JPH10174379A - 電機子コイルの接合方法及び溶接加工機 - Google Patents

電機子コイルの接合方法及び溶接加工機

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JPH10174379A
JPH10174379A JP8335536A JP33553696A JPH10174379A JP H10174379 A JPH10174379 A JP H10174379A JP 8335536 A JP8335536 A JP 8335536A JP 33553696 A JP33553696 A JP 33553696A JP H10174379 A JPH10174379 A JP H10174379A
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JP
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coil
armature
laser
welding machine
joining
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JP8335536A
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Hideki Ichikawa
秀樹 市川
Kenichi Shibayama
柴山  賢一
Masafumi Yoshida
政史 吉田
Mamoru Urushizaki
守 漆崎
Takeshi Kato
剛 加藤
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Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周方向に隣合う被接合部間の短絡や接合不良
を招くことなく十分な接合強度が得られる電機子コイル
の接合方法及び溶接加工機を提供すること。 【解決手段】 電機子コイルは、それぞれ所定形状に設
けられた下層コイル分割体4と上層コイル分割体5とか
ら成り、その下層コイル分割体4の下層コイル突出部4
cと上層コイル分割体5の上層コイル突出部5cとを電
気的に接続して形成される。被接合部である下層コイル
突出部4cと上層コイル突出部5cは、TIG溶接機に
より溶融寸前まで予熱された後、レーザー溶接機により
レーザー照射されて接合される。TIG溶接機とレーザ
ー溶接機の作動タイミングは、ワークWを回転させる回
転装置の回転位置情報に同期して制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転電機の回転子
に具備される電機子コイルの接合方法、及びその接合方
法に使用される溶接加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、特願平7−326983号
にて「回転電機の回転子の製造方法」を出願した。この
先願は、所定形状に形成された複数の上層コイルと下層
コイルとをそれぞれ電機子鉄心に組み込み、両コイルの
接続部を溶接等により接合して電機子コイルを形成する
方法が記載されている。上層コイルと下層コイルは、そ
れぞれ導体を屈曲させた一体部品で形成され、組み立て
の過程で自然と両接続部が互いに重なるため、コイルの
捩じれ等の不要な変形が発生することなく、電機子鉄心
への組み込みを正確且つ容易に行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の先願では、両コ
イルの接続部をTIG溶接によって自動的に接合する方
法が記載されているが、TIG溶接の特性であるエネル
ギー密度の低さから生じる溶融部の溶け込みの浅さゆえ
に(図8参照)、十分な溶融面積を確保しようとする
と、必然的に溶接による溶融金属の張り出しが拡大して
しまう。このため、溶融金属の張り出しによって周方向
に隣接する接続部同士の間隔が小さくなり、隣接するコ
イル間で短絡する可能性があった。
【0004】また、接続部の接合方法としてレーザー溶
接を用いることも記載されているが、レーザー溶接を行
う場合には以下の点で改善の余地があった。即ち、電機
子コイルに用いられる導体としては電気抵抗の低さから
純銅あるいは純アルミニウムを用いることが一般的であ
るが、この純銅や純アルミニウムは熱伝導率が極めて大
きく、光の反射率も極めて高いという特質があるため、
レーザー溶接には不向きである。このため、純銅あるい
は純アルミニウムにレーザー溶接を適用する場合は、溶
融開始時のエネルギーを過大に照射してやる必要があ
る。その結果、接合部分からスパッターが大量に発生
し、溶接部近傍に飛散してレーザー光の照射レンズを汚
して機能が低下したり、図9に示す様に、溶融部内部に
ブローホールが発生して接続部の強度低下を招く等の課
題があった。本発明は、上記事情に基づいて成されたも
ので、その目的は、周方向に隣合う被接合部間の短絡や
接合不良を招くことなく十分な接合強度が得られる電機
子コイルの接合方法及び溶接加工機を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の手段では、電
機子コイルの被接合部(下層コイル突出部と上層コイル
突出部)を溶融寸前まで予熱した後、その予熱した部位
にレーザー光を照射して接合している。これにより、被
接合部の光の反射率および熱伝導率を極端に低減できる
ため、予熱無しの状態より遙に低い初期レーザー入力に
よってレーザー照射が可能となり、接合部分からのスパ
ッターの発生を防止でき、且つ深く安定した溶融部を得
ることができる。
【0006】請求項2の手段では、被接合部を予熱する
手段としてTIG溶接を用いている。この場合、TIG
溶接に必要とするイナートガス(アルゴン等)雰囲気中
にてレーザー照射が可能となるため、レーザーによる溶
融部も大気雰囲気中で溶融されるより清浄な組織が得ら
れ、接合部の機械強度が向上する。また、予熱手段とし
てTIG溶接を用いることで安価な溶接電源を利用する
ことが可能となり、且つ制御も容易である。
【0007】請求項3の手段では、下層コイル分割体及
び上層コイル分割体が、純度の高い銅またはアルミニウ
ム等の光の反射率の高い材料で形成されている。この様
な光の反射率の高い材料はレーザー溶接に不向きである
が、予め接合部を予熱してからレーザー照射することに
より、純度の高い銅またはアルミニウムといった材質で
も安定した溶接が可能となる。
【0008】請求項4の手段では、電機子コイルの接合
方法に用いる溶接加工機として、被接合部を溶融寸前ま
で予熱するTIG溶接機と、予熱された部位にレーザー
光を照射して接合するレーザー溶接機と、下層コイル分
割体及び上層コイル分割体が組み込まれた電機子鉄心を
回転させる回転装置と、TIG溶接機の作動とレーザー
溶接機の作動とを電機子鉄心の回転位置に同期させて制
御する制御装置とを備えている。これにより、レーザー
光を照射する際に被接合部を極めて正確に所定の位置
(ここではレーザー光の照射位置)に制御できる。ま
た、レーザー光の照射前にTIG溶接にて被接合部を浅
く溶融させることにより、被接合部の光の反射率および
熱伝導率を極端に低減できる。このため、TIG溶接開
始後に所定のタイミングでレーザー光を照射してやれ
ば、初期の照射エネルギーを低くできるため、スパッタ
ーの発生を防止でき、ひいてはブローホールの発生も防
止できる。その結果、被接合部に正確に高エネルギー密
度のレーザー照射が可能となるため、溶け込みも深くで
き極めて強度な接合部を得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の電機子コイルの接
合方法及び溶接加工機を図面に基づいて説明する。本実
施例の回転子1は、例えばエンジンを始動するスタータ
のアーマチャであり、図4に示す様に、回転軸2、電機
子鉄心3、電機子コイル(後述する)等より構成され、
電機子コイルの一部を整流子として使用している。電機
子鉄心3は、プレスマシンで円板状に打ち抜き加工され
た薄い鋼板を複数枚積層して、回転軸2の外周に形成さ
れたセレーション2aに嵌合して固定されている。電機
子鉄心3の外周部には、電機子コイルを具備するための
スロット3aが所定数(例えば25個)設けられてい
る。
【0010】電機子コイルは、それぞれスロット3aの
数と同数の下層コイル分割体4と上層コイル分割体5か
ら成る。その下層コイル分割体4及び上層コイル分割体
5は、電気抵抗の低い純銅あるいは純アルミニウムを材
料として、それぞれ以下に述べる所定の形状に成形され
ている。
【0011】下層コイル分割体4は、スロット3a内に
配される下側絶縁体(図示しない)を介してスロット3
a内の内周側に挿入される下層コイル片4aと、この下
層コイル片4aの両端からそれぞれ電機子鉄心3の軸方
向端面と略平行に内周側へ伸び、且つ回転軸2と直交す
る平面上で下層コイル片4aと回転軸2とを結ぶ直線に
対して所定の傾きを有して設けられた下層コイル端部4
bと、この下層コイル端部4bの内周端から軸方向へ突
出する下層コイル突出部4cから成る。上層コイル分割
体5は、下層コイル片4aとの間に上側絶縁体(図示し
ない)を介してスロット3a内の外周側に挿入される上
層コイル片5aと、この上層コイル片5aの両端からそ
れぞれ電機子鉄心3の軸方向端面と略平行に内周側へ伸
び、且つ回転軸2と直交する平面上で上層コイル片5a
と回転軸2とを結ぶ直線に対して所定の傾きを有して設
けられた上層コイル端部5bと、この上層コイル端部5
bの内周端から軸方向へ突出する上層コイル突出部5c
から成る。
【0012】なお、下層コイル端部4bと電機子鉄心3
の軸方向端面との間は、回転軸2に嵌合するリング状の
絶縁板6(図4参照)によって絶縁され、下層コイル端
部4bと上層コイル端部5bとの間は、下層コイル突出
部4cの外周に配されるリング状の絶縁板7(図4参
照)によって絶縁されている。この電機子コイルは、下
層コイル片4a及び上層コイル片5aが互いに異なるス
ロット3aに挿入された下層コイル分割体4と上層コイ
ル分割体5とを下層コイル突出部4cと上層コイル突出
部5cとで接合して形成される(図5参照)。その被接
合部である下層コイル突出部4cと上層コイル突出部5
cとの接合方法は、以下に説明する溶接加工機8を用い
て行われる。
【0013】溶接加工機8は、図1及び図2に示す様
に、ワークW(回転子1)を保持するワーク保持具9
と、このワーク保持具9を介してワークWを所定の回転
速度及び回転角度で回転させることのできる回転装置1
0と、ワークWの被接合部4c、5cを予熱するための
TIG溶接機11と、予熱された被接合部4c、5cに
レーザー光を照射するレーザー溶接機12と、回転装置
10の作動とTIG溶接機11及びレーザー溶接機12
の作動タイミングとを制御する制御装置13とから構成
される。ワーク保持具9は、電機子コイルの被接合部4
c、5cを接地(アース)するためのアース用治具14
を具備し、このアース用治具14の先端面が被接合部4
c、5cの近傍(具体的には上層コイル分割体5の上層
コイル端部5b)に電気的に接触している。回転装置1
0は、図には示さないが、回転力を発生するサーボモー
タ等の駆動源と、この駆動源の作動を制御する制御手段
とから構成される。あるいは、一般のモータとエンコー
ダとの組み合わせにより構成しても良い。
【0014】TIG溶接機11は、広く知られた一般的
な構成であり、図には示さないが、溶接電源(ACorD
C)、高周波発生装置、不活性ガス(イナートガス)発
生装置、及び溶接トーチ15から構成される。なお、溶
接棒は本加工の特性上必要ではない。なお、本実施例で
の溶接条件は以下の通りである。 電流値:10〜50A ガス流量:5〜20L/min程度 被接合面に対する溶接トーチ15の位置T:±1.0m
m程度の範囲(図3参照) レーザー光の照射位置Rとのオフセット量:0〜1.0
mm程度の範囲(図3参照)
【0015】レーザー溶接機12は、図には示さない
が、溶接電源、ガス発生装置、及び出力部16等から構
成される。レーザーの種類は、YAG、CO2 、SLA
Bレーザー等が好ましい。例えば、YAGレーザーの場
合の加工条件は以下の通りである。 レーザーパルス幅:2〜10ms レーザー入力電圧:300〜600V デフォーカス±2mm程度の範囲 レーザー光の照射位置R:被接合部の略中央部(図3参
照)
【0016】制御装置13は、TIG溶接機11の作動
を開始した後、各被接合部4c、5c毎にレーザー光を
照射できる様に、ワークWの回転位置に同期させてレー
ザー溶接機12を作動させる。この制御装置13による
TIG溶接機11とレーザー溶接機12との作動タイミ
ングの一例を図6に示す。この場合、TIG溶接機11
は、溶接開始から終了まで連続してアークを発生し、レ
ーザー溶接機12は、被接合部4c、5c毎に間欠的に
レーザー光を照射する。
【0017】次に、溶接加工機8による被接合部4c、
5cの溶接方法について説明する。まず、ワーク保持具
9によりワークWを所定の位置に保持する。この時、ア
ース用治具14の先端面を電機子コイルの被接合部4
c、5cの近傍に電気的に接触させた状態で保持する
(図1参照)。続いて、回転装置10によりワークWを
回転させるとともに、制御装置13の指示によりTIG
溶接機11を作動させてワークWの被接合部4c、5c
を溶融寸前まで予熱する。なお、TIG溶接機11の溶
接トーチ15は、図3に示す様に、レーザー光の照射位
置Rに対してワークWの回転方向前方へ所定のオフセッ
ト量(レーザー光の照射位置Rからの先行位置)と、径
方向外側へ所定のずらし量の位置Tに待機している。
【0018】つぎに、制御装置13の指示によりレーザ
ー溶接機12を回転装置10の回転位置情報に同期させ
て作動させ、ワークWの被接合部4c、5cにレーザー
光を照射する。これにより、溶融寸前まで予熱された被
接合部4c、5cの略中央部に正確にレーザー光を照射
できる。各被接合部4c、5cを順次レーザー照射した
後、制御装置13の指示によりTIG溶接機11の作動
を停止する。なお、ワークWは、回転装置10により所
定の回転角度(電機子鉄心3の周方向に隣り合うスロッ
ト3a間のピッチに相当)と速度で回転されている。
【0019】(本実施例の効果)本実施例によれば、電
機子コイルの被接合部4c、5cにレーザー光を照射す
る前に、TIG溶接機11により被接合部4c、5cを
溶融寸前まで予熱することにより、被接合部4c、5c
表面の光の反射率及び熱伝導率を大幅に低減できる。こ
のため、電機子コイル(下層コイル分割体4及び上層コ
イル分割体5)の材料として光の反射率の高い銅または
アルミニウム等を用いても、被接合部4c、5cを予熱
無しでレーザー照射する場合より遙に低い初期レーザー
入力によってレーザー照射が可能となる。この結果、接
合部分からのスパッターの発生を防止できるため、図7
に示す様に、ブローホールの発生もなく被接合部4c、
5cの深部まで確実に溶融した状態が得られ、極めて強
度に接合することができる。これに対し、TIG溶接の
みで被接合部4c、5cを接合した場合は、図8に示す
様に、溶融部の溶け込みが浅く、深部まで溶融が進行し
ていない。また、レーザー溶接のみで被接合部4c、5
cを接合した場合は、図9に示す様に、溶融部の深部に
スパッターによるブローホールが発生している。
【0020】本実施例では、被接合部4c、5cを予熱
する手段としてTIG溶接機11を用いているため、T
IG溶接に必要とするイナートガス(アルゴン等)雰囲
気中にてレーザー照射が可能となる。これにより、レー
ザーによる溶融部も大気雰囲気中で溶融されるより清浄
な組織が得られ、接合部の機械強度が向上する。また、
予熱手段としてTIG溶接機11を用いることで安価な
溶接電源を利用することが可能となり、且つ制御も容易
である。なお、本実施例の溶接方法によれば、TIG溶
接による溶融金属の張り出しが無いため、周方向に隣り
合う被接合部4c、5c同士の短絡も防止できることは
言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】電機子コイルの接合方法を示す断面図である。
【図2】溶接加工機の構成を示す模式図である。
【図3】レーザー照射位置と溶接トーチの先端位置を示
す被接合部の平面図である。
【図4】回転子の半断面図である。
【図5】上層コイル分割体と下層コイル分割体との接合
状態を示す斜視図である。
【図6】TIG溶接機とレーザー溶接機との作動タイミ
ングを示す図である。
【図7】被接合部の接合状態を示す断面図である。
【図8】TIG溶接による被接合部の接合状態を示す断
面図である。
【図9】レーザー溶接による被接合部の接合状態を示す
断面図である。
【符号の説明】 2 回転軸(電機子回転軸) 3 電機子鉄心 3a スロット 4 下層コイル分割体 4a 下層コイル片 4b 下層コイル端部 4c 下層コイル突出部(被接合部) 5 上層コイル分割体 5a 上層コイル片 5b 上層コイル端部 5c 上層コイル突出部(被接合部) 8 溶接加工機 10 回転装置 11 TIG溶接機 12 レーザー溶接機 13 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 漆崎 守 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 加藤 剛 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電機子鉄心に形成されたスロット内の内周
    側に挿入される下層コイル片、この下層コイル片の両端
    からそれぞれ前記電機子鉄心の軸方向端面と略平行に内
    周側へ伸び、且つ電機子回転軸と直交する平面上で前記
    下層コイル片と前記電機子回転軸とを結ぶ直線に対して
    所定の傾きを有して設けられた下層コイル端部、及びこ
    の下層コイル端部の内周端から軸方向へ突出する下層コ
    イル突出部から成る下層コイル分割体と、 前記スロット内の外周側に挿入される上層コイル片、こ
    の上層コイル片の両端からそれぞれ前記電機子鉄心の軸
    方向端面と略平行に内周側へ伸び、且つ前記電機子回転
    軸と直交する平面上で前記上層コイル片と前記電機子回
    転軸とを結ぶ直線に対して所定の傾きを有して設けられ
    た上層コイル端部、及びこの上層コイル端部の内周端か
    ら軸方向へ突出する上層コイル突出部から成る上層コイ
    ル分割体とを有し、 前記下層コイル片及び前記上層コイル片が互いに異なる
    前記スロットに挿入された前記下層コイル分割体と前記
    上層コイル分割体とを溶接により接合する接合方法であ
    って、 被接合部となる前記下層コイル突出部と前記上層コイル
    突出部とを溶融寸前まで予熱した後、その予熱した部位
    にレーザー光を照射して接合することを特徴とする電機
    子コイルの接合方法。
  2. 【請求項2】前記下層コイル突出部と前記上層コイル突
    出部とを予熱する手段としてTIG溶接を用いることを
    特徴とする請求項1記載の電機子コイルの接合方法。
  3. 【請求項3】前記下層コイル分割体及び前記上層コイル
    分割体は、純度の高い銅またはアルミニウム等の光の反
    射率の高い材料で形成されていることを特徴とする請求
    項1または2記載の電機子コイルの接合方法。
  4. 【請求項4】請求項1に記載した電機子コイルの接合方
    法に用いる溶接加工機であって、 前記被接合部を溶融寸前まで予熱するTIG溶接機と、 予熱された部位にレーザー光を照射して接合するレーザ
    ー溶接機と、 前記下層コイル分割体及び前記上層コイル分割体が組み
    込まれた前記電機子鉄心を回転させる回転装置と、 前記TIG溶接機の作動と前記レーザー溶接機の作動と
    を前記電機子鉄心の回転位置に同期させて制御する制御
    装置とを備えたことを特徴とする溶接加工機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011183427A (ja) * 2010-03-08 2011-09-22 Kobe Steel Ltd レーザー・アーク複合溶接方法及び該溶接方法による溶接部材の製造方法

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