JPH10177042A - マルチメータ - Google Patents

マルチメータ

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JPH10177042A
JPH10177042A JP8353581A JP35358196A JPH10177042A JP H10177042 A JPH10177042 A JP H10177042A JP 8353581 A JP8353581 A JP 8353581A JP 35358196 A JP35358196 A JP 35358196A JP H10177042 A JPH10177042 A JP H10177042A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータリスイッチが正しく切り替えられなか
ったときに内部測定回路の破壊を防止し得るマルチメー
タを提供することを目的とする。 【解決手段】 入力端子5,6を介して装置外部から入
力した被測定信号に基づいて所定の測定を行う測定回路
10と、測定機能を表示する表示部4と、複数の測定機
能からいずれか1つを選択して表示部4に表示させるた
めの測定機能選択用スイッチ回路2a、および測定機能
選択用スイッチ回路2aとは独立し、かつ連動可能に構
成されると共に入力端子5,6と測定回路10の所定の
信号入力部位とを接続するための信号接続用スイッチ回
路2b,2cを有するロータリスイッチ2とを備えてい
るマルチメータ1において、測定機能選択用スイッチ回
路2aによって複数の測定機能のいずれか1つが選択さ
れていないときに警報を行う警報手段16を備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流および交流の
電圧や電流の測定、並びに抵抗値測定などの測定機能を
有するマルチメータに関し、特に、ロータリスイッチに
よってこれらの測定機能を選択可能に構成されているマ
ルチメータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のマルチメータとして、図3に示
すマルチメータ41が従来から知られている。このマル
チメータ41は、複数の測定機能から1つの測定機能を
選択するためのロータリスイッチ2と、ロータリスイッ
チ2によって選択された測定機能を表示すると共に測定
結果を表示する液晶表示器4(以下、「表示器4」とも
いう)と、図示しない測定用プローブを接続可能に構成
され、その測定用プローブを介して被測定信号を入力す
るための入力端子5,6とを備えている。
【0003】また、このマルチメータ41では、複数の
測定機能にそれぞれ対応する測定機能表示部7a〜7d
が、本体ケース8の表面におけるロータリスイッチ2の
周縁に印刷されており、ロータリスイッチ2に取り付け
られているつまみ3の先端部を各測定機能表示部7a〜
7dのいずれかの位置に切り替えることによって、任意
の測定機能を選択することができるようになっている。
なお、測定機能表示部7a,7b,7c,7dは、それ
ぞれ直流電圧測定、交流電圧測定、抵抗値測定および導
通検査の各測定機能に対応付けられている。また、ロー
タリスイッチ2は、互いに独立し、かつ連動するように
構成された2つのスイッチ回路を有している。ここで、
一方のスイッチ回路である測定機能選択スイッチ回路に
よって、表示器4に表示させる測定機能が選択され、他
方のスイッチ回路である信号接続用スイッチ回路によっ
て、入力端子5,6を介して入力する被測定信号が内部
測定回路の所定の信号入力部位に接続される。
【0004】このマルチメータ41では、測定者が、測
定を希望する測定機能に対応する測定機能表示部7a〜
7dのいずれかの位置にロータリスイッチ2のつまみ3
の先端部を位置させることにより、選択された測定機能
が表示器4に表示される。ここで、表示器4には、図4
に示す表示処理に従って、所定の測定機能が表示され
る。すなわち、この表示処理では、図外のCPUが、ポ
ーリング方式により、ロータリスイッチ2の各スイッチ
回路が測定機能表示部7a〜7dのいずれの位置に切り
替えられているかを監視する。具体的には、まず、直流
電圧測定機能に対応する測定機能表示部7aの位置に切
り替えられているか否かを監視する(ステップ51)。
切り替えられているときには、その測定機能を示すマー
ク4aおよび測定単位を示すマーク4bを表示器4に表
示する(ステップ52)。切り替えられていないときに
は、交流電圧機能に対応する測定機能表示部7bの位置
に切り替えられているか否かを監視し(ステップ5
3)、切り替えられているときには、その測定機能を示
すマーク4cおよびマーク4bを表示器4に表示する
(ステップ54)。
【0005】交流電圧機能に対応する測定機能表示部7
bの位置に切り替えられていないときには、抵抗値測定
機能に対応する測定機能表示部7cの位置に切り替えら
れているか否かを監視し(ステップ55)、切り替えら
れているときには、抵抗値の単位を示すマーク4dを表
示器4に表示する(ステップ56)。切り替えられてい
ないときには、導通検査に対応する測定機能表示部7d
の位置に切り替えられているか否かを監視し(ステップ
57)、切り替えられているときには、マーク4dを表
示する。一方、切り替えられていないとき、つまり、つ
まみ3によっていずれの位置にも切り替えられていない
ときには、内部測定回路の許容入力電圧が最も高い交流
電圧測定機能が選択されているものとして、マーク4c
とマーク4bとを表示器4に表示する(ステップ5
9)。次いで、測定者が測定用プローブを被測定対象物
に接触させると、内部測定回路が、測定用プローブおよ
び入力端子5,6を介して入力された被測定信号に基づ
き、表示器4に表示されている測定機能に対応する測定
を開始する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のマル
チメータ41には、以下の問題点がある。すなわち、図
3の波線で示すように、つまみ3の先端部が、例えば、
測定機能表示部7bと測定機能表示部7cとの中間位置
に誤って切り替えられてしてしまうことがある。この場
合、従来のマルチメータ41では、ロータリスイッチ2
の測定機能選択用スイッチ回路と信号接続用スイッチ回
路とが互いに独立しているため、測定機能選択用スイッ
チ回路は、測定機能表示部7cに対応するスイッチ接点
に切り替えられる一方、信号接続用スイッチ回路では、
いずれのスイッチ接点にも切り替えられていないという
状態が生じることがある。
【0007】このような場合、従来のマルチメータ41
では、表示器4には交流電圧測定機能に対応するマーク
4cと単位を示すマーク4bが表示されているにも拘わ
らず、入力端子5,6が内部測定回路における抵抗値測
定用の信号入力部位に接続されていることになる。この
場合、一般的に、抵抗値測定においては、低インピーダ
ンス回路の定電流源から出力される定電流などを、入力
端子5,6に接続される測定対象抵抗の両端に印加し、
その両端電圧を検出することによって抵抗値を測定して
いる。したがって、測定者が、表示器4の表示内容を信
じて、測定用プローブに交流電圧を印加した場合には、
交流電流が定電流源に流れ込む結果、定電流源が破壊さ
れてしまうことがあるという問題点がある。
【0008】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、ロータリスイッチが正しく切り替えられな
かったときに内部測定回路の破壊を防止し得るマルチメ
ータを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載のマルチメータは、入力端子を介して装置外
部から入力した被測定信号に基づいて所定の測定を行う
測定回路と、測定機能を表示する表示部と、複数の測定
機能からいずれか1つを選択して表示部に表示させるた
めの測定機能選択用スイッチ回路、および測定機能選択
用スイッチ回路とは独立し、かつ連動可能に構成される
と共に入力端子と測定回路の所定の信号入力部位とを接
続するための信号接続用スイッチ回路を有するロータリ
スイッチとを備えているマルチメータにおいて、測定機
能選択用スイッチ回路によって複数の測定機能のいずれ
か1つが選択されていないときに警報を行う警報手段を
備えていることを特徴とする。
【0010】このマルチメータでは、例えば、ロータリ
スイッチの信号接続用スイッチ回路によって抵抗値測定
機能が選択され、かつ測定機能選択用スイッチ回路では
複数の測定機能のいずれもが選択されていないような場
合、警報手段は、その旨の内容を表示部に表示したり、
警報音や振動を発生させたりすることによって、警報を
行う。このため、測定者は、ロータリスイッチが正しい
位置に切り替えられていないことを知ることができ、こ
れにより、抵抗値測定用の定電流源などに過大な電力を
入力してしまうことを防止することができる。
【0011】請求項2記載のマルチメータは、請求項1
記載のマルチメータにおいて、警報手段は、警報音を発
することにより警報を行うことを特徴とする。
【0012】注意を促す旨の内容を表示器に表示するこ
とによって警報してもよいが、視覚による表示は、一般
的に、見逃され易い。一方、警報音を発することによっ
て警報すれば、測定者は、ロータリスイッチが正しい位
置に切り替えられていないことを直ちに知覚することが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係るマルチメータの実施の形態について説明する。
なお、本実施形態に係るマルチメータ1は、外観的には
従来のマルチメータ41とほぼ同一に構成されているた
め、外観上の各構成要素については同一の符号を付して
詳細説明を省略する。
【0014】最初に、マルチメータ1の内部構成につい
て、図1を参照して説明する。
【0015】同図に示すマルチメータ1は、特に限定さ
れないが、直流電圧、交流電圧および抵抗値の測定や、
導通検査を可能に構成されている。また、マルチメータ
1は、前述したロータリスイッチ2および表示器4を備
えるほか、I/O回路14、CPU15、本発明におけ
る警報手段を構成するブザー16、レンジ回路17、A
/D変換回路18、アナログスイッチ21〜24、ノッ
ト回路25、電池26、および抵抗27,28を備えて
いる。なお、上記構成要素のうち、ロータリスイッチ
2、I/O回路14、表示器4およびブザー16を除く
構成要素が、入力端子5,6を介して入力された被測定
信号に基づいて、上記した各種測定などを行う測定回路
10を構成する。
【0016】ロータリスイッチ2は、3つのスイッチ回
路2a〜2cを有している。スイッチ回路2a(本発明
における測定機能選択用スイッチ回路に相当する)は、
測定機能を表示器4に表示させるためのものであって、
装置内のグランドに接続され共通接点であるブラシ11
と、I/O回路14の入力部にそれぞれ接続されブラシ
11に接触可能なスイッチ接点11a〜11dとを備え
ている。また、スイッチ回路2b(スイッチ回路2cと
共に本発明における信号接続用スイッチ回路に相当す
る)は、入力端子5に接続されたブラシ12と、抵抗2
7または抵抗28に接続されブラシ12に接触可能なス
イッチ接点12a〜12dとを備えている。さらに、ス
イッチ回路2cは、レンジ回路17に接続されたブラシ
13と、入力端子5または入力端子6にそれぞれ接続さ
れブラシ13に接触可能なスイッチ接点13a〜13d
とを備えている。なお、各スイッチ接点におけるa接
点、b接点、c接点およびd接点は、直流電圧測定、交
流電圧測定、抵抗値測定および導通検査の各測定機能に
それぞれ対応させられている。
【0017】I/O回路14は、スイッチ接点11a〜
11dのいずれがブラシ11に接触しているかを検出す
る。CPU15は、I/O回路14の検出結果をポーリ
ング方式によって所定時間間隔で監視すると共に、A/
D変換回路18から出力されるディジタルデータに基づ
いて各種測定を行うほか、マルチメータ1における各種
処理を実行する。レンジ回路17は、抵抗アレイで構成
されており、抵抗28およびアナログスイッチ22を介
して入力した直流電圧または交流電圧を所定電圧(例え
ば、2V)以下の電圧に分圧してアナログスイッチ24
に出力する。また、レンジ回路17は、抵抗値測定およ
び導通検査の際に、アナログスイッチ21を介して電池
26から出力される直流電流を内部の抵抗を介してブラ
シ13に出力する。A/D変換回路18は、アナログス
イッチ23またはアナログスイッチ24を介して入力し
た被測定信号である直流電圧または交流電圧をサンプリ
ングした後、アナログ−ディジタル変換し、変換したデ
ィジタルデータをCPU15に出力する。
【0018】次に、マルチメータ1全体の動作につい
て、図2を参照して説明する。
【0019】まず、測定者が、ロータリスイッチ2のつ
まみ3を切り替えると、CPU15は、I/O回路14
の検出結果を監視することにより、ブラシ11がいずれ
のスイッチ接点11a〜11dに接触しているかを検出
する。同図に示すように、最初に、ブラシ11が直流電
圧測定機能に対応するスイッチ接点11aに接触してい
るか否かを監視する(ステップ31)。接触していると
判別したときには、その測定機能を示すマーク4aおよ
び測定単位を示すマーク4bを表示器4に表示する(ス
テップ32)。接触していないと判別したときには、ブ
ラシ11が交流電圧機能に対応するスイッチ接点11b
に接触しているか否かを監視し(ステップ33)、接触
していると判別したときには、その測定機能を示すマー
ク4cおよびマーク4bを表示器4に表示する(ステッ
プ34)。
【0020】ブラシ11がスイッチ接点11bに接触し
ていないと判別したときには、ブラシ11が抵抗値測定
機能に対応するスイッチ接点11cに接触しているか否
かを監視し(ステップ35)、接触していると判別した
ときには、抵抗値の単位を示すマーク4dを表示器4に
表示する(ステップ36)。接触していないと判別した
ときには、ブラシ11が導通検査機能に対応するスイッ
チ接点11dに接触しているか否かを監視し(ステップ
37)、接触していると判別したときには、マーク4d
を表示する。一方、ブラシ11がいずれのスイッチ接点
11a〜11dにも接触していないと判別したとき、つ
まり、つまみ3によって測定機能表示部7a〜7dのい
ずれの位置にも正しく切り替えられていないときには、
エラー処理を実行する(ステップ39)。エラー処理で
は、CPU15は、ブザー16にブザー発音信号を出力
することにより、所定周波数の警報音を発生させる。こ
れにより、警報音は本体ケース8に形成されている放音
口9(図3参照)から外部に出力される。この結果、測
定者は、ロータリスイッチ2のつまみ3が測定機能表示
部7a〜7dのいずれかの位置に正しく切り替えられて
いないことを直ちに知覚することができる。
【0021】次いで、測定者がロータリスイッチ2のつ
まみ3を所定の測定機能表示部7a〜7dの位置に確実
に切り替えた場合、選択された測定機能に応じた測定が
開始される。具体的には、交流電圧測定機能または直流
電圧測定機能が選択された場合には、CPU15は、ア
ナログスイッチ22,24を作動させる。次いで、測定
者が測定用プローブを電圧ライン間に接触させることに
より、所定の電圧が、入力端子5、ブラシ12、スイッ
チ接点12a(または12b)、抵抗28およびアナロ
グスイッチ22を介して、レンジ回路17に入力され
る。レンジ回路17は、抵抗28および内部の抵抗アレ
イによって所定電圧まで分圧した分圧電圧をアナログス
イッチ24を介してA/D変換回路18に出力する。A
/D変換回路18は、入力した分圧電圧をディジタルデ
ータに変換して、CPU15に出力する。次に、CPU
15は、ディジタルデータに基づいて、入力端子5,6
間に印加されている電圧値を演算し、演算結果を表示器
4に表示させる。
【0022】一方、抵抗値測定機能または導通検査機能
が選択された場合には、CPU15は、アナログスイッ
チ21,23を作動させる。次いで、測定者が測定用プ
ローブを測定対象抵抗の両端に接触させると、電池26
から出力された直流電流が、アナログスイッチ21、レ
ンジ回路17内の抵抗、ブラシ13、スイッチ接点13
c(または13d)を介して入力端子5に出力される。
これにより、測定対象抵抗の両端に、レンジ回路17内
の抵抗と測定対象抵抗とで分圧された電圧が印加され
る。A/D変換回路18は、入力端子5、スイッチ接点
12c(または12d)およびアナログスイッチ23を
介して、測定対象抵抗の両端電圧を入力し、ディジタル
データに変換した後、CPU15に出力する。次に、C
PU15は、ディジタルデータに基づいて、測定対象抵
抗の抵抗値を演算し、抵抗値測定機能が選択されている
場合には、演算した抵抗値を表示器4に表示させ、導通
検査機能が選択されている場合には、演算した抵抗値が
例えば40オーム以下のときに、警報音とは異なる周波
数の報知音をブザー16から出力させる。
【0023】このように、この実施形態におけるマルチ
メータ1によれば、ロータリスイッチ2のつまみ3が、
測定機能表示部7a〜7dのいずれかの位置に正しく切
り替えられていないときには、ブザー16から警報音を
出力させることによって、その旨を測定者に知覚させる
ことができる。これにより、ブラシ12およびブラシ1
3がスイッチ接点12bおよびスイッチ接点13bにそ
れぞれ接触し、かつブラシ11がスイッチ接点11a〜
11dのいずれにも接触していないような状態のとき
に、測定者が誤って過大電圧を印加することによる電池
26の破壊を有効に防止することができる。
【0024】なお、ロータリスイッチ2のつまみ3が正
しい位置に切替えられていない場合、例えば、スイッチ
回路2aでは、ブラシ11がスイッチ接点11bに接触
し、スイッチ回路2b,2cでは、ブラシ12,13が
それぞれスイッチ接点12c,13cに接触しているよ
うな場合、警報がないとすれば、このマルチメータ1に
おいても、以下の不都合が生じる。つまり、かかる状態
においては、交流電圧測定機能を示すマーク4cが表示
器4に表示されている。したがって、測定者が測定用プ
ローブを介して入力端子5,6に交流電圧を印加する
と、交流電圧は、スイッチ接点13cおよびブラシ13
を介してレンジ回路17に入力する。この場合、レンジ
回路17が低インピーダンスであるため、高電圧の交流
電圧が、アナログスイッチ21の入出力部間に印加さ
れ、これにより、アナログスイッチ21が耐圧破壊す
る。また、アナログスイッチ21が耐圧破壊によって短
絡状態になったときには、電池26は、過大な交流電圧
が入力されることによって破壊される。このように、回
路部品が破壊されてしまうという不都合が生じる。な
お、この点については、低価格で提供されているすべて
のマルチメータにおいても、アナログスイッチなどの半
導体スイッチによって内部回路を切替える構成であるた
め、同様な不都合が生じている。
【0025】一方、スイッチ回路2b,2cをロータリ
スイッチ2からリレーなどに置換し、CPU15がスイ
ッチ回路2aの接続状態に基づいてリレーを作動させる
ようにすれば、電池26などの破壊を防止することは可
能である。しかし、価格競争の激化しているマルチメー
タの商品市場においては、そのようなコストアップを避
けられない構成にすることは極めて困難な状況である。
したがって、この実施形態に係るマルチメータ1は、簡
易な回路構成でありながら、ロータリスイッチ2の誤っ
た切替えに対して、その旨の警報を行うことにより回路
部品の破壊を防止することができるため、従来のマルチ
メータ41と比較して、極めて優れている。
【0026】なお、ブザー16は、導通検査の際に元々
使用されるものである。このため、このマルチメータ1
では、装置コストを上昇させることなく、ロータリスイ
ッチ2の誤った切替えを警報することができる。
【0027】また、本実施形態では、直流電圧や交流電
圧、および抵抗値の測定が可能なマルチメータについて
説明したが、本発明は、これに限定されない。例えば、
直流電流や交流電流、および抵抗値を測定可能なマルチ
メータにも適用可能である。さらに、警報手段として
は、警報音のみによる警報に限らず、表示器4に文字表
示する方式や、警報音による警告を行うと共に、注意を
促す旨の内容であるエラー表示を表示器4に表示させる
警告を同時に行う方式を採用してもよい。ただし、文字
表示のみによる警報は一般的に測定者にとって見逃し易
いことを考慮すれば、少なくとも警報音による警報を行
うことが好ましい。さらに、本発明における警報手段
は、ブザー16に限らず、警報音や警告をスピーカから
出力するように構成してもよい。
【0028】
【発明の効果】以上のように請求項1記載のマルチメー
タによれば、例えば、ロータリスイッチの信号接続用ス
イッチ回路によって抵抗値測定機能が選択され、かつ測
定機能選択用スイッチ回路では複数の測定機能のいずれ
か1つが正しく選択されていないような場合、警報手段
が警報を行うため、測定者は、ロータリスイッチが正し
い位置に切り替えられていないことを知ることができ、
この結果、抵抗値測定用の定電流源などに過大な電力を
入力してしまうことを防止することができる。
【0029】また、請求項2記載のマルチメータによれ
ば、ロータリスイッチが正しい位置に切り替えられてい
ないときには、警報音を発することによる警報が行われ
るため、測定者に対して、その旨を確実に知らしめるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るマルチメータの回路
図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るマルチメータにおけ
る表示処理を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態に係るマルチメータおよび
従来のマルチメータの外観図である。
【図4】従来のマルチメータにおける表示処理を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 マルチメータ 2 ロータリスイッチ 2a〜2c スイッチ回路 4 液晶表示器 5,6 入力端子 10 測定回路 16 ブザー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子を介して装置外部から入力した
    被測定信号に基づいて所定の測定を行う測定回路と、測
    定機能を表示する表示部と、複数の測定機能からいずれ
    か1つを選択して前記表示部に表示させるための測定機
    能選択用スイッチ回路、および当該測定機能選択用スイ
    ッチ回路とは独立し、かつ連動可能に構成されると共に
    前記入力端子と前記測定回路の所定の信号入力部位とを
    接続するための信号接続用スイッチ回路を有するロータ
    リスイッチとを備えているマルチメータにおいて、 前記測定機能選択用スイッチ回路によって前記複数の測
    定機能のいずれか1つが選択されていないときに警報を
    行う警報手段を備えていることを特徴とするマルチメー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記警報手段は、警報音を発することに
    より前記警報を行うことを特徴とする請求項1記載のマ
    ルチメータ。
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KR100349882B1 (ko) * 2000-07-24 2002-08-24 주식회사 웬스정밀 다기능 계측 장치
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