JPH10175730A - 基板搬送装置 - Google Patents

基板搬送装置

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Publication number
JPH10175730A
JPH10175730A JP33648896A JP33648896A JPH10175730A JP H10175730 A JPH10175730 A JP H10175730A JP 33648896 A JP33648896 A JP 33648896A JP 33648896 A JP33648896 A JP 33648896A JP H10175730 A JPH10175730 A JP H10175730A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
transparent substrate
arm
cassette
support
Prior art date
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Pending
Application number
JP33648896A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutaka Ogawa
和孝 小川
Takemi Toritsuka
武美 鳥塚
Kazuo Sunahara
和雄 砂原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10175730A publication Critical patent/JPH10175730A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送アームによってカセット内の基板を円滑
に取り出せるようにする。 【解決手段】 複数の基板がそれぞれ隙間を設けて多段
に配置されたカセットと、該基板のうち選択された基板
をその下段の基板の間の隙間から侵入して吸着支持しか
つ所定の個所に搬送する搬送アームとを備え、前記カセ
ットに対する各基板の配置は、該基板の前記搬送アーム
による搬送方向と平行な各辺部を支持する支持部材によ
ってなされている基板搬送装置において、必要時にのみ
可動して前記支持部材と同様の機能を有する別個の支持
アームが備えられ、かつ、この支持アームは前記支持部
材よりは基板の中央側に近い部分で該基板を支持でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基板搬送装置に係
り、たとえば液晶表示装置の外囲器を構成する透明基板
の搬送に用いられる基板搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は液晶を介して互いに対向
配置された一対の透明基板を外囲器として構成されてい
る。
【0003】そして、これら各透明基板のそれぞれの液
晶側の面には、表示部を構成する各画素を制御するため
の電子回路がいわゆるフォトリソグラフィ技術による選
択エッチングによって形成された各種材料の層構造で形
成されている。
【0004】このため、該液晶表示装置を製造するため
には、それぞれの透明基板の液晶側の面に数種の加工を
順次行なうことによって電子回路を形成し、その後、各
透明基板をシール剤を介して互いに対向させることによ
って外囲器を形成し、この外囲器内に液晶を封入するよ
うになっている。
【0005】この場合、前記透明基板における各種加工
は自動的になされ、このため、それぞれの加工工程にお
いて、いまだ加工がなされていない複数の透明基板を収
納させておくカセットが配置され、自動操作される搬送
アームがそれぞれの透明基板を順次取りだし、加工装置
へ搬送するようになっている。
【0006】そして、このカセットは、複数の透明基板
がそれぞれ隙間を設けて多段に配置されるように構成さ
れ、該透明基板のカセットに対する配置は、該透明基板
の前記搬送アームによる取りだし方向と平行な各辺部を
支持する支持部材によってなされている。
【0007】このように構成されたカセットに対して、
搬送アームは、各透明基板をその下段の別な透明基板と
の間の隙間から侵入して吸着支持し、該透明基板をカセ
ットから取り出すとともにそのまま加工装置に搬送でき
るようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにカセットおよび搬送アームから構成される基板搬送
装置において、それを稼働していくうちに、該搬送アー
ムが所定の透明基板を円滑に取り出すことができなくな
ってしまうということが指摘されるに到った。
【0009】本発明者等は、この原因を追及した結果次
のようなことが判明した。すなわち、透明基板の表面に
数種の層構造を形成していくうちに、その層を構成する
材料自体のストレス(膜応力)が起因して透明基板に反
りが生じてしまうようになる。このため、下段の透明基
板との間の隙間から搬送アームを侵入させて上段の透明
基板を吸着させて取り出そうとする際に、該搬送アーム
が上段あるいは下段の透明基板と干渉してしまうからで
あることが確認された。
【0010】本発明は、このような事情に基づいてなさ
れたものであり、その目的は、搬送アームによってカセ
ット内の基板を円滑に取り出せるようにした基板搬送装
置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、基本的には、複数の基板がそれぞ
れ隙間を設けて多段に配置されたカセットと、該基板の
うち選択された基板をその下段の基板の間の隙間から侵
入して吸着支持しかつ所定の個所に搬送する搬送アーム
とを備え、前記カセットに対する各基板の配置は、該基
板の前記搬送アームによる搬送方向と平行な各辺部を支
持する支持部材によってなされている基板搬送装置にお
いて、必要時にのみ可動して前記支持部材と同様の機能
を有する別個の支持アームが備えられ、かつ、この支持
アームは前記支持部材よりは基板の中央側に近い部分で
該基板を支持できることを特徴とするものである。
【0012】このように構成された基板搬送装置は、た
とえ反りが生じた基板が収納されていても、前記支持部
材に代えて支持アームによって該基板を支持させること
によって、本発明の目的を達成させることができるよう
になる。
【0013】支持アームは前記支持部材よりは基板の中
央側に近い部分で該基板を支持できるようになってお
り、この支持アームによって支持された基板は支持部材
によって支持されていた場合よりは若干上昇した位置に
配置されることになる。
【0014】このため、下段の基板との間の隙間から搬
送アームが侵入してくる場合において、基板との干渉が
ない状態で侵入することになる。
【0015】したがって、搬送アームの基板に対する吸
着および取りだしが円滑にできるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明による基板搬送装置
の一実施例を図面を用いて説明をする。
【0017】まず、図2は、液晶表示装置の外囲器を構
成する透明基板の加工過程において用いられる基板搬送
装置のうちカセット1の斜視図を示したものである。こ
のカセット1は、これから加工を施す該透明基板を多段
に配置させるための収納箱である。
【0018】同図において、図示しない加工装置の近傍
のベース2上の所定の位置に必要に応じて配置されるカ
セット1は、底板1aと、この底板1aと対向して配置
される上板1bと、底板1aに対して上板1bを支持す
る複数の柱1cと、で外枠を構成している。
【0019】前記柱1cは、カセット1の一側面を除く
他の三つの側面に形成され、これにより、該一側面から
は図中矢印A方向に沿って透明基板の出し入れができる
ようになっている(以下、必要に応じて前記一側面を基
板出入口10という場合がある)。
【0020】そして、カセット1の外枠の一部を構成す
る前記柱1cのそれぞれには、その内壁側において、該
柱の長手方向を等分するようにして複数の支持部材1d
が取り付けられている。すなわち、前記支持部材1d
は、底板1aに対して平行かつ等間隔な各仮想の面にそ
れぞれ一致づけられるようにして、柱に取りつけらてい
る。
【0021】これにより、カセット1の基板出入口10
から収納される各透明基板は、その収納方向側の辺部を
除く他の残りの各辺部が前記支持部材1dに支持され
て、底板1dと平行に多段に配置されるようになる。
【0022】一方、このようなカセット1が配置される
ベース2には、図1に示すように、該カセット1に近接
してポール3が植設されている。
【0023】なお、図1は、その(a)が図2のIa−I
a線における断面図を示し、(b)が図2のIb−Ib線
における断面図を示している。
【0024】同図に示すように、ポール3は、カセット
1の基板出入口10側から観て両側面に相当する各側面
において、それぞれカセット1の柱1cに近接されて配
置されている。さらに、これら各ポール3は、その中心
軸の周りに回転できるようにベース2に取り付けられて
いる。なお、これら各ポール3の回転は操作者が任意で
行い得るようになっている。
【0025】そして、これら各ポール3には、支持アー
ム4が固定配置されている。すなわち、カセット1の柱
1cに近接されて配置されているポール3に取り付けら
れた支持アーム4は、該柱1cに設けられた各支持部材
1dに対応させて設けられ、かつ、それぞれの支持部材
1dとほぼ高さを同じにして設けられている。
【0026】これら各支持アーム4は、ポール3を回転
させることにより、その先端がカセット1の内部側に指
向させることができ、支持部材1dに代えて該支持部材
1dと同様に透明基板を支持できるようになっている。
【0027】ここで、各支持アーム4は、支持部材1d
よりもアーム長が大きくなっており、このため、透明基
板をその中央に近接する位置で支持できるように構成さ
れている。
【0028】図1(a)、(b)には、同一の高さで配
置される各支持アーム4によって支持された透明基板5
が多段に配置され、これから取り出そうとする透明基板
5とその下段の透明基板5との間の隙間には基板出入口
10側から搬送アーム7が侵入している状態を示してい
る。
【0029】搬送アーム7は、この後、上段の透明基板
5に接触するまで上昇し、該搬送アーム7に取り付けら
れた真空チャックによって該透明基板5を吸着し、さら
に、カセット1内に侵入したと同じ経路をたどり、図示
しない加工装置へ該透明基板5を搬送するようになって
いる。
【0030】このように構成された基板搬送装置のカセ
ット1は、通常の状態では、図3に示すように、その支
持部材1dによって透明基板5を支持し、該透明基板5
を多段に配置できるようになっている。
【0031】しかし、各透明基板5の面にフォトリソグ
ラフィ技術による選択エッチングによって所定のパター
ンに加工された各種材料が多層構造として形成されてく
るにしたがい、各種材料のストレス(膜応力)にょって
透明基板5に反りが生じてくることは免れない。
【0032】この場合、透明基板5とその下段の透明基
板5との間の隙間から搬送アーム7を侵入させて、上段
の透明基板5を取り出そうとする際に、該透明基板5に
反りが生じているために、この透明基板5に該搬送アー
ム7が干渉してしまって該搬送アーム7が侵入できない
という問題が生じる。
【0033】この場合において、図1に示すように、ポ
ール3を回転させ、このポール3に固定された支持アー
ム4をカセット1の内部に配置させることによって、前
記支持部材1dに代えて透明基板5を支持するようにす
る。
【0034】この支持アーム4は、支持部材1dと比較
すると透明基板5の中央により近い部分で透明基板5を
支持できることになるので、反りの生じた該透明基板5
は今までの位置より若干上昇した位置で前記支持アーム
4に支持されることになる。
【0035】このため、搬送アーム7の侵入の際に、該
搬送アーム7が透明基板と干渉することなく移動できる
ようになる。
【0036】以上説明した実施例から明らかとなるよう
に、たとえ反りが生じた透明基板5が収納されていて
も、支持部材1dに代えて支持アーム4によって該透明
基板5を支持させることによって、本発明の目的を達成
させることができるようになる。
【0037】支持アーム4は支持部材1dよりは透明基
板5の中央側に近い部分で該透明基板5を支持できるよ
うになっており、この支持アーム4によって支持された
透明基板5は支持部材1dによって支持されていた場合
よりは若干上昇した位置に配置されることになる。
【0038】このため、下段の透明基板5との間の隙間
から搬送アーム7が侵入してくる場合において、透明基
板5との干渉がない状態で侵入することになる。
【0039】したがって、搬送アーム7の透明基板5に
対する吸着および取りだしが円滑にできるようになる。
【0040】本実施例では、支持アーム4をカセット1
とは別体のものとして構成したものであるが、このよう
な構成に限定することはなく、カセット1と一体にして
設けてもよいことはいうまでもない。しかし、本実施例
のような構成とすることによって、通常運搬がなされる
カセット1自体の構成を複雑にすることがなくなるとい
う効果を奏する。
【0041】また、本実施例では、支持アーム4を必要
時においてカセット1内に配置させる手段として、該支
持アーム4をその基板を中心にして回転させる機構を用
いたものであるが、このような構成に限定することはな
く、たとえば支持アーム4それ自体をスライドさせてカ
セット1内に配置させるような機構としてもよいことは
いうまでもない。
【0042】さらに、本実施例では、液晶表示装置の外
囲器を構成する透明基板の加工に要する基板搬送装置に
ついて説明したものであるが、これに限定されることは
なく、他の基板における同様の基板搬送装置にも適用で
きることはいうまでもない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明による基板搬送装置によれば、搬送アームによっ
てカセット内の基板を円滑に取り出せるようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による基板搬送装置の一実施例を示す構
成図である。
【図2】本発明による基板搬送装置におけるカセットの
詳細を示す斜視図である。
【図3】本発明による基板搬送装置の効果を説明するた
めの説明図である。
【符号の説明】
1……カセット、1d……支持部材、4……支持アー
ム、5……透明基板、7……搬送アーム。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基板がそれぞれ隙間を設けて多段
    に配置されたカセットと、該基板のうち選択された基板
    をその下段の基板の間の隙間から侵入して吸着支持しか
    つ所定の個所に搬送する搬送アームとを備え、 前記カセットに対する各基板の配置は、該基板の前記搬
    送アームによる搬送方向と平行な各辺部を支持する支持
    部材によってなされている基板搬送装置において、 必要時にのみ可動して前記支持部材と同様の機能を有す
    る別個の支持アームが備えられ、かつ、この支持アーム
    は前記支持部材よりは基板の中央側に近い部分で該基板
    を支持できることを特徴とする基板搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記カセットを配置するベースを備え、
    前記支持アームは前記ベースに固定されていることを特
    徴とする請求項1に記載の基板搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記支持アームはカセットと一体に形成
    されていることを特徴とする請求項1に記載の基板搬送
    装置。
JP33648896A 1996-12-17 1996-12-17 基板搬送装置 Pending JPH10175730A (ja)

Priority Applications (1)

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JP33648896A JPH10175730A (ja) 1996-12-17 1996-12-17 基板搬送装置

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JP33648896A JPH10175730A (ja) 1996-12-17 1996-12-17 基板搬送装置

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JPH10175730A true JPH10175730A (ja) 1998-06-30

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ID=18299660

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33648896A Pending JPH10175730A (ja) 1996-12-17 1996-12-17 基板搬送装置

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JP (1) JPH10175730A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100520232B1 (ko) * 2002-08-23 2005-10-11 로체 시스템즈(주) 유리기판 반송 로봇용 엔드이펙터

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100520232B1 (ko) * 2002-08-23 2005-10-11 로체 시스템즈(주) 유리기판 반송 로봇용 엔드이펙터

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