の一端が係止された略L字形
状の連係部材16に連係されている。なお、図4におけ
る18は、ワイヤー17の案内ガイドである。
【0010】連係部材16に一端が係止されたワイヤー
17他端は、案内ガイド18、および図3に示されるよ
うに上脚部8の前面板8aに穿設される挿通孔(図示
略)を挿通し、天板2の裏面2aの側部に沿って前方に
延設され、さらに天板裏面2a角部に軸着されたプーリ
ー19に掛け回されてから天板2前端部に沿って天板裏
面2aに固着された係止部材20のさらに先まで延設さ
れている。ワイヤー17の端部には止め具21が固着さ
れるとともに、この止め具21と係止部材20との間の
ワイヤー17にはバネ22が嵌挿され、ワイヤー17全
体が常時張設されるようになっている。
【0011】このバネ22の付勢力は、前述したロッド
12を上方向へ付勢する力よりも弱くなるように設定さ
れている。
【0012】係止部材20とプーリー19との間の天板
裏面2aには、ワイヤー17に当接可能な押圧片23a
と、引掛片23bとを有する断面略L字形状のレバー2
3、23’が互いに離間した位置にそれぞれ上下方向を
向く軸24をもって回動可能に軸着されている。また、
25はこのように天板裏面2aに略L字状に張設された
ワイヤー17は上部を覆うカバー体25である。
【0013】ここで左右の上脚部8、8’を同期的に昇
降させるための連動機構を図5及び図6を用いて説明す
る。箱型に形成された幕板4内下脚部7側下部、及び下
脚部7’側上部には、机1の前後方向を向く軸27、2
8に軸支されたプーリー29、30が、それぞれ受部材
31をもって配設されている。これらプーリー29、3
0には、両端がそれぞれ左右の上脚部8、8’の内面下
端所定箇所に固着された係止部材32、32’に係止さ
れるワイヤー33が、図6に示されるように撓みのない
状態で掛け回されている。
【0014】係止部材32から上脚部8、8’より下方
に延出されるワイヤー33は、下脚部7、7’の内側板
上下方向に形成される挿通孔4a、4a’、及び該下脚
部の内側板に当接する幕板4の側板上下方向に形成され
る挿通孔7a、7a’を挿通して幕板4内の各々のプー
リー29、30に掛け回し出来るようになっている。
【0015】このように構成される本実施形態における
連動機構にあっては、後述するレバー23、23’の操
作によりガススプリング9が伸張して天板2が図6中2
点鎖線で示される位置から実線で示される位置まで上昇
すると、所定長さ分のワイヤー33が、上脚部8ととも
に上昇する係止部材32によりプーリー29を支点にし
て引張られる。すると他方のプーリー30から係止部材
32’までのワイヤー33の内、前記引張られた長さ分
のワイヤー33が、上部に位置するプーリー30を支点
にして巻回されるため、上脚部8’が上脚部8と同期的
に上昇する。
【0016】また、逆に天板2が下降する場合、前記天
板2が上昇する時とは逆に、ガススプリング9のない方
の上脚部8’の係止部材32’によりプーリー30を支
点にして所定長さ分のワイヤー33が下方に引張られ、
下方位置にあるプーリー29から係止部材32迄のワイ
ヤー33の内、引張られた長さ分のワイヤー33がプー
リー29を支点にして巻回されるため、上脚部8が上脚
部8’と同期的に下降する。
【0017】このようにガススプリング9が左右いずれ
か一方の脚体3内にのみしか設けられていない机1にお
いて、天板1上面所定箇所に局所的に力が加わっても、
このような連動機構を用いることで天板2の左右両側を
バランスよく同期的に昇降させることができる。
【0018】次に天板2の高さ調節方法を、図面に基づ
いて説明する。まず天板2が位置固定されている、すな
わちガススプリング9がロック状態にある時、図4に示
されるようにガススプリング9のロッド12の先端は突
出して押圧部材14および連係部材16を押上げてい
る。この時ワイヤー17は図3に示されるバネ22によ
り付勢されているが、連係部材16が押圧部材14を押
圧できるだけの付勢力はない。
【0019】レバー23、23’は、通常図7(a)に
示される状態にあるが、レバー23、23’のうち、例
えばレバー23の引掛片23bを押圧して図7(b)に
示されるように回動させると、プーリー19、係止部材
20間のワイヤー17は、レバー23の押圧片23aに
より矢印方向に押圧される。この時ロッド12の付勢力
の方がバネ22の付勢力を上回っているため、先にバネ
22が伸縮されて所定長さのワイヤー17が引出されて
ワイヤー17の移動が吸収される。
【0020】よって連係部材16は回動されず、ガスス
プリング9のロック状態は保持される。また、図7
(b)中2点鎖線で示されるように他方のレバー23’
のみが回動された場合にあっても、いうまでもなくガス
スプリング9のロック状態は保持される。
【0021】図7(b)の状態からさらに他方のレバー
23’も同様に回動させた場合、すでにワイヤー17の
一端部である止め具21は伸縮されて係止部材20に係
止されているため、レバー23’の回動によりワイヤー
17さらにが押圧されると、プーリー19を支点にして
ワイヤー17が矢印方向に引張られ、連係部材16が回
動される。この連係部材16の回動により押圧部材14
を介してロッド12が押圧されるので、ガススプリング
9は伸縮自在になる。
【0022】このように本発明実施形態における机1に
あっては、天板2の高さ調整を行なう場合、2つのレバ
ー23、23’を同時に回動操作すれば、天板2を昇降
可能またはロック状態自在にするガススプリング9のロ
ック状態を解除して高さ調整することが可能となる。ま
た、いずれか一方のレバー23(23’)のみが操作さ
れてもガススプリング9の伸縮ロック状態が解除される
ことはないため、使用者が意図せずに片側のレバー23
(23’)に触れてしまった場合でも天板が上下昇降す
ることがないため、天板2が急に下降して天板2上の物
品に損傷をきたすことがない。
【0023】以上、本発明の実施例を図面により説明し
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。
【0024】例えば、本実施形態において1個のレバー
操作により移動するワイヤーをバネにより吸収してガス
スプリングのロック解除が行なわれないようにしたが、
ワイヤーを所定長さに張設し、かつ通常時において連係
部材16及びロッド12の押圧部材14とを所定距離離
間しておき、1個のレバーが操作されて連係部材16が
回動されても押圧部材14に当接せず、回動されないよ
うにし、2個のレバーが同時に操作された時にのみ押圧
部材14も回動するようにしておいてもよい。
【0025】さらに、1個のレバー操作において、ガス
スプリングのロック状態が解除されない程度であれば、
ロッドが押圧されてもかまわない。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果が得られ
る。
【0027】(a)本発明によれば、天板の高さを上げ
る場合には、ガススプリングが設けられた昇降杆が先行
して上昇しようとするが、この昇降杆に一端が固着され
たワイヤーが下部プーリーを支点にして引き上げられ、
同時に該ワイヤーの他端が上部プーリーを支点にして引
き上げられるため、両昇降杆が同期的に上昇する。ま
た、ガススプリングと反対側の天板を下降させようとす
ると、押圧された側の昇降杆が先行して下降しようとす
るが、この昇降杆に一端が固着されたワイヤーが上部プ
ーリーを支点にして引き下げられ、同時に該ワイヤーの
他端は下部プーリーを支点にして引き下げられるため、
両昇降杆が同期的に下降する。このように少ない部品点
数で左右の昇降杆を同期的に昇降させることが出来、か
つ調整、組立等が容易に行なえる。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用された机を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1の机の天板の裏面要部を表わす斜視図であ
る。
【図4】上脚部内要部を示す断面図である。
【図5】図2のB−B断面図である。
【図6】図1の机の天板の昇降状態を示す要部断面図で
ある。
【図7】(a)〜(c)はそれぞれレバー操作に伴う作
用を示す概略図である。
【符号の説明】
1 机 2 天板 3、3’ 脚体 4 幕板 4a、4a’ 挿通孔 5 床面 6、6’ 脚 7、7’ 下脚部(ガイド杆) 7a、7a’ 挿通孔 8、8’ 上脚部(昇降杆) 9 ガススプリング 9a 基体 9b 伸縮棒 10、11 取付板 12 ロッド 13、15、24 軸 14 押圧板 16 連係部材 17 ワイヤー 18、34 案内ガイド 19 プーリー 20 係止部材 21 止め具 22 バネ 23 レバー 23a 押圧片 23b 引掛片 25 カバー体 26 スペーサ 27、28 軸 29 プーリー(下部プーリー) 30 プーリー(上部プーリー) 31 受部材 32、32’ 係止部材 33 ワイヤー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の上下方向のガイド杆を設ける
    とともに、該ガイド杆に沿って上下摺動可能な昇降杆を
    設け、該各昇降杆の上端に天板を取付け、かつ、一方の
    ガイド杆と昇降杵との間に、レバー操作により上下伸縮
    可能状態と上下伸縮ロック状態とに選択可能なガススプ
    リングを設け、ガススプリングが設けられたガイド杆の
    下部に下部プーリーを軸着するとともに、他方のガイド
    杆の上部に上部プーリーを軸着し、前記一方の昇降杆に
    ワイヤーの一端を固着し、該ワイヤーを下部プーリーと
    上部プーリーとに掛け回し、他方の昇降杆にワイヤーの
    他端を固着したことを特徴とする机の天板の高さ調節装
    置。
JP35562496A 1996-12-24 1996-12-24 机の天板の高さ調節装置 Withdrawn JPH10179265A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35562496A JPH10179265A (ja) 1996-12-24 1996-12-24 机の天板の高さ調節装置

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JP35562496A JPH10179265A (ja) 1996-12-24 1996-12-24 机の天板の高さ調節装置

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JPH10179265A true JPH10179265A (ja) 1998-07-07

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ID=18444934

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JP35562496A Withdrawn JPH10179265A (ja) 1996-12-24 1996-12-24 机の天板の高さ調節装置

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JP (1) JPH10179265A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108814050A (zh) * 2018-05-04 2018-11-16 李子轩 一种建筑工程用升降式图纸展示架

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Legal Events

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040302