JPH10174050A - デジタルデータ伝送方法、データ編集装置 - Google Patents
デジタルデータ伝送方法、データ編集装置Info
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- H04N5/926—Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback by pulse code modulation
Abstract
データ伝送方法、およびリニア編集とノンリニア編集と
が可能なデータ編集装置を提供する。 【解決手段】 入力端子32から入力される映像データ
は、等分割され、各々ディスクドライブ18a〜18c
に記録される。ディスクドライブ18a〜18cに記録
された映像データは、データ転送コントローラ22から
の転送制御コマンドに従って所定のタイミングでデータ
バス30に送出され、スイッチャ/デジタルマルチエフ
ェクタ12で映像処理される。ここで、所定のアナログ
映像信号規格で規定される1水平ラインをなす期間に等
しい長さを有する伝送単位を複数に分割した各タイムス
ロットに、複数チャネルの映像データをそれぞれ配置
し、上記アナログ映像信号規格の1フレームに相当する
ライン数の伝送単位により、各チャネルの映像データの
各々少なくとも1フレーム分を伝送する。
Description
を伝送するデジタルデータ伝送方法、およびデジタル映
像信号を編集するデータ編集装置に関する。
気テープに収録された素材データを編集して製作される
のが通常である。編集作業は、放送用の高品質な素材テ
ープを用いて編集を行うオンライン編集と、編集用のテ
ープにコピーして粗編集を行うオフライン編集に分けら
れる。通常は、貴重な素材テープを使用しないオフライ
ン編集が行われる。
は、パーソナルコンピュータをベースにしたデジタル編
集装置が普及している。デジタル編集装置は、映像デー
タを記憶するためのハードディスク等を用いた記憶装置
とデジタル画像処理装置を備え、デジタルビデオテープ
レコーダ(デジタルVTR)から上記のハードディスク
に映像データを転送した後は外部機器と独立したタイミ
ングで編集動作を行うことができるものである。このよ
うな編集方法はノンリニア編集と呼ばれている。
外部映像機器と同期をとる必要がないために便利な方法
であるが、高品質の編集映像が必要とされるような場合
には、磁気テープから映像を再生して編集(リニア編
集)するほうが良いこともある。このため、ノンリニア
編集とリニア編集とが可能なハイブリッド型の編集装置
が望まれている。
するためには、編集装置に接続されるVTR等の外部映
像機器と、編集装置内のハードディスク装置との間で、
映像データを同期転送する必要があるため、同期制御を
容易かつ確実に行うことができるデータ伝送方法が必要
であった。さらに、長時間の作業を必要とする編集作業
の迅速・効率化のために、上記の同期転送を、より高速
に行えることも望まれている。
に鑑みてなされたものであり、外部の映像機器からの映
像信号に同期して、高速にデータ転送を行うことができ
るデジタルデータ伝送方法、およびデータ編集装置を提
供することを目的としている。
めに提案する、本発明のデジタルデータ伝送方法は、所
定のアナログ映像信号規格で規定される映像の1水平ラ
インをなす期間と等しい長さの伝送単位を複数に分割し
た各タイムスロットに複数チャネルの映像データをそれ
ぞれ配置し、上記アナログ映像信号規格で規定される映
像の1フレームに相当するライン数の上記伝送単位によ
り、上記複数チャネルの各映像データのそれぞれ少なく
とも1フレーム分を伝送することを特徴とするものであ
る。
像データと音声データを同期させて高速に伝送すること
ができ、しかもデジタルVTR等のデジタルデータ記録
手段により記録されるデータフォーマットと整合性を保
つことができる。
ャネルのデジタル映像データを転送するバスと、上記バ
スの動作を制御する制御手段と、上記バス上の複数チャ
ネルのデジタル映像データを記録し、記録された複数チ
ャネルのデジタル映像データを再生する記録/再生手段
と、複数チャネルのデジタル映像データを圧縮/伸長
し、所望の映像効果を付与する映像データ処理手段とを
備え、上記複数チャネルの映像データは、所定のアナロ
グ映像信号規格で規定される映像の1水平ラインをなす
期間と等しい長さの伝送単位を複数に分割した各タイム
スロットにそれぞれ配置され、上記アナログ映像信号規
格で規定される映像の1フレームに相当するライン数の
上記伝送単位が基準とする映像信号の水平同期信号およ
び垂直同期信号に同期して上記バス上で転送されること
を特徴とするものである。
記憶する複数の記録手段を備え、上記複数の記録手段に
記憶された素材データを高速伝送により入出力すること
ができ、さらに、これらのデータ全体を別の映像データ
に同期させて入出力することができるため、迅速かつ効
率的に編集作業を行うことができる。
伝送方法、およびそれを適用したデータ編集装置の好ま
しい実施の形態について、図面を参照しながら説明す
る。以下では、まず、本発明のデジタルデータ伝送方法
を適用したデータ編集装置について説明し、そのデータ
編集装置の動作を参照しながら本発明のデジタルデータ
伝送方法について説明するものとする。
を適用したデータ編集装置の主要部の構成例を示すブロ
ック図である。このデータ編集装置は、各々バッファを
介してデータバス30に接続された、スイッチャ/デジ
タルマルチエフェクタ13,オーディオミキサ17,4
台のディスクドライブ18a〜18d,および入力端子
32,出力端子33を備えている。このデータ編集装置
は、さらに、上記の各部の動作を制御するメインCPU
20およびサブCPU21,データ伝送のタイミング等
を制御するデータ転送コントローラ22等を備え、こら
れはコントロールバス31により互いに接続されてい
る。
て説明する。
転送されるデータを一時的に蓄積し、データコントロー
ラ22の制御により、所定のタイミングで入出力するた
めのものである。このバッファについては、後述する。
は、それぞれバッファ2および3を介してデータバス3
0から所望の圧縮ビデオ(映像)データを取り出し、そ
れらを伸長してスイッチャ/デジタルマルチエフェクタ
13に供給するためのものである。スイッチャ/デジタ
ルマルチエフェクタ13では、少なくとも2つの映像デ
ータを切り換えたり、接続したりするため、このビデオ
データ伸長部12は、少なくとも2つ以上設けられるの
が通常である。
3は、複数のビデオデータを切り換えたり、各種の映像
効果を付与したりするためのものであり、編集作業を行
う際に、編集者が操作する部分である。
デジタルマルチエフェクタ13で所望の映像処理が施さ
れたビデオデータを圧縮して、バッファ1を介してデー
タバス30に送出するためのものである。
15aおよび15bは、それぞれバッファ5および6を
介してデータバス30から所望のオーディオデータを取
り出し、それらをオーディオミキサ16に供給するため
のものである。オーディオミキサ16では、少なくとも
2つの音声データを混合したり、切り換えたりするた
め、このオーディオデータ出力プロセス部15は、少な
くとも2つ以上設けられるのが通常である。
オデータを混合したり、各種の音響効果を付与したりす
るために、編集者が操作する部分である。
オーディオミキサ16で音響処理が施されたオーディオ
データを、バッファ4を介してデータバス30に送出す
るためのものである。
データおよび音声データを一時的にハードディスクに記
録するものである。一般には、磁気ディスクドライブが
使用される。
台のディスクドライブ18a〜18dのうちの2台また
は3台に分割して記録することができる。このときのデ
ータ分割方法については後述する。
ブ18a〜18dに記録/再生される映像データおよび
音声データの入出力を制御するデバイスコントローラで
あり、例えばSCSIプロトコルコントローラ(SP
C)等である。
は、各々SPC19a〜19dおよびバッファ7〜10
を介して、データバス30に接続される。また、SPC
19a〜19dおよびバッファ7〜10は、コントロー
ルバス31に接続されている。
のデータ編集装置の各部の動作を制御するためのもので
あり、ともにコントロールバス31に接続されている データ転送コントローラ22は、データバス30とコン
トロールバス31の間に接続され、メインCPU20お
よびサブCPU21からのデータ転送制御情報に基づい
て転送制御コマンドを発生し、データバス30に供給す
る。データバス30上で転送されるデータは、この転送
制御コマンドにより各バッファから所定のタイミングで
入出力される。
トロールバス31上に設けられ、各部の間で送受される
制御データのインタフェースとなる部分である。
子32から入力されるシリアルデータをパラレルデータ
に変換するためのものである。
26からのデータを所定のタイミングでデータバス30
に送出するためのものである。
られた所望のデータを、パラレル/シリアル変換部28
に供給するためのものである。
28からのデータをシリアルデータに変換して出力端子
33から出力するためのものである。
スクドライブ18a〜18dのうちの複数台に分割して
記録される様子を示しており、斜線部が実データ領域に
相当する。このデータ配置は、所定のアナログ映像信号
規格で規定される1水平ラインをなす期間と等しい長さ
を有する伝送単位を複数に分割した各タイムスロットの
ビデオデータを、複数のハードディスクドライブとの間
で分割転送しやすいように考慮されたものである。
を容易にするためには、1ラインあたりのデータ量を2
56バイトとすれば都合が良いが、圧縮映像信号の最小
単位が400バイトのために、1ライン当たり256バ
イトの転送データ量とは整合性が悪くなってしまう。図
2のデータ配置は、この問題を解決し、かつデータバス
30上で2台または3台のディスクドライブに対して、
映像データの分割転送を切れ目良く行えるようにするも
のである。
/60フィールド方式に従う映像データのデータ量を示
しており、かっこ内の数字は走査線数625本/50フ
ィールド方式の場合のデータ量を示している。
で、映像データを上記の4台のディスクドライブのうち
の3台、例えばディスクドライブ18a〜18cに等分
割して記録する場合のデータ分割方法を示している。上
記の4台のディスクドライブのうちの残り1台であるデ
ィスクドライブ18dには、音声データが記録される。
は3等分される。すなわち、映像データは41,42a
および42b,43に分割される。ここで、映像データ
41と42aのデータ量、および映像データ43と42
bのデータ量は2:1とされる。具体的には、走査線数
525本/60フィールド方式に従う映像データでは、
ディスクドライブ18aに記録される映像データ41、
およびディスクドライブ18cに記録される映像データ
43は、各々90×400=36000バイト(Bytes
)であり、141ラインで構成される。また、ディス
クドライブ18bに記録される、映像データ42aおよ
び42bは、各々45×400=18000バイトであ
り、71ラインで構成させる。なお、かっこ内の数字
は、走査線数625本/50フィールド方式の場合を示
している。
4台のディスクドライブのうちの2台、例えば、ディス
クドライブ18a,18bに等分割して記録する場合の
データ分割方法を示している。この場合には、1フレー
ムをなす映像データが2等分されて記録される。すなわ
ち、映像データ41および42aがディスクドライブ1
8aに記録され、映像データ42bおよび43がディス
クドライブ18bに記録される。
ータは帯域圧縮されて記録/再生され、転送される。こ
の帯域圧縮は、DCT(離散コサイン変換)とVLC
(可変長符号化)を基本とする圧縮符号化によるもので
あり、画面を構成する隣接画素間の相関が強いことを利
用して空間的冗長度と時間的冗長度を削減するものであ
る。以下に、この圧縮符号化の手順の概略について、図
3を参照しながら説明する。
ロック化&シャフリング部51で、ブロック化とシャフ
リングが施される。1フレーム分の映像データは、DC
Tを行う際の基本単位となる(8×8)のブロックに分
割されてブロック化される。このブロックは、マクロブ
ロックと呼ばれ、後述する離散コサイン変換により、各
々所定のビット数まで圧縮される。そして、画面上の各
部を構成するマクロブロックは、所定のルールに従って
シャッフルされ、画面内の情報量が均一になるようにさ
れ、DCT部52に送られる。
直交変換の一種である離散コサイン変換が施される。こ
の離散コサイン変換により、映像データの画素値は非相
関化され、周波数軸上に変換される。なお、このとき、
マクロブロックは固定ブロック長とされている。全ての
ブロックが離散コサイン変換された映像データは、一旦
バッファに格納され、データ量推定部53と適応量子化
部54に送られる。
イン変換された全ブロックがバッファに格納されている
間にデータ量の推定を行い、そのデータのセグメントを
量子化する量子化器が選択される。具体的には、16種
類の量子化器を用意しておき、その中から適当な量子化
器番号(Qナンバ)をもつ1つの量子化器を選択する。
また、後述する可変長符号は、得られた係数に対して所
定の符号を割り当てるだけで符号量の制御ができないた
め、この量子化が符号量制御手段となる。このデータ量
推定結果は、適応量子化部54に供給されて適応量子化
に用いられる。
高い部分は粗く量子化しても目立たず、滑らかに変化す
る部分は量子化ひずみが目立ち易いというような視覚上
の特性を考慮して、異なる量子化のステップを用いる適
応量子化が行われる。これは、ビデオデータのセグメン
ト内の各ブロックを4種類にクラス分けして、そのクラ
ス番号により量子化器を構成する異なる量子化ステップ
を割り当てることにより行われる。これにより、細精度
が低いブロックへのビット割当を多くして画質を向上さ
せることができる。
推定に基づいて可変長符号化が行われる。すなわち、デ
ータ量推定部53で量子化器番号が選択されると、バッ
ファに蓄積されていたデータセグメントは、この量子化
器番号により量子化され、その後可変長符号化される。
ン符号化と呼ばれるものであり、量子化された各係数を
ジグザグスキャンし、係数が零のランレングスと、それ
に続く非零係数の値の組に対して、予めテーブル上に用
意された符号を割り当てるものである。
力端子32および出力端子33から入出力される映像デ
ータのフォーマットについて、図4を参照しながら説明
する。
映像データ,圧縮符号化された映像データ,音声デー
タ,制御情報等を伝送できるものである。
定される1水平ラインをなす期間と等しい長さを有する
伝送単位を複数に分割した各タイムスロットに、複数チ
ャネルの映像データが配置される様子を示している。
置される領域に先立って、EAV(エンドオブアクティ
ブビデオ)領域60が設けられる。EAV領域60の次
には補助信号領域61が設けられる。補助信号領域61
の次にはSAV(スタートオブアクティブビデオ)領域
62が設けられる。SAVおよびEAVは、それぞれ1
6進数信号の(3FF,000,000,XYZ)hの
各ワードにより構成されている。EAV領域60、補助
信号領域61およびSAV領域62は、走査線数525
本/60フィールド方式では276ワード(Words )か
らなり、走査線数625本/50フィールド方式では2
88ワードからなる。
す映像データを含む領域が設けられる。このデータ領域
には、映像信号を高能率圧縮符号化したデジタル映像デ
ータが配置される。この領域の先端部には、セパレータ
(スタートコード)66,タイプ67,ワード68から
なる6ワードのデータヘッダ領域が設けられる。なお、
このデータヘッダ領域は、走査線数525本/60フィ
ールド方式では12ライン目のみに、走査線数625本
/50フィールド方式では8ライン目に設けられる。デ
ータヘッダが設けられる領域に続いて、この伝送方式の
インタフェースを示す10ワードからなるヘッダ領域が
設けられる。このインタフェースヘッダ領域は、データ
の転送速度を表す1ワードの情報69と、フォーマット
としてVTR等のステータス情報を書き込むことが可能
な9ワードのリザーブ領域70からなる。そして、この
インタフェースヘッダ領域に続いて、各々280クロッ
ク(Clocks)からなる5つのデータ領域63a〜63e
および22ワードのリザーブ領域64が設けられる。上
記のスタートコード66〜リザーブ領域70までのヘッ
ダ領域と、データ領域63a〜63eおよびリザーブ領
域64からなる領域はペイロード領域と呼ばれる。デー
タ領域63a〜63eは、各々256バイト(Bytes )
からなる有効データ領域と、24バイトからなるリザー
ブ領域からなる。
C領域65が設けられる。このCRC領域65は、図示
しないCRCC(サイクリックリダンダンシーチェック
コード)0,CRCC1領域からなる。なお、このCR
CC0,CRCC1は、次のようなものである。すなわ
ち、伝送される情報フレームに対して、ある割算を行っ
た結果として得られる剰余項を付加して送信する。受信
端では、受信信号に対して同様の演算を行って得られる
剰余項を、送られてきた剰余項と突き合わせることによ
って、伝送誤りをチェックする。この割算には、生成多
項式を用いる。
走査線数525本/60フィールド方式および走査線数
625本/50フィールド方式において、共に1440
ワードからなる。従って、EAV領域60、補助信号領
域61およびSAV領域62に、ペイロード領域および
CRCC0,CRCC1領域を加えた領域は、走査線数
525本/60フィールド方式では1716ワードから
なり、走査線数625本/50フィールド方式では17
28ワードからなる。
(c)に示すように、アンシラリデータフラグ72,デ
ータID73,ブロックナンバ74,データカウント7
5,ラインナンバ76,ラインナンバCRCC77,コ
ード(01h)78,デスティネーションアドレス7
9,ソースアドレス80,ブロックタイプ(C1h;可
変長)81,CRCフラグ82,データスタートポジシ
ョン83,リザーブ領域84,ヘッダCRCC85,チ
ェックサム86が設けられる。
6進数信号の(000,3FF,3FF)hの3ワード
からなるコードである。データID73は、補助信号の
中身を示す。例えば、ディジタルオーディオデータ、タ
イムコード、エラー検出コード等である。ブロックナン
バ74は、データパケットの連続性を検出するものであ
り、データカウント75は、補助信号の中のユーザーデ
ータのワード数をカウントするものである。ラインナン
バ76は、1〜525(625)までのいずれかの水平
ライン(走査線)番号を示す。デスティネーションアド
レス79は、データの送り先のアドレスを示すものであ
り、ソースアドレス80は、データの送り元のアドレス
を示すものである。
/60フィールド方式の場合のデータ量(ワード)を示
し、かっこ内の数字は走査線数625本/50フィール
ド方式の場合を示している。
のビット配置を示している。Byte1およびByte
2は、このインタフェースに固有の情報を記録する領域
である。Byte3〜Byte10は、このようなフォ
ーマットに従うデジタルVTRの規格に関する情報が記
録されるリザーブ領域である。
域とペイロード領域の内容を示している。具体的には
「0000 0000」と「0000 0001」のいず
れかの値が使用される。前者は初期コードを示し、後者
はデータの転送速度やペイロード領域の5つのスロット
の割り当て等を定義する際に使用される。
用されない。
ロード領域の映像データの有効性を示す情報であり、有
効な場合には0を、無効である場合には1を割り当て
る。
ロード領域の音声データの有効性を示す情報であり、有
効な場合には0を、無効である場合には1を割り当て
る。
0〜111までを用いて、ペイロードのデータの有効性
や、転送速度を割り当てる。
との間で転送されるデータのフォーマットを示してい
る。これは、図4に示したフォーマットの映像データお
よび音声データ等を、アナログ映像信号規格の1フレー
ムに相当するライン数に亘って垂直方向に配置したもの
に相当する。なお、図6の右端の数字は、走査線数52
5本/60フィールド方式(かっこ内は走査線数625
本/50フィールド方式)の場合のライン数を示してい
る。
ーム4までの5チャネルのデータを転送できるものであ
るが、ここではフレーム0についてのみデータ配置を示
している。フレーム1からフレーム4についても、フレ
ーム0と同一のデータ配置を有している。
タ1,圧縮ビデオデータ102aおよび102b,圧縮
ビデオデータ103に分割されて配置される。この配置
は、図2に示した、3台のディスクドライブに等分割し
て記録する場合のデータ分割方法と同様である。
際には、フレーム0からフレーム4までの任意のフレー
ムのみを使用してもよく、5つのフレーム全てを互いに
異なる5系統のデータを転送するために使用してもよ
い。また、図5に示したインタフェースヘッダ領域のビ
ット配置において、Byte2のTRANSFER M
ODE96により転送速度を指定することができる。こ
れは具体的には、1系統の信号を転送するために複数の
フレームを使用することにより、見かけの転送速度を1
(ノーマル)倍速,2倍速,3倍速,4倍速,5倍速の
5段階に指定することができるものである。例えば、1
系統の信号を2フレーム分を使用して転送する場合に
は、2倍の転送速度が得られることになる。
ば、約1/5に圧縮された映像データが転送されること
を想定しており、見かけの転送速度を最大5倍速まで高
めることができる。通常は、データ編集装置に接続され
て、素材データを記録/再生するために使用される図示
しないデジタルVTR等のデータ転送速度に合わせて内
部の転送速度を制御する。例えば、4倍速でデータの転
送を行うことができるデジタルVTRを使用する場合に
は、フレーム0からフレーム3までの4つのフレームを
用いて、データバス30上で映像データを実質的に4倍
速で転送することができる。このようなデジタルデータ
伝送方法によれば、4倍速の転送速度を得ながら、映像
データと音声データを同期させることができ、さらにこ
れらのデータ全体を別の映像データに同期させることが
できるため、容易に編集点を一致させることができる。
データバス30上で、データを転送する際のデータのフ
ォーマットを示している。この転送フォーマットは、図
6に示した、上記のデータ編集装置と外部機器との間の
データ転送フォーマットに基づいており、互換性を有す
るものである。なお、図7の右端の数字は、走査線数5
25本/60フィールド方式(かっこ内は走査線数62
5本/50フィールド方式)の場合のライン数を示して
いる。
ーム4までの5チャネルのデータを転送できるものであ
るが、ここではフレーム0についてのみデータ配置を示
している。フレーム1からフレーム4についても、フレ
ーム0と同一のデータ配置を有している。
タ201,圧縮ビデオデータ202aおよび202b,
圧縮ビデオデータ203に分割されて配置される。この
配置は、図2に示した、3台のディスクドライブに等分
割して記録する場合のデータ分割方法と同様である。
シリアル転送するものであるのに対し、図7のフォーマ
ットでは16ビットでパラレル転送するものである点が
異なっている。また、データ領域に先立って、転送制御
コマンドデータが配されている点でも異なっている。
図7のフォーマットに従って、複数チャネルの映像・音
声データを、データバス30に接続された各部の間で転
送するための転送制御コマンドの構成を示している。
では、データバス30を介して5チャネルまでのデータ
を転送できる。このとき、データバス30に接続された
各部の間では、図8のデータ転送フォーマットに基づい
てデータの入出力制御が行われる。これにより、圧縮ビ
デオデータ,オーディオデータ,オーディオ付加情報
(AAUX),ビデオ付加情報(VAUX),サブコー
ド情報(SC)等が、データバス30に接続された各部
の間で転送される。
であり、リファレンス(基準)とする映像データに同期
して転送動作を行う。データバス30上のデータ転送動
作は、基準とする映像データの1水平期間毎に、データ
転送コントローラ22により制御される。すなわち、デ
ータ転送コントローラ22は、転送制御コマンドを発生
し、データバス30に接続された各部は、上記の転送制
御コマンドにより指定されるタイムスロット(毎水平ブ
ランキング期間)を使用して、転送元,転送先,転送の
開始/終了を示す転送制御コマンドを送受する。このと
き、データバス30に接続された各バッファは、この転
送制御コマンドを受信して、指定されたタイミングでデ
ータバス30上にデータを出力し、あるいはデータバス
30上のデータを入力する。
送領域302に先立つ転送制御コマンド領域301を用
いて、各スロットの入出力タイミングが指定される。こ
こで、各バッファには、各々を指定するための番号が予
め設定されているものとする。
転送制御コマンド領域301aにより行う。この領域3
01aにより、バッファ1における第1スロットから第
5スロットまでのデータの入出力タイミングが順次指定
される。バッファ2に対するタイミングの指定は、転送
制御コマンド領域301bにより行う。この領域301
bにより、バッファ2における第1スロットから第5ス
ロットまでのデータの入出力タイミングが順次指定され
る。
グの指定は、転送制御コマンド領域301cにより、・
・・、バッファ11に対するタイミングの指定は、転送
制御コマンド領域301kにより順次行われる。
リバンクで構成され、一方のバンクで受信中に、他方の
バンクでは次に受信するべきデータをメモリに取り込む
動作を行い、次のバンク切り換えを待つ。
の送信/受信/No Operateion の設定とメモリバンクの
切り換え制御情報である。例えば、4倍速でデータバス
30にデータを出力するときには、第1スロットから第
4のスロットに送信動作を行わせるコマンドを送り、第
5スロットにはNo Operateion のコマンドを送ればよ
い。
4までの5つのチャネルを用いて、データを一方向に伝
送する場合を例として説明したが、例えば、フレーム0
およびフレーム1を入力用に使用し、フレーム2からフ
レーム4を出力用に使用することも可能である。従っ
て、図1の編集装置内部で素材データの転送を行いなが
ら、VTR等の外部映像機器との間でデータを入出力す
ることが可能となる。
データ伝送方法によれば、映像データと音声データを同
期させて高速伝送することができ、しかもデジタルVT
R等のデジタルデータ記録手段により記録されるデータ
フォーマットと整合性を保つことができる。
編集素材を記憶する複数の記録手段を備え、上記の複数
の記録手段に記憶された素材データを高速伝送により入
出力することができ、さらに、これらのデータ全体を別
の映像データに同期させて入出力することができるよう
に構成したため、迅速かつ効率的に編集作業を行うこと
ができる。
ータ編集装置の主要部の構成例を示すブロック図であ
る。
映像データを分割転送する場合のデータ分割方法を説明
するための図である。
るためのブロック図である。
造を示す図である。
示す図である。
されるデータのフォーマットを示す図である。
タのフォーマットを示す図である。
送制御用のコマンドの構成について説明するための図で
ある。
ッファ、 12a,12b ビデオデータ伸長部、 1
3 スイッチャ/デジタルマルチエフェクタ、 14
ビデオデータ圧縮部 15a,15b オーディオデー
タ出力プロセス部、 16 オーディオミキサ、 17
オーディオデータ入力プロセス部、 18a,18
b,18c,18d ディスクドライブ、 19a,1
9b,19c,19d デバイスコントローラ(SP
C), 20 メインCPU、 21 サブSPU、
22 データ転送コントローラ、 23,24 インタ
フェース部、 26 シリアル/パラレル変換部、 2
7,28 ゲート、 29 パラレル/シリアル変換
部、 30 データバス、 31 コントロールバス、
32 入力端子、 33出力端子
Claims (7)
- 【請求項1】 所定のアナログ映像信号規格で規定され
る映像の1水平ラインをなす期間と等しい長さの伝送単
位を複数に分割し、 上記伝送単位を複数に分割した各タイムスロットに複数
チャネルの映像データをそれぞれ配置し、 上記アナログ映像信号規格で規定される映像の1フレー
ムに相当するライン数の上記伝送単位により、上記複数
チャネルの各映像データのそれぞれ少なくとも1フレー
ム分を伝送することを特徴とするデジタルデータ伝送方
法。 - 【請求項2】 上記複数チャネルのデジタル映像データ
は、映像の垂直方向に等分割されて、複数の記録手段に
記録されることを特徴とする請求項1記載のデジタルデ
ータ伝送方法。 - 【請求項3】 上記複数チャネルのデジタル映像データ
は、 基準とする映像信号の水平同期信号および垂直同期信号
に対して同期して伝送されることを特徴とする請求項1
記載のデジタルデータ伝送方法。 - 【請求項4】 上記伝送される複数のデジタル映像デー
タのヘッダ領域に、伝送制御情報が記録されることを特
徴とする請求項1記載のデジタルデータ伝送方法。 - 【請求項5】 上記映像データは、1/5に圧縮符号化
された映像データであり、 上記伝送単位は、5分割されることを特徴とする請求項
1記載のデジタルデータ伝送方法。 - 【請求項6】 複数チャネルのデジタル映像データを転
送するバスと、 上記バスの動作を制御する制御手段と、 上記バス上の複数チャネルのデジタル映像データを記録
し、記録された複数チャネルのデジタル映像データを再
生する記録/再生手段と、 複数チャネルのデジタル映像データを圧縮/伸長し、所
望の映像効果を付与する映像データ処理手段とを備え上
記複数チャネルの映像データは、所定のアナログ映像信
号規格で規定される映像の1水平ラインをなす期間と等
しい長さの伝送単位を複数に分割した各タイムスロット
にそれぞれ配置され、 上記アナログ映像信号規格で規定される映像の1フレー
ムに相当するライン数の上記伝送単位が基準とする映像
信号の水平同期信号および垂直同期信号に同期して上記
バス上で転送されることを特徴とするデータ編集装置。 - 【請求項7】 上記記録/再生手段は、ディスク記録装
置であることを特徴とする請求項6記載のデータ編集装
置。
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