JPH10173110A - 電子冷却モジュールおよびその製造方法 - Google Patents

電子冷却モジュールおよびその製造方法

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JPH10173110A
JPH10173110A JP33420496A JP33420496A JPH10173110A JP H10173110 A JPH10173110 A JP H10173110A JP 33420496 A JP33420496 A JP 33420496A JP 33420496 A JP33420496 A JP 33420496A JP H10173110 A JPH10173110 A JP H10173110A
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JP
Japan
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thermoelectric semiconductor
type thermoelectric
semiconductor element
electrode
cooling module
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JP33420496A
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English (en)
Inventor
Itaru Shibata
田 格 柴
Riichi Nishide
出 利 一 西
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 P型熱電半導体素子とN型熱電半導体素子と
を電極を介して直列に接続したペルチェ効果を利用した
電子冷却モジュールにおいて、信頼性が高く、耐衝撃性
に優れ、さらには電子デバイスやパーツなどの小型化,
高密度化にも対応できるものとする。 【解決手段】 基板12の電子デバイスやパーツ16が
マウントされる側および/またはその反対側に、P型熱
電半導体素子14PおよびN型熱電半導体素子14Nを
組み合わせたP−N素子ユニット14を形成していると
共に、熱電半導体素子14P,14N間が電極13で接
続されている電子冷却モジュール11において、P型熱
電半導体素子14PおよびN型熱電半導体素子14Nな
らびに電極13がそれぞれP型熱電半導体材料粉末およ
びN型熱電半導体材料粉末ならびに電極材料粉末を含む
ペースト印刷膜の焼成体よりなっているものとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子デバイスやパ
ーツが発生する熱を効率良く放熱して冷却するのに好適
な電子冷却モジュールに関し、かつまたその電子冷却モ
ジュールの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザ、パワートランジスタなど
発熱が大きい電子デバイスやパーツでは、高温環境下で
の使用時に、電子デバイスやパーツを正常に動作させる
ため、電子デバイスやパーツの放熱・冷却が必要とな
る。そのため、従来より、ヒートシンク,冷却ファン,
ヒートスプレッダーなどの冷却用部品が使用されてい
る。また、P型およびN型の熱電半導体素子(「ペルチ
ェ素子」ともいう。)を用いた電子冷却モジュールを使
用する方法も採用されている。
【0003】この種の電子冷却モジュールは、図8に示
すように、電子冷却モジュール81を構成するP型熱電
半導体素子82PとN型熱電半導体素子82Nとからな
るP−N素子ユニット82を吸熱面側アルミナ基板83
と放熱面側アルミナ基板84との間で交互に多数並べて
配置し、アルミナ基板83,84に形成した電極85,
86を介して電気的に直列接続し、電極85と電極86
との間に電源87を接続して、吸熱側から放熱側に熱を
移動させるようにした電子機器である。
【0004】P型熱電半導体素子82PとN型熱電半導
体素子82NとからなるP−N素子ユニット82および
これを用いた電子冷却モジュール81は、図9に示すよ
うなプロセスを経て製作されていた。すなわち、所望の
組成に溶製された半導体インゴットを粉砕した原料粉を
ホットプレス加工によりウエハ成形し、Niメッキを行
って電極形成したのちハンダメッキし、ウエハ裁断をし
てチップを作製する。
【0005】そしてこのようにして作製された多数の素
子を別途作製された基板83,84と共にモジュール組
み立てし、図8に示したように規則正しく配置してハン
ダ付けすることによって電子冷却モジュール81を作製
するようにしていた(例えば、特開平1−106478
号)。
【0006】このようにして作製された電子冷却モジュ
ール81は、各種電子デバイスやパーツなどの冷却に広
く使用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電子冷却モジュールでは、図9に示すような多くの工程
を経て作製されるため、製造上や歩留り等の点で次の
(1),(2)に示すような問題点があった。
【0008】(1)ハンダ付け作業の信頼性が十分でな
い。
【0009】(2)P−N素子ユニットを立体的に配置
しているため、冷却モジュールとして衝撃などの機械的
強度が十分でない。
【0010】また、P−N素子ユニットの製造に際し
て、ウエハを切断して素子を得るようにしているため、
次の(3),(4)に示すような問題点があった。
【0011】(3)素子の小型化に限界があり、モジュ
ールとして電子デバイスの小型化、高密度化に対応しに
くい。
【0012】(4)素子形状に自由度がなく、柔軟な電
子デバイスやパーツの設計が困難である。
【0013】
【発明の目的】本発明は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであって、P型熱電半導体素子とN型熱電半導体素
子とからなる新規なP−N(ペルチェ)ユニット構造と
することにより、信頼性が高く、かつまた、多様な電子
デバイス,パーツに対応できる十分な冷却性能をそなえ
た電子冷却モジュールを提供することを目的としてい
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる電子冷却
モジュールは、請求項1に記載しているように、基板の
電子デバイスやパーツがマウントされる側および/また
はその反対側に、P型熱電半導体素子およびN型熱電半
導体素子を形成していると共に、熱電半導体素子間が電
極で接続されている電子冷却モジュールにおいて、P型
熱電半導体素子およびN型熱電半導体素子ならびに電極
がそれぞれP型熱電半導体材料粉末およびN型熱電半導
体材料粉末ならびに電極材料粉末を含むペースト印刷膜
の焼成体よりなっている構成としたことを特徴としてい
る。
【0015】そして、本発明に係わる電子冷却モジュー
ルの実施態様においては、請求項2に記載しているよう
に、電子デバイスやパーツより発生する熱が基板に対し
て水平方向または垂直方向に移動する放熱経路を有して
いるものとすることができる。
【0016】そして、この場合に、請求項3に記載して
いるように、基板に対して水平方向に熱が移動する放熱
経路を有している電子冷却モジュールであって、基板に
第1電極を形成していると共に前記第1電極に接触して
P型熱電半導体素子またはN型熱電半導体素子と、N型
熱電半導体素子またはP型熱電半導体素子を形成してプ
レーナ型をなすものとしたり、あるいは、請求項4に記
載しているように、基板に対して垂直方向に熱が移動す
る放熱経路を有している電子冷却モジュールであって、
基板に第1電極を形成していると共に前記第1電極に接
触してP型熱電半導体素子またはN型熱電半導体素子
と、N型熱電半導体素子またはP型熱電半導体素子を形
成し、前記P型熱電半導体素子およびN型熱電半導体素
子と接触する第2電極を形成してサンドウイッチ型をな
すものとしたりすることができる。
【0017】そしてまた、本発明に係わる電子冷却モジ
ュールの実施態様においては、請求項5に記載している
ように、P型熱電半導体材料およびN型熱電半導体材料
は、Bi,Te,Sb,Seのうち少なくとも2種以上
の元素とドーパントよりなるものとすることができ、よ
り具体的には、請求項6に記載しているように、P型熱
電半導体材料は、Bi:0.07〜0.09、Te:
0.5〜0.7、Sb:0.25〜0.35の原子比組
成の範囲にあり、N型熱電半導体材料は、Bi:0.3
5〜0.45、Te:0.5〜0.6、Se:0.02
〜0.04の原子比組成の範囲にあるものとすることが
でき、請求項7に記載しているように、電極材料は、
銀,パラジウム,白金,ニッケルのうち少なくとも1種
を含むものであるようにすることができる。
【0018】本発明に係わる電子冷却モジュールの製造
方法は、請求項8に記載しているように、基板の電子デ
バイスやパーツがマウントされる側および/またはその
反対側に、P型熱電半導体素子およびN型熱電半導体素
子を形成していると共に、熱電半導体素子間が電極で接
続されている電子冷却モジュールを製造するに際し、P
型熱電半導体材料粉末およびN型熱電半導体材料粉末な
らびに電極材料粉末をそれぞれ含むペーストを基板上に
印刷して膜状に形成したのち焼成してP型熱電半導体素
子およびN型熱電半導体素子ならびに電極を形成するよ
うにしたことを特徴としている。
【0019】そして、本発明に係わる電子冷却モジュー
ルの製造方法の実施態様においては、請求項9に記載し
ているように、電子デバイスやパーツより発生する熱を
基板に対して水平方向または垂直方向に移動させる放熱
経路を形成するようになすことができる。
【0020】そして、この場合に、請求項10に記載し
ているように、基板に対して水平方向に熱を移動させる
放熱経路を形成するに際し、基板に第1電極を形成し、
前記第1電極に接触してP型熱電半導体素子またはN型
熱電半導体素子と、N型熱電半導体素子またはP型熱電
半導体素子を形成してプレーナ型に構成するようにした
り、請求項11に記載しているように、基板に対して垂
直方向に熱を移動させる放熱経路を形成するに際し、基
板に第1電極を形成し、前記第1電極と接触してP型熱
電半導体素子またはN型熱電半導体素子と、N型熱電半
導体素子またはP型熱電半導体素子を形成し、前記P型
熱電半導体素子およびN型熱電半導体素子と接触する第
2電極を形成してサンドウイッチ型に構成するようにし
たりすることができる。
【0021】
【発明の効果】本発明に係わる電子冷却モジュールで
は、基板の電子デバイスやパーツがマウントされる側お
よび/またはその反対側に、P型熱電半導体素子および
N型熱電半導体素子を形成していると共に、熱電半導体
素子間が電極で接続されている電子冷却モジュールにお
いて、P型熱電半導体素子およびN型熱電半導体素子な
らびに電極がそれぞれP型熱電半導体材料粉末およびN
型熱電半導体材料粉末ならびに電極材料粉末を含むペー
スト印刷膜の焼成体よりなっているものとしたから、電
子冷却モジュール部が基板上に直接印刷・焼成により形
成されているものとなるので、ハンダ付け作業がなく、
信頼性を大幅に向上させることが可能であると共に、平
面的に素子が配置されることとなるので衝撃などに対す
る機械的強度が著しく向上したものとなり、印刷パター
ンによって素子の小型化が可能であって電子デバイスの
小型化,高密度化に対応することが可能であるほか、素
子形状は自由に設定できるので柔軟な電子デバイスやパ
ーツの設計を容易に行うことが可能になるなどの著しく
優れた効果がもたらされる。
【0022】そして、請求項2に記載しているように、
電子デバイスやパーツより発生する熱が基板に対して水
平方向または垂直方向に移動する放熱経路を有している
ものとすることによって、放熱方向を自由に設定するこ
とが可能であり、ヒートシンク放熱板などの取付け空間
を考慮したデバイス設計を行うことが可能であるという
著しく優れた効果がもたらされる。
【0023】また、請求項3に記載しているように、基
板に対して水平方向に熱が移動する放熱経路を有してい
る電子冷却モジュールであって、基板に第1電極を形成
していると共に前記第1電極に接触してP型熱電半導体
素子またはN型熱電半導体素子と、N型熱電半導体素子
またはP型熱電半導体素子を形成してプレーナ型をなす
ものとすることによって、基板に対して水平方向に熱が
移動することが望まれる場合に好適な電子冷却モジュー
ルを提供することが可能であるという著しく優れた効果
がもたらされる。
【0024】あるいは、請求項4に記載しているよう
に、基板に対して垂直方向に熱が移動する放熱経路を有
している電子冷却モジュールであって、基板に第1電極
を形成していると共に前記第1電極に接触してP型熱電
半導体素子またはN型熱電半導体素子と、N型熱電半導
体素子またはP型熱電半導体素子を形成し、前記P型熱
電半導体素子およびN型熱電半導体素子と接触する第2
電極を形成してサンドウイッチ型をなすものとすること
によって、基板に対して垂直方向に熱が移動することが
望まれる場合に好適な電子冷却モジュールを提供するこ
とが可能であるという著しく優れた効果がもたらされ
る。
【0025】また、請求項5に記載しているように、P
型熱電半導体材料およびN型熱電半導体材料は、Bi,
Te,Sb,Seのうち少なくとも2種以上の元素とド
ーパントよりなるものとすることによって、放熱特性の
良好なる電子冷却モジュールを提供することが可能であ
るという著しく優れた効果がもたらされる。
【0026】さらにまた、請求項6に記載しているよう
に、P型熱電半導体材料は、Bi:0.07〜0.0
9、Te:0.5〜0.7、Sb:0.25〜0.35
の原子比組成の範囲にあり、N型熱電半導体材料は、B
i:0.35〜0.45、Te:0.5〜0.6、S
e:0.02〜0.04の原子比組成の範囲にあるもの
とすることによって、熱電半導体としての特性に優れた
素子をもつ電子冷却モジュールを提供することが可能で
あるという著しく優れた効果がもたらされる。
【0027】さらにまた、請求項7に記載しているよう
に、電極材料は、銀,パラジウム,白金,ニッケルのう
ち少なくとも1種を含むものであるようになすことによ
って、耐食性および電子伝導性に優れた電極をそなえた
電子冷却モジュールを提供することが可能であるという
著しく優れた効果がもたらされる。
【0028】本発明に係わる電子冷却モジュールの製造
方法では、請求項8に記載しているように、基板の電子
デバイスやパーツがマウントされる側および/またはそ
の反対側に、P型熱電半導体素子およびN型熱電半導体
素子を形成していると共に、熱電半導体素子間が電極で
接続されている電子冷却モジュールを製造するに際し、
P型熱電半導体材料粉末およびN型熱電半導体材料粉末
ならびに電極材料粉末をそれぞれ含むペーストを基板上
に印刷して膜状に形成したのち焼成してP型熱電半導体
素子およびN型熱電半導体素子ならびに電極を形成する
ようにしたから、ハンダ付け作業を伴うことなく電子冷
却モジュールを製造することが可能であり、信頼性が大
幅に向上しそしてまた機械的強度にも著しく優れ、小型
化ないしは高密度化に対応しうる電子冷却モジュールを
製造することが可能であるという著しく優れた効果がも
たらされる。
【0029】そして、請求項9に記載しているように、
電子デバイスやパーツより発生する熱を基板に対して水
平方向または垂直方向に移動させる放熱経路を形成する
ようになすことによって、放熱方向を適宜に設定した電
子冷却モジュールを製造することが可能であるという著
しく優れた効果がもたらされる。
【0030】また、請求項10に記載しているように、
基板に対して水平方向に熱を移動させる放熱経路を形成
するに際し、基板に第1電極を形成し、前記第1電極に
接触してP型熱電半導体素子またはN型熱電半導体素子
と、N型熱電半導体素子またはP型熱電半導体素子を形
成してプレーナ型に構成するようになすことによって、
基板に対して熱を水平方向に移動させるようにした電子
冷却モジュールを製造することが可能であるという著し
く優れた効果がもたらされる。
【0031】さらにまた、請求項11に記載しているよ
うに、基板に対して垂直方向に熱を移動させる放熱経路
を形成するに際し、基板に第1電極を形成し、前記第1
電極と接触してP型熱電半導体素子またはN型熱電半導
体素子と、N型熱電半導体素子またはP型熱電半導体素
子を形成し、前記P型熱電半導体素子およびN型熱電半
導体素子と接触する第2電極を形成してサンドウイッチ
型に構成するようになすことによって、基板に対して熱
を垂直方向に移動させるようにした電子冷却モジュール
を製造することが可能であるという著しく優れた効果が
もたらされる。
【0032】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係わる電子冷却モ
ジュールおよびその製造方法の実施の形態について説明
する。
【0033】本発明による電子冷却モジュールは、冷却
対象となる電子デバイスやパーツなどがマウントされる
ものであって、基板の電子デバイスやパーツのマウント
側(表面)および/またはその反対側(裏面)に、直
接、P型熱電半導体(ペルチェ)素子およびN型熱電半
導体(ペルチェ)素子を交互に配置し、熱電半導体素子
間を電極で電気的に直列に接続した電子冷却モジュール
部を基板に形成してなるものである。
【0034】(1)基板上への熱電半導体素子配置構造 熱電半導体素子の配置は、マスクパターンにより、形状
および素子数も含め、所望の配置をとるものとすること
が可能であり、多様な電子機器ないしは部品に対応でき
るものとすることが可能である。そしてこの場合、電子
冷却モジュール部の構造には、基本的に、次に示す2種
類の素子配置が採用されうる(ただし、次の2種類のも
のに限定されないことはいうまでもない)。
【0035】(a)プレーナ型 プレーナ型の電子冷却モジュールは、図1に示すよう
に、プレーナ型電子冷却モジュール11の構造基体とし
ての役割をもつ基板12の上に、第1電極13を配置
し、この第1電極13と接触するように、P型熱電半導
体素子14PとN型熱電半導体素子14Nを配置した構
造を有するものである。
【0036】このようなプレーナ型電子冷却モジュール
11において、熱の移動は、図1で示す中心部の吸熱部
から外周部の放熱部Hに向けて、基板面に対して
平行方向に移動する。また、発熱部である電子デバイス
16から中心部の吸熱部Hへの熱伝導は、モリブデ
ン,銅などの熱伝導率の高い金属材料を絶縁処理した熱
伝導部材17を配置してより一層良好なものとすること
もよい。さらにまた、必要に応じて、放熱部Hにヒー
トシンクや放熱板18などを設置することも可能であ
る。
【0037】(b)サンドウイッチ型 サンドウイッチ型の電子冷却モジュールは、図2に示す
ように、サンドウイッチ型電子冷却モジュール21の構
造基体としての役割をもつ基板22に、第1電極23を
配置し、この第1電極23と接触するように、P型熱電
半導体素子24PとN型熱電半導体素子24Nを配置
し、さらに、熱電半導体素子24P,24Nと接触する
ように、第2電極25を配置した構造を有するものであ
る。
【0038】このようなサンドウイッチ型電子冷却モジ
ュール21において、熱の移動は、図2で示す中心部の
吸熱部Hから下部の放熱部Hに向けて、基板面に対
して垂直方向に移動する。また、発熱部である電子デバ
イス26から吸熱部Hへの熱伝導は、プレーナ型と同
様に、モリブデン,銅などの熱伝導率の高い金属材料を
絶縁処理した熱伝導部材27を配置してより一層良好な
ものとすることもよい。さらにまた、必要に応じて、放
熱部Hにヒートシンクや放熱板28などを設置するこ
とも可能である。
【0039】(2)電子冷却モジュールの製造方法 本発明による電子冷却モジュールの製造方法では、P型
熱電半導体材料粉末およびN型熱電半導体材料粉末なら
びに電極材料粉末をそれぞれ個別に含むペーストを基板
上に印刷したのち焼成することによって、P型熱電半導
体素子およびN型熱電半導体素子ならびに電極を形成す
るようにしているが、ここで使用する各ペーストについ
ては後述するとして、前記したように、それぞれ専用の
ペーストをマスクを使用して基板上に印刷することによ
り、基板上に熱電半導体素子および電極が直接形成され
る。そして、前述の電子冷却モジュールの構造により工
程が若干異なるので、以下に各々の工程について詳述す
る。
【0040】(a)プレーナ型電子冷却モジュール(図
1)の製造方法(図3) まず、図3に示すように、あらかじめ調合した電極ペー
ストを用いて、所望形状および数の第1電極パターンを
第1電極用マスクを使用して基板12上に膜状に印刷す
る。そして、第1電極パターンを印刷した後、印刷膜を
焼成して第1電極13を形成する。このとき電極の酸化
を防止するため、焼成時の雰囲気は窒素ガスまたはアル
ゴンガス等の不活性雰囲気とする。
【0041】次いで、第1電極13の形成後、同じく図
3に示すように、あらかじめ調合したP型ペーストを用
いて、所望形状および数のP型熱電半導体素子パターン
をP型素子用マスクを使用して基板12上および第1電
極13上に膜状に印刷する。続いて、同じく、あらかじ
め調合したN型ペーストを用いて、所望形状および数の
N型熱電半導体素子パターンをN型素子用マスクを使用
して基板12上および第1電極13上に膜状に印刷す
る。
【0042】そして、P型およびN型熱電半導体素子パ
ターンを印刷した後、印刷膜を焼成してP型熱電半導体
素子14PおよびN型熱電半導体素子14Nを基板12
および電極13上に形成する。このときの焼成雰囲気
は、第1電極13の焼成と同様に、不活性雰囲気とす
る。また、ここで示したようにP型熱電半導体素子14
PおよびN型熱電半導体素子14Nの焼成を同時に行う
ことができるが、場合によっては別々に焼成しても良
い。
【0043】(b)サンドウイッチ型電子冷却モジュー
ル(図2)の製造方法(図4) まず、図4に示すように、あらかじめ調合した電極ペー
ストを用いて、所望形状および数の第1電極パターンを
第1電極用マスクを使用して基板22上に膜状に印刷す
る。そして、第1電極パターンを印刷した後、印刷膜を
焼成して第1電極23を形成する。このとき、電極の酸
化を防止するため、焼成時の雰囲気は窒素ガスまたはア
ルゴンガス等の不活性雰囲気とする。
【0044】次いで、第1電極23の形成後、同じく図
4に示すように、あらかじめ調合したP型ペーストを用
いて、所望形状および数のP型熱電半導体素子パターン
をP型素子用マスクを使用して基板22上および第1電
極23上に膜状に印刷する。続いて、同じく、あらかじ
め調合したN型ペーストを用いて、所望形状および数の
N型熱電半導体素子パターンをN型素子用マスクを使用
して基板22上および第1電極23上に膜状に印刷す
る。
【0045】そして、P型およびN型熱電半導体素子パ
ターンを印刷した後、印刷膜を焼成してP型熱電半導体
素子24PおよびN型熱電半導体素子24Nを基板12
および電極13上に形成する。このときの焼成雰囲気
は、第1電極23の焼成と同様に、不活性雰囲気とす
る。また、ここで示したようにP型熱電半導体素子24
PおよびN型熱電半導体素子24Nの焼成を同時に行う
ことができるが、場合によっては別々に焼成しても良
い。
【0046】続いて、図4に示したように、あらかじめ
調合した電極ペーストを用いて、所望形状および数の第
2電極パターンを第2電極用マスクを使用して基板22
上ならびにP型熱電半導体素子24PおよびN型熱電半
導体素子24N上に膜状に印刷する。そして、第2電極
パターンを印刷した後、印刷膜を焼成して第2電極25
を形成する。このとき、電極の酸化を防止するため焼成
時の雰囲気は不活性ガス雰囲気とする。
【0047】(3)P型,N型ペーストおよび電極ペー
ストの調合 P型,N型ペーストおよび電極ペーストは、原材料粉末
とバインダとを混練して調製するが、以下に、詳述す
る。
【0048】(a)原材料インゴットの作製 原材料インゴットは、熱電半導体素子を構成するビスマ
ス(Bi)、テルル(Te)、アンチモン(Sb)、セ
レン(Se)に微量のドーパント材を加えて溶製され
る。
【0049】ここで、P型熱電半導体素子用のインゴッ
トとしては、ビスマス(Bi)−テルル(Te)合金、
または、ビスマス(Bi)−アンチモン(Sb)−テル
ル(Te)合金などが使用され、N型熱電半導体素子用
のインゴットとしては、ビスマス(Bi)−テルル(T
e)合金、または、ビスマス(Bi)−テルル(Te)
−セレン(Se)合金などが使用される。
【0050】そして、それらの好ましい組成は、P型熱
電半導体素子の場合には、Bi:0.07〜0.09、
Te:0.5〜0.7、Sb:0.25〜0.35の原
子比組成の範囲であり、N型熱電半導体素子の場合に
は、Bi:0.35〜0.45、Te:0.5〜0.
6、Se:0.02〜0.04の原子比組成の範囲であ
る。そしてまた、好適に用いられるドーパント材は、ヨ
ウ化アンチモン(SbI)、臭化水銀(HgBr
などである。
【0051】(b)原材料粉末の調整 上記した合金原料インゴットをまず厚さ数十〜数百μm
のフレーク状の細片にし、次いでカッターミルにて粒径
約10μm以下に粉砕する。この粉砕時には原料粉末の
酸化を防止するために、不活性雰囲気中で粉砕する。そ
して、粉砕手段としてはカッターミルによる粉砕に限定
されるものではなく、例えば、ボールミルを使用するこ
とも可能である。
【0052】(c)バインダとの混練(P型,N型ペー
ストの調合) 上記した原材料粉末とバインダとを調合・混練してペル
チェ素子用ペースト材料を得る。ここで、バインダとし
ては、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリビニルブ
チラール(PVB)、アクリル樹脂等を用いることがで
きる。そして、上記原材料粉末にこれらのバインダおよ
び適宜の溶媒を加えて混練することでP型,N型ペース
トを得る。また、必要に応じて、可塑剤、界面活性剤な
どを添加することも可能である。
【0053】(d)電極ペースト 電極ペーストは、銀(Ag)、パラジウム(Pd)、白
金(Pt)、ニッケル(Ni)などの導電性金属粉末を
上記したペルチェ素子用ペースト材料と同様にバインダ
等と調合・混練して得ることができる。
【0054】
【実施例】次に、本発明に係わる電子冷却モジュールお
よびその製造方法の実施例を比較例とともに説明する。
【0055】実施例1 この実施例1では、図5に示すプレーナ型電子冷却モジ
ュール11を製造した場合について説明する。
【0056】図3に示した工程に従って、まず、P型熱
電半導体素子用原材料インゴットとして、Bi0.08
Te0.61Sb0.31((Bi:0.5−Sb:
1.5)−Te:3)の原子比組成をもつインゴットを
作製すると共に、N型熱電半導体素子用原材料インゴッ
トとして、Bi0.41Te0.56Se0.03(B
i:2−(Te:2.85−Se:0.15))の原子
比組成をもつインゴットを作製した。
【0057】次に、これらのインゴットを厚さ数十〜数
百μmのフレークに粉砕し、カッターミルで平均粒径8
μmの原材料粉末に粉砕した。
【0058】次いで、この原材料粉末10重量部に対
し、ポリビニルアルコール(PVA)15重量部の比率
で、溶媒を加え、粘度約10000ポイズのP型,N型
ペーストを調合した。また、電極ペーストは、Ni粉1
0重量部に対し、PVA2重量部の比率で調合してペー
ストを得た。
【0059】次に、洗浄および乾燥した厚さ0.65m
mのアルミナ基板12上に、上記電極ペーストを使用し
て、第1電極パターンを印刷し、この印刷膜を窒素ガス
雰囲気中450℃で焼成して第1電極13を形成した。
【0060】次いで、上記ペルチェ素子ペーストを使用
し、P型熱電半導体素子パターンおよびN型熱電半導体
素子パターンをそれぞれ基板12上および第1電極13
上に印刷し、この印刷膜を窒素ガス雰囲気中480℃で
焼成してP型熱電半導体素子14PおよびN型熱電半導
体素子14Nを形成することによって、図5に示すプレ
ーナ型電子冷却モジュール11を製造した。
【0061】このプレーナ型電子冷却モジュール11を
70cmの高さからビニールシートを敷いたコンクリー
ト床に自然落下させて耐衝撃性を調べたところ、冷却モ
ジュール部に破損はなく、機械的信頼性があるものとな
っていた。
【0062】実施例2 この実施例2では、図6に示すサンドウイッチ型電子冷
却モジュール21を製造した場合について説明する。
【0063】図4に示した工程に従って製造するにあた
り、ペルチェ素子用P型,N型ペーストおよび電極ペー
ストの調合に際しては、実施例1と同様のペ−スト材を
使用した。
【0064】次に、洗浄および乾燥した厚さ0.65m
mのアルミナ基板22上に、上記電極ペーストを使用し
て、第1電極パターンを膜状に印刷し、この印刷膜を窒
素ガス雰囲気中450℃で印刷膜を焼成して第1電極2
3を形成した。
【0065】次いで、上記ペルチェ素子ペーストを使用
し、P型熱電半導体素子パターンおよびN型熱電半導体
素子パターンをそれぞれ基板22上および第1電極23
上に膜状に印刷し、この印刷膜を窒素ガス雰囲気中48
0℃で焼成してP型熱電半導体素子24PおよびN型熱
電半導体素子24Nを形成した。さらに、第1電極パタ
ーンと同様の第2電極パターンを印刷し、この印刷膜を
窒素ガス雰囲気中450℃で焼成して第2電極25を形
成することによって、図6に示すサンドウイッチ型電子
冷却モジュール21を製造した。
【0066】このサイドウイッチ型電子冷却モジュール
21を70cmの高さからビニールシートを敷いたコン
クリート床に自然落下させて耐衝撃性を調べたところ、
冷却モジュール部に破損はなく、機械的信頼性があるも
のとなっていた。
【0067】実施例3 P型熱電半導体素子用原材料インゴットとして、Bi
0.08Te0.61Sb0.31((Bi:0.5−
Sb:1.5)−Te:3)の原子比組成をもつインゴ
ットを作製すると共に、N型熱電半導体素子用原材料イ
ンゴットとして、Bi0.41Te0.56Se
0.03(Bi:2−(Te:2.85−Se:0.1
5))の原子比組成をもつインゴットを作製した。
【0068】次に、これらのインゴットを厚さ数十〜数
百μmのフレークに粉砕し、カッターミルで平均粒径8
μmの原材料粉末に粉砕した。
【0069】次いで、この原材料粉末10重量部に対
し、ポリビニルブチラール(PVB)10重量部の比率
で、溶媒を加え、粘度約10000ポイズのP型,N型
ペーストを調合した。また、電極ペーストは実施例1と
同様のものとした。
【0070】次いで、実施例1と同様に基板12上に第
1電極13を形成し、さらに基板12および第1電極1
3上にP型熱電半導体素子14PおよびN型熱電半導体
素子14Nを形成することによって、図5に示すプレー
ナ型電子冷却モジュール11を製造した。
【0071】このプレーナ型電子冷却モジュール11を
70cmの高さからビニールシートを敷いたコンクリー
ト床に自然落下させて耐衝撃性を調べたところ、冷却モ
ジュール部に破損はなく、機械的信頼性があるものとな
っていた。
【0072】実施例4 この実施例では、図7に示すプレーナ型電子冷却モジュ
ール11を製造した場合について説明する。
【0073】すなわち、実施例1で用いたアルミナ基板
12に、あらかじめ、発熱部である電子デバイス16
(図1参照)がマウントされる位置に、絶縁処理した銅
の熱伝導部材17を配置したものを使用した。
【0074】そして、この基板12に、実施例1と同様
にして第1電極13ならびにP型熱電半導体素子14P
およびN型熱電半導体素子14Nを形成した。
【0075】次に、P型熱電半導体素子14PおよびN
型熱電半導体素子14Nのそれぞれ放熱部側に絶縁処理
したヒートシンク18を接着剤で固定して、図7に示す
プレーナ型電子冷却モジュール11を製造した。
【0076】このプレーナ型電子冷却モジュール11を
70cmの高さからビニールシートを敷いたコンクリー
ト床に自然落下させて耐衝撃性を調べたところ、冷却モ
ジュール部に破損はなく、機械的信頼性があるものとな
っていた。
【0077】比較例1 図8に示した構造をもつ従来型の電子冷却モジュール8
1を実施例1〜4と同様に70cmの高さからビニール
シートを敷いたコンクリート床に自然落下させたとこ
ろ、熱電半導体素子と電極との間で破損する素子部が発
生し、機械的信頼性がないものであった。
【0078】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示すプレーナ型電子冷
却モジュールの基本構成を示す断面説明図である。
【図2】 本発明の他の実施形態を示すサンドウイッチ
型電子冷却モジュールの基本構成を示す断面説明図であ
る。
【図3】 本発明の一実施形態によるプレーナ型電子冷
却モジュールの製造工程を示す説明図である。
【図4】 本発明の他の実施形態によるサンドウイッチ
型電子冷却モジュールの製造工程を示す説明図である。
【図5】 本発明の実施例1によるプレーナ型電子冷却
モジュールの基本構成を示す平面説明図(図5の
(A))および断面説明図(図5の(B))である。
【図6】 本発明の実施例2によるサンドウイッチ型電
子冷却モジュールの基本構成を示す平面説明図である。
【図7】 本発明の実施例4によるプレーナ型電子冷却
モジュールの基本構成を示す断面説明図である。
【図8】 従来例による電子冷却モジュールの基本構成
を示す断面説明図(図8の(A))および平面説明図
(図8の(B))である。
【図9】 従来例による電子冷却モジュールの製造工程
を示す説明図である。
【符号の説明】
11 プレーナ型電子冷却モジュール 12 基板 13 第1電極 14 P−N素子ユニット 14P P型熱電半導体素子 14N N型熱電半導体素子 16 電子デバイスやパーツ 17 熱伝導部材 18 ヒートシンクや放熱板 21 サンドウイッチ型電子冷却モジュール 22 基板 23 第1電極 24 P−N素子ユニット 24P P型熱電半導体素子 24N N型熱電半導体素子 25 第2電極 26 電子デバイス 27 熱伝導部材 28 ヒートシンクや放熱板

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の電子デバイスやパーツがマウント
    される側および/またはその反対側に、P型熱電半導体
    素子およびN型熱電半導体素子を形成していると共に、
    熱電半導体素子間が電極で接続されている電子冷却モジ
    ュールにおいて、P型熱電半導体素子およびN型熱電半
    導体素子ならびに電極がそれぞれP型熱電半導体材料粉
    末およびN型熱電半導体材料粉末ならびに電極材料粉末
    を含むペースト印刷膜の焼成体よりなっていることを特
    徴とする電子冷却モジュール。
  2. 【請求項2】 電子デバイスやパーツより発生する熱が
    基板に対して水平方向または垂直方向に移動する放熱経
    路を有している請求項1に記載の電子冷却モジュール。
  3. 【請求項3】 基板に対して水平方向に熱が移動する放
    熱経路を有している電子冷却モジュールであって、基板
    に第1電極を形成していると共に前記第1電極に接触し
    てP型熱電半導体素子またはN型熱電半導体素子と、N
    型熱電半導体素子またはP型熱電半導体素子を形成して
    プレーナ型をなす請求項2に記載の電子冷却モジュー
    ル。
  4. 【請求項4】 基板に対して垂直方向に熱が移動する放
    熱経路を有している電子冷却モジュールであって、基板
    に第1電極を形成していると共に前記第1電極に接触し
    てP型熱電半導体素子またはN型熱電半導体素子と、N
    型熱電半導体素子またはP型熱電半導体素子を形成し、
    前記P型熱電半導体素子およびN型熱電半導体素子と接
    触する第2電極を形成してサンドウイッチ型をなす請求
    項2に記載の電子冷却モジュール。
  5. 【請求項5】 P型熱電半導体材料およびN型熱電半導
    体材料は、Bi,Te,Sb,Seのうち少なくとも2
    種以上の元素とドーパントよりなる請求項1に記載の電
    子冷却モジュール。
  6. 【請求項6】 P型熱電半導体材料は、Bi:0.07
    〜0.09、Te:0.5〜0.7、Sb:0.25〜
    0.35の原子比組成の範囲にあり、N型熱電半導体材
    料は、Bi:0.35〜0.45、Te:0.5〜0.
    6、Se:0.02〜0.04の原子比組成の範囲にあ
    る請求項5に記載の電子冷却モジュール。
  7. 【請求項7】 電極材料は、銀,パラジウム,白金,ニ
    ッケルのうち少なくとも1種を含むものである請求項1
    に記載の電子冷却モジュール。
  8. 【請求項8】 基板の電子デバイスやパーツがマウント
    される側および/またはその反対側に、P型熱電半導体
    素子およびN型熱電半導体素子を形成していると共に、
    熱電半導体素子間が電極で接続されている電子冷却モジ
    ュールを製造するに際し、P型熱電半導体材料粉末およ
    びN型熱電半導体材料粉末ならびに電極材料粉末をそれ
    ぞれ含むペーストを基板上に印刷して膜状に形成したの
    ち焼成してP型熱電半導体素子およびN型熱電半導体素
    子ならびに電極を形成することを特徴とする電子冷却モ
    ジュールの製造方法。
  9. 【請求項9】 電子デバイスやパーツより発生する熱を
    基板に対して水平方向または垂直方向に移動させる放熱
    経路を形成する請求項8に記載の電子冷却モジュールの
    製造方法。
  10. 【請求項10】 基板に対して水平方向に熱を移動させ
    る放熱経路を形成するに際し、基板に第1電極を形成
    し、前記第1電極に接触してP型熱電半導体素子または
    N型熱電半導体素子と、N型熱電半導体素子またはP型
    熱電半導体素子を形成してプレーナ型に構成する請求項
    9に記載の電子冷却モジュールの製造方法。
  11. 【請求項11】 基板に対して垂直方向に熱を移動させ
    る放熱経路を形成するに際し、基板に第1電極を形成
    し、前記第1電極と接触してP型熱電半導体素子または
    N型熱電半導体素子と、N型熱電半導体素子またはP型
    熱電半導体素子を形成し、前記P型熱電半導体素子およ
    びN型熱電半導体素子と接触する第2電極を形成してサ
    ンドウイッチ型に構成する請求項9に記載の電子冷却モ
    ジュール。
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