JPH10178696A - スピーカ - Google Patents

スピーカ

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JPH10178696A
JPH10178696A JP33788996A JP33788996A JPH10178696A JP H10178696 A JPH10178696 A JP H10178696A JP 33788996 A JP33788996 A JP 33788996A JP 33788996 A JP33788996 A JP 33788996A JP H10178696 A JPH10178696 A JP H10178696A
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shaped
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Masahide Sumiyama
昌英 隅山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は各種音響機器に使用される細長構造
のスピーカに関するものであり、ピークディップが抑制
され周波数特性の安定化を目的とするものである。 【解決手段】 本発明のスピーカは、環状の磁気ギャッ
プを設けた磁気回路24と、この磁気回路24に結合さ
れた平面が細長形状のフレーム26と、外周がこのフレ
ーム26に結合され、内周が上記環状の磁気ギャップに
はめ込まれる円筒状のボイスコイルボビン30に結合さ
れるとともに、短径方向の断面が弧状である平面が細長
形状のコーン形の振動板29とで構成されたものであ
り、振動板29の断面を曲面形状として平面部分の形成
を抑制し、ピークディップが抑制された安定した周波数
特性のスピーカを提供するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種音響機器に使用
される細長構造のスピーカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図9から図13により説明
する。図9は従来の細長形であるトラック型スピーカの
長径方向の断面図であり、図10は同要部であるコーン
形の振動板の平面図であり、図11は同要部であるコー
ン形の振動板の図10のA−Aラインの断面図であり、
図12は同要部であるコーン形の振動板の図10のB−
Bラインの断面図であり、図13は同要部であるコーン
形の振動板の図10のC−Cラインの断面図である。
【0003】同図によると、スピーカはマグネット1を
上部プレート2及び下部プレート3によりはさみ込んで
構成された磁気回路4の上部プレート2に開口平面が細
長のトラック形状のフレーム6を結合し、このフレーム
6の周縁部にコーン7をエッジ8によりクランプした構
成とした平面細長形状のホーン形の振動板9を接着し、
この振動板9を駆動させるためのボイスコイル10の中
間部をダンパー11にて中心保持し、上記磁気回路4の
環状の磁気ギャップ5にはまり込むように結合し、ボイ
スコイル10の上面にダストキャップ12を接着して構
成されていた。
【0004】上記振動板9は4つの平面部a,bから構
成され、その境界線には稜線13が形成され、図11か
ら図13の断面図に示すように平面部aを中心にその両
側に平面部bが立ち上がる形で且つボイスコイル10よ
り長径方向に遠ざかるほど連続的に平面部aが広く、浅
くなるように形成されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のこ
の種のスピーカは、そのトラック型というスリム形状か
ら影響される性能上の欠点として、振動板9に不要な共
振モードが発生し周波数特性上、ピーク、ディップの多
い不安定な特性になるという設計上困難な問題を有する
ものであった。
【0006】この原因は、振動板9の振動モードが周波
数により変化する時に不要共振モードが発生することに
なり、これはトラック形状の振動板の宿命であるが、通
常、振動板形状の一部の面が平面に近い形状となってい
ると、この部分にのみ不要共振モードが発生してボイス
コイルと同位相で振動している他の部分に対して、逆位
相もしくは位相差が生じ、周波数特性上、ピーク、ディ
ップが発生するためである。
【0007】この不要共振モードの発生は、特に長径方
向の外周部か、短径方向の中心部に多く発生する傾向が
ある。これは、この部分がより平面に近い形状になって
いるためである。
【0008】本発明はこのような従来の問題点を解消
し、周波数特性上安定化を図ることができる優れたスピ
ーカを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のスピーカは、少なくとも環状の磁気ギャップ
を設けた磁気回路と、この磁気回路に結合された平面が
細長形状のフレームと、外周がこのフレームにエッジを
介して結合され、内周が上記環状の磁気ギャップにはめ
込まれる円筒状のボイスコイルボビンに結合されるとと
もに、短径方向の断面が弧状である平面が細長形状のコ
ーン形の振動板とで構成されるものであり、上記振動板
は断面を弧状として極力平面部分の形成を回避したので
不要共振の発生を防止でき、アスペクト比の高い細長形
状にあって周波数特性の安定化を図ったスピーカを提供
できるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、少なくとも環状の磁気ギャップを設けた磁気回路
と、この磁気回路に結合された平面が細長形状のフレー
ムと、外周がこのフレームにエッジを介して結合され、
内周が上記環状の磁気ギャップにはめ込まれる円筒状の
ボイスコイルボビンに結合されるとともに、短径方向の
断面が弧状である平面が細長形状のコーン形の振動板と
で構成したことによって、上記振動板の断面を弧状とし
て極力平面部分の形成を回避したので不要共振の発生を
防止でき、アスペクト比の高い細長形状にあって周波数
特性の安定化を図ったものである。
【0011】以下、本発明のスピーカの一実施の形態に
ついて図1から図8により説明する。
【0012】(実施の形態1)図1は本発明のスピーカ
の一実施の形態の細長形であるトラック型スピーカの長
径方向の断面図であり、図2は同要部であるコーン形の
振動板の平面図、図3は同要部であるコーン形の振動板
の図2のD−Dラインの断面図、図4は同要部であるコ
ーン形の振動板の図2のE−Eラインの断面図、図5は
同要部であるコーン形の振動板の図2のF−Fラインの
断面図、図6は同要部であるコーン形の振動板の図2の
G−Gラインの断面図、図7は同要部であるコーン形の
振動板の図2のH−Hラインの断面図であり、図8
(a),(b)は周波数特性図である。
【0013】同図によると、マグネット21を上部プレ
ート22及び下部プレート23によりはさみ込んで構成
された磁気回路24の上部プレート22に開口平面が細
長のトラック形状のフレーム26を結合し、このフレー
ム26の周縁部にコーン27をエッジ28によりクラン
プした構成とした平面細長形状のコーン形の振動板29
を接着し、この振動板29を駆動させるためボイスコイ
ル30を、その中間部をダンパー31にて中心保持しな
がら環状の磁気ギャップ25にはまり込むように振動板
29の内周に結合し、ボイスコイル30の上面にダスト
キャップ32を接着して構成している。
【0014】なお、上記振動板29は短径方向の断面が
上記ボイスコイル30の近傍を除き弧状の曲面となって
いる。即ち、図3に示す図2のD−Dラインの断面(ボ
イスコイル30の近傍)が従来の直線形状(つまりボイ
スコイル30の両側が平面状となっている)となってい
るのを除き、図4から図7に示す振動板29の短径方向
の各断面図に示すごとく弧状の曲面形状としたものであ
る。
【0015】図2に示したD−D〜H−Hラインにおけ
る断面形状を図3〜図7により説明すると、図3につい
ては、図2の中心断面D−Dを示したものであり、振動
板29の中心断面の2つのストレート斜面27Aと27
B及びボイスコイル接着部の平面部27Cが接合された
状態の3辺により構成された断面形状であり、この形状
は従来と同様である。
【0016】さらに、図4については、中心部と外周部
の中間部のうち中心部に近い断面形状E−Eを示した曲
線形状27Eであり、前記図3の3辺の断面を外径方向
に変化させた形状となっており、まるみを帯びた形状と
なっている。図5については、中心部と外周部の中間部
の断面形状F−Fを示した曲線形状27Fであり、半円
弧形状となっている。図6については、中心部と外周部
の中間部のうち外周部に近い断面形状G−Gを示した曲
線形状27Gであり、前記図5の半円弧形状をさらに曲
率を大きくした円弧形状となっている。さらに、図7に
ついては、外周部の断面形状H−Hを示した曲線形状2
7Hであり、前記図6の円弧形状の曲率をさらに大きく
した円弧形状で構成している。
【0017】このような断面形状でトラック型振動板を
構成することにより、平面図での形状は図2に示すよう
に、コーン面にその傾斜が急激に変化する偏曲点がな
く、緩やかな変化率で面形状を変化させているため、ス
ムーズな面構成となり稜線がくっきり現れることはな
い。
【0018】よって、図8(a)に示すように本実施の
形態の周波数特性は図8(b)の従来のものに比べてピ
ークディップの抑制されたものとなり、周波数特性の安
定化したスピーカとなるものである。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明のスピーカは、少な
くとも環状の磁気ギャップを設けた磁気回路と、この磁
気回路に結合された平面が細長形状のフレームと、外周
がこのフレームにエッジを介して結合され、内周が上記
環状の磁気ギャップにはめ込まれる円筒状のボイスコイ
ルボビンに結合されるとともに、短径方向の断面が弧状
である平面が細長形状のコーン形の振動板とで構成され
るものであり、上記振動板は断面を弧状として極力平面
部分の形成を回避したので不要共振の発生を防止でき、
アスペクト比の高い細長形状にあって周波数特性の安定
化を図ったスピーカを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピーカの一実施の形態の細長形であ
るトラック型のスピーカの長径方向の断面図
【図2】同要部であるコーン形の振動板の平面図
【図3】同要部であるコーン形の振動板の図2のD−D
ラインの断面図
【図4】同要部であるコーン形の振動板の図2のE−E
ラインの断面図
【図5】同要部であるコーン形の振動板の図2のF−F
ラインの断面図
【図6】同要部であるコーン形の振動板の図2のG−G
ラインの断面図
【図7】同要部であるコーン形の振動板の図2のH−H
ラインの断面図
【図8】(a)同周波数特性図 (b)従来のスピーカの周波数特性図
【図9】従来の細長形であるトラック型のスピーカの長
径方向の断面図
【図10】同要部であるコーン形の振動板の平面図
【図11】同要部であるコーン形の振動板の図10のA
−Aラインの断面図
【図12】同要部であるコーン形の振動板の図10のB
−Bラインの断面図
【図13】同要部であるコーン形の振動板の図10のC
−Cラインの断面図
【符号の説明】
24 磁気回路 26 フレーム 29 振動板 30 ボイスコイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも環状の磁気ギャップを設けた
    磁気回路と、この磁気回路に結合された平面が細長形状
    のフレームと、外周がこのフレームに結合され、内周が
    上記環状の磁気ギャップにはめ込まれる円筒状のボイス
    コイルボビンに結合されるとともに、短径方向の断面が
    弧状である平面が細長形状のコーン形の振動板とで構成
    されるスピーカ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007180910A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Onkyo Corp スピーカー振動板およびこれを用いたスピーカー
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