JP4703242B2 - 電機子巻線 - Google Patents

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Description

本発明は、発電機など回転電機の電機子巻線に係り、特に比較的大容量で高電圧仕様の回転電機に好適な電機子巻線に関する。
タービン発電機など大容量で高電圧仕様の回転電機においては、その電機子巻線の絶縁に関して所定の絶縁性能が要求されるのは勿論のことであるが、加えて高い熱伝導性能が要求され、このことは、当該回転電機が大容量化されるにつれて重要な要件になる。
ここで、このような要求に応えるための電機子巻線の従来技術としては、例えばマイカ(雲母)絶縁層と補強材層に、アルミナなどの高熱伝導性充填材を含有させて5W/mK以上の熱伝導率を持つようにした充填材層を備え、これらの層に熱硬化性樹脂を含有させた絶縁材を用い、これを巻線導体の外周部に施した電機子巻線が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
ここで図11は、従来技術による電機子巻線の一例を示したもので、この例では、まず、集成マイカ絶縁層とガラスクロスの補強材層をエポキシ樹脂で接着してテープ状のガラスクロス裏打マイカ基材とする。次に、この基材に、ノボラック型エポキシ樹脂に高熱伝導性充填材であるアルミナ粒子が混合されたアルミナ充填樹脂を塗工して絶縁テープ13とし、この絶縁テープ13を矩形断面の巻線導体4に巻回した上で加熱加圧成型して絶縁層を形成させ、電機子巻線14としたものである。
そして、この電機子巻線14は、図12に示すように、固定子鉄心7のスロット8に挿入され、この後、半導電性ガラス繊維強化プラスチック板9、相間絶縁材10、ガラス繊維強化プラスチックばね11、くさび12によりスロット8の中で固定され、例えばタービン発電機の固定子巻線として完成されることになる。
特開昭63−110929号公報
上記従来技術は、電機子巻線の絶縁材に充填材が含有されている点に配慮がされておらず、適正な絶縁特性の保持に問題があった。
アルミナなどの充填材が含有されている絶縁材を絶縁被覆に用いた電機子巻線は、電力供給事業用の発電機や高電圧仕様の電動機などのように高電圧で運転される回転電機に使用した場合、製造過程で絶縁被覆層の中に電気的な欠陥が生じ易く、製造後の機器運転時に絶縁破壊する虞(おそれ)があった。これは絶縁材に充填材が含有されていることにより、製造過程で適正な絶縁層が形成できなくなってしまうからである。
そして、電機子巻線に絶縁層を形成する過程では、テープ状の絶縁材に張力を加えて導体に巻回しテーピングする必要があるが、このとき絶縁材に充填材が含有されていると、作業時に充填材が補強材層を損傷させ、絶縁材が切断される虞がある。一方、このとき張力を下げて巻回しテーピングしたのでは絶縁材に皺(しわ)が生じてしまい、絶縁層に欠点が発生してしまう。更に充填材の接着が弱い絶縁材を使用した場合、テーピング時に充填材が飛散するという不具合も生じてしまう。
また、このような電機子巻線の絶縁層には熱硬化性樹脂が用いられ、成型には加熱加圧成型法が用いられるのが一般的であるが、この場合、成型用の型に電機子巻線を入れて加熱加圧し、余分な樹脂を絶縁層外に流出させて規定寸法の絶縁層が得られるようにしているが、このとき絶縁材に充填材が含有されていると、余分な樹脂と共に充填材も一緒に流出してしまうので、期待している熱伝導性が得られなくなってしまうという問題がある。
しかも、この加熱加圧時における充填材の流動性は制御ができない。このため局部的な充填材の溜まり部が絶縁層内に生じてしまうのが避けられず、この場合、加圧されたことにより、充填材の溜まり部がマイカ層を損傷させ、この結果、電気的特性が著しく低下してしまうという重大な欠点部が絶縁層内に形成されてしまうという問題がある。
また、このような充填材の使用は、比較的大容量で高電圧の機器に必要な熱伝導率の向上のためであるが、このとき充填材の混入だけでは耐電圧性能について要求されている仕様を充分に満すことができない。そこで、マイカ層が必要となり、この結果、従来技術では、絶縁層に対する充填材の含有量が制限されることになり、絶縁層の熱伝導率の大幅な向上が得られないという問題があった。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、要求される高絶縁性能と高熱放散性能の双方の仕様に併せ応えることができるようにした電機子巻線を提供することにある。
上記目的は、巻回した絶縁テープの加熱加圧成型による絶縁層を巻線導体に備えた電機子巻線において、前記絶縁テープとして、薄片状の無機絶縁材と無機材繊維又は有機材繊維の一方からなる基布を主体とする絶縁材を接着剤により貼り合せ接合したテープ基材の両面に、分子内にメソゲンを有するエポキシ樹脂を塗工して高熱伝導性樹脂層を形成させた高熱伝導性絶縁テープを用い、前記高熱伝導性絶縁テープの前記巻線導体に対する巻回により、前記高熱伝導性樹脂層が、前記巻線導体の表面から前記絶縁層の表面まで連続して形成されているようにして達成される。
このとき、前記テープ基材が、薄片状の無機絶縁材と無機材繊維又は有機材繊維の一方からなる基布を主体とする絶縁材を接着剤により貼り合せ接合したテープ基材であることによっても上記目的を達成することができる。
更にこのとき、前記薄片状の無機絶縁材がマイカであるようにしても、前記接着剤が、熱伝導率が少なくとも0・4W/mK以上有する高熱伝導性樹脂材であることによっても上記目的を達成することができる。
本発明によれば、充填材を混入しなくても高熱伝導性が得られるので、絶縁層成型に際しての作業性が向上し、品質が安定化されるので、回転電機の信頼性向上に寄与することができる。
また、本発明によれば、巻線導体から絶縁層の表面まで連続した伝熱パスが絶縁皮膜に形成できるので、運転時に巻線導体から発生した熱が絶縁層内にこもってしまうことなく、表面まで効率よく伝達させることができる。
そして、更に高熱伝導樹脂の熱伝導率が高まれば、伝熱性能も更に向上し、この結果、冷却構造が簡素化され、設備の省略ができるようになるので、機器のコンパクト化が可能となる。
以下、本発明による電機子巻線について、図示の実施の形態により詳細に説明する。
実施形態1
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電機子巻線6を示したもので、巻線導体4に、図2に示すように高熱伝導性絶縁テープ1を巻回した上で加熱加圧成型し、巻線導体4の表面に絶縁層5を形成させたものである。そして、このときの高熱伝導性絶縁テープ1は、図3に示したように、テープ状のガラスクロス裏打マイカ基材3の両面に熱伝導率が0.4W/mK以上有する高熱伝導性樹脂材を塗工して高熱伝導性樹脂層2を形成させたものである。
ここで、この高熱伝導性絶縁テープ1は、次のようにして作られている。すなわち、まず、図3に示されているように、集成マイカからなるマイカ層3aとガラスクロスからなる補強材層3bをエポキシ樹脂3cにより接着してガラスクロス裏打マイカ基材3とする。このときガラスクロスに代えて、ポリエステル繊維やアラミド繊維などの有機物を補強材として用いるようにしてもよい。
次に、分子内にメソゲンを有するエポキシ樹脂、例えばジャパンエポキシレジン製のYL6121Hとして知られている高熱伝導性のエポキシ樹脂に、例えば新日鐡化学製 1,5−ジアミノナフタレンとして知られている硬化剤を配合し、更に溶剤として、例えばメチルエチルケトンを加え、これにより熱伝導率が0.4W/mK以上有する高熱伝導性樹脂材を得る。
そして、この高熱伝導性樹脂材を、図3に示すように、ガラスクロス裏打マイカ基材3に所定の厚さに塗工して高熱伝導性樹脂層2を形成させ、高熱伝導性絶縁テープ1とするのである。
そこで、この高熱伝導性絶縁テープ1を、図2に示すように、巻線導体4に巻回し、加熱加圧成型して絶縁層5を成型させると、図4に示すように、巻線導体4の表面から絶縁層5の表面まで連続した熱伝導率が0.4W/mK以上有する高熱伝導性樹脂層2が、絶縁層5内に形成されることになる。
このようにして作られている電機子巻線6は、図12に示すように、既に説明した従来技術による電機子巻線14の場合と同じく、固定子鉄心7のスロット8に挿入され、この後、半導電性ガラス繊維強化プラスチック板9、相間絶縁材10、ガラス繊維強化プラスチックばね11、くさび12によりスロット8の中で固定され、例えばタービン発電機の固定子巻線として完成されることになる。
このとき、この実施形態に係る電機子巻線6の場合は、上記した従来技術による電機子巻線14とは異なり、図3で説明したように、巻線導体4の表面から絶縁層5の表面まで連続して高熱伝導性樹脂層2が絶縁層5内に形成されているので、運転時に巻線導体4から発生した熱は、熱抵抗が小さい高熱伝導性樹脂層2を伝わって絶縁層5の表面に放熱される。
従って、この実施形態によれば、巻線導体4で発生した熱が絶縁層5内にこもることなく、速やかに固定子鉄心7に伝達して放熱され、或いは冷却ガスにより速やかに冷却されることになり、熱伝導性のよい電機子巻線6を得ることができる。
ここで、図7は、この実施形態による電機子巻線6の交流絶縁破壊電圧と熱伝導率の測定結果を実施例1とし、これを比較例と対比させて示したものであり、このとき交流絶縁破壊電圧は電機子巻線6の絶縁層5の外周にアルミニウム箔を巻き付けて一方の電極とし、これと巻線導体4の間に交流電圧を印加して測定したもので、熱伝導率は巻線導体4から分離した絶縁層5について厚さ方向の熱伝導率を測定したものである。
また、このときの比較例1には、図11で説明した従来技術の電機子巻線14を用いた。そして、このとき絶縁テープ13を実施例1のときと同じ回数、巻回して加熱加圧成型により絶縁層を成型しようとした。しかし、比較例1では、巻回時に絶縁テープ13が切れてしまい、テーピング作業にかかった時間が、実施例1に比較して約2倍要してしまった。
加えて、比較例1の場合、絶縁成型時に実施例1と同じ寸法まで押すことができず、最大で1mmも寸法が大きくなってしまった。これはアルミナが樹脂に充填されたことにより、樹脂の流動性が著しく低下したことによるものである。
そこで、比較例1では、巻回数を実施例1の巻回数に対して1回分減らして製作した。そして、この比較例1の電機子巻線14について交流絶縁破壊電圧と熱伝導率を測定した結果が図7であり、従って、この図7から明らかなように、実施例1の電機子巻線6は、比較例1の電機子巻線14よりも交流破壊電圧が高く、熱伝導率も向上していることが判り、更に作業性についても実施例1の方が優れていることが判る。
また、ここで別途、実施例1の運転時における導体温度の上昇値を抵抗法により測定し、これを、同じ発電機に比較例1に示した従来の高熱伝導絶縁層を施した電機子巻線14の場合の導体温度の上昇値について測定した結果と比較してみたところ、比較例1に示した従来の高熱伝導絶縁層を施した電機子巻線14の場合に比較して、巻線導体から絶縁層表面に連続した伝熱パスを設けた絶縁層5による実施例1の電機子巻線6の場合、導体温度の上昇値が10%以上低いことが確認できた。
実施形態2
次に、本発明に係る高熱伝導性絶縁テープの第2の実施形態について説明すると、第1の実施形態における高熱伝導性絶縁テープ1では、特に図3により詳しく説明したように、集成マイカからなるマイカ層3aとガラスクロスの補強材層3bをエポキシ樹脂3cにより接着してガラスクロス裏打マイカ基材3としていた。
これに対して、この第2の実施形態では、第1の実施形態で説明した熱伝導率が0.4W/mK以上有する高熱伝導性樹脂材を接着剤として用い、図6に示すように、マイカ層3aとガラスクロスの補強材層3bを高熱伝導性樹脂材で接着し、これによりマイカ層3aと補強材層3bの間にも熱伝導率が0.4W/mK以上有する高熱伝導性樹脂層2を有するガラスクロス裏打マイカ基材3Aが得られるようにし、このガラスクロス裏打マイカ基材3Aの両面に高熱伝導性樹脂材を塗工して高熱伝導性樹脂層2を形成させ、高熱伝導性絶縁テープ15としたものである。
従って、この第2の実施形態によっても、巻線導体4の表面から絶縁層5の表面まで連続した熱伝導率が0.4W/mK以上有する高熱伝導性樹脂層2が、絶縁層5内に形成されることになるので、第1の実施形態と同様な作用効果を得ることができる。なお、このときも基材のガラスクロスに代え、ポリエステル繊維やアラミド繊維などの有機物を用いるようにしてもよい。
実施形態3
次に、本発明に係る高熱伝導性絶縁テープの第3の実施形態について説明すると、この実施形態は、図7に示す高熱伝導性絶縁テープ16と、図8に示す高熱伝導絶縁テープ17の2種類のテープを用い、これらを、図9に示すように、巻線導体4に重ねて巻回し、これらの加熱加圧成型により絶縁層5が形成されるようにしたものである。
そして、まず、高熱伝導性絶縁テープ16は、図7に示すように、集成マイカからなるマイカ層3aとガラスクロス補強材層3bをエポキシ樹脂3cにより接着してガラスクロス裏打マイカ基材3とし、この基材の一方の面、例えば補強材層3b側の面にだけ、第1の実施形態で説明した熱伝導率が0.4W/mK以上有する高熱伝導性樹脂材を塗工し、高熱伝導性樹脂層2としたものであり、従って、マイカ層3a側に高熱伝導性樹脂層2を設けるようにしてもよい。
次に、高熱伝導絶縁テープ17は、テープ状のガラスクロス補強材層3bの一方の面に、同じく第1の実施形態で説明した熱伝導率が0.4W/mK以上有する高熱伝導性樹脂材を塗工し、高熱伝導性樹脂層2を形成させたものである。なお、これらのテープの場合も、無機物を基材とした絶縁材に代えて、ポリエステル繊維やアラミド繊維などの有機物を用いるようにしててもよい。
そして、図9に示すように、これらの高熱伝導性絶縁テープ16と高熱伝導絶縁テープ17を巻線導体4に巻回するのてあるが、このとき高熱伝導性絶縁テープ16の高熱伝導性樹脂層2側の面が巻線導体4の表面に向くようにして巻回し、高熱伝導絶縁テープ17については、その高熱伝導性樹脂層2側の面が巻線導体4に対して反対側に向くようにして、高熱伝導性絶縁テープ16に重ねてテーピングする。
ここで図9では、テープ幅の半分の位置で高熱伝導性絶縁テープ16と重ねてテーピングする場合が示されているが、テーピング方法についてはこれに限らない。
このように高熱伝導性絶縁テープ16と高熱伝導絶縁テープ17を併用して巻線導体4に巻回したら、この後、加熱加圧成型して絶縁層5を形成することにより、図10に示すように、巻線導体4から絶縁層5の表面に連続した熱伝導率が0.4W/mK以上有する高熱伝導性樹脂層2が当該絶縁層5内に形成され、これにより第1の実施形態と同様な電機子巻線6の構成となることから、同様な作用効果が得られることになる。
本発明に係る電機子巻線は、電気的特性に優れ、伝熱性がよく、製作時の作業性がよいことから、高電圧の電機機器に用いることができる。
本発明の第1の実施形態に係る電機子巻線の斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る電機子巻線におけるテープの巻回を説明するための斜視図である。 本発明の第1の実施形態における高熱伝導性絶縁テープの断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る電機子巻線の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る電機子巻線の特性比較図である。 本発明の第2の実施形態における高熱伝導性絶縁テープの断面図である。 本発明の第3の実施形態における高熱伝導性絶縁テープの断面図である。 本発明の第3の実施形態における高熱伝導絶縁テープの断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る電機子巻線におけるテープの巻回を説明するための斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係る電機子巻線の断面図である。 従来技術による電機子巻線の一例を示す斜視図である。 電機子巻線の実装状態の一例を示す説明図である。
符号の説明
1:高熱伝導性絶縁テープ(第1の実施形態)
2:高熱伝導性樹脂層
3:ガラスクロス裏打マイカ基材
3a:マイカ層
3b:補強材層
3c:接着剤
4:巻線導体
5:絶縁層
6:電機子巻線
7:固定子鉄心
8:スロット
9:半導電性ガラス繊維強化プラスチック板
10:相間絶縁材
11:ガラス繊維強化プラスチックばね
12:くさび
13:充填材を用いた従来の絶縁テープ
14:充填材を用いた従来の絶縁テープにより製作した電機子巻線
15:高熱伝導性絶縁テープ(第2の実施形態)
16:高熱伝導性絶縁テープ(第3の実施形態)
17:高熱伝導絶縁テープ(第3の実施形態)

Claims (3)

  1. 巻回した絶縁テープの加熱加圧成型による絶縁層を巻線導体に備えた電機子巻線において、
    前記絶縁テープとして、薄片状の無機絶縁材と無機材繊維又は有機材繊維の一方からなる基布を主体とする絶縁材を接着剤により貼り合せ接合したテープ基材の両面に、分子内にメソゲンを有するエポキシ樹脂を塗工して高熱伝導性樹脂層を形成させた高熱伝導性絶縁テープを用い、
    前記高熱伝導性絶縁テープの前記巻線導体に対する巻回により、前記高熱伝導性樹脂層が、前記巻線導体の表面から前記絶縁層の表面まで連続して形成されていることを特徴とする電機子巻線。
  2. 請求項1に記載の発明において、
    前記薄片状の無機絶縁材がマイカであることを特徴とする電機子巻線。
  3. 請求項1に記載の発明において、
    前記接着剤が、熱伝導率が少なくとも0・4W/mK以上有する高熱伝導性樹脂材であることを特徴とする電機子巻線。
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