JPH10176920A - カメラの測距装置 - Google Patents

カメラの測距装置

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JPH10176920A
JPH10176920A JP8335944A JP33594496A JPH10176920A JP H10176920 A JPH10176920 A JP H10176920A JP 8335944 A JP8335944 A JP 8335944A JP 33594496 A JP33594496 A JP 33594496A JP H10176920 A JPH10176920 A JP H10176920A
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JP
Japan
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light receiving
light
frame
light emitting
light reception
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Application number
JP8335944A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Onda
和彦 恩田
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to US08/990,998 priority patent/US5956534A/en
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Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/30Systems for automatic generation of focusing signals using parallactic triangle with a base line
    • G02B7/32Systems for automatic generation of focusing signals using parallactic triangle with a base line using active means, e.g. light emitter

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 受光手段を覆いシールド機能と付勢機能を有
するシールド体を設けることにより、簡易な構造であり
ながら受光手段における位置調節及び電磁シールドが確
実に行えるカメラの測距装置を提供すること。 【解決手段】 枠体4に固定される受光レンズ38と、
枠体4に取り付けられる受光手段30と、受光手段30
を覆って配置され内側に突出する突出部36を有し、そ
の突出部36により受光手段30を受光レンズ38側へ
付勢しながら枠体4に固定されるシールド体35とを備
えて構成されている。このため、シールド体36に受光
手段30を付勢する機能が付加され、別個に付勢部材を
取り付ける必要がない。また、構成部品を増加させるこ
となく受光手段30をシールドすることが可能であり、
カメラの小型化を図ることができる。また、枠体4に固
定されるシールド体35の内部に受光手段30が収容さ
れているから、一度位置調節した受光手段30が外部の
ものと接触することがなく、製造工程における調節不良
が低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体までの距離
を計測するカメラの測距装置に関するものであり、詳細
には、受光手段又は発光手段に電磁シールドを施したカ
メラの測距装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カメラの測距装置として三角測距方式を
用いたものが知られている。この三角測距方式を用いた
測距装置は、被写体へ投光するための赤外LEDや投光
レンズなどからなる発光ユニットと、PSD(位置検出
センサ)や集光レンズなどからなる受光ユニットとを備
えており、発光ユニットにより被写体に光を投光し、被
写体での反射光を受光ユニットにより受光し、受光手段
における反射光の結像位置に基づいて被写体までの距離
計測を行うものである。このため、測距装置において、
計測精度を高めるためには、赤外LEDなどの発光手段
とPSDなどの受光手段を設計どおりの正確な位置に配
置することが重要であり、一般には発光手段と受光手段
の位置調整のための機構が設けられている。
【0003】このようなカメラの測距装置としては、特
開平1−287412号公報及び特開平2−12010
号公報に具体的に記載されている。特開平1−2874
12号公報に記載される測距装置は、その公報の第1図
に示されるように、台板の前部に集光レンズが固定さ
れ、その台板の後部に発光素子が水平移動可能に取り付
けられ、この発光素子を二つの板バネにより前方及び側
方へ付勢してなる発光ユニットを具備している。この測
距装置における発光ユニットは、水平方向及び垂直方向
へ向けて配した二つの調整ピンにより、発光素子を水平
移動及び垂直移動させて、集光レンズに対する発光素子
の位置を微調整できる構造となっている。
【0004】一方、特開平2−12010号公報に記載
される測距装置は、その公報の第1図又は第3図に示さ
れるように、AFユニット枠に移動可能に受光レンズが
取り付けられ、その受光レンズの後方に金属製のPSD
ケースが取り付けられている。また、PSDケース内に
は受光素子であるPSDが収容されており、PSDケー
スによりPSDをシールド(電磁遮蔽)する構造となっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のカメラの測距装置には、次のような問題点があ
る。前者(特開平1−287412号公報のもの)にあ
っては、発光素子がシールドされておらず、被写体へ安
定して投光するができない。また、発光素子にシールド
しようとすると、発光素子を直接付勢している板バネと
共に発光素子をシールド部材で覆う必要があり、シール
ドのために部品点数が増加し、発光素子の位置調節のた
めの機構が大型化してしまう。一方、後者(特開平2−
12010号公報のもの)にあっては、PSDに対し位
置調節を行う受光レンズがAFユニット枠から突出して
いるため、位置調節後の測距装置の製造工程において受
光レンズへの接触などにより調節ズレを生ずるおそれが
ある。このような前者及び後者の測距装置における不具
合を複雑な機構を用いることなく一括して解消するよう
な技術の開発が熱望されている。
【0006】そこで本発明は、以上のような問題点を解
決するためになされたものであって、簡易な構造であり
ながら受光手段又は発光手段における位置調節及び電磁
シールドが確実に行えるカメラの測距装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、カメラに内蔵され被写体までの距
離計測を行う測距装置において、枠体に固定される受光
レンズと、枠体に取り付けられる受光手段と、受光手段
を覆って配置され内側に突出する突出部を有し、その突
出部により受光手段を受光レンズ側へ付勢しながら枠体
に固定されるシールド体とを備えて構成される。
【0008】このような発明によれば、シールド体に受
光手段を付勢する機能を付加したことにより、別個に付
勢部材を取り付ける必要がない。このため、構成部品を
増加させることなく受光手段をシールドすることが可能
であり、カメラの小型化を図ることができる。また、枠
体に固定されるシールド体の内部に受光手段が収容され
ているから、一度位置調節した受光手段が外部のものと
接触することがなく、製造工程において調節ズレを生ず
る心配がない。
【0009】また本発明は、カメラに内蔵され被写体ま
での距離計測を行う測距装置において、枠体に固定され
る投光レンズと、枠体に取り付けられる発光手段と、発
光手段を覆って配置され内側に突出する突出部を有しそ
の突出部により発光手段を投光レンズ側へ付勢しながら
枠体に固定されるシールド体とを備えて構成される。
【0010】このような発明によれば、シールド体に発
光手段を付勢する機能を付加したことにより、別個に付
勢部材を取り付ける必要がない。このため、構成部品を
増加させることなく発光手段をシールドすることが可能
であり、カメラの小型化を図ることができる。また、枠
体に固定されるシールド体の内部に発光手段が収容され
ているから、一度位置調節した発光手段が外部のものと
接触することがなく、製造工程において調節ズレを生ず
る心配がない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、本発明
の実施形態について説明する。尚、各図において同一要
素には同一符号を付して説明を省略する。
【0012】(実施形態1)図1は、カメラの測距装置
の水平断面図である。図1において、測距装置1は、投
光ユニット2と受光ユニット3により構成されている。
投光ユニット2は、図1に示すように、枠体4の後部側
(図1では左側)に配置した発光手段20と、その前部
側に配置した投光レンズ28とを備えている。発光手段
20は、測距に用いる光を発するためのものであって、
例えば、移動枠21に発光素子22を取り付けた構造と
され、枠体4に開設された貫通孔41の後方開口部分に
設置される。移動枠21は、発光素子22を移動可能と
するための枠部材であって、枠体4に取り付けられ、光
が投じられる方向とほぼ直交する向きに移動可能となっ
ている。例えば、移動枠21には投光レンズ28に向け
て突出する突起23、23が設けられ、その突起23が
枠体4の貫通孔41に挿入されることにより、枠体4に
対する移動枠21の移動範囲が規制される構造となって
いる。一方、発光素子22は、電気信号の入力などによ
り光を発する素子であって、例えば、赤外LEDなどが
用いられる。この発光素子22は、発光面を枠体4の前
部へ向けて移動枠21に固着されており、移動枠21の
移動に伴って移動するように設置されている。
【0013】また、図1のように発光素子22及び移動
枠21からなる発光手段20を覆ってシールド体25が
配設されている。シールド体25は、外部の電磁ノイズ
から発光手段20を遮蔽保護する共に、接触などによる
発光手段20の容易な移動を防止するためのものであっ
て、ある程度の剛性を有しシールド機能を有する金属製
ケースなどが用いられる。このシールド体25は、発光
手段20を投光方向と平行に付勢しながら枠体4に固定
されている。すなわち、シールド体25の内面側には突
出部26が形成され、この突出部26を発光手段20に
当接させた状態でシールド体25が枠体4に固定され
る。図1においては、突出部26が発光素子22に当接
した状態となって付勢が行われているが、移動枠21と
発光素子22が接着等により一体化されていれば、突出
部26が移動枠21に当接していてもよい。
【0014】シールド体25の突出部26としては、図
1に示すようにシールド体25の取付方向に突出させて
設けておくのが望ましい。この場合、シールド体25の
枠体4への取り付けと同時に発光手段20の付勢が行わ
れるため、発光手段20の付勢が確実に行えると共に、
組立製造が容易となる。また、図1のようにシールド体
25における突出部26の付勢方向が発光手段20(図
1では移動枠21)の移動方向と直交する方向とされる
のが望ましい。この場合、シールド体25に衝撃が加わ
ったとき、突出部26を通じてその衝撃が発光手段20
に伝達されるが、その伝達方向が移動方向と平行でない
ため、発光手段20が容易に移動せず、衝撃による発光
手段20の位置調節ズレが有効に防止される。なお、突
出部26は、図1のようにシールド体25の壁部を内側
へ窪ませて形成されるものに限られるものではなく、内
側に突出して発光手段20を付勢できれば、図2のよう
にシールド体25の壁部の一部を内側へ折り曲げたもの
などその他の構造のものであってもよい。
【0015】図1に示すように、シールド体25には、
内外を貫通する孔27が開設されている。この孔27
は、シールド体25内に配設される発光手段20の位置
調節するための孔であり、この孔27を通じてシールド
体25内の発光手段20の位置を適宜調節することがで
きる。
【0016】なお、発光手段20の枠体4に対する移動
構造は、前述のように移動枠21に突起23を設けて係
止するものに限られるものではなく、発光素子22が投
光方向と直交する向きに移動可能であれば、その他の構
造を用いてもよい。また、発光手段20において移動枠
21の設置を省略し、発光素子22を直接に枠体4に取
り付ける場合もある。
【0017】図1に示すように、枠体4の前部側には、
投光レンズ28が配置されている。この投光レンズ28
は、発光素子22から発せられる光を集光して被写体へ
向けて投光するためのものである。この投光レンズ28
を通じて、被写体へ光が照射されることになる。
【0018】一方、図1に示すように、枠体4には、投
光ユニット2と並んで受光ユニット3が設けられてい
る。受光ユニット3は、枠体4の後部側(図1では左
側)に配置した受光素子30と、その前部側に配置した
受光レンズ38とを備えている。受光手段30は、投光
ユニット2から投光され被写体などで反射する光を受け
るためのものであり、例えば、移動枠31に受光素子3
2を取り付けて構成され、枠体4に開設された貫通孔4
2の後方開口部分に設置される。移動枠31は、受光素
子32を移動可能とするための枠部材であって、枠体4
に取り付けられ、反射光が入射してくる方向とほぼ直交
する向きに移動可能となっている。例えば、移動枠31
には受光レンズ38に向けて突出する突起33、33が
設けられ、その突起33が枠体4に凹設される溝43に
挿入されることにより、移動枠31が枠体4に対し投光
ユニット2に接近及び離間する方向へ移動可能な構造と
される。
【0019】受光素子32は、光を受けてその受光状態
に応じて電気信号を出力する素子である。この受光素子
32としては、例えば、PSD(位置検出センサ)など
が用いられ、受光素子32の受光位置に基づいて三角測
距により被写体までの距離に応じた電気的信号が出力さ
れる。そして、この出力信号に基づいて図示しない演算
手段により被写体までの距離が算出されるようになって
いる。また、受光素子32は、受光面を枠体4の前部へ
向けて移動枠31に固定され、移動枠31の移動に伴っ
て移動するように設置されている。この受光素子32の
固定は、突起33により位置決めし枠体4と移動枠31
との間に挟み込んで掛止させるなどして行えばよい。更
に、受光素子32は、図1のようにFPC(フレキシブ
ルプリント基板)32aに受光素子32がマウントさ
れ、受光素子32aの電気的な接続が行われる。FPC
32aは、可撓性を有しているので、狭い空間内を自由
に撓らせて配置することが可能である。図1において、
FPC32aは、接地のため受光素子32の配置される
移動枠31の前方側(図1では右側)から後方側へ移動
枠31を包むように湾曲して配設され、その後方側にお
いても更に湾曲して後述するシールド体35にハンダ付
けされている。このような配設構造において、FPC3
2aに湾曲部分に形成し、その湾曲部分に受光手段30
の移動を許容するように余裕をもたせておくことによ
り、受光素子32の電気的接続に支障なく、受光手段3
0を自由に移動させることが可能となる。
【0020】また、図1のように受光素子32及び移動
枠31からなる受光手段30を覆うようにしてシールド
体35が配設されている。シールド体35は、外部の電
磁ノイズから受光手段30を遮蔽保護する共に、接触な
どによる受光手段30の容易な移動を防止するためのも
のであって、ある程度の剛性を有しシールド機能を有す
る金属製ケースなどが用いられる。このシールド体35
は、受光手段30を受光方向と平行に付勢しながら枠体
4に固定されている。すなわち、シールド体35の内面
側には突出部36が形成され、この突出部36を受光手
段30に当接させた状態でシールド体35が枠体4に固
定される。図1においては、突出部36が移動枠31に
当接した状態となって付勢が行われているが、突出部3
6が受光素子32に当接していてもよい。
【0021】シールド体35の突出部36としては、図
1に示すようにシールド体35の取付方向に突出させて
設けておくのが望ましい。この場合、シールド体35の
枠体4への取り付けと同時に受光手段30の付勢が行わ
れるため、受光手段30の付勢が確実に行えると共に、
組立製造が容易となる。また、突出部36は、図1に示
すように突起33と対応する位置に設けておくのが好ま
しい。
【0022】また、図1のようにシールド体35におけ
る突出部36の付勢方向を受光手段30(図1では移動
枠31)の移動方向と直交する方向とするのが望まし
い。この場合、シールド体35に衝撃が加わったとき、
突出部36を通じてその衝撃が受光手段30に伝達され
るが、その伝達方向が移動方向と平行でないため、受光
手段30が容易に移動せず、衝撃による受光手段30の
位置調節ズレが有効に防止される。なお、突出部36
は、図1のようにシールド体35の壁部を内側へ窪ませ
て形成されるものに限られるものではなく、内側に突出
して発光手段20を付勢できれば、シールド体35の壁
部を内側へ折り曲げたものなどその他の構造のものであ
ってもよい。
【0023】図1に示すように、移動枠31を貫通し枠
体4に嵌入して偏心ピン37aが配設されている。ま
た、シールド体35には内外を貫通する孔37が開設さ
れており、この孔37を通じてシールド体35の外部か
ら偏心ピン37aを回転させることができるようになっ
ている。偏心ピン37aは、大径の円柱頭部37bと小
径の円柱基部37cを偏心させて(異なる軸線に沿っ
て)接続したものであり、図1の状態において偏心ピン
37aが回転することにより円柱頭部37bが偏心運動
して、移動枠31、即ち受光手段30が投光ユニット2
側へ接近及び離間する方向へ移動することとなる。この
移動を利用して、受光手段30の位置を適宜調節するこ
とができる。
【0024】なお、受光手段30の枠体4に対する移動
構造は、偏心ピン37aを用いるものに限られるもので
はなく、受光素子32が受光方向(入射する光の光軸方
向)ほぼ直交する向きに移動可能であれば、その他の構
造を用いてもよい。また、受光手段30において移動枠
31の設置を省略し、受光素子32を直接に枠体4に取
り付ける場合もある。
【0025】図1に示すように、枠体4の前部側には、
受光レンズ38が配置されている。この受光レンズ38
は、被写体で反射する光を受けて受光素子32へ集光さ
せるためのものであり、この受光レンズ38を通じて、
受光素子32へ光が結像されることになる。
【0026】次にカメラの測距装置1における発光手段
20及び受光手段30の位置調節について説明する。
【0027】まず、図1に基づいて発光手段20の位置
調節について説明すると、移動枠21に発光素子22を
固着してなる発光手段20を枠体4に対し移動自在とし
て取り付け、その後、発光手段20を覆うようにしてシ
ールド体25を枠体4に取り付ける。このとき、シール
ド体25の取り付けと同時に発光手段20が枠体4に付
勢される。すなわち、シールド体25が枠体4に取り付
けられる際にシールド体25の突出部26が発光手段2
0に当接し、シールド体25が枠体4に完全に取り付け
られ固定されたときに突出部26が発光手段20を押圧
する状態となり、発光手段20が突出部26により枠体
4の前方へ付勢されることになる。このため、シールド
体25の内部において、発光手段20が容易に移動する
ことなく、ある程度の力を加えることにより移動する状
態に保持される。このように、シールド体25に付勢機
能を持たせることにより、シールド体25内に別途に付
勢手段を設ける必要がなく、測距装置1における部品点
数を削減することができる。また、同一部材(シールド
体25)にシールド機能と付勢機能を備えることにより
部材の配置空間を小さくすることができ、測距装置1を
小さく構成することができる。
【0028】この状態(図1の状態)において、孔27
を通じて移動枠21を適宜移動させて、発光手段20、
即ち発光素子22の位置の調節を行う。例えば、測距装
置1の前方(図1では測距装置1の右側)にテストチャ
ートを配置し、発光素子22に電源を供給して発光素子
22を発光させる。この発光素子22から発せられる光
が投光レンズ28を通じてテストチャートに適正に投射
されるように、孔27に調節棒などを挿入して移動枠2
1を移動させ、発光素子22の位置決めを行う。そし
て、発光手段20を接着剤などにより枠体4又はシール
ド体25に固着して、発光素子22の位置が移動しない
ようにし、発光手段20の位置調節が完了する。
【0029】このように発光手段20の位置調節をした
後、測距装置1をカメラ本体に組み込む工程などにおい
て、発光手段20がシールド体25内に配置され、か
つ、シールド体25に衝撃が加わっても発光手段20が
容易に移動することはないので、発光手段20の位置調
節がズレる心配がなく、測距装置1の性能を安定したも
のとすることができる。
【0030】次に、図1に基づいて受光手段30の位置
調節について説明すると、移動枠31に受光素子32を
固着してなる受光手段30を枠体4に対し移動自在とし
て取り付け、その後、受光手段30を覆うようにしてシ
ールド体35を枠体4に取り付ける。このとき、シール
ド体35の取り付けと同時に受光手段30が枠体4に付
勢される。すなわち、シールド体35が枠体4に取り付
けられる際にシールド体35の突出部36が受光手段3
0に当接し、シールド体35が枠体4に完全に取り付け
られ固定されたときに突出部36が受光手段30を押圧
する状態となり、受光手段30が突出部36により枠体
4の前方へ付勢されることになる。このため、シールド
体35の内部において、受光手段30が容易に移動する
ことなく、ある程度の力を加えることにより移動する状
態に保持される。このように、シールド体35に付勢機
能を持たせることにより、シールド体35内に別途に付
勢手段を設ける必要がなく、測距装置1における部品点
数を削減することができる。また、同一部材(シールド
体35)にシールド機能と付勢機能を備えることにより
部材の配置空間を小さくすることができ、測距装置1を
小さく構成することができる。
【0031】この状態(図1の状態)において、偏心ピ
ン37aを回転させて移動枠31を適宜移動させ、受光
手段30、即ち受光素子32の位置の調節を行う。例え
ば、測距装置1の前方(図1では測距装置1の右側)に
テストチャートを配置し、発光素子22を発光させると
共に、テストチャートを測距装置1に対して前進及び後
退させ、その前進及び後退に応じて受光素子32から適
正な信号が出力されるように移動枠31を移動させ、受
光素子32を位置決めする。移動枠31の移動は、孔3
7にドライバなどを挿入し偏心ピン37aを回転させる
ことにより行えばよい。また、受光手段30の移動に際
し、FPC32aには余裕を持たせた湾曲部分が形成さ
れているので、FPC32aが受光手段30の移動の支
障となることがない。
【0032】そして、受光手段30を接着剤などにより
枠体4又はシールド体35に固着して、受光素子32の
位置が移動しないようにし、受光手段30の位置調節が
完了する。このように受光手段30の位置調節をした
後、測距装置1をカメラ本体に組み込む工程などにおい
て、受光手段30がシールド体35内に配置され、か
つ、シールド体35に衝撃が加わっても受光手段30が
容易に移動することはないので、受光手段30の位置調
節がズレる心配がなく、測距装置1の性能を安定したも
のとすることができる。
【0033】以上のように、カメラの測距装置1によれ
ば、投光ユニット2において、シールド体25がシール
ド機能と付勢機能を有しているので、別途の付勢手段を
設ける必要がなく、部品点数が削減できる。また、付勢
手段の取付スペースなどが不要となるため、測距装置1
の小型化が図れる。更に、発光手段20がシールド体2
5により覆われて外力に対して強い構造となっており、
発光手段20の調節不良などが低減できる。一方、受光
ユニット3において、シールド体35がシールド機能と
付勢機能を有しているので、別途の付勢手段を設ける必
要がなく、部品点数が削減できる。また、付勢手段の取
付スペースなどが不要となるため、測距装置1の小型化
が図れる。更に、受光手段30がシールド体35により
覆われて外力に対して強い構造となっており、受光手段
30の調節不良などが低減できる。
【0034】(実施形態2)前述の測距装置1にあって
は、投光ユニット2及び受光ユニット3において、シー
ルド機能と付勢機能を有するシールド体25、35が設
けられて構成されているが、投光ユニット2又は受光ユ
ニット3の一方のみにそのようなシールド体25、35
を設けたものとする場合もある。このような場合であっ
ても、投光ユニット2又は受光ユニット3の一方におい
て、前述の実施形態1と同様な作用効果が得られること
となる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。
【0036】投光ユニットにおいて、発光手段を覆うシ
ールド体がシールド機能と付勢機能を有しているので、
別途の付勢手段を設ける必要がなく部品点数が削減でき
る。また、付勢手段の取付スペースなどが不要となるた
め、簡易な構造であって小型にすることができ、カメラ
の小型化が図れる。更に、発光手段がシールド体により
覆われて外力に対して強い構造となっており、発光手段
の調節不良などが低減できる。
【0037】受光ユニットにおいて、受光手段を覆うシ
ールド体がシールド機能と付勢機能を有しているので、
別途の付勢手段を設ける必要がなく部品点数が削減でき
る。また、付勢手段の取付スペースなどが不要となるた
め、簡易な構造であって小型にすることができ、カメラ
の小型化が図れる。更に、受光手段がシールド体により
覆われて外力に対して強い構造となっており、受光手段
の調節不良などが低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カメラの測距装置の全体説明図である。
【図2】投光ユニットのシールド体の説明図である。
【符号の説明】
1…測距装置、2…投光ユニット、20…発光手段、2
5…シールド体、26…突出部、28…投光レンズ、3
…受光ユニット、30…受光手段、35…シールド体、
36…突出部、38…受光レンズ、4…枠体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラに内蔵され被写体までの距離計測
    を行う測距装置において、 枠体に固定される受光レンズと、 前記枠体に取り付けられる受光手段と、 前記受光手段を覆って配置され、内側に突出する突出部
    を有し、その突出部により前記受光手段を前記受光レン
    ズ側へ付勢しながら前記枠体に固定されるシールド体
    と、を備えたカメラの測距装置。
  2. 【請求項2】 カメラに内蔵され被写体までの距離計測
    を行う測距装置において、 枠体に固定される投光レンズと、 前記枠体に取り付けられる発光手段と、 前記発光手段を覆って配置され、内側に突出する突出部
    を有し、その突出部により前記発光手段を前記投光レン
    ズ側へ付勢しながら前記枠体に固定されるシールド体
    と、を備えたカメラの測距装置。
JP8335944A 1996-12-16 1996-12-16 カメラの測距装置 Pending JPH10176920A (ja)

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