JPH10174369A - 全閉外扇空冷熱交換器形回転電機 - Google Patents

全閉外扇空冷熱交換器形回転電機

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JPH10174369A
JPH10174369A JP32650896A JP32650896A JPH10174369A JP H10174369 A JPH10174369 A JP H10174369A JP 32650896 A JP32650896 A JP 32650896A JP 32650896 A JP32650896 A JP 32650896A JP H10174369 A JPH10174369 A JP H10174369A
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cooling air
heat exchanger
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partition plate
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JP32650896A
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Tomohide Iwanaga
智秀 岩永
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部冷却風の温度差を従来よりも低減して平
準化することが可能な構成の熱交換器を備えた全閉外扇
空冷熱交換器形回転電機を提供する。 【解決手段】 本体2の上部に備えた熱交換器31の内
部空間を軸方向に第1領域Aと第2領域Bとに2分割す
る仕切り板32を、軸方向中央位置よりも外部冷却風の
上流側寄りに設置する。或いは、熱交換器の内部空間を
軸方向に第1領域と第2領域とに2分割する仕切り板
を、軸方向に傾斜させる、又は平面視がクランク形状と
なるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は全閉外扇空冷熱交換
器形回転電機に関し、誘導電動機等の回転電機の電機的
絶縁部(以下、単に絶縁部という)の寿命延長等を行う
場合に適用して有用なものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の全閉外扇空冷熱交換器形誘
導電動機の構成を上半分破断して示す側面図、図7は図
6に示す熱交換器における仕切り板配置の平面視を示す
説明図である。
【0003】図6に示すように、本電動機は、巻線17
を有する固定子16やかご形回転子3等を本体2内に有
すると共に、本体2の上部に熱交換器1を備えている。
軸受け21,22により回転可能に支持された回転子3
の回転軸4には、本体2内の軸方向(回転軸4の長手方
向)の両側(反直結側と直結側)に位置する内扇6,7
と、本体2外の軸方向一端側(反直結側)に位置する外
扇8とが設けられている。
【0004】一方、図6及び図7に示すように、熱交換
器1内には、仕切り板10,11,12が、本体2側に
設けれたフレーム部の骨(仕切り板)13,14,15
上に設置するようにして、軸方向に配置されている。仕
切り板10は、熱交換器1の内部空間を軸方向に第1領
域Aと第2領域Bとに2等分割している。仕切り板1
1,12は、仕切り板10によって分割された第1領域
Aと第2領域Bの下部を、それぞれ軸方向に内側領域
(上昇気流の通路)と外側領域(下降気流の通路)とに
2等分割している。
【0005】また、熱交換器1内には多数のパイプ5か
らなるパイプ群が設けられており、各パイプ5は仕切り
板10,11,12及び軸方向両側の外板19,20を
貫通して軸方向に延びている。
【0006】従って、上記構成の全閉外扇空冷熱交換器
形誘導電動機によれば、図6中に矢印cで示すように、
回転軸4と共に回転する外扇8によって吸い込まれた外
気(以下、これを外部冷却風という)が、外扇8の風圧
で各パイプ5内に押し込まれて同内を流れた後、各パイ
プ5の直結側端部から排出される。一方、電動機内部で
は、図6中の矢印a,b及び図7中の記号a1,2,3,
4,1,2,3,4で示すように、全閉のため外気と
は遮断されている内気(以下、これを内部冷却風とい
う)が、回転軸4と共に回転する内扇6,7によって第
1領域A側と第2領域B側とをそれぞれ循環する。
【0007】即ち、内扇6,7によって巻線17等が位
置する内側方向へ送出された内部冷却風が、それぞれ本
体2内の各部で熱をうばった後、上方の第1領域A及び
第2領域B内を、パイプ5の間を通るようにして各仕切
り板11,12の内側から外側へと流れる間に、パイプ
5内を流れる外部冷却風と熱交換して冷却され、再び内
扇6,7へと戻る。かくして、本体2内の巻線17部等
が冷却される。
【0008】なお、仕切り板10,11,12は、上記
の如く本体2内で熱をうばった高温の内部冷却風がパイ
プ群中を一様に流れるようにすると共に、パイプ群の振
動防止の役目も果たしており、仕切り板10,12,1
3と各パイプ5とはところどころでスポット溶接されて
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
全閉外扇空冷熱交換器形誘導電動機では、外部冷却風の
温度が下流側へ行くほど高くなるため、外部冷却風の上
流側に位置する第1領域Aと同冷却風の下流側に位置す
る第2領域Bとで冷却に差が生じ(即ち内部冷却風に温
度差が生じ)、その結果、絶縁部(巻線17部)等に温
度差が生じる。そして、この温度差は、熱交換器1が、
その内部空間を軸方向と直交する方向に沿って設けた平
板状の仕切り板10によって単に2等分割する構成であ
るため、比較的大きかった。図6に示すように、外部冷
却風の温度は、P3 点で t0 ℃とすると、P4 点では約
t0+10℃、P7 点では約 t0+20℃となる。内部冷却風の
温度は、P1 点で t1 ℃とすると、P2 点では t1+20℃
となる。絶縁部の温度は、P 5 点で t2 ℃とすると、P
6 点では t2+10℃となる。
【0010】一方、機器の寿命はその最高温度点の温度
で決定される。図8には絶縁部の温度と寿命との関係を
示す。同図に示すように、絶縁部の寿命は温度が上がる
と急激に短くなる(10℃上昇すると寿命は半減すると
いう考え方が主流)。
【0011】このため、上記の如く本体2内部の温度差
が大きいと、最高温度点の温度が高くなって機器の寿命
が短くなり、このことは、信頼性はもとより、絶縁部に
用いられる低リサイクル性の複合材(エポキシ樹脂+ガ
ラスクロス)である絶縁材においては省資源や省ゴミの
観点からも大きな問題であった。
【0012】また、直結側の軸受け22の温度が、反直
結側の軸受け21よりも高くなってしまうという問題も
あった。
【0013】従って本発明は上記従来技術に鑑み、内部
冷却風の温度差を従来よりも低減して平準化することが
可能な構成の熱交換器を備えた全閉外扇空冷熱交換器形
回転電機を提供することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
の発明の全閉外扇空冷熱交換器形回転電機は、熱交換器
の内部空間を軸方向に第1領域と第2領域とに2分割す
る仕切り板と、この仕切り板を貫通して軸方向に延びる
多数のパイプとを有して、本体外部に設けられた外扇に
より前記パイプ内に流される外部冷却風と、本体内部の
軸方向両側に設けられた内扇により前記第1領域側と第
2領域側とをそれぞれ循環する内部冷却風との熱交換を
行う熱交換器を、本体上部に備えた全閉外扇空冷熱交換
器形回転電機において、前記仕切り板を、軸方向中央位
置よりも前記外部冷却風の上流側寄りに設置したことを
特徴とする。
【0015】また、第2の発明の全閉外扇空冷熱交換器
形回転電機は、熱交換器の内部空間を軸方向に第1領域
と第2領域とに2分割する仕切り板と、この仕切り板を
貫通して軸方向に延びる多数のパイプとを有して、本体
外部に設けられた外扇により前記パイプ内に流される外
部冷却風と、本体内部の軸方向両側に設けられた内扇に
より前記第1領域側と第2領域側とをそれぞれ循環する
内部冷却風との熱交換を行う熱交換器を、本体上部に備
えた全閉外扇空冷熱交換器形回転電機において、前記仕
切り板を、軸方向に傾斜させたことを特徴とする。
【0016】また、第3の発明の全閉外扇空冷熱交換器
形回転電機は、熱交換器の内部空間を軸方向に第1領域
と第2領域とに2分割する仕切り板と、この仕切り板を
貫通して軸方向に延びる多数のパイプとを有して、本体
外部に設けられた外扇により前記パイプ内に流される外
部冷却風と、本体内部の軸方向両側に設けられた内扇に
より前記第1領域側と第2領域側とをそれぞれ循環する
内部冷却風との熱交換を行う熱交換器を、本体上部に備
えた全閉外扇空冷熱交換器形回転電機において、前記仕
切り板を、平面視がクランク形状となるようにしたこと
を特徴とする。
【0017】従って、第1の発明の全閉外扇空冷熱交換
器形回転電機によれば、熱交換器の内部空間を軸方向に
第1領域と第2領域とに2分割する仕切り板を、外部冷
却風の上流側寄りに配置して、同冷却風の上流側に位置
する第1領域よりも同冷却風の下流側に位置する第2領
域の方を広くしたことにより、第1領域よりも第2領域
の方が外部冷却風と内部冷却風とが熱交換するための伝
熱面積が大きくなる。その結果、第1領域側では従来よ
りも内部冷却風の温度が上昇するものの、第2領域側で
は従来よりも内部冷却風の温度が低下するため、これら
の温度差が従来よりも低減される。
【0018】また、第2又は第3の発明の全閉外扇空冷
熱交換器形回転電機によれば、熱交換器の内部空間を軸
方向に第1領域と第2領域とに2分割する仕切り板を、
軸方向に傾斜させたことによって、又は平面視がクラン
ク形状となるようにしたことによって、第1領域と第2
領域とが従来のように明確には外部冷却風の上流側と下
流側とに区分されなくなることから、従来は前記上流側
と下流側とで各々循環していた内部冷却風が混合するこ
ととなり、その結果、内部冷却風の温度差が従来に比べ
て低減される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。なお、本発明は熱交換器の仕
切り板の構成に工夫を施したものであり、従ってここで
は、この点について詳細に説明し、その他の構成につい
ては従来と同様として適宜図示を省略すると共に詳細な
説明も省略する。また、従来と同様の部分には同一の符
号を付した。
【0020】<実施の形態1>図1は本発明の実施の形
態1に係る全閉外扇空冷熱交換器形誘導電動機の構成を
上半分破断して示す側面図、図2は図1に示す熱交換器
における仕切り板配置の平面視を示す説明図である。
【0021】これらの図に示すように、熱交換器31内
には、本体2側に設けられたフレーム部の骨13,1
4,15上に設置するようにして、仕切り板32,3
3,34が軸方向に配置されている。
【0022】仕切り板32は、軸方向中央位置よりも外
部冷却風の上流側寄りに配置され、熱交換器31の内部
空間を軸方向に第1領域Aと第2領域Bとに2分割して
いる。従って、外部冷却風の上流側に位置する第1領域
Aよりも、同冷却風の下流側に位置する第2領域Bの方
が広くなっている。
【0023】また、仕切り板33,34は、仕切り板3
2によって分割された第1領域Aと第2領域Bの下部を
それぞれ軸方向に内側領域(上昇気流の通路)と外側領
域(下降気流の通路)とに2等分割している。なお、図
2中の二点鎖線は比較のために示した従来の仕切り板1
0,11,12である(図7参照)。
【0024】具体的には、図1に示すように、熱交換器
31の軸方向長さをLとすると、仕切り板32は、第1
領域Aの軸方向長さを約0.4Lとし第2領域Bの軸方
向長さを約0.6Lとする位置に配置され、仕切り板3
3は、第1領域Aの下部を約0.2Lずつ内側と外側と
に2等分割する位置に配置され、仕切り板34は、第2
領域Bの下部を約0.3Lずつ内側と外側とに2等分割
する位置に配置されている。
【0025】従って、上記構成の熱交換器31を備えた
全閉外扇空冷熱交換器形誘導電動機によれば、熱交換器
31の内部空間を第1領域Aと第2領域Bとに2分割す
る仕切り板32を、軸方向中央位置よりも外部冷却風の
上流側寄りに配置して、同冷却風の上流側に位置する第
1領域Aよりも同冷却風の下流側に位置する第2領域B
の方を広したことにより、第1領域A側よりも第2領域
B側の方が外部冷却風と内部冷却風とが熱交換するため
の伝熱面積が大きくなる。その結果、第1領域A側では
従来よりも内部冷却風の温度が上昇するものの、第2領
域B側では従来よりも内部冷却風の温度が低下するた
め、これらの温度差が従来よりも低減される。
【0026】具体的には、第1領域A側では伝熱面積が
約20%小さくなる一方、第2領域B側では伝熱面積が
約20%大きくなり、その結果、第1領域A側では電動
機入口内気温度(図1中のP1 点での内部冷却風温度)
が約20%* 上昇するものの、第2領域B側では電動機
入口内気温度(図1中のP2 点での内部冷却風温度)が
約20%* 低下する(*外気温度基準での温度上昇
値)。
【0027】このため、第1領域A側と第2領域B側の
内部冷却風温度はほぼ同一となる。即ち、内部冷却風の
温度差が従来よりも大幅に低減される。従って、絶縁部
(巻線17部)の温度差も低減され、全体の平均温度は
変わらないが、その最高温度点の温度が従来よりも低減
されるため、電動機の心臓部である巻線17部の寿命が
大幅に延びる。また、軸受け21,22等の温度差も大
幅に低減される。
【0028】<実施の形態2>図3は、本発明の実施の
形態2に係る全閉外扇空冷熱交換器形誘導電動機の熱交
換器における仕切り板配置の平面視を示す説明図であ
る。
【0029】同図に示すように、本実施の形態2に係る
全閉外扇空冷熱交換器形誘導電動機の熱交換器41で
は、熱交換器41の内部空間を軸方向に第1領域Aと第
2領域Bとに2分割する仕切り板42を、軸方向に傾斜
させている。図3中の二点鎖線は比較のために示した従
来の仕切り板10である(図7参照)。なお、軸方向両
側の仕切り板43,44は、従来の仕切り板11,12
と同一の位置に配置されている(図7参照)。
【0030】従って、上記構成の熱交換器41を備えた
全閉外扇空冷熱交換器形誘導電動機によれば、熱交換器
41の内部空間を軸方向に第1領域Aと第2領域Bとに
2分割する仕切り板42を、軸方向に傾斜させたことに
よって、第1領域Aと第2領域Bとが従来(図6、図7
参照)のように明確には外部冷却風の上流側と下流側と
に区分されなくなることから、従来は前記上流側と下流
側とで各々循環していた内部冷却風が混合することとな
り、その結果、第1領域A側と第2領域B側の内部冷却
風の温度差が従来に比べて低減される。
【0031】このため、絶縁部(巻線17部)の温度差
も低減され、全体の平均温度は変わらないが、その最高
温度点の温度が従来よりも低減されるため、巻線17部
の寿命が大幅に延びる。また、軸受け21,22等の温
度差も低減される。
【0032】具体的には、内部冷却風の混合割合による
が、第1領域A側と第2領域B側の内部冷却風の温度差
を約20℃から約10℃に低減して、絶縁部(巻線17
部)の温度差を約10℃から約5℃に低減することがで
き、この場合には巻線17部の寿命が約40%延びる。
【0033】<実施の形態3>図4は本発明の実施の形
態3に係る全閉外扇空冷熱交換器形誘導電動機の熱交換
器における仕切り板配置の平面視を示す説明図、図5は
図4に示す熱交換器の構成を一部破断して示す斜視図
(パイプは数本を図示し他は図示省略)である。
【0034】両図に示すように、本実施の形態3に係る
全閉外扇空冷熱交換器形誘導電動機の熱交換器51で
は、熱交換器51の内部空間を軸方向に第1領域Aと第
2領域Bとに2分割する仕切り板52を、平面視がクラ
ンク形状となるようにしている。図4中の二鎖線線は比
較のために示した従来の仕切り板10である(図7参
照)。なお、軸方向両側の仕切り板53,54は、従来
の仕切り板11,12と同一の位置に配置されている
(図7参照)。
【0035】従って、上記構成の熱交換器51を備えた
全閉外扇空冷熱交換器形誘導電動機によれば、上記実施
の形態2に係る全閉外扇空冷熱交換器形誘導電動機と同
様の作用効果を奏する。
【0036】即ち、熱交換器51の内部空間を軸方向に
第1領域Aと第2領域Bとに2分割する仕切り板52
を、平面視がクランク形状となるようにしたことによっ
て、第1領域Aと第2領域Bとが従来(図6、図7参
照)のように明確には外部冷却風の上流側と下流側とに
区分されなくなることから、従来は前記上流側と下流側
とで各々循環していた内部冷却風が混合することとな
り、その結果、第1領域A側と第2領域B側の内部冷却
風の温度差が従来に比べて低減される。
【0037】このため、絶縁部(巻線17部)の温度差
も低減され、全体の平均温度は変わらないが、その最高
温度点の温度が従来よりも低減されるため、巻線17部
の寿命が大幅に延びる。また、軸受け21,22等の温
度差も低減される。
【0038】
【発明の効果】以上、発明の実施の形態と共に具体的に
説明したように、第1の発明の全閉外扇空冷熱交換器形
回転電機によれば、熱交換器の内部空間を第1領域と第
2領域とに2分割する仕切り板を、軸方向中央位置より
も外部冷却風の上流側寄りに配置して、同冷却風の上流
側に位置する第1領域よりも同冷却風の下流側に位置す
る第2領域の方を広したことにより、第1領域側よりも
第2領域側の方が外部冷却風と内部冷却風とが熱交換す
るための伝熱面積が大きくなる。その結果、第1領域側
では従来よりも内部冷却風の温度が上昇するものの、第
2領域側では従来よりも内部冷却風の温度が低下するた
め、これらの温度差が従来よりも低減される。従って、
絶縁部(巻線部)の温度差も低減され、その最高温度点
の温度が低減されるため、巻線部の寿命が大幅に延び
る。また、軸受け等の温度差も低減される。
【0039】また、第2又は第3の発明の全閉外扇空冷
熱交換器形回転電機によれば、熱交換器の内部空間を軸
方向に第1領域と第2領域とに2分割する仕切り板を、
軸方向に傾斜させ、又は平面視がクランク形状となるよ
うにしたことによって、第1領域と第2領域とが従来の
ように明確には外部冷却風の上流側と下流側とに区分さ
れなくなることから、従来は前記上流側と下流側とで各
々循環していた内部冷却風が混合することとなり、その
結果、第1の領域側と第2の領域側の内部冷却風の温度
差が従来に比べて低減される。従って、絶縁部(巻線
部)の温度差も低減され、その最高温度点の温度が低減
されるため、巻線部の寿命が大幅に延びる。また、軸受
け等の温度差も低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る全閉外扇空冷熱交
換器形誘導電動機の構成を上半分破断して示す側面図で
ある。
【図2】図1に示す熱交換器における仕切り板配置の平
面視を示す説明図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係る全閉外扇空冷熱交
換器形誘導電動機の熱交換器における仕切り板配置の平
面視を示す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態3に係る全閉外扇空冷熱交
換器形誘導電動機の熱交換器における仕切り板配置の平
面視を示す説明図である。
【図5】図4に示す熱交換器の構成を一部破断して示す
斜視図である。
【図6】従来の全閉外扇空冷熱交換器形誘導電動機の構
成を上半分破断して示す側面図である。
【図7】図6に示す熱交換器における仕切り板配置の平
面視を示す説明図である。
【図8】絶縁部の温度と寿命との関係を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
2 本体 4 回転軸 5 パイプ群の各パイプ 6,7 内扇 8 外扇 31,41,51 熱交換器 32,33,34,42,43,44,52,53,5
4 仕切り板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器の内部空間を軸方向に第1領域
    と第2領域とに2分割する仕切り板と、この仕切り板を
    貫通して軸方向に延びる多数のパイプとを有して、本体
    外部に設けられた外扇により前記パイプ内に流される外
    部冷却風と、本体内部の軸方向両側に設けられた内扇に
    より前記第1領域側と第2領域側とをそれぞれ循環する
    内部冷却風との熱交換を行う熱交換器を、本体上部に備
    えた全閉外扇空冷熱交換器形回転電機において、 前記仕切り板を、軸方向中央位置よりも前記外部冷却風
    の上流側寄りに設置したことを特徴とする全閉外扇空冷
    熱交換器形回転電機。
  2. 【請求項2】 熱交換器の内部空間を軸方向に第1領域
    と第2領域とに2分割する仕切り板と、この仕切り板を
    貫通して軸方向に延びる多数のパイプとを有して、本体
    外部に設けられた外扇により前記パイプ内に流される外
    部冷却風と、本体内部の軸方向両側に設けられた内扇に
    より前記第1領域側と第2領域側とをそれぞれ循環する
    内部冷却風との熱交換を行う熱交換器を、本体上部に備
    えた全閉外扇空冷熱交換器形回転電機において、 前記仕切り板を、軸方向に傾斜させたことを特徴とする
    全閉外扇空冷熱交換器形回転電機。
  3. 【請求項3】 熱交換器の内部空間を軸方向に第1領域
    と第2領域とに2分割する仕切り板と、この仕切り板を
    貫通して軸方向に延びる多数のパイプとを有して、本体
    外部に設けられた外扇により前記パイプ内に流される外
    部冷却風と、本体内部の軸方向両側に設けられた内扇に
    より前記第1領域側と第2領域側とをそれぞれ循環する
    内部冷却風との熱交換を行う熱交換器を、本体上部に備
    えた全閉外扇空冷熱交換器形回転電機において、 前記仕切り板を、平面視がクランク形状となるようにし
    たことを特徴とする全閉外扇空冷熱交換器形回転電機。
JP32650896A 1996-12-06 1996-12-06 全閉外扇空冷熱交換器形回転電機 Withdrawn JPH10174369A (ja)

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Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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