JPH10174333A - 回転機固定子コイル - Google Patents
回転機固定子コイルInfo
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- JPH10174333A JPH10174333A JP32942596A JP32942596A JPH10174333A JP H10174333 A JPH10174333 A JP H10174333A JP 32942596 A JP32942596 A JP 32942596A JP 32942596 A JP32942596 A JP 32942596A JP H10174333 A JPH10174333 A JP H10174333A
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Abstract
らに大きくする。 【解決手段】回転機固定子コイルにおいて、素線導体束
51を絶縁する主絶縁層20が、マイカ材を絶縁性の補
強基材に結合材を介して貼付してなるマイカ絶縁層26
と、無機質の充填材を含有した熱硬化性の絶縁樹脂を絶
縁基材に含浸或いは塗布してなる充填材添加層23とで
交互に巻回される。
Description
固定子コイルを鉄心のスロット内に収めた状態で絶縁樹
脂を真空加圧含浸する全含浸絶縁方式の回転機固定子コ
イルに関する。
コイルの絶縁方式には、コイル単体絶縁方式と全含浸絶
縁方式の二通りがある。前者は、予め樹脂含浸されたコ
イルを鉄心のスロット内に収める方式である。後者は、
未含浸のコイルを鉄心のスロット内に収めた後に樹脂を
含浸する方式である。後者の方式は、前者の方式に比べ
て製造工程が低減できることから、最近の回転機固定子
コイルでは、小形の誘導電動機から大形のタービン発電
機に至るまで全含浸絶縁方式が、幅広く採用されてい
る。
を示す断面図である。コイル56は、複数の素線導体5
1Aを束ねた素線導体束51に主絶縁層52が形成さ
れ、この主絶縁層52の外周に表面コロナ防止層55が
巻回されたものである。二本のコイル56が鉄心53の
スロット54内に上下平行に収められ、下のコイル56
はスロット54の底側に底部絶縁材10を介して収めら
れ、上のコイル56は下のコイル56の上側に層間絶縁
材12を介して配されている。コイル56は、上下とも
スロット54の内壁に沿って配されたU字状のすべり材
11の内側に収められ、上のコイル56の上部は楔下板
14を介して楔13で押圧されている。
浸の状態で巻回される。表面コロナ防止層55は、半導
電性のテープを巻回して形成された層である。この半導
電性のテープは、半導電性の不織布、半導電性のフイル
ム、或いは半導電性のガラスクロスである。この表面コ
ロナ防止層55によって、主絶縁層52とスロット54
との間でコロナが発生するのを防止している。底部絶縁
材10は、エポキシ樹脂が含浸されたガラス積層板あ
り、スロット54の底部に挿入されるコイル56が機械
的に損傷されるのを防止している。層間絶縁材12もエ
ポキシ樹脂が含浸されたガラス積層板あり、上下のコイ
ル56の間隔を所定の絶縁寸法に維持するためのもので
ある。すべり材11は、半導電性の不織布、または半導
電性グラファイトペーパであり、コイル56と鉄心53
とを導電接触させるとともに、コイル56のスロット5
4への装着時にコイル56がスロット54の内壁に擦ら
れて損傷されるのを防止している。楔13と楔下板14
も同じくエポキシ樹脂が含浸されたガラス積層板あり、
楔13によって、コイル56が運転中にスロット54内
部で振動するのを防止している。また、楔下板14によ
って、製造時におけるコイル56の緩みを調整すること
ができ、コイル56をスロット54で強固に固定するこ
とができる。
ロット出口における要部構成を示す断面図である。断面
は、図9のX−X断面の上部に対応する。コイル56
が、鉄心53のエンド部53Aから外側に出たところ
で、エンドコロナ防止層7が設けられ、表面コロナ防止
層55に続いて主絶縁層52を被っている。さらに、絶
縁保護層9がエンドコロナ防止層7およびが表面コロナ
防止層55を被っている。エンドコロナ防止層7は、S
iCを含有する半導電性のテープが巻回されたものであ
り、コイル56の外部で沿面コロナが発生するのを防止
している。絶縁保護層9は、熱収縮テープ、フイルム、
或いは熱収縮テープとフイルムとの貼り合わせテープが
巻回されたものであり、主絶縁層52やエンドコロナ防
止層7の膨らみを押さえるためと、樹脂含浸後の樹脂の
漏洩を防止するためのものである。
2を拡大して示す要部断面図である。素線導体束51
が、テープ状のマイカ絶縁層26によって複数層巻回さ
れている。マイカ絶縁層26は、半幅ずつ重ねられなが
ら素線導体束51の軸方向(図11の左方)へ進められ
て行き(ハーフラップ巻きと言う)、さらに、主絶縁層
52の厚さ方向(図11の上方)へ幾重にも重ねられて
行く。
大して示す要部断面図である。このマイカ絶縁層26
は、集成マイカよりなるマイカ材24を少量の接着材で
ある結合材25でガラス繊維21の基材に貼り合わせて
形成されたものである。図12では、ガラス繊維21が
互いに交差する縦糸21Aと横糸21Bとで示されてい
る。マイカ材24の介在により耐コロナ性の優れた主絶
縁層52が形成されている。
絶縁層26によるハーフラップ巻きをシート状のマイカ
絶縁層26でもって素線導体束51を同軸に巻回する場
合もある。また、図12のマイカ材24は、一般的には
マイカ材ならばよく、集成マイカの代わりに、フレーク
状のマイカ箔が用いられる場合もある。
的にはマイカ材24を固定するための補強基材となれば
よく、ガラス繊維21の代わりに、有機質のフイルムや
不織布が用いられる場合もある。図9および図10の構
成からなるコイル56を収めた鉄心53は、図示されて
いない樹脂含浸容器内に収納され、熱硬化性の絶縁樹脂
を真空中で含浸するとともに、その絶縁樹脂を加圧す
る。それによって、絶縁樹脂をコイル56の主絶縁層5
2内部の空隙やスロット54内の隙間を埋める。その
後、硬化炉に設置して加熱硬化され、絶縁樹脂で含浸さ
れた回転機の固定子コイルが製作される。熱硬化性樹脂
としては、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ビスマレイ
ミドトリアジン樹脂、シリコーン樹脂、或いは、ポリエ
ステル樹脂などが用いられる。
回転機固定子コイルは、その主絶縁層の熱伝導率をさら
に大きくし、回転機の冷却効率をより向上させたいと言
う課題がある。すなわち、全含浸絶縁方式のコイルは、
鉄心のスロット内でコイルエンド部を含め樹脂で一体化
された構成となるために、回転機の運転時に素線導体か
ら発生するジュール熱が鉄心へ放熱する熱伝導率は前述
のコイル単体絶縁方式と比べれば大きく、その冷却効率
はよい。しかし、コイルの主絶縁層の熱伝導率をさらに
大きくすることができれば、コイルの素線導体に流す電
流密度を高めることができる。それによって、回転機全
体の体格も小さくすることができる。
伝達率をさらに大きくすることにある。
に、この発明によれば、予め導体に主絶縁層が巻回さ
れ、熱硬化性樹脂による真空加圧含浸およびその後の加
熱硬化が鉄心のスロットに収められた状態で処理されて
なる回転機固定子コイルにおいて、前記主絶縁層が、マ
イカ材を絶縁性の補強基材に結合材を介して貼付してな
るマイカ絶縁層と、無機質の充填材を含有した熱硬化性
の絶縁樹脂を絶縁基材に含浸或いは塗布してなる充填材
添加層とで交互に巻回されてなるものとするとよい。そ
れによって、マイカ絶縁層の一部が充填材添加層に代わ
った構成となっている。無機質の充填材の熱伝達率はマ
イカ材のそれより約2桁も大きいので、コイルの主絶縁
層の冷却効率が従来の構成の場合よりよくなる。
機質の充填材を含有した熱硬化性の絶縁樹脂を絶縁基材
の両面に含浸或いは塗布されてなるものとしてもよい。
かかる構成において、マイカ絶縁層が、補強基材の両面
に結合材を介して貼付されたマイカ材を備えたものとし
てもよい。かかる構成において、マイカ絶縁層が、無機
質の充填材を含有した熱硬化性の絶縁樹脂よりなる充填
材含有樹脂層をマイカ材の表面上に設けたものとしても
よい。
材含有樹脂層が、間隙を介して帯状に、或いは、はん点
状にマイカ材の表面上に散在してなるものとしてもよ
い。それによって、最後に全含浸絶縁される際に、熱硬
化性の絶縁樹脂が充填材含有樹脂層の間隙に入り易くな
り、含浸性がよくなる。かかる構成において、マイカ絶
縁層が、無機質の充填材を含有した熱硬化性の充填材含
有樹脂層をマイカ材の反補強基材側にも備えたものとし
てもよい。
基材が、無機質の充填材を含有した有機質の充填材含有
フイルムであるものとしてもよい。有機質のフイルムに
充填材を含有させることによって、補強基材の熱伝達率
が大きくなりコイルの主絶縁層の冷却効率がよくなる。
かかる構成において、マイカ絶縁層が、間隙を介して帯
状に、或いは、はん点状にマイカ材を貫く貫通部を備
え、この貫通部に無機質の充填材を含有した熱硬化性の
充填材含有樹脂が装填されたものとしてもよい。それに
よって、マイカマイカ絶縁層の一部が熱伝達率の大きい
の充填材含有樹脂に代わった構成となる。それによっ
て、コイルの主絶縁層の冷却効率がさらによくなる。
機固定子コイルの構成を示す要部断面図である。この図
は、回転機固定子コイルの主絶縁層20を拡大して示し
たものであり、素線導体束51が、図12に示されたテ
ープ状のマイカ絶縁層26と、後述されるテープ状の充
填材添加層23とで交互に巻回されている。マイカ絶縁
層26は、図12に示された構成と同じものであり、マ
イカ材24を絶縁性の補強基材(ガラス繊維21)に結
合材25を介して貼付したものである(請求項1)。
示す要部断面図である。充填材添加層23は、互いに交
差する縦糸21Aと横糸21Bとで構成されたガラス繊
維21(絶縁基材)に無機質の充填材が含有された熱硬
化性の絶縁樹脂22が含浸されたものからなる。ガラス
繊維21は、縦糸が25mm幅毎に60本、横糸が25
mm幅毎に30本になるように織られたものであり、質
量は平方メートル当たり20gである。絶縁樹脂22
は、エポキシ樹脂としてエピコート828(油化シェル
エポキシ社製)を100重量部、硬化剤としてアンカミ
ンK61B(ACIジャパンリミテッド社製)を2重量
部、無機質の充填材として酸化アルミナを250部を添
加して充分に混合攪拌されたものである。この絶縁樹脂
22をガラス繊維21に含浸させた後、85から90℃
の乾燥炉でプリプレグ状に硬化され、充填材添加層23
が得られた。なお、酸化アルミナは、粒径が1から10
μmのAl2 O3 を99%含有するもの(昭和電工製)
を用いた。
加層23とは、素線導体束51の軸方向へハーフラップ
巻きによって進められて行くとともに、主絶縁層20の
厚さ方向へ幾重にも重ねられいる。図1の回転機固定子
コイルは、従来の技術で説明された同様にして、全含浸
絶縁方式で処理された。すなわち、回転機固定子コイル
が鉄心のスロット内に収められ、熱硬化性の絶縁樹脂が
真空中で含浸されるとともに、その樹脂が加圧される。
その後、熱硬化され、回転機固定子コイル内の空隙やス
ロット内の隙間に絶縁樹脂が完全に浸透した回転機の固
定子が製作される。熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹
脂が用いられた。
の固定子コイルの通電試験結果を示す特性線図である。
横軸に通電時間、縦軸に温度が目盛られている。通電試
験では、図9のようにコイル56がスロット54内に上
下に収められ、各素線導体51Aに直流大電流が流され
た。上部のコイル56の上面に熱電対が取り付けられ、
その温度が測定された。図7に実施例1の特性曲線1A
が示されているが、比較のために、従来例の特性曲線6
Aとして、主絶縁層52が従来の構成(図11)の場合
も実施例1と同じ方法で求められた。図7より、実施例
1の方が従来例の場合より温度上昇が少なく、冷却効率
が優れていることが分かる。実施例1とすることによ
り、コイル56の導体断面積を小さくすることができ、
回転機全体の体格も縮小できる。
が、従来例の場合より冷却効率が優れているのは、充填
材添加層23に含まれている充填材の熱伝導率が、マイ
カのそれと比べて大きいことによる。すなわち、マイカ
単体の熱伝導率は、0.5W/(m・K)であり、一
方、充填材である酸化アルミナ単体の熱伝導率は、36
W/(m・K)であり、マイカと比べて、充填材の熱伝
導率が、約2桁も大きい。この充填材によって熱放散が
よくなり、冷却効率をよくしている。なお、実施例1で
は、従来例と比べて、マイカ材の含有量が少なくなる
が、無機質の充填材も耐コロナ性が優れているので、そ
の耐コロナ性は全く低下しない。
ラス繊維21に代えて、有機質のフイルムや不織布とし
てもよい。また、充填材含有樹脂22のガラス繊維21
への含浸或いは塗布は、絶縁基材の両面から実施しても
よく、その冷却効率が従来のものより向上する(請求項
2)。
(補強基材)の下面に結合材25を介してマイカ材24
を貼付してもよく、その冷却効率が従来のものより向上
する(請求項3)。
機固定子コイルの構成を示す要部断面図である。マイカ
絶縁層27がマイカ材24を結合材25でガラス繊維2
1に貼り合わせて形成され、マイカ材24の上に充填材
含有樹脂層15が塗布されている。この充填材含有樹脂
層15は、無機質の充填材が含有された熱硬化性の絶縁
樹脂(実施例1の充填材含有樹脂22として用いられた
エポキシ樹脂と同じもの)で形成され、マイカ材24の
上に間隙15Aを介して帯状に形成されている。充填材
含有樹脂層15は、平方メートル当たり100ないし2
00gの質量でマイカ材24に塗布され、その後、85
ないし90℃の乾燥炉に15分間入れた。乾燥後、ポリ
テトラフルオロエチレンシートで充填材含有樹脂層15
の塗布面を質量1kgのローラで圧縮せしめ、85ない
し90℃でプリプレグ状に硬化させる。実施例2の回転
機固定子コイルは、図1においてマイカ絶縁層26を図
3のマイカ絶縁層27に代えただけのものである。その
他の構成や処理方法は全て実施例1と同じである(請求
項5)。
おける回転機の固定子コイルの通電試験結果である。試
験方法は全て実施例1の場合と同じである。図7より、
実施例2の方が従来例や実施例1の場合より温度上昇が
少なく、冷却効率が優れていることが分かる。実施例2
とすることにより、コイル56の導体断面積を実施例1
の場合よりさらに小さくすることができ、回転機全体の
体格も縮小できる。
例1の場合と比べると、マイカ材24より熱伝導性のよ
い充填材含有樹脂層15が増したためである。
機固定子コイルの構成を示す要部断面図である。マイカ
絶縁層28のガラス繊維21に充填材含有樹脂22が塗
布されている。その他の構成は図3と同じである。した
がって、実施例3の回転機固定子コイルは、図1におい
てマイカ絶縁層26を図4のマイカ絶縁層28に代えた
だけのものである。したがって、その他の構成や処理方
法は全て実施例1と同じである(請求項6)。
おける回転機の固定子コイルの通電試験結果である。試
験方法は全て実施例1の場合と同じである。図7より、
実施例3の方が従来例6や実施例2の場合より温度上昇
が少なく、冷却効率がさらに優れていることが分かる。
実施例3とすることにより、コイル56の導体断面積を
実施例2の場合よりさらに小さくすることができ、回転
機全体の体格も縮小できる。
例2の場合と比べると、図4のガラス繊維21に塗布さ
れた充填材含有樹脂22が増したためである。なお、充
填材含有樹脂22は、ガラス繊維21に含浸してもよ
い。
機固定子コイルの構成を示す要部断面図である。マイカ
絶縁層32の補強基材が充填材含有フイルム31よりな
り、この充填材含有フイルム31の下面に充填材含有樹
脂22が塗布されている。その他の構成は図4と同じで
ある。したがって、実施例4の回転機固定子コイルは、
図1においてマイカ絶縁層26だけを図5のマイカ絶縁
層32に代えただけのものである。したがって、その他
の構成や処理方法は全て実施例1と同じである(請求項
7)。
フイルム材の中に無機質も充填材を含ませてフイルム状
に成形されたものであり、熱伝導率が有機質フイルム材
自体の場合より約2倍になっているものが市販されてい
る。例えば、東レ・デュポン社製のコロナレジスタント
フイルムがその例である。図7における特性曲線4A
は、実施例4における回転機の固定子コイルの通電試験
結果である。試験方法は全て実施例1の場合と同じであ
る。図7より、実施例4の方が従来例の場合より温度上
昇が少なく、冷却効率が優れていることが分かる。実施
例4とすることにより、コイル56の導体断面積を従来
例6の場合より小さくすることができ、回転機全体の体
格も縮小できる。
例6の場合と比べると、補強基材の熱伝導率が向上した
ためである。
機固定子コイルの構成を示す要部断面図である。マイカ
絶縁層35のマイカ材24を帯状に貫く貫通部16を散
在させ、この貫通部16に充填材含有樹脂22が装填さ
れている。その他の構成は図12と同じである。したが
って、実施例5の回転機固定子コイルは、図1において
マイカ絶縁層26だけを図4のマイカ絶縁層35に代え
ただけのものである。したがって、その他の構成や処理
方法は全て実施例1と同じである(請求項8)。
おける回転機の固定子コイルの通電試験結果である。試
験方法は全て実施例1の場合と同じである。図7より、
実施例5の方が従来例6の場合より温度上昇が少なく、
冷却効率が優れていることが分かる。実施例5とするこ
とにより、コイル56の導体断面積を従来例6の場合よ
り小さくすることができ、回転機全体の体格も縮小でき
る。
例6の場合と比べると、マイカ材24の層が、貫通部1
6に装填された充填材含有樹脂22のために熱伝導率が
向上したためである。なお、実施例1ないし5において
構成された主絶縁を纏めて示すと、表1のようになる。
て、エポキシ樹脂の硬化剤の重量部は1ないし4として
もよいが、2重量部とするのが最も好ましい。また、充
填材の酸化アルミニウムの重量部は100ないし300
としてもよいが、250重量部とするのが最も好まし
い。
22或いは充填材含有樹脂層15の樹脂部としては、エ
ポキシ樹脂の代わりに、ポリイミド樹脂、ビスマレイミ
ドトリアジン樹脂、シリコーン樹脂、或いは、ポリエス
テル樹脂としてもよい。さらに、充填材含有樹脂22或
いは充填材含有樹脂層15の充填材として、酸化アルミ
ニウムの代わりに、水酸化アルミニウム、焼成アルミ
ナ、溶融シリカ、ケイ酸カルシウム、炭酸カルシウム、
水酸化カルシウム、窒化珪素、タルク、クレー、ガラス
またはガラスビーズなどの球状或いは偏平状のもの、ホ
ウ酸アルミニウム、チタン酸カリウム、バリウム類のウ
イスカー類などとしてもよい。また、充填材含有樹脂2
2のガラス繊維21への付着処理は、塗布或いは含浸の
いずれの方法でももよい。充填材含有樹脂22内に含ま
れる無機質の充填材は、その粒径を1ないし10μmと
することが好ましい。充填材の粒径があまり大き過ぎる
と、ガラス繊維21への含浸或いは塗布後の充填材含有
樹脂22の表面がざらつくとともに、充填材含有樹脂2
2の保持性が劣ってくる。また、充填材の粒径があまり
小さ過ぎると、重量に対してかさ重量が小さいので充填
材含有樹脂22の粘度が増し、含浸或いは塗布の作業性
が劣ってくる。
の充填材をカップリング剤や界面活性剤で表面処理して
おけば、樹脂と充填材との接着性がよくなる。また、ガ
ラス繊維21としては、無アルカリ処理されたものやシ
ートクリーニング処理されたのものが好ましいことは言
うまでもない。また、実施例2において、図3の充填材
含有樹脂層15をマイカ材24上に塗布する形状は任意
であり(請求項4)、マイカ材24上に全面塗布しても
よい。しかし、充填材含有樹脂層15を帯状に塗布する
ことにより、最後に全含浸絶縁される際に、熱硬化性の
絶縁樹脂が充填材含有樹脂層15の間隙に入り易くな
り、含浸性がよくなる。したがって、充填材含有樹脂層
15を帯状に塗布する代わりに、間隙を介して円形状や
点状、すなわち、はん点状に塗布してもその間隙を熱硬
化性の絶縁樹脂が入り易くなる。
6を帯状に形成する代わりに、円形状や点状に、すなわ
ち、はん点状に貫通部16を形成しても同様に熱放散が
よくなり、冷却効率が向上する。図8は、この発明の異
なる実施例にかかる回転機固定子コイルの構成を示す要
部断面図である。テープ状の充填材添加層23が突き合
わせ状に巻回されるとともに、テープ状のマイカ絶縁層
26がハーフラップ巻きされ、主絶縁層18が充填材添
加層23とマイカ絶縁層26とが交互に巻回されたもの
からなっている。実施例1ないし5では、充填材添加層
23とマイカ絶縁層26とが全てハーフラップ巻きされ
ていたが、主絶縁層18のような構成も従来の場合より
冷却効率が優れている。なお、主絶縁層18の構成を逆
にして、充填材添加層23をハーフラップ巻きに、マイ
カ絶縁層26を突き合わせ状に巻回してもよい。
マイカ材を絶縁性の補強基材に結合材を介して貼付して
なるマイカ絶縁層と、無機質の充填材を含有した熱硬化
性の絶縁樹脂を絶縁基材に含浸或いは塗布してなる充填
材添加層とで交互に巻回されるる。それによって、主絶
縁層の冷却効率が従来の構成より向上し、回転機全体の
体格を縮小することができる。
機質の充填材を含有した熱硬化性の絶縁樹脂よりなる充
填材含有樹脂層をマイカ材の表面上に設ける。それによ
って、主絶縁層の冷却効率がさらに向上し、回転機全体
の体格がより縮小される。かかる構成において、マイカ
絶縁層の充填材含有樹脂層が、間隙を介して帯状に、或
いは、はん点状にマイカ材の表面上に散在する。それに
よって、最後に全含浸絶縁される際に、熱硬化性の絶縁
樹脂が充填材含有樹脂層の含浸性がよくなり、品質のよ
い回転機コイルを製作することができる。
基材が、無機質の充填材を含有した有機質の充填材含有
フイルムである。それによって、主絶縁層の冷却効率が
向上し、回転機全体の体格が縮小される。かかる構成に
おいて、マイカ絶縁層が、間隙を介して帯状に、或い
は、はん点状にマイカ材を貫く貫通部を備え、この貫通
部に無機質の充填材を含有した熱硬化性の充填材含有樹
脂が装填される。それによって、主絶縁層の冷却効率が
さらに向上し、回転機全体の体格がより縮小される。
ルの構成を示す要部断面図
ルの構成を示す要部断面図
ルの構成を示す要部断面図
ルの構成を示す要部断面図
ルの構成を示す要部断面図
ルの通電試験結果を示す特性線図
コイルの構成を示す要部断面図
おける要部構成を示す断面図
要部断面図
面図
2,35:マイカ絶縁層、21:ガラス繊維、21A:
縦糸、21B:横糸、22:充填材含有樹脂、15:充
填材含有樹脂層、23:充填材添加層、51A:素線導
体、51:素線導体束、24:マイカ材、25:結合
材、16:貫通部、31:充填材含有フイルム
Claims (8)
- 【請求項1】予め導体に主絶縁層が巻回され、熱硬化性
樹脂による真空加圧含浸およびその後の加熱硬化が鉄心
のスロットに収められた状態で処理されてなる回転機固
定子コイルにおいて、前記主絶縁層が、マイカ材を絶縁
性の補強基材に結合材を介して貼付してなるマイカ絶縁
層と、無機質の充填材を含有した熱硬化性の絶縁樹脂を
絶縁基材に含浸或いは塗布してなる充填材添加層とで交
互に巻回されてなることを特徴とする回転機固定子コイ
ル。 - 【請求項2】請求項1に記載の回転機固定子コイルにお
いて、充填材添加層が、無機質の充填材を含有した熱硬
化性の絶縁樹脂を絶縁基材の両面に含浸或いは塗布され
てなることを特徴とする回転機固定子コイル。 - 【請求項3】請求項1に記載の回転機固定子コイルにお
いて、マイカ絶縁層が、補強基材の両面に結合材を介し
て貼付されたマイカ材を備えたことを特徴とする回転機
固定子コイル。 - 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかに記載の回転
機固定子コイルにおいて、マイカ絶縁層が、無機質の充
填材を含有した熱硬化性の絶縁樹脂よりなる充填材含有
樹脂層をマイカ材の表面上に設けたことを特徴とする回
転機固定子コイル。 - 【請求項5】請求項4に記載の回転機固定子コイルにお
いて、マイカ絶縁層の充填材含有樹脂層が、間隙を介し
て帯状に、或いは、はん点状にマイカ材の表面上に散在
してなることを特徴とする回転機固定子コイル。 - 【請求項6】請求項1ないし5のいずれかに記載の回転
機固定子コイルにおいて、マイカ絶縁層が、無機質の充
填材を含有した熱硬化性の充填材含有樹脂層をマイカ材
の反補強基材側にも備えたことを特徴とする回転機固定
子コイル。 - 【請求項7】請求項1ないし6のいずれかに記載の回転
機固定子コイルにおいて、マイカ絶縁層の補強基材が、
無機質の充填材を含有した有機質の充填材含有フイルム
であることを特徴とする回転機固定子コイル。 - 【請求項8】請求項1ないし7のいずれかに記載の回転
機固定子コイルにおいて、マイカ絶縁層が、間隙を介し
て帯状に、或いは、はん点状にマイカ材を貫く貫通部を
備え、この貫通部に無機質の充填材を含有した熱硬化性
の充填材含有樹脂が装填されたことを特徴とする回転機
固定子コイル。
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