JPH08180585A - オーデイオ信号符号化復号化装置 - Google Patents

オーデイオ信号符号化復号化装置

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JPH08180585A
JPH08180585A JP33634394A JP33634394A JPH08180585A JP H08180585 A JPH08180585 A JP H08180585A JP 33634394 A JP33634394 A JP 33634394A JP 33634394 A JP33634394 A JP 33634394A JP H08180585 A JPH08180585 A JP H08180585A
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audio
audio signal
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JP33634394A
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Hiroshi Nakano
宏 中野
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はオーデイオ信号符号化復号化装置(4
0)において、デイジタルオーデイオ信号を圧縮伸張し
て映像記録再生装置(20)に記録再生する際に、映像
信号と同期して編集する。 【構成】映像記録再生装置(20)と同じ基準映像信号
から分離した同期信号に、入力されるデイジタルオーデ
イオ信号を同期させて圧縮符号化することにより、編集
時におけるブロツクの不連続をなくし、結果としてミユ
ートのかからない滑らかな信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図9〜図11) 発明が解決しようとする課題(図9〜図11) 課題を解決するための手段(図1、図5〜図7) 作用(図1、図5〜図7) 実施例(図1〜図8) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はオーデイオ信号符号化復
号化装置に関し、例えばビデオテープレコーダ(VT
R)に外部装置として接続して用いられるものに適用し
得る。
【0003】
【従来の技術】従来、デイジタルオーデイオ及びビデオ
信号の記録再生を行なうVTRに対して、オーデイオ圧
縮伸張装置を接続して記録再生されるオーデイオ信号の
チヤンネル数を増やすオーデイオ信号記録再生システム
がある。このシステムは、図9に示すように、オーデイ
オ圧縮伸張装置10及びVTR20で構成される。オー
デイオ圧縮伸張装置10は、入力系としてオーデイオ入
力端子A1 、A2 、受信素子11、データ圧縮回路1
2、送信素子13、圧縮データ出力端子A3 を有し、出
力系として圧縮データ入力端子A4 、受信素子14、デ
ータ伸張回路15、送信素子16、オーデイオ出力端子
5 、A6 を有する。
【0004】またVTR20は、入力系としてオーデイ
オ入力端子AI1、受信素子23、エンコーダ28、記録
ヘツド27、ビデオ入力端子VI1、ビデオ受信素子2
4、リフアレンスビデオ入力端子VI0、同期分離回路2
1を有し、出力系として再生ヘツド26、デコーダ2
2、送信素子29、オーデイオ出力端子AO1、ビデオ送
信素子30、ビデオ出力端子VO1を有する。
【0005】このシステムにおいて、PCM信号を記録
する際に、図11に示すAES(Audio Engineering So
ciety )3-1992で規定されたインターフエース(I/
F)フオーマツトで、VTR20のオーデイオ入力端子
I1に入力された16ビツトのPCM信号が、受信素子2
3を経てエンコーダ28に供給される。これと同時にリ
フアレンスビデオ入力端子VI0を経て、同期分離回路2
1にリフアレンスビデオ信号が供給され、同期分離回路
21においてフレーム同期パルスFPが分離されてエン
コーダ28に供給される。
【0006】エンコーダ28では、図10に示すよう
に、受信素子23から入力されたPCM信号が、同期分
離回路21から供給されるフレーム同期パルスFPで区
切られて、フレーム単位でエンコード処理がなされ、記
録ヘツド27を経て磁気テープ25に記録される。この
とき記録ヘツド27の回転は、フレーム同期パルスFP
と同期しており、これによりフレーム単位のPCM信号
が、磁気テープ25上の所定の位置に記録される。
【0007】このようにしてフレーム単位のエンコード
処理を受け、磁気テープ25上の所定の位置に記録され
たPCM信号は、フレーム単位の編集が行われた後も編
集点において、フレーム単位のデータが欠けることなく
保存され、フレーム単位のデコード処理がデコーダ22
で行なわれ、送信素子29、オーデイオ出力端子AO1
経てPCM信号として出力される。
【0008】同様にビデオ信号の記録は、ビデオ入力端
子VI1に入力されたビデオ信号が、ビデオ受信素子24
を経てエンコーダ28に供給される。同時にリフアレン
スビデオ入力端子VI0を経て、同期分離回路21にリフ
アレンスビデオ信号が供給され、同期分離回路21にお
いてフレーム同期パルスFPが分離され、エンコーダ2
8に供給される。この時リフアレンスビデオ信号とし
て、ビデオ入力端子VI1に入力されるビデオ信号と位相
の同期した信号が入力される。
【0009】エンコーダ28では、ビデオ受信素子24
から入力されたビデオ信号が、同期分離回路21から供
給されるフレーム同期パルスFPで区切られて、フレー
ム単位でエンコード処理がなされ、記録ヘツド27を経
て磁気テープ25に記録される。このとき磁気ヘツド2
7の回転は、フレーム同期パルスFPと同期しており、
これによりフレーム単位のビデオ信号が磁気テープ25
上の所定の位置に記録される。
【0010】このようにしてフレーム単位のエンコード
処理を受け、磁気テープ25上の所定の位置に記録され
たビデオ信号は、フレーム単位の編集が行われた後も編
集点において、フレーム単位のデータが欠けることなく
保存され、フレーム単位のデコード処理がデコーダ22
で行なわれ、ビデオ送信素子30、ビデオ出力端子VO1
を経てビデオ信号として出力される。
【0011】このようにVTR20は、ビデオ信号と2
チヤンネル分のPCMオーデイオ信号の記録再生を行な
う。このVTR20にオーデイオ圧縮伸張装置10を接
続して、2チヤンネルのPCMオーデイオ信号記録領域
に、1/2に圧縮した4チヤンネル分の圧縮データを記
録し、再生時には2倍に伸張して4チヤンネル分のPC
Mオーデイオ信号として出力する。
【0012】このシステムにおいて圧縮データを記録す
る際には、AES3-1992のI/Fフオーマツトで、オー
デイオ圧縮伸張装置10のオーデイオ入力端子A1 、A
2 に入力された4チヤンネルの16ビツトPCM信号が、
受信素子11を経てデータ圧縮回路12に供給される。
PCM信号はデータ圧縮回路12で、1/2の圧縮デー
タ(ビツトストリーム)に変換された後、送信素子13
からAES3-1992の圧縮データ伝送用I/Fフオーマツ
トでVTR20に出力される。このとき送信素子13に
おいて、出力されるAES3-1992のI/Fフオーマツト
のチヤネルステータスビツトのバイト0の1ビツト目を
「1」とし、これにより出力データがPCMオーデイオ
信号ではなくデイジタルデータであることを示す。
【0013】VTR20において、オーデイオ圧縮伸張
装置10から供給された圧縮データは、PCM信号記録
時と同じ経路を通つてフレーム単位で磁気テープ25上
に記録される。再生もPCM信号と同じ経路を通つて、
オーデイオ出力端子AO1を経て、AES3-1992の圧縮デ
ータ伝送用I/Fフオーマツトでオーデイオ圧縮伸張装
置10に出力される。オーデイオ圧縮伸張装置10で
は、圧縮データ入力端子A4 に供給された圧縮データ
が、受信素子14を経てデータ伸張回路15に供給され
る。ここで圧縮データはPCM信号へ変換され、4チヤ
ンネルのPCM信号として送信素子16においてAES
3-1992のI/Fフオーマツトに変換され、オーデイオ出
力端子A5 、A6 から出力される。
【0014】ここでオーデイオ圧縮伸張装置10の圧縮
回路12、伸張回路15の圧縮伸張アルゴリズムとし
て、ISO(International Organization for Standar
dization)国際標準のオーデイオ符号化アルゴリズムM
PEG1レイヤIを規定すると、MPEG1レイヤIの
ブロツクサイズは 384サンプルであるから、625/50方式
の1フレーム期間に5ブロツク(1920サンプル)分のデ
ータを記録できる。従つて例えば図10(C)に示すタ
イミングで、ブロツク( 384サンプル)毎に圧縮処理が
行われる。オーデイオ圧縮伸張装置10のデータ圧縮回
路12では、データ圧縮処理をリフアレンスビデオ信号
とは同期せずに行うため、VTR20において同期分離
回路21で分離したフレーム同期パルスFPと圧縮デー
タの処理位相は不確定であり、図10に示すように電源
投入時の状態により、例えば信号SA(図10(C))
又は信号SB(図10(D))の位相で記録される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述のように
して記録された2つの信号SAとSBは、リフアレンス
ビデオ信号から分離されたフレーム同期パルスFPと位
相同期していない。この2信号SA、SBをVTR20
でアセンブル編集した結果得られる信号SCの位相は図
10(E)に示すようになる。すなわち入力信号SB
で、磁気テープ25上の信号SAに対して、破線で示し
たアセンブルインの位置からアセンブル編集すると、磁
気テープ25上に信号SCが記録される。VTR20で
はこのように、一般にビデオ信号に位相同期したフレー
ム(又はフイールド)単位で編集される。図10におい
て破線で示した位置より前は信号SAのデータ、後ろは
信号SBのデータが記録される。
【0016】このようにアセンブル編集された信号SC
は、編集点のブロツクのサイズが他と異なり、2信号S
A、SBが同一ブロツク内に混在してしまう。MPEG
1レイヤIの場合、ブロツクの先頭部分には、それ以降
のデータを解読するためのキー情報が記録されているた
め、編集点のブロツクは破線以前のデータは解読可能で
あるが、破線以降のデータはでたらめに解読され、この
まま出力するとノイズとなつてしまう。このノイズを防
ぐために、従来のオーデイオ信号記録再生システムで
は、編集点のブロツクを再生する期間の間、出力をミユ
ートする必要があり、編集点において滑らかな信号を出
力することはできなかつた。
【0017】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、デイジタルオーデイオ信号を圧縮伸張してVTRに
記録する際にビデオ信号と同期して編集し得るオーデイ
オ信号符号化復号化装置を提案しようとするものであ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、デイジタルオーデイオ信号を記録
再生可能な映像記録再生装置(20)に対して、圧縮符
号化した圧縮オーデイオデータを供給して記録し、再生
した圧縮オーデイオデータを伸張復号化して送出するオ
ーデイオ信号符号化復号化装置(40)において、映像
記録再生装置(20)に入力される基準映像信号が入力
され、その基準映像信号に基づいて同期信号(FP)を
発生する同期分離手段(42)と、入力されるデイジタ
ルオーデイオ信号を、同期分離手段(42)より得られ
る同期信号(FP)に同期して圧縮符号化するオーデイ
オ信号圧縮符号化手段(12)と、映像記録再生装置
(20)で再生された圧縮オーデイオデータを伸張復号
化するオーデイオ信号伸張復号化手段(15)とを設け
るようにした。
【0019】また本発明において、オーデイオ信号圧縮
符号化手段(12)は、圧縮符号化した圧縮オーデイオ
データに同期信号を埋め込み、映像記録再生装置(2
0)での編集時に再生された圧縮オーデイオデータに埋
め込まれた同期信号に同期させて、編集用のデイジタル
オーデイオ信号を圧縮符号化するようにした。
【0020】また本発明において、オーデイオ信号圧縮
符号化手段(12)は、デイジタルオーデイオ信号を圧
縮符号化した圧縮オーデイオデータを、所定ブロツク毎
に時間軸圧縮し、ダビング時の再生位相のずれを吸収す
るようにした。
【0021】また本発明においては、同期分離手段(4
2)より得られる同期信号と、映像記録再生装置(2
0)で再生された圧縮オーデイオデータ中の同期信号と
の位相ずれ情報を検出し及び又は表示するようにした。
【0022】
【作用】映像記録再生装置(20)と同じ基準映像信号
から分離した同期信号(FP)に、入力されるデイジタ
ルオーデイオ信号を同期させて圧縮符号化することによ
り、編集時におけるブロツクの不連続をなくし、結果と
してミユートのかからない滑らかな信号を出力すること
が可能となる。またデータに同期信号を埋め込みテープ
に記録し、再生時に埋め込まれた同期信号をデータから
分離し、編集基準パルスとすることにより、オーデイオ
再生位相の1サンプルずれを吸収し、編集時におけるブ
ロツクの不連続をなくし、結果としてミユートのかから
ない滑らかな信号を出力することが可能となる。
【0023】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0024】図9との対応部分に同一符号を付して示す
図1において、40は本発明によるオーデイオ信号符号
化復号化装置の一実施例でなるオーデイオ圧縮伸張装置
を示し、従来のオーデイオ信号記録再生システムと同様
のVTR20に圧縮データ出力端子A3 、圧縮データ入
力端子A4 を通じて接続されている。このオーデイオ圧
縮伸張装置40は、入力系としてオーデイオ入力端子A
1 、A2 、受信素子11、データ圧縮回路12、フオー
マツト圧縮回路41、送信素子13、圧縮データ出力端
子A3 、リフアレンスビデオ入力端子VI10 、同期分離
回路42、同期切替えスイツチ43、同期データ分離回
路44を有する。
【0025】またオーデイオ圧縮伸張装置40では、出
力系として圧縮データ入力端子A4、受信素子14、フ
オーマツト伸張回路45、データ伸張回路15、送信素
子16、オーデイオ出力端子A5 、A6 を有する。この
システムにおいて圧縮信号を記録する際には、AES3-
1992のI/Fフオーマツト(図11)でオーデイオ圧縮
伸張装置40のオーデイオ入力端子A1 、A2 に入力さ
れる4チヤンネル分の16ビツトPCM信号が、受信素子
11を経てデータ圧縮回路12に供給される。
【0026】データ圧縮回路12はPCM信号を1/2
の圧縮データ(ビツトストリーム)に変換した後、フオ
ーマツト圧縮回路41に供給する。フオーマツト圧縮回
路41は、圧縮データを図3及び図4に示す圧縮データ
伝送用のインターフエース(I/F)フオーマツトに変
換した後、送信素子13からVTR20に出力する。こ
のとき送信素子13より出力されるAES3-1992のI/
Fフオーマツトのチヤンネルステータスビツトのバイト
0のビツト1を「1」とすることにより、出力データが
PCMオーデイオ信号でなくデイジタルデータであるこ
とを示す。
【0027】圧縮データ伝送用I/Fフオーマツトは、
24ビツト/サンプルのデータ領域に8ビツト/サンプル
の圧縮データを載せる1方式を示す。データ圧縮回路1
2において変換された1/2の圧縮データ(ビツトスト
リーム)にプリアンブルを付加して記録する形式で、プ
リアンブルとして
【数1】 に示す2バイトのデータを記録する。プリアンブルは同
期データとして24ビツト(1バイト)、その他のデータ
に22ビツト/サンプルを割り当て、上位2ビツトは「0
0」とすることによつて禁止コードを設け、疑似同期の
発生を防いでいる。
【0028】プリアンブルには同期データ(フレーム/
ブロツク同期)に加えて、その他1バイトのデータとし
て、伝送モードに2ビツトを割り当て、この圧縮データ
伝送用I/Fフオーマツトを「00」として、これ以外の
フオーマツトにも対応可能としている。さらにTV方式
に1ビツト(1:525方式、0:625方式)、圧縮比に4ビ
ツト、載せられるチヤンネル数として2ビツト(4チヤ
ンネル)を割り当て、各チヤンネル毎のエンフアシスデ
ータを記録する。
【0029】この実施例では圧縮伸張のアルゴリズムと
してMPEG1レイヤIを用いており、この圧縮データ
伝送用I/Fフオーマツトでは1/2圧縮( 384〔kbps
/ch〕、モノモード)、 625方式の場合について示して
いる。従つて伝送モードは「00」、TV方式は「0」、
圧縮比は「1100」(MPEG 384〔kbps〕)、チヤンネ
ル数は「11」(4チヤンネル)となり、エンフアシスデ
ータとしてMPEGビツトストリーム上のデータを載せ
る。またこの圧縮データ伝送用I/Fフオーマツトで
は、データ領域として22ビツトを割り当てているため、
384〔kbps〕(1/2圧縮データ)1ブロツク分のデー
タは 140サンプル(384000〔bps 〕/( 125×22))と
なる。従つて図のようにPCMオーデイオ1チヤンネル
分のサブフレームに2チヤンネル分のデータを載せるこ
とができる。またデータ間に 102サンプル分の余裕が空
くことになる。
【0030】VTR20においてオーデイオ圧縮伸張装
置40から、圧縮データ伝送用I/Fフオーマツトで供
給された圧縮データは、PCM信号記録時と同じ経路を
通つてフレーム単位で磁気テープ25上に記録される。
この圧縮データ伝送用I/Fフオーマツトはサブフレー
ム毎に2チヤンネル分が伝送され、PCM信号のチヤン
ネル1が記録されていた領域に圧縮データのチヤンネル
1と2が、PCM信号のチヤンネル2が記録されていた
領域に圧縮データのチヤンネル3と4がそれぞれ記録さ
れる。
【0031】再生もPCM信号と同じ経路を通つてオー
デイオ出力端子AO1を経て、圧縮データ伝送用I/Fフ
オーマツトでオーデイオ圧縮伸張装置40に出力され
る。オーデイオ圧縮伸張装置40では、圧縮データ入力
端子A4 に供給された圧縮データが、受信素子14を経
てフオーマツト伸張回路45に供給される。ここで22ビ
ツト/サンプルから8ビツト/サンプルにフオーマツト
伸張処理された圧縮データは、データ伸張回路15に供
給される。ここで圧縮データからPCM信号への変換が
なされ、4チヤンネル分のPCM信号として送信素子1
6において、AES3-1992のI/Fフオーマツトに変換
され、オーデイオ出力端子A5 、A6 から出力される。
【0032】この実施例のオーデイオ圧縮伸張装置40
では、例えば図2(C)に示すタイミングでブロツク
( 384サンプル)毎に圧縮処理が行なわれる。リフアレ
ンスビデオ入力端子VI10 にはVTR20のリフアレン
スビデオ入力端子VI0と同一のリフアレンスビデオ信号
が入力されて同期分離回路42に供給され、フレーム同
期パルスFP(図2(A))が分離される。このフレー
ム同期パルスFPは同期切替えスイツチ43に供給さ
れ、記録時には端子aを経由してデータ圧縮回路12に
入力される。
【0033】データ圧縮回路12ではフレーム同期パル
スFPからブロツクパルスBP(図2(B))を作成
し、このブロツクパルスBPを基準として圧縮データD
A(図2(C))が圧縮データ出力端子A3 から出力さ
れる。このようにオーデイオ圧縮伸張装置40のデータ
圧縮回路12では、データ圧縮処理がリフアレンスビデ
オ信号と同期して行なわれるために、VTR20におい
て同期分離回路21で分離されたフレーム同期パルスF
Pと圧縮データの処理位相は確定し、図2に示すよう
に、VTR20の入力DB(図2(E))はオーデイオ
圧縮伸張装置40の出力DAであるから、リフアレンス
ビデオ信号に対して常に一定の位相関係となる。
【0034】このように、記録された2信号DC(図2
(G))とDD(図2(H))は、リフアレンスビデオ
信号から分離されたフレーム同期パルスFP(図2
(D))と位相同期している。この2信号DC、DDを
VTR20でアセンブル編集した結果得られる信号DE
の位相は図5(I)に示すようになる。図中、信号DC
が入力信号で、磁気テープ25上の信号DDに対して破
線で示すアセンブルインの位置からアセンブル編集した
結果、磁気テープ25上に信号DEが記録される。
【0035】VTR10ではこのように、一般にビデオ
信号に位相同期したフレーム(又はフイールド)単位で
編集される。図2において、破線で示した位置より前は
信号DDのデータ、後ろは信号DCのデータが記録され
る。従来について上述したシステムとは異なり、この実
施例ではブロツクの不連続は発生せず、編集点において
ミユートの必要ない滑らかな信号を出力することが可能
となる。
【0036】以上の構成によれば、オーデイオ圧縮伸張
装置40の内部に、VTR20の同期分離回路21と同
様の同期分離回路42を配し、圧縮符号化したオーデイ
オデータをVTR20と同期したタイミングで、VTR
20に供給することにより、リフアレンスビデオ信号と
同期して圧縮オーデイオデータを記録でき、編集時にお
けるブロツクの不連続を防止し、オーデイオ信号を圧縮
伸張してVTR20に記録し再生する際に、ビデオ信号
と同期して編集することができる。
【0037】なお上述の実施例においては、ビデオフレ
ーム(又はフイールド)の整数分の1のブロツクサイズ
の圧縮伸張アルゴリズムに有効であり、例えば625/50方
式のビデオ(1920サンプル/フレーム)に対して、MP
EG1レイヤI( 384サンプル/ブロツク)を例として
いる。この場合1フレームが5ブロツクから構成され
る。また525/60方式のビデオに対しても、フレーム(フ
イールド)に対するパツキングの方法を工夫することに
よつて、整数個のブロツクからフレーム(フイールド)
を構成することができる。
【0038】525/60方式のビデオに対するオーデイオ圧
縮伸張装置40のデータ圧縮回路12への同期信号の供
給は、通常の記録の場合625/50方式と同じ経路で行な
う。編集記録の場合、VTR20の出力データを圧縮デ
ータ入力端子A4 で受け、同期データ分離回路44にお
いて、圧縮データ伝送用I/Fフオーマツト(図3及び
図4)のプリアンブル同期データ「FFFFFF」を検出し
て、フレーム同期パルスFPを取り出す。フレーム同期
パルスFPは同期切替えスイツチ43のb端子を経由し
て、データ圧縮回路12に供給され、以下通常の記録時
と同様の経路で記録が行なわれる。圧縮データに埋め込
まれたプリアンプル同期データを用いることによつて、
525/60方式特有の出力データ位相のフレーム信号に対す
る不確定さを吸収することができる。
【0039】また図1との対応部分に同一符号を付した
図5に、オーデイオ圧縮伸張処理に要する遅延分を補償
するビデオ信号デイレイ回路を組み込んだオーデイオ圧
縮伸張装置50を示す。それぞれ圧縮処理に要するデイ
レイ補償、伸張処理に要するデイレイ補償を行うビデオ
信号デイレイ回路51、52を有し、このようにオーデ
イオビデオ信号記録再生時に、それぞれビデオ信号デイ
レイ回路51、52を通すことによつて、リツプシンク
の発生を防ぐことができる。
【0040】さらに図5との対応部分に同一符号を付し
た図6及び図7に、信号の遅延要因となる外部回路61
を経由した圧縮データのダビング対策を施したオーデイ
オ圧縮伸張装置60を示す。圧縮データをダビングする
際には、VTR20から出力される圧縮データ伝送用I
/Fフオーマツトのデータ(図3及び図4)が、オーデ
イオ圧縮伸張装置60の圧縮データ入力端子A4 、受信
素子14を経て信号切替えスイツチ53のb端子に入力
される。この圧縮データは、信号切替スイツチ53から
送信素子16に供給されオーデイオ出力端子A5 から、
圧縮データ伝送用I/Fフオーマツトのデータとして出
力される。
【0041】これはVTR20のオーデイオ出力端子A
O1から出力されたものと同一のデータとなり、図8
(C)のデータDAに示す位相で出力される。出力デー
タDAは外部回路61を通過することによつて遅延し、
図8(D)のデータDBの位相でオーデイオ入力端子A
1 に入力される。圧縮データDAは受信素子11を経て
遅延調整回路62に供給される。同時に遅延調整回路6
2には同期分離回路42においてリフアレンスビデオか
ら分離されたフレーム同期パルスFPが同期切替えスイ
ツチ43のa端子を経由して供給される。
【0042】圧縮データDBはフレーム同期パルスFP
に同期化するため遅延され、図8(F)のデータDCの
位相で、信号切替えスイツチ63のb端子に供給され
る。さらに送信素子13、圧縮データ出力端子A3 を経
て、VTR20に供給される。遅延調整回路62におい
て、ダビング時の圧縮データ記録位相を常に一定にする
ことによつて、編集時におけるブロツクの不連続をなく
し、結果としてミユートのかからない滑らかな信号を出
力することが可能となる。
【0043】データダビング時、または編集時に図8
(H)のデータDDに示すブロツクの不連続なテープを
作成された場合、フオーマツト伸張回路45においてこ
れを吸収することが可能となる。すなわち遅延回路64
において図8(G)のフレーム同期パルスFPから遅延
フレーム同期パルスFPD(図8(I))を作成してフ
オーマツト伸張回路45に供給し、遅延ブロツクパルス
BPD(図8(J))を作成する。
【0044】このタイミングで、22ビツト/サンプルの
ブロツクの不連続な圧縮データDD(図8(H))から
8ビツト/サンプルのフオーマツト伸張処理された圧縮
データDE(図8(K))が作成され、データ伸張回路
15、信号切替えスイツチ53のa端子、送信素子16
を経てオーデイオ出力端子A5 、A6 からPCM信号と
して出力される。このように圧縮データ伝送用I/Fフ
オーマツト(図3及び図4)に示すブロツク間のギヤツ
プ( 102サンプル)分のデータのずれが、データダビン
グ時、または編集時に存在する場合でも、フオーマツト
伸張回路45においてこれを吸収することができる。
【0045】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、映像記録
再生装置と同じ基準映像信号から分離した同期信号に、
入力されるデイジタルオーデイオ信号を同期させて圧縮
符号化することにより、編集時におけるブロツクの不連
続をなくし、結果としてミユートのかからない滑らかな
信号を出力することが可能となる。またデータに同期信
号を埋め込みテープに記録し、再生時に埋め込まれた同
期信号をデータから分離し、編集基準パルスとすること
により、オーデイオ再生位相の1サンプルずれを吸収
し、編集時におけるブロツクの不連続をなくし、結果と
してミユートのかからない滑らかな信号を出力すること
が可能となるオーデイオ信号符号化復号化装置を実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるオーデイオ信号符号化復号化装置
の一実施例によるオーデイオ信号記録再生システムを示
すブロツク図である。
【図2】図1のオーデイオ信号記録再生システムによる
編集タイミングの説明に供するタイミングチヤートであ
る。
【図3】図1のオーデイオ信号記録再生システムにおけ
るインターフエースフオーマツトを示すタイミングチヤ
ートである。
【図4】図1のオーデイオ信号記録再生システムにおけ
るインターフエースフオーマツトを示すタイミングチヤ
ートである。
【図5】本発明によるオーデイオ信号符号化復号化装置
の他の実施例によるオーデイオ信号記録再生システムを
示すブロツク図である。
【図6】本発明によるオーデイオ信号符号化復号化装置
の他の実施例によるオーデイオ信号記録再生システムを
示すブロツク図である。
【図7】本発明によるオーデイオ信号符号化復号化装置
の他の実施例によるオーデイオ信号記録再生システムを
示すブロツク図である。
【図8】図6及び図7のオーデイオ信号記録再生システ
ムによる編集タイミングの説明に供するタイミングチヤ
ートである。
【図9】従来のオーデイオ信号記録再生システムを示す
ブロツク図である。
【図10】図9のオーデイオ信号記録再生システムによ
る編集タイミングの説明に供するタイミングチヤートで
ある。
【図11】図9のオーデイオ信号記録再生システムにお
けるインターフエースフオーマツトを示すタイミングチ
ヤートである。
【符号の説明】
10、40、50、60……オーデイオ圧縮伸張装置、
11……受信素子、12……データ圧縮回路、13……
送信素子、14……受信素子、15……データ伸張回
路、16……送信素子、21、42……同期分離回路、
22……デコーダ、23……受信素子、24……ビデオ
受信素子、25……磁気テープ、26……再生ヘツド、
27……記録ヘツド、28……エンコーダ、29……送
信素子、30……ビデオ送信素子、41……フオーマツ
ト圧縮回路、43……同期切替えスイツチ、44……同
期データ分離回路、45……フオーマツト伸張回路、5
1、52……ビデオ信号デイレイ回路、53、63……
信号切替えスイツチ、61……外部回路、62……遅延
調整回路、64……遅延回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デイジタルオーデイオ信号を記録再生可能
    な映像記録再生装置に対して、圧縮符号化した圧縮オー
    デイオデータを供給して記録し、再生した上記圧縮オー
    デイオデータを伸張復号化して送出するオーデイオ信号
    符号化復号化装置において、 上記映像記録再生装置に入力される基準映像信号が入力
    され、当該基準映像信号に基づいて同期信号を発生する
    同期分離手段と入力される上記デイジタルオーデイオ信
    号を、上記同期分離手段より得られる上記同期信号に同
    期して圧縮符号化するオーデイオ信号圧縮符号化手段と
    上記映像記録再生装置で再生された上記圧縮オーデイオ
    データを伸張復号化するオーデイオ信号伸張復号化手段
    とを具えることを特徴とするオーデイオ信号符号化復号
    化装置。
  2. 【請求項2】上記オーデイオ信号圧縮符号化手段は、上
    記圧縮符号化した上記圧縮オーデイオデータに上記同期
    信号を埋め込み、上記映像記録再生装置での編集時に再
    生された上記圧縮オーデイオデータに埋め込まれた上記
    同期信号に同期させて、編集用の上記デイジタルオーデ
    イオ信号を圧縮符号化するようにしたことを特徴とする
    請求項1に記載のオーデイオ信号符号化復号化装置。
  3. 【請求項3】上記オーデイオ信号圧縮符号化手段は、上
    記デイジタルオーデイオ信号を圧縮符号化した上記圧縮
    オーデイオデータを、所定ブロツク毎に時間軸圧縮し、
    ダビング時の再生位相のずれを吸収することを特徴とす
    る請求項1に記載のオーデイオ信号符号化復号化装置。
  4. 【請求項4】上記同期分離手段より得られる上記同期信
    号と、上記映像記録再生装置で再生した上記圧縮オーデ
    イオデータ中の上記同期信号との位相ずれ情報を検出し
    及び又は表示することを特徴とする請求項1に記載のオ
    ーデイオ信号符号化復号化装置。
JP33634394A 1994-12-22 1994-12-22 オーデイオ信号符号化復号化装置 Pending JPH08180585A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6584125B1 (en) 1997-12-22 2003-06-24 Nec Corporation Coding/decoding apparatus, coding/decoding system and multiplexed bit stream
JP2007158378A (ja) * 2005-11-14 2007-06-21 Sony Corp 信号切換え装置及びその制御方法

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