JPH1017296A - 荷役装置 - Google Patents

荷役装置

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JPH1017296A
JPH1017296A JP8168773A JP16877396A JPH1017296A JP H1017296 A JPH1017296 A JP H1017296A JP 8168773 A JP8168773 A JP 8168773A JP 16877396 A JP16877396 A JP 16877396A JP H1017296 A JPH1017296 A JP H1017296A
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JP
Japan
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cargo handling
load
handling device
roller conveyor
frame
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JP8168773A
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Saburo Yoneyama
三郎 米山
Akio Watabe
昭男 渡部
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートパレット等のような簡素なパレットを
用いた場合でも、荷物の搬送や荷下ろしを容易に行える
簡易な荷役装置を提供する。 【解決手段】 常時ほぼ水平に保持される外側フレーム
部12と、この外側フレーム部12の内側に配置される
ローラコンベア部20とによって荷台部10を構成す
る。ローラコンベア部20は、前端部が外側フレーム部
12に回動可能に軸支され、後端部が昇降機構40で昇
降される。そして、荷物2の搬送時には、ローラコンベ
ア部20は水平に保持され、外側フレーム部12より下
方に位置するため、荷物2は外側フレーム部12上に置
かれ、安定した状態で搬送できる。また、荷物2の荷下
ろし時には、昇降機構40によってローラコンベア部2
0を傾斜させることにより、荷物2をローラコンベア部
20上で前方に移動し、円滑に荷下ろしできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の荷物を荷台
部に載せて搬送する、いわゆるハンドリフトやフォーク
リフト等とよばれる荷役装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、2本差しのフォークを用いて
桁付き木製パレットを搬送するハンドリフトやフォーク
リフトが普及している。すなわち、従来の木製パレット
は、例えば3本の桁板に上下から平板を掛け渡したもの
であり、桁板と平板によって形成される2つの間隙部に
2本のフォークを差し込んで、パレットを持ち上げるよ
うになっている。
【0003】しかし、上述のような木製のパレットは、
それ自体が15cm程度の厚みを有するため、多段状に
積載した場合、荷物の積載効率を低下させる要因とな
る。また、自然環境上の問題から、木材を多く消費する
パレットの使用を抑制することが要請されている。そこ
で、最近は、上述のような木製のパレットに代えて、厚
さ1mm程度の紙製のシートパレットが用られるように
なってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなシートパレットは、木製パレットに比べて強度も弱
く、また上述のような単純なフォークの抜き差しで搬送
するような方法はとることができない。このため、シー
トパレットの荷役装置としては、いわゆるプラットフォ
ームプッシュプルフォークリフトとよばれる、特殊アタ
ッチメントのフォークリフトを用いなければならず、コ
ストが膨大となるという欠点がある。そこで本発明の目
的は、例えばシートパレット等のような簡素なパレット
を用いた場合でも、荷物の搬送や荷下ろしを容易に行う
ことができる簡易な荷役装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、荷物を載置する荷台部と、この荷台部を
移動可能に支持する車輪機構とを有する荷役装置におい
て、前記荷台部が、この荷台部に載置された荷物を前方
に傾斜させる傾斜機構を有することを特徴とする。ま
た、本発明は、荷物を載置する荷台部と、この荷台部を
移動可能に支持する車輪機構とを有する荷役装置におい
て、前記荷台部が、この荷台部に載置される荷物を受け
止めるフレーム部と、前記フレーム部の中間スペースに
配置され、その前端部が前記フレーム部に回動自在に軸
支されるとともに、後端部が昇降機構によって昇降さ
れ、荷物を前方に傾斜させる傾斜面体を備えた傾斜機構
とを有することを特徴とする。
【0006】以上のような本発明の荷役装置において、
荷物を搬送する場合には、荷台部をほぼ水平または前方
にせり上がった状態で荷物を受け止め、車輪機構によっ
て走行する。また、荷物を下ろす際には、荷台部全体ま
たは荷台部に設けた傾斜面体を傾斜させて荷物を前方に
傾斜させ、滑らせるようにして、荷物を前方の床等の上
に着地させるとともに、荷台部を荷物と床等の間から抜
き取るようにする。このようにして、例えばシートパレ
ットに載せた荷物を、ほぼ水平または前方が上がった状
態の荷台で安定した状態で受け止めて搬送できるととも
に、荷下ろし時には、傾斜機構によって荷物を前方に傾
斜させることにより、荷物を前方に滑らせるようにし
て、容易に荷下ろしを行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明による荷役装置の実
施の形態例について説明する。図1は、本発明による荷
役装置の一例を示す側面図であり、図2は、図1に示す
荷役装置の平面図である。
【0008】この実施の形態例における荷役装置は、手
押し車としての外観を有するものであり、荷物2を載置
する荷台部10と、この荷台部10に前後の車輪50、
52を設けた車輪機構と、荷台部10を前方に押して走
行させるためのハンドル部60とを有する。荷台部10
は、その外周部に沿って固定的に配置され、ほぼ水平に
保持される外側フレーム部12と、この外側フレーム部
12の内側に配置されて、荷下ろしの際に傾斜面を形成
するローラコンベア部20とを有する。
【0009】外側フレーム部12は、図3に示すよう
に、荷台部10の両側部および中央部に配置され、前方
から後方にわたって互いに平行に設けられる3本の縦フ
レーム片12A、12B、12Cと、これら縦フレーム
片12A、12B、12Cを基端側で連結する横フレー
ム片12Dとを有する平面形状略ヨ字型に形成されてい
る。そして、基端側の横フレーム片12Dの後方に設け
た支持部12Fに、ハンドル部60やローラコンベア部
20の昇降機構40が組み付けられている。
【0010】また、外側の縦フレーム片12A、12B
の前方の端部は、薄肉の連結片12Eにより連結され、
この連結片12Eによって荷台部10の前端部が補強さ
れている。これにより、荷下ろしした荷物2を荷台部1
0の先端部で押して、荷物の位置調整等を行うことがで
きる。なお、この連結片12Eの先端側の面に、例えば
ゴム製の表皮等を装着することにより、荷物2を押した
際の緩衝機能を得ることができ、ソフトな接触状態を得
ることができる。
【0011】ローラコンベア部20は、図4に示すよう
に、一対のコンベアフレーム22A、22Bによって2
列のローラコンベア24A、24Bを設けたものであ
る。コンベアフレーム22A、22Bは、それぞれ平面
形状略目の字型に形成されており、各コンベアフレーム
22A、22Bの空間部に、複数のローラ26を配置し
たものである。なお、各コンベアフレーム22A、22
Bの間隙部に、上述の外側フレーム部12における中央
の縦フレーム片12Cが配置される。また、ローラコン
ベア部20のローラ間隔は、前端部側で密となってお
り、荷物2の荷下ろしの際に、荷物2と荷台部10の先
端部分との離脱をスムーズに行えるようになっている。
【0012】また、このような2つのコンベアフレーム
22A、22Bは、先端側が連結フレーム28によって
結合されるとともに、基端側が支持アーム30によって
結合されている。先端側の連結フレーム28は、上述し
た外側フレーム部12の連結片12Eの内側に沿って配
置され、最先部のローラ26a、26bを支持してい
る。すなわち、各ローラ26a、26bは、連結片12
Eと連結フレーム28との間に密接状態で配置されてい
る。
【0013】なお、このように最先部のローラ26a、
26bの前に薄肉の連結片12Eを配設した構造によ
り、上述した荷降ろし後の荷物2を押す際に、ローラ2
6a、26bを有効に保護できるとともに、ローラ26
a、26bから連結片12Eにかけて良好な傾斜面を形
成し、荷下ろしを円滑に行えるようになっている。ま
た、この先端側の連結フレーム28は、両側端部が外側
フレーム部12の縦フレーム片12A、12Bに図示し
ない回動軸によって軸支されている。
【0014】一方、後方の支持アーム30は、外側フレ
ーム部12の横フレーム片12Dに設けた昇降機構40
によって昇降方向に変位されるようになっている。した
がって、ローラコンベア部20は、連結フレーム28の
軸支点を中心に、昇降機構40による昇降動作に基づい
て、図1の矢線Mで示す方向に回動することとなる。な
お、実際に荷物2の荷下ろしする際のローラコンベア部
20の傾斜角度は、2〜4°程度である。この程度の傾
斜により、ローラコンベア部20上の荷物2は、各ロー
ラ26によってスムーズに前方に移動でき、十分容易に
荷下ろしできるものである。
【0015】また、荷物2の搬送時には、ローラコンベ
ア部20は、ほぼ水平に保持されるが、この状態で、ロ
ーラコンベア部20の各ローラ面は、外側フレーム部1
2の上面より下に配置されるようになっている。これに
より、荷物2の搬送時においては、荷物2の下面にロー
ラ26が触れることはなく、荷物2は、外側フレーム部
12の上面で受け止められ、一定の摩擦力で保持され
る。したがって、搬送中の荷物2に慣性力が作用した場
合でも、荷台部10から落下しないことになる。
【0016】次に、上述した支持アーム30は、下端側
がコンベアフレーム22A、22Bの後端部を接合する
幅広状に形成されるとともに、上端方向に徐々に幅細に
形成され、その上端部に、後方に屈曲した係合部30A
を設け、この係合部30Aを昇降機構40の作動杆42
に係合させたものである。なお、本例の昇降機構40
は、作動杆42を上下方向に直線運動するものであり、
ローラコンベア部20は上述のように回動するため、支
持アーム30は曲率の大きい円弧運動するものである。
したがって、作動杆42の直線運動と支持アーム30の
円弧運動とにより、両者の結合部分に生じるギャップを
吸収する構造が必要となる。
【0017】そこで、本例では、図5に拡大して示すよ
うに、支持アーム30の係合部30Aに、前後方向に長
手の断面円弧形を有する係合溝30aを形成し、この係
合溝30aに作動杆42の先端部を取り付け、作動杆4
2の先端部が、そのストロークに応じて、係合溝30a
内でスライドすることで、上述のギャップを吸収するよ
うになっている。なお、図では示していないが、作動杆
42の先端部と係合部30Aの係合溝30aとの間は、
抜け止めが施されいる。
【0018】次に、昇降機構40は、作動杆42を電源
や駆動モータなしで手動で作動させる油圧ジャッキ機構
を設けたものである。この油圧ジャッキ機構は、ハンド
ル部60の操作杆60Aの内部に設けた図示しない操作
側シリンダのシリンダロッドを押し下げて、操作側シリ
ンダ内の油圧を作動側シリンダ44に供給することによ
り、作動杆42を押し上げるようになっている。
【0019】また、本例においては、操作杆60Aの中
途で屈曲する構造となっており、操作杆60Aを直立し
た状態から約90°屈曲させることで、上述の操作側シ
リンダのロッドを押し下げる構造となっている。また、
ハンドル部60の操作杆60Aの基端部には圧縮コイル
バネ62が設けられている。そして、上述のように操作
杆60Aを屈曲した状態から元の直立状態に戻した際
に、圧縮コイルバネ62の力で操作側シリンダのロッド
が元の位置に復帰するようになっている。これにより、
作動側シリンダ44の作動杆42が元の位置に戻され、
ローラコンベア部20が元の水平位置に復帰するように
なっている。
【0020】また、図6に示すように、ハンドル部60
のハンドルリング部64には、ハンドル部60の変位を
上述した直立位置や屈曲位置でロックするとともに、こ
のロックを解除して屈曲および復帰操作を可能とするロ
ックおよび解除レバー66が設けられている。また、車
輪機構は、小径の前輪50A、50Bを外側フレーム部
12の各縦フレーム片12A、12Bの前端側に形成し
た切欠部内に設け、大径の後輪52A、52Bを横フレ
ーム片12Dの支持部12Fの両側に設けたものであ
る。すなわち、各車輪が外側フレーム部12の側面に突
出しない構成により、走行時に車輪が障害物等に引っか
かったりするのを回避する構造となっている。
【0021】なお、本例では、前輪50A、50Bの支
持軸と、ローラコンベア部20の連結フレーム28の支
持軸とを兼用する構造となっている。したがって、ロー
ラコンベア部20は、前輪50A、50Bの位置を中心
に傾斜することになる。以上のような荷役装置では、ロ
ーラコンベア部20を水平に保持した状態で、荷台部1
0に荷物2を載置し、ハンドル部60によって手押し操
作することで、荷物2を搬送する。この際、ローラコン
ベア部20のローラ26が荷物2に触れないので、荷役
装置の走行に伴う慣性力が荷物2にかかった場合でも、
荷物2が荷台部10より脱落することもなく、安定した
状態で搬送できる。
【0022】次に、所定の荷下ろし位置まで搬送する
と、この荷下ろし位置に向かって荷台部10を対向さ
せ、図7に示すように、ハンドル部60を屈曲操作して
昇降機構40によりローラコンベア部20の基端部を持
ち上げ、荷物2をローラコンベア部20の傾斜面で受け
るようにする。これにより、荷物2は前方に容易に移動
可能となるので、手を添えるようにして荷物2を前方に
移動する。そして、荷物2の一部が床面に接した状態
で、荷役装置を後方に移動することにより、荷物2と床
面4の間から荷台部10を抜き取るようにする。ここ
で、ローラコンベア部20の前端側のローラピッチが小
さいこと、ならびに、最先端部に設けたローラ26a、
26bおよび連結片12Eの傾斜により、円滑に荷台部
10を抜き取ることができる。
【0023】さらに、荷下ろしした荷物2を、連結片1
2Eを当てて荷役装置で押すことにより、必要に応じて
荷下ろし位置の修正を行う。すなわち、本例のように傾
斜したローラコンベア部20で荷物を荷下ろしする装置
では、複数の荷物を密着して並べる場合や、荷下ろしす
る床面の状態、さらには荷物の重量、大きさの違い等に
より、正確な位置に荷下ろしできない場合も生じるが、
これを荷下ろし後に、荷役装置で押して修正することに
より、適正な荷下ろし状態を得ることができる。また、
以上の例では、ローラコンベア部20の昇降に電源やモ
ータを必要とせず、低コストの簡易な装置として構成で
きる。
【0024】なお、以上の例では、ローラコンベア部2
0を設けたが、この代わりに複数のローラにコンベアベ
ルトを掛け渡したベルトコンベア装置を設けてもよい。
また、このようなコンベア装置をモータ等により駆動す
る駆動機構を設けるようにしてもよい。また、このよう
なコンベア装置を設けるのではなく、平坦な傾斜面上で
荷物をスライドさせて荷下ろしするような構成のもので
あってもよい。この場合、例えば、前後方向に沿って長
手のガイドレールを複数配置して傾斜面を形成すること
で、荷物との接触面積を小さくして、摩擦抵抗を小さく
し、荷物が容易にスライド移動できるようにすれば、単
純な構成でコンベア装置と同等の機能を得ることが可能
となる。
【0025】また、上述の例では、ローラコンベア部2
0の昇降機構として、手動操作による油圧ジャッキを設
けたが、例えばモータや油圧ポンプによって駆動する油
圧アクチュエータや電動の駆動機構を設けてもよい。ま
た、コンベア装置の駆動機構や昇降機構の駆動機構を電
動の機構とした場合には、その起動や停止等の操作をハ
ンドル部にスイッチを設けて行うようにしてもよい。良
好な操作性を得ることができる。
【0026】また、上記の例では、ほぼ水平な外側フレ
ーム部12を設けて搬送時に荷物を載置するようにした
が、同様の構造で、前方が上がった状態の外側フレーム
部12を設けてもよい。つまり、荷物の搬送時には、上
記例の場合、下側の外側フレーム部12と後ろ側の支持
アーム30で荷物2を受け止めて、安定した状態で搬送
を行う。また、上記の例では、荷台部10を外側フレー
ム部12とローラコンベア部20とで構成し、搬送時に
は外側フレーム部12を用い、荷下ろし時にはローラコ
ンベア部20を用いるようにしたが、荷台部10自体の
傾斜角度を搬送時と荷下ろし時とで変更するようにして
もよい。
【0027】なお、この場合、荷台部10にローラを設
けた構造にすると、搬送時に荷物がローラ上に置かれて
不安定な状態となる。そこで、上述のように、搬送時に
は、荷台部の前端部側がせり上がった状態とし、荷台部
と後方に設けた受け部(上述の例では支持アームに相当
する)によって受け止めることにより、搬送時の安定性
を得るようにすればよい。また、荷下ろし時には、反対
に荷台部を後端部側がせり上がるように変位させて、荷
物を前方に傾斜させ、容易に荷下ろしを行うことができ
る。
【0028】また、上記の例では、ローラコンベア部2
0を回動させて傾斜面を得るようにしたが、予め傾斜し
たローラコンベア部を垂直方向に昇降制御するような構
成で荷下ろし時の傾斜面を得るようにしてもよい。すな
わち、本発明における傾斜機構とは、このように垂直方
向の昇降制御で傾斜面を得るような機構をも含むものと
する。また、上述の例では、荷台部10自体は昇降しな
い構成であり、床面より高い位置への荷下ろしはできな
い装置について説明したが、例えば上述の外側フレーム
部12自体を別途昇降する機構を設けることも可能であ
る。すなわち、荷台部10自体を上昇させて、床面より
高い位置の荷下ろし部まで荷物を持ち上げ、この位置
で、上述したローラコンベア部20等を傾斜させること
により、荷物を荷下ろしする。このような構成により、
例えば、荷物を多段状に積み重ねたり、トラックの荷台
に直接送り込むようなことも可能となる。
【0029】また、本発明の荷役装置の機構を、従来の
フォークリフトに設けることも可能である。すなわち、
上述したローラコンベア部20等の傾斜面体をフォーク
リフトのフォークの中間に設け、荷下ろしの際に傾斜面
を形成することで、従来の木製パレットでなく、シート
パレット等に載せた荷物についても、容易に荷下ろしす
ることができる。さらに、上述した例において、外側フ
レーム部等の具体的形状については、適宜選択し得るも
のである。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の荷役装置
では、荷台部に載置された荷物を前方に傾斜させて荷下
ろしする傾斜機構を設けた。このため、例えばシートパ
レットに載せた荷物を安定した状態で受け止めて搬送で
きるとともに、傾斜機構によって容易に荷物の荷下ろし
を行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における荷役装置の一例を示す側面図で
ある。
【図2】図1に示す荷役装置の平面図である。
【図3】図1に示す荷役装置における外側フレーム部を
示す平面図である。
【図4】図1に示す荷役装置におけるローラコンベア部
のコンベアフレームを示す平面図である。
【図5】図1に示す荷役装置におけるローラコンベア部
と昇降機構の結合部を示す拡大断面図である。
【図6】図1に示す荷役装置におけるハンドルリングを
示す正面図である。
【図7】図1に示す荷役装置において、ローラコンベア
部を傾斜した状態を示す側面図である。
【符号の説明】
2……荷物、10……荷台部、12……外側フレーム
部、20……ローラコンベア部、26、26a、26b
……ローラ、30……支持アーム、40……昇降機構、
42……作動杆、44……作動側シリンダ、50A、5
0B、52A、52B……車輪、60……ハンドル部、
60A……操作杆。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷物を載置する荷台部と、この荷台部を
    移動可能に支持する車輪機構とを有する荷役装置におい
    て、 前記荷台部は、この荷台部に載置された荷物を前方に傾
    斜させる傾斜機構を有する、 ことを特徴とする荷役装置。
  2. 【請求項2】 荷物を載置する荷台部と、この荷台部を
    移動可能に支持する車輪機構とを有する荷役装置におい
    て、 前記荷台部は、この荷台部に載置される荷物を受け止め
    るフレーム部と、前記フレーム部の中間スペースに配置
    され、その前端部が前記フレーム部に回動自在に軸支さ
    れるとともに、後端部が昇降機構によって昇降され、荷
    物を前方に傾斜させる傾斜面体を備えた傾斜機構とを有
    する、 ことを特徴とする荷役装置。
  3. 【請求項3】 前記傾斜機構は、前記荷台部の前端部か
    ら後端部にわたって複数のローラを配置したローラコン
    ベア機構を有する傾斜面体を備えた請求項1または2記
    載の荷役装置。
  4. 【請求項4】 前記ローラコンベア機構は、前記荷台部
    の前端部側で、ローラの間隔を密にした請求項3記載の
    荷役装置。
  5. 【請求項5】 前記傾斜機構は、前記荷台部の前端部か
    ら後端部にわたって複数のローラを配置し、これらロー
    ラにコンベアベルトを掛け渡したベルトコンベア機構を
    有する傾斜面体を備えた請求項1または2記載の荷役装
    置。
  6. 【請求項6】 前記傾斜機構は、コンベア機構を駆動す
    る駆動機構を備えた請求項3〜5のいずれか1項記載の
    荷役装置。
  7. 【請求項7】 前記傾斜面体は、荷物の搬送時に前記フ
    レーム部の荷物載置面より下方に位置し、前記フレーム
    部によって荷物を支持する請求項2〜6のいずれか1項
    記載の荷役装置。
  8. 【請求項8】 前記昇降機構は直線運動を行う作動杆を
    有し、前記傾斜面体は前記作動杆が係合する前後方向に
    長手の係合溝を有し、前記作動杆の先端部を前記係合溝
    に係合させて前記傾斜面体を回動可能に支持することに
    より、前記作動杆の直線運動と前記傾斜面体の回動運動
    との間のギャップを吸収する請求項2〜7のいずれか1
    項記載の荷役装置。
  9. 【請求項9】 前記フレーム部は、荷台の前方から後方
    にわたって互いに平行に設けられる複数のフレーム片を
    有し、各フレーム片の間に前記傾斜面体を設け、前記傾
    斜面体の前端部を前記各フレーム片の前端部に回動自在
    に軸支するとともに、前記傾斜面体の後端部に支持アー
    ム部を設け、この支持アームをフレーム部の後端部に設
    けた前記昇降機構の作動杆に係合し、前記作動杆の昇降
    によって支持アームを昇降し、前記傾斜面体を傾斜させ
    る請求項2〜8のいずれか1項記載の荷役装置。
  10. 【請求項10】 前記昇降機構は、油圧アクチュエータ
    を用いた請求項2〜9のいずれか1記載の荷役装置。
  11. 【請求項11】 前記昇降機構は、手動の油圧ジャッキ
    を用いた請求項2〜10のいずれか1記載の荷役装置。
  12. 【請求項12】 前記フレーム部の後端部に立設された
    ハンドル部を有し、このハンドル部の操作により、前記
    荷台部を前記車輪機構によって走行可能な請求項1〜1
    1のいずれか1項記載の荷役装置。
  13. 【請求項13】 前記ハンドル部からの操作により前記
    傾斜面体の昇降機構を作動させる請求項12記載の荷役
    装置。
  14. 【請求項14】 前記ハンドル部からの操作により前記
    コンベア機構の駆動機構を作動させる請求項12記載の
    荷役装置。
  15. 【請求項15】 前記手動の油圧ジャッキは、前記ハン
    ドル部に設けたロッド状の操作杆を所定の屈曲部で屈曲
    させることにより、このハンドル部に設けた操作側シリ
    ンダを操作し、この操作側シリンダ内の油圧を前記昇降
    機構に設けた作動側シリンダに供給するものである請求
    項12記載の荷役装置。
  16. 【請求項16】 前記ハンドル部には、前記操作杆を屈
    曲した状態から元の状態に戻すことにより、前記操作側
    シリンダおよび作動側シリンダを元の位置に復帰させる
    ためのバネが設けられた請求項15記載の荷役装置。
  17. 【請求項17】 前記荷台部自体を昇降する荷台昇降機
    構を有する請求項1〜16のいずれか1項記載の荷役装
    置。
  18. 【請求項18】 前記フレーム部は、略フォーク状に形
    成され、荷台昇降機構によってフォークリフト部として
    構成される請求項17記載の荷役装置。
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